ストライカーズ・オーシャン【ジョジョの奇妙な冒険 Part6異聞】   作:オレの「自動追尾弾」

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#57/リード・マイ・マインド ①

―――空条 徐倫がスタンド『ストーン・フリー』に目覚め、スタンドの事件に関わるようになったのは二年前、母に進められ麻帆良学園女子中等部に入学するため、アメリカから日本へ来たばかりの頃だ。

 

寮に入り、荷物の整理と入学式の準備も済み、後は明日の入学式を待つだけとなったある日、『匿名』で小包が届いた。

 

 

 

中には、石で出来た『(やじり)』が入っていた。

 

 

 

「趣味の悪りぃインテリアだなぁーー……いや、こないだ挨拶した『サクラザキ』の部屋には「鎧甲」があったな………『火』って兜に付いた…………」

 

あれよりかはマシかな?と思った徐倫は、小包から鏃を取りだそうとして、

 

ザクッ

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ったぁーーーーーーッ!?指切ったぁーーーッ!!」

ドガシャーーーーン

 

鏃の先で人差し指を怪我してしまった。

怪我は大したことないかすり傷だが、怪我したことに慌てた徐倫は小包から勢いよく手を引き、ちゃぶ台をひっくり返した。鏃はその反動で玄関のあたりまでスッ飛んで行った。

 

「………何騒いでんだよ徐倫?何、この矢?」

「………なんでもないよ…………その辺に飾っといて、それ。」

 

紙袋を手に提げながら、鏃を拾った千雨に、徐倫は少し恥ずかしそうに、ひっくり返したちゃぶ台を直しながら言った……

 

「所で、その紙袋は?」

「なッ!?……………何でもいいだろッ!!」

 

ちなみに、徐倫が千雨の趣味を知るのは、これから更に一週間後だったりする。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

事件が起きたのは、入学から数日後だ。

 

 

 

寮に帰る途中、徐倫は『ウルスラ高』の生徒が数人、麻帆良中の生徒をイジメているのを見かけた。

それがクラスメートの『イズミ』だと徐倫は気づいた。入学からまだ数日しかたってないとはいえ、クラスメートがイジメられているのを放っておくほど、徐倫は非情ではなかった。

 

その中に割って入った徐倫により、その場は何とか切り抜けた。

 

だが、今度は徐倫が標的にされたらしく、その中でリーダー格らしい『グェス』という女子生徒が、後日、徐倫に突っかかってきた。

 

適当に誤魔化してやり過ごそうとした徐倫だが、突如、身長が「10cm」にまで縮んでしまった!?

 

そのまま、寮のグェスの部屋まで連れて行かれた徐倫は、グェスが突然この力、「グーグー・ドールズ」に目覚めた事を聞かされた。

 

徐倫を『ペット化』しようと目論んだグェス。

だが、心から強く願った徐倫に応えるかのように発現した『糸』に気づく。徐倫はそれを駆使して脱出を試みるが、グーグー・ドールズに襲われる!

 

だが、徐倫はさらに気づいた。

 

「糸が集まれば『立体』になる…………この「概念」!」

 

人型になった『糸』で、グーグー・ドールズを撃破し、グェスに二度と悪さをするなと脅した徐倫。

 

徐倫は名付けた。

 

 

この力は―――『ストーン・フリー』!

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

 

それから、徐倫の学生生活は変わったと言えよう。

 

 

 

『サンダー・マックイィーン』というストーカーが千雨に襲いかかった事を期に、千雨が同じ力を持つ事を知り、この力が『スタンド』という事も知った(ちなみに、千雨の趣味を知ったのも、この時だ。)。

 

 

 

父 承太郎が『矢』を追って麻帆良に来たが、「ホワイト・スネイク」という謎のスタンドに承太郎の『記憶』と『スタンド』を奪われ、取り戻す決意を固めた。

 

 

 

バカレンジャーに勉強を教えている内にいつの間にか司令官(コマンダー)にされた上、部屋に押し入られた時、まき絵と楓が矢で怪我をし、スタンドに目覚めた。

 

 

 

「取り立て人――マリリン・マンソン」を操るミラションに襲われたのを切り抜けた時、それを見ていたらしいアナスイに勝手に惚れられ、以来しつこく付きまとわれたが、『ポーク・パイ・ハット』小僧に襲われた時、アナスイもスタンド使いだと知った。

