カードファイト!!ヴァンガードG 鋼と宇宙の正義   作:先導

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アウェイキングズーが発売されましたね。皆さん、結果はどうでしたか?

私は来月発売されるスターゲートのパックのために今回は2パックだけ買いました。
結果はダークフェイス・アルキデスが出てきました。女王陛下がほしかったです。

さて、今回は江西さんの回です。

それではどうぞ!


漢と漢

U20(アンダートゥエンティ)クレイスクランブルの森エリアにて、ハイメフラワーズの江西はファイダーを見て、今の現状を確認している。ちょうど同じ時間、チームメイトのクミがファイトをスタートした知らせを受け取る。

 

「どうする・・・すぐに動くべきか・・・それとも、岡崎の勝敗を決するまで・・・」

 

江西がどうするべきか考えていると、ファイダーのファイター認識アラームが鳴りだす。江西が周りを見回していると、相手ファイターを発見する。その相手は・・・

 

「江西サトルか」

 

チームQ4のメンバーであり、現在はヘル&ヘブンに所属している、葛城カムイだった。

 

 

 

TURN144「漢と漢」

 

 

U20(アンダートゥエンティ)ファーストステージ2日目も終盤となり、ファーストステージを勝ち抜いたチームが現れ始めている。そんな中、クレイスクランブルの森エリアにて、江西とカムイの前にファイト台が現れ、互いにファイトの準備を行う。

 

「なぜ今さらあなたがU20(アンダートゥエンティ)に?」

 

「それはこっちのセリフだぜ。どうしてお前が・・・それもトコハちゃんのチームなんてなぁ・・・面白れぇじゃねぇか」

 

互いに準備を終え、ファイトをスタートさせる。

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

「エニグマティック・アサシン!」

 

「メチャバトラーカブトロン!」

 

エニグマティック・アサシン  PW5000

 

メチャバトラーカブトロン  PW5000

 

「俺の先攻。ドロー。ライド。エッジ・イン・ザ・ダークネス。ターンエンド」

 

エッジ・イン・ザ・ダークネス  PW7000

 

R ダークネス R

R   R   R  江西の手札5枚 山札43枚

 

(葛城カムイ・・・かつてアジアサーキットを制して、その実力はプロのファイターと比較しても、なんら遜色ない・・・)

 

「俺のターンだ!ドロー!メチャバトラーマルヤーキに俺様ライド!カブトロンを左前に移動!フュリアス・パンチャーをコール!」

 

メチャバトラーマルヤーキ  PW7000

フュリアス・パンチャー  PW7000

 

カブトロン マルヤーキ R

フュリアス   R   R

 

「マルヤーキでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『悪夢の国のダークナイト(☆)』」

 

「ドライブチェック『メチャバトラーアバレール』フュリアスのブースト、カブトロンでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『純愛のサキュバス』」

 

「ターンエンド」

 

PW7000➡PW7000+SH10000=17000

PW12000➡PW7000  カムイの手札5枚 山札42枚  江西のダメージ1枚

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド。デモンテッド・エクセキューショナー。コール、デモンテッド・エクセキューショーナー」

 

デモンテッド・エクセキューショナー  PW9000

 

「デモンテッドのスキル。山札の上から7枚見て、深闇(ダークネス)を持つカードをソウルへ『グレンツェント・ヴァンピーア』」

 

デモンテッド デモンテッド R

  R      R    R

 

「(だが、誰が相手であろうと、安城救出のため、負けるわけにはいかない)リアガードのデモンテッドでヴァンガードにアタック」

 

「ノーガード。ダメージチェック『メチャバトラーマルヤーキ』

 

「続けてヴァンガードのデモンテッドでヴァンガードにアタック」

 

「ガード!『メチャバトラーブチヌーク(☆)』」

 

「ドライブチェック『シャルハロート・ヴァンピーア』ターンエンド」

 

PW9000➡PW7000

PW9000➡PW7000+SH10000=17000  江西の手札4枚 山札39枚  カムイのダメージ1枚

 

