ストライカーズ・オーシャン【ジョジョの奇妙な冒険 Part6異聞】   作:オレの「自動追尾弾」

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#45/家出少女がやってくる!

「―――という訳で、さよさんはアスナさん達と同じ5班に入る事になりました。」

「了解。とりあえず、来れるか分からないエヴァンジェリンを含めて、33人全員班分けができたな……」

 

さよを見つけた翌日、廊下でネギと仗助が話をしていた。幽霊であるさよは一見「欠席」扱いになってしまうだろうが、60年以上地縛霊であった彼女にとっては京都への修学旅行は楽しみであろう。

 

「一応、昨日の内にスタンド使いの生徒達には相坂の事を教えてあるし、何らかのフォローはできるだろ。」

「あ、ネギ先生に仗助さん。」

 

すると、後ろから徐倫と千雨、スバルがやってきた。

 

「昨日話したトニオさんの件、どうだった?」

「ん?ああ、詳しい日付とか決まったら、また電話するって言ってあるぜ。」

 

徐倫の質問に答える仗助。2人によれば、『食べ物を介して人を健康にする』スタンド使いの料理人のいるイタリアンレストランが仗助の故郷「杜王町」にいるらしく、なのはを連れて行ってはどうかという提案であった。

 

「ナカジマの話じゃあ、結構ムチャしてるらしいし、トニオさんも料理の()()()があるんじゃねーか?」

「なるほどなー………まあ、小さい子もいるみたいだし、『流血沙汰』にはならないようには言ってあるからな。」

「流血沙汰!?」

「なのはさん、何食べさせられるの!?」

 

なのはに元気になってほしいスバルであるが、到底料理関係で聞かれない単語に不安になるのであった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

同時刻 東京駅

 

 

「―――お兄ちゃん、今確か『マホラ』っていうところにいるのよね………」

 

1人の少女が、駅の表を見ながらつぶやいていた。

 

「とりあえず行ってみるか………」

 

 

 

 

 

#45/家出少女がやってくる!

 

 

 

 

 

修学旅行二日前

麻帆良学園都市 世界樹広場付近

 

 

麻帆良最大の名物ともいえる『世界樹』の側にある世界樹広場へ向かう、徐倫、千雨、スバル、ティアナの4人とディエチとノーヴェ、彼女らを先導する刹那。

6人は刹那から、着いてきてほしいと頼まれて、現在、世界樹広場へと向かっていた。

 

「すみません空条さん………お休みの日に………」

「いや、私もこのかにスタンドや見合い相手の件バレちゃったし………てか、何の用だ?」

「ちょっと、厄介な事になってまして―――着きましたよ。」

 

刹那が答えを言い切る前に、世界樹広場に着いた。ふと、徐倫は気づく。

 

「…………?『休日』なのに、人が誰もいない……………?」

「確かにいないな…………休みはウットーしいくらいにごった返してるのに………?」

 

徐倫と千雨が言うように、休日は生徒たちで賑わう筈の広場には人っ子一人、ネコ1匹いない。

 

「それは、わざわざ学園長の許可をいただいて、人払いの結界を張ったからです。」

『………?』

 

ふと、広場上部から、声がした。見ると、二人の女性がこちらに向かい下りてきていた。

 

ひとりは、長い金髪を腰まで伸ばし、左右をリボンで留めて赤十字の入ったベレー帽をかぶった少女で、徐倫たちとは違う、修道女を思わせる黒い制服を着ている。

もう一人は徐倫たちと同じ中等部の制服を着ており、左右を団子にして、何故か竹箒を持っている。

 

「連れてきましたよ『高音さん』。」

「………誰だ?」

「片方は『聖ウルスラ女子高』の制服だが…………?」

「ウルスラ?」

 

聞き慣れない学校名に、ティアナが聞く。

 

「ああ、ミッション系の女子高だよ。」

「『ミッション系』………と言うことは、隠密行動や銃器の使用法、ダンボールの隠れ方とかを学んで、将来的にはスネーク的な立派な特殊工作員に………!」

「いや、ミッションって任務(そっち)の意味じゃなくてな……………」

 

