まぁ見直しだと思ってみてください。当然、ちょっとだけ手は加えていますけどね。
それでは、どうぞ!
ドラゴン・エンパイア支部にて、
「・・・そうか。
「はい。入会早々、職員でありながら、勝手を言っているのはわかっているつもりです。でも、私は、仕事をこなしつつ、私なりのやり方で、ヴァンガードを盛り上げていく。それが入会する前に抱いていた私の思いです。すなわちそれこそが、私なりの、私だけの仕事です!」
ユイの真剣かつ、一生懸命な姿勢を見てマモルは笑みを浮かべる。
「・・・いい表情をするようになったね」
「え?」
「僕たち普及協会の仕事は知っての通り、ヴァンガードの楽しさを広めることと、ファイターへの支援が目的としている。そこに職員であることは関係ないよ。ユイちゃんが
「マモルさん・・・ありがとうございます!」
「それに、ユイちゃんは職員である以前に子供だ。子供の意思を奪うのは、大人のすることじゃないしね」
「むー、子供扱いしないでくださいよー」
「あはは、ごめんごめん。ユイちゃんのこれからの熱意と頑張りに期待しているよ」
「はい!話を聞いてくれてありがとうございました!じゃあ、休憩に入りますね!」
ユイはマモルに深く礼を言って部屋から出ていく。
TURN119「覚醒を待つ竜」
休憩中のユイがエントランスに入ると、遠くで聞き覚えのある声が聞こえてきたので、ユイは声のする方へ向かっていく。そこには、ユイのチームメイトであるクロノが中学生くらいの少年をチームに勧誘する姿が映る。
「うれしいです!ありがとうございますクロノさん!」
「頼りにしてるぜタイヨウ!」
クロノがチームに誘った少年の名は明日川タイヨウ。宮地学園中等部1年で、高等部1年生であるユイの後輩にあたる。
「クロノさんのチームに入れるなんて・・・しかも栄えある
タイヨウはクロノのチームに入れることにうれしそうな表情をしている。
「
「え?そんなにすごいのか?
「教えてやろう!新導クロノ!!」
声のする方向を見ると、そこには妙なポーズをとっている3人組がいた。
「「「俺たち!トリニティドラゴンが!!!」」」
この3人組はトリニティドラゴン。最近では、トリドラと略すことも多くなってきている。チームリーダーの男が多度ツネトで、ジャージを着ている男が山路カル、大柄な男が長良ケイ。
「
「3人一組のチームで争われ、才能あるファイターの卵を見出そうと、各国のスカウターも注目しているんです!」
トリドラの説明を遠くで聞いていたユイは一同に近づき、補足を入れる。
「てっ、トリドラは言ってるけど、何もチームは3人にこだわる必要ないよ」
「!ユイ!久しぶりだな!」
「やっほ、久しぶりだね、クロノ。タイヨウ君はこんにちわだね」
「こんにちわ、ユイさん!」
ユイとクロノは1ヶ月ぶりの再開で笑みを浮かべている。
「で、チームなんだけど、さっき言ったように3人にこだわる必要はなくてね、4人や5人いるチームもOKなの。もちろん、チームメイトが多ければ、その分本戦での必要ポイントが多くなったり、最低限のハンデが課せられるけどね」
「だとすれば・・・やっぱり3人チームの方がことがスムーズに進められるわけか・・・」
クロノは説明を聞いてスムーズに進めるには3人ぐらいがちょうどいいと考える。
「ちなみに、前年度の優勝チームを率いたのは、鬼丸カズミさん!既に数多のプロチームから声をかけられてるという噂だ!」
ツネトが見せた鬼丸カズミの情報を見て、クロノは気を引き締まったような表情をしている。
「もちろん、俺たちはこの3人で
「私も
「僕たちだって!ねぇクロノさん?」
タイヨウの言葉にクロノは顔を引きつらせる。
「いやぁ、それが、まだ・・・最後の1人の当てが全然なくてさ・・・」
「え?そうなんですか?」
「お前のことだ。どうせそんなこったろうと思ったぜ」
「集められるんですかね?メンバー」
「しんぱーい」
「う、うるせぇ!つーか、ユイに至ってはチームメイトは1人もいねぇじゃねぇか!」
クロノの言葉にユイは得意げな表情になる。
