相手のリアガードを操作して、ユニットを攻撃・・・ちょっぴりクセになりそうで怖いです。
何といってもシラヌイ”朧”のライドフェイズ時の発動能力で元いたリアガードも退却させ、そのユニットを支配し、アタックさせる。本当に強いとしか言えませんな。まぁ、ダメトリがきたら厄介ですがね。
さて、前置きが長くなりましたが今回は愉悦の回です。
それではどうぞ!
カンパニーの休憩室では東雲を除くカンパニーたちが各々の休憩をとっていた。若水は入れたコーヒーに大量のシュガースティックを入れていく。
「ストライドフォースの収集も無事完了です。ギアースが使用不能となり、必要量の確保が危ぶまれましたが、すぐに新しいシステムを構築し、この問題をクリアしました」
若水は1人でそうしゃべっていくが、ヒロキはゲームをやっていて、スバルは日本酒を飲みながら話を無視、江西はただ座り込んでいて、話を聞いている者は誰1人としていない。
「これより十二支刻獣最後のユニットの召喚を始めます。あ、お手伝いなら結構、かえって足手まといです。若水1人いれば十分。どうしてもというなら、ピースメイカーのチェックをお願いします。ま、それも若水が開発したプログラムが構成管理してますから、まったく問題ありませんけど」
若水はシュガースティックを入れ終えたコーヒーをストローで飲んでいく。
「そうです、若水のすることは完璧なのです」
若水は自信満々にそう言ってのけた。
TURN103「東雲の愉悦」
夜の八百屋佐倉店のキョウコの部屋にて、キョウコは部屋に連れてきたアムの髪をケアリングしている。アムはキョウコに会って最初こそ驚いていたが、自分が双子の姉という事を説明したらすぐに納得したのだ。
「あの・・・もういいですから。自分でできますので・・・」
「いいから。私が好きでやってるんだもの、気にしないでちょうだいね」
「はぁ・・・」
キョウコはアムに対して申し訳なさそうに話す。
「スバルのこと、あまり責めないで上げてね。あの子、お父さん、私たちの父親に裏切られたって思い込んでるから、裏切りに対してすごく感情的になっちゃうのよ。だからアムちゃんの行動が許せなかったの。でも、アムちゃんが間違ってるってわけじゃないのよ」
「・・・ユイはどうしてます?」
「・・・いろいろあったんだって?だからなのかしら。あの子、あなたとどういう顔したらいいのかわからないみたいなの。・・・はい、ケアリングおしまい、髪は大切にしてね」
「あ、ありがとうございます・・・その、家にも泊めていただいて・・・」
アムはキョウコに対して申し訳なさそうにお礼を言う。
「部屋に空きがないから、私の部屋を好きに使ってくれていいわ。遠慮はしなくていいのよ?」
アムは首を俯かせた顔を上げて、キョウコの顔を見る。
「あの・・・ユイを少し借りてもいいですか?ユイに・・・トライフォーに話したいことがあるから」
「・・・そう」
キョウコは立ち上がって、ドアの方に歩いていき、ドアを開ける。
「聞いてた通りよ、ユイ」
「にゃしぃっ⁉」
「⁉ユイ⁉」
ドアを開けたら開けたドアのすぐ隣にユイが立っていた。アムはユイがすぐ近くにいたことに対して驚いていた。
「あなたたちをご指名よ?ちゃんと付き合ってあげなさいね?」
「むぅ・・・」
キョウコにそう言われ、ユイはアムを見て気まずそうな表情をしている。それはアムも同じことだった。
☆
カンパニーの拠点の研究室らしき場所で若水は最後のユニットの召喚の作業を行っていた。その様子を綺場
「順調ですね」
「当たり前です。1つのエラーも発生していません。すべて順調、それ以外あるわけないのです」
「・・・なるほど、それはつまらない」
「ん?」
東雲はつまらなさそうな表情でそう言い、その言葉に若水は反応する。
