東方虹村録 ~虹村喫茶店へようこそ~   作:ジェイルロック

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週一投稿頑張ります。(やれるとはいってない)




黒白の来店者 その1

「んっん~♪実にすがすがしい気分だ。ひとつ歌でも歌いたい気分だ」

 

「兄さん、朝からうるさい」

 

 

虹村喫茶店の朝は早い。なにせ様々な準備を開店前にしなければいけないので、開店二時間前、つまり六時には起きてなければいけない。まぁ、もうなれてしまったが。

 

虹村喫茶店は幻想郷では珍しい二階建てになっており、二階は住居スペース、一階は喫茶スペースにしている。

 

ちなみに、二階建てなのはここを建てた建築家が外の世界に強い関心を持っていたらしく、偶々来てた外来人に外の世界の家について聞いたところ、自分の家は二階建てだよと話していたらしく、じゃそれ建ててみようとなったとか。

 

僕達の店にはカウンターが五席、テーブルが二人一組で四席ある。

多いように見えるが、意外と休日は人が来るので足りてない時があるため、これから増やさなければいけない。

 

 

「む、昨日は俺が当番だったからお前の番だぞ」

 

「あ、そうだった」

 

 

そういえば昨日は兄さんが当番やってたなと思い出し、自分の仕事である朝の準備を終わらせようと自分のスタンドを発現させる。

 

 

「ユニオンカンパニー」

 

 

すると、自分の周りに共産主義を象徴する赤い星に金色の鎌とハンマーを組み合わせた帽章、上着は立襟が用いられている軍服と、AKS-74というステンレススチール製のブレードを持つナイフ型を付けることができる銃を持つ特徴的な小さな歩兵達が現れた。

 

そう、これが僕の能力「ユニオンカンパニー」である。

ユニオンカンパニーは兄さんのスタンドと酷似していて、違うとこといえば服装だけという世界である。ちなみに、それぞれ軍事モノが好きで、スタンドの姿もそれぞれ好きな軍隊が元になってると思われる

 

-兄さんは米軍、僕はソ連が好き。-

 

スタンドが酷似しているのは、恐らくボクと兄さんが双子ある事が原因だと兄は言っている。といっても二卵生なので性格も違うし、好みも違うからそれは違うのではと僕は思っている。

 

まぁそんなことよりも、急いで準備をしなければならないので、スタンドに準備を任せながら、朝食を作ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

既に朝食を食べ終え、午前の仕事を終えた頃、僕達は昼食を食べようとしていた。

だがそれはたったひとつの声で延期にせざろうえなかった。

 

 

「おーい、邪魔するぜー。」

 

「あ、いらっしゃいませ」

 

「昼頃に客とはまた珍しい、いったいだ...」

 

 

喫茶店に珍しき昼の客が来たのでカウンター越しから見ると、そこには16、7ぐらいの魔法使いがいた。

我々はこの女を知っている。リボンのついた黒い三角帽(コーンの様に先がとがった、つばの広い帽子)を着用し、「黒系の服に白いエプロン」という服装、さらには箒を所持し、いかにも魔法使い然とした身なりをしている彼女を。

 

 

「見たことあるね、確か名前は...」

 

「霧雨魔理抄だぜ。」

 

「ああそうそう、霧雨さんでしたね」

 

 

彼女、霧雨魔理抄はこの幻想卿でも有名な魔法使いで、博霊の巫女とともに異変解決にも行ったことがあるらしい。

因みに弾幕はパワーだぜと言うのが口癖らしい。弾幕というのは頭使うものだと僕は思っていたので、それを聞いた瞬間、僕の頭の中は理解不能ということばで埋められてしまったのは記憶に新しい。

 

-弾幕ごっこは一応僕らはできない事はない-

 

そんな彼女だが、一体何しに...喫茶店で昼食と呼べるメニューはないのだけど...

 

 

「あのーお客様ご注文は?」

 

「いや、今日来たのは注文しに来た訳じゃないんだぜ」

 

「はて、それでは何用でしょうか?」

 

「いや借りたい物があるんだ」

 

 

借りたい物?ここは本棚とか置いてあるからそれらの本を借りたいのだろうか。

といっても、ここは図書館でもないし、貸すつもりなんてサラサラないのだが。

 

 

「お客様、申し訳ございませんが当店本の貸し「お、あったあった」あのお客さ...」

 

 

もう既に彼女は目当ての本を借りようとしていた。ちょっとお客様まだ喋って...

 

 

「お客様それはだ「じゃ、死ぬまで借りるぜ!」あ、ちょっと!」

 

 

あろうことか持ち出したのはカウンター内に開いてあった紅茶の入れ方などが乗っている外来本だった。この本は喫茶店の生命線を握っており、なおかつ兄はもう一つの能力の都合上必要不可欠なのだ。しかも、死ぬまで?冗談じゃない。

とにかくそんな重要な本なので急いで取り返そうとするが。それはある一言で止められた。

 

 

「お客様」

 

 

その声の主は今まで黙っていた兄。そして最も焦るべき人間が冷静に壁に持たれかけながら凄みを出していた。

その凄みは魔理沙を止めるには十分だった。

 

 

「なんだ?あ、もしかして栞いれてあるとか?大丈夫だぜ!私は抜き取らないぜ!」

 

 

あきらかに借りる前提になっているが、それでもお構いなく兄は話し続ける。

 

 

「お客様、そこから店を出るときには十分に気を付けて下さい」

 

「!!」

 

「!!、気遣いありがたいぜ!」

 

 

魔理沙は許可が出たと思い、そのまま外へ出てしまった。しかしボクと兄さんは諦めるつもりなんて砂粒一つも思ってない。しかし僕達は追いかけなかった。明らかに矛盾してるようだが、それには理由があった。

 

 

「兄さん、彼らに任せられるのか?」

 

「任務は必ず果たす奴らだ。大丈夫だろう。」

 

 

魔理沙の奪っていった本には軍服の小人がついてた。

 

 

 

 

 

 

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