「私はクロノみたいに逃げられたりしないもんねー。なんだったら最終的に支部の職員であるコネでも何でも使えるものは使うしねー」
「あ!お前きたねぇ!」
「チーム作るのに、汚いも何もありませんしー?ねぇ、当てが何1つないクロノさん?」
「ぐぬぬ・・・いい気になんなよ!だいたい、チームメイトの1人や2人、朝飯前だぜ!!」
「本当ですか!」
「あ・・・いや・・・おう!!」
クロノはタイヨウの期待の眼差しに、見栄を張るのであった。
☆
カードキャピタル2号店のカウンターでクロノはレジの仕事を全うする。
「ユイがなんも変わんねぇのはいいけど、後1人かぁ・・・」
クロノがチームメンバーの後1人について悩んでいると、男子高校生が1人入店してきた。
「・・・へぇ・・・」
男子高校生が店を見回すして、カウンターの方まで向かっていく。
「いらっしゃい」
「ヴァンガードのルール、教えてほしいんだけど」
「シンさん、いいですか?」
男子高校生がティーチングを希望しているので、クロノはカードキャピタルの店長、新田シンにファイトの許可を取ろうとしている。
「ええ、お願いします」
「?お前が?」
クロノがティーチングすることに男子高校生は意外そうな声を上げる。
「大丈夫。クロノ君は強いですよぉ?なんたって、ジェネレーションマスターですから」
「はぁ・・・」
シンの補足に男子高校生は興味なさそうな声を上げる。
「平たく言えば、とあるヴァンガードの大会を、総なめにした男です」
「ちょっ・・・シンさん・・・」
シンの補足にクロノは照れくさそうな表情をしている。
「ふーん・・・。じゃあまぁ、よろしく頼むわ」
クロノと男子高校生はファイトテーブルのある場所に向かい、互いに向かい合う。
「ヴァンガードはファイトしながら覚えるのが1番だからな」
クロノは男子高校生の制服を見る。
「その制服、晴見高校だよな?」
「は?」
「俺も晴見なんだ。1年B組」
「なんだタメかよ」
「俺は新導クロノ!よろしく!」
「・・・東海林カズマ」
クロノと同じ晴見高校生、東海林カズマは自分のデッキをファイトテーブルに設置する。それを見て、クロノは少し驚いていた。
「自分で組んだのか?」
「ガキの頃にちょっとな」
カズマの言葉に経験者だという事を理解し、納得するクロノ。
「そうか経験者か。でも、何でまたやろうと思ったんだ?」
「最近周りがハマっててさ、付き合いっての?どうせやるなら、強い方がいいだろ?後でデッキ調整も頼むわ。せいぜい強くしてくれよ?強いんだろ?お前」
そう言って不敵な笑みを浮かべるカズマ。
「クロノ君、裏で棚卸をしてますから、何かあったら読んでください。ヴァンガードの魅力を教えるのも、店員としての大事な仕事ですよ?がんばって」
「はい!」
「ふわぁ~・・・」
シンは棚卸で裏側に向かい、カズマはだるそうにあくびをしている。クロノはカズマにヴァンガードのルールを説明する。
「まず最初に、グレード0のカード1枚選び、
クロノとカズマはグレード0の
「山札を5枚引く。ここで、1回だけ引き直しができる。変更したいカードを山札に戻して、シャッフルしたら、同じ枚数を山札から引く。手札からグレード1から3までのカードが揃うのがコツだ」
クロノとカズマはお互いに山札を5枚引き、互いに好きな枚数を山札にも出してシャッフルし、引き直す。
「で、本当はじゃんけんで先攻か後攻かを決めるんだけど、説明しやすいように今回は先攻は俺でいいか?」
「そこらへんは適当に」
「俺たちは、惑星クレイという異世界に行って、戦う事になる。イメージするんだ。俺たちがこれから戦う世界を。俺たちは今、何の力もない霊体としてクレイにいる。このままじゃ何もできない。だから・・・」
「あー、それいいから。昔聞いたし、すっ飛ばして、ルールだけ教えてくんない?」
カズマのまさかのイメージ拒否にクロノは少し慌てる。
「いやいやいや!でも、これ大事なことだし、ヴァンガードはイメージが大事なんだ!ユニットの力、ファイトの展開、相手の心理、イメージできたものが勝利を掴む!」
「じゃあまぁ、そういう事にしておいてやるからさぁ。で?」
