次の日の朝。
起きた私を待ち受けていたのは、二人の妖精さんでした。
妖精さん。小人のような大きさで、可愛らしい外見とは裏腹に超常的科学技術を持つ。『人類は衰退○ました』という作品において新人類として登場する(私からしてみれば)可愛い存在。作中では楽しいことがとにかく大好きで、色々なことを起こすのですが……
私は能力を使ってこの存在を引っ張り出してしまったようです。
正確には召喚というのでしょうか。よくわかりませんが、呼びかければ出てくる。そんな存在らしいです。……本当にどうしましょう。
「妖精さん妖精さん?」
とりあえず対話してみることとします。
「なにかごしょもうー?」
「いえ、しいて言うならお話をご所望です」
「カミサマとおはなしできて、もしかしてかちぐみー?」
さて、気になるワードその1。「カミサマ」。
「あのー、かみさまとは?」
「カミサマは、カミサマですが?」
「それいじょうでもなく、それいかでもなく、カミサマですがー?」
……ここは質問の切り込み方を変えるべきですかね。
「私はなぜ神様と呼ばれているのでしょうか」
「ぼくたち、つくったから」
「いわゆるソウゾウシンですな」
なるほど、この子たちは自分が私から作られた存在であることを理解してるんですね。
……念獣って、自我を持つものなのでしょうか。
とりあえず、制約と誓約を考える必要がありますね。
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一日かけて考えてみましたが、割とすんなり決まりました。そして驚愕の事実も判明しました。順を追って説明していきましょう。まずは制約とかから。
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制約と誓約
1妖精さんは電磁波に弱い存在なので、電磁波の中では鬱状態になり思考、やる気、行動力すべてが大幅ダウン。浴び続けると消える。仮死状態の個体は別。
2妖精さんのやる気を引き出すのは、「楽しいこと」と「念の込められたお菓子」のみ。普通のお菓子でも喜ぶが、満足度が半減。二日以上どちらかを摂取しなければ消える。
3妖精さんがいる時はひどい目に合う反面、死ぬ確率は低くなる。数は多ければ多いほど酷い目も多くなり、死ぬ確率も低くなる。
4妖精さんには自我があり、それを尊重した扱いをしなければどっかに行く。
5妖精さんは念能力者にしか見えない。また妖精さんは人間に興味がある反面怖がりなので、他に見える人がいるとどこかへ行ってしまう。お菓子による長期の餌付けにより個人で対応してもらうしかない。成功した人には3と4が適用されるようになる。
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こんな感じ。驚愕の事実としては、この能力を発現してしまったこと自体が私にとってマイナスなので、思ったよりも遥かにメモリを食いませんでした。いいとこ4割程度でしょうか。
という事で、お隣の操作系と具現化系をチョイスして、特質の能力を作ることに。
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操作系っぽい特質系能力
電磁波逸らし(仮名)
自分の半径20m程の電磁波を周囲に逸らす。
誓約とか
・電化製品を使えない。この能力は電磁波を感じるとオートで発動し、周囲にも害を及ぼす。
・使っている間、それなりの激痛が体に走る。
具現化系っぽい特質系能力
お菓子の楽園(スイーツファクトリー)
一度自分の作った念を込めたお菓子を「お菓子カタログ(自作)」から具現化することができる。
誓約
・一度作り、工程を覚え、各工程で材料に念を込めなければいけない
・写真を撮り、自分と妖精さん共用の「お菓子カタログ」に張り付けなければならない。
・一番最初に撮った写真以外は意味がない。
・写真が劣化したりすると自然と質が落ちる。
・少しでも本が汚れたり壊れたりすると、データが初期化される。バックアップは不可。
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こんなものですかね。
一番メモリ食ったのがスイーツファクトリーってどういう事なんでしょう……。