さて、今回はダムジッドの回となりますね。
それではどうぞ!
「おい、こっちだ」
クロノがファイダーを確認していると、ちょうどそこにカズマがやってくる。
「1日目、もうすぐ終わりだぞ?」
「ああ。俺たちはセカンドステージ14位だからな。大量にポイント持ってる強い奴にバンバン当たんねぇと!」
「上位5チームには残れない、か」
「ファーストステージもセカンドステージもタイヨウがめちゃくちゃ頑張ってくれたからな」
タイヨウのことで、カズマがあることについて思い出したかのように話す。
「そういえばあいつ、変なこと言ってなかったか?本当の惑星クレイがどうとか・・・」
「!」
惑星クレイの単語にクロノは嫌に反応する。
「なんだよ?なんか心当たりでもあんのか?」
カズマがそう尋ねると、クロノはどうするべきか少し悩んでいる。というのも、惑星クレイからディフライドしてこの世界にやってきたシラヌイたちの目的についても関係あると思ったからだ。
(ディフライダーのこと、カズマたちに話した方がいいのか?いや、でも・・・)
クロノが悩んでいると、カズマがクロノの背中をトンと押す。
「おわっ・・・おい!」
「よそ見してる暇なんかねぇ。全力で行くぞ、全力で」
「!そうだよな・・・やっぱりそうだ」
「いくぞ。時間はある」
「ああ!ありがとな、カズマ!」
カズマの言葉に、クロノはディフライダーのことは話さず、今を全力でやることにし、他ファイターたちを探しに向かう。カズマは少し笑みを浮かべ、クロノと同じように他ファイターを探しに向かう。
TURN180「人間の可能性」
キャッスルロワイヤル第2階層で、様々な場所で白熱したファイトが繰り広げられている。
『サードステージ1日目の終了が迫る中、大きな動きが!チーム全員がチームディフライダーに敗れ、ハイメフラワーズは無念の敗退。一方、セカンドステージを15位で通過した福原高校ヴァンガード部は堅調、着々とポイントを増やしています』
第2階層を歩くアンリは、シオンの作戦通り有力チームを避けつつ、他相手ファイターを探し歩いている。
(シオン君の考えに、完全に納得できてるわけじゃない)
アンリはファイダーを確認していると、近くにディフライダーの渕高サオリがいるということがわかった。
(でも、部の存続のためには、確実にサードステージを突破しなくちゃいけないんだ)
アンリは納得してないながらも、サオリを避け、別のルートを通って他ファイターを探す。
☆
ちょうどアンリが通った場所に、サオリが音楽を聴きながら先を進んでいく。
(人間なんてくだらない。まともに相手なんかしてられるか)
サオリの脳裏に浮かんだのは、トコハとのファイトで感じた感覚だった。すると、サオリはヘッドフォンの音量を上げようとした時、ヘッドフォンの音がプツンと切れた。
「・・・またかよ~・・・」
サオリがそう呟いていると、サオリのファイダーに承認の文字が現れる。つまり誰かにファイトを申し込まれたのだ。
「ファイトだ!チームディフライダー!」
「申し込まれたら拒否できないんだったっけ?たく・・・めんどくさ・・・」
サオリは壊れたヘッドフォンを投げ捨て、相手ファイターを確認する。
「・・・また新導クロノのチームメイトかよ・・・」
ファイトを申し込んだのは、チームドリームハーツのユイだった。
☆
「ふ~ん、こいつがギアクロニクルの特異点の新導クロノか。僕たちがこっちに来られるようになったのは、こいつのおかげなんだろ?」
「きっかけにすぎないがな」
「で?こいつとこいつのチームメイトにあたったら、どれほどのもんか確かめろって?」
サオリの問いにカズミは首を縦に頷く。
「・・・ま、仕事だからやるけど。こ~んなお遊びで、いったい何がわかるのかねぇ?」
「・・・可能性」
「は?何それ?」
「かつてミゲルが言っていた。人間には、秘められた可能性がある」
カズミの言葉を聞いて、サオリは大笑いをする。
「ぷっ、あっははははははは!!・・・もし、仮にその秘めた可能性とやらがあったとしても・・・」
☆
「完全ガードしてやるよ」
サオリとユイの間に、ファイト台が現れ、お互いにファイトの準備を行う。互いに準備が終え、いつでもファイトできる状態になった。そして、ファイトが始まる。
「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」
「
「ワイバーンキッドディッダ」
ワイバーンキッドディッダ PW5000
「かげろう・・・その戦い方は、わかっている!」
「僕の先攻。ドロー。ライド、ドラゴンナイトターヘル。ディッダは移動。ターンエンド」
ドラゴンナイトターヘル PW7000
R ターヘル R
R R ディッダ サオリの手札5枚 山札43枚
「私のターン!ドロー!ライド!イニグマン・ブラン!グランホープは移動!」
イニグマン・ブラン PW7000
R ブラン R
グランホープ R R
「ブランでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『ドラゴンナイトターヘル』」
「ターンエンド!」
PW7000➡PW7000 ユイの手札6枚 山札42枚 サオリのダメージ1枚
「僕のターン。ドロー。ライド。ドラゴンナイトムブディ。コール、ドラゴンナイトシャクール」
