ワイルドトリガー 罪で罪を制するもの   作:lOOSPH

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動きを知るために風は動く・・・






・第三、一二五話・

ボーダー上層部

 

「そうか、報告ご苦労だった・・・・」

 

そこでは顔に傷のついた男性が風間隊の三人の報告を受けていたのであった

 

「まさか風間隊でも逃げられるとは・・・・」

 

「しかしこれは大問題ですよ、その仮面の人物の目的はともかく、もしもこの噂がこれ以上広まればボーダーに様々な疑いがかけられるかもしれません、そうなればボーダーの信頼に関わります」

 

二人の室長が頭を抱える

 

「だがその仮面の人物は市民を誰一人として傷つけていない、今回も彼らがいなければトリガーをどのように使われていたか」

 

「ですがそれも風間隊と三輪隊で収集できましたし、そのトリガー横領の犯人も現在行方不明となっています、今回は加害者でしたから風当たりはまだいいですが、もしもそれが罪のない市民だったらどうするつもりです」

 

「だが彼らはそのトリガーをこちらに変換した、敵と判断するのはまだ早いと私は考える」

 

すると

 

「実は、一つきになることが・・・」

 

「何だ?」

 

「その人物ですが我々のことを知っていました、それにスナイパーの位置取りも仲間に伝えるのも迅速でした・・・もしかしたらですが・・・」

 

「なるほど・・・その人物はこのボーダーの関係者であるという可能性があるということだな・・・・」

 

その言葉にほかの面々は驚きを隠せない

 

「可能性は高いかと・・・」

 

「何ということだ、もしもそれが本当ならばこのボーダー内に内通者がいるということか・・・・」

 

「もしもそれが事実なら大問題ですよ、ボーダー内にみすみす裏切り者をのさばらせていたということですよ!?」

 

二人の室長は驚きを隠せない

 

「風間隊、三輪隊と共に内通者探索の任を与える、速やかに内通者がいないかを調べろ」

 

「風間、了解」

 

そして会議は解散となる、その様子を見つめる一人の女性

 

「(悪いけど、私たちは簡単には見つからないよ城戸指令、ウフフフフ・・・)」

 

ーーーーーーーーー・・・・・・・・-------・・・-------・・・・・・・・---------

 

ラウンジ

 

そこでは一人の少年がお弁当を広げていた、そこに

 

「珍しいな、いつも昼食もとらず本ばかり読んでいるお前が食事をとっているとはな」

 

とそこに小柄な青年が話しかけてきた

 

「珍しいですね、本の虫のくせに」

 

「おい・・」

 

そこにはもう二人の少年と

 

「お久しぶりですナギサさん」

 

小柄な少女もいた

 

「あ、風間隊の皆さん・・・よかったら食べます?、この前今さんにお料理をまた教えてもらったので作ってみたんですけど作りすぎちゃって・・・」

 

「相変わらず交友関係の多い奴だな、せっかくの誘いだが断らせてもらう」

 

「そっちほど暇じゃないんで」

 

「おい菊地原・・」

 

すると

 

「あ、あの・・」

 

少女が口を開く

 

「三上さん?」

 

「わ、私でよかったらご一緒させてもらっていいですか?」

 

と赤面してお願いする、風間はやれやれといった感じで見つめ、髪の長い少年はうんざりしているように見つめ、もう一人の少年は少し驚いて見つめる

 

「誘ったのは僕ですから、僕からもお願いします」

 

「はい!」

 

と同席させてもらった少女、三上であった

 

「三上、俺たちは行っている」

 

「用があったら呼びますから」

 

「あんまりはめ外しすぎないでくださいよ」

 

と三人は先に行くのであった

 

「防衛任務ですか?、でもそれでしたら時間はあると思いますけど」

 

「あ、はい・・ちょっとぶらぶらしてるだけですから」

 

「そうなんだ、ところで三上さんは気づいてます?、三上さんって嘘つくとき視線が泳ぐこと」

 

「ええっ!?、う、嘘・・‼」

 

「はい、嘘ですから・・・」

 

ナギサにそう言われはめられたことに気づく三上は赤面して怒る

 

「もうナギサさん!」

 

「ごめんなさい、でもおかげで三上さんは嘘をついてるってわかりましたね」

 

「はあ・・実はですね」

 

三上はとりあえず話せるところだけを話した

 

「ボーダーに内通者?」

 

「はい、詳しいことは極秘なので言えませんけど・・」

 

「そうだったんですか・・・あ、あの!」

 

「え?」

 

ナギサは聞いた

 

「僕でよかったら何かお手伝いさせてもらっていいでしょうか?」

 

「え・・?」

 

「三上さんにはいろいろお世話になりました、だから僕もできる限りでいいのでお手伝いさせてもらいたいんです、ダメ・・・・でしょうか・・・?」

 

それを聞いて赤面してしばらくぼおっとするがすぐにわれに返る

 

「い、いえ、そうはいかないです、これは私たちの任務ですから・・気持ちだけ、受けとっておきます」

 

「そうですか・・・」

 

すると

 

「あ、そろそろ食べましょう、風間さんたちを待たせておくわけにはいきませんから」

 

「あ、はい」

 

と二人で食事をする三上とナギサであった・・・

 

ーーーーーーーーー・・・・・・・・-------・・・-------・・・・・・・・--------

 

「っで、まず俺たちは何すればいいんだ?」

 

「まずは怪しいと思うやつを探す、もしも可能性があるのなら絶対にマークするぞ」

 

「だな」

 

「ですけど相手も簡単には尻尾は出さないと思います、僕たちがあまり基地を回っていると相手に警戒させられる恐れもありますし・・・・誰か適任な人を協力者に引き入れれば・・・・」

 

「あ、だったらナギサ君に手伝ってもらったら?」

 

「ナギサ先輩に?」

 

「なるほど、あいつは交友関係も広いしどこにいても怪しまれることはないだろう」

 

「決まりだな、ナギサに任務の内容は話さず、少し協力をしてもらおう」

 

「おっしゃ確か今の時間帯ならラウンジで本読んでるはずだし、さっそく声をかけてみますか」

 

 

 

 




お互いが互いに利用されていることに気づかせない、これが真の策謀・・・



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