いやぁ、ここまでくると感慨深いものがありますね・・・。
今回はオリジナルの話です!
若干わかりにくいところもありますが、読んでくださると幸いです!
それではどうぞ!
アンがユイと友達になる前は、アンは1人ぼっちだった。小学校に入学して何か変わるかもと思っていたが、何も変わらない。アンはそんな自分に嫌気をさしながら、帰宅しようとした時、偶然ユイが他のクラスメイトと次々と友達を作っていっている姿を見つける。
『・・・いいなぁ。私もあんな勇気があったらなぁ・・・』
アンはそれは叶わないと思い込みながら学校から自宅へと帰宅していくのであった。
『・・・友達、欲しいなぁ・・・』
TURN100「勇気のお守り」
元リューズの拠点されているラボで伊吹はクリスから現在の状況を聞いている。
「正直、状況は厳しいと言わざるを得ないね。衛星軌道上の十二支刻獣たちに直接アクセスするのは現時点では不可能だ。転送システムの解析結果からその逆のプロセスでユニットを呼び出せないかトライしている」
「可能なのか?」
「かなりシビアだね。ユニット本人たちが目覚めて力を貸してくれればなんとかって感じかな。それからこっち・・・」
クリスは機会を操作してストライドゲートの構造を伊吹に見せる。
「想定されるストライドゲートの構造を分析してみたんだけどね、ちょっと規模が大きすぎるんだ」
「それは当然だろう。惑星クレイの運命力を全て流し込むというのだから」
「それにしてもだよ。単純なエネルギーだけじゃない。極大量の物質まで移動可能なレベルなんだ。ストライドゲートを開いて、明神リューズはいったい、何をクレイから齎すのかな?」
クリスと伊吹はストライドゲートの構造図をじっと見つめるのであった。
☆
数時間後、カードキャピタル2号店にある1階のお好み焼き屋にトライフォー、伊吹、ハイメ、キョウヤ、タイヨウ、アンが集まり、伊吹が一同に現在の状況を説明している最中だ。
「・・・と、いう訳だ。転送されたギアクロニクルの十二支刻獣は全てそらのうえ、衛星軌道上にいる。つまり宇宙だ」
「う、宇宙⁉」
「また大きくでたわね、明神リューズ・・・」
十二支刻獣の居場所が宇宙にいると聞き、一同は驚いてたがシオンは冷静な表情をしている。
「ふ、綺場の全てを奪ったんだ。それぐらいは当然か・・・」
「えらい涼しい顔してるね。ま、それでこそシオンって奴かな?」
「ならロケットでギュイインと!」
ハイメがロケットの案を出すがキョウヤが口を挟む。
「我々のような素人が行ったところで、どうこうできるわけないだろ」
「それに、ロケットとなると、それなりの予算がいりますからね」
「どうするんですか、これから?」
「当然対処はしている。が、即座に動ける状況でないことは確かだ。後手に回ったのも、プランGの提唱者たる俺の責任だ」
伊吹は一同に向けて頭を下げる。これには一同は少しポカンとなっている。
「もう少しだけ待ってほしい。必ず奴らを止める手段を見つける。その時にはお前たちの力も借りることになる」
伊吹の言葉を聞いたトライフォーは・・・
「言われなくてもやってやるっつーの!」
「宇宙だろうがどこだろうが、全力で殴りこんでやるから!」
「そのための力を蓄える・・・今はそういう時期ということさ」
「だから、その時が来たら私たちの力、遠慮なく頼っちゃっていいからね!」
笑みを浮かべながら自分の焼いているお好み焼きをきれいにひっくり返す。
「セーターはコートを仕立てするだね!」
「急いては事を仕損じる?」
「そう!よくわかったね!」
ハイメは言葉の言い間違いはあったもののトライフォーと同意見を出しながらお好み焼きをきれいにひっくり返す。
「メガラニカやられた借りを返したいところだが、急いだところで状況は変わらんからな。今はじっくりと待つとしよう」
「準備が整えたところで、反撃開始といきましょう!ですからこれを食べてその時まで備えましょうね」
キョウヤとアンは笑みを浮かべながらお好み焼きをきれいにひっくり返す。
「僕も出来る限りのお手伝いはします!なんでもいってください!」
「感謝する」
