カードファイト!!ヴァンガードG 鋼と宇宙の正義   作:先導

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今回は久しぶりにお昼に投稿しました。

今回でクロノ君が無事チームを結成することができたお話です。

次回はユイちゃん視点に戻っていきます。

それではどうぞ!


カズマの儀式

カードキャピタル2号店、バイト店員であるクロノは遊びに来たタイヨウに今日来た晴見の制服を着た男子高校生、東海林カズマのことを話していた。

 

「気になるファイター?どんな人なんです?」

 

「俺と同じ晴見の1年なんだけど、ティーチングを頼みたいって来てさ。すげぇイメージを感じて、楽しそうにやってたんだ。・・・途中までは」

 

「途中までは?」

 

「いきなりファイトをやめて、帰っちまったんだ」

 

「えっ⁉」

 

「あそこで粘ってれば、逆転の可能性もあったのに・・・」

 

クロノの脳裏にはカズマが取り乱し、自身のカードを取り上げる姿があった。

 

「クロノさんが強すぎて、怖がらせちゃったんじゃないですか?」

 

「なっ!ちげぇよ!そりゃあ俺も熱くなったかもしれないけど・・・」

 

「わ、すみません!」

 

タイヨウの何気ない一言にクロノは少しだけ憤慨する。

 

「クロノ君、そっちが終わったら、倉庫の棚卸も頼みますよ」

 

「あ、はい!ごめんな」

 

「はい」

 

クロノはタイヨウと別れ、倉庫の棚卸に向かう。残ったタイヨウはクロノが教えてくれたファイター、東海林カズマについて考える。

 

 

 

TURN120「カズマの儀式」

 

 

翌日、晴見高校の下駄箱のある場所に向かうと、偶然にもカズマと鉢合わせる。上靴に履き終えたカズマは何事もなく学校に入ろうとするとクロノが呼び止める。

 

「あっ、なぁ!この間のファイトのことなんだけど・・・」

 

「ああ、あれな。わりぃわりぃ。コツはだいたいわかったから、もういっかと思ってよ。あんがとなー」

 

「あっ・・・」

 

さらっと言って、カズマに逃げられるクロノ。そこにクミとピンクの髪でメガネをかけた男子高校生が話しかける。

 

「新導君?」

 

「岡崎。それにケイスケも」

 

「おはよう、クロノ」

 

メガネをかけた男子高校生の名は和泉ケイスケ。クミのクラスメイトでクロノとは同級生の友人だ。

 

「おはよ~。新導君、うちのクラスの東海林君とお友達なの?」

 

「うちのクラス・・・?」

 

クミとケイスケのクラスという事にクロノは反応する。

 

 

昼休み、クロノはケイスケからカズマについて改めての話を聞いていた。

 

「東海林カズマ・・・真面目に授業を受けているわけではないが、意外にも成績はいいみたいだぞ。部活もやっていないし、いつも1人でいることが多いな。それから、あまり大きい声では言えないんだが、何やらガラの悪い連中とつるんでいるという話も聞く」

 

クロノは東海林カズマという人物を少しは理解できたが、まだわからない部分があるので、少し考えるクロノ。

 

「・・・それはそうとクロノ、お前、部活はやっていなかったな?」

 

「え?そうだけど・・・?」

 

「実は僕も部活をやっているんだが、どうだ?僕と一緒に部活動しないか?」

 

「お前部活やってたのか?なんていう部活なんだ?」

 

「アイドル観察研究部だ!」

 

「・・・お前が平常運転で安心したよ」

 

ケイスケは度がつくほどのアイドルオタクでその勢いはついに部活に入って勧誘するまでに増していった。

 

「絶対に損はさせん!どうだ、やってみる気はないか?」

 

「あー、せっかくの誘いだけど、遠慮しとくぜ。ほら俺、バイトもあるし・・・」

 

「む、そういえばそうだったな。それはすまなかったな。だがもし興味がわいたら僕に言ってくれ。僕はいつでも君を歓迎するぞ」

 

