皆さんも外に出る際はあったかい格好をして出るようにしてくださいね。
さて、今回はシオン君対羽島先輩のファイトとなります。
それではどうぞ!
『ファーストステージ2日目、終了15分前、現在行われているファイトが、本日のラストファイトです』
「ジェネレーションガード!!
(明日こそは必ず!)」
「ストライドジェネレーション!!!
(勝ちぬけてやる!)」
「スキル発動!
(次のステージに進むために、絶対に!)」
各フィールドにいるクロノ、シオン、ユイも明日こそはと気合が入りながら今日の最後のファイトに挑んでいる。砂漠エリアにいるトコハも今日の最後のファイトに挑んでいる。
(クミちゃん、江西さん、ハイメ、心配かけてごめん)
『大丈夫か?』
『がんばろうねトコハちゃん!今度はこの手で勝利を掴む!』
(これ以上恥ずかしいファイトはできない。見てて、ミゲル!)
ファイトの様子はいつも通りまっすぐつき進むファイトに戻っている。その様子を偶然同じエリアにいたリンが遠くから見ていたのである。
TURN145「渇望の摩天楼」
ファーストステージ2日目が終了し、帰宅用のバスに向けて歩いているトコハにリンが話しかけてきた。
「元気そうじゃない」
「!リンさん」
「昨日も今日も負けて、もっとうじうじしてるかと思ったのに」
「うじうじしてられないですから!」
リンの皮肉を込めた言葉にトコハは笑みを浮かべてそう答えた。
「ここに来られなかった人がいる・・・落ち込んでるわけにはいかないんです!」
「・・・・・・」
「そういえばリンさんは、何で
トコハがリンに興味範囲でそう聞いていると、バスの近くにいるクミが声をかける。
「トコハちゃーん!早くー!バス行っちゃうよー?」
「わかった!すみません、じゃあまた!」
トコハはリンにお辞儀をして、クミたちの元へ走っていく。トコハの質問からリンは、シオンに言われたことが脳裏に浮かぶ。
『
『僕に乗せられたままですか?ずっと退屈な女王でいるつもりですか?』
「・・・どいつもこいつも・・・」
☆
帰宅用のバスの中で、ユイはアンと共にファーストステージを突破しようと意気込んでいる。
「明日こそは必ずファーストステージ突破しようね!そして、この先のセカンドステージも、サードステージも全部勝ち抜いて、優勝しよう!」
「もちろんです。一緒に頑張りましょうね、ユイちゃん」
ユイとアンが話していると、後ろの座席からアリスが話しかけてくる。
「さて、それは置いといて、今日のことで、何か言い訳はあるかね?」
「うっ・・・気合入れ直した直後に、負けてしまってすいませんでした・・・」
「まったく、しっかりしてくれと言った直後にこれなんだから・・・。今回僕が勝って助けたからよかったけどさ」
「ごめんってー。お詫びとしてジャンボラーメンおごるからさー」
「それで誤魔化せると思ってんの?どっかのメガネのアイドルバカじゃあるまいし」
(それ完全にケイスケ君のことを言ってますよね・・・)
自分が見てない場所でさりげなくケイスケをバカにした発言にアンは苦笑いを浮かべる。
「・・・もらえるものはもらうけど、今回のことは僕の作った君の黒歴史ノートに書きこんでおくからね」
「えー、そんなぁ・・・」
(アリスちゃんって、意外といじめたがり屋さんですね・・・)
この時ユイとアンはアリスにはサドッ気気質があるんだなっと思ってしまう。
☆
隅田川の川沿いにて、ストライダーズは明日こそはという意気込みをしている。
「明日こそ勝ち抜けましょう!」
「ああ!絶対突破するぞ!」
「でないとやばいだろ、さすがに」
意気込んだところでクロノはカズマとタイヨウと別れ、帰り道を歩いていく。スマホで
「やっぱ、俺たち迷ってない?マコト」
「うるさいな、ちょっと待ってろ」
前方に道に迷っているチーム新ニッポンが偶然見かける。
「あいつら・・・」
「このナビゲーションアプリは使えないな。データの更新が遅い」
「とにかくまっすぐ行くしかないって!直進あるのみ!」
「ねぇお腹すいた~」
「おーい」
収集がつかなくなりそうなところにクロノが声をかける。声をかけられた新ニッポンは笑みを浮かべた。
☆
福原高校ヴァンガード部は岩倉の運転する車で送り迎えしてもらっている中、アンリは今日の出来事を話している。
