ガンバライダーロード   作:覇王ライダー

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決戦の地

シンクとガウルは城内で激しい攻防を見せていた。

「やるな!!」

「そっちもね!」

シンクはパラディオンを駆使してガウルの放つ光弾を見事に弾き飛ばしていた。ガウルもシンクからの攻撃を爪を盾に使い、防ぎきっていた。

「これじゃ埒が開かねえな。」

ガウルはそういうと、爪を戻し新たな紋章砲を開こうとしたその時だった。

「グァァ……。」

エクレールがシンクとガウルの間に吹き飛ばされ、そのまま叩きつけられるように倒れこんだ

シンクとガウルはその方向を見つめた。そこにいたのは、先ほどジェノワーズの三人を倒したあの戦士だった。

「いやぁ、こんなところで力を奪えるとは歓迎歓迎。」

「何を!!」

シンクは戦士に近づくが、戦士が召喚したメカによって吹き飛ばされた。

「あぁ……。」

「シンク!」

ガウルはそれを見てシンクを庇うように戦いに出るが、マシンから出るマシンガンに彼もまた吹き飛ばされる。

「く……そ……。」

二人が倒れこむのを見てアクートは嘲笑した。こんなにも弱く、脆いものだとは思っていなかったからである。

「では、二人の力…いただくとしよう。」

彼が二人に触れようとしたその時だった。

「アクート!!」

そこに現れたのはロードとノヴェムだった。彼らは仮面ライダー鎧武の世界の力「キャバリエンド」と「無類キック」を使い、アクートを蹴り飛ばした。

「来たか……友よ!」

吹き飛ばされたアクートは微笑を浮かばせて、こちらへと突進した。彼は体から触手を伸ばし捕らえようとするも、ロードは火縄大橙DJ銃をマシンガンモードに、ノヴェムは仮面ライダーウィザードの力であるドラゴンブレスを放ち、触手を全て退けてみせた。

「傷の方は大丈夫かい?」

「ああ……何とかね。」

ノヴェムとロードは小さな声でコンタクトを取り、DJ銃とドラゴンブレスの威力を強めた。

「ほぉ……ならば!」

「エクレ!!」

アクートは動けないエクレールに触手を伸ばした。しかし、シンクの叫びに反応するようにロード走ってはその前に立ち、マシンガンで退けた。

「すま……ない。」

エクレはロードに礼を言うも、彼は少し振り向いてまたアクートへと突撃した。

「……かかった。」

ロードはマシンガンを放ちながら突撃するが、彼の下から大きなモンスターを召喚した。

「これは……魔物!?」

ガウルがそう言うと、エクレールは少し神妙な顔で立ち上がった。

「そうか……そういうことか。」

ノヴェムは全てを悟ったように、自らの武器である「ガンバブラスター」を召喚した。

「どういうことだ!?何で魔物があいつの言うこと聞いてんだよ!」

焦るガウルはシンクに問いを求めるも、シンクは見たこともない魔物と、その圧倒的な力に少し口が塞がった。

「それはそうなるか。」

エクレールは納得するように呟いた。無理もない。彼が来てから少ししか経っていないのだ。こんな危険で強大な力を見せられては恐怖になるのも無理はない。

「ノヴェム!!」

ロードはその間に人格がチヒロへと変わり、ノヴェムに呼びかけた。ノヴェムもまたそれに頷くようにガンバブラスターに紋章砲の力を加えた。

「さあて……特訓の成果ってやつを見せるかな。」

チヒロは少し助走を付けると、魔物を飛び越えてアクートの元へも飛び込んだ。

「無駄だあああああ!!!」

アクートは召喚した剣で貫こうとするも、彼はそれをすり抜け、回し蹴りで空中に上げた。

「ユキカゼ式体術…狐流蓮華昇-斬-」

チヒロは空中で一閃の斬撃を加えてアクートを斬り倒した。そのまま倒れこむアクートに追い打ちをかける。

「ガンバライダーキック!!」

アクートにガンバライダーキックが直撃し、そこだけがクレーターとなってアクートはそのクレーターと共に倒れこんだ。それと同時に魔物はおとなしくなり、唐突に動かなくなった。

「やっぱりねぇ……!」

ノヴェムは魔物に向かって紋章砲を放ち、動きを止めた後に彼は走り出し、足に紋章砲の力を蓄積した。

「紋章砲!神狼天牙!滅魔電蹴!」

彼は紋章砲を加えた自らの技で魔物を貫いた。

「あの紋章砲と体術……何故……?」

エクレールは二人の技を見て、仲間であるユキカゼとダルキアンの技を基にしていることはすぐに分かった。しかし、何故彼らが?という疑問はすぐには考えが浮かばなかったのだ。

「くくく……はははははは!!!」

アクートは高笑いを始めて、また立ち上がった。

「何!?」

「はぁ!!?」

チヒロとノヴェムはその姿を見て驚愕した。あれだけの攻撃を畳み掛けたにも関わらず彼にはダメージがないのだ。その証拠に彼に加えた斬撃の傷はなかった。

「では、さらばだ!!」

アクートはワープドライブを発動し、そこから彼は逃げ去った。

「なん……だったんだ?」

「くっ……。」

アクートの存在。そしてチヒロやノヴェムの力を見たガウル、シンク、エクレールはそれに動揺が隠せなかった。

「ガウル!!」

そこへと来たのはレオンミシェルだった。彼女は弟のガウルの傷を見て走ってきた。

「姉……上。」

「戦いのことは後で叱る。今は傷を休めろ!」

その二人の光景を見て、その後ろを去ろうとしたロードとノヴェムはエクレールに肩を掴まれた。

「お前らに……少し聞きたいことがある。」

ロードとノヴェムは少し考えた後にそれを良しとした。分かっているのだ。聞かれる内容くらいは。

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