 

 

 

当時担任だったウェザーにスタンド『ウェザー・リポート』により助けられた事もあった。

 

 

 

そして夏、黒幕である「エンリコ・プッチ」神父が承太郎の記憶から『天国』に行く方法を知ったために、それを阻止しようとアメリカに渡り、DIOという男の息子たち―――ウンガロ、リキエル、ヴェルサスの3人を倒し、ヴェルサスにより記憶を取り戻したウェザーの最凶の能力『ヘビー・ウェザー』も、偶然アメリカに取材に来ていた露伴により再封印後、プッチの野望をギリギリで阻止し、承太郎の記憶とスタンドも取り戻した。

 

 

 

 

 

濃厚すぎる数ヶ月が過ぎ去った後、徐倫たちは比較的平和な日常を過ごしていた。

 

 

 

スバル・ナカジマが、潜入捜査のために転入してくるまでは…………

 

 

 

 

 

#57/リード・マイ・マインド ①

 

 

 

 

 

歩けども歩けども、延々と続く千本鳥居をひたすらに歩くネギ達。

すでに30分近く歩いているが、未だにこの千本鳥居を抜け出せずにいた………

 

「―――なあ、いくら何でも、長すぎないか……?」

「確かに……山の『面積』も考えて、もう「出口」が見えても良いはずなのに…………?ん?どうしたチサメ?」

 

千雨の疑問にノーヴェが返事すると、千雨は何故か意外そうな顔をする。

 

「いや、お前から『山の面積』なんて「知的なセリフ」が出るなんて思っていなかったから…………」

「確かに。」

「失敬なッ!?」

 

何故かオットーにまで賛同され、怒ったように怒鳴りつけるノーヴェ。千雨はともかく、オットーに、それも普段と変わらない口調で言われたのはショックだった………

 

「ハァ……ハァ………もう……京都一周分くらいは……ハァ……走ったわよ…………?」

「やっぱり、何かおかしいですね…………?」

「ああ…………アスナ、お前はここで休んでろ。オレたち2人は、先に行って、様子を見てみる。」

 

明日菜をスバルたちに任せ、ネギと共に様子を見に行くブチャラティ。

 

「………ノーヴェさんの言うとおり、全然出口が見えませんね。」

「確かに…………むっ、誰かい――――ッ!!?」

 

前方に誰かいるのを確認した2人は、走るスピードを緩めるが、それが誰か気付いて、目を見開く。

それは……

 

 

 

 

 

「―――――えっ?何で2人が()()()()来るの!?」

 

後方にいるはずの、明日菜たちだった!

 

「こっ………これは…………!?」

「もしや………」

ダッ

「あッ、ブチャラティさん!?」

 

ブチャラティは何かに気づいたのか、再び後方に向かい走り出した。そして、数秒後。

 

「ッ!」

「えっ!?」

 

ブチャラティは、道の前方から走って来た!

 

「やはりだ………また皆の所に着く……………オレの『歩幅』から計算して、半径500m!その端から先に行くと、反対側に堂々巡り(ループ)する!どうやら閉じ込められたらしいな………この『千本鳥居』の中に…………!」

「ええーーーッ!?」

「何で先生とナカジマがいながら気づかなかったんだよッ!?」

 

青ざめたブチャラティの言葉に叫ぶ明日菜たちだが、千雨の言葉も正しかった。ネギとスバルは「勝手の違う魔法だし………」と申しわけなさそうに指を合わせる。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「………あっさりかかりましたね…………「罠」に………」

「うーむ…………千雨なら案外見破れるやもと思ったが…………」

「妙に執着するなァー、あのチサメってガキに。」

「ふふふ………あの歳であの強さ………承太郎やポルナレフに匹敵する強さだ………血がたぎるのだよ…………我が「剣の達人」としての血がなァッ!!」

「………血、流れてませんよね?」

「刀だけに。」

「………まあね。」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「―――ここが『関西呪術協会』とかいう組織の『本山』…………?」

「うん、間違いない。ネギくんの『記憶』を読んだから確かだ。」

 

ネギたちが千本鳥居に閉じ込められたと気づいた頃、入り口には徐倫たちが到着していた。

 