「お、おう。じゃあ、俺はこの辺で・・・じゃあな!」

 

クロノはケイスケの勧誘から逃げるように自分の教室の中へと入っていった。

 

 

放課後、カズマがさっさと帰宅しようと下駄箱のところまで向かっていると、下駄箱でカズマを待ち伏せていたクロノがいた。

 

「俺ともう1度ファイトしてくれないか?続けてたら勝てたかもしれない。デッキはちゃんとお前に応えていた。今度こそ本気でやろうぜ!絶対熱いファイトになるから!」

 

「それが何の得になるんだよ」

 

カズマは自分の靴を履いた後、クロノの下駄箱を開け、クロノの靴を取り出す。

 

「そぉらよ!」

 

「あっ!」

 

カズマはクロノの靴を廊下側に放り投げる。クロノが靴に気をとられているすきをついてダッシュで逃げ去る。

 

「お、おい!」

 

クロノはカズマを追いかけようとしたが、すでにその姿はなかった。

 

 

私服に着替えたクロノは川沿いを歩いていた。

 

「たく、なんなんだよあいつ・・・」

 

『それが何の得になるんだよ』

 

クロノは少し愚痴り、カズマの言葉を思い返していた。そんな時、前を走り抜ける人物を目撃する。その人物はガラの悪そうな不良と一緒にいるカズマだった。カズマは一緒にいた不良と共に工事中の廃ビルに入っていく。それを見たクロノは少し様子を見に廃ビルに入っていく。カズマを探していると、少しだけ開いていた扉の奥から声が聞こえてきた。クロノは扉の奥を覗いてみると、カズマがガラの悪そうな連中と楽しそうファイトしている姿が映っている。

 

「それじゃ、スキルを発動して、コール、コール、コール!」

 

「マジか⁉」

 

「カズマ、この間とは違うんじゃねぇか?」

 

「ちょっとコツを思い出してな」

 

「なんだよそれ⁉」

 

「こっからが本番だぜ!ヴァンガードにアタック!」

 

「ああ!」

 

「まだまだ!俺がちっと本気出せばこんなもんよ!」

 

クロノが様子を見ていると、足が少し動き・・・

 

カランッカラララッ!

 

足元にあった鉄パイプを落としてしまった。それによって不良たちは警戒が現れる。カズマが窓の外を見てみると慌てて逃げだしているクロノの姿を目撃する。

 

「・・・あの野郎・・・」

 

 

翌日、クロノはカードキャピタル2号店で仕事をこなしながらカズマが昨日廃ビルに入っていったという事をタイヨウに教えている。

 

「工事中のビルで?」

 

「ああ。川沿いの使ってねぇビルあるだろ?あそこで楽しそうにファイトしてた」

 

「じゃあ、ヴァンガードが嫌になったわけじゃないんですね」

 

「多分な」

 

「何でクロノさんのファイトだけ途中でやめちゃったんですか⁉」

 

「それはこっちが知りたいっての・・・」

 

「むぅ・・・せっかくのクロノさんのティーチングなのに・・・」

 

クロノとタイヨウは途中でファイトをやめる理由がわからないゆえに少しだけ困惑している。そこにシンがクロノに声をかける。

 

「クロノ君、あちらのお客様にデッキのアドバイスをしてくれませんか?」

 

「あ、はい!」

 

クロノは他のお客のデッキアドバイスのためにカウンターから離れる。タイヨウはカズマのことを考え、意を決して店から出ていく。

 

(クロノさんがあんなに気にしているファイター・・・どんな人なのか・・・僕も確かめてみたい!)