「俺のターンだ!スタンド&ドロー!メチャバトラーアバレールに俺様ライド!メチャバトラーブッタギルをコール!」

 

メチャバトラーアバレール  PW9000

メチャバトラーブッタギル  PW9000

 

「ブッタギルでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『ヒステリック・シャーリー(引)』」

 

「アバレールでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『悪夢の国のダークナイト(☆)』」

 

「ドライブチェック『タフネス・ジェーン(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはカブトロンに!フュリアスのブースト、カブトロンでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『純愛のサキュバス』」

 

「ターンエンド」

 

PW9000➡PW9000+SH5000=14000

PW9000➡PW9000+SH10000=19000

PW15000➡PW9000  カムイの手札4枚 山札39枚  江西のダメージ2枚

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド。シャルハロート・ヴァンピーア」

 

シャルハロート・ヴァンピーア  PW11000

 

「コール、グレンツェント・ヴァンピーア」

 

グレンツェント・ヴァンピーア  PW11000

 

「グレンツェントのスキル。カウンターブラスト。山札の上から5枚見て、深闇(ダークネス)をのスキルを持つカードをソウルへ『エッジ・イン・ザ・ダークネス』『貪欲のサキュバス』この効果でソウルに置いたカードの数だけパワープラス1000。合計でパワープラス2000」

 

ソウルの枚数6枚

 

「シャルハロート・ヴァンピーアか。見せてもらうぜ、元ダークゾーン支部長の実力を」

 

「・・・・・・」

 

デモンテッド シャルハロート グレンツェント

  R       R       R

 

「(ダークゾーン支部の職を辞した後、安城マモルに誘われ、ドラゴン・エンパイア支部に身をよせた。よりよき未来の為、ヴァンガードの楽しさを広めていこうと。それが、自分にできることだと思って。そして、安城トコハに誘われるままチームに入り、今ここにいる)

デモンテッドでヴァンガードにアタック」

 

「ガード!『メチャバトラーザンバーラ(☆)』」

 

(俺はまだ迷いの中にいる。それでも・・・)

 

『大会中、トコハのフォローを頼むよ』

 

『よろしく、サトるんるん!』

 

「シャルハロート・ヴァンピーアでヴァンガードにアタック」

 

「ノーガードだ」

 

「ツインドライブ『デモンテッド・エクセキューショナー』セカンドチェック『貪欲のサキュバス』」

 

シャルハロート(江西)はアバレールに接近し、自身の爪でアバレールの機械の体にダメージを与える。

 

「ダメージチェック『メッチャバトラービクトール』」

 

「グレンツェントでヴァンガードにアタック」

 

「ノーガード。ダメージチェック『メチャバトラーアラシード』」

 

「ターンエンド」

 

PW9000➡PW9000+SH10000=19000

PW11000➡PW9000

PW13000➡PW9000  江西の手札3枚 山札33枚  カムイのダメージ2枚

 

「・・・ふん、この程度か。とんだ期待外れだ」

 

「!」

 

「こんなファイト、俺には通用しないぜ」

 

「・・・っ」

 

 

クレイスクランブルのフィールドでは、ファイターたちの熱戦が続くが、そのファイターたちは一時的にバインドゾーンというエリアに移動することが可能となっている。バインドゾーンでは、コンビニや、おみやげの売店などといった設備が整えられている。食事やトイレ休憩、デッキ調整や作戦会議などはこのバインドゾーンで行うことができる、いわば休憩所の役割を担っている。そんなバインドゾーンのコンビニでクロノは昼食のパンをとりに来ていた。ちょうどその時に、同じく昼食をとりに来たシオンと偶然遭遇する。

 

「フィールドじゃなく、こんな所で会うとはね」

 

「そうだな」

 

せっかく会ったのだからバインドゾーンの休憩所で2人で昼食をとることにした。昼食をっているクロノがシオンに鬼丸カズミのことについて聞いてみる。

 