「何か、『伏見神社』ってのに似てるね。」

ひょこっ

「あー、ホントだ。ガイドブックのそれと似てるや。」

「アギトちゃん………で、出てきて大丈夫?」

 

ガイドブック片手(?) にルーテシアのポケットから出てきたアギトに、のどかがおどおどした様子で話しかける。

 

「ん?大丈夫だろ、誰も近くにいないし。」

 

つーか、ちゃんは止めろ!とアギトが付け加えると、徐倫はルーテシアとのどかに向き直った。

 

「よし、一応ココは『敵地』だ。簡単に指示を飛ばせるように、ハンドシグナル―――要は『サイン』だ。そいつを2つ教えとくぞ。」

 

言うと、徐倫は右手の親指と人差し指で『(マル)』を作った。

 

「これがOKで、」

 

次に、人差し指で前の方を指すサインを作った。

 

「これがGOだ。そんで………」

「あの……私たちならスタンドを使えば…………」

「私らは念話で。」

 

次のサインを作ろうとした徐倫に、のどかが控えめに進言する。

確かにスタンドや念話を使えば、水中でも会話が可能だ。

 

「………それもそうだな。」

「なぁ〜〜んだぁ〜〜〜、ハンドシグナルなら私も知ってたのに。」

 

言うと、アギトは手をパンッと叩き、次にピースサインをする。そして、OKをした後に、手を目の上に当てた。

 

「………パンツーマル見え。」

「YEAAAAHッ!!」パンッ

 

訪ねるようにアギトにルーテシアが聞くと、アギトはルーテシアの手を叩いた。そして2人はピシガシグッグッ、と手を組んだ。

 

「敵地に乗り込むって時に、くだらねぇ事やってねぇでとっとと――――――――――ッ!」

 

徐倫はつっこみを入れようとしたが、不意に『何か』を感じ取った。

 

「こ………この『感じ』は――――(あの時と…………「リキエル」や「ヴェルサス」の時と同じ………!)」

「く、………空条さん……………?」

 

徐倫の様子がおかしい事に気づいたのどかが、心配そうに話しかけたその時だ。

 

 

 

 

 

「ヘイ、てめぇら!なぁあ〜〜〜〜にコソコソしてんだァ〜〜〜〜〜〜?」

『!?』

 

背後から、亀を持ったニット帽の男に、拳銃を突きつけられた。とっさにアギトはルーテシアの後ろに隠れ、徐倫はゆっくり振り向くと、男に話しかけた。

 

「その訛り方と顔立ち……………アンタ、イタリア人か?ここ、アンタん家?」

「おっと、会話が成り立たないアホがひとり登場〜〜〜〜〜〜〜質問文に対し質問文で答えると、テスト0点なの知ってたか?マヌケ。」

「ヒドい言われようだな…………とにかく、『イタリア人のアンタ』に、私らが「日本の神社」の前で何をしよーが、関係ないでしょー!『銃刀法違反』で警察(サツ)を呼ばれたくなかったら、とっとと失せやがれッ!!」

「ジョ、徐倫ちゃん………!」

徐倫が喧嘩腰で男に怒鳴るのを見て、康一はあわててなだめようとした。

 

(あんな風にいって……もしヤツが発砲したらどうするつもりだよッ!!)

(まさか………『ストーン・フリー』で止める気か……………?)

 

 

露伴までも、珍しく動揺する。確かにストーン・フリーの精密さがあれば、弾丸を止めることは容易いが、相手がヴィオレッタの配下という可能性もある。拳銃が能力のスタンド使いとも考えられる。

危機を感じた康一がエコーズを発現させようとしたが、それはいらぬ心配となった。

 

『……………「コーイチ」?コーイチなのか!?』

「えっ……!?」

 

どこからともなく、声が聞こえたからだ。

声の主を捜そうと、徐倫たちはキョロキョロと周りを見るが、それらしき影は見当たらない。

 

「……………知り合いか?「ジョルノ」?」

「じょるの?」

「ジョルノだってッ!!!?」

 

男が、何故か手に抱えた亀に呼びかけた名前に康一は驚いた。なぜならその名前は……

 

(ま、まさか………ディ………『DIO』の息子にして、イタリアでギャングをしている彼の事か!?だとしたら何でこいつはその名前を…………!?)