「・・・まず、俺たちに力を与えてくれるユニットを呼び出す。それがヴァンガード・・・導くものという意味だ!」
「導く者ねぇ・・・」
「俺たちは、ヴァンガードにライドして、惑星クレイで戦う姿を得る。イメージするんだ。こいつが自分自身になる瞬間を!」
「やれやれ、やっとかよ」
クロノとカズマは
「スタンドアップ・ヴァンガード!!クロノ・ドランG!」
「
クロノ・ドラン・G PW5000
「よし、まずは俺のスタンド&ドロー・・・つっても、最初のターンだから、ユニットはスタンドしているので、ドロー。カードを山札から1枚引く。続いてライドフェイズ。より強いユニットにライドさせる。ライド!クロノエトス・ジャッカル!ユニットにはいろんなスキルがあって、こいつは同じクランにライドしたら移動できるんだ。クロノ・ドラン・Gは先駆で移動!」
クロノエトス・ジャッカル PW7000
「次はメンフェイズ。ヴァンガードと一緒に戦うユニットを呼び出す。コール!クロノエトス・ジャッカル!リアガード・・・ヴァンガードと共に戦う仲間のユニットたちだ」
「それも昔聞いた。だから、設定はもういいって」
「いやでもさ、本当、大事なことだから、改めてさ。先攻はアタックできないルールだから、俺のターンはこれで終わり」
R クロノエトス R
クロノエトス ドラン・G R クロノの手札4枚 山札43枚
「じゃあ次は俺だな」
「ああ。まずはスタンド&ドローから」
「ても最初はスタンドしてるから、ドローだけ、だろ?」
「よし、そして次は・・・」
「ライド。
「・・・さっきも言ったけど、ユニットにはスキルを持つ奴もいる。こいつは同じクランのユニットにライドされた時、リアガードとしてコールできる。手札から出さなくても、味方が1体増えるんだ」
「ふーん・・・。じゃあ、ルートを移動。それから、アビサル・オウルもだ」
アビサル・オウル PW7000
アビサル ニーズ R
R ルート R
「これで準備はできた。じゃあバトルフェイズ。グレード0と1のユニットは、ブーストが使える。自分の前にいる奴を強くするんだ」
「そんじゃ、ルートのブースト、
「ノーガード。ヴァンガードが攻撃したら、ドライブチェックが発生する。山札から1枚引く」
「・・・『デスフェザー・イーグル(☆)』」
カズマは何も言わずにドライブチェックを引く。引いたのはクリティカルトリガーだ。
「さっそく引いたな。ここに特別な印のあるカードをトリガーていって、こいつが出ると有利になるんだ」
「あー、なんかあったなーそんなの」
「まず、どのトリガーもパワーアップする。パワーアップさせるのは、ヴァンガードでもリアガードでもいい。さらにトリガーによって特別な効果がある。これはクリティカルトリガー。相手に与えるダメージを1追加できるんだ」
「確か、パワーとクリティカルを乗せるユニットは、別々でもいいんだよな?」
「ああ」
「じゃあ、パワーはアビサル・オウル、クリティカルはヴァンガードに」
ニーズ(カズマ)は自身の杖をクロノエトスに突き出し、打撃を与える。
「これで、今のアタックはダメージ2・・・だろ?」
「ああ。ヴァンガードがダメージを喰らったら、ダメージチェックが発生する。今回は、ダメージが2だから、2回めくる『クロノダッシュ・ペッカリー』『クロノファング・タイガー・G』ここでトリガーが出ても発動するけど、何もなし。これがヴァンガードがダメージを受けた印だ。ここに6枚カードが溜まると・・・つまり、6回ダメージを受けたら、そこで負けだ。次はリアガードで攻撃だ」
「んじゃあ、さっきパワーアップさせたアビサル・オウルで、ヴァンガードにアタック」
「ガード!『クロノボレー・ラビット(☆)』アタックしたユニットのパワーを、ガードするユニットのシールド値とパワーがうわまれば、ガード成功だ。ガードに使ったカードはドロップゾーンに置く。基本的にはこんな感じだ」
PW12000➡PW7000
PW12000➡PW7000+SH10000=17000 カズマの手札5枚 山札42枚 クロノのダメージ2枚