 

タイヨウはそんな思いを持って、廃ビルに向かっていくのであった。

 

 

廃ビルに入ったタイヨウはファイトができそうなテーブルがある部屋を見つけ、そこに足を踏み入れる。しかし扉に隠れていた不良がタイヨウに近づく。

 

「なんだぁ、このガキ?」

 

「へぇいいもん持ってんじゃねぇか」

 

不良の1人がタイヨウの手に持っていたデッキを無理やり奪い取る。

 

「か、返してください!」

 

「入場料代わりにもらっておくぜ」

 

もう1人の不良はタイヨウを押してロッカーに叩きつける。

 

「うぁ・・・だ、ダメです!それは・・・」

 

「そのへんにしておけよ」

 

部屋の奥にいたカズマが不良2人を止める。

 

「そいつ、うちの近所のガキでな、いつも遊んでくれってうるせぇんだ。そんなことより・・・ファイトで負けたんだ。コンビニで何か買って来いよ」

 

カズマは不良からパシリを頼むという形でタイヨウのデッキを奪い取る。

 

「・・・ちっ、わかったよ・・・」

 

不良たちは了承して廃ビルから出ていく。助けてもらったタイヨウはカズマの制服を見る。

 

(晴見高校の制服・・・じゃあ、この人が・・・)

 

カズマはタイヨウのデッキホルダーを見て、幼き記憶を思い返す。シャドウパラディンのデッキを受け取った日の思い出を。

 

「おい、ガキにとっちゃあ宝物だろ?何があろうと手放すんじゃねぇよ」

 

カズマはタイヨウにタイヨウのデッキを返す。

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

「ここは小学生が遊びに来るようなところじゃねぇ。さっさと帰れ」

 

「⁉僕は中学生です!!それに、遊びに来たんじゃありません」

 

タイヨウはデッキホルダーからデッキを取り出し、カズマに突き付ける。

 

「僕とファイトしてください!」

 

「・・・ファイトだぁ?」

 

「タイヨウ!」

 

そんな宣言と同時にバイトから上がったのか、クロノがやってくる。

 

「やっぱりここだったか!何やってんだよいきなり」

 

「すみません。でも、僕・・・」

 

「おい、グルグル頭。こんなガキまで使って、何なんだよお前?ストーカーか?」

 

「なっ⁉ちげぇよ!俺はただ・・・」

 

「クロノさんは関係ありません。それよりも、今は僕とファイトです!あなたの力を教えてください!」

 

「あのなぁ・・・」

 

見ず知らずの年下の少年にファイトに挑まれているこの状況にカズマは一言入れようとするが・・・

 

「待てタイヨウ。だったら俺が先だ。もう1度あの時の続きだ!」

 

「ずるいですクロノさん!僕が先に来たんですから僕が先です!」

 

「いや待て!先にファイトしてたのは俺なんだ!だからここは俺が!」

 

「僕ですって!」

 

「俺だって!」

 

「僕です!」

 

「俺だ!」

 

「じゃあファイトで決めますか?」

 

「おう!」

 

小学生と同レベルの争いが始まった。埒が明かないと思ったカズマはため息をついた。

 

「はぁ~、わかったわかった。ファイトすりゃいいんだろ?」

 

ファイトの了承を受け取ったクロノとタイヨウは笑みを浮かべる。

 

「ただし俺が勝ったら、二度と付きまとうんじゃねぇぞ?」

 

「はい!」

 

「わかった」

 

「先着順にしてやっか・・・そこの小学生、お前が相手だ」

 

「ありがとうございます!・・・⁉」

 

カズマの言葉に引っ掛かったタイヨウはカズマに物申す。

 

「あの、1ついいですか?」

 

「ああ?」

 

「僕は中学生です!」

 

一言言った後、タイヨウはテーブルにあるファイトマットにデッキを設置し、ファイトの準備を始める。カズマも成り行きながらも、ファイトの準備を始める。お互いに準備が終わったところで、ファイトが始まる。

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

秘められし才気(ドラグプリンス)ルート!」

 

「早天の騎士コエル!」

 

秘められし才気(ドラグプリンス)ルート  PW5000

 

早天の騎士コエル  PW5000

 

「んじゃ、俺の先攻で、ドロー。ライド!竜刻魔導士(ドラグウィザード)ニーズ!ルートは移動!ターンエンド」

 

竜刻魔導士(ドラグウィザード)ニーズ  PW7000

 

