今回でクロノ君が無事チームを結成することができたお話です。
次回はユイちゃん視点に戻っていきます。
それではどうぞ!
カードキャピタル2号店、バイト店員であるクロノは遊びに来たタイヨウに今日来た晴見の制服を着た男子高校生、東海林カズマのことを話していた。
「気になるファイター?どんな人なんです?」
「俺と同じ晴見の1年なんだけど、ティーチングを頼みたいって来てさ。すげぇイメージを感じて、楽しそうにやってたんだ。・・・途中までは」
「途中までは?」
「いきなりファイトをやめて、帰っちまったんだ」
「えっ⁉」
「あそこで粘ってれば、逆転の可能性もあったのに・・・」
クロノの脳裏にはカズマが取り乱し、自身のカードを取り上げる姿があった。
「クロノさんが強すぎて、怖がらせちゃったんじゃないですか?」
「なっ!ちげぇよ!そりゃあ俺も熱くなったかもしれないけど・・・」
「わ、すみません!」
タイヨウの何気ない一言にクロノは少しだけ憤慨する。
「クロノ君、そっちが終わったら、倉庫の棚卸も頼みますよ」
「あ、はい!ごめんな」
「はい」
クロノはタイヨウと別れ、倉庫の棚卸に向かう。残ったタイヨウはクロノが教えてくれたファイター、東海林カズマについて考える。
TURN120「カズマの儀式」
翌日、晴見高校の下駄箱のある場所に向かうと、偶然にもカズマと鉢合わせる。上靴に履き終えたカズマは何事もなく学校に入ろうとするとクロノが呼び止める。
「あっ、なぁ!この間のファイトのことなんだけど・・・」
「ああ、あれな。わりぃわりぃ。コツはだいたいわかったから、もういっかと思ってよ。あんがとなー」
「あっ・・・」
さらっと言って、カズマに逃げられるクロノ。そこにクミとピンクの髪でメガネをかけた男子高校生が話しかける。
「新導君?」
「岡崎。それにケイスケも」
「おはよう、クロノ」
メガネをかけた男子高校生の名は和泉ケイスケ。クミのクラスメイトでクロノとは同級生の友人だ。
「おはよ~。新導君、うちのクラスの東海林君とお友達なの?」
「うちのクラス・・・?」
クミとケイスケのクラスという事にクロノは反応する。
☆
昼休み、クロノはケイスケからカズマについて改めての話を聞いていた。
「東海林カズマ・・・真面目に授業を受けているわけではないが、意外にも成績はいいみたいだぞ。部活もやっていないし、いつも1人でいることが多いな。それから、あまり大きい声では言えないんだが、何やらガラの悪い連中とつるんでいるという話も聞く」
クロノは東海林カズマという人物を少しは理解できたが、まだわからない部分があるので、少し考えるクロノ。
「・・・それはそうとクロノ、お前、部活はやっていなかったな?」
「え?そうだけど・・・?」
「実は僕も部活をやっているんだが、どうだ?僕と一緒に部活動しないか?」
「お前部活やってたのか?なんていう部活なんだ?」
「アイドル観察研究部だ!」
「・・・お前が平常運転で安心したよ」
ケイスケは度がつくほどのアイドルオタクでその勢いはついに部活に入って勧誘するまでに増していった。
「絶対に損はさせん!どうだ、やってみる気はないか?」
「あー、せっかくの誘いだけど、遠慮しとくぜ。ほら俺、バイトもあるし・・・」
「む、そういえばそうだったな。それはすまなかったな。だがもし興味がわいたら僕に言ってくれ。僕はいつでも君を歓迎するぞ」
「お、おう。じゃあ、俺はこの辺で・・・じゃあな!」
クロノはケイスケの勧誘から逃げるように自分の教室の中へと入っていった。
☆
放課後、カズマがさっさと帰宅しようと下駄箱のところまで向かっていると、下駄箱でカズマを待ち伏せていたクロノがいた。
「俺ともう1度ファイトしてくれないか?続けてたら勝てたかもしれない。デッキはちゃんとお前に応えていた。今度こそ本気でやろうぜ!絶対熱いファイトになるから!」
「それが何の得になるんだよ」
カズマは自分の靴を履いた後、クロノの下駄箱を開け、クロノの靴を取り出す。
「そぉらよ!」
「あっ!」
カズマはクロノの靴を廊下側に放り投げる。クロノが靴に気をとられているすきをついてダッシュで逃げ去る。
「お、おい!」
クロノはカズマを追いかけようとしたが、すでにその姿はなかった。
☆
私服に着替えたクロノは川沿いを歩いていた。
「たく、なんなんだよあいつ・・・」
