「V3ィィィ反転キィィィック!」
【Sword vent】
「でりゃあぁっ!」
仮面ライダー達の怒濤の攻撃により、ショッカー怪人は着実に数を減らしていった。
『行くぜ!幸太郎!』
「ああ!」
NEW電王もモモタロスと共に怪人を切り倒していく。
「はっ!」
「「イーッ!」」
左上から右下、右から左、左下から右上と、流れるように剣を扱い敵を切り伏せる。
「馬鹿め!後ろががら空きだ!」
「ッ!?しまった!」
『幸太郎!』
しかし、一瞬の隙をつかれ、背後にからの強襲を許してしまうNEW電王。これまでかと思われた、その時―――
「ぐわっ!」
何者かの手によって、怪人は蹴り飛ばされてしまった。
「うむ……この位の攻撃を避けられないとは、らしく無いぞ。幸太郎」
『お……お前……』
そこに立っていたのは、全身が青色の、鬼のような顔で、尚且つ優しそうな雰囲気を醸し出しているイマジンだった。
「テディ!」
『テンドン!』
「40年ぶりだな、幸太郎」
そう。彼は、40年前にショッカーに倒されたはずのテディだった。
「どうして!?」
「おそらく、ディケイドの力の余波で復活したのだろう」
どうやら、ディケイドのカードに込められた想いが、テディを復活させたようだ。
『それじゃあ、俺は行くぜ』
そう言うと、モモタロスは剣の形から人型に戻った。
「テディ」
「ああ!」
そして、テディがモモタロスに代わって剣の姿に変わる。
「さてと―――」
「先輩ーーーっ!」
「桃の字!」
「モモタロスー!」
「―――ん?」
モモタロスは聞き覚えのある声に振り返る。
「亀!熊!小僧!」
そこには、デンライナーの爆発と共に居なくなったと思われた、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが走ってきた。
「お前ら、無事だったのか!」
「うん。実はあの時―――」
――
――――
――――――
「うわぁっ!」
「いっててて…………此処は何処や?」
「ちょっとキンちゃん、いいから降りて!」
「此処は……写真館、ですかねぇ?」
「さっきから騒がしいぞ、家臣ども。まあ、わざわざこの私に会いにくる忠誠心は、褒めてやっても―――」
「どうやら助かったみたいやな」
「褒めて―――」
「そうみたいだね。運よくこっちに飛ばされたみたいだし」
「褒め―――」
「あれ?このドア開かないよ?」
「h―――」
「ああ、出口のデンライナーがなくなっちゃったからかな?」
「聞いておるのか!有ろうことか、この私を無視しおって!」
「あれ?ジーク居たの?」
「ええい!家臣ども!ご主人様の力を知るがいい!」
「ちょっと、ジーク暴れないで―――」
――――――
――――
――
「―――ということがあって、それでデンライナーが復活したから応援に駆けつけたって訳」
「な、なるほどな……」
「あと……はい。これ、オーナーから」
「?」
ウラタロスから手渡されたのは、ベルトとパスだった。
「へっ、真打ち登場ってわけか」
そう言うと、モモタロスはベルトを巻き付ける。
「変身ッ!」
【Sword Form】
電子音と共に、モモタロスは電王・ソードフォームへと変身する。
「俺、参じょ―――
「行くぞ、家臣ども」
―――う、って鳥野郎!台詞被せんな!」
「ほれ、届け物だ。ありがたく受け取れ」
「人の話を聞け!」
モモタロスはジークから届け物を受け取る。
「これは……、しょうがねぇなぁ。行くぞ、野郎ども!」
【Climax Form】
受け取ったケータロスを使いモモタロスは、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ジークと共に電王・超クライマックスフォームへと変身する。
「イカーッ!」
「ガァラーッ!」
すると向こうから、仮面ライダーを倒すべく、ショッカー怪人のイカデビルとガラガンダがやってきた。
「よし、行くぜ!幸太郎!」
【Full Charge】
「ああ!」
【Full Charge】
電王とNEW電王が再びパスをベルトにかざすと、手に持つ剣の刀身がエネルギーに包まれ、光輝く。
「はあぁぁぁぁぁっ!」
「必殺!俺たちの必殺技!」
2人は走りながら、向かってくる戦闘員達を2回、走り抜けた後に振り向きざまに怪人を1回ずつ切り裂く。
「ゲソォーッ!」
「ガラァーッ!」
怪人達はその場に倒れ、爆発した。
「おのれライダーめ!」
「ここで全員始末してくれる!」
そう宣言したのは、ジェネラルシャドウと十面鬼ユム・キミル。それと対峙するのはディケイド、ストロンガー、アマゾンだ。
「くらえ!"トランプカッター"!」
「させるかッ!」
【attack ride Gaga no udewa】
「はあぁっ!」