 R  ニーズ R

ルート  R  R  カズマの手札5枚 山札43枚

 

「僕のターンです!ドロー!朝影の騎士キマルクスにライド!コエルは移動!」

 

朝影の騎士キマルクス  PW8000

 

R キマルクス R

R  コエル  R

 

「コエルのブースト、キマルクスでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『神聖魔道士プイス』」

 

「ダメージチェック『黙殺の騎士ギーヴァ』」

 

「ターンエンドです」

 

PW13000➡PW7000  タイヨウの手札6枚 山札42枚  カズマのダメージ1

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!竜刻魔導士(ドラグウィザード)リア・ファル!」

 

竜刻魔導士(ドラグウィザード)リア・ファル  PW9000

 

 R  リア・ファル R

ルート   R    R

 

「リア・ファルでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードです!」

 

「ドライブチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」

 

「ダメージチェック『聖管の奏者ヘリー(醒)』スタンドトリガー!パワーはヴァンガードに!『春光の騎士ベリーモール』」

 

「ターンエンド」

 

PW9000(+5000)➡PW8000(+5000)  カズマの手札6枚 山札40枚  タイヨウのダメージ2枚

 

「僕のターン!スタンド&ドロー!ライド!暁光の騎士イアゴー!イアゴーと、神聖魔道士プイスをコール!」

 

暁光の騎士イアゴー  PW10000

神聖魔道士プイス  PW9000

 

イアゴー イアゴー プイス

 R   コエル   R

 

「リアガードのイアゴーでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『ハウルオウル(引)』」

 

「プイスでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『黒翼のソードブレイカー』」

 

「コエルのブースト、イアゴーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『神聖魔道士プイス』」

 

「ダメージチェック『グリム・リーパー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」

 

「ターンエンド」

 

PW10000➡PW9000+SH5000=14000

PW9000➡PW9000+SH10000=19000

PW15000➡PW9000(+5000)  タイヨウの手札5枚 山札38枚  カズマのダメージ2枚

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアード!!」

 

覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアード  PW11000

 

竜刻魔導士(ドラグウィザード)ニーズ、アビサル・オウル、黒翼のソードブレイカーをコール!」

 

アビサル・オウル  PW7000

黒翼のソードブレイカー  PW6000

 

ソードブレイカー ルアード アビサル

  ルート     R   ニーズ

 

「ルートのブースト、黒翼のソードブレイカーでヴァンガードにアタック!」

 

「インターセプト!『暁光の騎士イアゴー』」

 

覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアードでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードです」

 

「ツインドライブ『デススプレイ・ドラゴン』『アビス・グラール(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復、パワーはアビサル・オウルに!」

 

ルアード(カズマ)は竜の腕で魔力の焔を放ち、焔はイアゴー(タイヨウ)を喰らい、飲み込ませていく。

 

「ダメージチェック『ぶるるがる』」

 

「ニーズのブースト、アビサル・オウルでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『目利き鑑定人ドナリー(引)』『神聖魔道士プイス』」

 

「ターンエンド」

 

PW11000➡PW10000

PW11000➡PW10000

PW19000➡PW10000+SH10000=20000  カズマの手札3枚 山札36枚  タイヨウのダメージ3枚

 

(この人の力・・・僕自身の目で見極める!)

 

(ダメージはタイヨウが3、カズマが1・・・序盤から積極的にコールしていく積極的なファイトは、昨日と同じか・・・。けど、次はタイヨウのストライドがくる。ファイトにはその人間の全てが現れる。みせてもらうぜ、東海林カズマ)

 

「ライド!旭光の騎士グルグウィント!!」

 

旭光の騎士グルグウィント  PW11000

 

「ストライドジェネレーション!!!白熱の黄金騎士エブラウクス!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『旭光の騎士グルグウィント』グレード3

 

白熱の黄金騎士エブラウクス  PW26000  ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』

 

「エブラウクスのスキル発動!カウンターブラスト!ソウルブラスト『朝影の騎士キマルクス』山札の上から2枚見て、1体をスペリオルコール!春光の騎士ベリーモール!」

 

春光の騎士ベリーモール  PW9000

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!山札の上から4枚見て、日華の騎士ジェフリーをスペリオルコール!パワープラス2000!」

 

日華の騎士ジェフリー  PW7000

 

「ベリーモールのGB(ジェネレーションブレイク)!カウンターブラストを払って、山札の上から3枚見て、同じ縦列にもう1体ジェフリーをスペリオルコール!2体以上コールしたので、結束(ユナイト)条件達成!

