ストーリーの方も多分最初の頃とだいぶ違うと思いますし、ファイトなんかも最初と全然違いますから気になりますね。
新システム、イマジナリーギフトもどう扱うのかも実際に見てみたいものです。
さて、今回もオリジナルです。サブタイトルの通りですが、最後の方は・・・。
それではどうぞ!
「今日は驚きましたね。まさか、ユイさんが・・・」
「ああ。俺だって信じられねぇよ。あいつまで鬼丸に負けちまうなんて・・・」
「・・・・・・」
カズマはカズミのことを複雑そうに考え込んでいたが、すぐに明日のことについて話し合う。
「明日でセカンドステージ最終日、しかも明日はラストまでいくらポイントが溜まったのかわからない状況なんだろ?」
「あ、ああ。たく、結構凝ったことをするぜ」
「大丈夫です!この3人なら、ストライダーズならサードステージに進めます!」
「そうだな!俺たち3人なら!」
「まぁな。・・・じゃねぇと、あいつのところにはたどり着けねぇ・・・」
クロノとタイヨウが気合を入れているところ、カズマは誰にも聞こえないようにそう呟く。
「じゃあ、俺はこっちだから」
「はい、また明日!」
「寝坊すんじゃねぇぞ?」
クロノはタイヨウとカズマと別れて、マンションへと帰宅・・・
「・・・その前に今日の晩飯でも買っていくか」
・・・の前に今日の夕食を買いにスーパーへと足を運んでいくのある。
TURN167「クロノとユキノ」
帰宅用のバスの中でドリームハーツは今現在の状況を確認し合っている。
「さて、今日で1番のお荷物になっていたのがユイであると僕は思うんだけど・・・」
「い、いや!さすがに2回連続で負けたのは申し訳ないけど、最後の方は仕方ないでしょ⁉」
「確かに・・・相手が鬼丸カズミさんでしたからね・・・シオン君やトコハちゃんだってファーストステージで負けていましたし・・・」
「そんなの負けていい理由にはならないっしょ?優勝狙うんだったら、必ず立ちはだかるはずなんだからさ」
「正論ごもっともです・・・」
「だ、大丈夫ですよ。次こそは絶対に勝てますよ」
「はぁ・・・ま、明日取り戻せばいい話なんだけどさ」
アリスに正論を言われて、ぐうの音も出ないユイにアンはフォローを入れる。ある程度の話を終えると、ユイは今日のカズミとのファイトを思い返していた。
☆
セカンドステージ2日目の最後のファイト、ユイのヴァンガードの攻撃をカズミはジェネレーションガードで防ぎきった。その後のリアガードの攻撃も、難なく凌いだ。そして、カズミのターンになった時、それは起きた。
『!!?な、なにこれ!!?』
そう、今ユイが見ているこれはクロノ、シオン、トコハが見たイメージとそのまんまなのだ。地球と惑星クレイの間の宇宙空間に立たされるような・・・そんなイメージを見せられているのだ。
『佐倉ユイ・・・君のヴァンガードは理解できた』
『えっ⁉』
ユイの目の前には、このイメージを見せた本人である鬼丸カズミが立っていた。
『そろそろ、終わりにしよう』
そういった瞬間、元の場所に戻り、カズミのターン、ユイは攻撃を凌ごうと試みるが、成す術もなく、ダメージ6となり、敗北してしまった。
☆
(トコハの言っていた意味が分かった・・・まさかあんなイメージを見せることができるなんて・・・。鬼丸カズミはまさしく優勝を阻む最大の強敵・・・。でも、私の気持ちは変わらない!次こそは、絶対に勝って見せる!)