 

康一は男をみると、男は何故か、亀を地面に置いていた。

すると………………

 

 

 

 

 

ズルゥゥゥゥウウウウ

「「!!?」」

「かっ!?亀からッ!?」

「えッ!?えぇぇええーーーーーッ!?!?!?」

 

「亀」から『人が出てくる』という、衝撃的な光景が、徐倫たちの目の前に広がった…………

 

「ジョ……………ジョルノ・ジョバァーナッ!」

「久しぶりだな、コーイチくん。」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「さて、困ったぞ………」

 

一方、こちらは閉じ込められたネギたち。

ちょうど良い所に休憩所があったため、トイレ休憩の為に足を休めた一同は、話し合いをしていた。ちなみに、千雨は現在トイレ中だ。

 

「コイツが『呪術協会』の仕業なら多少厄介だな。スタンドなら本体をブチのめしゃあ解除されるんだが、魔法、それもこーいった『結界』みたいなのは、結界の「要」になるモノを探さなきゃならねぇ…………」

「ブチャラティさんには、ソレが何か分からないんですか?」

「………すまない、エヴァのおかげで西洋魔術の『知識』はあるんだが、さすがにそこまでは…………」

 

ネギの質問に、ブチャラティは申しわけなさそうに答える。一応ノーヴェの方にも目をやるが、こちらもダメそうだ。

 

「つまり、この術をかけたヤツを探して出る方法を聞き出さないと、かなりヤバいってコトね?」

「ああ。まあ、向こうから攻めてこないと、話にならないがな……………!?」

 

ブチャラティが言った、その時だ。

 

「伏せろッ!!」

「えっ!?」

ズドドドドォォオオオン

『ッ!?!?』

 

ブチャラティが叫んだ瞬間、休憩所のトイレの壁と傘が『爆発』した!

 

「てッ、敵襲ッ!?」

「千雨ちゃんッ!!!」

 

スバルが周囲に目を張り、明日菜がトイレの千雨の無事を心配して叫ぶ。しばらくして煙が晴れると………

 

「………い、一応無事だ。無事なんだが………」

 

煙の中から千雨の声が聞こえ、ホッとするネギたち。だが、煙が晴れると………

 

 

 

 

 

「無事なんだが………ギリギリ『無事じゃあなくなりそう』だ…………ッ」

『!!?』

 

ディードに取り憑いた「アヌビス神」の刀を、『エンゼル』の小太刀で鍔迫り合いしている千雨がいた!

 

「ディ……………ディード…………………!?」

「アヌビス神ッ!!」

「野郎…………『爆発』と同時に切りかかってきやがったッ………」

「千雨よ……今度こそは絶~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ対に負けんッ!!」

「……………それはいいんだけどよぉーーー…………せめてパンツ履かせてくれない?」

 

アヌビス神に、恥ずかしげに告げる千雨(現在ノーパン)だった…………

 

「ディード……………何で…………何で……………!??」

「オットー!しっかりしろッ!!」

 

パンツを履く千雨を急かすディードを虚ろな目で見つめながらぶつぶつ呟くオットーに、ノーヴェは叱咤する。

 

(最悪だ…………このタイミングでアヌビス神(アイツ)が攻めてくるなんて……………)

「ディードッ!!」

「――――ってオイ、オットー!?」

 

オットーがディードに駆け寄ろうとするが、ディードは横目でオットーを見て、興味なさそうに答えた。

 

「ん?…………ああ、貴様が『オットー』か。この「ディードの記憶」から読み取ったから、知っているぞ………」

「何……………!?」

「………ディードさんはあの刀―――『アヌビス神』に操られているんです…………本体がすでに死んでいて、本体がいないスタンド……………ディードさんを解放するには、まず―――」

 

「アヌビス神を手放させるか、あるいは破壊するしかない………」

『!?』

 

不意に、声がした。アヌビス神・ディードのものではない、少女の声だ。

 

「けどなぁーーー、アヌビス神の相手はあの姉ちゃんや。」

「あなた方は、私たちがお相手いたします。」

 

振り返ると、緑の長髪に後方へ伸びた角を持った少女と、学生服の少年がいた。そして、少女の周りを、「小型のプロペラ機」が飛行している。

 