「フィールドに復帰した後、次から次へと他のチームに遭遇しちゃって、おかげで天音さんに奪われたポイントの倍は稼げたよ」
「すごいですね。今日の勝ち星、羽島先輩に迫る勢いじゃないですか?」
「はは、辺り運がよかったから・・・」
「このままだと、早尾先輩が羽島先輩に追い付く日も、そう遠くなさそうですね」
「えぇっ⁉いやいや、俺なんかまだまだだよ」
話を聞いていたリンが歯をかみしめる。
「おい、止めろ」
「あれ?先輩、トイレですか?・・・いっ⁉」
アンリがリンの表情を見てみると、明らかに我慢の限界といわんばかりの闘志をむき出しにしている。
「これ以上あんたに乗せられる気はない。勝負しろ、綺場シオン」
☆
クロノと新ニッポンの3人は安くて料理がおいしい店に向かって歩いている。クロノの中でその該当が当たっているのはカードキャピタル2号店の1階にあるお好み焼き屋だ。
「すみません、わざわざ案内してもらって・・・」
「気にすんなって」
お好み焼き屋に向かって歩いていると、今度は・・・
「ねぇ、俺っちたち完全に道に迷っとるよね・・・」
「いや!まだそうと決まったわけやあらへんで!」
「アホか!だからスマホのアプリを使え言うたんや!それをこのオタンコナスが!」
道に迷ってもめているチームヘヴィNEWパンクがいた。
「あれって、チームへヴィNEWパンクか?」
「へヴィパンクって、チームニッポンのライバルチームの!うわぁすげえ偶然!」
「でもなんかもめてるよ~?」
「ここに来るときこの地図持ってきてたやろ?これさえあれば問題ないと思ったんや!」
「その結果がこれやろうが!何が問題あらへんねん!思いっきり問題発生してるやんけ!」
「ヤイバもカエデも落ち着こうや。ここでケンカしたって状況は変わらへんで?」
イツキが2人を落ち着かせようとして、2人もイツキの言葉を聞いて落ち着いた。
「でも、これからどうするんや?」
ヘヴィNEWパンクが困り果てていると一部始終を見ていたクロノが助け舟を出す。
「おい、お前らも道に迷ったのか?」
「!あんたは・・・新導クロノと、チーム新ニッポン!」
「おお!何でここにいるんは聞かん!とりあえず助けてくれー!」
へヴィNEWパンクは助け船を出してくれたクロノに深く感謝している。
☆
都内のどこかの高層ビルの屋上、リンとシオンの間に不穏な雰囲気が醸し出している。アンリは困り果ている表情をしている。
「はは、やだな・・・2人ともチームメイトなのに・・・これじゃまるで、決闘、みたいな・・・」
「チームごっこは今日で終わり、私は抜ける」
「ええ!!?」
チーム離脱宣言したリンにアンリは非常に驚いている。
「けどその前に、今まで散々この羽島リン様を振り回してくれた礼をしてやる」
「なるほど・・・では僕が勝ったら、チームに残ってもらえますか?」
「は?寝言は勝ってから言いな」
「わかりました」
シオンは動じることなく、リンとの勝負を受ける。
「私にハッタリはきかない。覚悟しな」
「ええ。またとない機会です。本気でお願いします」
「あぁぁ・・・羽島先輩・・・そんなぁ・・・シオン君まで・・・」
リンとシオンはファイト台にデッキを置き、ファイトできる状態になる。アンリは困惑し、すごくおろおろしている。
「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」
「錬磨の騎士アレクトス!」
「
錬磨の騎士アレクトス PW5000
「私の先攻よ。ドロー。ライド!
R ハギーテ R
R R アズライール リンの手札5枚 山札43枚
「僕のターンです。ドロー。ライド!逆風の騎士セリム!アレクトスは移動!」
逆風の騎士セリム PW7000
R セリム R
アレクトス R R
「セリムでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『青天の騎士アルトマイル』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW7000➡PW7000 シオンの手札6枚 山札42枚 リンのダメージ1枚
「私のターン!ドロー!ライド!