今まで主に戦闘訓練をする毎日を送ってきたせいか、『ミッション=任務』という考えを持つノーヴェのとんちんかんな考えに千雨がつっこもうとするが―――

 

「あら、我が校の校風をよくご存知で。」

『嘘ォッ!?』

 

ウルスラ高の少女の意外すぎる返答に、徐倫たちどころか隣にいた少女をも、驚きの声を上げる。

 

「『ダンボールの隠れ方にキレがある』と、スネーク先生にほめられました。」

「いや、何でその人が講師としているのよッ!?何?あんたメタルギア破壊しにいくのッ!?」

「私、ウルスラに進学考えてたけど、止めようかな…………」

「私も………」

「そうした方がいいよ…………」

 

ウルスラ高のイメージが崩れ、進学を止めようと思う二人だった………

 

「さて、自己紹介をさせてもらいます。私は『高音・D・グッドマン』……ウルスラ女子高の二年生です。こちらは私のパートナーの―――」

「さ、『佐倉 愛衣(さくら めい)』です。」

 

二人の少女―――高音と愛衣の自己紹介に、千雨はあることに気づく。

 

「今『パートナー』って言ったな?あんたら『魔法使い』なのか?」

「ええ、そうですわ『スタンド使い』さん。」

 

千雨の言葉に、高音が答える。

 

「…………で、その魔法使いさんらが、私らに何の用ッスか?」

「ふふふ………それは―――」

 

すると高音は、徐倫たちに向かい『ビシィッ』っと指を指す。

 

「あなた方スタンド使いに、『決闘』を申し込むためですッ!!」

「「はいィィっ?」」

 

高音の言うことが分からず、思わず相棒的にすっとんきょうな声を上げる二人。

 

「今、この麻帆良で起こっている事件…………全てはあなた方と同じスタンド使いによるものとお聞きしました。」

「もうそこまで広まってんのか………」

「あなた方は私たち麻帆良側と聞きましたが、正直、私はスタンド使いなんていう得体の知れない者たちと共同戦線を張るのはごめん被ります!」

「私らからすりゃあ、魔法使い(あんたら)も得体が知れないけどな…………」

「そこで!実際に戦ってスタンド使いがどれほどのものなのか確かめようという考えに行き着きまして、ここに決闘を申し込みますわッ!!」

 

一通り喋ると、再び徐倫たちに指を指す高音。そんな様子を見て、二人はため息をつく。

 

「―――やれやれだわ…………なんかメンドくさそうなのに目を付けられたわね…………」

「ブライド高そうだよあの人…………どうする?」

「決闘受けるまで帰してくれそうにないし、仕方ない………」

 

二人は『渋々』決闘を受けることにした………

 

「じゃあ、私たちは介添え人として、この決闘が公平なものであると見届けるわ。」

「ええ、お願いします。」

 

ティアナが高音に言うと、スバルたちも囲うように散らばる。

 

「………で徐倫、勝算はあんだろうな?」

「ああ、ちょうど『試したい奴』があるしな!」

 

千雨の質問に、徐倫は懐から『あるもの』を出す。それは―――

 

「!?ぱ、『パクティオー・カード』ッ!?」

「まさか…………既に仮契約をッ!?」

 

そう、ネギと徐倫が仮契約を交わした証、『仮契約カード』だ。ただしこれは、カモの力で作ったパートナー用の複製(コピー)であり、オリジナルはネギが所持している。

 

「おい徐倫!試したい奴ってまさか………」

「ああ、『アーティファクト』ってやつだ。明日菜にもあったし、私のも試したくてな。」

「おいおい、大丈夫かよ!?使ったら『俺、参上ッ!!』って言ってポーズとるだけとかかも知れないだろッ!?」

「さすがにそれはないから大丈夫だろ………」

「………フッ、仮契約を交わしていたのには驚きましたが、まだ使っていないとは………これでは、勝負は火を見るよりも明らかッ!!」

 

徐倫に指を指しながら、高音は高らかに叫ぶ。それを見た徐倫は、やれやれといったようにため息をつく。

 

「いちいち人に指を指さねーで下さいよ先輩……まあ、出たとこ勝負ってとこッスかねぇ〜〜〜。」

 

徐倫はカードを、高音は杖を構えながら、一定の距離をとりジリジリと、相手の出方を見る。

 

そして、お互いが駆けだそうとした。

 

その時だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンッ!

