ワイルドトリガー 罪で罪を制するもの   作:lOOSPH

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虎は夕暮れに向かって吠える・・・・・・・










・第三、二五話・

一年前のボーダー入隊日

 

入隊日において晴れてC級隊員として入隊する、C級は訓練生なので正式な正隊員ではないので正式に上がるにはB級に上がらなくてはならない、そこにいる一人の少女もそのC級としてB級を目指していく、まず最初に行われるのは仮想戦闘訓練、そこで彼女は記録を打ち出す

 

『記録、9秒』

 

この異形な記録にほかの訓練生は動揺を見せる、だがこんなのよりもさらにそこにいる面々を脅かすものがいた、それを弾き超すのが一人の少年であった

 

「・・・・・・・」

 

少年は日本刀を模したアタッカー用トリガー、弧月に静かに手を添える、そして始まりの合図が響き

 

『始め』

 

それと同時に勢いよく駆け出し、目の前の大型を切り裂いた

 

『記録 1秒』

 

この驚異の記録に周りが騒ぎ始め、少年はブースから出てくる

 

「ふう・・・」

 

そこに話しかけてくる一人の青年

 

「すごいじゃないか、今いる訓練生でトップの記録だぞ」

 

「ありがとうございm・・・っ!?」

 

すると少年の体が突然爆発した、この模様にほかの面々が騒ぎだす

 

「いったい何が・・大丈夫か!?」

 

中から出てきたのは生身の少年、そしてトリガーホルダーは地面を滑っていき、ある一定の距離で止まった

 

「・・・・っ!?」

 

少年の方も、さっきの現象が信じられないのか両手をグーパーグーパーと開いたり閉じたりを繰り返していた、その後開発室長を名乗る男性に連れていかれるナギサであった、そして少女は不思議と彼に興味を抱いたのであった・・・・・・・

 

ーーーーーーーーー・・・・・・・・-------・・・-------・・・・・・・・--------ー

 

現在、ボーダーのラウンジ

 

そこで一人の少年が読書をしていると

 

「やっぱりここにいましたねナギサ先輩・・」

 

一人の少女が話しかけてくる

 

「あ、木虎さんお久しぶりです、木虎さんは昼食ですか?」

 

「ええ、広報の仕事もひと段落したので・・それにしても相変わらず読書が好きなんですね」

 

「ほかにすることもないですから・・・」

 

「いやいや、昼食食べてください」

 

「大丈夫です、お腹すいてませんから」

 

「そういう問題じゃなくてですね・・」

 

はあとため息をつく少女、木虎

 

「そういえばナギサ先輩は聞いたことありませんか、ここ最近噂になっている仮面の集団を・・」

 

「仮面の集団?」

 

「私たちは三輪隊と一緒にその一団のメンバーと対峙したんです・・でもまるでかなわなくって・・」

 

「・・・・・・」

 

彼女はやや暗い表情を見せる、おそらく負けて悔しいのだろう

 

「木虎さん、そんなに落ち込まないでください、だって木虎さんは入隊した時からずっと頑張ってきたじゃないですか」

 

「え・・?」

 

「最初ガンナーを希望して、でもトリオン量が少なくて苦労して、でもB級に上がってスコーピオンを使い始めて初めて戦えるようになって、嵐山隊に配属されて今や隊のエースになったじゃないですか」

 

「・・・・・」

 

「烏丸さんや嵐山隊の皆さんの支えもあって今まで戦ってこれた、木虎さんはもっと強くなれますよ」

 

すると

 

「わかってますよそのくらい、私はA級なんですからこのくらいでへこたれてなんていません、次こそは勝って見せますよ」

 

「ふふ・・・あ、そろそろ行きますね、じゃあ頑張ってください」

 

とナギサは木虎と別れるのであった・・・・・・・

 

ーーーーーーーーー・・・・・・・・-------・・・-------・・・・・・・・---------

 

その夜

 

そこでは仮面をかぶった人物が目の前で倒れている人物から何かを物色していた、それは、ボーダーのトリガーであった、それを懐に入れ、倒れている男を持ち上げもう一人の人物に引き渡す

 

「まったくバカなこと考えたもんだよ、誘拐した女子が偶然C級隊員でまさかここで試し運転でもしようなんてね・・・」

 

「まったくな話だ・・・」

 

「っ!?」

 

すると仮面の人物の背後から一人の男性が突然現れ切りかかるも、その仮面の人物は素早くかわす

 

「かわしたか・・・」

 

「ふん、A級三位、風間隊か・・・隠密戦闘においてはボーダーにその名をとどろかすトップチームが、俺に何の用だ」

 

と仮面の人物は剣を構えて、回転するようにふるう、すると何もいないのに地面から足音が響く、するとそこに

 

「こいつ、僕たちに気づいて・・・」

 

「かなりのやり手だ・・」

 

二人の少年が現れる

 

「やはり後の二人もいたか・・・」

 

「お前が持っているトリガーを渡してもらおう」

 

すると仮面の人物は懐から先ほど手にしたトリガーを取り出す

 

「これがほしいのか・・・いいだろう、俺たちの目的は果たされたからなこれにはそれほど興味はない」

 

とトリガーを放る

 

「わっとととと・・・」

 

それを慌ててキャッチする背の高い少年

 

「俺の目的も果たされた、あんたたちもそうだろう・・・だったらもうこれ以上のごたごたは必要ないはずだ・・・手を引いてもらおうか」

 

「悪いが、俺たちの本来の任務はお前の身柄を拘束することだ!」

 

とスコーピオンを構える三人

 

「ちっ」

 

と仮面の人物は燃えるように赤い剣を構える、すると風間隊の三人は一斉に向かっていき戦いを始める

 

「(奈良坂、古寺、隙を見せたら確実に仕留めろ・・・)」

 

「(分かってます・・・)」

 

「(すごい、風間隊と一人であそこまで戦えるなんて・・・・)」

 

すると

 

「何をこそこそとやっているのかな三輪隊のスナイパー君たち?」

 

「「!?」」

 

後ろに鳥を模した仮面の人物が現れ、二人はその方に向いたが

 

「「「!?」」」

 

風間隊の三人は飛んで行った光を見て驚愕する

 

「なるほど、あんた達を囮にして狙撃でおれを仕留めるつもりだったのか、いい手だがその程度簡単に予想できる」

 

「そうだな・・・」

 

「ん?」

 

すると仮面の人物の足に向かって銃弾が放たれ、重りができてしまう

 

「これは・・・!?」

 

「これで動きは封じた・・・」

 

とそこに三輪隊の二人が現れる

 

「二重トラップか・・・やられたな・・・」

 

迫る五人のA級

 

「おとなしく投降してもらう、お前たちの組織の事、お前たちの目的・・・全部洗いざらいはいてもらう」

 

と三輪が迫る

 

「奈良坂と古寺がいた時点でお前たちの介入も考えるべきだったな・・・だが・・・」

 

すると仮面の人物は剣に炎をまとわせそれで重りを切り落とす、だがそれをさせるわけがない、一斉に向かう

 

「悪いがお前たちとやりあうつもりはない!」

 

すると後ろからゲートのようなものが開き、そこからもう一人の人物が仮面の人物を連れ去っていくのであった

 

「あ・・・‼」

 

五人は相手を逃してしまう

 

「くそ!」

 

「・・・・・・」

 

三輪は悔しそうし、風間はいくつかの疑問を浮かべ、人物の消えた方を見つめていたのであった・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 




風は伝令のみならず、調査も行える・・・・・・・







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