R アラトロン ハールート
R R アズライール
「アラトロンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです」
「ドライブチェック『ナース・オブ・ブロークンハート』」
「ダメージチェック『要撃の騎士レドン』」
「アズライールのブースト、ハールートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『逆風の騎士セリム』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000
PW14000➡PW9000 リンの手札5枚 山札40枚 シオンのダメージ2枚
「僕のターンです。スタンド&ドロー!ライド!反攻の騎士スレイマン!夢の運びてべレヌスとナイト・オブ・ツインソード、スカウティング・オウルをコール!」
ナイト・オブ・ツインソード PW9000
スカウティング・オウル PW7000
夢の運び手べレヌス(☆) PW4000
べレヌス スレイマン ツインソード
アレクトス R スカウティング
「アレクトスのブースト、べレヌスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「スレイマンでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『クリティカルヒット・エンジェル(☆)』」
「ドライブチェック『ヒーリングペガサス(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはツインソードに!スカウティングのブースト、ツインソードでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『サニースマイル・エンジェル(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはヴァンガードに!」
PW9000➡PW9000
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW21000➡PW9000(+5000) シオンの手札4枚 山札38枚 リンのダメージ2枚
☆
一方その頃、お好み焼き屋についた一同は指定された空いている席に座る。
「おお!これがライブさんの思い出の店・・・」
「ほんでライブさんとゲンゾウさんが同じ釜の飯を食ったという店か・・・」
「いや、親父とユイの親父さんは関係ないから・・・安くてうまい店ならどこでもいいんだろ?」
「ブラックホール~♪」
「おっ、うまいなノア君」
クロノの渦巻き頭をブラックホールに例え、関心の声を上げるイツキ。クロノは苦笑いする。
「で、何にするんだ?」
「もちろん豚玉!」
「海鮮だろ?それだけは譲れない」
「豚肉と卵がカリカリに焼けたのが最高なんだってば!」
「エビとイカのぷりぷり食感に勝るものはない。諦めろ」
ここでアラタとマコトとで食い違いが発生する。
「俺はやっぱお好み焼きといったらやっぱ広島風やな」
「は?お前ド素人やろ?関西人は大阪風で勝負に決まっとるやろ?」
「なんやと!焼きそばと組み合わさった広島風の方が1番うまいんや!」
「関西人の恥晒しめが!具材そのものの味を引き出しとる大阪風に勝てるわけないやろ!」
ヤイバとカエデも食い違いが発生し、互いにケンカを始めてしまいそうな雰囲気になっている。
「おいおい、んなことでお互いに仲間割れすんなって」
「僕、もんじゃがいい」
「あ、俺っちもそれ食べたい」
「「「「!それだ((や))!!」」」」
ノアの鶴の一声でいがみ合いは収まり、もんじゃ焼きを注文する。もんじゃ焼きの生地が届き、クロノは鉄板にもんじゃ焼きの生地を乗せ、焼いていく。
「わ~、クレーターだ~!」
「わっ、危ないでノア君」
「おいアラタ、お前のチームメイトだろ?えっと・・・ヤイバのチームメイトが面倒見てどうすんだよ⁉」
「いいんです、ノアはノアですから」
「イツキもお節介焼きやからそのままでええんや」
「はあ?」
クロノは訳が分からないといった表情になる。
☆
高層ビルでのシオンとリンの決闘のファイト・・・
「ライド!
「コール、ナース・オブ・ブロークンハート!」
ナース・オブ・ブロークンハート PW9000
ブロークンハート ガウリール ハールート
R R アズライール
「ブロークンハートでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』」
「ガウリールでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ツインドライブ『
ガウリール(リン)は武器のハサミを剣のように振るい、スレイマン(シオン)に攻撃する。
「ダメージチェック『月柱の騎士シシルス』」
「アズライールのブースト、ハールートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『ナイト・オブ・ツインソード』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW11000➡PW9000
PW14000➡PW9000 リンの手札5枚 山札35枚 シオンのダメージ3枚
「スタンド&ドロー。君臨せよ、我が新たなる剣。ライド!天命の騎士アルトマイル!!」
天命の騎士アルトマイル PW11000
「ジェネレーションゾーン解放!ストライド・ザ・ジェネレーション!!!伝承の聖騎士セルフェス!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『青天の騎士アルトマイル』グレード3
伝承の聖騎士セルフェス PW26000 ハーツ『天命の騎士アルトマイル』
べレヌス セルフェス ツインソード
アレクトス R スカウティング
「アレクトスのブースト、べレヌスでブロークンハートにアタック!」
「ガード!『
「セルフェスでヴァンガードにアタック!