ガガの腕輪を装備したディケイドが、飛んできたトランプを全て切り裂く。
「何!?」
「驚くのはまだ早いぜ」
ディケイドはライドブッカーから1枚のカードを取り出す。
「ちょっとくすぐったいぞ」
【final form ride S S S Stronger】
ディケイドがストロンガーの背中に触れると、ストロンガーの身体が光に包まれる。そして、ストロンガーは巨大な赤いカブトムシ『ストロングゼクター』にファイナルフォームライドした。
「変形しただと!?」
「何だその姿は!」
「これが俺と……俺達の力だ!」
【final attack ride S S S Stronger A A A Amazon】
ディケイドに装着されていたガガの腕輪はアマゾンに装備され、ストロングゼクターは電気を帯び始めた。
『行くぜ!はあぁぁぁぁぁっ!』
「ぐぁぁぁっ!」
電気を帯びたストロングゼクターは、ドリルのように回転しながらジェネラルシャドウに突っ込む。
「スーパー大切断ッ!」
「ぬぁぁぁぁぁっ!」
ギギの腕輪とガガの腕輪を装着したアマゾンは、必殺技"スーパー大切断"を十面鬼ユム・キミルに放つ。
「―――デルザー軍団、万歳ーーーっ!」
ジェネラルシャドウの断末魔を最後に、2人はその場に倒れ爆発した。
「ちぃっ!」
「くそっ!」
「はははははっ!素晴らしい、素晴らしいぞッ!この力ッ!」
一方の電王とNEW電王は現在、アポロガイストに苦戦を強いられていた。
「私は全人類にとって、とても迷惑な存在になるのだッ!」
「畜生!どうなってやがるんだ!?」
『おそらく、やられた怪人達のエネルギーを吸収して、パワーアップしたのだろう』
電王達が怪人を倒した後にやってきたアポロガイスト。しかし、アポロガイストはパーフェクターを使い、怪人達のエネルギーを吸収してスーパーアポロガイストとなっていたのだった。
「覚悟しろ!ライダーども!」
「くっ!」
スーパーアポロガイストが、自らの銃『アポロショット』を電王達に向かって放つ。
【attack ride blast】
しかし、第三者による妨害のせいで、それが電王達に当たることは無かった。
「何!?」
スーパーアポロガイストが驚愕していると、物影から1人のライダーが姿を現した。
「ッ!?てめぇは前にパスを盗んだ、名前は確か…………ダイコン!」
「大樹だ!海東大樹。間違えないでくれるかな」
スーパーアポロガイストの攻撃を防いだのは、海東大樹こと『仮面ライダーディエンド』だった。
「何でてめぇが此処に……」
「別に君達を助けに来た訳じゃ無い。ショッカーが作ったとされる伝説のメダル"ショッカーメダル"を手に入れに来ただけさ」
そう言って、ディエンドはディエンドライバーにカードをセットする。
「ディエンド、貴様かぁ……!」
「君の相手は彼がする」
ディエンドが銃の引き金を引くと、そこには仮面ライダーではなく、白いジャケットを着た1人の男性が現れた。
「何だ?あいつ……」
電王の疑問をよそに、その男性は懐からワインボトルを取り出した。
「今、僕のヴィンテージが芳醇の時を迎える……変身ッ!」
男性は、右手で大きくCを、ワインボトルを持った左手で┓を書き、腰に現れたベルトにワインボトルをセットする。すると全身がワインのような液体に包まれ、やがて1人の戦士が現れた。
「貴様……何者だッ!」
「僕は……"仮面ライダーG"!」
その姿は、黒い身体に赤く"G"と描かれたボディ、同じく目の周りに"G"マークをつけたマスクをしていた。
「行くぞ!」
Gはボディの"G"の部分に触れる。するとそこから"G"のマークをモチーフとした剣が現れる。Gはその剣を持って、スーパーアポロガイストに向かっていく。
「はっ!」
「ぐぅッ!」
Gの斬撃をアポロカッターで防ぐスーパーアポロガイスト。
「はあぁっ!」
「くッ!しまった!」
しかし、Gの巧みな剣捌きにより、スーパーアポロガイストはアポロカッターを弾かれた。
「ふっ!はぁっ!」
「ぐあぁッ!」
スーパーアポロガイストはよろめきながら距離を取った。これを好機と見たGは透かさず攻撃を仕掛ける。Gはベルトの左脇にあるボタンを押す。そしてベルトから出た赤いエネルギーが"G"の文字に伝わっていき、そしてそのエネルギーは再びベルトを経由して左足に集中する。
「スワリング・ライダーキック!」
Gは地面を蹴ってジャンプすると、左足をスーパーアポロガイストに向け、横回転をしながらキックを放った。
「はあぁっ!」
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁッ!」
攻撃を受けたスーパーアポロガイストは、そのまま爆発した。
その炎の中には、"G"の文字が浮かび上がっていた。