ユイは心のうちでカズミへのリベンジを燃やしながら、バスの中で見る景色を眺めていた。
☆
スーパーの中、クロノは今日の晩御飯は何にしようかと考えながら、様々な食材を見て回っていた。
(今日の晩飯何にしようか・・・)
夕飯に悩んでいると、ただいま絶賛半額になっている豚肉を発見するクロノ。
「お、今日はこいつをメインにしたもんを作るか」
クロノは豚肉を手に取ろうとすると、別の人物が豚肉をとろうとする手と重なってしまう。
「「あっ」」
クロノは豚肉をとろうとした相手に振り向く。そこには、見知った顔が映っていた。
「クロノさん?」
「お前・・・ゆ・・・」
「しー!ここで名前を呼ばないでください!」
「わ、悪い・・・ユキノ・・・」
クロノは周りに聞こえないように小声でその人物の名を呼ぶ。その相手とは、黒縁メガネでキャップ帽子をかぶって変装をしているラミーラビリンスwihtサーヤ水樹ユキノだった。
「お前もここで買いものか?」
「はい、ルーナやアム、それにサーヤに今日料理を振る舞う約束をしていまして・・・クロノさんも買い物ですか?」
「ああ、まぁな。つっても、まだこれをメインにって決めただけなんだけどな・・・」
クロノは微笑みながらそう言った時、ユキノはある提案をする。
「手伝いましょうか?」
「え?いいのか?お前も買いものなんだろ?」
「もうある程度籠に入れましたし、後はお肉だけです。それに、約束の時間までまだありますし」
「・・・そうだな、じゃあお言葉に甘えるか。俺は他の食材を見てみるから、ユキノは調味料をお願いできるか?」
「わかりました」
クロノはユキノの好意に甘え、買い物を手伝ってもらうことにした。
☆
日下部家が所有している道場の中で、日下部リンは武術の鍛錬を1人で行っている。そんな時、リンのカバンの中からスマホの着信音が響き、リンは通話に出る。
「もしもし、どうかしましたか?」
今電話してきた相手はノアを捜索している捜索隊の隊長からだ。隊長の報告を聞くと、リンは少し険しい表情になる。
「・・・それは確かなのですね?・・・ええ、わかりました。すぐに向かいます」
リンは通話を切り、道場から出ていくと、ちょうど帰宅してきたアンと出くわす。
「こんな遅くに用事ですか、お姉ちゃん?」
「・・・ええ、少し野暮用を。ですがすぐに戻りますので、食事には間に合わせますよ」
「・・・わかりました。いってらっしゃい、お姉ちゃん」
「ええ、いってきます」
アンは少し寂しそうな表情でリンを見送る。リンはアンに少し微笑み、バイクのヘルメットをかぶる。バイクに乗り、リンは日下部家を後にする。
☆
買い物を済ませたクロノとユキノは自販機で飲み物を買い、近くにあった公園で飲み物を飲んで休憩している。
「悪いな、買い物に付き合わせちまって」
「いえいえ、私の方こそ、荷物持ちの方をしていただきありがとうございます」
「ま、買い物に付き合ってもらったんだ。これぐらいはな」
ぐぅ~・・・
クロノがそう口にしていると、クロノのお腹の音が鳴りだした。
「あ・・・そういや腹減ったな・・・まぁ、時間が時間だからしょうがねぇけど」
「・・・ちょっと待っててください」
ユキノは自分の買い物袋から勝ったものを取り出し、何か作業を始める。
「えっと、サンドイッチ用のパンの上にハムとチーズ、そこにマヨネーズとからしを少しつけて・・・そこにレタスを乗せて・・・最後にパンを挟んで・・・できた!」
ユキノは取り出したものでおいしそうなサンドイッチを作り上げ、クロノに差し出す。
「はい。今作れそうなもので作ったので、お口に合うかはわかりませんが、少しはお腹の足しにはなるかと思います」
「おぉ・・・うまそうだな。悪いな、いただくぜ」
クロノはユキノのサンドイッチを受け取り、1口を口に運ぶ。
「・・・うまいな、これ」
サンドイッチが好評だったのかクロノはがつがつと食べ進めていく。おいしそう食べる姿をうれしそうな笑みを浮かべるユキノ。あっという間にサンドイッチを完食したクロノは手を合わせる。
「ごちそうさん。うまかったぜ」
「お粗末様でした」
「なぁ、何か礼をさせてくれ。なんかやってほしいことはないか?」
「やってほしいことですか?う~ん・・・」
まさかお礼がしたいと言い出すとは思わなかったユキノは返答に困っていると、ファイト台に目をつける。
「じゃあ、私とファイトしてくれませんか?」
「え?いいけど・・・そんなことでいいのか?」
「もちろんジェネレーションマスターであるクロノさんの実力は知ってます。でも、私も1人のファイターですので、やっぱりこの目で実力を見たいですね」
ユキノのファイターとしての純粋な答えを聞いたクロノは笑みを浮かべる。
「よし、じゃあやるか!」
「はい!」
クロノとユキノはファイト台に立ち、自分のデッキを設置してファイトの準備を進める。準備を終え、ファイトを始めさせる。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「クロノ・ドラン・G!」
「源流の女神ナキサワメ!」
クロノ・ドラン・G PW5000
源流の女神ナキサワメ PW5000
「俺の先攻だ。ドロー!ライド!クロノエトス・ジャッカル!ドラン・Gは移動!ターンエンド!」