タイヨウも笑みを浮かべながらお好み焼きをきれいにひっくり返す。伊吹は自分の焼かれているお好み焼きをじっと見つめる。そして、お好み焼きをひっくり返そうとするが・・・
べちゃっ
『ああ~~!』
見事にひっくり返すのに失敗してしまった。
「たく、できないならそう言えって!」
「・・・胃に収まってしまえば同じだ」
こうして一同は昼食であるお好み焼きを食べた後、現地解散となった。
☆
解散した後、トコハはマモルが入院している病院に行き、マモルのお見舞いに来ている。
「学校もあるんだから、毎日来なくても大丈夫だぞ?」
「兄さんす~ぐ無茶するんだもん!聞いたよ?みんなで夜中までイベントプラン作ってて無茶苦茶怒られたって」
「あはは・・・」
トコハの指摘にマモルは苦笑いを浮かべる。
「少し動けるようになったからって、こんな時くらい休んでよ!」
そっぽを向くトコハにマモルは優しくトコハの頭をなでる。
「こんな時だから・・・な。お前こそ、ちゃんと寝てるのか?」
「・・・うん」
「矢面に立たせてしまって、すまない」
「ううん、友達のことだから」
「そうか・・・。ヴァンガードと普及協会は俺たちが必ず本来あるべき姿に戻す。お前も、無茶だけは絶対にするな」
「兄さん・・・大丈夫。つよーい仲間が…いっぱいいるから」
マモルの言葉にトコハは笑みを浮かべてそう答えるのであった。
☆
駅の近くのデパートにアンはユイを連れてきている。ここに来ている目的は単純な買い物だ。
「すいません、ただの買い物に付き合わせてしまって・・・」
「いいのいいの!毎日特訓ばっかりじゃ、頭もこんがらがるから、ちょっとした息抜きだよ!」
アンは少しばかり申し訳なさそうな表情をしているが、ユイは笑顔でアンにそう言ってのけた。
「それで、何買うの?」
「華道で使うお花と剣山という道具が少し足りなくなりまして、それを買おうと思いまして・・・」
「へ~。じゃあそれ終わったら、ちょっと遊びに回ろうよ!いろいろ見て回ったりしてさ!」
「ふふ、そうですね。じゃあ、買い物が終わりましたら一緒に遊びましょうか」
そうしてアンとユイは華道の道具を買い終わった後、デパート内を見て回って服をを見て回ったり、ゲームセンターでクレーンゲームをやったりして遊びまわった。そして現在はデパートにあるクレープ屋でクレープを買い食いしている。
「ここのクレープっておいしいですね」
「アンのバナナクリームいただき!」
ユイはアンが持っているバナナクリームのクレープをちょこっとかじる。
「あっ!ちょっと私のバナナクレープ食べないでくださいよ!」
「ごめんごめん。おいしそうだったからつい。お詫びにイチゴカスタードを一口あげるから」
「もう・・・」
アンとユイは今を思いっきり楽しみながら笑っている。
「・・・こうして2人で遊ぶのは久しぶりですね」
「そうだね。2人きりで遊んでるのって、ずいぶん久しぶりかも」
アンはユイに真剣な眼差しで見つめる。
「・・・ユイちゃん、今日ユイちゃんをお呼びしたのは、買い物だけじゃないんです」
「ん?どういうこと?」
アンはユイに自分のデッキを突き出す。
「ファイト・・・してくれませんか?話しておきたいこともありますので、ファイトしながら言いたいことをまとめておきたいんです」
「話しておきたいこと?」
「お願い・・・できますか?」
「・・・親友からのファイトはいつでも歓迎だよ。もちろん、受けて立つよ!」
「ありがとうございます」
ユイはアンのファイトの申し込みを受ける。近くにあったファイトテーブルでお互いに自分のデッキを設置し、ファイトの準備をする。
「準備はよろしいでしょうか?」
「いつでもいいよ!」
互いに準備を終えて、ファイトが始まる。
「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」
「
「烏羽の忍鬼フゲン!」
烏羽の忍鬼フゲン PW5000
「私の先攻です!ドロー!忍妖コナユキにライド!フゲンは移動!ターン終了です!」
忍妖コナユキ PW7000
R コナユキ R
R フゲン R アンの手札5枚 山札43枚
「私のターン!ドロー!ライド!