「ディペンドカードも揃い、ピースメイカーも確保した。ストライドゲートを開くために必要な最後のユニットも間もなく手に入る。・・・ふぅ、このままではあっさり我々の勝ちで終わってしまう。俺はもう少しこの状況を楽しみたい」
「ふん、それでどうするんです?」
「・・・ちょっと細工をさせてもらおうかなっと・・・あなたのシステムに」
東雲の言葉で少し間が空き、若水は吹き出し、笑い出す。
「・・・ぷっ、ぷふ・・・ふはははははは!いけませんねぇ!それはいけませんよぉ!」
若水は笑った後、東雲を怒気を込めて鋭く睨み付ける。
「・・・断じて許しません」
「ならば審判を仰ぐとしましょうか。この世界の真理とやらに・・・」
そんな若水に対して東雲は不敵な笑みを浮かべる。
☆
ガレージの外で、シオンは険しい表情で誰かを待っていた。経緯は自分のスマホにある人物からメールが送られてきて、今に至るという訳だ。
「シオン」
シオンが誰かを待っていると、クロノとトコハがやってきた。
「⁉どうして2人が⁉」
シオンがそう疑問に持っていると、足音が聞こえてくる。3人は足音のした方に顔を向ける。シオンはやってきた人物1人だけを睨んでいる。やってきたのはユイと、エースことアムだった。3人をここに呼んだのは、アムという事になっている。
☆
一方では、東雲と若水による審判のファイトが始まろうとしていた。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「戒めの作り手ヴァン!」
「幼年司令ローゼンベルグ!」
戒めの作り手ヴァン PW5000
幼年司令ローゼンベルグ PW5000
「若水の先攻です。ドロー。バルカン・ラフェルトにライド!ローゼンベルグは移動!ターンエンドです」
バルカン・ラフェルト PW7000
R バルカン R
R ローゼンベルグ R 若水の手札5枚 山札43枚
「俺のターンです。ドロー。枷の戒めゲルギャにライド!ヴァンは移動!神界獣ハティをコール!」
枷の戒めゲルギャ PW7000
神界獣ハティ PW7000
R ゲルギャ ハティ
R ヴァン R
「ハティでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『インゴッド・チェイファー(引)』」
「ヴァンのブースト、ゲルギャでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『ドリーミング・ドラゴン(醒)』スタンドトリガー!ハティをスタンド、パワープラス5000!」
「ダメージチェック『斬空裂将スペリオルマンティス』」
「ハティでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『バッド・トリップ(☆)』」
「ターンエンド」
PW7000➡PW7000+SH5000=12000
PW12000➡PW7000
PW12000➡PW7000+SH10000=17000 東雲の手札5枚 山札42枚 若水のダメージ1枚
「ドロー。パニッシュ・スタッグにライド!旋鎌怪人アリストサイズ、バルカン・ラフェルトをコール!」
パニッシュ・スタッグ PW9000
旋鎌怪人アリストサイズ PW9000
R パニッシュ アリストサイズ
R ローゼンベルグ バルカン
「・・・実際の話、リューズさんの標榜する完璧の未来に、たいして興味ないんですよ」
「おぉ、それは意外・・・でもないか」
「ですが、完璧な実験に邪魔が入るのだけは、許しません!ローゼンベルグのブースト、パニッシュ・スタッグでヴァンガードにアタック!」
「ドライブチェック『バッド・トリップ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てアリストサイズへ!」
「ダメージチェック『戦巫女コトノハ』『衰微の女神ヘル』」
「バルカン・ラフェルトのブースト、アリストサイズでヴァンガードにアタック!