『それが何の得になるんだよ』
クロノは少し愚痴り、カズマの言葉を思い返していた。そんな時、前を走り抜ける人物を目撃する。その人物はガラの悪そうな不良と一緒にいるカズマだった。カズマは一緒にいた不良と共に工事中の廃ビルに入っていく。それを見たクロノは少し様子を見に廃ビルに入っていく。カズマを探していると、少しだけ開いていた扉の奥から声が聞こえてきた。クロノは扉の奥を覗いてみると、カズマがガラの悪そうな連中と楽しそうファイトしている姿が映っている。
「それじゃ、スキルを発動して、コール、コール、コール!」
「マジか⁉」
「カズマ、この間とは違うんじゃねぇか?」
「ちょっとコツを思い出してな」
「なんだよそれ⁉」
「こっからが本番だぜ!ヴァンガードにアタック!」
「ああ!」
「まだまだ!俺がちっと本気出せばこんなもんよ!」
クロノが様子を見ていると、足が少し動き・・・
カランッカラララッ!
足元にあった鉄パイプを落としてしまった。それによって不良たちは警戒が現れる。カズマが窓の外を見てみると慌てて逃げだしているクロノの姿を目撃する。
「・・・あの野郎・・・」
☆
翌日、クロノはカードキャピタル2号店で仕事をこなしながらカズマが昨日廃ビルに入っていったという事をタイヨウに教えている。
「工事中のビルで?」
「ああ。川沿いの使ってねぇビルあるだろ?あそこで楽しそうにファイトしてた」
「じゃあ、ヴァンガードが嫌になったわけじゃないんですね」
「多分な」
「何でクロノさんのファイトだけ途中でやめちゃったんですか⁉」
「それはこっちが知りたいっての・・・」
「むぅ・・・せっかくのクロノさんのティーチングなのに・・・」
クロノとタイヨウは途中でファイトをやめる理由がわからないゆえに少しだけ困惑している。そこにシンがクロノに声をかける。
「クロノ君、あちらのお客様にデッキのアドバイスをしてくれませんか?」
「あ、はい!」
クロノは他のお客のデッキアドバイスのためにカウンターから離れる。タイヨウはカズマのことを考え、意を決して店から出ていく。
(クロノさんがあんなに気にしているファイター・・・どんな人なのか・・・僕も確かめてみたい!)
タイヨウはそんな思いを持って、廃ビルに向かっていくのであった。
☆
廃ビルに入ったタイヨウはファイトができそうなテーブルがある部屋を見つけ、そこに足を踏み入れる。しかし扉に隠れていた不良がタイヨウに近づく。
「なんだぁ、このガキ?」
「へぇいいもん持ってんじゃねぇか」
不良の1人がタイヨウの手に持っていたデッキを無理やり奪い取る。
「か、返してください!」
「入場料代わりにもらっておくぜ」
もう1人の不良はタイヨウを押してロッカーに叩きつける。
「うぁ・・・だ、ダメです!それは・・・」
「そのへんにしておけよ」
部屋の奥にいたカズマが不良2人を止める。
「そいつ、うちの近所のガキでな、いつも遊んでくれってうるせぇんだ。そんなことより・・・ファイトで負けたんだ。コンビニで何か買って来いよ」
カズマは不良からパシリを頼むという形でタイヨウのデッキを奪い取る。
「・・・ちっ、わかったよ・・・」
不良たちは了承して廃ビルから出ていく。助けてもらったタイヨウはカズマの制服を見る。
(晴見高校の制服・・・じゃあ、この人が・・・)
カズマはタイヨウのデッキホルダーを見て、幼き記憶を思い返す。シャドウパラディンのデッキを受け取った日の思い出を。
「おい、ガキにとっちゃあ宝物だろ?何があろうと手放すんじゃねぇよ」
カズマはタイヨウにタイヨウのデッキを返す。
「あ、ありがとうございます・・・」
「ここは小学生が遊びに来るようなところじゃねぇ。さっさと帰れ」
「⁉僕は中学生です!!それに、遊びに来たんじゃありません」
タイヨウはデッキホルダーからデッキを取り出し、カズマに突き付ける。
「僕とファイトしてください!」
「・・・ファイトだぁ?」
「タイヨウ!」
そんな宣言と同時にバイトから上がったのか、クロノがやってくる。
「やっぱりここだったか!何やってんだよいきなり」
「すみません。でも、僕・・・」
「おい、グルグル頭。こんなガキまで使って、何なんだよお前?ストーカーか?」
「なっ⁉ちげぇよ!俺はただ・・・」
「クロノさんは関係ありません。それよりも、今は僕とファイトです!あなたの力を教えてください!」