「お前、昨日鬼丸とファイトしただろ?」

 

「!」

 

「俺もあいつとファイトしたことがあるんだ。それで負けた」

 

「!!その話、ちゃんと聞かせてくれ!」

 

カズミとファイトしたことがあると聞いて、驚いたシオンが詳しい詳細を求める。クロノは自販機エリアに移動しながらカズミとファイトした時のことをシオンに話した。

 

「驚いたな。U20(アンダートゥエンティ)の参加のきっかけが、鬼丸だったとはね」

 

「あいつとのファイトはどうだった?」

 

「悔しいけど完敗だよ。特に終盤、その強さは圧倒的だった。そして何より・・・」

 

何より印象的だったのが、あの強烈なイメージ力・・・地球とクレイの間に自分とカズミがいた、そんなイメージをカズミは見せたのだ。

 

「お前も見たのか・・・」

 

「じゃあクロノも?」

 

カードキャピタル2号店にカズミが来た時にファイトし、イメージで見たものが同じだったのでクロノは縦に頷く。

 

「この先、必ず僕らの前に、鬼丸カズミが立ちはだかる」

 

「ああ。間違いねぇ」

 

シオンの言葉にクロノが同意していると、また新たに1チームがファーストステージを突破したチームが現れた知らせが流れてくる。

 

「今はまず、このファーストステージを抜けないとね」

 

「のんびりしてられねぇぜ」

 

シオンがふと、ドロップゾーンのモニターに目を向けると、トコハがドロップゾーンにいることに対して驚いている。

 

「ドロップゾーンにトコハが⁉」

 

「あいつ、タイヨウに負けたんだ」

 

「タイヨウ君に?」

 

タイヨウがトコハを破ったことに対して、少なからずシオンは驚いていた。

 

「あいつ・・・何で留学やめて帰ってきたんだろうな・・・」

 

「僕も、気になってはいたんだけどね・・・」

 

2人はトコハが留学をやめて帰ってきたことに対して、気になってはいたのだが、野暮なことは聞かないことにしているようだ。

 

 

ドロップゾーンにて、ユイはトコハの隣に座り、気まずい雰囲気ながらも、落ち込んでいる理由を問いただしてみている。

 

「あの、さ、なんかあった?そんなに落ち込んで、トコハらしくもない」

 

「・・・・・・」

 

トコハは落ち込んだ表情をしたまま、ユイを見て、少しだけ話す。

 

「・・・留学を取りやめてまで、必死の思いでU20(アンダートゥエンティ)に臨んだのに・・・2回も負けて・・・私、何やってんだろ・・・」

 

自分の不甲斐なさにトコハはため息をつく。ユイは少しむすっとした表情を作り、トコハの頬を軽く抓る。

 

「⁉いたたたた!ちょっとユイ、何すんのよ⁉」

 

「2回負けたくらいでいつまでもうじうじしない!それでも安城トコハ⁉私のライバルが、そんな情けない顔しないでよ!」

 

「でも、私はまだ・・・」

 

「どんな事情を抱えているかは知らないけどね、今もトコハを助けようとしてるクミちゃんや江西さんに、申し訳ないと思わないの⁉がんばってくれてる2人のためにもシャキッとしろ安城トコハ!!」

 

「!」

 

ユイの力説に少し目を見開かせるトコハにユイは真剣みな表情から微笑みに変える。

 

「焦らなくたっていいんだからさ。ゆっくり、ゆっくりでいいから。だからもうちょっと2人のことも気を配ってあげなよ。ね?あ、後コーチのハイメにも」

 

「ユイ・・・」

 

ユイなりにトコハを励ましているのだろう。トコハは笑みを浮かべて、ユイに視線を向ける。

 

「ありがとう、ちょっとだけ元気出た」

 

「焦ったっていい結果は出ないんだから、気楽にいこう、気楽に」

 