「ターンごとにヴァンガードにライド。グレードを上げて強くしながら、戦いの状況を整えていく。お互いのヴァンガードが、グレード3になると、さらにすごい技が使えるようになる」
「すごい技?」
「ま、それは後でのお楽しみってことで」
「んだよ、もったいつけやがって」
「まぁそう言うなってスタンド&ドロー・・・」
クロノがカードを1枚引くと、カズマが質問してくる。
「ちょっと待て。確認」
「なんだ?」
「トリガーって、確か4種類あったよな?さっきのクリティカル、ドロー、ヒール、スタンド・・・だっけ?」
「ああ。スタンドトリガーは攻撃し終えたレスト状態のリアガードをもう1度スタンド、攻撃できる状態にする」
「スタンドも、効果とパワーを別々に割り振れるんだよな?」
「ああ、そうだ。それから、ドロートリガーは山札から1枚引ける。引いたカードはトリガーチェックとは違うから、相手に見せずに手札に。ヒールトリガーはダメージを1回復する。ちなみに、ヒールトリガーもお互いのヴァンガードがグレード3以上だと、すごい技を使えるようになるけど・・・」
「そいつも後のお楽しみー、てか?」
「むっ・・・また後で説明する」
「あー、はいはい」
カズマのこのやり口にやりづらさを感じているクロノだった。
「き、気を取り直して・・・ライド!クロノビート・バッファロー!さらにクロノクロウ・モンキーをコール!」
クロノビート・バッファロー PW9000
クロノクロウ・モンキー PW9000
クロノクロウ クロノビート R
クロノエトス ドラン・G R
「じゃあいくぜ!クロノエトスのブースト、クロノクロウでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『
「クロノ・ドラン・Gのブースト、クロノビートでヴァンガードにアタック!」
「それもノーガード」
「ドライブチェック『クロノファング・タイガー・G』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド。お前のターンだ」
PW16000➡PW7000
PW14000➡PW7000 クロノの手札3枚 山札39枚 カズマのダメージ3枚
「んじゃ、今度こそ、スタンド&・・・ドローっと。・・・ライド。
「・・・なぁ、同じ列の前と後ろは入れ替えられんだよな?」
「ああ、そうだ」
「あー、そしたら、アビサル・オウルを移動。コール、
モルフェッサ リア・ファル R
アビサル ルート R
「アビサル・オウルのブースト、モルフェッサでクロノクロウ・モンキーにアタック」
「ノーガード。クロノクロウは退却」
「んー、そしたら、ルートのブースト、リア・ファルでヴァンガードにアタック」
「ドライブチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー。えっと、リアガードは攻撃し終わってるから、パワーとクリティカルは全部ヴァンガード」
「じゃあダメージは2、ダメージチェックは2回だ。1枚目『クロノチャージ・ユニコーン』2枚目『クロノスピン・サーペント』トリガーなし」
カズマは自分のダメージとクロノのダメージに差がついて笑みを浮かべる。
「ターンエンド」
PW16000➡PW9000
PW14000➡PW9000 カズマの手札5枚 山札38枚 クロノのダメージ4枚
「俺のターン!スタンド&ドロー!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!!」
クロノジェット・ドラゴン・G PW11000
「コール!クロノファング・タイガー・G、クロノビート・バッファロー!」
クロノファング・タイガー・G PW11000
「クロノビートのスキル!ヴァンガードがグレード3以上の十二支刻獣なら、パワープラス2000!」
クロノビート クロノジェット・G クロノファング・G
クロノエトス ドラン・G R
「クロノファング・Gでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『デスフェザー・イーグル(☆)』」