ドラゴンナイトムブディ PW9000
ドラゴンナイトシャクール PW9000
R ムブディ シャクール
R R ディッダ
「ムブディでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『ドラゴンモンクシンセン』」
「ダメージチェック『
「ディッダのブースト、シャクールでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!ダメージチェック『オペレーターガールリンカ(醒)』スタンドトリガー!パワーはヴァンガードに!」
「ターンエンド」
PW9000➡PW7000
PW14000➡PW7000 サオリの手札5枚 山札40枚 ユイのダメージ2枚
☆
アンが他ファイターを探していると、ファイダーからユイとサオリのファイトが始まった知らせが届く。
「!!ユイちゃんがチームディフライダーと!」
リタイアしてしまったアリスもこのファイトの様子を観客席側で見ている。
「チームディフライダー・・・」
アリスの脳裏に浮かんだのは、サオリと同じチームメンバーのシルフィとのファイトで感じたあの感覚だ。アリスは首を振り、ファイトの行方を見守る。
(今はフィーは関係ないんだ。絶対勝ちなよ、大将!)
そして、観客席側には、ハイメフラワーズもこのファイトを見守っている。
(渕高サオリ・・・まるで本当に、惑星クレイにいるみたいだった・・・。確か、鬼丸カズミとファイトした時も・・・。チームディフライダーって、いったい・・・?)
☆
『チームディフライダー、渕高サオリVSチームドリームハーツ、佐倉ユイ。3ターンが終了し、ダメージは1対2!』
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!イニグマン・ヘルム!
イニグマン・ヘルム PW9000
(相手がどんな相手だろうと、関係ない。アリスもアンもみんなも、全力で
グランボルバー ヘルム R
グランホープ R R
「ヘルムでヴァンガードにアタック!」
「ガード『マズルフラッシュ・ドラゴン(☆)』」
「ドライブチェック『
「ノーガード。ダメージチェック『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』『スプリットバーン・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー。効果は全部ヴァンガードに」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW19000➡PW9000 ユイの手札6枚 山札38枚 サオリのダメージ3枚
「必ずここを突破して、アンとアリスと一緒にファイナルステージに行く!チームで優勝するために!そのためにも、絶対に倒す!」
「仲間と優勝?もしかして、そんなことが大事だって言うんじゃないよね?」
「大事だよ。ここに参加しているみんな、それが大事。私だってそうだよ」
「(なんだ・・・他の有象無象と変わんないじゃん。シラヌイがわざわざマークしてる連中だから、なんかあると思ったのに・・・)
あーあ、なーんだ・・・心配して損した。ライド。ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"」
ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔" PW11000
「それはアリスが使ってるから、戦い方は私が1番よく知ってる!」
R 紅焔 シャクール
R R ディッダ
「紅焔でヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『ドラゴンモンクキキラ(治)』ヒールトリガー。ダメージ1回復、パワーはシャクールへ。セカンドチェック『スプリットバーン・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー。パワーはシャクール、クリティカルはヴァンガードに」
(2枚ともトリガー・・・)
ブレードマスター"紅焔"は空を舞い、口から火炎球を2つ吐き出し、イニグマン・ヘルムへと直撃させる。
「ダメージチェック『
「シャクールでヴァンガードにアタック。くっだらない生き物だ」
「ノーガード!ダメージチェック『オペレーターガールリンカ(醒)』スタンドトリガー!ウルバスターをスタンド、パワーはヴァンガードに!」
「ターンエンド」
PW11000➡PW9000
PW24000➡PW9000(+5000) サオリの手札6枚 山札35枚 ユイのダメージ5枚
☆
他のエリアでは、ストライダーズのカズマが相手ファイターとファイトを行っていた。カズマのアタックで、相手ファイターのダメージは6、カズマの勝利だ。
「くそぅ!」
勝利したカズマは急いで次のファイターの元へと急ぐ。
「もう1人くらいは・・・あと何分だ?」
カズマがファイダーで残り時間とファイターの位置を確認する。すると、この近くにチームディフライダーの鬼丸カズミがいるということがわかった。
「!!」
それがわかったカズマは立ち止まる。
「・・・行くんだろ、この先に。もう逃げねぇ!おらああああ!」