「ユイはお気楽すぎだからもうちょっと真剣さを出したら?」

 

「えー?」

 

そんな話をしていると、ユイの復帰アナウンスがかかる。

 

『佐倉ユイ選手、フィールドに復帰してください。繰り返します・・・』

 

「おっと、誰か勝ってくれたみたい。じゃあそろそろ行くね。トコハ、フィールドで会ったら手加減なしだよ?」

 

「当然。手加減したら承知しないんだから」

 

ユイはトコハを残して、自分はフィールドへと戻るエレベーターに乗る。

 

 

一方その頃、森エリアの江西とカムイのファイト・・・

 

『さあこちら注目の、葛城カムイと江西サトルの対決ですが、現在ダメージ2対2で第6ターンに突入しております』

 

「どうやらドラエンのバイト生活で、すっかりぬるくなっちまったようだな?」

 

「っ!」

 

「気合入れてやるぜ!俺の、激熱ファイトでな!燃えろ魂、闘魂炸裂!ムッチャバトラービクトールに俺様ライド!」

 

ムッチャバトラービクトール  PW11000

 

「ストライドジェネレーション!!!メテオカイザービクトール!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『メッチャバトラーダンシャーク』グレード3

 

メテオカイザービクトール  PW26000  ハーツ『ムッチャバトラービクトール』

 

超越(ストライド)スキル!メテオカイザービクトールがヴァンガードにアタックした時、コストを払う事で闘魂(ラッシュ)の能力を持つリアガード1体選び、同じ縦列にいるリアガードを全てスタンドできる!フュリアス・パンチャーとカブトロンを移動!

メテオカイザービクトールのスキル!Gゾーンのメテオカイザービクトールを表に!ヴァンガードに攻撃がヒットした時、リアガードを1体スタンド、パワープラス5000!」

 

フュリアス ビクトール ブッタギル

カブトロン   R     R

 

「メチャバトラーブッタギルでデモンテッドにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「カブトロンのブースト、フュリアス・パンチャーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『フライング・ライブラリアン』」

 

「メテオカイザービクトールでヴァンガードにアタック!

超越(ストライド)スキル!ソウルブラスト『メチャバトラーマルヤーキ』フュリアス・パンチャーを選んで、フュリアス・パンチャーとカブトロンをスタンド!

フュリアス・パンチャーの闘魂《ラッシュ》!ブッタギルにパワープラス5000!」

 

『来たーー!!スタンドした時新たな力を与えるノヴァグラップラーの闘魂《ラッシュ》だーー!!』

 

「喰らいやがれーー!」

 

「完全ガード『貪欲のサキュバス』(コスト『デモンテッド・エクセキューショナー』)」

 

ビクトールは両槍を回し、シャルハロート(江西)に目掛けて投槍する。そこに貪欲のサキュバスが現れ、魔法陣を展開させ、両槍を防ぐ。

 

「トリプルドライブ『ムッチャバトラービクトール』セカンドチェック『メチャバトラーアラシード』サードチェック『ムッチャバトラービクトール』

ブッタギルのGB(ジェネレーションブレイク)!ドライブチェックでグレード3が出た時、自分のパワー以下のリアガード1体選び、退却できる!ブッタギルのパワーは14000、パワー11000のグレンツェントを退却!」

 

『おっとぉ!リアガードが全て薙ぎ払われたぁ!残るはヴァンガード1体のみ!』

 

(これが葛城カムイ・・・強い・・・)

 

「俺の攻撃はまだまだ続く。見せてみろ、お前の根性を、お前のヴァンガードを!」

 

「!」

 

 

U20(アンダートゥエンティ)が始まる前日、ハイメフラワーズはU20(アンダートゥエンティ)に向けて特訓を行っていた。江西はその際にクミと相手をしている。

 

『う~ん、どうしよう・・・まずはこっちから・・・でもこっちのスキルを使えば・・・』

 

『・・・苦痛じゃないのか?俺とファイトしてて』

 

『え?何で?』

 