暗躍!パワープラス2000!」
「ノーガード。ダメージチェック『杭の戒めスヴィティ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに」
「ターンエンド」
PW14000➡PW7000
PW23000➡PW7000(+5000) 若水の手札2枚 山札40枚 東雲のダメージ3枚
「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!盤の戒めギョウル!貪り喰らう者グレイプニルをコール!」
盤の戒めギョウル PW9000
貪り喰らう者グレイプニル PW9000
グレイプニル ギョウル ハティ
R ヴァン R
「グレイプニルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『バッド・トリップ(☆)』」
「ヴァンのブースト、ギョウルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『神界獣スコル』」
「ダメージチェック『反逆怪人スターシールド』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW14000➡PW9000 東雲の手札5枚 山札37枚 若水のダメージ2枚
「スタンド&ドロー。ライド!威圧怪人ダークフェイス!!」
威圧怪人ダークフェイス PW11000
「鋏弾怪人ボムシザーをコール!」
鋏弾怪人ボムシザー(☆) PW4000
ボムシザー ダークフェイス アリストサイズ
R ローゼンベルグ バルカン
「ローゼンベルグのブースト、ダークフェイスでヴァンガードにアタック!
ボムシザーのスキル!ヴァンガードがダークフェイスのため、自身をソウルへ!1枚ドロー!パワープラス5000!」
「ノーガード」
「ツインドライブ『威圧怪人ダークフェイス』『コクーン・ヒーラー(治)』ヒールトリガー!ダメージを回復し、アリストサイズにパワープラス5000!」
ダークフェイスはクワガタ型の腕を振り下ろし、ギョウル(東雲)に打撃を与える。
「ダメージチェック『氷紋の女神スヴァーヴァ』」
「バルカン・ラフェルトのブースト、アリストサイズでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『衰微の女神ヘル』」
「ターンエンドです」
PW21000➡PW9000
PW21000➡PW9000 若水の手札3枚 山札36枚 東雲のダメージ5枚
「実現すべきテーマに向かって仮説を設定し、実験を行う。そして、その事だけに没頭する。それこそが若水にとっての私情の喜び!愉悦なのですよぉ」
「んー、何だかあなただけ楽しそうで不公平だ。ライド!神界獣フェンリル!!」
神界獣フェンリル PW11000
「ストライドジェネレーション!!大天使ドゥームブレイス!!」
ジェネレーションゾーン コスト『神界獣スコル』グレード1+2
大天使ドゥームブレイス PW26000 ハーツ『神界獣フェンリル』
「
ドゥームブレイスのスキル!ソウルブラスト『神界獣スコル』『衰微の女神ヘル』『杭の戒めスヴィティ(☆)』ハティとグレイプニルにパワープラス5000。
そしてソウルチャージ『春眠の女神ターロ(醒)』『貪り喰らう者グレイプニル』『青春の女神へーべー(治)』
さらにフェンリルの与えたスキル発動!カウンターブラストを払い、ソウルブラストした神界獣スコルをコール!」
神界獣スコル PW7000
「ハティの
「ソウルチャージとソウルブラストを組み合わせ、陣形を整え、ユニットをパワーアップさせる。あなたの定石ですね?」
「ハティを移動。戦巫女コトノハをコール」
戦巫女コトノハ PW9000
「コトノハの天啓。山札の上1枚を見て置き場所を決める。ソウルへ、ヴァンをレスト」
「天啓・・・ですか・・・」
「山札を操作し、未来を変える。コトノハのスキル発動!カードがソウルに入るたびに、パワープラス1000。そして天啓能力でソウルが入った場合、さらにパワープラス1000。
さらにヴァンのスキル。効果でヴァンがレストした時、ユニットを1体選んでパワープラス2000を与える。コトノハにパワープラス2000」
グレイプニル ドゥームブレイス コトノハ
スコル ヴァン(レスト) ハティ
「スコルのブースト、グレイプニルでヴァンガードにアタック!