カズマは気合を入れて、因縁の相手であるカズミの元へと向かっていく。
☆
ユイとサオリとのファイト・・・
『このターントリガーに恵まれ、ダメージは一気に2対5に!渕高サオリ、早くも佐倉ユイを追い詰めたかぁ?』
「そういえばさ、君んとこのチームメイト・・・名前なんだっけ?まぁ何でもいいか。うちのシルフィに負けて敗退したんだって?ご愁傷様」
「確かにアリスの敗北は痛いよ・・・けど、アリスの努力を無駄にしないためにも、私とアンで何とかしてみせる!」
ユイがそう意気込んでいると、サードステージ1日目終了のアナウンスが流れる。
『1日目終了30分前、現在のファイトが本日のラストファイトとなります』
「んじゃ、ここで僕があんたに勝てば、あんたはここで終了、チームも残り1人ってわけだ」
「そんなことはさせない!その前に、私が君を倒してみせる!」
ユイの言葉にサオリは嘲笑うかのような笑みを浮かべる。
「そういや、さっきファイトした女もおかしなことを言ってたよ。思いを受け継いで強くなるとかなんとか」
「トコハのこと?」
「ま、結局僕に負けたんだけど。どいつもこいつも命もかかってないのにマジになっちゃってさぁ。ホント、バッカじゃないの?」
サオリの発言にユイは眉を細めて険しい表情になる。
「今、何て言ったの?」
「全部くだらないって言ったんだよ。こんなお遊びも、そんなものに一生懸命になっちゃってるお前らもさぁ」
「くだらなくなんかない!!アンやアリスも、シオンも、トコハも、クロノだって!みんなみんな、この
「はあ?それが何?それがくだらないってんだけど?たくっ・・・人間って本当につまらない生き物だ」
「その発言からして・・・君は普通のファイターとは違う。君はいったい何者?この
「なるほどね。お前も僕たちのことをこそこそと嗅ぎまわってる連中の1人ってわけか。バカだよねぇ。どうせ僕たちに敵うわけないのにさぁ」
「関係ないよ、そんなこと。君が何者であろうとも、私は私のヴァンガードを貫くだけだよ!ライド!
「ジェネレーションゾーン解放!!ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「ギルトディガーのスキル!Gゾーンの
「グランボルバーの
グランボルバー ギルトディガー ウルバスター
グランホープ R ブラン
「グランホープのブースト、グランボルバーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『ドラゴンナイトムブディ』」
「ギルトディガーでヴァンガードにアタック!」
「鉄壁の盾よ!勝利という名の炎を我が手に!完全ガード!
コスト『ドラゴンモンクシンセン』
ギルトディガーはブレードマスター"紅焔"に近づき、4つあるタイヤ兵装で強力な1撃を放とうとしたが、それを許さんといわんばかりにダムジッドの盾でそれを遮断させてしまう。
「トリプルドライブ『イニグマン・ヘルム』セカンドチェック『セービング・ドルフィン(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはウルバスターに!サードチェック『
「ジェネレーションガード!!炎翼剛獣ディナイアル・グリフォン!!」
ジェネレーションゾーン コスト『ドラゴンモンクキキナ(治)』
炎翼剛獣ディナイアル・グリフォン SH15000
「スキル発動。アタックしているリアガードを1退却」
「ターンエンド」
PW18000➡PW11000
PW26000➡PW11000(完全ガード)
PW26000(退却により無効)➡PW11000+SH15000=26000 ユイの手札7枚 山札29枚 サオリのダメージ3枚
『佐倉ユイ、下準備を整えつつ、次の攻撃に備えておりみゃす。この展開を呼んでいたのか、涼しい表情です』
「(さっきのジェネレーションガードでGBは稼いでおいた。ここで一気に片をつけてやる)
ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『ワイバーンストライクジャーゴ』グレード3
☆
「!ズィーゲンブルク・・・僕がまだ持っていないカード・・・」
(気をつけて、ユイ!このGユニットは・・・)
☆
「
ズィーゲンブルクのスキル。ソウルブラスト『ドラゴンナイトムブディ』Gゾーンのズィーゲンブルクを表に!グランホープを退却!」
ムブディ ズィーゲンブルク シャクール
R ターヘル ディッダ
「リアガードが相手より多いため、ズィーゲンブルクを
ディッダの
シャクールの
ターヘルの
ムブディの
「ノーガード!ダメージチェック『イニグマン・カーム』」
「ターヘルのブースト、ズィーゲンブルクでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『
ズィーゲンブルクは黒煙を纏い、シンバスターに火炎兵装を向け、強力な黒炎を放つが、グランガードが障壁を貼り、黒炎を反射させ、直撃を防ぐ。
「トリプルドライブ『
「また完全ガード⁉」
「まだまだぁ!サードチェック『マズルフラッシュ・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てズィーゲンブルクへ!」
(トリガーを攻撃の終わったヴァンガードに振った・・・まさか!)