「ふっ!はあぁっ!」
「イィーッ!」
オーズはトラクローを使い、次々と戦闘員達を倒していく。
「おのれ!こうなれば一気に蹴散らしてくれる!集えッ!怪人達よ!」
ブラック将軍の声を聞いて、周りからアンノウン、ファンガイア、オルフェノク、グロンギ……果てはイマジンまで、続々と集まって来た。
「うわっ!何だこの数!?」
「ふはははは!仮面ライダーと言えど、これだけの数を相手には出来まい。皆の者、かかれッ!」
『『『オオォォォッ!』』』
ブラック将軍の言葉を合図に、怪人達がオーズに向かって一斉に襲い掛かる。
【final form ride R R R Ryuki H H H Hibiki】
しかし、電子音と共にリュウキドレッサーとヒビキアカネタカが現れ、辺りの怪人達は一斉に蹴散らされた。
「危なかったな」
「士さん!」
そして、後に続いてディケイドが、オーズのピンチに駆けつけた。
「あのドラゴンと大きな鳥は一体……」
「あれは、俺とあいつらの力だ」
「え?」
【final form ride O O O OOO】
「ちょっとくすぐった……いや、痛みは一瞬だ」
そう言うと、ディケイドはオーズ―――ではなく、近くに居た怪人達の背中を叩く。すると、怪人の身体の中からそれぞれメダルが出てきた。
「成る程な、そういう力か。映司!受け取れ!」
ディケイドが拾ったメダルの1枚をオーズに渡す。
「これは……コアメダル!?どうしてこれを!?」
「気にするな。いいから使ってみろ」
「は、はい!分かりました!」
オーズは受け取ったメダルをベルトに入れ換え、オースキャナーでスキャンする。
【タカ!カンガルー!バッタ!】
オーズは亜種・タカガルバにコンボチェンジした。
「すごい……腕が軽い!」
オーズは、カンガルーアームの使い心地を確かめるようにシャドウボクシングをする。
「よしっ!うおおぉぉぉぉぉぉっ!」
カンガルーアームによるラッシュ攻撃で、次々と怪人達をKOしていくオーズ。
「おのれ!いい気になるのも今の内だッ!」
ブラック将軍はヒルカメレオンへと姿を変え、戦闘体制に入る。
「映司!これも使ってみろ!」
ディケイドは先程手に入れたもう1枚のメダルをオーズに渡す。
「また新しいメダル……今度はどんな力を秘めているんだ?」
オーズはベルトのカンガルーメダルの代わりに受け取ったメダルを入れ、カンガルーメダルをバッタメダルと入れ換えた。
【タカ!パンダ!カンガルー!】
オーズは亜種・タカパンガルへコンボチェンジする。
「腕にパワーが……それに、足も軽い……」
今度は足となったカンガルーレッグとパンダアームを見ながら呟くオーズ。
「オォォッ!」
「これなら―――はあぁぁぁっ!」
カンガルーレッグのハイキック、ローキック、飛び蹴り、そしてパンダクローによる投げ技、切り裂き攻撃と、多彩な技で残りの怪人達を全て倒していった。
「ならば私が最後の相手だッ!」
そういうと、ヒルカメレオンは保護色でその姿を消す。
「ッ!何処へ行った!?」
オーズが辺りをキョロキョロ見回していると、突然背後から攻撃を受ける。
「うわっ!」
その後も、オーズに見えないのをいいことに、攻撃しては距離を取り、攻撃しては距離を取りのヒット&アウェイを繰り返していた。
「くそっ……どうすれば―――」
「オーズ、頭だッ!頭を使えッ!」
「頭を使えって言っても……頭?」
ディケイドの言葉に何か引っ掛かったオーズ。
「頭…………!そうか!」
ディケイドの真意に気付いたオーズは、タカヘッドの力を使い、ヒルカメレオンを探す。
「何処だ?……何処に居―――そこだッ!」
オーズは右側から迫ってきていたヒルカメレオンを、パンダクローで捕らえる。
「何ッ!?」
「もう逃がさないぞ!はあぁぁぁっ!」
オーズはヒルカメレオンをそのまま頭上に持ち上げ、パンダアームでぐるぐると回す。
「はあっ!」
「ぬぁぁぁッ!」
そしてヒルカメレオンを真上へ投げ出す。
「はあぁぁぁっ!セイヤァーッ!」
そして落ちてきたヒルカメレオンに、カンガルーレッグの回し蹴りが炸裂した。
「ぐあぁぁぁぁぁッ!」
攻撃をくらったヒルカメレオンは地面を転がり、そのまま爆発した。
※補足説明※
ストロングゼクター
・姿はゼクターカブトに似ているが、足がバネで出来ていたり、背中に一本黒い筋が入っていたりと多少の誤差はある。(詳しくはHERO SAGA参照)
オーズのFFR
・ぶっちゃけパンダやカンガルーを使いたいが為にやった。執筆当時はオーズのFFRは存在してなかったので、HERO SAGAとは違うものになっている。
仮面ライダーG
・シェードの手で改造人間にされてしまった元ソムリエの"吾郎"が、正義に目覚め、シェードと敵対した"愛の為に戦う仮面ライダー"。