グレイプニルの
ソウルにカードが置かれたことにより、コトノハにパワープラス3000!」
「ノーガード!ダメージチェック『反逆怪人スターシールド』」
「ドゥームブレイスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです」
「トリプルドライブ『神界獣スコル』
ヴァンのGB
セカンドチェック『衰微の女神ヘル』『青春の女神へーべー(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復、パワーはコトノハへ!」
ドゥームブレイス(東雲)は翼を大きく広げ、自身の羽を飛ばし、ダークフェイスに直撃させる。攻撃を喰らったダークフェイスは余裕の表情をしている。
「ダメージチェック『新生怪人リトルドルカス』」
「ハティのブースト、コトノハでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『ブラッディ・ヘラクレス』」
「ターンエンド」
PW21000➡PW11000
PW26000➡PW11000
PW36000➡PW11000 東雲の手札8枚 山札21枚 若水のダメージ5枚
「逆転とはやりますねぇ。ですが東雲君、あなたとのファイトは既に検証済みなんですよ」
若水は展開はわかってると言わんばかりに余裕の表情を浮かべている。
☆
一方その頃、アムに呼び出されたトライフォーはそれぞれの心境を抱えながらアムを見ている。
「シオン、あんたもアムに?」
「いや、僕を呼び出したのは・・・エースだ」
シオンはアムをエースと呼ぶ。それに対してアムは複雑な表情をしている。
「で、ユイは何でアムと一緒に来たんだ?」
「それは・・・」
ユイはアムと共に来た経緯を3人に話す。
「なるほど、そういうことか」
「・・・それで、アムは私たちに何の話があるの?」
ユイが本題に入らせようとし、アムは本題に入る。
「・・・あなたたちに頼みがあるの」
「頼み?」
「・・・ルーナを助けるのと、ユキノの目を覚まさせるのに、手を貸してほしい」
ルーナとユキノに真っ先に反応したのはトコハだった。
「ルーナとユキノはどうしてるの⁉無事なの⁉元気なの⁉」
「・・・ルーナは・・・ストライドゲートを開くために、犠牲になろうとしている。ずっと眠り続けて・・・ユニットを操るだけの、道具みたいになってる」
「!!」
トコハはそのことに対して、江西の言葉を思い出す。
『弓月ルーナはピースメイカーの能力と引き換えに、自我を失った』
「どうして・・・そんな・・・」
「ルーナは・・・私のために自らその道を選んだんだ。・・・私には、そんな価値なんてないのに・・・」
「さっきユキノの目を覚まさせるとも言ってたよね?それはどういう事なの?」
「ユキノは、ルーナの強い意志に従って・・・自ら残る道を、今のルーナを守る存在となってしまった。私の願いを叶えるために・・・。本当はユキノだって、ルーナの犠牲を納得してるわけじゃないのに・・・。私にはわかる。会いたい人に会えなくなってしまった辛さを・・・ユキノは知っているから・・・」
アムはトライフォーにルーナとユキノの救出を必死に頼み込む。
「お願い、力を貸して!もうあなたたちに頼るしか・・・!」
「・・・お前、みんなにしてきたこと、わかってんだよな?」
クロノはアムにそう問いている。これまでアムは綺場の一件、支部の破壊の件においても、犠牲となったものがあまりにも多すぎるのだから。
「もちろん、わかってる。でも・・・2人を助けるには、こうする他なくて・・・。もう私には何もないから・・・」
アムの弱り切った姿を見てシオンは唇を噛み締める。
「2人が助かるなら私はどんなことだってする!!どんな報いも受ける!!どうなっても構わない!!だからお願い!!2人を助けるために力を・・・」
「もういいやめろ!!!」
アムの悲痛な叫びにシオンを声を大きく荒げる。
「シオン・・・」
「僕は・・・君を許すつもりはない」
シオンはアムにそう告げて、その場を去っていく。
☆
東雲と若水の審判のファイトをしている間にも、ユニットの召喚システムは自動で動いている。
「んっふふふ、ユニットの召喚も問題なく実行中です。当然のことですけど。・・・東雲君、あなたの邪な考えで、この若水のシステムが破綻することは、決してありません!!ストライドジェネレーション!!!暴虐怪神ダークフェイス!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『威圧怪人ダークフェイス』グレード3
暴虐怪神ダークフェイス PW26000 ハーツ『威圧怪人ダークフェイス』
「
パニッシュの
暴虐怪神ダークフェイスの暗躍!カウンターブラスト!Gゾーンの暴虐怪神ダークフェイスを表に!コトノハ!