「「?」」

「あ、ごめんなさーーい♪」

 

歳が二桁行くか行かないかの女の子が高音にぶつかり、そのまま進行方向にいたディエチにもぶつかったあと、走り去っていった。

 

「な……何あの子…………?人払いの結界をすり抜けてきた…………?」

 

愛衣が女の子にきょとんとしていると、徐倫は何故か気が動転したようにつぶやいた。

 

「あいつは………?い…いや!見間違いだ!きっとココナッツのスジかなにかだろ………」

「いや、どうやら見間違いじゃなさそうだぞ徐倫…………」

 

千雨に言われて、徐倫が高音とディエチの方を見ると――――

 

「ん?」

「え?」

 

生まれたままの姿の、すっぽんぽんな二人がいた…………

 

 

 

 

 

そしてきっかり13秒後………

 

 

 

 

 

「「キャアアアアァァーーーーーーーーーーーーッ!!!!」」

 

二人の悲鳴が、誰もいない世界樹広場に響き渡った………

 

「ディエチ…………お前…………意外と股の毛無いんだな。明日菜位しかないぞ………」

「ほっといてよ!どーでもいいでしょ今そんな事ッ!」

 

徐倫がうずくまって秘所を隠すディエチにどうでもよさそうな事を言っている間に、ティアナたちはさっきの女の子が走っていった方を見るが、女の子は既に見えなくなっていた。

 

「もういない……………逃げられたッ?」

「いや、多分もう―――」

 

千雨が推測を立てている中、同じくうずくまった高音を見ていた刹那が、驚いていた。

 

「こ………これは!服の『感触』はあるのに…………服が『見えない』…………服が『透明になっている』!!?」

「と…………『透明』ッ!?敵スタンド使いですかッ!?」

 

刹那の言葉に愛衣は敵スタンドかと驚くが、徐倫がそれを否定した。

 

「………いや、違うな。」

「?何でそう言えるんだよ?」

 

徐倫にノーヴェが聞くと、徐倫はやれやれと呟いた

 

「ありゃ私の親戚だ。何で麻帆良に来てるかは知らないがな………」

『…………へ?』

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

数十分後

女子寮ロビー

 

 

「はい、それじゃあ。」ピッ

(姐さん、東方のダンナ、何の用だったんスか?)

 

ロビーの一角で少し早めの昼食を取っていた明日菜は、突然仗助から電話がかかってきて、数分話して今終わった所だった。

 

「うん、何かネギとこのかどこか聞かれて………私は分からないけど、とりあえず『原宿』にいることは伝えたけど。」

(兄貴たちに?何の用だったんスかね?)

「さあ………?」

「あらアスナさん。どうかしましたの?」

 

と、そこへあやかが明日菜へ話しかけてくる。そこで、明日菜は思いついた。

 

「あ、いいんちょ。ねえ、東方先生の『妹さん』って知ってる?」

「妹………?ああ、『(しずか)ちゃん』のことですの?」

「うん、何か『家出』しちゃったらしいんだけど、おじいさんが調べたら何かネギとこのかが関係してるとか何とか………」

 

明日菜の話に、あやかは思い当たる節があった。

 

「恐らくはジョースターさんの「隠者の紫(ハーミット・パープル)」の『念写』ですわね。それで二人が写ったということは………」

(二人の近くに、その『妹さん』がいるって事ッスね?)

「なるほど………って妹さんアメリカにいるはずじゃあッ!?」

「あ!?それがネギ先生が写ったという事はッ!?」

 

ようやく事態を飲み込んだ二人と一匹。すぐさま明日菜は、木乃香に電話をかけた。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

原宿

とある雑貨屋

 

 

―――チャッチャカスチャラカスッチャンチャン♪

「―――ん?あ、アスナからや。」

「着メロ、笑点なんですね………」

 

雑貨屋で何やら色々見ていた二人の元へ、明日菜から電話が来る。

 

ピッ

「はいな〜〜?」

[あ、このか?今どこ?]