「あのなぁ・・・」
見ず知らずの年下の少年にファイトに挑まれているこの状況にカズマは一言入れようとするが・・・
「待てタイヨウ。だったら俺が先だ。もう1度あの時の続きだ!」
「ずるいですクロノさん!僕が先に来たんですから僕が先です!」
「いや待て!先にファイトしてたのは俺なんだ!だからここは俺が!」
「僕ですって!」
「俺だって!」
「僕です!」
「俺だ!」
「じゃあファイトで決めますか?」
「おう!」
小学生と同レベルの争いが始まった。埒が明かないと思ったカズマはため息をついた。
「はぁ~、わかったわかった。ファイトすりゃいいんだろ?」
ファイトの了承を受け取ったクロノとタイヨウは笑みを浮かべる。
「ただし俺が勝ったら、二度と付きまとうんじゃねぇぞ?」
「はい!」
「わかった」
「先着順にしてやっか・・・そこの小学生、お前が相手だ」
「ありがとうございます!・・・⁉」
カズマの言葉に引っ掛かったタイヨウはカズマに物申す。
「あの、1ついいですか?」
「ああ?」
「僕は中学生です!」
一言言った後、タイヨウはテーブルにあるファイトマットにデッキを設置し、ファイトの準備を始める。カズマも成り行きながらも、ファイトの準備を始める。お互いに準備が終わったところで、ファイトが始まる。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「
「早天の騎士コエル!」
早天の騎士コエル PW5000
「んじゃ、俺の先攻で、ドロー。ライド!
R ニーズ R
ルート R R カズマの手札5枚 山札43枚
「僕のターンです!ドロー!朝影の騎士キマルクスにライド!コエルは移動!」
朝影の騎士キマルクス PW8000
R キマルクス R
R コエル R
「コエルのブースト、キマルクスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『神聖魔道士プイス』」
「ダメージチェック『黙殺の騎士ギーヴァ』」
「ターンエンドです」
PW13000➡PW7000 タイヨウの手札6枚 山札42枚 カズマのダメージ1
「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!
R リア・ファル R
ルート R R
「リア・ファルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!」
「ドライブチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「ダメージチェック『聖管の奏者ヘリー(醒)』スタンドトリガー!パワーはヴァンガードに!『春光の騎士ベリーモール』」
「ターンエンド」
PW9000(+5000)➡PW8000(+5000) カズマの手札6枚 山札40枚 タイヨウのダメージ2枚
「僕のターン!スタンド&ドロー!ライド!暁光の騎士イアゴー!イアゴーと、神聖魔道士プイスをコール!」
暁光の騎士イアゴー PW10000
神聖魔道士プイス PW9000
イアゴー イアゴー プイス
R コエル R
「リアガードのイアゴーでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ハウルオウル(引)』」
「プイスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『黒翼のソードブレイカー』」
「コエルのブースト、イアゴーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『神聖魔道士プイス』」
「ダメージチェック『グリム・リーパー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「ターンエンド」
PW10000➡PW9000+SH5000=14000
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW15000➡PW9000(+5000) タイヨウの手札5枚 山札38枚 カズマのダメージ2枚
「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!