クロノエトス・ジャッカル PW7000
R クロノエトス R
R R ドラン・G クロノの手札5枚 山札43枚
「私のターンです!ドロー!ライド!祓いの神器シャイニー・エンジェル!ナキサワメは移動!」
祓いの神器シャイニー・エンジェル PW7000
R シャイニー R
R ナキサワメ R
「ナキサワメのブースト、シャイニーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『泡沫の女神アワナミ』」
「ダメージチェック『クロノファング・タイガー・G』」
「ターンエンド」
PW12000➡PW7000 ユキノの手札5枚 山札42枚 クロノのダメージ1枚
「俺のターン!ドロー!ライド!クロノビート・バッファロー!コール!クロノクロウ・モンキー!」
クロノビート・バッファロー PW9000
クロノクロウ・モンキー PW9000
R クロノビート クロノクロウ
R R ドラン・G
「クロノビートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『スチームメイデン・メスキア』」
「ダメージチェック『ドリーミング・ドラゴン(醒)』スタンドトリガー!ナキサワメをスタンド、パワーはヴァンガードに!」
「ドラン・Gのブースト、クロノクロウでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『吉凶の神器ロット・エンジェル(引)』
スキル発動!ソウルチャージ『順風の女神ニンニル』」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW7000(+5000)
PW14000➡PW12000+SH5000=17000 クロノの手札5枚 山札40枚 ユキノのダメージ1枚
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!黄昏の神器ヘスペリス!戦巫女コトノハをコール!」
戦巫女コトノハ PW9000
「コトノハの天啓!山札の上1枚を確認。ソウルへ『枷の戒めゲルギャ』ナキサワメをレスト!
コトノハのスキル!ソウルにカードが入るたび、パワープラス1000!さらにこれが天啓によるものなら、さらにパワープラス1000!泡沫の女神アワナミをコール!」
泡沫の女神アワナミ PW7000
「アワナミの天啓!山札の上1枚確認。これは山札の上に」
コトノハ ヘスペリス R
アワナミ ナキサワメ(レスト) R
「ヘスペリスでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『クロノボレー・ラビット(☆)』」
「ドライブチェック『慈悲の神器エイル(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはコトノハに!アワナミのブースト、コトノハでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW23000➡PW9000 ユキノの手札4枚 山札37枚 クロノのダメージ2枚
「俺のターン!スタンド&ドロー!切り開け!新たなる世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!!」
クロノジェット・ドラゴン・G 11000
「スチームメイデンメスキア、ドキドキ・ワーカーをコール!」
スチームメイデンメスキア PW7000
ドキドキ・ワーカー PW4000
ドキドキ クロノジェット・G クロノクロウ
メスキア R ドラン・G
「メスキアのブースト、ドキドキ・ワーカーでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』」
「クロノジェット・Gでヴァンガードにアタック!
ドキドキ・ワーカーのスキル!ヴァンガードがクロノジェットなら、ソウルに入れて、1枚ドロー!パワープラス5000!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『
クロノジェット・Gはヘスペリス(ユキノ)に勢いよく接近し、渾身の1撃を拳に乗せてぶつける。
「ダメージチェック『全知の神器ミネルヴァ』『今世の神器ヴェルザンディ』」
「よし!・・・うっ!」
ファイトを進めていくと、クロノに頭痛が走り、今朝に見たクロノの父、新導ライブと研究員が話している姿が脳裏に浮かぶ。
「どうしたんですか、クロノさん?」
「!い、いや、何でもねぇ。続けるぞ。ドラン・Gのブースト、クロノクロウでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『吉凶の神器ロット・エンジェル(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」
「ターンエンド!」
PW11000➡PW9000+SH10000=21000
PW16000➡PW9000
PW19000➡PW9000(+5000) クロノの手札5枚 山札35枚 ユキノのダメージ3枚
(今のは・・・今朝の・・・でも、何でまた・・・?)