ベリーモールの結束(ユナイト)!パワープラス2000!」

 

「ぞろぞろ出てきやがって・・・」

 

ベリーモール エブラウクス  プイス

ジェフリー   コエル   ジェフリー

 

「ジェフリーのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『竜刻魔導士(ドラグウィザード)リア・ファル』」

 

「ジェフリーのGB(ジェネレーションブレイク)結束(ユナイト)!ジェフリーをソウルに!1枚ドロー!

コエルのブースト、エブラウクスでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードだ」

 

「トリプルドライブ『旭光の騎士グルグウィント』セカンドチェック『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』クリティカルトリガー!パワーはプイスに、クリティカルはエブラウクスに!サードチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!」

 

「・・・っ!」

 

「パワーはプイスに、クリティカルはエブラウクスに!」

 

エブラウクス(タイヨウ)はルアード(カズマ)に接近し、縦斬りをお見舞する。斬撃を喰らったルアード(カズマ)はよろめく。

 

「ちぃ!ダメージチェック『竜刻魔導士(ドラグウィザード)モルフェッサ』『竜刻守護者(ドラグセイバー)エスラス』『デススプレイ・ドラゴン』」

 

「ジェフリーのブースト、プイスでヴァンガードにアタック!」

 

「ジェネレーションガード!暗黒騎士ルードヴィーク!」

 

暗黒騎士ルードヴィーク  SH15000

 

「これ以上させるかよ!スキル発動!グレード1以下のユニット、ソードブレイカーをガーディアンサークルへ!」

 

「ジェフリーの結束(ユナイト)!ジェフリーをソウルに!1枚ドロー!ターンエンドです」

 

PW18000➡PW11000

PW31000➡PW11000

PW28000➡PW11000+SH20000=31000  タイヨウの手札7枚 山札31枚  カズマのダメージ5枚

 

「ガキだと思ったら、やるじゃねぇか。けど、これで終わりにしてやるぜ!ストライドジェネレーション!!!暗黒竜カーニバル・ドラゴン!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『デススプレイ・ドラゴン』グレード3

 

暗黒竜カーニバル・ドラゴン  PW26000  ハーツ『覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアード』

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!ルートを退却!ニーズとソードブレイカーをスペリオルコール!

ルートのGB(ジェネレーションブレイク)!ルートをソウルに!カウンターブラスト!ソードブレイカーにパワープラス5000!

ソードブレイカーのスキル!ソウルブラスト『竜刻魔導士(ドラグウィザード)ニーズ』1枚ドロー!これでドロップゾーンに置かれたグレード1のカードは3枚以上・・・儀式(リチュアル)達成だ!」

 

儀式(リチュアル)とはドロップゾーンにあるグレード1のカードが指定された枚数分あれば発動できるシャドウパラディンの新しい能力だ。ヒールトリガーの時、ソードブレイカーをドロップゾーンに置いたのはこのためだ。

 

「カーニバル・ドラゴンのスキル!アビサル・オウルを退却!お前はリアガードを2体選んで、退却させな。退却しねぇ場合は、前列のユニット3体にパワープラス4000するぜ」

 

「・・・ベリーモールとプイスを退却」

 

「アビサル・オウルの儀式(リチュアル)(3)!ヴァンガードがルアードで、退却した時、カウンタチャージ!竜刻魔導士(ドラグウィザード)モルフェッサをコール!」

 

