ストライカーズ・オーシャン【ジョジョの奇妙な冒険 Part6異聞】 作:オレの「自動追尾弾」
「………環、これを見てどう思う………?」
「どう見ても…………『シャケ』です………」
逃走の最中、火が残っているので恐らくは焔が戦っていたと思われる森の中で追っ手がいない事を確認した二人は、待ちきれずに奪った『モノ』の中身を確認していた暦と環は、その中身が新巻鮭だと知って呆然としていた………
「え………?何?私たち、ニセモノを掴まされたわけ………?」
「多分………相手の方が一枚上手だった………」
「そ、そんなぁ〜〜〜………ル、ルミリオ様が私たちに任せてくれたたのに………」
涙目で落胆する暦と、ショックで肩を振るわせる環。すると、そんな二人に話しかける声が。
「………大丈夫よ二人とも………少なくとも私よりはマシだから。」
「「………?」」
二人が声のした方を見ると、そこには木に貼り付いた焔の姿が………
「焔ァァアーーーーーッ!?」
「な………何があったのッ!?」
「………ゴメン、助けて………」
この後二人は、引っ張ってもとれない焔を一時間かけて木の一部ごと切り取って持ち帰ったのだった。
#67/京の鬼神蘇生実験 ③
「てやぁああッ!!」
バゴォッ
「くっ………!」
奏汰が『ハイ・ステッパー』を装着した右足で蹴りつけると、『アンチェイン・ワールド』の右腕が砕け散り後ずさる。「ハイ・ステッパー」の爆発力は巨大な『アンチェイン・ワールド』の身体すら吹き飛ばす程の威力であったのだ。
加えて、大柄な『アンチェイン・ワールド』では小柄な奏汰をとらえるのは難しかった。
「小僧め………!(だが、あのスタンドは脚のみ………そこを突ければ!)」
綺初は少し冷静になったのか、奏汰のスタンドの特性を分析して作戦を考える。
すぐさま破壊された右腕を再構成すると、再度奏汰に殴りかかった!
「同じこと!!」
奏汰は先ほどと同じように、『ハイ・ステッパー』の両脚で飛び蹴りを放ち破壊する。
「甘いわ小僧!!」
バゴォオッ
「!?」
しかしその時、奏汰の背後からもう一体の『アンチェイン・ワールド』が出現、飛び蹴りの後故に、空中で身動きの取れない奏汰に襲いかかる!
(奴のスタンドの性質上、攻撃の直後は無防備!加えて空中では身動きはとれまい!)
綺初はほくそ笑んで勝利を確信した。
しかし、奏汰は背後の『アンチェイン・ワールド』に振り返ると、右手を振りかざして思いっきり打ち込んで―――
ドォオオオンッ
「!?」
拳同士が激突すると、直撃したアンチェイン・ワールドの拳から肩にかけてが粉砕して吹き飛んだ!?
「な、何だと………!?」
「………油断しましたね?このひと月、レプラさんに鍛えられて、ボクの『ハイ・ステッパー』は成長したんですよ………」
着地した奏汰の両脚だけではなく両腕にもスタンドが纏われていた!
両脚と同様に赤い装甲のロンググローブのような形状で、ひじの辺りにはシリンダーとハンマーが装着されており、銀色の線が1本光っている。同じくブーツの方にも線が描かれており、膝当てには『Ⅱ』の数字が刻まれていた。
「『ハイ・ステッパーACT2!』新たなボクのスタンド……手加減は出来ませんよ!」
「お、オノレぇ!!」
綺初は叫ぶと、『アンチェイン・ワールド」を修復し、奏汰に襲いかかる!奏汰は怯まずに、2体の巨人に向けて駆け出した。
☆★☆★☆★
「ええい!まさかあのアヤカシ共から抜け出すとは!!」
「あなたは儀式に集中して。」
湖で儀式をしていた千草は、こちらに向かい飛んでくるネギたち三人を見て舌を打った。そんな千草とは対照的にルミリオは冷静に札を取り出すと、先ほど木乃香を連れ去った悪魔を呼び出した。
「ルビカンテ、彼らを止めて。」
「………」コクリ
「あいつ、何か呼び出した!?」
「低級悪魔だ!」
「うん!」
ルミリオが呼び出し、こちらに向かってくるルビカンテを目視したネギ達。ルビカンテが迫る中、スバルはウィングロードを路線変更すると、リボルバーナックルを回転させ、パンチの構えを取った。
「ウリィィィィィィィィィャァァアアアアーーーーーッ!」
ドグシャアァッ
「「「ッ!?」」」
「………!?」
そのままスバルは加速しながらルビカンテにパンチを放つと、その拳はルビカンテを貫き、ルビカンテは消滅してしまう!