べレヌスのスキル!ヴァンガードがアルトマイルなら、ソウルに入れ、1枚ドロー!パワープラス5000!
セルフェスのスキル発動!ソウルブラスト『夢の運び手べレヌス(☆)』手札を好きな枚数バインド!手札を全てバインドする!ツインソードにパワープラス5000!」
「ノーガード!」
「トリプルドライブ『逆風の騎士セリム』セカンドチェック『月柱の騎士シシルス』サードチェック『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』クリティカルトリガー!パワーはツインソード、クリティカルはヴァンガードに!」
聖馬にまたがってセルフェス(シオン)は前進し、ガウリール(リン)を剣で薙ぎ払う。
「ダメージチェック『
「スカウティングのブースト、ツインソードでヴァンガードにアタック!
ツインソードの
「ノーガード。ダメージチェック『
「スレイマンの
「ガード!『
「ターンエンド。バインドした手札を元に戻す」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW31000➡PW11000
PW26000➡PW11000
PW12000➡PW11000+SH5000=16000 シオンの手札6枚 山札31枚 リンのダメージ5枚
「(ここまではシオン君の定石。序盤の速攻、バインドで
・・・て、ああ!もし先輩が抜けちゃったら、俺たちどうすれば・・・」
アンリはファイトの考察をしていたが、チーム同士でどうしてこうなってしまったのかと頭を抱える。
「ジェネレーションゾーン解放!脆弱なりしものよ、天の理を持って消え失せろ!ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「
「ブロークンハートの
アルティエルの
ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!」
「来た!
ブロークンハート アルティエル ハールート
ナキール R アズライール
「アズライールのブースト、ハールートでヴァンガードにアタック!
ハールートの
サニースマイル・エンジェル(治) PW3000
「ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!前回優勝者だか何だか知らないけど、早々に負けやがって、この腑抜け野郎が!!」
「インターセプト!『反攻の騎士スレイマン』それについては言い訳はしません。落とし前は必ずつけます。どんな強敵であろうと、彼らに勝たなければ望むものは手に入らない。ならば、なんとしてでも勝つだけだ」
「優勝してすべて手に入れる・・・それがあんたの望むものってわけ?サニースマイルのブースト、アルティエルでヴァンガードにアタック!
サニースマイルのスキルでパワープラス3000!」
「完全ガード!『厳戒の騎士レギウス』(コスト『逆風の騎士セリム』)」
アルティエル(リン)は翼を羽ばたかせて、アルトマイル(シオン)に拳をぶつようとするが、レギウスの盾によって凌がれる。
「トリプルドライブ『
「ジェネレーションガード!!神衛聖騎士イグレイン!!」
神衛聖騎士イグレイン SH15000
「イグレインの
「ターンエンド」
PW14000➡PW11000+SH5000=16000
PW38000➡PW11000(完全ガード)
PW39000➡PW11000+SH30000=41000 リンの手札6枚 山札25枚 シオンのダメージ3枚(裏1枚)
「部、存続のためには優勝が、優勝するためには鬼丸カズミに勝つことが必須条件。ですが、僕の望みはそれとはまた違う。言ったでしょう?真剣にファイトしたい相手がいると」
「安城トコハ」
「それと、佐倉ユイ・・・それから、もう1人・・・」
☆
お好み焼き屋にて、ちょうどもんじゃ焼きが出来上がったところであった。
「よし、いいぞ」
『いただきまーす!』
一同は出来立てのもんじゃ焼きを一口食べる。
「「「「うまい!」」」」
「熱っ!」
「わ、大丈夫かノア君⁉ほら水や」
「気をつけろよ」
イツキから水を受け取り、水を飲み干すノア。