「
アビサル・オウル PW7000
黒翼のソードブレイカー PW6000
ソードブレイカー ルアード アビサル
ルート R ニーズ
「ルートのブースト、黒翼のソードブレイカーでヴァンガードにアタック!」
「インターセプト!『暁光の騎士イアゴー』」
「
「ノーガードです」
「ツインドライブ『デススプレイ・ドラゴン』『アビス・グラール(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復、パワーはアビサル・オウルに!」
ルアード(カズマ)は竜の腕で魔力の焔を放ち、焔はイアゴー(タイヨウ)を喰らい、飲み込ませていく。
「ダメージチェック『ぶるるがる』」
「ニーズのブースト、アビサル・オウルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『目利き鑑定人ドナリー(引)』『神聖魔道士プイス』」
「ターンエンド」
PW11000➡PW10000
PW11000➡PW10000
PW19000➡PW10000+SH10000=20000 カズマの手札3枚 山札36枚 タイヨウのダメージ3枚
(この人の力・・・僕自身の目で見極める!)
(ダメージはタイヨウが3、カズマが1・・・序盤から積極的にコールしていく積極的なファイトは、昨日と同じか・・・。けど、次はタイヨウのストライドがくる。ファイトにはその人間の全てが現れる。みせてもらうぜ、東海林カズマ)
「ライド!旭光の騎士グルグウィント!!」
旭光の騎士グルグウィント PW11000
「ストライドジェネレーション!!!白熱の黄金騎士エブラウクス!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『旭光の騎士グルグウィント』グレード3
白熱の黄金騎士エブラウクス PW26000 ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』
「エブラウクスのスキル発動!カウンターブラスト!ソウルブラスト『朝影の騎士キマルクス』山札の上から2枚見て、1体をスペリオルコール!春光の騎士ベリーモール!」
春光の騎士ベリーモール PW9000
「
日華の騎士ジェフリー PW7000
「ベリーモールの
ベリーモールの
「ぞろぞろ出てきやがって・・・」
ベリーモール エブラウクス プイス
ジェフリー コエル ジェフリー
「ジェフリーのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『
「ジェフリーの
コエルのブースト、エブラウクスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ」
「トリプルドライブ『旭光の騎士グルグウィント』セカンドチェック『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』クリティカルトリガー!パワーはプイスに、クリティカルはエブラウクスに!サードチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!」
「・・・っ!」
「パワーはプイスに、クリティカルはエブラウクスに!」
エブラウクス(タイヨウ)はルアード(カズマ)に接近し、縦斬りをお見舞する。斬撃を喰らったルアード(カズマ)はよろめく。
「ちぃ!ダメージチェック『
「ジェフリーのブースト、プイスでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!暗黒騎士ルードヴィーク!」
暗黒騎士ルードヴィーク SH15000
「これ以上させるかよ!スキル発動!グレード1以下のユニット、ソードブレイカーをガーディアンサークルへ!」
「ジェフリーの
PW18000➡PW11000
PW31000➡PW11000
PW28000➡PW11000+SH20000=31000 タイヨウの手札7枚 山札31枚 カズマのダメージ5枚
「ガキだと思ったら、やるじゃねぇか。けど、これで終わりにしてやるぜ!ストライドジェネレーション!!!暗黒竜カーニバル・ドラゴン!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『デススプレイ・ドラゴン』グレード3
暗黒竜カーニバル・ドラゴン PW26000 ハーツ『
「
ルートの
ソードブレイカーのスキル!ソウルブラスト『
「カーニバル・ドラゴンのスキル!アビサル・オウルを退却!お前はリアガードを2体選んで、退却させな。退却しねぇ場合は、前列のユニット3体にパワープラス4000するぜ」
「・・・ベリーモールとプイスを退却」
「アビサル・オウルの
ソードブレイカー カーニバル モルフェッサ
ニーズ R ニーズ
「カーニバル・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード『神聖魔道士プリデリー』(コスト『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』)」
カーニバルは口から暗黒のブレスをグルグウィント(タイヨウ)に向けて放たれたが、プリデリーの魔法陣でそれを防がれる。
「トリプルドライブ『黙殺の騎士ギーヴァ』セカンドチェック『グリム・リーパー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てモルフェッサに!サードチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!」
「!」
「さっきのお返しだ。こっちも効果は全部モルフェッサに!」
(・・・デッキがあいつに応えてる・・・)
「ルートのブースト、モルフェッサでヴァンガードにアタック!