「あ、あの悪魔を一撃………!?」
「二人とも、このまま行くよ!」
「はい!」
「ルビカンテを………(なるほど、『
ルミリオが呟く中、ネギの杖とスバルのマッハキャリバーはさらに加速し、ルミリオ達に向かい突っ込む!
シュンッ
「「「!?」」」
ドガァッ
「「キャァアッ」」
だが、ルミリオまで後少しという時、ネギ達の前に『何か』が現れると、回し蹴りをスバルに喰らわせ、吹き飛んだスバルが衝突して明日菜と共に橋の上へ落ちてしまった!
「アスナさん!スバルさん!」
「よそ見している場合かい?」
「!?」
二人を心配するネギだが、一瞬でネギに近づいたルミリオに阻まれてしまう。ルミリオは、自分の後方に降り立った人物に目をやる。
「………意外だね、まさか『キミ』が来るなんて。」
「………」
明日菜とスバルは、自分たちを蹴り飛ばした相手を見た。
真っ黒な学ランの上に腰の下まで覆う同色のマントを着込み、腰まである長い三つ編みにした金髪の上に、ハートマークや『石の仮面』を模した金色のアクセサリーを付けた学生帽をかぶっている。
足には黒に金のラインが入った鉄製と思われるブーツを穿き、マントからちらりと見える腕にも、同じような篭手を装着していた。
だが、その顔は―――
(な………
(何で………)
((何で唐草模様ーーーーーッ!?))
唐草模様の、目だけ合いた覆面だった………
ちなみに先述の三つ編みは、覆面の後ろにあるジッパーの穴から垂れている。
「(相変わらずスゴいセンスだなぁ………)まあいいか。キミならそんなに苦戦はしないだろうしね。」
「………」
覆面の人物は小さく頷くと、スバル達二人に向かい猛スピードで飛び出した!
「な!?」
「は、はや………」
ドゴァアッ
「「がぁッ!?」」
まるで飛ぶかの如き猛スピードに二人は目を見開くも、覆面は構わずに二人を殴り飛ばしてしまう!
「ふ、二人ともッ!?」
「どこを見ているんだい?」
「ッ!?」
ドガシャアッ
二人が覆面の人物に吹き飛ばされるのが気になるネギだが、迫り来るルミリオが跳び回し蹴りを放つ。ネギは腕でギリギリガードするが、数m後方へ飛ばされてしまう。
「くっ………何て重い………」
「もろいね………そんなことじゃあ、何も守れないよ?」
「………!」
ルミリオの言葉にカチンときたのか、ネギは右手の『
「………」
ドォンッ
「ッ!?」
ギャルギャルギャルギャルギャルッ
だがその拳は突如地面から現れた『石の壁』に阻まれて不発となってしまい、壁に切れ目は入ったが切り裂く事はできず、ネギは拳から血を流す。
「ほう、この一瞬で応用させて攻撃するなんて、この数ヶ月でスタンド能力をここまで使いこなすのか………やるね。」
「………君たちのおかげでね………ッ」
「………?」
皮肉を含めた笑みを浮かべるネギに、ルミリオは疑問に思った。
その時だ。
ドンッ
「!」
重く響く音が鳴ったかと思えば、ルミリオは自らが作り出した壁に縛り付けられてしまった!
