二人のガンバライダーは二人の仮面ライダー、そして一人の怪人と対峙し戦いが始まる。ロードとブレイズは一気に斬りかかりポケモントレーナーたちはそれを援護するようにポケモンに指示する。戦いは激化して炎と煙に天気研究所の屋上は包まれた。
ブレイズとエターナルはお互いの剣をぶつけあい火花を散らす。ブレイズが弾き飛ばすと水と炎の混ざった攻撃がエターナルを襲い吹き飛ばすがすぐさま防がれて攻撃態勢へと変わる。
"ライダースラッシュ"
"アクセル マキシマムドライブ"
同時に打ち出された攻撃は二人の間で爆発を起こして消えていく。砂煙の中再度攻撃を仕掛けたのはブレイズだった。
"アクセル マキシマムドライブ"
「これが本場のマキシマムドライブだ!!」
アクセルグランツァーは直撃してエターナルを吹き飛ばして叩きつける。そこへルビー、サファイアはそれぞれのポケモンへと指示を出す。
「ZUZU、ハイドロカノンだ!」
「ちゃも、ブラストバーン!」
二つの攻撃はエターナルへと追い打ちを与えてさらに叩きつけた壁を破壊する。その威力はすさまじく大穴を開けて焼け跡を残した。一撃の大きさと後ろで倒れるポケモンのを見たブレイズもこれは立てまいと確信した。しかしそれはすぐに悲観に終わる。
「おいおいマジかよ。」
まるで人形に吊り上げられるようにエターナルは立ち上がりゆっくりと首を上げる、そして再び落とした剣を取り襲い掛かった。ブレイズは咄嗟に躱して飛び掛かって見えた足を引っかけてそのまま地面へとすかした。その戦いを見ていたロードは小さく"なるほどな"と呟く。G4はロードを殴り飛ばすがそれは受け身を取られて完全に防がれてしまう。銃弾を放つがロードも対抗してデンガッシャーのガンモードを向けてエネルギーを収束させる。
"Full Charge"
「ワイルドショット!」
収束させたエネルギーは電撃を纏って弾丸を吹き飛ばす。G4はその攻撃を受けて吹き飛ばされて地面に転がってそのまま伏せた。カガリとエメラルドは追い打ちを図るがロードは手を出してそれを止める。二人はその状況に理解が追いつかなかったがG4がエターナルと同じく吊り上げられるように立ち上がった瞬間ロードが手を上げた瞬間、二人は声を上げる。
「キュウコン、はかいこうせんだ!」
「ジュカイン、ハードプラントだ!」
二つの攻撃はG4に直撃してそのまま打ち抜いて周囲を焼き払いながら再び伏せた。ロードは立ち上がるG4をよそにナイトメアドーパントに攻撃を仕掛けていく。突然の動きに周囲は動揺して動き出した戦いを茫然と見続ける。ナイトメアドーパントは攻撃をいなして光弾を放つが振り返ったロードに防ぎきる。一気に斬りかかった攻撃を防いでロードとナイトメアドーパントは空中で鍔迫り合いとなる。
「お前の目的はなんだ?なぜあの時僕らではなくカガリを洗脳した?」
「ほお・・・我々の目的にまで気付きましたか。」
ロードは剣を振るって弾き飛ばしそのまま地上へと降りてカガリとエメラルドへと近寄りコソコソと話し始める。二人は一連の流れの意味不明さに動揺する。
「お前目の前の敵から目をそらすって何してんだよ。」
「攻略方法が分かったからね、伝えに来たんだ。」
二人は頭に疑問符を浮かべる。確かに意味不明だしよく分からないが彼の言うことならばと策に乗ることにした。無論、策は伝えられていないが・・・。
チヒロとダイゴ、リラはブレイズたちの危機に一早く辿り着くべく天気研究所へ足を急がせていた。ダイゴはメタグロス、リラとチヒロは召喚したエビルダイバーに搭乗して空を駆ける。遠くに見える天気研究所は煙に包まれているのがここからでもよく見えていてそれほど戦いが激化していると伺える。早く到達しなければと焦る二人をよそにチヒロは最中何かを察知したように笑みを浮かべる。それを見ていたリラは不思議そうに彼を見た。
「どうしたんだい?」
「いいや、どうやら向こうも戦いがかなりヤバいらしい・・・。ダイゴさん、一つ頼みたいことがあるんだ。」
ダイゴは静かに頷く。リラも彼らの話に耳を傾ける。戦いを終わらせる手段ならばと
天気研究所の戦いは激化してゾンビのように立ち上がる二人の仮面ライダーに対して疲弊していくポケモントレーナーとガンバライダーの体力にも限界が到達しかけていた。何度攻撃しても立ち上がり何度も攻撃してくる無限ループに精神、体力はどんどん削られていく。
「これはキッツいなぁ・・・。」
ブレイズは小さくそう呟く。後ろを見るとルビーとサファイアとそのパートナーポケモンは膝をついて満身創痍なことは明らかだった。限界を感じ始めていたその時に動いたのはロードだった。
「はーい注目!」
全員は声の方へ首を向ける。そこにいたのは空中でカガリを抑えて手を振るロードだった。その手に持っていたのはライターのような物体でナイトメアドーパントはそれを見て動揺を隠せないのは明らかだ。その反応を見たロードは話を続ける。
「君たちが求めているのはこれだろう?これを君たちが受け取れれば君たちの勝ちだ。」
「何を勝手な・・・ッ!」
カガリが話そうとした瞬間ドラグランザーが睨みつける。恐らくこれ以上言葉を出せば焼き払うという意思の表れのように見えた。カガリが口をふさいだところでロードは話を続ける。