「完全ガード『神聖魔道士プリデリー』(コスト『スカーフェイス・ライオン(☆)』)」
「くっ!ニーズの
ニーズのブースト、ソードブレイカーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『曙光の騎士ゴルボドゥク』」
「くそっ!ニーズのスキル!ソードブレイカーを退却!1枚ドロー!ターンエンド!」
PW26000➡PW11000(完全ガード)
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW18000➡PW11000 カズマの手札6枚 山札25枚 タイヨウのダメージ4枚(裏2枚)
(あんだけやって・・・たったのダメージ1かよ・・・!)
「・・・だいたいわかりました」
「!」
「デッキもよく回っていますし、いい構築です。クロノさんが気にかけるのもわかります。でも・・・。ストライドジェネレーション!!!旭光剣欄グルグウィント!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『旭光の騎士グルグウィント』グレード3
旭光剣欄グルグウィント PW26000 ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』
「
コエルの
朝暘の騎士エダドゥス PW7000
「エダドゥスの
ベリーモールの
フレイム・オブ・ビクトリー(☆) PW4000
「旭光剣欄グルグウィントの
「こいつ・・・っ!」
ルアード(カズマ)が一歩下がると、後ろには足元がない。逃げ場はどこにもない状況だ。カズマを追い詰めている証拠だ。
「・・・投げるなら、今だぜ?」
「!!」
「お前、負けるのが怖いんだろ?この間みたいに決着がつく前に投げ出せばいい。そうすれば、勝つこともない代わりに、負けることもない」
「くっ・・・!!」
カズマはクロノが言われた通りに、サレンダーしようとするが、ルアードのカードを見て動きが止まり、昔の記憶を思い出す。超えられない存在を前にして、ヴァンガードをやめた日の記憶を。
「・・・るっせぇんだよ、いちいち・・・」
「「!」」
「黙って見てろ!はっ、この程度、守り切ってやる!こい!!」
ベリーモール グルグウィント ぶるるがる
エダドゥス ビクトリー キマルクス
「エダドゥスのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『グリム・リーパー(☆)』『デスフェザー・イーグル(☆)』『黙殺の騎士ギーヴァ』」
「フレイム・オブ・ビクトリーのブースト、旭光剣欄グルグウィントでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
グルグウィント(タイヨウ)は太陽の光を纏った剣をルアード(カズマ)に向けて振るうが、エスラスがルアード(カズマ)を守り、直撃することはなかった。
「トリプルドライブ『朝暘の騎士エダドゥス』セカンドチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てぶるるがるに!」
(もう1枚トリガーがきたら・・・防ぎきれねぇ・・・)
「サードチェック『どーんがる』・・・ノートリガー。キマルクスのブースト、ぶるるがるでヴァンガードにアタック!
「ジェネレーションガード!!暗黒竜プロットメイカー・ドラゴン!!」
暗黒竜プロットメイカー・ドラゴン SH15000
「
「・・・っ!ターンエンド・・・」
PW32000➡PW11000+SH25000=36000
PW60000➡PW11000(完全ガード)
PW34000➡PW11000+SH25000=36000 タイヨウの手札3枚 山札24枚 カズマのダメージ5枚(裏1枚)
(くそっ!なんとか防ぎきったが・・・手札は0・・・。まだだ!まだ終わったわけじゃねぇ!次のドローで・・・)
カズマはユニットをスタンドした後、山札を1枚ドローした。引いたカードは
(・・・ふ・・・これじゃあ・・・ストライドも出来やしねぇ・・・。あぁ・・・そうだったな・・・昔っから・・・どうせ俺には・・・)
カズマの脳裏に浮かんだのは、薄暗い部屋で1人、カードに囲まれて泣いていた幼い自分だった。泣いていた時、1つのカードに眩い光が放たれて・・・
「!!」
カズマが思い出したように目を向けたのは
「・・そっか・・・お前がいたじゃねぇか・・・」
「「?」」
「(待っててくれたのか・・・俺を勝たせてくれるって?)・・・いいぜ!」
カズマは意を決して、ルアードのスキルを宣言する。
「ルアードの
「コストを払わずにストライド⁉」
戻したカード『
「喰らいつけ!!求める世界を掴むまで!!ストライド・・・ジェネレーション!!!!
