記憶を失った僕と恋人達   作:東方 上助

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 あらすじは適当に書いたから、時々書き直すと思う。あと、駄文だぞ! 気をつけろぉ!


第1話 目覚め

「~~!」

 

 誰かが叫んでいる。誰だ?

 

「~~~!」

 

 その声は女性のようだ。自分の体が動かない。視界はぼやけて見えない。耳もあまり聞こえない。

 

「~~君!」

 

 これは夢かな? 女性の顔が見える。僕は寝ているのか? 女性は必死に叫んでいる。

 

「~~君!」

 

 その女性は涙をこぼしながら叫んでいた。そうか……これは夢じゃない。そう……この女性は……僕の……

 

 

 ハッと目が覚めた。白い天井を数秒間見つめ、周りを見渡した。

 

 ここはどこだろう……それにしても、先ほどの夢はなんだろう……多分、夢のハズ。

 

 青年は頭と身体に痛みを感じた。特に頭が痛い。ズッキンズッキンと痛みが走る。青年は頭を触ると、頭は包帯で巻かれている事が分かった。身体にも、ガーゼが貼ってある。

 

 何でこんな状態になってんだ? 青年は思いだそうとした。しかし、全然、記憶になかった。思い出す事ができなかったのだ。

 

 突然、ガチャリとドアが開いた。服装としてナースか?

 

ナース「っ!」

 

 ナースの人は驚いてた。

 

ナース「先生!先生!」

 

 ナースの人は走っていき、先生を青年の病室に連れて来た。

 

 

★☆★☆★☆★

 

 

 あの後僕は色々と質問され、どうやら僕は、車にはね飛ばされて、頭の後頭部を思いっ切りぶつけたらしい。何で車にはね飛ばされたのかは先生やナースの人は知らないの事。

 

 僕は三週間は寝ていたらしい。そして……僕は……自分の名前が分からない。そう……僕は記憶喪失になっていたんだ。友達の名前も顔も分からないし、家族も分からない。

 

 一応、僕の兄がいるらしく見舞いにちょくちょく来ていたらしい。今、連絡したので来るらしいが……。でも、記憶には全然ない。不安だ。

 

???「惇君?」

 

 青年は声がした方向を向く。ドアを開けて、こちらを見ている女性がいた。

 

青年「誰ですか?」

 

 僕はそう答えた。というか、僕の名前を呼んだか?

 

???「惇君……」

 

 女性は中に入って来て、こちらに寄り、椅子に座った。

 

???「惇君、私……分かる?」

 

青年「すみません。分かりません」

 

???「そう……さっきナースの人がそう言っていたけど本当だったんだ」

 

 何だ……知っていたのか。

 

青年「あの~」

 

???「なに?」

 

青年「誰ですか?」

 

???「あ、ごめんね? 記憶喪失だったんだよね? 私の名前は、河東(かとう)火刈(かがり)。高校生三年生で、同級生で、幼なじみ」

 

 河東……火刈……ダメだ。思い出せない。あと、僕は高校生三年生なのか。火刈さんが同級生って言っていたから。

 

火刈「何度も呼んでもらった名前なのになぁ」

 

青年「え? 何度も?」

 

火刈「うん。まこちゃんに何度も呼んでもらったよ」

 

青年「ま、まこちゃん?」

 

火刈「あ、ごめん。アナタの名前は、龍火(りゅうび)惇(まこと)君。私は惇君の事を、まこちゃんって呼んでいたの」

 

惇「そうなの?」

 

 僕の名前は……龍火惇……僕の名前。

 

惇「あのさ」

 

火刈「何?」

 

惇「僕とアナタの関係って、どんな関係なの?」

 

火刈「え? どうしてそんな事、聞くの?」

 

惇「いや……僕の呼び方とか火刈さんの話を聞くかぎりでは普通の関係ではないなと思って」

 

 そう、普通では無いはずだ。僕の事をまこちゃんとか呼んでいたし、記憶を失う前は、何度も火刈さんの名前を呼んでいたみたいだからな。

 

 火刈は、頭を下に向けて、語った。

 

火刈「……私と……まこちゃんはね…」

 

惇「うん」

 

 火刈は、息を吐いて言った。

 

火刈「恋人同士だったの!」

 

惇「………え?」

 

 恋人同士……え、え? マジ? 本当? 惇は困惑した。記憶が無いから、恋人同士だったのかは分からない。思い出す事はできない。

 

惇「あ、えっと、そ、そう」

 

火刈「うん!」

 

 そっきない返事だったけど、火刈さんは嬉しそうに頷いた。火刈さんは、何か幼い顔をしている為か、可愛いい……。この女の子が彼女か……悪くはないな。

 

火刈「ふふ。まこちゃん」

 

惇「う、うん」

 

 何だろう……まこちゃんって呼ばれると、ゾクッと来る。何でかは分からないけど、ゾクッと来る。

 

???「ちょっと!」

 

火刈「あ、ヤバい」

 

???「また、何で、アンタ来てんの?」 

 

惇「『また』?」

 

 別な女性が、僕の病室に入って来た。誰?

 

???「河東! 惇に近づくなって言ったでしょう!?」

 

火刈「何で? いいじゃない、お見舞いぐらいは来たって!」  

 

 火刈さんは何度も来ているのか? まぁ、自分は彼氏だからね。彼氏の見舞いには当然来るだろう。それにしても、この人は誰だ?