『・・・負けてばかりで、嫌にならないのか?』

 

『ああ~、そりゃ、へなへなってなっちゃうけど・・・』

 

(勝てないのに岡崎は、楽しそうにファイトする・・・不思議だ・・・)

 

『みろわーるでヴァンガードにアタック!』

 

『ノーガード』

 

『トリプルドライブ!クリティカルトリガー!セカンドチェック!クリティカルトリガー!サードチェック!クリティカルトリガー!』

 

『なっ、トリプルクリティカル⁉』

 

クミのトリプルクリティカルによって江西のダメージは6になり、このファイトはクミの勝利だ。

 

『いぇい♪』

 

『やったねクミちゃん!初勝利!』

 

『どうだ江西っち!これが私のヴァンガードだー!』

 

江西には楽しそうにファイトをしているクミに対して不思議と思う表情をしている。クミとトコハが別のファイト台に移動したところで、ハイメがマスク・ド・コーチになり話しかける。

 

『ふがいないぞサトるんるん!マスク・ド・コーチと特訓だ!まずはエンディング、いやカンニング、いやランニングだー!』

 

『・・・前から聞きたかったんだが、どうして日本の高校生の相手なんかをしている?ユーロリーグのプロファイターである、ハイメ・アルカラスが何故・・・』

 

『私はハイメではなーい!マスク・ド・・・』

 

江西の質問にハイメはマスクを外して、理由を語る。

 

『アミーゴだからさ。トコハもクミもクロノたちも、みんなヴァンガードで繋がっている』

 

『・・・・・・』

 

(彼らが持っているものを、それが俺には欠けている。俺も彼らのように、なれるのだろうか・・・?)

 

 

(俺は・・・まだ何も・・・)

 

「カブトロンのブースト、フュリアス・パンチャーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『ディメンジョン・クリーパー』」

 

「カブトロンのGB(ジェネレーションブレイク)!カウンターブラスト!カブトロンをソウルへ!ブッタギルをスタンド、パワープラス2000!

ブッタギルのGB(ジェネレーションブレイク)(2)!闘魂(ラッシュ)!ヴァンガードがビクトールなら、さらにパワープラス5000!ブッタギルでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『ドッペル・ヴァンピーア』」

 

「ターンエンド」

 

PW9000➡PW9000

PW12000➡PW11000

PW26000➡PW11000(完全ガード)

PW12000➡PW11000

PW21000➡PW11000  カムイの手札5枚 山札33枚  江西のダメージ5枚

 

 

草原エリアにて、福原高校ヴァンガード部の羽島リンは相手ファイターと気だるげにファイトをしている。

 

(なんで私がこんなことを・・・結局は綺場の思惑通りじゃないか・・・)

 

リンの脳裏に浮かぶのは、壮行会の時にシオンが言った言葉だ。

 

U20(アンダートゥエンティ)で優勝します。そして、福原高校ヴァンガード部を存続させる』

 

『僕個人としては、真剣にファイトしたい相手が3人ほどいますし』

 

(新導クロノに佐倉ユイ、安城トコハか・・・)

 

リンは少しため息をこぼす。

 

『ずっと退屈の女王でいるつもりですか?』

 

シオンの放った言葉を思い出し、リンは不機嫌な表情になる。

 

「無法怪神オブティランドスでヴァンガードにアタック!どうだ!」

 

「・・・うぜぇ。潰す」

 

不機嫌なリンは自身の怒りを相手ファイターにぶつける。

 

 

再び森エリアでの江西とカムイのファイト・・・

 

『ダメージ5対2!葛城カムイに大きくリードされた江西サトル!それでけではありません!手札は1枚、盤面にはヴァンガードのみ!』

 

「スタンド&ドロー!ストライドジェネレーション!!!魔狂の仮面エリクリエス!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『純愛のサキュバス』グレード1+2

 

魔狂の仮面エリクリエス  PW26000  ハーツ『シャルハロート・ヴァンピーア』

 

『それでも何とかストライド!』

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!ソウルチャージ『カースド・ドクター(治)』『独眼のサキュバス(☆)』コール、シャルハロート・ヴァンピーア」

 

シャルハロート エリクリエス R

   R      R    R

 

「エリクリエスでヴァンガードにアタック!