R グランレディ R
R R グランホープ
「グランレディでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『忍妖コナユキ』『忍竜デュアルウェポン』」
「ターンエンド!」
PW7000(+5000)➡PW7000 ユイの手札6枚 山札42枚 アンのダメージ2枚
「私のターンです!ドロー!花笠の忍鬼フジノにライド!忍竜オニバヤシをコール!」
花笠の忍鬼フジノ PW9000
オニバヤシ フジノ R
R フゲン R
「オニバヤシでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「フゲンのブースト、フジノでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『関門の忍鬼アタカ』」
「ダメージチェック『
「ターン終了です」
PW7000➡PW7000+SH10000=17000
PW14000➡PW7000 アンの手札5枚 山札39枚 ユイのダメージ1枚
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!
R ウルバスター グランサブ
R R グランホープ
「ウルバスターでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『忍竜ヒデンスクロール(醒)』」
「ドライブチェック『
「ノーガード。ダメージチェック『忍妖ホワイトヘロン』」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW14000➡PW9000 ユイの手札5枚 山札39枚 アンのダメージ3枚
「私のターン!スタンド&ドロー!体現せよ!雪が降り積もる白銀世界を!ライド!夢幻の風花シラユキ!!」
夢幻の風花シラユキ PW11000
「オニバヤシを移動!忍竜デュアルウェポンをコール!」
忍竜デュアルウェポン PW9000
R シラユキ デュアルウェポン
オニバヤシ フゲン R
「行きますよ!デュアルウェポンでヴァンガードにアタック!」
「確かデュアルウェポンは影縫いを持っていて、ヒットしなかったらグレード3かグレード1のユニットを選んでのスペリオルコールだったか・・・。だったらここはノーガード!ダメージチェック『コマンダーローレル』」
「残念。のってきませんでしたか。ならばフゲンのブースト、シラユキでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『看破の忍鬼ヤスイエ』『忍妖マサムラ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!」
シラユキ(アン)は雪を操って槍を作り、その槍を持ってそのままウルバスター目掛けて放つ。ウルバスター横腹部分の機械に槍が直撃した。
「くぅ!ダメージチェック『
「ターン終了です」
PW9000➡PW9000
PW16000➡PW9000 アンの手札5枚 山札35枚 ユイのダメージ4枚
「ダメージは4対3でアンが一歩リードしてる・・・けど、こっちだってやられっぱなしって訳にはいかないよ!不屈の闘志を鋼の剣に込め、正義のために轟かせよ!ライド!
「そしてストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「宇宙勇機グランボルバー、宇宙勇機グランチョッパーをコール!」
「グランボルバーの
グランチョッパーのスキル!パワー11000以上でカウンターブラストを払って、グランサブとエクスフェニックスにパワープラス4000!
グランサブの
グランホープの
グランボルバー エクスフェニックス グランサブ
グランチョッパー R R
「グランサブでデュアルウェポンにアタック!」
「ジェネレーションガード!!伏魔忍鬼シシユヅキ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『忍妖ユキヒメ(治)』
伏魔忍鬼シシユヅキ SH15000
「エクスフェニックスでヴァンガードにアタック!」
「・・・ノーガード」
「トリプルドライブ『
エクスフェニックスは自身に炎を纏わせ、炎で包んだ体でシラユキ(アン)に向けて体当たりをする。シラユキ(アン)は何とかかわすが、シラユキ(アン)にとって炎は少し触れただけでも大ダメージになるのだ。その炎に触れてしまい、苦しみの表情をするシラユキ(アン)。
「くぅ!ダメージチェック『花笠の忍鬼フジノ』」
「グランサブのスキル!アタックがヒットしたため、相手は自分のリアガードを1体退却させる!」
「・・・少しもったいない気がしますが、デュアルウェポンを退却させます」
「グランチョッパーのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『関門の忍鬼アタカ』」