ローゼンベルグの
この2体は、インターセプトできません。コストも効果も得られません!
さらにダークフェイスのスキルで選んだリアガード1体につき、パワープラス5000!
あなたのユニットは私の手の内にあり、私の実験体ですぅ。ふふふふふふ・・・」
パニッシュ ダークフェイス アリストサイズ
R R バルカン
「パニッシュ・スタッグでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『枷の戒めゲルギャ』」
「ダークフェイスでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『衰微の女神ヘル』(コスト『春眠の女神ターロ(醒)』」
ダークフェイスは口から吐いた炎をフェンリル(東雲)に向けて放つ。そんな炎の雨をヘルの番傘でフェンリル(東雲)を守る。
「トリプルドライブ『ブラッディ・ヘラクレス』『新生怪人リトルドルカス』『コクーン・ヒーラー(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはアリストサイズに!バルカン・ラフェルトのブースト、アリストサイズでヴァンガードにアタック!
暗躍!パワープラス2000!」
「ノーガード。ダメージチェック『神界獣ハティ』」
「ターンエンド。これでまた逆転です」
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW23000➡PW11000 若水の手札5枚 山札29枚 東雲のダメージ5枚
「・・・スタンド&ドロー」
「ひひひっ!ご覧の通り、パラライズされたユニットは立つことができませぇん!あなたのユニットは私の支配下ですぅ!」
「・・・今のところは。ストライドジェネレーション!!破壊神獣ヴァナルガンド!!」
ジェネレーションゾーン コスト『神界獣スコル』グレード1+2
破壊神獣ヴァナルガンド PW26000 ハーツ『神界獣フェンリル』
「
コトノハのスキル。パワープラス3000。コトノハとハティを移動。ドリーミング・ドラゴンをコール。コトノハは退却」
ドリーミング・ドラゴン(醒) PW4000
「ゲルギャの
「やりますねぇ」
「まだこれからですよ」
グレイプニル(GP) ヴァナルガンド ハティ
スコル R ドリーミング
「ハティでアリストサイズにアタック!」
「ノーガードです」
「ヴァナルガンドでヴァンガードにアタック!スキル発動!ソウルブラスト『青春の女神へーべー(治)』『戦巫女ククリヒメ(☆)』『春眠の女神ターロ(醒)』『青春の女神へーべー(治)』『杭の戒めスヴィティ(☆)』『盤の戒めギョウル』Gゾーンのヴァナルガンドを表に!
ハティのスキル!パワープラス6000!
春眠の女神ターロの
フェンリルの与えたスキル発動!ソウルからドロップされたギョウルをスペリオルコール!