ギュォォオオッ
「『戒めの矢』?………いつの間に………!?そうか、これは『
「君の戦闘力はかなりのものって聞いてるからね………先に詠唱させてもらったよ………この距離なら障壁も張れないだろッ!?」
「なるほどね………少し見くびっていたよ………」
口調は変わらないが、少し驚いた様子のルミリオをちらりと見たネギは、すぐさま木乃香の元へ向かう。
☆★☆★☆★
一方、覆面の人物―――以下、この人物の事は『覆面』と表記する―――と戦う明日菜とスバル。
二人は何度も攻撃を仕掛けるが、覆面はそれを受け止めてカウンターにパンチを放つため、覆面には目立った外傷は見受けられなかった。
「あぅ……っ」
「大丈夫、アスナ…?」
「大丈夫よ。アイツの覆面があまりにも緊張感がないから、油断しただけよ……」
「た、確かに………」
覆面のかぶる唐草模様の覆面を見てスバルは苦笑する。覆面は小首を傾げるが、すぐに構えをとり二人と向き合う。
「構えた………!」
「今まで『受け身』だったのが、今度は攻めて来る気…?(でもアイツの攻撃、どこかで―――?)」
スバルが疑問に思うも、覆面が突っ込んできた為に考えを止める。
ドガガガガガガッ
「くっ………」
「は………、速くて重い……っ何てやつ!?」
覆面の攻撃に二人は苦言を漏らした。
その時だ
ヴォォォア゛ァァァァアアア―――――
「「ッ!?」」
「………!」
突如として、湖の中央の岩から巨大な『鬼』の半身が現れた―――――!
☆★☆★☆★
「こ………これはッ………!?」
「ふふふ………一足遅かったようですなぁ………儀式はたった今終わりましたえ…!」
木乃香の元へ向かっていたネギは、突如現れた鬼を見上げて驚愕する。
その鬼は青白い光を全身から放つ白磁色の四つ手の身体に、二本の角を持つ顔の後頭部には一本角の鬼の顔がある異形の鬼だ。
見れば、その肩には木乃香を連れた千草の姿が見られた。
「二面四手の巨躯の大鬼、『リョウメンスクナノカミ』。千六百年前に討ち倒された飛騨(ひだ)の大鬼神や……ふふふ………喚び出しは成功やな…!」
鬼神―――『リョウメンスクナノカミ』の肩の上で勝利を確信した笑みを浮かべる千草。ネギは愕然とした表情でスクナを見上げる。こんな巨大な鬼神を、どうやって倒せるかなど検討も付かなかった。
「こ………こんな………(こんな巨体じゃあ、『雷の暴風』が効くか分からないし………せめて、スバルさんが動ければディバインバスターで………!)」
パキィインッ
「!」
「なかなかの善戦だったけど、残念だったね。」
ネギが考えを巡らせる中、『戒めの矢』からルミリオが脱出しネギに向かい歩を進める。
その時だ。
「オオオオオオオオォォォォォォォッ」
「「ッ!?」」
「オラァァアアアアッ!!」
ドォンッ
いきなり、上空から『何か』の雄叫びが聞こえると、次いで“それ”はネギとルミリオの間に猛スピードで落下した!
「―――ふう、何とか間に合ったみてぇだなぁーーーーーッ!」
「少々ギリギリな感じはしますが………」
「く、空条さん!刹那さん!」
降ってきたそれ―――否、徐倫と刹那の姿を見て、驚きと喜びの混じった声を上げる。だがふと、二人を見て疑問がわいた。
「………あれ?ルル・ベルさんは………?」
そう、二人と共にいたはずのルル・ベルの姿がないのだ。ネギに問われ、徐倫は振り向きながら答える。
「アイツなら今頃、『お客さん』を丁重におもてなししているぜ?」
「?」
☆★☆★☆★
ほんの数分前。
「おい、何かヤバい雰囲気じゃねぇかッ!?」
ネギ達の元へ向かう徐倫たち3人。空中から見える湖からは膨大なエネルギーの奔流が、魔法使いではない徐倫でも分かるほどあふれ出ていた。
「急がないと、お嬢さまとネギ先生が………」
「そんな心配、せんでも大丈夫ですえ?」
「「「ッ!?」」」
「たぁーーー!」
ドォンッ
突然声がしたかと思えば、突如二刀流による斬撃が3人を襲った!