「スリーカウントして拾えたら君の勝ち、拾えなかったら僕らの勝ちだ。」
勝手に話を進めるロードを咎めようにもあのドラグランザーが邪魔して何も言えない。ロードは周りを見渡して声を上げる。
「じゃあいくよー。スリー、ツー、ワン」
全員が固唾をのみ込む。そして
「ゴー!」
手から落とされた物体はそのまま落下していく。動き出したのはエターナルだ。
"ゾーン マキシマムドライブ"
ワープしてその場所へと動き出す。全員が止めようにも物質が邪魔して攻撃することすらできない。万事休すかと思ったその時だ。
「ライコウ!でんこうせっか!」
「メタグロス、ラスターカノン!!」
その刹那、一撃がエターナルを吹き飛ばして地面へと突き落としてそのまま追撃へと向かった。ナイトメアドーパントが動き出そうとした時、そこへ砲撃が降り注ぐ。そこには銀髪の青年が仁王立ちしていた。ロードが下を見るとそこには同じく赤い鎧を纏ったガンバライダーが落とした物体を拾っていた。それを見た全員が今だと言わんばかりに攻撃を始めた。
「本当無茶苦茶な奴だよ。だが」
ブレイズはブレイラウザーを召喚してエターナルへと雷撃を放つ。先ほど攻撃したリラのライコウも同時に電撃を放つ。
「このリラ、手加減はないよ!!」
「行こうかナギ!」
「ああ、行くぞ!」
攻撃を始めた動きを見たロードは安堵の息を漏らしながら周囲を見る。カガリはお察しの通りかなり不満げなわけだが
「間に合ったみたいだな!」
「ったくギリギリなんだよなぁ。」
ゆっくりと抱えていたカガリを下ろす。カガリは少し憤りに近い声でロードへと声をかける。
「吊り橋効果のつもりかい?ほんと無茶ばかりする。」
「人質みたいに扱ったのは申し訳ないと思ってるよ。」
もちろんそんなつもりはなかったんだけどなぁ。言い訳に近いことを考えているとチヒロは少しへらっとした表情を見せた。
「そんなつもりはなかったけど、めちゃめちゃお前のこと心配してたぞ。」
ロードとカガリは同時に目を合わせる。両方とも疑問気に「えっ?」と言いたげだ。ロードが再びチヒロを見ると俺何もしてないぞって顔で見ていた。カガリもチヒロを見るが何もしてないと言いたげだ。
「さっきから何ラブコメしてんですかァ!?」
ナイトメアドーパントの声に三人はおっとそうだったとロードとチヒロは目を合わせて同時に動き出してG4へと攻撃を仕掛ける。チヒロはシャイニングカリバー、ロードはギルスクロウを召喚して一気に畳みかける。その完璧な連携はG4に一撃の攻撃も許さずに文字通り一瞬で叩きのめした。そしてその標的はナイトメアドーパントへと向けた。
「さあ本丸は君なんだろう?」
ロードはそう言ってナイトメアドーパントへと近づく。ナイトメアドーパントは光弾を放つがロードはギルスクロウの爪を使い弾いた。ゆっくりと近づいて爪を向けるその姿に畏怖に近い感情を抱いた。
「んじゃ、G4は俺が相手すっかな。」
チヒロはヒーハックガンとギャレンラウザーを召喚して炎を放ちG4へと攻撃を始める。G4はその攻撃に後ずさりしながらも銃撃を始めた。
ロードはナイトメアドーパントへと攻撃を仕掛けていく。その斬撃は敵に痛みと共に火花を散らしていく。その時ロードは問いかける。
「おかしいと思ったんだよね。カイナシティでの出来事とエターナルやG4との戦い、なぜ立ち上がったのか。そしてそこに誰がいたのか。」
ナイトメアドーパントは膝をついてロードを見る。彼は手元にスカルマグナムを呼び出し銃口を向けた。
「君が住民も二人のライダーも脳を無理やり動かして死体を使役していたんだろう?」
ナイトメアドーパントがハッとした瞬間攻撃はナイトメアドーパントへと直撃した。
"スカル マキシマムドライブ"
ガイコツは攻撃的にナイトメアドーパントを噛み砕き怯ませる。怯んだ一瞬で一撃の蹴りを放ちガイコツごと吹き飛ばした。爆破した瞬間周囲を見るとエターナルとG4はその命令に従うようにその場を去っていった。
脅威が去って少し経ち、ブレイズは周囲を見渡す。雨は降っていても見えているものは先ほどとは全く違う景色だ。
「やったのか?」
「いや、一時撤退ってやつだろうな。確実には仕留められていない。」
ブレイズの問いにチヒロは答える。どうやらまだ終わってはないらしい。それぞれが落ち着きを取り戻す中、エメラルドはチヒロへと近づく。
「ごめんね、言わなかったことは謝るよ。」
エメラルドは横に首を振る。
「あんたを信頼してよかった。今回はアンタに礼を言うよ。」
ロードは意外な言葉にどう返すか迷って悩んで少しおどおどとしているロードをよそにチヒロはダイゴ、そしてリラと話していた。
「ありがとな。俺たちの案に乗ってくれて。」
「構わないよ。君の戦いを見て確信があったからね。」
ダイゴはそう答える。リラはそれに続いて話を続ける。
「君たちはこれからの困難にも立ち向かっていける。信じているよ。」
チヒロはあぁ、と頷く。それぞれがそれぞれの場所へ戻ろうとしたその時だ。ミクリのポケナビが鳴り響きすぐ出る。通信はトクサネジムのジムリーダー、フウからだ。
「ミクリさん!ルネシティが!!」
周囲は騒然とする。ガンバライダーたちはすぐにその脅威へと向かう。しかし異変に気付いたのはナギだ。
「あれ?ロード君たちは?」
二人のガンバライダーは一瞬にして姿を消していた。