ギョウルの天啓!山札の上1枚を確認。これは山札の上に。
ギョウルの
「さすがですねぇ東雲君。ですが、私はあなたのさらに上を行く!ダークフェイスの
ダークフェイスの
「若水にとって、ヴァンガードもまた愉悦ぅ。デッキを構築し、ファイトを重ね、データを取り、デッキを改良し、さらにファイトを重ね、そして勝利を重ねる!ジェネレーションガード!!怪神要塞グライスフォート!!」
怪神要塞グライスフォート SH15000
「スキル発動!カウンターブラストを払い、相手の後列ユニットを全てレストです!さらにレストしているユニット2体につきシールドプラス5000!さらにガード!『鋏弾怪人ボムシザー(☆)』」
ヴァナルガンドはダークフェイスに向けて拳を振るうが未来から現れたグライスフォートとダークフェイスを守ろうと駆け付けたボムシザーによって防がれる。
「まだまだあなたのユニットは私の支配下です」
「・・・ヴァナルガンドのスキル発動。山札の上4枚を見て、2枚を山札の上に、2枚を山札の下へ。トリプルドライブ『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。効果は全てハティに。『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。こちらも効果は全てハティへ『神界獣フェンリル』ハティでヴァンガードにアタック!」
「あなたのデータは既に検証済み。このデッキはそのデータを元に構築したもの!ガード!『バッド・トリップ(☆)』『ブラッディ・ヘラクレス』インターセプト!『パニッシュ・スタッグ』山札を操作し、いくら足搔こうとも無駄なのです!」
「ターンエンド。ドリーミング・ドラゴンのGB【ジェネレーションブレイク】。ドリーミングを山札の下に置き、ドロップゾーンのカードを全て山札に戻し、シャッフル。戻したカードが10枚以上で、1枚ドロー」
「ハティがレストされているので、ギガパラライズの能力によって、1枚ドローです」
PW13000➡PW9000
PW26000➡PW11000+SH30000=41000
PW29000➡PW11000+SH20000=31000 東雲の手札7枚 山札24枚 若水のダメージ4枚(裏2枚)
「8ターン終了、ダメージ4対5、そしてこの状況。次の私のターンでファイトは終了です」
☆
一方その頃、シオンが去った後、アムとクロノとトコハとユイは立ち尽くしたままだった。
「・・・許すつもりはない・・・。当然だ・・・私はそういう事をしたんだ・・・。バカだな、そんな相手に頼むなんて・・・私は・・・」
アムは自分の拳を握りしめる。
「・・・来てくれて、ありがとう・・・」
アムは3人にそう言って去っていこうとする。トコハの脳裏にはドラエン支部が壊された際に、傷ついたマモルが浮かび上がった。その次に思い浮かべたのは、ユイとクミ、アンとラミーラビリンスの3人と一緒に遊んだ楽しかった記憶。その際にアムの本当の優しい笑顔と涙を思い出したトコハは去ろうとしていくアムを呼び止める。
「待って!」
トコハの静止の声にアムは歩みを止める。
「私、アムに会ったらガツンと言ってやろうと思ってた!ずっとそう思ってた!」
「・・・・・・」
「・・・でももういい」
「!」
「私、あの時あなたたちを止めてあげることができなかった。友達なのに・・・」
「!!」
トコハの友達という言葉にアムは目を見開き、トコハはアムに優しく微笑む。
「ごめんね・・・」
アムは首を俯かせながら首を横に振る。
「アム、一緒に2人を助けに行こう。一緒に行こう」
「・・・トコハ、ごめん・・・私・・・私・・・」
アムの瞳に涙が溢れ、今までため込んでいたものが放たれて、アムは泣いた。
「うぅぅ・・・うあああああっ!ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・!」
泣きじゃくんでいるアムをトコハは優しく抱きしめる。クロノはこの様子を何も言わず、ただじっと見るだけだった。
「・・・君を許すつもりはない・・・か・・・。素直じゃないな、シオンは」
ユイは誰にも聞こえないようにそう呟いて空を見る。
☆
審判のファイトにて若水は東雲にとどめをさそうとストライドフェイズに移行する。
「これで終わりです!!暴虐怪神ダークフェイス!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『新生怪人リトルドルカス』グレード1+2
「
暴虐怪神ダークフェイスの暗躍!カウンターブラスト!Gゾーンの暴虐怪神ダークフェイスを表に!グレイプニル、ハティ、スコル!インターセプト、コストや効果も得られません!選んだリアガード3枚、よってパワープラス15000!パニッシュをコール!