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!今世の神器ヴェルザンディ!!」
今世の神器ヴェルザンディ PW11000
「ストライドジェネレーション!!!究明の女神イシュタル!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『氷紋の女神スヴァーヴァ』グレード3
究明の女神イシュタル PW26000 ハーツ『今世の神器ヴェルザンディ』
「イシュタルの天啓!山札の上1枚を確認。ソウルへ『戦巫女コトノハ』アワナミをレスト!
コトノハのスキル!パワープラス2000!真昼の神器へメラをコール!」
真昼の神器へメラ PW9000
「へメラのスキル!ドロップゾーンから神器の名のつくユニットを3枚選んでソウルに送る!今回はこの2枚を『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』『吉凶の神器ロット・エンジェル(引)』
コトノハのスキル!パワープラス2000!
ナキサワメの
コトノハはさらにパワープラス1000!」
コトノハ イシュタル へメラ
アワナミ R R
「へメラでクロノクロウにアタック!」
「ノーガード!」
「アワナミのブースト、コトノハでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『スチームテイマーアルカ』」
「イシュタルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「トリプルドライブ『春眠の女神ターロ(醒)』スタンドトリガー!へメラをスタンド、パワープラス5000!セカンドチェック『枷の戒めゲルギャ』イシュタルのスキル!ドライブチェックでグレード1以上のカードが出た時、ソウルブラスト『吉凶の神器ロット・エンジェル(引)』『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』『黄昏の神器ヘスペリス』Gゾーンのイシュタルを表に!Gゾーン表のイシュタルの数だけ、ユニットを選択!コトノハを選んでパワープラス3000!これが天啓能力持ちなら、そのユニットをスタンド!
ヘスペリスのスキル!ソウルからドロップゾーンに置かれたので、スキル獲得!
サードチェック『順風の女神ニンニル』
イシュタルのスキル!ソウルブラスト『源流の女神ナキサワメ』『祓いの神器シャイニー・エンジェル』『枷の戒めゲルギャ』Gゾーンの聖火の究極神器デメテールを表に!アワナミにパワープラス3000!さらにスタンド!」
イシュタル(ユキノ)はクロノジェット・Gに両槍を向けてビームを発射させる。クロノジェット・G濱ともに喰らってしまう。
「ぐぅ!さすがに、やるなぁ。ダメージチェック『クロノビート・バッファロー』」
「ヘスペリスの与えたスキル!アタックがヒットしたので、クロノ・ドラン・Gを退却!へメラでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「アワナミのブースト、コトノハでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!遡る時乙女ウルル!!」
ジェネレーションゾーン コスト『クロノセラピー・ハムスター(治)』
遡る時乙女ウルル SH15000
「スキル発動!ドロップゾーンからノーマルユニットとトリガーユニットを選んで山札の下に!」
戻したカード 『クロノクロウ・モンキー』『クロノセラピー・ハムスター(治)』
「戻したのなら、シールドプラス5000!」
「さすが、やりますね。ターンエンド」
PW9000➡PW9000
PW21000➡PW11000
PW26000➡PW11000
PW14000➡PW11000+SH10000=21000
PW27000➡PW11000+SH20000=31000 ユキノの手札6枚 山札27枚 クロノのダメージ4枚
「今度はこっちから行くぜ!ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『クロノジェット・ドラゴン・G』グレード3
「
クロノビートのスキル!ヴァンガードがグレード3以上の十二支刻獣なら、パワープラス2000!コール!
「クルージングの
クロノビート アヴニール クルージング
R R R
「さっそくこれで・・・うっ!!」
アタックフェイズに移ろうとした瞬間、クロノにまた頭痛が響く。そして、さっき見た記憶が少し鮮明に見えてきた。
「だ、大丈夫ですか、クロノさん?」
「!い、いや・・・何でもねぇよ。クロノビートでコトノハにアタック!」
「ノーガード」
「クルージングでヴァンガードにアタック!