「ターンエンド!」
PW13000➡PW9000+SH10000=19000
PW38000➡PW11000
PW29000➡PW11000 ユイの手札6枚 山札32枚 アンのダメージ5枚
「・・・ユイちゃん。ユイちゃんはどうしてリューズさんの野望に立ち向かおうと思ったんですか?何もユイちゃんがわざわざ危険を顧みないようなこと、する必要はないと思いますが・・・」
「・・・明神はさ、クレイを犠牲にすることでみんなを幸せになれるとか言ってるけど、私はそうは思わないから・・・かな?」
「なぜですか?」
「なぜって・・・」
「・・・ストライドジェネレーション!!!伏魔忍竜シバラックバスター!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『看破の忍鬼ヤスイエ』グレード3
伏魔忍竜シバラックバスター PW26000 ハーツ『夢幻の風花シラユキ』
「看破の忍鬼ヤスイエをコール!」
看破の忍鬼ヤスイエ PW11000
「シバラックバスターの
戻したカード 『看破の忍鬼ヤスイエ』
「山札からヤスイエをスペリオルコール!1回目の攻撃時に、ドライブチェックのスキルを与えます!」
ヤスイエ シバラックバスター ヤスイエ
オニバヤシ フゲン R
「オニバヤシのブースト、ヤスイエでヴァンガードにアタック!」
「ドライブチェックが来るのなら・・・ノーガードで」
「それだけではありませんよ?グレード3が共通で持っているものは、わかりますよね?」
「・・・!まさかツインドライブが⁉」
「そういう事です!シバラックバスターのスキルで、ツインドライブ『夢幻の風花シラユキ』『忍妖ロクロレディ(引)』ドロートリガー!パワーは右のヤスイエに!1枚ドロー!」
「くっ・・・ダメージチェック『
「フゲンのブースト、シバラックバスターでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『
シバラックバスターは2つの刀を持ち、それをシンバスター目掛けて振るうが、グランガードが2つの刀を受け止める。
「トリプルドライブ『忍妖ホワイトヘロン』『忍竜ヤシャバヤシ』『忍獣キャットデビル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全て右のヤスイエに!
フゲンの
「くっ・・・」
「ユイちゃんの戦う理由やその訳は察しているつもりです。ですが、やはりユイちゃんの口から直接聞きたいんです。フゲンのブースト、ヤスイエでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!イニグマン・パトリオット!!」
ジェネレーションゾーン コスト『オペレーターガールエリカ(治)』
イニグマン・パトリオット SH15000
「スキルで相手のパワーが20000のため、シールドプラス5000!」
「ターン終了。シバラックバスターで呼ばれたヤスイエは山札の下へ」
PW18000➡PW11000
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW26000➡PW11000+SH20000=31000 アンの手札9枚 山札26枚 ユイのダメージ4枚(裏1枚)
「私のターン!スタンド&ドロー!私が戦う理由の訳か・・・。答えはすごく単純だよ。シーク・ザ・メイト」
シークメイト 戻したカード『
「その鉄壁は砕かれることのない鋼の強固な絆!今こそ並び立て!!マイベストフレンド!
「オペレーターガールレイカをコール!」
オペレーターガールレイカ(醒) PW4000
「レイカの
グランサブのスキル!シンバスターにパワープラス4000!
グランチョッパーのスキル!左のグランチョッパーとグランサブにパワープラス4000!
もう1体のグランチョッパーのスキル!グランボルバーとグランサブにパワープラス4000!」
グランボルバー シンバスター×ウルバスター グランサブ
グランチョッパー グランチョッパー グランレディ
「幸せは誰かに与えられるってちょっと違うと思うんだよね。人の幸せは誰かに与えられて幸せになるんじゃなくて、自らの手で掴み取って、自分らしく、誇らしくあるべきなんだって私は思う。私が普及協会に入ろうと思ったようにね。グランレディのブースト、グランサブでヴァンガードにアタック!」
「・・・なるほど・・・」
アンはユイの答えに予想通りともいう感じの表情をしている。
「・・・シラユキのリミットブレイク発動!カウンターブラスト、ペルソナブラスト!アタックしているユニットのパワーマイナス20000!」
「だけどそれ以前にクレイを犠牲にしてる時点でそんな幸せはノーサンキュー!どうせ幸せにするんだったらそこも考えろっていうのも私の考えだよ。グランチョッパーのブースト、シンバスターでレギオンアタック!
レイカのスキル!ヴァンガードのパワー37000以上で1枚ドロー!