「クロノ・ドラン・Gのブースト、クロノジェット・Gでヴァンガードにアタック!グレード3はツインドライブの能力を持ってて、ドライブチェックが2回できる」
「ふーん、ならノーガードだな」
「ちなみにドライブチェックが2回以上になる場合は、1枚ずつパワーや効果をどう割り振るか決めるんだ。じゃあいくぞ。ツインドライブ『クロノジェット・ドラゴン』2枚目『クロノセラピー・ハムスター(治)』ヒールトリガー!ダメージを1減らせる。ただし、自分のダメージが相手より少なかった場合は回復しない。今は俺の方がダメージが多いから、今回はダメージ1回復」
「じゃあ、お互いのダメージが同じだった場合はどうなる?」
「その時もダメージは回復する」
「なるほどね。勉強になりました、せーんせ」
「・・・んん!で、今のトリガーのパワーはまだ攻撃してないリアガードのクロノビートに」
「ちっ。まぁ、クリティカルじゃないだけマシか。ダメージチェック『アビサル・オウル』ノートリガー」
「クロノエトスのブースト、クロノビートでヴァンガードにアタック」
「んー、ノーガード。ダメージチェック『
「これで俺はターンエンドだ」
PW11000➡PW9000+SH10000=19000
PW16000➡PW9000
PW23000➡PW9000 クロノの手札3枚 山札34枚 カズマのダメージ5枚
「・・・逆転されちまった。けど・・・おかげで思い出してきたぜ!スタンド&ドロー!」
カズマは引いたカードを見て、一瞬だけ表情を曇らせる。それについてクロノは少し気がかりを感じる。
「・・・ライド!
「よし、それじゃあさっき言ってた奴だけど、お互いのヴァンガードがグレード3になった時、ジェネレーションゾーンの解放を宣言できる!ここにいるGユニットをヴァンガードにストライドできるんだ」
「ストライド・・・」
「Gユニットは俺たちの未来のもう1つの形だ。なりたい自分、未知なる可能性を時空の壁を超越して引き寄せる!コストとして手札からユニットのグレードが合計3になるよう計算して、カードをドロップゾーンに置く。イメージするんだ。新たな可能性を掴んだ、未来の自分を!」
「・・・。ジェネレーションゾーン解放!」
ジェネレーションゾーン コスト『
ルアード(カズマ)に魔法陣が張り、魔法陣の周りに炎が溢れる。炎が晴れるとそこには、複数の魔法陣と未来の姿を得たルアードがそこにいた。
「ストライド・・・ジェネレーション!!
「
「!」
「カウンターブラスト!リアガード1体、ルートを退却!山札からグレード1以下のユニットを2体まで選びコールできる!アビサル・オウル、
ついでにルートの
カズマの手際のいい動きにクロノは驚き、目を見開いていた。いや、それよりも、カズマの楽しそうな表情を見て見開いているのかもしれない。
「・・・ん?何か間違ってたか?」
「ああ・・・いや・・・」
「確か、ストライドした時、こいつの能力を使えると思ったんだけど・・・」
「お、おう・・・。それが
モルフェッサ ルアード アビサル
アビサル R ニーズ
「んじゃ、そういう事で、
「ノーガード。さらなる可能性を得た存在であるGユニットはトリプルドライブを持つ!」
「・・・ってことは、ドライブチェックで3枚カードがめくれるんだな?いくぜ!トリプルドライブ『
ルアード(カズマ)はクロノジェット・Gに連続で攻撃し、攻撃している間にはった魔法陣から赤い雷鳴がクロノジェット・Gに直撃させる。
「ぐわああああああああ!!」
「おらぁ!ぶっとべぇえ!!」
さらに追撃としてルアード(カズマ)の竜の腕から放った魔力の焔がクロノジェット・Gを飲み込む。
「ぐぅ!ダメージチェック『クロノクロウ・モンキー』『スチームブレス・ドラゴン』(こいつ・・・)」
「ニーズのブースト、でアビサル・オウルヴァンガードにアタック!」
「ガード!『クロノタイマー・レグホン(醒)』」
「ニーズの
アビサル・オウルのブースト、
「ジェネレーションガード!!遡る時乙女ウルル!!」