「ぷはー、熱いけどおいしい!」
「それにしても、今は亡きライブさんの息子さんとファイトして・・・」
「俺たちのライバルになるであろうヘヴィNEWパンクと共に同じ釜の飯を食ベる時が来るとは・・・」
「途中迷子になったが、今日は幸運な日やな!」
「ほんま、これで苦労が報われるってもんや」
クロノはアラタの言葉に少し訂正を加えようと試みる。
「それなんだけどさ・・・親父なら生きてるから」
「もちろん!ライブさんは俺たちの心の中に、永遠に生き続けます!」
「だからそういう事じゃあ・・・」
ご覧の通りの解釈をしているので、何を言っても無駄な状況である。
「ライブさんの魂を継ぐ者たち、俺の憧れ、チームニッポン軍師、新田シンもまたその1人!」
「新田シン・・・シンさん?」
「そう。ライブさんの右腕だった彼は、今なお師匠を超えるべく、人知れず世界中をさまよっている。孤高のファイターとして」
「泣ける話や・・・」
「その孤高のファイターなら上にいるけど・・・つっても、信じないだろうな・・・」
このように誤解した解釈をしているのが続いているので、無駄だと悟ったクロノは苦笑いを浮かべる。
「俺たちが優勝すれば、チームニッポンは改めて日の目を見る」
「そのためにも、絶対勝つぞー!」
「見上げた根性やな!けど優勝するんは俺たち、ヘヴィNEWパンクや!今も世界中で旅してまわって、修行しているゲンゾウさんの志を示すためにもな!」
「そのゲンゾウさんなんだけどさ・・・俺の友達の八百屋で働いてんだけど・・・」
「それはもちろん!旅するためにバイトしながら資金をやりくりしてるんや!」
「そういう事じゃなくて・・・まぁいいや」
アラタとマコトと同じ間違った解釈をしているの対して、もう諦めの表情になっている。
「ゲンゾウさんの志を受け継ぐもの、うちの憧れ、へヴィパンクの特攻隊長、雷門ダイスケもまたその1人なんです」
(雷門ダイスケって・・・俺たちの中学の担任じゃん⁉)
「新参者でありながら、ゲンゾウさんの右腕の彼は、大将を超えようと、見知らぬ拠点で己の腕を磨いているんです。偉大なファイターの1人として」
(その偉大なファイターは、中学の担任をやってんだけど・・・)
クロノの中学校の担任には驚かされながらも、相変わらずの解釈に苦笑い。
「うちらが優勝すれば、へヴィパンクが天下を取るのは間違いないんです」
「そのためにも、お前らにも、クロノさんにも勝つでー!」
「お前ら、すげぇなぁ。見たこともないチームのために」
「そういうクロノさんのモチベーションを聞いてもよろしいですか?」
「聞きたいです!
新ニッポンとへヴィNEWパンクに質問され、
「俺はただ・・・もっともっと強い奴らとファイトしたい。リベンジしたい相手もいるしな。でもそれよりなにより、めちゃくちゃファイトしたい奴らがいてさ。シオン、ユイ、トコハ・・・強くなったあいつらと、今の俺の全力でぶつかりたいんだ」
その表情はとてもいい笑みを浮かべている。
☆
高層ビルでのファイト・・・
(なんだこいつ・・・何もかも手に入れるとかふざけたことをぬかしやがって・・・。そのくせ仲間とファイトする方が大事?そんなつまらないことが・・・)
その時にリンの脳裏に浮かんだのは、今日の夕日で清々しい顔でうじうじしてられないと言い切ったトコハの表情だ。
「天命の騎士アルトマイルのスキル!手札からスカウティング・オウルをスペリオルコール!パワープラス4000!
(強くなったクロノやユイ、トコハとファイトしたい!自分を試したい!そして、全てを超えたい!)
責任も打算も関係ない!僕自身の、本当の望みだ!ストライド・ザ・ジェネレーション!!!神聖竜ルミナスホープ・ドラゴン!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『月柱の騎士シシルス』グレード1+2
神聖竜ルミナスホープ・ドラゴン PW26000
「
「い、10000⁉あれがシオン君の新しいGユニット・・・まさにけた違いだ!」
「ちっ・・・!」
R ルミナスホープ ツインソード
アレクトス スカウティング スカウティング
「スカウティングのブースト、ルミナスホープ・ドラゴンでヴァンガードにアタック!