エリクリエスの深闇(ダークネス)!ソウルチャージ『ドッペル・ヴァンピーア』『ディメンジョン・クリーパー』」

 

ソウル10枚

 

「さらに超越(ストライド)スキルで相手は自分のリアガードを1体選んで退却」

 

「フュリアス・パンチャーを退却。そしてノーガードだ」

 

「トリプルドライブ『フライング・ライブラリアン』セカンドチェック『ヒステリック・シャーリー(引)』ドロートリガー!パワーはシャルハロートに!1枚ドロー!サードチェック『ヒステリック・シャーリー(引)』ドロートリガー!パワーはシャルハロートに!1枚ドロー!」

 

エリクリエス(江西)はビクトールに接近し、魔剣を振るい、機械の体にダメージを与えるが、ほんのちょっとのダメージである。

 

「ダメージチェック『メガハンマーレディ(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」

 

「エリクリエスのスキル発動!ソウルが6枚以上でアタックがヒットしたなら、相手リアガードを1体選び退却!」

 

「ブッタギルを退却する」

 

「さらにシャルハロートでヴァンガードにアタック!」

 

「ジェネレーションガード!!メテオカイザーユニオール!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『タフネス・ジェーン(治)』

 

メテオカイザーユニオール  SH15000

 

「ターンエンド」

 

PW26000➡PW11000(+5000)

PW21000➡PW16000+SH15000=31000  江西の手札5枚 山札20枚  カムイのダメージ3枚(裏1枚)

 

『スキルでリアガードを除去したものの、与えたのはわずか1ダメージのみ!』

 

(ダメージを受けたのは、恐らくコストを確保するため・・・)

 

「ストライドジェネレーション!!!フェイバリットチャンプビクトール!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『メチャバトラーダンシャーク』グレード3

 

フェイバリットチャンプビクトール  PW26000  ハーツ『ムッチャバトラービクトール』

 

「コール!ムッチャバトラービクトール!ムッチャバトラービクトール!メチャバトラーザンバーラ!メチャバトラーアラシード!」

 

メチャバトラーアラシード  PW7000

メチャバトラーザンバーラ(☆)  PW5000

 

『リアガードはなく、ダークイレギュラーズの根源であるソウルはまだ10枚!江西サトル、絶望的な展開が続きます!』

 

(例えここを凌いだとしても・・・次のターンで勝つ道はない・・・もうこのファイトは・・・)

 

「情けねぇ面してんじゃねぇよ」

 

「!」

 

「かっこワリィな。漢、見せやがれ!」

 

江西が戸惑っていると、江西のファイダーから知らせが届く、それはクミがファイトに敗北した知らせだった。

 

「⁉岡崎!」

 

トコハとクミがドロップゾーンに、ハイメフラワーズでフィールドに残っているのは江西のみ。これが意味するところは、負けられない一戦となったことだ。

 

(3人がドロップした場合、チームの失格・・・つまり俺が負ければ、そこで終わる・・・!)

 

ビクトール フェイバリット ビクトール

アラシード  ザンバーラ    R

 

「アラシードのブースト、右のムッチャバトラービクトールでヴァンガードにアタック!」

 

「ヒステリック・シャーリーとフライング・ライブラリアンでガード!

(しかし・・・この状況では・・・!)」

 

「左のムッチャバトラービクトールでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『ヒステリック・シャーリー(引)』」

 

『何とか2度の攻撃を凌いだが、残る手札は2枚!凌げるか⁉』

 

江西の脳裏に浮かんだのは、壮行会での出来事・・・

 

『江西っちのU20(アンダートゥエンティ)の目標!』

 

『・・・俺は・・・チームのために最大限の力を尽くしたいと思っている。ただ、それだけだ』

 

『よろしく!』

 

『がんばろうねー♪』

 

『・・・・・・』

 

自分の目標を思い出した江西は気を引き締める顔つきになる。

 

「ザンバーラのブースト、フェイバリットチャンプビクトールでアタック!

