ワイルドトリガー 罪で罪を制するもの   作:lOOSPH

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少年はやがて運命に導かれる・・・・・・・・・


・・第1話・・

何年か前

 

「頑張ったな有利、98点か」

 

「すごいでしょ叔父さん」

 

娘をほめる父親、その近くでは一人の少年がひきつったような表情でその様子を見ている、手に100と書かれたテスト用紙を握りしめながら

 

「どうだ?叔父さん特性のハンバーグカレーだぞ、うまいか?」

 

「おいしいよ叔父さん」

 

父親が作った料理を娘はおいしそうに口に運ぶ、それを少年は部屋の隅で見つめていた、その傍らには明らかにわざと焦がしたようなハンバーグとカレーがおいてあり、しかもひどいことにその二つはぐちゃぐちゃに混ぜられ、何と犬用の容器に入れられている

 

「・・・・・・・」

 

やがて少年はある日外に出て、何のあてもなく夜の街を歩いていた、するとそこに巨大な影が迫る、すると少年はその巨大な影を見つめ、言った

 

「失 せ ろ !」

 

その言葉とともにその巨大な影は突然動きを止める

 

「・・・・・・・」

 

少年の眼光にその巨大な影は身動き一つ取ろうとしなかった、するとその巨大な影は真っ二つに切られるようにわかれ、その間から一つの影が歩いてくる、手には指揮刀のようなものをもって

 

「大丈夫!?、けがはない?」

 

と少年は駆け寄る

 

「よかった無事みたいね・・・」

 

「・・・・あなたは?」

 

「私?、私は水無月紅葉、僕はこんなところで何をしてるの?」

 

「・・・・何にもしてないし、なにもあるわけじゃない・・・」

 

「・・・・何かわけありみたいね・・・それにしても不思議だったわね、バムスターがまるで人形みたいに動かなかったなんて・・・ひょっとして君のせい?」

 

それを聞いて、彼はよくわからないと返した

 

「ねえ・・・私と一緒に来ない?、いろいろ聞きたいことがあるから」

 

「?」

 

と少年は女性、水無月紅葉に連れられるのであった・・・・・・・・

 

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ある建物の中

 

「君がバムスターに襲われていたと紅葉君が言っていた少年だね」

 

そこで少年は一人の男性と出会う

 

「私はマルヴィン、この会社の社長にして最高経営責任者を務めさせていて、あるプロジェクトの最高責任者も務めさせてもらっている」

 

「あるプロジェクト?」

 

「その名は、トゥーレ計画、近界民(ネイバー)という侵略者から戦うための機密結社を立てるための計画だよ」

 

近界民(ネイバー)?」

 

「君がさっき襲ってきたやつのことさ、あれはトリオン兵と言ってな、その近界民(ネイバー)がトリオン技術で作り上げた兵隊人形なのだ」

 

「トリオン・・・?」

 

「まあその説明は今は置いておこう・・・・・私が言いたいのはただ一つ、まず君の名前は?」

 

「ナギサ・・・苗字は、いい・・・」

 

「そうか・・・・・ではナギサ君、単刀直入に聞こう、トゥーレに入らないか?」

 

「トゥーレに?」

 

「そうだ、実はこの計画にはある素質のある人間が必要なのだ・・・・・現在我々はその人員を集めているのだ、紅葉君から君の目の前で起こったことを聞かせてもらった、君にはその素質があると私は考えている、そこで君にはその一員になってもらいたいのだ、我々には君のような人間が必要だ」

 

「・・・・・・・」

 

必要、誰からもそんな言葉を投げかけられなかった少年は何やらうれしく感じた、そして少年は紅葉ら五人の人間とともにトゥーレの一員となるのであった・・・・・・・・

 

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それから何年か経って

 

「ある町にてゲートが頻繁に起こっているようです」

 

「ある町?」

 

「三門市、と呼ばれる町らしいですよ」

 

「三門市?、聞いたことのない名前だな」

 

と八人の人物が一介すると

 

「そろったな、みんなも聞いての通りある町にてゲートが頻繁に発生しているらしい・・・・・」

 

と局長、マルヴィンが言う

 

「三門市でしたよね、確か・・・」

 

と紅葉が言う

 

「このゲートの数値は異常です、近い将来向こうの世界から総攻撃が来るのではないですか」

 

と一人の男性が言う

 

「そうだ、もしかしたらそこで大規模な侵攻が起こるかもしれないと予想される」

 

「それで我々がその街に派遣を?」

 

と一人の少女が聞く

 

「いや、実はもう一つある情報が入ってきた」

 

「もう一つの情報?」

 

と別の女性が聞く

 

「実は我々とは別にトリガーテクノロジーを使い近界民(ネイバー)と戦う組織がいるという情報だ、その名も界境防衛機関ボーダー、どうやら我々よりも古くから活動しているようだ」

 

「驚いたな、われらのほかにトリガーテクノロジーを使う組織がいたとは」

 

「つまり、その大規模侵攻が万が一に起こった場合は、そのボーダーに対処させるということですね」

 

「もちろん我々も動く、ボーダーは我々ほどでないにせよその規模は小さい、我々も影でその大規模侵攻時に我々にできることをやるのだ」

 

「そうだな、今俺たちは表立って動くわけにはいかないからな・・・」

 

と議会の者たちは賛同するのであった

 

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そして大規模侵攻後

 

「何とか収まったようだな、ボーダーだけでもことは足りたみたいですね」

 

「とはいえ、犠牲者は千人以上、これは痛い」

 

するとマルヴィンが言う

 

「ここで一つ報告がある、われらトゥーレは本来、ITの会社であるということは知っているな」

 

「ええ」

 

「そしてわが社はこのたびボーダーのスポンサーとして彼らに資金提供をすることを決定した」

 

「ボーダーに?」

 

「さらにボーダーは人員を求めている、そこでこのメンバーのうち何人かボーダーに入隊をしてもらいたい」

 

「われらの中にボーダー入隊者を!?」

 

「悪い話ではありません、ボーダーという組織が我々にとって利益になるか不利益になるかそれを見極めるためにも行くべきであると考えます」

 

そして

 

「紅葉君、美奈君に優君、それからナギサ君に理絵君に行ってもらいたい」

 

「わかりました」

 

「了解!」

 

「はい」

 

「うん!」

 

そして

 

「わかった・・・」

 

その中の少年、ナギサも頷くのであった

 

「その前にナギサ君には苗字を決めてもらわなくてはな、入隊手続きに名前だけというのは難しいからな、何にしよう」

 

「では東雲にします」

 

「どうして?」

 

「紅葉さんに出会い、こうしてこの組織に誘われたのがそのとき美しい夕焼けの時でした、だからそれにあやかって」

 

「うん、いい名前だ・・・・・」

 

そして

 

「では以上五名、ボーダーに入隊しボーダーとトゥーレ、双方で活動し近界民(ネイバー)から人々を守ってほしい、期待しているぞ」

 

こうしてこの五人はボーダーに入るのであった・・・・・・・・

 

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「あれからもう、どのくらいたったんだろうな・・・」

 

「もう四年だよナギ君」

 

とそこに座り込む一人の女性

 

「理絵さん、突然だね」

 

「そりゃあ私はナギ君のパートナーだもん」

 

と笑顔を向けてくる少女

 

「ねえナギ君、ナギ君はトゥーレに、ボーダーに入ってよかったと思った?」

 

「・・・・・・・」

 

間をおいて答えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・ああ、もちろんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




女性がまずボーダーに入隊、その後残る四人のメンバーがそれぞれ入隊したのであった・・・・・・・・
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