クルージングのスキル!カウンターブラスト!山札の上3枚を見て、十二支刻獣を1枚公開!『クロノエトス・ジャッカル』公開したら、手札に・・・ぐぅ!」
また頭痛が響き、だんだんと記憶が鮮明になってきた。
「や、やっぱり無理をしてるんじゃ・・・今日はここまでにして・・・」
「だ、大丈夫だ・・・続けてくれ・・・」
「・・・大事になったら中断しますよ?ガード『泡沫の女神アワナミ』」
「アヴニール・フェニックスで、ヴァンガードに・・・アタック・・・」
またも頭痛が響き、クロノはふらつく。
「⁉クロノさん⁉」
ユキノは自分の手札を置いて倒れそうになったクロノに近づき、支える。クロノははっきりと見えた記憶を見ていた。
☆
あの日の研究所の前、1人の研究員に新導ライブは息子であるクロノ(幼き頃)を紹介している。
『息子のクロノだ。1週間後のゲートを開く実験に連れていこうと思ってるんだ』
『こんにちは、おじさん』
『こんにちは、クロノ君。しかし、かわいらしいですね。娘には敵いませんけど』
『そういえば水城も子供がいるんだったな』
『はい。それも2人、どちらもかわいいですよ。よければ写真でも拝見しましょうか?』
『んー、それはまた後でいいわ』
『それは残念ですね』
研究員はクロノに近づき、ポンと頭を撫でる。
『クロノ君、年はいくつだい?』
『4歳です』
『4かぁ・・・ユキノとほぼ同年代か。もし君と同じくらい、それもおどおどした水色の髪の女の子とあったら、その時は仲良くしてくれるかな?』
『はい!』
☆
1週間後のクロノ・ドランと初めて出会ったあの日、ライブは仮想ゲートを出現させる装置を止め、出現したゲートが歪んでいく。
『ライブさん!いったい何を⁉おやめください!』
研究員がライブを止めようと声を上げるが、聞く耳を持たないのか応える気配はない。
『どうしてこんなことに・・・。・・・いや、僕は諦めない。たとえライブさんがその道を選んだとしても・・・僕はこの道で・・・娘たちが幸せに暮らせる世界を作ってみせる!!』
研究員のその言葉と共に、ストライドフォースがとどめられなくなり、爆発を引き起こした。
☆
「クロノさん!大丈夫ですか!」
「・・・っ!」
クロノが気付いたころには、現在はベンチに座っていた。隣にはユキノが寄り添っていた。
「・・・お前・・・まさか・・・あの研究員の・・・?」
「?何の話ですか?それより、具合の方は大丈夫ですか?」
疑問に思うユキノにクロノはユキノの両肩を掴む。
「ひゃっ⁉な、ななな、なんですか///⁉」
「ユキノ・・・思い出したことがあるんだ・・・。取り乱さず、落ち着いて聞いてくれ・・・お前の親父についてだ・・・」
「!父さんの・・・?」
クロノの真剣さを込めた表情、そして父親のことについてでユキノも真剣みの表情に変わる。
「お前の親父は・・・あのストライドゲートに関わっていた研究員だったんだ」
「・・・どうしてそんなことがわかるんですか?私も知らなかったことを」
「お前がそう思うのは無理ねぇよ。俺は、ガキの頃あの人にあったことがあるんだ。親父に連れられて、な」
「・・・・・・」
ユキノは明かされたことに驚きつつも、冷静にふるまおうとしている。
「・・・それで・・・父さんは今どこに・・・?」
「・・・わからねぇ」
「わからない?」
「あの日、ドランと初めて会ったあの日、あの研究所は・・・予想外の事故で・・・半壊して・・・お前の親父もそれに巻き込まれた・・・生きてるのかどうかもわからねぇ・・・最悪の場合は・・・」
「・・・っ!」
驚きの真実にユキノは驚愕している。だが起こっている様子も、悲しんでいる様子もない。自分でも驚くほど冷静だ。
「・・・すまん!」
クロノはユキノに頭を下げ、深く謝罪する。
「・・・どうしてクロノさんが謝るんですか?」
「だって・・・知ってたはずなのに・・・」
「クロノさんはたまたま居合わせただけ、何も悪くありませんよ」
「で、でも・・・」
「ストライドゲートの研究に関わっていたんです。父もそれがわからないほどバカな人ではないとは思います。それに、研究所の爆発って、普及協会が所有してたものですよね?」
「え?ああ・・・」
ユキノの言っていることがわからず、クロノは首を傾げる。
「私も資料で調べたんですけど・・・ニュースでやっていた負傷者と、研究に関わってた人の人数が足りてないんですよ」
「それってどういう・・・あっ・・・」
「つまりは数名は行方がわからない状態になっていること。私が考えられるのは、普及協会のどこかで何かの研究をしているか、どこかに放浪しているか、そのどちらかなんです。最悪の可能性も考えもありますが・・・どちらかの可能性があるとわかっただけでも、私には十分です。教えてくれてありがとうございます、クロノさん」