 

???「って、惇! 目が覚めたの!?」

 

惇「あ、う、うん」

 

???「よかったぁ~。目覚めないかと思ったわよ」

 

惇「え、えっと、誰ですか?」

 

???「え?」

 

惇「すみません。覚えていないんです」

 

???「覚えてないの?」

 

惇「はい」

 

???「そう…なの…」

 

火刈「この人はね、まこちゃん」

 

???「まこちゃん!?」  

 

惇「……」

 

火刈「この人は、隣の教室の子で、坂倉(さかくら)美成(びなり)さん」

 

美成「本当に、何も覚えてないの?」

 

惇「はい」

 

美成「そう……」

 

???「先輩!」

 

 ドアは、勢いよく開かれ、その女の子は飛びつくように惇に抱きついた。

 

惇「うあっ!」

 

美成「こら! 春花(はるか)!」

 

火刈「……」

 

春花「先輩ぃ~。起きたんですねぇ~。よかったですぅ~」

 

惇「あいててて」

 

美成「惇が痛がってるでしょ! 離れなさい!」

 

春花「あ、すみません先輩。でも、起きてくれてよかったぁ」 

 

惇「だ、だれ?」

 

春花「え? 先輩、ボクだよ?」

 

美成「この子はね、春花。私の妹」

 

春花「え? え? 何で、自己紹介してるの?」

 

美成「春花。惇はね、記憶喪失なの」

 

春花「えぇ!?」

 

美成「だから、私の事も、アナタの事も覚えてないのよ」

 

春花「記憶喪失……」

 

惇「ごめんね。何も覚えてないんだ」

 

春花「……」

 

火刈「何か思い出す事はできない?」

 

惇「ごめん。何も」

 

美成「そっか……」

 

春花「ショックだなぁ……」

 

惇「ごめんよ」

 

春花「ボク、先輩の彼女だったのに……」

 

火刈「は!?」

 

美成「え?」

 

惇「……へ?」

 

春花「ボク……先輩の彼女だったんだよ? お姉ちゃんには内緒にしてたけど、私から告白して、いいよって先輩は言ってくれたよ」

 

惇「えぇ!?」

 

火刈「どういう事なの! まこちゃん!」

 

惇「そんな事言われても……何も覚えてないから、分からないよ……」

 

美成「本当なの春花?」

 

春花「うん。先輩とはラブラブだったもん」

 

惇「えぇ……」

 

 二人彼女? という事は、二股してたのか? 嘘だろ……僕はそんな奴だったのか?

 

美成「三股かけていたのね惇は」

 

惇「はは……そうみたいだね………三股?」

 

火刈「え? 三股?」

 

美成「そうよ」

 

春花「ということは……お姉ちゃんも……」

 

美成「私も惇の彼女よ」

 

惇「……マジ?」

 

美成「マジよ」

 

 僕は、最低な奴だったのか!? 本当に! 三股かけていたとは……嘘だろぉ……。じゃあ、これ、僕はヤバいのでは? 

 

火刈「どういう事なの!?」

 

惇「そ、そう言われても……」

 

春花「先輩! 説明して下さいよ!」

 

惇「え、えっと……」

 

美成「惇! アナタの本命は誰なの?」

 

惇「えぇと……」

 

火刈「ねぇ!どうなの!?」

 

美成「ハッキリしてよ!」

 

春花「先輩!」

 

惇「えっと、その、あの……」

 

ナース「こら! 何騒いでいるの!」

 

火刈「あ…」

 

美成「うるさかったかしら?」

 

春花「ねぇ先輩、どうなの?」

 

惇「待ってくれよ……頭が今混乱して……頭が痛い……」

 

ナース「大丈夫?」

 

惇「分かりません……イッタ……」

 

火刈「大丈夫まこちゃん?」

 

ナース「アナタ達は出て行きなさい!」

 

春花「えーー何でーー?」

 

惇「ごめん。頭の整理もしたいから、出て行ってくれないか?」

 

美成「……惇のお願いならしょうがないわね」

 

 三人は病室から出て行った。

 その後は、痛み止めを貰い、そのまま目を閉じた。

 

 はぁ……まいったなぁ……三人も彼女がいるんなんてなぁ……何かまだいそうな気がする。僕はすぐに浮気をする男だったのかな……。

 

???「~~」

 

 ん? 何だ? 今のは? 突然、フラッシュバックのように映像が流れた。 

 顔は見えない。顔は黒く塗ったよに見えなかったが、女性というのは分かる。服装が女性の服装だからだ。手を繋いで、何かを喋っている映像だった。何を喋っていたかは分からなかった。

 

 今のは何だろうか……夢……ではないな。まだ寝ていないし、ただ目をつぶってるだけだから。それにしても、どうしたものか。彼女が三人も……

 

 惇は色々と考えていたら、いつのまにか眠りについてしまった。

 

 

 

 

???「惇君……」

 

 夜中に病院に忍び込び、彼が居る病室に入った。

 私はもう……惇君とは関わらないと決めたのに……でも、惇君が目を覚ましたって聞いたら我慢できなかっな。

 

 でも……これが最後だから。話によると、惇君は記憶喪失らしいから、私の事覚えていない。もの凄く悲しいけど、私なんかより惇君は別な人と付き合った方がいい。

 

 私だと……迷惑かけちゃうから……事故も私のせいで起こったものだから……本当にゴメンね……惇君。

 せっかく惇君が告白してくれたのに……ゴメンね。

 

???「惇君……やっぱり寝てる顔……可愛いなぁ……今までありがとうね。私の夢だった青春を叶えてくれて……本当に……」

 

 泣いちゃだめよ私。ここで泣いちゃダメ。我慢しないと。もう……そろそろ行かないと。

 

 彼女は惇のほっぺにキスをし、病室を出て行った。

 

 

 




 誤字とかがあったら教えて下さい。あと、ラストの展開はもう考えてあります。
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