ルミナスホープの
エスコート・イーグル PW9000
「ヴァンガードだけが、僕を自由にする!!」
「くっ、完全ガード!『ドクトロイド・レムノン』(コスト『
ルミナスホープはガウリール(リン)に向け、一直線でランスで貫こうとするが、ドクトロイド・レムノンに受け止められる。
「トリプルドライブ『夢の運び手べレヌス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てツインソードへ!セカンドチェック『天命の騎士アルトマイル』サードチェック『バーニング・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てエスコートへ!・・・やめたければやめてもいいんですよ?」
「はぁ?」
「え、ええ!!?」
シオンの発言にリンと、特にアンリが驚いている。
「ダメだよシオン君!だって、先輩が抜けたらチームは・・・
「羽島先輩をチームに誘ったのは、僕たちの僕の目標を達成するのに、相応しい力の持ち主だと思ったからです。でも、たとえ先輩が抜けても、優勝する道を切り開く。たとえどんな逆境に置かれても、望む全てを手に入れる!それが綺場シオンです!」
「シオン君・・・」
「アレクトスのブースト、エスコート・イーグルでヴァンガードにアタック!」
「くっ・・・ざけんな!選ぶのは私だ!ダメージチェック『
ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!
ガウリールの
同じスキルをそれぞれもう1度!」
「すごい!攻撃ターンでもないのにパワーが跳ね上がって、これでシオン君は攻めにくくなる!」
「スカウティングのブースト、ツインソードでヴァンガードにアタック!」
「インターセプト!『
「ターンエンド」
PW34000➡PW11000(完全ガード)
PW23000➡PW11000(+8000)
PW22000➡PW19000+SH5000=24000 シオンの手札5枚 山札26枚 リンのダメージ5枚
(
ストライドジェネレーション!!!もう1度
ジェネレーションゾーン コスト『
「
「ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!アラトロンをコール!
アルティエルの
ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!同じスキルをもう1度!さらにブロークンハートのスキル!」
ブロークンハートのスキルを3回発動し、自身とヴァンガードに合計で3000のパワーアップ。
「(勝つ、勝つ、勝つ!!私はいつだって強い!この先も、どんな場所でも、どんな相手でも!どいつもこいつも叩き潰す!!)
アズライールの
ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!
アルティエルの
ブロークンハート アルティエル アラトロン
ナキール マーリク ナキール
「見せつけてやる!見ろ!見やがれ!!ナキールのブースト、アラトロンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『天命の騎士アルトマイル』」
「マーリクのブースト、アルティエルでヴァンガードにアタック!勝つのは、私だあああああ!!」
「完全ガード!『希望の守り手』(コスト『天命の騎士アルトマイル』)」
アルティエル(リン)のランプから超強大な閃光が放たれ、アルトマイル(シオン)に向かっているが、希望の守り手が、閃光を中和する。
「くっ・・・!トリプルドライブ『
マーリクの
ブロークンハートのスキル!自身とヴァンガードにパワープラス2000!」
「すごい・・・エンジェルフェザーの能力を活かしきっている!」
「(熱い・・・血がたぎる・・・!気持ちいい・・・これだ、これなんだ!私が求めてたのは!)
いけ、ブロークンハート!ヴァンガードにアタック!!」
「スカウティング・オウルの
エスコートの
「凌いだ!」
防がれたにも関わらず、リンの表情は愉快そうな笑みを浮かべている。
「防御のための仕込みも万全か。ふん、やるじゃない。ターンエンド」
PW24000➡PW11000
PW58000➡PW11000(完全ガード)
PW51000➡PW11000+50000=61000 リンの手札7枚 山札13枚 シオンのダメージ4枚
「(さすが羽島リン!まさしく女王の名にふさわしい人だ!ああは言ったが、やはり惜しいな。・・・全てを手に入れる!)
ストライド・ザ・ジェネレーション!!!神聖竜ルミナスホープ・ドラゴン!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『青天の騎士アルトマイル』グレード3
「
ルミナスホープのスキル!Gゾーンのルミナスホープを表に!これでGゾーン表のこのカードは3枚!よって、パワープラス30000!!」
「くっ・・・30000・・・。
(10000ガードは5枚、完全ガードはなし・・・守り切ってやる!)」
R ルミナスホープ ツインソード
アレクトス R スカウティング
「ルミナスホープでヴァンガードにアタック!
ルミナスホープの
レドンのスキル!効果で登場した時、ヴァンガードがアルトマイルなら、パワープラス3000!
レドンの
「ジェネレーションガード!!