シンバスターのスキル!パワー30000以上で手札からグレード1以上でガードできない!」
「ジェネレーションガード!!伏魔忍鬼シシユヅキ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『忍妖ユキヒメ(治)』
「シシユヅキのスキル!リアガードのフゲンをガーディアンサークルに移動!フゲンにシールドプラス5000!同名のカードを山札から探してそれもガードに使えますが、フゲンは1枚しかないので山札をシャッフルします。さらにガード!『忍獣キャットデビル』」
シンバスターとウルバスターは力を合わせてシラユキ(アン)に接近し2回の斬撃を与えようとするが次元を超えて現れたシシユヅキがシンバスターの攻撃を防ぐ。そして、フゲンとキャットデビルがウルバスターの攻撃を防ぐ。
「ツインドライブ『
「完全ガード!『忍妖ホワイトヘロン』(コスト『忍妖ロクロレディ(引)』)
「あちゃ~、止められちゃったか。ターンエンド」
PW24000(-20000)➡PW11000
PW39000➡PW11000+SH40000=51000
PW38000➡PW11000(完全ガード) ユイの手札5枚 山札27枚 アンのダメージ5枚
「・・・やっぱりユイちゃんはすごいですね。そんな風に堂々と立ち向かえるなんて。私は・・・全然だめです。私も戦うと言いましたけど・・・正直今も怖いです。みんなといると安心できますが・・・1人になると・・・本当に私も戦かえるんだろうかって・・・思うんです・・・」
「アン・・・」
アンは自分のポケットから月型のキーホルダーを取り出し、ユイに見せる。
「これ・・・ユイちゃんと友達になる前に、園児の子からもらったものなんです。その園児の子、2人の友達がいるんですけど、どうも関係がいまいちみたいなんです。私も、ユイちゃんと友達になる前は家族以外では1人ぼっちだったんです。その事を話したら、その園児の子が、勇気のおすそ分けという事でもらったのがこれなんです」
「なるほどね・・・アンにとってそれは、勇気のお守りってわけだね」
「はい。このお守りもらって、私は変わろうと思いました。意気地のない自分を卒業して、新しい自分になるという決意を抱いて・・・」
☆
小学校の頃のアンは首を俯かせながら学校の通学路を歩いていた。そんな通学路を歩いていると猫と戯れている1人の少女がいる。アンが見たところによると少女は同じ小学生の同級生だ。少女はアンの存在に気付く。
『ん?どうしたの?これから学校?』
『え?う、うん・・・でも、あなたもなんじゃ・・・』
『あ、そうだった!猫とじゃれててすっかり忘れてた!早くしないと遅刻しちゃう!』
少女は慌てて学校に行こうと思い、通学路に戻ろうとする。
『あ・・・あの!』
『ん?何?あなたも急がないと遅刻するよ?』
『え・・・えっと・・・その・・・』
アンは口ごもったが、昨日会った園児のことを思い出し、勇気を出して何とか口を開く。
『わ・・・私は・・・日下部アンといいます・・・。私は見ての通り・・・その・・・人見知りで、いつもおどおどしてて・・・頼りないかもしれません・・・。でも・・・私は・・・』
アンは口が詰まりつつも、最も言いたかった言葉を述べる。
『私は・・・友達が欲しいです!だから、私と友達になってください!!』
アンの言葉を聞いた少女は少し驚いたが、アンに近づいて・・・
ふにふにっ
アンの頬を触りだした。
『ちょっ・・・何するんですか⁉』
『お~、ふわふわだ。やわらか~い』
少女は頬を触りながらアンの顔を見つめる。
『友達作るのって、結構勇気いるよね。私は見た通り明るいからさ、そういうのは無縁なんだけど、あなたの勇気は十分に伝わってきたよ』
少女はアンににっこりと微笑む。
『私、佐倉ユイっていうんだ!もちろん、喜んで友達になるよ!よろしくね、アンちゃん!』
『あ・・・』
少女、ユイの言葉を聞いてアンは涙を流す。
『あ・・・あれ?おかしいな・・・嬉しいのに・・・何で泣いて・・・』
『あはは、これが噂に聞くうれし涙って奴か~。さ、一緒に学校行こ!みんなにアンちゃんを紹介しなくちゃ!』
『・・・はい!』
アンはユイがさし伸ばした手を握り、一緒に通学路を歩いていく。
☆