「仲間かっ!」

「………調(シラベ)と申します。」

「(周りを飛んでいるプロペラ機があの人のスタンド………さっきの爆発はあれがやったのかッ)ブチャラティさん、ここは―――」

 

ブチャラティに話しかけるネギだが、当のブチャラティは、『驚愕』の表情で『プロペラ機型のスタンド』を見つめていた。何故なら、そのスタンドは―――――

 

「ば……………バカなッ!?アレは『ナランチャの』……………()()()()()()()()()()()()()…………………『()()()()()()』ッ!!」

『えっ!?』

 

ブチャラティが叫んだ瞬間、かつての彼の仲間『ナランチャ・ギルガ』の能力であった『エアロスミス』が、両翼の機関銃を撃ちまくりながら、ブチャラティたちに向かい突っ込んできた!

 

「うおっ!?」

「ブチャラティッ!」

 

『エアロスミス』の機関銃を避け、散り散りになる一同。『エアロスミス』は何故かブチャラティを執拗に追っていき、近くにいたノーヴェも共に襲われていた。とにかく、2人は他の面子に被害が及ばぬよう、皆から離れていった。

 

「全く、鏡史郎さんもハデなことを…………」

「キョウシロウ………?」

「アンタの他にも、仲間がいるの……………?」

 

残ったネギ、明日菜、スバルは、調と名乗った少女と対峙する。

 

「今はどこかに隠れているようやけどなぁー。ま、オレはスタンド見えんから、どーなっとるんかは知らんけどな………」

 

少年がそう言うと、調はマントで隠れた手を出した。手には、

 

「ッ!『仮契約カード』!?」

「まさか……従者(ミニステル・マギ)かッ!?」

「あなた方の相手は、私です。来たれ(アデアット)。」

ギャァァアーーーーン

 

調が静かに告げると、手元にバイオリンが一つ、握られていた………

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「ククク………ようやく貴様との決着を着けるときが来たようだな。千雨よ…………!」

「……ああ。私も出来たら、お前とはもう縁切りたいしな。」

 

すでに『アニバーサリー・オブ・エンゼル』の鎧を脱ぎ捨てた高速移動形態となった千雨は、アヌビス神と対峙していた。

 

「ディード…………」

 

遠くから見守るオットーは、心配そうに見つめる。

オットーとしては、すぐにでもディードを助けるためにアヌビス神を破壊したかったが、2人の間にはなにやら圧倒的な空気が流れているため、割って入れなかった。

 

「千雨よ…………貴様の能力は理解した。故に、私も策を講じる事にした。これにはッ!」

バッ

「「!?」」

 

いきなり、アヌビス神は己の本体である刀を宙に投げた!刀はクルクルと回転しながら落ちてくると、アヌビス神はそれを右手でキャッチ!だが、左手には――――

 

「勝てるかなッ!!千雨ッ!!」

 

左手には、『バトン』のようなものが握られており、先端からヴゥンと音を立てて『魔法刃』が現れる!

 

「『ツインブレイズ』プラス『アヌビス神』…………二刀流ッ!」

 

瞳を邪悪に輝かせ、アヌビス神はまるで死刑申告を告げるように、言い放った。

 

 

 

 

本山 千本鳥居

 

長谷川 千雨VS.アヌビス神

 

ネギ・スプリングフィールド+神楽坂 明日菜+スバル・ナカジマVS.調+犬上 小太郎

 

ブローノ・ブチャラティ+ノーヴェVS.エアロスミス(?)

 

三つの戦いの火蓋は、同時に切って落とされた!

 

 

 

 

 

←to be continued...




57話です。

・二年前の事に関して、簡単にですが書いてみました。内容は6部とさほど変わりませんが、まき絵たちの参戦で色々と変わっていると思って下さい。

・一番最初の再会はジョルノと康一から。かなり一触即発でしたが、康一とジョルノのおかげで大事にはいたりませんでした。

・次いで、オットーとディード、最悪の再会。そして調&小太郎登場。小太郎は個人的に扱いが難しかったけれど、やはり最初は敵サイドにしました。
エアロスミスが調のスタンドっぽく出てましたが、実際は鏡史郎でした。能力は後ほど。

・『アヌビス神』プラス『ツインブレイズ』がようやく出せました。ですが、アヌビス神はまだ何かを隠しています………

では、次回をお楽しみに!
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