ジェネレーションゾーン コスト『サニースマイル・エンジェル(治)』
「ダメージ4以上でシールドプラス5000!さらにガード!『
ルミナスホープはガウリール(リン)を貫こうと突進するが、ガウリール(リン)を守るガーディアンたちがルミナスホープのランスを止める。
「まだだ!トリプルドライブ!」
「出させねぇ!」
「トリガーがチームの運命を、決める!」
「ファーストチェック『月柱の騎士シシルス』セカンドチェック『厳戒の騎士レギウス』サードチェック『ヒーリングペガサス(治)』ヒールトリガー!パワーはレドンへ!レドンでヴァンガードにアタック!いっけぇ!」
「来やがれええええええ!!」
力を得たレドンは剣で一閃し、ガウリール(リン)を戦闘不能へと追い込ませた。
PW59000➡PW11000+SH55000=66000
PW27000➡PW11000
ダメージチェック『
シオンのダメージ4枚 リンのダメージ6枚 勝者シオン
「セ・フィニ」
ファイトが終了し、沈黙が続く。
「・・・ふっ、ふふ、ふふふ、あははは!」
沈黙を破ったのはリンの楽し気な笑い声だった。
「・・・全然足らない!」
リンは左手を握りしめ、勝利へとの渇望がにじみ出ている。
「・・・最後まで付き合ってやる。今やめたら、あんたに負けて逃げてるみたいでむかつくから」
「・・・そうですか」
リンの意思を聞いたシオンはどことない笑みを浮かべる。
「誤魔化しても無駄。今ホッとしたでしょ?」
「ええ。正直安心しました。羽島先輩の価値を、再認識させられるファイトでしたから」
「やっぱ胡散臭いわ、あんた」
シオンとリンがお互いに笑みを浮かべていると、アンリが2人のファイトに涙を流しながら拍手をしていた。
「よ・・・よがっだぁぁ、は、羽島先輩がやめちゃったらどうしようかと俺・・・でも!それ以上に羽島先輩のファイトに感動して・・・なんかもう、あの、あの・・・綺麗でしたあ!!」
「キモイこと言ってんじゃねぇ!!」
「いったあ!!」
正直な感想を言ったアンリにリンは強い蹴りを入れる。
「いい?私の足を引っ張たら承知しないから覚えときな!これからは私が、あんたたちもクソみたいな大会も利用してやる」
「強いものに勝ってこその女王。その力を見せつけるのに、
「
「喜んで」
「うおー!よ、ようやく部がまとまった気が・・・!」
部がまとまった雰囲気が出ているのにアンリは喜び、シオンとリンの手を取る。
「がんばろうねシオン君!羽島先輩も!」
リンは手に取ったアンリの手を払いのける。
「調子に乗るな!」
「そんな~、羽島先輩~」
相変わらず厳しい発言するリン。しかしその顔は、今日の夕日で見たトコハと同じように清々しい表情をしている。
☆
もんじゃ焼きを食べた後、新ニッポンとへヴィNEWパンクは帰りの駅までたどり着く。クロノも見送っている。
「今日はありがとうございました」
「もんじゃ焼き、ごちそうさん!うまかったで!」
アラタとヤイバはクロノにお礼を言う。
「あ、見えた!」
「星、好きなんやね」
「うん!ヴァンガードと同じくらい!宇宙もヴァンガードも同じくらい広がってるから!」
「そうそう!ヴァンガードの可能性は無限大、目指せ宇宙一!」
「俺たちは運命共同体だからな」
こうしてみると、チーム新ニッポンは本当にいいチームに見える。
「いいやん!本当に仲がよくて羨ましい限りや」
「何言うとんねん。俺らだって、いいチームやろ?ケンカもするけど、いつも仲良しやからな、俺らは!このチームで、宇宙一の天下を取るで!」
「言い方を借りると、お前らの言う運命共同体と同じもんや」
ヘヴィNEWパンクは互いに肩を組み合っている。
「宇宙か・・・。この先に、惑星クレイもあるのかな?」
クロノは夜空の星を見上げながら、そう呟いた。
to be continued…
アンリ「先輩!今日は本当に感動でした!」
リン「ふぅん、正式に私の下僕になったのがそんなにうれしいか」
アンリ「ありがとうございま・・・えっ?下僕って・・・?」
リン「何よ?不服なの?」
シオン「よかったですね、早尾先輩。認めてもらって」
アンリ「え?どういうこと?」
シオン「羽島先輩なりの愛情表現です。これでも照れてるんですよ」
リン「うるせぇ、黙れ下僕2号が!」
シオン「わぁ、うれしいなぁ。ありがとうございます」
TURN146「不屈の海賊姫」