ユキノはクロノに向けて優しい笑みを浮かべている。クロノはそれを見て、少し微笑む。
「・・・強いんだな、ユキノ」
「自分でも驚いていますが・・・そう感じられるのは、多分アムとルーナの苦労を知っているからだと思います。あまり詳しいことは言えませんが・・・アムとルーナだって苦しんでいることがあった・・・その気持ちをわかってるからこそなんだと、私は思いますね」
「・・・そっか」
それ以上のことは、クロノは何も聞かないことにした。
「・・・さてと、続きをやりましょうか」
「え?」
「クロノさんターン、再会はリアガードの攻撃を終えて、アヴニール・フェニックスのアタックしたところからです」
「・・・ああ!続きをやろうぜ!」
クロノは少し唖然となったが、すぐに笑みを浮かべる。クロノとユキノはファイト台に戻り、ファイトの続きを進める。
「アヴニールのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンのアヴニールを表に!山札の上5枚を公開!」
公開したカード 『
「Gゾーン表のカード1枚につき、十二支刻獣のカードを2枚をコールできる!Gゾーン表のカードは2枚、よって、
クロノファング・タイガー・G PW11000
クロノボレー・ラビット(☆) PW5000
「アヴニール・フェニックスの
「ガード!『凍気の女神スヴェル』クインテットウォール!」
クインテットウォール 『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』『黄昏の神器ヘスペリス』『神界獣スコル』『春眠の女神ターロ(醒)』『慈悲の神器エイル(治)』
アヴニールは炎を纏わせ、ヴェルザンディ(ユキノ)に向かって突進してきたが、スヴェルが氷を張り、炎を弱らせつつ、他のガーディアンたちの手によって攻撃を凌ぐ。
「トリプルドライブ『
ルガル・ウレのスキル!ヴァンガードが十二支刻獣ならパワープラス2000!」
「ノーガード!ダメージチェック『全能の神器ミネルヴァ』」
「クロノエトスのブースト、クロノファング・Gでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!七色の女神イーリス!!」
ジェネレーションゾーン コスト『慈悲の神器エイル(治)』
七色の女神イーリス SH15000
「スキル発動!ドロップゾーンにあるカードを3枚ソウルに!『枷の戒めゲルギャ』『泡沫の女神アワナミ』『源流の女神ナキサワメ』シールドプラス5000!」
「ターンエンド!」
PW11000➡PW9000
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW26000➡PW11000+SH40000=51000
PW20000➡PW11000
PW27000➡PW11000+SH20000=31000 クロノの手札6枚 山札26枚 ユキノのダメージ4枚(裏1枚)
「(クロノさんは真剣みを込めて私に全てを話してくれた。そんなクロノさんに応えたい!)
・・・ありがとう」
「えっ・・・なんて言ったんだ?」
「何でもないですよ。ストライドジェネレーション!!!先史の神器ウルズ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『今世の神器ヴェルザンディ』グレード3
先史の神器ウルズ SH15000 ハーツ『今世の神器ヴェルザンディ』
「ウルズのスキル!カウンターブラストと、Gゾーンのウルズを表に!ハーツが神器なので、ドロップゾーンにある神器のカードを全部ソウルに入れる!
超越《ストライド》スキル!神器のGユニットにストライドしているなら、ソウルにカードが入るたびに前列の神器のユニットにパワープラス1000!今入れた枚数は10枚!前列の神器全てにパワープラス10000!順風の女神ニンニルをコール!」
順風の女神ニンニル PW9000
「ニンニルの天啓!ソウルへ『黄昏の神器ヘスペリス』へメラをレスト!
超越《ストライド》スキル!前列の神器にパワープラス1000!
ソウルにあるゲルギャの
ウルズのスキル!Gゾーン表の神器が2枚以上で、ソウルブラスト!『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』『黄昏の神器ヘスペリス』『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』『黄昏の神器ヘスペリス』『慈悲の神器エイル(治)』『泡沫の女神アワナミ』ウルズのパワープラス10000!クリティカルプラス1!
ヘスペリスのスキルでヴァンガードにスキルを獲得!
