艦これ-提督と艦娘の鎮守府物語-改   作:鶴雪 吹急

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第二十八話「東南の海と二人の思い-攻略~ラバウル方面編~-」

『赤城、加賀を中心と、大鳳、土佐を中心にした輪形陣に別れます!赤城達のを先頭に、大鳳、土佐を後方に進軍します!』

 

 大和の指示で各艦が前方赤城達の艦隊と大鳳達の艦隊に分かれる。

 

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編成状態

 赤城、加賀、飛鷹を中心に

 長門、金剛が前方

 妙高、川内が左方

 高雄、木曽が右方

 曙、漣、潮、野分、舞風、きりしまが右方から前方、左方に掛けて展開

 

 大鳳、土佐、隼鷹を中心に

 日向、比叡が後方

 摩耶、利根が左方

 鳥海、長柄が右方

 白雪、深雪、浦風、谷風、嵐、萩風が右方から後方、左方に掛けて展開

 

 大和、矢矧、初霜、霞、雪風、磯風、浜風、朝霜、秋月は

 赤城達の輪形陣と大鳳達の輪形陣の間で

 二艦隊を繋ぐように第一警戒航行序列で展開

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『現在は空母を守る防御体制を採っていますが、ラバウル敵飛行場を発見次第、第四警戒航行序列を採ります!』

『了解!』

 

ー一方、戦車隊ー

 

『砲撃命令確認!隊長車より、各車へ、これより、敵飛行場への射撃を行う!』

 

 戦車隊は飛行場を狙える各所に散らばり、砲身を航空機に向けていた。

 

『主砲AP弾装填!撃ち方よーい!』

 

 ウォーンと低い音と共に、各戦車の砲塔が標準をしっかりと定める。

 

『撃て!』

 

 戦車の主砲は火を噴き、辺りが一瞬明るくなる。

 砲身から飛び出したAP弾は直線的な弾道を描き、そのまま敵陸上機へ着弾する。

 砲撃を受けた陸上機は相次いで爆発、火を上げた物は辺りを照らし、格好の標的となった。

 

『各車移動開始、移動後に、陸上砲に向けて、射撃を開始!』

「大崎、9時の方向に転進、100mぐらい前進。立川は前進後に一番近い陸上砲へ砲身を向けて射撃を行って」

「「はい!」」

 

 カタカタと履帯が動き、隊長者の10式が動き始める。

 闇夜の森に紛れる、濃緑と茶の迷彩。

 先ほどの砲撃からの爆発でうまく敵に移動がばれずに次の砲撃地点へ移動する。

 

「撃て!」

 

 隊長車を皮切りに次々と各車が砲撃を再開する。

 陸対艦の陸上砲は次々と火を上げて壊れる。

 

 自体を収集出来ていない敵は、慌てふためき、指令の人型深海棲艦も指示をまとめきれていなかった。

 

『照明弾装填!砲撃後、安全地帯へ一時撤退する!』

『了解!』

 

 各車は思いっきり上空へ砲身を上げ、ドーン!と一発照明弾を放つ。

 照明弾で上空でパッと明るくひかり、敵飛行場を明るく照らす。

 

『全車撤退!』

 

 各車はそのまま撤退して行った。

 

ー戻って、艦隊ー

 

 艦隊は二度の敵警備艦隊と交戦、レーダーによる優位位置からの攻撃によりほとんど被害を受けずに飛行場を前にしていた。

 

「艦隊12時の方向!照明弾を確認!敵の飛行場です!」

 

 監視妖精が大和に報告に来る。

 大和は報告を受け、前方の燃え盛り照らされた飛行場を睨みつける。

 艦隊は第四警戒航行序列を採り、大和、長門を中心に両翼に軽巡・重巡・駆逐が展開し

 後方を空母と護衛の駆逐が縦陣が追走する形になっていた。

 

『全艦HE弾装填!飛行場へ第一掃射を行います!敵、遊撃艦隊に注意!きりしまさんはハープーンの発射準備を』

『了解!』

『左翼側は左へ転進、空母の方達もそちらへ続いてください!右翼側は右へ、私もそちらへ続きます!』

『了解!』

 

 一つの艦隊は二手に分かれ、飛行場へ向かう。

 

『左80度に第一、二、三番砲塔旋回!撃ち方よーい!』

 

 大和に続き、各艦が飛行場へ砲身を向ける。

 

『撃ちー方ー始め!』

 

ドン!

ドン!

ドン!

 

 今までの比にならないくらいの轟音がビスマルク海に響き渡る。

 この時を待って居たかのように轟音を響かせる45口径46cm砲

 放たれたHE弾は爆発を伴い次々に飛行場を破壊する。

 

『今度は停泊中の敵艦隊群を狙います。戦車隊の皆さんは照明弾を海岸線側にお願いします』

『『了解!』』

『AP弾装填!撃ち方よーい!』

 

 深海棲艦側も動き出そうと、錨を揚げて、回避に動こうとするが、かたまって泊まっていたためになかなか動けない。

 そんな間にも、戦車隊による、照明弾で、船体をさらされ、薄闇からは大和や長門の主砲がこちらを捉える。

 

『第二掃射!撃ちー方ー始め!』

 

ドン!

ドン!

ドカン!

 

 次々に着弾する弾。

 装甲を抜かれた艦艇は爆発と共に船体が割れ、沈み始める。

 なんとか耐え抜いた、艦が大和へ反撃を行おうとするが。

 今度はそこに水柱と爆発がしょうじる。

 

「大和に攻撃を加えようなんて思わないでよね。魚雷、次弾装填」

 

 矢矧率いる臨時の水雷戦隊の酸素魚雷が当たったのだった。

 

「大和さん!5時の方向、敵の護衛艦隊です!」

『きりしまさん!発射して下さい!』

『了解!ハープーン!敵捕捉!』

 

 きりしま内部の戦闘司令室が慌しくなる。

 

『ハープーン発射!』

 

 シューという音と共に、ミサイルが放たれる。

 ミサイルは一度上空まで上がると標的に向けて一気に飛んでいく。

 普通のミサイルなら深海棲艦相手に、当てずっぽうに飛んで行き、大抵ははずすのだが、

 このミサイルは一直線に敵深海棲艦へ飛んで行き、敵の駆逐艦級から巡洋艦級を沈めた。

 しかし、戦艦となると、ちっとやそっとじゃ沈まないようで、反撃のために、砲身をきりしまに向ける。

 

 しかし、そこに旋回を完了させた金剛が砲撃を行う。

 赤い水柱が立ち上がり、敵艦は沈み始める。

 

『ラバウル方面、作戦終了しました』

 

 敵ラバウル飛行場とその護衛艦隊は壊滅した。




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