「ん〜〜〜?今原宿の雑貨屋さんやけど、どしたん?」

[うん……えーと、あ、近くにちっちゃい女の子いない?ネギより年下くらいの!]

「え?えーと…………あ!」

 

明日菜に言われた木乃香が周りを見渡してみると、見つけた。

 

肩までかかる黒髪をツインテールにした頭にはサングラスを乗せ、服装はリボンが数個ついたピンクのワンピースを着て、肩には白と赤の水玉模様のポシェットを下げた八歳くらいの女の子で、何やらサングラスがかかったタワー状のディスプレイを見ている。

 

「おったけど………あの子がどうしたん?」

[あ、いたの?多分その子、東方先生の妹さんだから、目を離さないで!]

「え?『東方先生』の?」

「?東方先生がどうしたんです?」

「!?」

 

「東方」という言葉を聞いた女の子―――静・ジョースターは、木乃香の方を向くと、木乃香と目が合ってしまう。そして、数秒見つめ合った後………

 

「………」ダッ

「あっ逃げた!?」

[ええっ!?ネギッ早く捕まえてッ!!]

「えっ!は、はいッ!!」

 

明日菜の声が木乃香の携帯から聞こえ、静を追おうとするネギだが………

 

パッ

「「えっ!?!?」」

 

静はその場でパッと、姿()()()()()()()()()!!

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

[な………なんやあれ!?手品みたいに消えてもーたでーー!不思議ーーー]

「ええッ!?」

(あの、いいんちょの姐さん、もしかして妹さんも………)

「あ!そうでしたわ………『透明になれる』スタンド―――『アクトン・ベイビー』の能力ッ!!透明になって逃げられたッ!?」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

数分後

グリーン・ドルフィン・ストリート麻帆良 206号室

 

 

「分かった、原宿だな!」

 

明日菜から電話を受けた徐倫は、静の居場所を聞くと、千雨たちへ指示を飛ばす。

 

「静は原宿だ!スバルとティアは私らと現地へ向かうぞッ!」

「う、うんッ」

「はい、これはバカには見えない服ッスよ〜〜〜〜」

「って人の服で遊ばないでよッ!!」

「完全に他人事だなお前ら………」

 

ウェンディとセインが透明になったディエチの服で裸の王様ごっこをしているのをよそに、徐倫たちは駆け出した。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

二時間後

原宿

 

 

「はあっ…………はあっ…………ど、どこに行ったんでしょうか………?」

「あかん………また見失ってもうた~~~!」

 

あれから静を見つけては姿を消されるのを繰り返して、原宿中を走り回ったネギと木乃香、そして先に合流していた明日菜は、すっかりくたびれてしまった。

 

「……とにかく、固まってないで、手分けして探さへんー?」

「そうね、3人が3人、同じとこ探しても、しょうがないし………」

「じゃあ、うちはもう少しこの辺探してみるわー」

 

木乃香の提案に乗り、ネギと明日菜は分かれて捜索をすることにした。

 

「……………」

 

2人が遠ざかったのを確認した木乃香は、自分の背後を向いた。

 

「静ちゃーん?おるんやろー?怒らへんから、出ておいで―?」

「………!?」

 

木乃香がそう言うと、少し離れた場所にスーッと、静が姿を現した。

 

「スタンドの事知っとるけど、ほんまふしぎやなー………」

「………なんでわかったの?」

「うーん、なんとなくかなー?」

 

木乃香は笑いかけながら、静に手をさし伸ばす。

 

「ちょっとお話しようかー、何でこんなことしたんか………」

「………」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「………え、ごめん、もう一回言ってくれへん………?」

 

数分後、近くのベンチで静から家出の原因を聞いていた木乃香は、少し困ったように静かに聞き返した。静は口を尖らせた表情で、

 

「だから、リサリサおばあちゃんが、私のとっておいた『プリン』を食べちゃうから…………」

「プリン一個で不法入国!?」

 

思わず大声を出してしまう木乃香。木乃香の後ろに、ピンクのショートカットの少女の顔が見え隠れしたのは、多分気のせいだ。

 