竜刻魔導士(ドラグウィザード)モルフェッサ  PW9000

 

ソードブレイカー カーニバル モルフェッサ

  ニーズ      R    ニーズ

 

「カーニバル・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」

 

「完全ガード『神聖魔道士プリデリー』(コスト『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』)」

 

カーニバルは口から暗黒のブレスをグルグウィント(タイヨウ)に向けて放たれたが、プリデリーの魔法陣でそれを防がれる。

 

「トリプルドライブ『黙殺の騎士ギーヴァ』セカンドチェック『グリム・リーパー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てモルフェッサに!サードチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!」

 

「!」

 

「さっきのお返しだ。こっちも効果は全部モルフェッサに!」

 

(・・・デッキがあいつに応えてる・・・)

 

「ルートのブースト、モルフェッサでヴァンガードにアタック!儀式(リチュアル)(3)!パワープラス5000!」

 

「完全ガード『神聖魔道士プリデリー』(コスト『スカーフェイス・ライオン(☆)』)」

 

「くっ!ニーズのGB(ジェネレーションブレイク)!縦列にいるモルフェッサを退却!1枚ドロー!

ニーズのブースト、ソードブレイカーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『曙光の騎士ゴルボドゥク』」

 

「くそっ!ニーズのスキル!ソードブレイカーを退却!1枚ドロー!ターンエンド!」

 

PW26000➡PW11000(完全ガード)

PW31000➡PW11000(完全ガード)

PW18000➡PW11000  カズマの手札6枚 山札25枚  タイヨウのダメージ4枚(裏2枚)

 

(あんだけやって・・・たったのダメージ1かよ・・・!)

 

「・・・だいたいわかりました」

 

「!」

 

「デッキもよく回っていますし、いい構築です。クロノさんが気にかけるのもわかります。でも・・・。ストライドジェネレーション!!!旭光剣欄グルグウィント!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『旭光の騎士グルグウィント』グレード3

 

旭光剣欄グルグウィント  PW26000  ハーツ『旭光の騎士グルグウィント』

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!山札の上から4枚見て、キマルクスをスペリオルコール!パワープラス2000!ぶるるがるをコール!結束(ユナイト)達成!

コエルのGB(ジェネレーションブレイク)結束(ユナイト)!コエルをソウルに送り、山札の上3枚見て、朝暘の騎士エダドゥスをスペリオルコール!パワープラス2000!」

 

朝暘の騎士エダドゥス  PW7000

 

「エダドゥスの結束(ユナイト)!パワープラス2000!さらに、ベリーモールとフレイム・オブ・ビクトリーをコール!

ベリーモールの結束(ユナイト)!パワープラス2000!」

 

フレイム・オブ・ビクトリー(☆)  PW4000

 

「旭光剣欄グルグウィントのGB(ジェネレーションブレイク)!|結束(ユナイト)!カウンターブラスト、ソウルブラスト『早天の騎士コエル』『暁光の騎士イアゴー』リアガード1体、パワープラス25000!全てのリアガードにパワープラス5000!これが僕の、ゴールドパラディンです!」

 

「こいつ・・・っ!」

 

ルアード(カズマ)が一歩下がると、後ろには足元がない。逃げ場はどこにもない状況だ。カズマを追い詰めている証拠だ。

 

「・・・投げるなら、今だぜ?」

 

「!!」

 

「お前、負けるのが怖いんだろ?この間みたいに決着がつく前に投げ出せばいい。そうすれば、勝つこともない代わりに、負けることもない」

 

「くっ・・・!!」

 

カズマはクロノが言われた通りに、サレンダーしようとするが、ルアードのカードを見て動きが止まり、昔の記憶を思い出す。超えられない存在を前にして、ヴァンガードをやめた日の記憶を。

 

「・・・るっせぇんだよ、いちいち・・・」

 

「「!」」

 

「黙って見てろ!はっ、この程度、守り切ってやる!こい!!」

 

ベリーモール グルグウィント ぶるるがる

エダドゥス   ビクトリー  キマルクス

 

「エダドゥスのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『グリム・リーパー(☆)』『デスフェザー・イーグル(☆)』『黙殺の騎士ギーヴァ』」

 

「フレイム・オブ・ビクトリーのブースト、旭光剣欄グルグウィントでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『竜刻守護者(ドラグセイバー)エスラス』(コスト『デススプレイ・ドラゴン』)

 

グルグウィント(タイヨウ)は太陽の光を纏った剣をルアード(カズマ)に向けて振るうが、エスラスがルアード(カズマ)を守り、直撃することはなかった。

 

「トリプルドライブ『朝暘の騎士エダドゥス』セカンドチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てぶるるがるに!」

 

(もう1枚トリガーがきたら・・・防ぎきれねぇ・・・)

 

「サードチェック『どーんがる』・・・ノートリガー。キマルクスのブースト、ぶるるがるでヴァンガードにアタック!結束(ユナイト)!パワープラス5000!」

 

「ジェネレーションガード!!暗黒竜プロットメイカー・ドラゴン!!」

 

暗黒竜プロットメイカー・ドラゴン  SH15000

 

儀式(リチュアル)(3)!シールドプラス10000!」

 

「・・・っ!ターンエンド・・・」

 

PW32000➡PW11000+SH25000=36000

PW60000➡PW11000(完全ガード)

PW34000➡PW11000+SH25000=36000  タイヨウの手札3枚 山札24枚  カズマのダメージ5枚(裏1枚)

 

(くそっ!なんとか防ぎきったが・・・手札は0・・・。まだだ!まだ終わったわけじゃねぇ!次のドローで・・・)

 

カズマはユニットをスタンドした後、山札を1枚ドローした。引いたカードは竜刻魔導士(ドラグウィザード)リア・ファル・・・グレード3じゃない。

 

(・・・ふ・・・これじゃあ・・・ストライドも出来やしねぇ・・・。あぁ・・・そうだったな・・・昔っから・・・どうせ俺には・・・)

 

カズマの脳裏に浮かんだのは、薄暗い部屋で1人、カードに囲まれて泣いていた幼い自分だった。泣いていた時、1つのカードに眩い光が放たれて・・・

 

「!!」

 

カズマが思い出したように目を向けたのは覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアードだった。

 

「・・そっか・・・お前がいたじゃねぇか・・・」

 

「「?」」

 

「(待っててくれたのか・・・俺を勝たせてくれるって?)・・・いいぜ!」

 

カズマは意を決して、ルアードのスキルを宣言する。

 

「ルアードの儀式(リチュアル)(3)!ドロップゾーンからノーマルユニットを2枚山札に戻すことで、支払わずにストライドできる!」

 

「コストを払わずにストライド⁉」

 

戻したカード『竜刻魔導士(ドラグウィザード)ニーズ』『黙殺の騎士ギーヴァ』

 

「喰らいつけ!!求める世界を掴むまで!!ストライド・・・ジェネレーション!!!!天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアード!!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コストなし

 

天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアード  PW26000  ハーツ『覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアード』

 

「最後に勝つのは、この俺だ!!超越(ストライド)スキル!ニーズを退却!ニーズとアビサル・オウルをスペリオルコール!

ニーズの儀式(リチュアル)(3)!パワープラス2000!

天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアードの儀式(リチュアル)(3)!ソウルブラスト『秘められし才気(ドラグプリンス)ルート』Gゾーンから天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアードを表に!Gゾーンの表の天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアードの数だけ、グレード1をスペリオルコール!ニーズをスペリオルコール!

さらにスキルで、ドロップゾーンのグレード1の数だけ、パワープラス1000!合計でパワープラス6000!

モルフェッサのGB(ジェネレーションブレイク)!ドロップゾーンにいる時、グレードマイナス1!