ドシャァアッ
「ぐぁあッ!?」
「今のは……?思わず能力を解除しちゃったわ………」
どうにか着地した徐倫たち。その時―――
「なんや
「ッ!」
「うちには関係のないことですけどね、センパイ♪」
「月詠………?!」
三人に斬りかかった人物…両刀を構えた月詠の姿を見て、刹那は背中を振るわせる。月詠は楽しそうでいながら、その目は『狂気』でらんらんと輝いていた。
「ほな、映画村では妙な横槍入れられましたが、今度は邪魔させまへんで〜〜〜!」
「くっ………こんな時に……!」
じりじりと詰め寄る月詠に、徐倫と刹那は舌を打つ。二人とも臨戦態勢だ。
「………」
スッ
「ルル・ベル?」
「あら〜、またアナタおすかぁ〜〜〜?」
だが、そんな三人の間にルル・ベルが割って入り、徐倫らに手で制した。
「ここは私に任せて貰うわ。あなたは近衛 木乃香の元へ。」
「何?」
「早くしなさい桜咲 刹那!早く彼女を助けて、お姫様だっこでキスの一つでもしてきなさい!」
「なッ!?何を言って!?」
「え?何?やっぱお前とこのかって『
「い、いやッ!うちとこのちゃんはそういう関係やのーて………」
ルル・ベルの発言と徐倫の表情に刹那は耳まで顔を真っ赤にしてうろたえだし、元来の京都弁が出てしまう。緊迫した空気がかなり緩和していた………
「さあ早く!ここからならあの場所まで『サイケデリック・インサニティ』で一気に行けるわ!」
「………頼む!」
「行かせまへんえ〜〜〜♪」
ルル・ベルが『サイケデリック・インサニティ』で二人を湖の方へ殴ろうとする中、月詠が三人にせまる!ルル・ベルは素早く二人を殴ると月詠に向き直り、二刀を『インサニティ』の両拳を交差させて受け止める!
「またうちの邪魔をしてぇ〜……何なんですかアナタは?」
「頼んだぞー!」という徐倫の叫びをバックにつばぜり合いをしながら、月詠は訝しげにルル・ベルに問う。ルル・ベルはふふっ、とだけ笑うと、その問いに答える。
「私は恋する乙女の味方―――愛の掟で戦う戦士よッ!!」
「………何でメタルヒーローの歌詞から取ったんですー?」
☆★☆★☆★
「―――ま、そーいうワケだ。今はこのかを助けてよぉーーーーー!あの『デカブツ』を止めることに集中するぞ!!」
「は、はいッ!」
徐倫から経緯を聞いたネギは少し頼りないように返事をする。いくら徐倫らがいるとはいえ、あの大鬼を倒せるとは思えなかった。
「………おしゃべりは済んだかい?」
三人の会話する様子を今まで聞いていたルミリオは呆れたように訪ねると、何やら奇妙な構えを取った。
「ヴィシュ・タル・リ・シュタル・ヴァンゲイト、
「え、詠唱!?」
ルミリオが呪文を詠唱し始めたのを見て驚くネギ。すると、先ほど覆面の攻撃で湖に落下していたカモがようやく湖から出て、ルミリオの呪文に驚愕する。
「なッ!?あの呪文は………!?姐さん!奴の詠唱を止めるんだッ」
「え!?カモ君………!?」
「ダメです、間に合わないッ!」
「
カモがあわてて叫ぶが、既にルミリオは詠唱を終え、その光る指をネギ達に向ける!
「『
ボウムッ
「「「「ッ!?」」」」
詠唱した瞬間、周囲十数mに渡り灰色の霧が発生した!
「………しまった、大きすぎたな………」
後からルミリオがこんな呟いたが聞こえたが、気のせいと信じたい………
☆★☆★☆★
「な…何とか逃げられた………奴はまだこっちに気づいていませんね……」
祭壇につながる橋の上、何とか霧から逃げ切ったネギ達。
「無事か、ネギ?」
「はい。でも空条さん、さっきのは………?」
あの時―――霧から逃げ出す際に、徐倫が素早く『コウウントユウキノツルギ』を振るった瞬間、霧が一部、まるでトンネルのように晴れ、そこから三人は脱出したのだ。
「いや、まだ『確信』はないけど、このアーティファクトの能力が分かりかけてきた………」
「え?………」
「た、確かにその『コウウントユウキノツルギ』は作られてから数百年の間、一度も世に出たことがない故に能力に謎が多いものっすけど………」
そんなスゴいものだったのか、と今更ながら驚く徐倫とネギ。確かに仮契約してから修学旅行まで一度もアーティファクトを使っていないため、あまり理解をしていなかったが………
「………………」
そんな中、刹那はスクナの肩に乗る木乃香と千草を見て、決心を固めた目をする。
「………お二人は今すぐ逃げてください………お嬢さまは私が救い出します………!」
「えッ!?」