「い、いや……本当は西海岸辺りに行こうと思ってさ………ラスベガスとか。私の『透明』の能力を駆使して空港まで行って飛行機に乗ったんだけど…………間違って『国際線』に乗っちゃって…………」

「意外と行動力あるなー、この子………」

「それで、ジョースケお兄ちゃんを頼って『マホラ』まで来たんだけど………ジョリーンお姉ちゃんが何かヒドいこと言われてたからさ。得体が知れないとか、胡散臭いとか………で、間違って他の人も攻撃しちゃったから、逃げるように原宿まで………」

「そして現在にいたる、と。」

 

静の話を聞いて、呆れていいのか感心していいのか分からない木乃香。親であるジョセフに似たのか、すごい行動力を持つが、所詮は子どもといった所だろうか………

すると、遠くの方から明日菜と徐倫たちが走ってくるのが見えた。

 

「おーいこのかー!」「このかさーん!」

「あ、アスナたちー♪」

「え!?なんで………」

「実は、静ちゃんの話聞いとる間に、みんなにメール送っといたんや♪」

「いつの間に!?」

 

木乃香の手際の良さに驚く静。すぐに逃げようとしたが、木乃香が手をがしっと掴んでいるので逃げられない。

 

「とにかく、いたずらしたのと、家出したの、謝らなあかんえー?」

「う、…………ううううううううううううううう……………」

 

静は木乃香を恨めしそうに睨み唸るが、木乃香はニッコリと笑うだけであった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

グリーンドルフィン・ストリート麻帆良 203号室

 

 

「こンのッバッカヤローがァァアアアーーッ!!」

ゴッチーーン☆

「いったーーいッ!何すんのよお兄ちゃんッ」

「何すんのじゃねーよこのバカッ!こんな大勢に迷惑かけやがって!!」

「ま……まあまあ、仗助さん…………」

 

明日菜やスバルたちが見ている中、仗助が静にげんこつを喰らわせてなおも怒鳴りつけるのをネギが静める。だが、仗助と、その隣で仁王立ちする徐倫の怒りはまだ収まりそうにない。

 

「―――とにかく、不法入国の件はSPW財団が何とかするから、おめーはアメリカに帰れっ!じじいも心配してんだろうよ。」

「………確かに、心配してるよね……………だが断る。」

『ハアッ!!?』

 

静が帰ることを跳ね返した事に、全員が声を上げる。

 

「リサリサおばあちゃんが謝るまで、私家には帰らないからッ!!」

「って何意地張ってんだお前はッ!!」

「というわけで、私お兄ちゃんのとこに泊まるから。」

「勝手に決めてんじゃねーよ!」

 

「うわー………意外と意地っ張りだよあの子…………」

「能力にはやられたけど、中身はまんま子どもねえ………」

「あれで先生とあんま歳変わんないんだがな………いや、先生が大人びすぎてるだけか…………」

「やれやれだわ…………」

 

静の様子を見ながら、明日菜たちは呟いた………

 

 

 

 

 

静・ジョースター(八歳)

スタンド名:アクトン・ベイビー―自分及び周囲の物を透明にする能力。

仕方なく、しばらくの間仗助の部屋に泊まることになった。

 

高音・D・グッドマン――今回はお流れとなったが、いつか必ず再戦すると(涙目で)約束させた。

 

ディエチ――静に謝られ、今回だけは許すことに。

 

 

 

 

 

←to be continued...




45話です。
・サブタイトルは『ジャンケン小僧がやってくる!』から。サブタイトルだけだと3部のあの子っぽいけど、静でした。

・なのはさんのトラサルディー行き計画が進行中。ヴィヴィオも行くと思うので、なるべくトニオさんには控えめでお願いされています。

・高音登場。ミッション系のくだりは、私がミッション系と最初聞いたときの想像から(笑)
そして高音は、ここでもこんな役割(脱げ担当)です(笑)

・静・ジョースター(透明の赤ちゃん)登場。実はアクトン・ベイビーってラブコメ向きのスタンドだと、最近気づきました。リメイク前と違い木乃香はスタンドの事を知っているので、木乃香に説得をさせてみました。

では、次回をお楽しみに!
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