ニーズの儀式(リチュアル)(3)!パワープラス2000!リア・ファルをコール!」

 

ニーズ ルアード リア・ファル

ニーズ アビサル   ニーズ

 

「これが俺の、ヴァンガードだ!!アビサル・オウルのブースト、天空を舞う竜(ドラグドライバー)ルアードでヴァンガードにアタック!」

 

「くっ・・・(この攻撃・・・全ては防げない・・・ここは・・・)ノーガードです」

 

「トリプルドライブ『竜刻守護者(ドラグセイバー)エスラス』『覚醒を待つ竜(ドラグハート)ルアード』」

 

緊張が漂う空気の中、カズマの手は少しだけ震えていた。

 

「・・・応えろ・・・俺の声に!!『デスフェザー・イーグル(☆)』!クリティカル、トリガー。パワーはニーズに、クリティカルはルアードに!!」

 

ルアード(カズマ)は暗黒の魔力を竜の腕に纏い、グルグウィント(タイヨウ)に振るう。グルグウィント(タイヨウ)は魔力の腕に飲み込まれていった。

 

PW33000➡PW11000

 

ダメージチェック『日華の騎士ジェフリー』『残陽の騎士ヘンリネス』

 

カズマのダメージ5枚  タイヨウのダメージ6枚  勝者カズマ

 

「・・・勝ったのか・・・俺が・・・?」

 

自分でも勝ったことに驚いているカズマは、1つ大事なことを思い出すことができた。

 

「・・・そうか、これが・・・ヴァンガードだったよな・・・」

 

「お前のデッキが応えてくれたんだ。ドロップゾーンに積まれていったカードたちが、儀式(リチュアル)の力を発揮して、最後のストライドに繋がった。お前のファイトそのものが、お前を導いたんだよ」

 

カズマは積み重ねていって、力を発揮したユニットたちを見て笑みを浮かべる。そこでクロノが本題に入る。

 

「・・・なぁ、俺たちのチームに入らないか?」

 

「!」

 

「クロノさん?」

 

「俺たちは今、U20(アンダートゥエンティ)に挑戦しようと思ってる。そのためにはお互い、競い合える仲間が必要なんだ。お前なら絶対、もっと強くなれる。今の自分を超えて、前に進んでみたいと思わねぇか?」

 

「・・・ふん、興味ねぇよ。俺が勝ったんだから、二度と付きまとうな」

 

クロノの勧誘にカズマは断りを入れたが・・・

 

「確かに、まだまだ伸びしろがありそうですし、何よりクロノさんが見込んだファイターですしね。いいですよ、僕たちのチームに入っても」

 

「お前なぁ・・・」

 

「よし!明日からさっそく特訓だな!」

 

「そういえば、普及協会でレジェンドコーチ制度っていうのが始まったみたいですよ?」

 

「おお、あれか!申し込んでみるか!」

 

話を全く聞いていないクロノとタイヨウがカズマがチームに入った前提でそんな話をしている。

 

「・・・はぁ、お前らほんとバカだな・・・」

 

「ん?どうせ暇なんだろ?たまにはちょっとぐらい、バカになってみろよ」

 

「・・・・・・・・・あ゛っ~!!」

 

カズマは苛立ちながら、頭をかきだす。

 

そして翌日、ドラエン支部の掲示板にクロノ、タイヨウ、カズマの名前が書いてあるくしゃくしゃな申請用紙が貼られていた。そんなこんなでクロノはU20(アンダートゥエンティ)に出場するチームを結成したのであった。

 

to be continued…




クロノ「これでチームもできて、U20【アンダートゥエンティ】に向けて一直線だ!頑張ろうな、タイヨウ!」

タイヨウ「はい!これからよろしくお願いしますね、カズマさん!」

カズマ「俺はただの暇つぶしだかんな。てかいきなり名前呼びかよ、馴れ馴れしい」

タイヨウ「え~?じゃあ、東海林さん?」

クロノ「んー、何かイメージ違うなぁ・・・」

タイヨウ「じゃあ、カズマ先輩!」

クロノ「カズマ君、カズマちゃん、カズマ様・・・」

カズマ「・・・カズマさんでいい」

TURN121「心に秘めし刃」
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