超越(ストライド)スキル!ソウルブラスト『メチャバトラーアバレール』右のムッチャバトラービクトールをスタンド!ムッチャバトラービクトールのGB(ジェネレーションブレイク)(2)!前列のユニット全てに、パワープラス2000!これで終わりだ」

 

「(この攻撃をガードしても、スタンドしてくる。その次の攻撃は防ぎきれない)

ならば6点ダメージのヒールトリガーに賭ける!ノーガードだ!」

 

「トリプルドライブ『メチャバトラーアバレール』セカンドチェック『ホワイト・ハンク』サードチェック『メチャバトラーブッタギル』」

 

フェイバリットは剣で斬撃の衝撃波を繰り出し、シャルハロート(江西)に迫ってくる。シャルハロート(江西)は衝撃波を受け止める。

 

『葛城カムイのすさまじい攻撃が炸裂ーー!!』

 

イメージ内では衝撃波が炸裂した場所に煙が充満している。その煙が晴れるとそこには・・・

 

「ダメージチェック『カースド・ドクター(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはヴァンガードに!」

 

重傷を負いながらも、何とか立っているシャルハロート(江西)がいた。

 

『なんとー!渾身のヒールトリガー!首の皮1枚で繋がったーー!!』

 

「ふ、だがな、これで終わりじゃねぇ。フェイバリットチャンプのGB(ジェネレーションブレイク)(2)!カウンターブラスト(2)!手札を1枚捨てて、Gゾーンと同じ枚数をスタンド!ムッチャバトラービクトールとメチャバトラーアラシード、メチャバトラーザンバーラをスタンド!さらに、手札3枚を捨て、カウンタチャージ!ドライブマイナス2!」

 

『ここでヴァンガードがスタンド!』

 

「ムッチャバトラービクトールの闘魂(ラッシュ)!前列のユニット全てにパワープラス2000!

ザンバーラのブースト、フェイバリットチャンプビクトールでヴァンガードにアタック!」

 

「ジェネレーションガード!!偽りの闇翼アグラト・バト・マラト!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『カースト・ドクター(治)』

 

偽りの闇翼アグラト・バト・マラト  SH15000

 

「スキル発動!ソウルチャージ『グレンツェント・ヴァンピーア』『純愛のサキュバス』ソウル6枚以上でシールドプラス5000!」

 

「ドライブチェック『メチャバトラーガチバトール』」

 

フェイバリットは再び剣で衝撃波をシャルハロート(江西)に放つが、今度はアグラト・バト・マラトが介入に入り、衝撃波はかき消されてしまう。

 

「左のムッチャバトラービクトールでシャルハロートにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「アラシードのブースト、ムッチャバトラービクトールでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『悪夢の国のモノクローム(醒)』」

 

「ふ、ターンエンドだ」

 

PW18000➡PW11000+SH10000=21000

PW11000➡PW11000+SH5000=16000

PW33000➡PW11000(+5000)

PW35000➡PW16000+SH20000=36000

PW15000➡PW11000

PW22000➡PW16000+SH10000=26000  カムイの手札1枚 山札26枚  江西のダメージ5枚

 

『防いだーー!!防ぎきったーーー!!』

 

「・・・俺はまだ、自分がどう進めばいいかわからない。自分のヴァンガードも・・・だが!スタンド&ドロー!ストライドジェネレーション!!!!罪深き者シャルハロート!!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『シャルハロート・ヴァンピーア』グレード3

 

罪深き者シャルハロート  PW26000  ハーツ『シャルハロート・ヴァンピーア』

 

「俺はチームのために、最大限の力を尽くすと誓った!