「お嬢さまは、千草と共にあの『鬼神』の肩にいます。私ならあそこまで行けます………」
「な………何を言って………第一!どうやってあんな高い場所までッ………!?」
刹那の進言に二人は狼狽える。いくら何でも、刹那があの大鬼の肩まで行けるとは考えがたかった。
「………ネギ先生、空条さん……私、二人にも……このかお嬢さまにも『秘密にしておいたコト』があります……この『姿』を見られたらもう……『お別れ』しなくてはなりません……」
「………何?」
「え?」
「な………何を言って………?」
「しかし、今なら………あなたたちなら………!!」
刹那はそう言うと、『封じていたその力を』解放する。すると―――
バサァアアッ………
「「「………ッ!」」」
刹那のその背に、巨大な『一対の翼』が現れる……………
「………これが私の正体………奴らと同じ………『化け物』です………」
後ろの二人を振り向きながら、刹那は恥ずかしげに言う。その目は、涙が浮かんでいた………
「でもっ、誤解しないでください………私の『お嬢さまを守りたいという気持ち』は本物です!………今まで秘密にしていたのは………この『醜い姿』をお嬢さまに知られて、嫌われるのが怖かっただけ………!私ッ………」
刹那がそう吐露するが、そんな刹那に徐倫は………
バッチィインッ
「きゃうッ!?」
背中をひっぱたいた………
「ったく、なーに言ってんだオメーはよォオーーーーー!」
「いてて………え?」
背中の痛みに悶えていた刹那だが、徐倫の一言に惚けた表情となる。
「オメーよォ、このかの幼なじみで、その後二年間も陰からずっと見守っていたんだろ?その間、アイツの『何』を見てたんだよ………?」
私はちょっとビビったけど………と続けた徐倫は、刹那の肩に手を置き、その両の目を見つめながら話す。
「このかが『
「く………空条さん………!」
刹那を一喝した徐倫は後方で一部始終を惚けた表情で見ていたネギの方を見る。
「ネギ!私らで援護するぞ!」
「ハイッ!」
「空条さん………ネギ先生………」
「行ってください、刹那さん。」
「ルル・ベルじゃないけど、さっさとこのか助けてちゃんと話ししてきなッ!」
「は………ハイッ!」
刹那は二人にそう返事をすると、翼を広げて飛び立つ準備をする。その時、霧に包まれた祭壇の中からルミリオが現れた。
「………そこにいたか。(しかし、まさか無傷とはな………)」
「来たか………」
「ネギ先生………このちゃんの為に頑張ってくれて、ありがとうございます………!」
刹那はネギにそれだけ言うと、このかの元へ飛び立った!
「!あの翼………烏族のハーフ………!?」
「タスクッ!!」
ドバッドバッドバッ
「!?」
刹那を撃とうとするルミリオだが、それはネギの放った『爪弾』に阻まれてしまい、その隙に刹那はルミリオの射程距離外へ飛んでいった。
ドガァアッ
「わぁあッ!」
「キャァッ!」
ドッザァアッ
「わっ!?」
「あ………明日菜にスバル!?」
「く、空条さん………!」
その時、二人の反対側から覆面と戦っていた明日菜とスバルが飛び込んできた。後方を見れば、右腕をブンブンと回しながら覆面がこちらにゆっくりと歩いてきた。
「もう一人いたか………つーか何だよ、あの気の抜ける覆面………?」
「知らないわよ……で、どーするの?」
「正直、あの二人に勝つのは難しいよ………?」
四人は背中合わせになりながら打ち合わせをする。この二人と戦うのにこの面子ではキツいと感じた………
【………なかなか頑張ったね、みんな………】
【僅かだが、貴様等の戦い見せてもらったぞ………】
「「「「!?」」」」
「この声は………ッ!?」
そんな中、四人と一匹の頭に『二人の女性』念話が響きわたった。だがこの二人は―――!?
【まだ限界ではないはずだぞ?意地を見せて見ろ貴様等ッ!】
【後一分半待っていて………そうしたら―――】
【私らがすぐに終わらせてやる………!!】
←to be continued...
67話です。
・焔救出。まあ、どっちみちこの後3ヶ月はこのままですが………
・ハイ・ステッパーACT2。キックだけではなくパンチも打てるようになり、格闘向けになりました。
・覆面の人物登場。学ランにマントで格闘家という出で立ちですが、ルミリオの言うとおりセンスがぶっ飛んでます(笑)正体はいずれ。
・いよいよ京都編もクライマックス!なるべくペース上げて頑張ります。
では、次回をお楽しみに!