暗躍!パワープラス2000!スコルをギガパラライズ!バルカン・ラフェルトを移動!」
パニッシュ ダークフェイス バルカン
R R R
「準備は整いました」
「・・・若水さん、"揺らぎ"をご存知ですか?」
「?」
「揺らぎとは、予測できない空間的時間的変化であり、その動きです。揺らぎはこの世に存在する全てのものに現れる。そよ風、木漏れ日、小川のせせらぎ、太陽や星の軌道の中にも揺らぎはある」
「・・・何が言いたいのです?」
「この世の全てに存在する揺らぎ。そんな揺らぎが俺は好きなのさ。ヴァンガードの中にも揺らぎは存在する」
「・・・ダークフェイスでヴァンガードにアタックです!」
「ジェネレーションガード!天蓋の戦乙女ハナサツキ!」
ジェネレーションゾーン コスト『青春の女神へーべー(治)』
天蓋の戦乙女ハナサツキ SH15000
「ハナサツキのスキル。ハティを選択。ソウルにもハティが存在するため、シールドプラス10000。さらにガード!『戦巫女ククリヒメ(☆)』『戦巫女ククリヒメ(☆)』『戦巫女コトノハ』」
ダークフェイスは炎の弾を出し、それをフェンリル(東雲)に放ったが、ハナサツキと2人のククリヒメ、コトノハがフェンリル(東雲)を守る。
「いくらガードしようと、私の勝利には変わりありません!トリプルドライブ『斬空裂将スペリオルマンティス』『旋鎌怪人アリストサイズ』『シェルタービートル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全て、バルカン・ラフェルトへ!バルカン・ラフェルトでヴァンガードにアタック!」
「ガード『盤の戒めギョウル』あらゆる状況を想定し検証しデッキを構築する。そして緻密なファイトを展開する。予測のできない揺らぎを消してターンを重ねる・・・」
「これでフィニッシュです!!パニッシュ・スタッグでヴァンガードにアタック!!」
「だがそれでも揺らぎは訪れる。ガード『春眠の女神ターロ(醒)』」
「な、何⁉ガードですと⁉バカな、ありえません!検証では、さっきのアタックでファイトは終了のはず・・・」
若水は自分の検証が外れたことに対して動揺を隠せないでいた。
「揺らぎが繊細なほど、俺の琴線は刺激される。完璧の中に生まれる微かな傷のように。だからあなたの実験にも手を加えたくなる。あなた流に例えるなら、それが・・・俺の愉悦さ」
「ありえません・・・ありえません・・・!!」
PW41000➡PW11000+SH50000=61000
PW12000➡PW11000+SH10000=21000
PW11000➡PW11000+SH10000=21000 若水の手札4枚 山札24枚 東雲のダメージ5枚(裏2枚)
(・・・わかってはいたが・・・やはりこの程度の男か・・・)
東雲は若水に興味をなくしたかのように白けたような表情になる。
「ま、まだユニットは私の支配下にある!エラーが起きたならば、修正すればいい!」
「・・・バカが、もう終わってるんだよ。ストライドジェネレーション!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『神界獣フェンリル』グレード3
フェンリル(東雲)は風を巻き起こし、自身の身に纏う。風が晴れるとそこには、眼帯をした美しき獣がそこにはいた。これがフェンリルの未来の姿だ。
「天獄神獣フェンリル!!!」
天獄神獣フェンリル PW26000 ハーツ『神界獣フェンリル』
「
氷紋の女神スヴァーヴァ PW11000
「スヴァーヴァの天啓。天獄神獣フェンリルの
山札の上2枚の置き場所を決める。2枚とも山札へ。
天獄神獣フェンリルのスキル。カウンターブラスト。ソウルブラスト『戒めの作り手ヴァン』『枷の戒めゲルギャ』『杭の戒めスヴィティ(☆)』1枚ドロー。
さらにスキル発動。カウンターブラストを払い、ソウルからドロップゾーンに置かれたゲルギャをコール。
ゲルギャの天啓。フェンリルによって効果を変更。山札の上2枚を確認。1枚を山札、1枚をソウルに。ギョウルをコール。