アワナミの
超越《ストライド》スキル!前列の神器にパワープラス1000!コール、枷の戒めゲルギャ!」
枷の戒めゲルギャ PW7000
「ゲルギャの天啓!山札の上1枚を確認!ソウルへ『神界獣スコル』ニンニルをレスト!
ウルズのスキルをもう1度!『吉凶の神器ロット・エンジェル(引)』『祓いの神器シャイニー・エンジェル』『祓いの神器シャイニー・エンジェル』『春眠の女神ターロ(醒)』『今世の神器ヴェルザンディ』『凍気の女神スヴェル』パワープラス10000!クリティカルプラス1!」
「超越《ストライド》スキルと合わせてパワー58000・・・なんてパワーだ・・・しかもクリティカルが2上がって、喰らったらひとたまりもねぇ!」
ニンニル ウルズ へメラ
アワナミ R ゲルギャ
「アワナミのブースト、ニンニルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『クロノボレー・ラビット(☆)』」
「ウルズでヴァンガードにアタック!」
「それは喰らう訳にはいかねぇ!完全ガード!『スチームテイマーアルカ』(コスト『クロノジェット・ドラゴン』)」
ウルズ(ユキノ)は魔力を溜めに溜めて、その魔力を拡散させていきながら、クロノジェット・Gに目掛けて放つ。そこにアルカが現れ、時計型の盾で魔力を防いでいっている。
「トリプルドライブ『堅守の女神キビツヒメ』セカンドチェック『堅守の女神キビツヒメ』サードチェック『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部へメラに!これで終わりです!ゲルギャのブースト、へメラでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!ハイブロスチームアルリム!!』
ジェネレーションゾーン コスト『クロノセラピー・ハムスター(治)』
ハイブロースチームアルリム SH15000
「スキル発動!ドロップゾーンのクロノジェットとクロノジェット・Gを山札の下に!シールドプラス15000!」
「やりますね。ターンエンドです」
PW16000➡PW11000+SH10000=21000
PW58000➡PW11000(完全ガード)
PW37000➡PW11000+SH30000=41000 ユキノの手札4枚 山札16枚 クロノのダメージ4枚(裏2枚)
「(相手には完全ガードが2枚引かれた・・・。クロスオーバーのスタンドをやっても、防がれる・・・。だったら、こいつで止めてしまえばいい!)
ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「
スチームメイデンメラム PW7000
「ミステリーフリーズ・ドラゴンの
「つまり、グレード1が出れば、グレード1でガードできなくする、そういう事ですか?」
「そうだ!1枚目『ドキドキ・ワーカー(☆)』2枚目『ドキドキ・ワーカー(☆)』3枚目『クロノジェット・ドラゴン・G』4枚目『スチームテイマーアルカ』」
「グレード1・・・!」
「さらに、グレード3のユニットがバインドされたので、ドライブプラス1!」
ルガル・ウレ ミステリーフリーズ クロノファング・G
メラム R クロノエトス
「ルガル・ウレでヴァンガードにアタック!