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!ソウルチャージ『ディメンジョン・クリーパー』『グレンツェント・ヴァンピーア』

ソウルにあるディメンジョン・クリーパーのスキル!ソウルのディメンジョンをドロップ!ソウルチャージ『デモンテッド・エクセキューショナー』『貪欲のサキュバス』」

 

ソウルの枚数15枚

 

『江西サトルのソウルが15枚に届いたーーー!!』

 

「ならば今は!仲間の救出に全力を注ぐ!!」

 

「漢はな、たった1つ覚悟があれば、それでいい!こい!!」

 

R シャルハロート R

R    R    R

 

「シャルハロートでヴァンガードにアタック!

GB(ジェネレーションブレイク)(2)!深闇(ダークネス)!カウンターブラスト!パワープラス10000!ソウルの合計10枚以上で相手リアガードを全て退却!そしてソウル15枚以上でこの攻撃は守護者(センチネル)でガードできない!!」

 

「なら、受けてやるぜ!ノーガードだあ!!」

 

「「うおおおおおお!!!」」

 

シャルハロート(江西)は勢いよくスピードを出し、ヴァンガードのビクトールに接近する。

 

「必ず仲間を助け出す!!そのためにあなたを倒す!!トリプルドライブ!『ドッペル・ヴァンピーア』セカンドチェック!『独眼のサキュバス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードへ!葛城カムイ、あなたに勝つ!!サードチェック!『独眼のサキュバス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードへ!これから俺もチームもどうなるかわからないが・・・これが今の・・・俺の・・・ヴァンガードだああああああ!!!」

 

シャルハロート(江西)はビクトールのフェイスパーツに強い拳を2回叩きつけ、ビクトールは倒れ、全機能を停止する。

 

PW36000(+10000)➡PW11000

 

ダメージチェック『ホワイト・ハンク』『メチャバトラーブチヌーク(☆)』『レッド・ライトニング(☆)』

 

江西のダメージ5枚  カムイのダメージ6枚  勝者江西

 

「・・・勝ったのか・・・?」

 

「やられちまったな。・・・じゃあな、がんばれよ」

 

ファイトに敗北したカムイは徐々にドロップゾーンへと送られていく。

 

「!もう1度!俺が自分のヴァンガードを見つけた時、改めてもう1度ファイトしてほしい!」

 

「かってぇなぁ。いいぜ。相手になってやる!いつでもこい!」

 

カムイは江西にグッドサインを送りながら、ドロップゾーンへと向かっていく。ちょうどそのタイミングにトコハとクミがフィールドに復帰する。

 

「江西っちー!」

 

「ありがとう」

 

「礼には及ばない。当然のことだ。俺たちはチームなんだから」

 

トコハとクミの笑みを見て、江西はハイメの頼みを思い出す。

 

『いつもとちょっと様子が違うから、気になって』

 

「・・・大丈夫か?」

 

「え?・・・うん」

 

「がんばろうねトコハちゃん!今度はこの手で勝利を掴む!」

 

(そうだ・・・落ち込んでる場合なんかじゃない。前だけ見て、そして進む)

 

ハイメフラワーズに心なしか日差し刺し込んでいるように思えた。

 

「いこう!ぐずぐずしている暇はない!」

 

「うん!」

 

「ああ!」

 

ハイメフラワーズはチームとして1段と輝きを増したのであった。

 

to be continued…




ハイメ「ナイスファイト!サトるんるん!」

クミ「ここまで全戦全勝、本当にすごいよ~」

江西「いや、本当にすごいのは岡崎の方だ。ヴァンガードの本質を理解し、それを実行している」

ハイメ「ふふん、2人で褒め合っちゃって、仲いいね!仲良し神輿、お祭りだーー!」

江西「ハイメ、仲良し神輿ではない。仲良しこよしだ」

クミ「すごい・・・江西っちが突っ込んだ!」

TURN145「渇望の摩天楼」
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