天啓。効果を変更。山札の上山札の上2枚を確認。2枚とも山札の上へ。
フェンリルのスキル。カウンターブラスト。ソウルブラスト『ドリーミング・ドラゴン(醒)』『神界獣スコル』『神界獣フェンリル』1枚ドロー。
スヴァーヴァの
ギョウル フェンリル スヴァーヴァ
ゲルギャ R R
「ゲルギャのブースト、ギョウルでヴァンガードにアタック!」
「(次はクリティカルのはず・・・ならば!)ノーガード!ダメージチェック『新生怪人リトルドルカス』」
「スヴァーヴァでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『シェルタービートル(☆)』」
「天獄神獣フェンリルでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!怪神要塞グライスフォート!!」
ジェネレーションゾーン コスト『コクーン・ヒーラー(治)』
「スキル発動!カウンターブラストを払い、レストしているユニットが5体のため、シールドプラス10000!さらにインターセプト!『パニッシュ・スタッグ』」
フェンリル(東雲)は下に存在している池の水を操り、渦潮を作る。その渦潮をダークフェイスに放つがグライスフォートとパニッシュ・スタッグによって霧散していった。
「ノーガードで得たカウンターブラストを使ってGガーディアンとシールド5000で盤石の防御!ダブルトリガーでも突破は無理ですよぉ!!」
「トリプルドライブ『春眠の女神ターロ(醒)』スタンドトリガー。スヴァーヴァをスタンド、パワープラス5000」
「な、なんですと⁉スタンドトリガー⁉」
「セカンドチェック『氷紋の女神スヴァーヴァ』『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。効果は全てスヴァーヴァへ」
「い、いけません!これでは・・・」
「スヴァーヴァでヴァンガードにアタック」
スヴァーヴァは魔法でダークフェイスを凍らせ、魔法で生成した氷のつららをダークフェイスに放つ。つららによって貫かれたダークフェイスは氷のつららごと粉々に砕け散った。
PW16000➡PW11000
PW16000➡PW11000+SH10000=21000
PW26000➡PW11000+SH30000=41000
PW26000➡PW11000
ダメージチェック『ブラッディ・ヘラクレス』
東雲のダメージ5枚 若水のダメージ6枚 勝者東雲
「・・・まさか・・・そんな・・・」
「これが、揺らぎですよ」
「ひっ!」
「世界の真理は俺に微笑んだ。審判に従い、あんたには退場してもらう」
パチンッ!
東雲が指を鳴らすと警備ロボットが2体現れ、若水を掴んで拘束する。
「わ、私がいなくても、システムは最後まで作動します!今さら止めることなど誰にもできませぇん!若水は完璧なのです!!」
警備ロボットは若水を拘束したまま、そのままどこかへ退場していった。東雲はユニットの召喚システムに近づく。
「・・・なるほど、言うだけのことはある」
モニターには宇宙の衛星軌道上が映ってある。衛星の中にある12個のカプセルの内1つの中に、猿のようなユニットが召喚された。これによって、ギアクロニクルの十二支刻獣が全て揃ったことになる。
「だが、俺はあんたの完璧を壊したいわけじゃない。ただ、微かな揺らぎが欲しいのさ」
東雲が何かのチップを装置に入れると、キーボードが出現する。東雲はキーボードを操作していく。そして、とある箇所にこう入力されてある。
(p=kouji ibuki)
これは伊吹の名前を意味している。伊吹の名前を入力した東雲は不敵な笑みを浮かべる。
to be continued…
若水「いったい何を考えている東雲ぇ!!私にはまったく理解できない!!」
東雲「でしょうね。それにしても完璧すぎてつまらない構築だ。ああ、ここか。ここをいじればいいんですね?」
若水「あああ⁉何を⁉やめなさいぃ!!」
東雲「・・・こんなもんかな。さぁ、始まる。虚と実、美と醜、全てが入り混じる最低にして最高の舞台が!!」
TURN104「完全なる未来」