ジェネレーションゾーン コストなし
「最後に勝つのは、この俺だ!!
ニーズの
さらにスキルで、ドロップゾーンのグレード1の数だけ、パワープラス1000!合計でパワープラス6000!
モルフェッサの
ニーズの
ニーズ ルアード リア・ファル
ニーズ アビサル ニーズ
「これが俺の、ヴァンガードだ!!アビサル・オウルのブースト、
「くっ・・・(この攻撃・・・全ては防げない・・・ここは・・・)ノーガードです」
「トリプルドライブ『
緊張が漂う空気の中、カズマの手は少しだけ震えていた。
「・・・応えろ・・・俺の声に!!『デスフェザー・イーグル(☆)』!クリティカル、トリガー。パワーはニーズに、クリティカルはルアードに!!」
ルアード(カズマ)は暗黒の魔力を竜の腕に纏い、グルグウィント(タイヨウ)に振るう。グルグウィント(タイヨウ)は魔力の腕に飲み込まれていった。
PW33000➡PW11000
ダメージチェック『日華の騎士ジェフリー』『残陽の騎士ヘンリネス』
カズマのダメージ5枚 タイヨウのダメージ6枚 勝者カズマ
「・・・勝ったのか・・・俺が・・・?」
自分でも勝ったことに驚いているカズマは、1つ大事なことを思い出すことができた。
「・・・そうか、これが・・・ヴァンガードだったよな・・・」
「お前のデッキが応えてくれたんだ。ドロップゾーンに積まれていったカードたちが、
カズマは積み重ねていって、力を発揮したユニットたちを見て笑みを浮かべる。そこでクロノが本題に入る。
「・・・なぁ、俺たちのチームに入らないか?」
「!」
「クロノさん?」
「俺たちは今、
「・・・ふん、興味ねぇよ。俺が勝ったんだから、二度と付きまとうな」
クロノの勧誘にカズマは断りを入れたが・・・
「確かに、まだまだ伸びしろがありそうですし、何よりクロノさんが見込んだファイターですしね。いいですよ、僕たちのチームに入っても」
「お前なぁ・・・」
「よし!明日からさっそく特訓だな!」
「そういえば、普及協会でレジェンドコーチ制度っていうのが始まったみたいですよ?」
「おお、あれか!申し込んでみるか!」
話を全く聞いていないクロノとタイヨウがカズマがチームに入った前提でそんな話をしている。
「・・・はぁ、お前らほんとバカだな・・・」
「ん?どうせ暇なんだろ?たまにはちょっとぐらい、バカになってみろよ」
「・・・・・・・・・あ゛っ~!!」
カズマは苛立ちながら、頭をかきだす。
そして翌日、ドラエン支部の掲示板にクロノ、タイヨウ、カズマの名前が書いてあるくしゃくしゃな申請用紙が貼られていた。そんなこんなでクロノは
to be continued…
クロノ「これでチームもできて、U20【アンダートゥエンティ】に向けて一直線だ!頑張ろうな、タイヨウ!」
タイヨウ「はい!これからよろしくお願いしますね、カズマさん!」
カズマ「俺はただの暇つぶしだかんな。てかいきなり名前呼びかよ、馴れ馴れしい」
タイヨウ「え~?じゃあ、東海林さん?」
クロノ「んー、何かイメージ違うなぁ・・・」
タイヨウ「じゃあ、カズマ先輩!」
クロノ「カズマ君、カズマちゃん、カズマ様・・・」
カズマ「・・・カズマさんでいい」
TURN121「心に秘めし刃」