パワープラス2000!」
「ガード!『遠見の神器クリア・エンジェル(☆)』」
「ミステリーフリーズでヴァンガードにアタック!」
「クリティカルさえ出なければ、まだ勝機は・・・。ノーガード!」
「クワドラプルドライブ『
ルガル・ウレの
クロノジェット・ドラゴン PW11000
「サードチェック『
ミステリーフリーズは装備している時空砲をヴェルザンディ(ユキノ)に向けて発射する。ヴェルザンディ(ユキノ)は意を決してその砲撃を受け止めようとし、飲み込まれていく。
PW11000➡PW11000+SH10000=21000
PW26000➡PW11000
ダメージチェック『真昼の神器へメラ』『今世の神器ヴェルザンディ』
クロノのダメージ4枚 ユキノのダメージ6枚 勝者クロノ
「クロノさん、ファイトありがとうございました」
「ああ。けど、お礼がこんなんで本当に良かったのか?」
「私がいいって言ってるんですから、素直に受け止めてくださいよ」
「・・・じゃあ、そうしとくか」
ユキノの気遣いと笑みを見て、クロノはとりあえずは納得した様子になる。
「と、もうこんな時間か。早く戻って飯作らねぇと」
「あ、あの・・・」
「ん?」
ユキノに呼び止められ、クロノは立ち止まる。
「今回、父の件はありがとうございました。お礼として、いつかクロノさんに料理を作ろうと思っているんですが・・・迷惑でしょうか?」
「・・・いや、迷惑じゃねぇよ。飯の約束、楽しみに待ってるぜ」
「はい!」
クロノの満面の笑みを見て、ユキノも満面の笑みで応えてみせた。
「それじゃあ、そろそろ時間なので、失礼します」
「おう。明日のセカンドステージ、お互い頑張ろうな」
「はい!」
クロノとユキノは互いに別れて、それぞれの帰り道に向かって歩いていった。
☆
本屋にて、ヘヴィNEWパンクは本屋に立ち寄って、ヤイバの欲しいマンガを探していた。
「で、どんなマンガやねん、お前のハマってるマンガ」
「おう、俺が欲しいマンガは王道中の王道で・・・」
ヤイバがマンガを探しながら話している中、イツキは何やら視線を感じられたので、入り口の方面を振り返る。そして、その入り口に、チーム新ニッポンに所属していた星崎ノアが手まねきしている姿を目撃する。
「!ノア君・・・」
イツキはノアの元を向かって走っていく。ノアはイツキを誘導するように移動していった。
☆
本屋の近くの路地裏、ノアが向かっていった先には、行き止まりがあって先には進めない。ノアを追いかけていたイツキが追い付いてきた。
「・・・やぁ、久しぶりだね、イツキ君。元気にしてた~?」
「ノア君・・・じゃないやろ?今ならはっきりと見える・・・ノア君の後ろの邪悪なる影が」
イツキの目には霊感の強さからノアの背後に何かの影が憑りついているように見える。
「ひどいなぁ~。せっかくイツキ君の悩みを解決してあげようと思ったのにな~」
「悩み?俺っちには・・・」
「自分でも気づいてるでしょ?何かの声が聞こえてる、何てことが。まるで、怨霊のようなうめき声がさ」
「っ!」
図星を突かれたイツキは冷や汗をかく。
「その声はね、君の"分身の呼び声"なんだよ」
ノアの視線には、イツキが持っているであろうデッキが映っていた。
「君の悩みを解決する方法は簡単・・・お前の体をお前の分身に差し出せばいい・・・」
「!!」
ノアはイツキに自身のイメージに連れ込み、イツキはそのイメージに飲み込まれていった。
☆
少し時間が経った路地裏に入る道に、ここに辿り着いたリンはバイクを降り、路地裏に急いで入っていく。リンは辺りを見回すが、そこには誰もいなかった。
「・・・遅かったようですね」
目撃証言をもとに辿り着いた場所であったが、いないと分かったリンは苦い表情になっていた。
☆
再び本屋、買い物を済ませたヤイバとカエデははぐれてしまったイツキを入り口で探していた。
「イツキの奴、どこ行ってん?トイレなら最初からそう言ったらええやん」
「アホ。勝手にトイレと決めつけんな」
そんな会話していると、探し人であるイツキが帰ってきた。
「イツキ!お前どこいっとってん!心配するやないか!」
「・・・ごめんなぁ。ちょっと、星を視てみたかったんや」
「はぁ、ノアみたいなことを言って・・・さっさと宿に戻るで」
ヤイバとカエデは心配してそんしたといわんばかりに宿屋に戻っていき、イツキは2人についていく。だが、2人は気付かなかった。イツキが利き手である右手を隠していたことを。そして、その右手にはさっきまでなかったリンクジョーカーのクランマークが浮かび上がっていた。
to be continued…
ユキノ「クロノさん、父のこと教えてくれてありがとうございました」
クロノ「いや、教えたといっても、お前の親父が今どうなってんのかもわからない状況だったし・・・てっきり怒鳴られるかと・・・」
ユキノ「昔でしたら確かに怒鳴っていましたね。でもそれ以上に辛いことを経験してきましたし・・・」
クロノ「ユキノ・・・」
ユキノ「と、湿っぽい空気はなしにしましょう!仕事で忙しいので、いつになるかはわかりませんが、料理の約束、覚えておいてくださいね?」
クロノ「お、おお!楽しみにしてるぜ。お前のサンドイッチ、めっちゃうまかったから期待してるぜ!」
ユキノ「ふふ、任せてください!」
TURN168「セカンドステージラストスパート」