「ズィーゲンブルクの
「やっぱり・・・っ!」
「くだらない遊びは終わりだ」
サオリが言い放つと、不思議な光がユイとサオリを包み込む。
「わああああああ!!」
光に包まれたユイは、イメージの世界へと連れていかれてしまう
☆
ユイが目を覚ますと、自身はシンバスターの姿となり、辺り一面は岩山が多く並ぶ夜の高原、そして、足元にはすでに息絶えたリザードマンやフレイムドラゴンが倒れている。
(何・・・このイメージは?この感覚、鬼丸カズミやイツキ君の時とかなり似ている・・・。アリスが相談したかったのは、このことだったのかな?)
「これが本物の戦場だ」
シンバスター(ユイ)がそう考えていると、自身をここに連れ込んだ本人、サオリの分身、ダムジッドが現れる。
「生きるか死ぬか・・・ここではそれだけだ。何の価値もない、偽物のお前らのお遊びとは違う!!」
「・・・うるさい!!ファイトは、イメージは偽物なんかじゃない!本物を超えた、可能性だ!!」
「!!」
シンバスター(ユイ)がそう発言した瞬間、ダムジッドは驚愕の表情をする。ダムジッドの目には、これまでユイが共にしてきたユニットたちの面影がたくさん映り込んでいた。これまで見たことのない現象にダムジッドは困惑を隠しきれない。
(なんだ・・・これは・・・?)
ダムジッドの脳裏に浮かんだのは、カズミが言っていた言葉、そして、ユイが言っていた可能性の言葉だった。
(可能性・・・だと・・・?)
太陽の日が上がり、暗かった高原に暖かい光が差し込み、当たり1面を包み込んだ。
☆
「!!」
現実に戻ると、イメージに連れ込んだ本人であるサオリが驚きのあまり、後ずさる。連れ込まれたはずのユイは困惑するどころか、堂々とした表情をしている。
「つ、つまんねぇもん見せやがって・・・。ズィーゲンブルクでヴァンガードにアタック!この・・・人間風情があああああ!!」
「ガード!『イニグマン・ヘルム』さらにジェネレーションガード!!豪勇合身ジーオーファイブ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『セービング・ドルフィン(治)』
豪勇合身ジーオーファイブ SH15000
「スキル発動!ソウルブラスト『イニグマン・ヘルム』シールドプラス10000!さらに、このターンにダメージゾーンにカードが置かれてるためさらにシールドプラス5000!」
ズィーゲンブルクは最大火力の黒炎をシンバスターに放つが、イニグマン・ヘルムの力でほんの少しだけ弱らせ、そこにジーオーファイブが黒炎を受け止め、難なくこの攻撃を防ぐ。
「くっ・・・!ドライブチェック『スプリットバーン・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てシャクールへ!シャクールでヴァンガードにアタック!くたばれええええええ!!」
「ガード!『
「・・・っ!!くそがあ!!」
PW18000➡PW11000
PW41000➡PW11000(完全ガード)
PW37000➡PW11000+SH35000=46000
PW16000➡PW11000+SH10000=21000 サオリの手札6枚 山札27枚 ユイのダメージ5枚
『凌いだぁ!!佐倉ユイ、怒涛の攻撃を見事に耐え、踏みとどまりましたぁ!!』
(待て!何を焦ってる?まだダメージは3、10000ガードが3枚、5000が1枚・・・そして・・・完全ガード・・・)
鉄壁ともいえる防御に徹したカードばかりで、サオリは不敵な笑みを浮かべる。
(何とか凌いだけど・・・リンカは手札にはない・・・完全ガードを崩すには難しい・・・クリティカルを上げる戦法は無意味なだけ。だったら・・・)
ユイはこのファイトの攻略の方法を見抜き、1枚のGユニットに全てを賭ける気でいる。
「ヴァンガードなんてお遊びだ、何の価値もない偽物だって、君は言ったよね?」
「?」
「でもね、そこに賭ける思いは本物だよ。強い相手と戦いたい・・・チームで優勝したい・・・だから私たちは
ジェネレーションゾーン コスト『
「
グランボルバーの
グランボルバー
グランボルバー ヘヴィデューク グランボルバー
R グランヴィークル R
「右のグランボルバーでシャクールにアタック!」
「?ノーガード」
「左のグランボルバーでムブディにアタック!」
「ノーガード」
「グランヴィークルのブースト、ヘヴィデュークでヴァンガードにアタック!