「あれからユイちゃんと一緒にいることが多くなって、いつしか私たちは親友と呼べる間柄になった。メガラニカ地域に引っ越して、正直不安な気持ちがいっぱいでした。けど、このお守りと、ユイちゃんが友達でいてくれたからこそ、今の私がいるんです」
「そっか・・・」
「でも・・・これでいいのかなって思っています。だって、今でも私はこのお守りがないと震えが止まらくて・・・このままお守りに頼っていいのかなって・・・」
アンの不安げな言葉にユイは声をかける。
「じゃああの時、ラミラビを助けたいといったあれは、お守りに頼って言った言葉かな?」
「!そんなことありません!あれは本当に、本気でそう思って・・・」
「だったらそれでいいんだよ」
「え・・・?」
「確かにお守りに頼っていたのかもしれない。けど、思い自体は変わらない。本気でそう思っているのなら、何も・・・」
ユイはアンに優しく声をかける。
「いいんだよ、そのままで。不安があるなら私たちに頼ればいい。勇気がわかないならみんなで分けてあげる。その園児が・・・アンに勇気をくれたように」
「ユイちゃん・・・」
ユイの言葉を聞いてアンはにっこりと微笑んだ。
「やっぱりユイちゃんに話してよかったです。私の弱いところ、誰にも教えたくないですから」
「意外と意地っ張りだね、アンは」
「そうですね。ですからファイトだって、負けるつもりはありませんよ!」
「私だって同じだよ!絶対に防ぎきってみせる!」
「いきます!ストライドジェネレーション!!!伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『関門の忍鬼アタカ』グレード1+2
伏魔忍鬼ヤスイエ・テンマ PW26000 ハーツ『夢幻の風花シラユキ』
「忍竜ヤシャバヤシと忍獣キャットデビルをコール!」
忍竜ヤシャバヤシ PW9000
忍獣キャットデビル(☆) PW4000
「キャットデビルのスキル!ソウルに入れて、ヤシャバヤシにパワープラス3000!忍竜ヒデンスクロールをコール!」
忍竜ヒデンスクロール(醒) PW4000
「ヒデンスクロールの
ヤスイエ・テンマの
ヤシャバヤシ ヤスイエ・テンマ ヤスイエ
オニバヤシ オニバヤシ オニバヤシ
「オニバヤシのブースト、ヤシャバヤシでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「オニバヤシの
ヤスイエ・テンマの影縫い!カウンターブラストを払って、山札からヤシャバヤシをコール!
ヤシャバヤシの
「ガード!『
「影縫い!カウンターブラストを払ってヤスイエをコール!ヤスイエでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「オニバヤシのスキル!影縫い能力か、ヤスイエのヴァンガードなら、アタックがヒットした時、オニバヤシをソウルに入れて1枚ドロー!カウンタチャージ!
2体のオニバヤシにも同じスキルを!2枚ドロー!1枚カウンターチャージ!ヤスイエ・テンマでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『
ヤスイエ・テンマ(アン)はシンバスター目掛けて刀を振るうがグランガードによって防がれる。しかしこれも予想の範囲内といった感じにヤスイエ・テンマ(アン)は笑う。
「トリプルドライブ『看破の忍鬼ヤスイエ』『忍竜デュアルウェポン』『忍獣キャットデビル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヤシャバヤシに!
影縫い!カウンターブラストを払ってシラユキをスペリオルコール!」
「元のリアガードを退却して、ハーツであるシラユキも山札からスペリオルコールだなんて・・・」
「序盤はシラユキで守りを固めつつ、最後に影縫いで相手に迅速でとどめをさす。これが私のむらくもデッキです!シラユキでヴァンガードにアタック!」
「インターセプト!『
「影縫い!カウンターブラストを払ってシラユキをスペリオルコール!ヤシャバヤシでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「ヤシャバヤシの影縫い!シラユキにパワープラス2000!カウンタチャージ!