ジェネレーションゾーン コスト『クロノセラピー・ハムスター(治)』
遡る時乙女ウルル SH15000
「!!」
「こいつはGガーディアン。ガードに特化したGユニットだ。まずはコストとして手札から1枚、ドロップゾーンに置く。そしたら、GゾーンからGガーディアンをガーディアンサークルに置くことができる。バトル終了時、Gガーディアンは表でGゾーンに戻る。シールド値が高くて、追加で能力も持ってるGガーディアン。ただし、Gゾーンの表のGガーディアンが4枚以上になると使えないから注意な。ヴァンガードのGユニットも、ターンの最後にGゾーンに戻る」
「・・・ターンエンド」
PW26000➡PW11000
PW19000➡PW11000+SH10000=21000
PW21000➡PW11000+SH15000=26000 カズマの手札7枚 山札29枚 クロノのダメージ5枚
「・・・つーかすげぇよお前」
「ああ?」
「危なかったぜ。ジェネレーションガードしなけりゃ、今のターンでやられてたかもな。スタンド&ドロー!ジェネレーションゾーン解放!!ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『クロノジェット・ドラゴン』
「コール!クロノチャージ・ユニコーン!」
クロノチャージ・ユニコーン PW6000
「クロノチャージのスキル!十二支刻獣であるクロノファング・Gにパワープラス3000!」
クロノビート スプリット クロノファング・G
クロノエトス ドラン・G クロノチャージ
(くっ・・・ヴァンガードのアタックを守るのに、最低でも25000・・・左右のリアガードに10000・・・トリガーが1枚でも出たら・・・足りねぇ・・・)
この状況に何かを悟ったのか、カズマはフッと笑みを浮かべる。
「いっくぜええええええ!!」
「・・・やーめた」
「⁉」
アタックに入ろうとした時、カズマがサレンダーしてきた。つまりは負けを認めたことを意味している。これにはクロノは驚愕する。
「もういい。俺の負け。さすがジェネなんちゃらだわ。すげぇすげぇ」
負けを認めたカズマはせっせと自分のデッキを片付けようとする。それを止めようとするクロノ。
「お、おい待てよ!まだ決着はついてないだろ⁉」
「もう詰んでんだ。これ以上やったって意味ねぇよ」
「いやだからって!最後まで粘れよ!諦めるようなとこじゃねぇだろ⁉自分の可能性を信じて続ければ・・・」
「それって、何の得になんの?」
カズマの言葉に唖然となったクロノはカズマの山札の上を1枚めくる。出てきたのはアビス・グラール、ヒールトリガーだ。
「見ろ!ヒールトリガーだ!続けてればチャンスはあったかも・・・」
「!触んじゃねぇ!!!!」
カズマは声を荒げてクロノからカードを取り上げる。クロノはこれには驚いていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「わ、悪い・・・」
「!・・・・・・」
静寂な空気の中、棚卸をしていたシンが尋ねる。
「どうかしましたか?クロノ君?」
「あ・・・いや・・・」
「いやぁ、何でもないっすよ。新導だっけ?バイト、がんばれよ」
「お、おい待てって!」
カズマはデッキを鞄にしまい、鞄を持って店から出ていく。クロノは呼び止めようとしたが、もう姿はない。
(あのまま続けてれば、勝てたかもしれないのに・・・すっげぇイメージ力だったのに・・・何でだよ・・・?)
クロノの脳裏には、カズマの楽しそうな顔と、強いイメージ力が残っているのであった。
to be continued…
クロノ「あいつ・・・何でだよ?どうして・・・?」
シン「どうかしましたか、クロノ君?」
クロノ「ああ・・・いや・・・」
シン「そうだ!下でお好み焼きでも食べませんか?サービスデーで全部増々特盛りDXが半額なんです!」
クロノ「それって・・・絶対食いきれないやつじゃないっすか?」
シン「ファイターに必要なのは、諦めない心です。ほらほら、行きますよ!」
クロノ「えっ、わっ・・・シンさん!」
TURN120「カズマの儀式」