二人目のガンバライダー!
レイシフトして飛ばされたチヒロとノヴェムはとある森へと叩き落とされた。
「ってぇな。どこだここ。」
「空が赤い色してる。こんな世界もあるのか。」
チヒロとロードが会話していると、横でぶつぶつと声が聞こえてくる。
「明らかに地球とは違う時間軸が流れてる。魔力検知は無し…….っと。」
ぶつぶつと喋っていたノヴェムの後ろからチヒロは機械を覗き込む。
「あーもう!付いてくんな!」
「見るくらい良いだろ!?」
ノヴェムはデータの入った端末を見せないかのごとく走り回った。だが、ロードもそれに負けじと後ろへとついて行った。
「何だよ!国家機密でもねえんだから見せてくれても良いだろ!」
「君には関係ないじゃないか!」
チヒロの憤怒に対抗するようにノヴェムも声を荒げた。二人は何も言わぬまま別の道へと進んでいってしまうのだった。
ノヴェムは一人見知らぬ森を彷徨っていた。
「ああ、怖いんだけどなぁ。」
彼は想像すらしていなかった。突然レイシフトしてこんな森に落とされ、身勝手なパートナーを持ってしまうこと。
「アクートの一件といいGRZ社お手製の兵器さんといい、こんなに不幸って続くもんなのかねぇ?」
この不幸はさらに続いた。目の前に真っ黒な巨大生物が見えたのだ。おそらくライダーの世界ではない。かといって人工物にも見えなかったのだ。
「よし、奴を分析…っと。」
黒い生物を持っていた端末で分析するが、エラーの文字とアンノウンの文字だけが広がった。弱点すら見当たらない。
「あーあ、ダメだこりゃ。」
彼は黒い生物が過ぎ去るまで、その場でじっとしていた。
チヒロは一人で森の中を彷徨っていた。勿論見知らぬ土地で何がいるかもわからずに。
「ねぇチヒロ。ノヴェムと和解した方が…」
「あんな奴いなくても俺はやっていける!俺一人でも…」
チヒロは荒げた声を静めるように声を殺した。ロードはそれを不思議に思って同じ方向を見ると、今まで以上に大きく、黒い化け物が目の前にはいた。シャドウライダーや怪人とはまた別物であることはロードとチヒロには確認できた。
「……さっさと切り抜けるぞ。」
「わかった。」
「Ganba Rider Stand by」
機械音とともにチヒロはガンバライダーへと変身し、一気に化け物へと向かった。
チヒロはメタガブリューで化け物へと斬りつけるも、化け物はビクともせず、そのまま弾き返した。
「こいつ……!!」
「冷静になるんだ。遠距離からなら…。」
そう言い、ロードへと目の色とともに意識が変わり、メタガブリューをバズーカモードへと切り替え、その距離からストレインドゥームを放った。周囲は土煙に包まれていった。
「やったか!!」
「いや…。」
チヒロの喜ばしい言葉とは裏腹にロードは苦い声を出し、相手からの攻撃を避けた。
ストレインドゥームを喰らっても尚生きており、ビクともしていない。
「だったらなのはさんの力で!」
「前の戦闘から学ばなかったのか!!」
ロードの指摘にチヒロはハッと我に返った。そうだ。前の戦闘でギリギリの距離からスターライトブレイカーを放ち、彼は気絶にまで追いやられた。誰もいないであろうこの森で使うには無理があった。
「だったら……!!」
「チヒロ!?」
チヒロは自分の意思へと変更し、ユニゾンブレスを光らせた。その輝きからはクロノが使用していたデュランダルが召喚された。
「そうか!!これなら!」
「凍てつけええええ!!」
デュランダルからバインドと共にに敵を凍らせる「エターナルコフィン」を発動し、化け物を凍らせることができた。その隙に倒そうとしたその時だった。
「あっ!いた!何してるんだ!」
割って入ったノヴェムに鋭い目を飛ばすも、ノヴェムは彼らを静めるように話しかけた。
「こいつは人間の手では倒せない物質で出来てる。僕らじゃ対処できないんだよ。」
「はぁ!?」
そのノヴェムの言葉を聞き、チヒロは驚愕する。その声と共に化け物が氷を解き、暴れ始めた。
「じゃあ…、どうしろってんだよ!!」
「知らないよ!何でこんな奴とエンカウントしてるんだまったく…!」
「こっちのセリフだよ!何でそんな情報を先に伝えねんだ!」
「喧嘩腰になってる場合じゃない!行くよ!チヒロ!」
ロードの言葉にチヒロは少しイラつきを見せるもすぐにそれを飲み込み、ノヴェムとは別方向に化け物の攻撃を回避した。
ノヴェムは仮面ライダーデルタの武器であるデルタムーバーを、チヒロは無双セイバーを召喚し、一気に射撃を与えた。
「効かないのは分かってても!!」
「疑似餌を撒くくらいなら!!」
二人は同時に放つも、砂けむりからこちらへと走ってくる。そして向かう方向はノヴェムだった。
「えぇ!?こっちに来るの!?」
「ノヴェム!!」
チヒロが走り出そうとしたその瞬間だった。一瞬にして化け物は真っ二つになり、そこから浄化されていくように黒い物体が空へと消えていった。チヒロには一瞬の閃光が光って見えた。
「誰だ!あんたは。」
チヒロが見た先には金髪の少女が後ろ姿のみを見せていた。彼女の頭には犬や猫のような「耳」がついており、服装からすると忍者ということがチヒロとロード、そしてノヴェムにはわかった。
「某こそ、この「フロニャルド」に御用でも?」
チヒロとロード、そしてノヴェムは頭が真っ白になった。そして確信した。変な世界に迷い込んだと。
作:というわけで第2章スタートしました!
ダ:あのー、ここに出た者は出番がなくなると聞いたのだが…。」
作:ああ、大丈夫ですよ!ダルキアンさん!アイツだけなんでwww
ダ:それだと良いんだが…。
作:都築真紀作品が二つも続くということなんですが、ある程度は大丈夫ですよね?(震え声)
ダ:それは拙者は知らん。お主の問題じゃ。
作:辛辣なコメントありがとうございます…。これからどんなことに期待されます?
ダ:取り敢えずそうだな…。拙者を倒すシーンとかあれば新鮮で良いのではないだろうか?
作:さて…。そんなえげつないシーンは出てくるのでしょうか!?では、次回お会いしましょう!さよなら!!