ヤスイエ・テンマの影縫い!カウンターブラストを払ってヤシャバヤシをコール!シラユキでヴァンガードにアタック!」
「(このままじゃ埒が明かない。こうなったらヒールトリガーに賭けるしか・・・)ノーガード!」
ユイはノーガードを宣言し、ダメージチェックに映る。チェックしたカードはヒールトリガーではなかった。
シラユキは強烈な吹雪をシンバスター目掛けて放つ。シンバスターは吹雪に包まれ、そのまま埋もれてしまう。シラユキが手をかざすと、シンバスターは埋もれた雪ごと崩れ去っていく。
PW16000➡PW11000+SH10000=21000
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW11000➡PW11000
PW26000➡PW11000(完全ガード)
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW16000➡PW11000+SH10000=21000
PW13000➡PW11000
ダメージチェック『
ユイのダメージ6枚 アンのダメージ5枚 勝者アン
「私の勝ちです。楽しいファイトをありがとうございました」
「こっちもありがとう!負けちゃったけど、すごく楽しいファイトだったよ!」
ファイトを終えたアンとユイは満面の笑みを浮かべている。
「・・・ユイちゃん。あの園児の子はきっと私たちと同じくらいに成長してるはずですから、見つかりにくいと思いますけど、いつかあの子に会えたらこの勇気のお守りを返そうと思うんです」
「へぇ、何でまた?」
「あの子に堂々と報告するためです。もう私は1人じゃない、みんなが支えてくれるから、こんなに勇気が出てきたんだって言うために」
「・・・そっか。がんばれ、アン」
ユイはアンに笑みを浮かべながらエールを送る。
「・・・さて、もうちょっと遊んで行こ!夜の7時までレッツエンジョイするんだ!」
「あ、ユイちゃん、待ってください!」
こうしてユイとアンは本当に夜の7時まで遊び通してのであった。
☆
別の場所、クロノは昼間に伊吹を呼び出し、新たなギアクロニクルデッキを伊吹で試していた。理由はクロノの知っている人物の中で1番容赦がないからだ。ファイトの結果クロノの負けだったが、いい線までいっていた。現在はクロノと伊吹は缶コーヒーを飲みながら夕焼けを見ていた。
「・・・あああああ!!くっそーーーー!!」
クロノは負けたのが悔しくて頭をかいた後コーヒーを一気飲みする。
「・・・本当は勝ったら言うつもりだったんだけどよ、しょうがねぇ!」
「・・・なんだ?」
「リューズのことだよ。もうすぐあいつらと決着をつけなきゃならないんだろ?そん時は、俺の力を遠慮なく使ってほしい」
「!!」
クロノの口からまさかそんな言葉が出てくるとは思わなかった伊吹は驚いた表情をしている。
「ああわかってる。俺はまだガキだし、あんたにも負けた。けど・・・俺にしか出来ねぇことがあるなら、俺はその力でヴァンガードを守りたい。ディペンドカードを奪われたのは、俺が無茶したせいだ。名誉挽回・・・なんてかっこいいこと言える立場じゃねぇのはわかってる。でも、必要だったら命を懸けても・・・!」
クロノの本気の思いを聞いた伊吹は少しため息をつく。
「・・・ガキが命を懸けるなんて、軽々しく言うな!」
「!わぁってるよ・・・」
「だが・・・お前の気持ちはよくわかった」
伊吹はクロノに笑みを浮かべてそういう。
「必要ならば、ためらうことなくお前というトリガーを引かせてもらう」
「!ああ!任せとけ!」
クロノと伊吹は笑みを浮かべ、夕焼けを見つめるのであった。
☆
元リューズの拠点されているラボに伊吹が入ってくる。そこにはクリスがプロジェクトに必要なものを機械で操作している。
「悪いけど、さすがに進展は・・・」
「すまないが1件、最優先で準備してもらいたいものがある」
「!・・・説明してもらおうか?」
伊吹が言う最優先で準備してほしいものとは・・・?
to be continued…
ユイ「ねぇアン、幼稚園の頃アンは友達がいなかったってことだよね?そのとき何をしていたの?」
アン「ズバッと人が気にしていることを言いますね・・・。幼稚園というより、保育園の先生とずっといたり、本を読んだりしましたね」
ユイ「リン姉さんは遊んでくれなかったの?家ではずっと一緒にいたはずだよね?」
アン「家の中では一緒に遊んだりもしてましたけど・・・外ではお姉ちゃん、お友達と遊んでたので、一緒にいる機会が少なかったですね」
ユイ「そうなんだ。ごめんね、気にしてることをズバズバと聞いて」
アン「いえ。もう昔のことなので大丈夫ですよ。それに、いろんな人たちが私を支えてくれているから、私は今ここに立っているのですから」
TURN101「激闘!トリニティドラゴン」