ヘヴィデュークのスキル!カウンターブラスト(2)!ハーツが2枚以上あるなら、アタックがヒットした時、ハーツの枚数分、ドローできる!さらに、ハーツが
「んなっ!!?」
このスキルは
『来たぁーー!!ヘヴィデュークのガード封じ!この攻撃では、渕高サオリはグレード1以上ではガードできません!さらに、ヘヴィデュークのパワーは45000!リアガードを潰しにかかっていたのはこのため!防ぎきるには最低でも35000以上は必要となります!!』
「・・・・・・・・・ノーガード!」
自分の鉄壁の防御を崩され、サオリはノーガードを宣言する。心なしか、サオリは体が小刻みに震えている。
(何で・・・さっきから震えてるんだ・・・?)
「トリプルドライブ!ファーストチェック『
(何でこいつらより、強い・・・俺が・・・!)
「セカンドチェック『コマンダーローレル』サードチェック『
(何で!俺が負けるんだ!!)
「これが・・・私たちの本当の力だあああああああ!!」
(・・・嫌だ!)
サオリの、ダムジッドの脳裏に浮かんだのは、死んでしまったユニットたちの姿、そして・・・自分にとって最悪のケース・・・もし自分が死んでしまったらという恐怖心だった。
(嫌だ・・・死にたくない・・・!)
ヘヴィデュークは拳に稲妻を纏わせ、拳を大きく振り下ろしてブレードマスター"紅焔"に稲妻を落とす。防ぐ手立てを失った紅焔は稲妻に直撃してしまう。
PW13000➡PW9000
PW13000➡PW9000
PW45000➡PW11000
ダメージチェック『ドラゴンモンクキキナ(治)』『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』『
ユイのダメージ5枚 サオリのダメージ6枚 勝者ユイ
『決まったーー!!ここまで恐ろしいまでに勝ち続けてきた無敗のチームディフライダーに、初めて、ついに黒星がつきました!チームドリームハーツ、佐倉ユイ、チームディフライダー、渕高サオリに勝利!大量のポイントをもぎ取り、大躍進です!!』
大量のポイントを獲得することに成功したユイに観客席側から大きな拍手と歓声が広がっていた。すると、サオリの手に焼け付くかのような激しい痛みに襲われる。
「!!ぐあああああ!!」
「!!」
痛みの発生場所はディフライダーの証であるクランマークからである。そんな時、サオリの脳裏に浮かんだのはトコハのファイトとユイの先ほどのファイトであった。
『!相手が強ければ強いほど、苦難が大きければ大きいほど、花は美しく咲き誇る!』
(ただのお遊びじゃないか!命もかかってないってのに・・・!)
『でもね、そこに賭ける思いは本物だよ。強い相手と戦いたい・・・チームで優勝したい・・・だから私たちは
サオリは顔を俯き、膝をついてしまう。
(なんで恐怖してるんだ・・・!)
サオリは、ダムジッドはこのファイトで確かに植え付けられた。人間の可能性という名の、恐怖を。
「
「!!知るか!俺はただ頼まれて・・・!知りたければシラヌイに・・・鬼丸に聞けぇ!!」
「!・・・うん。そうさせてもらうよ」
とはいえ、もう1日目が終了するので、聞ける機会は明日にあると思い、今はチームメイトの元へと向かうユイだった。
to be continued…
ユイ「やっぱり強かったなぁ、チームディフライダー、渕高サオリ・・・。
あのリアルで感じたあのユニットは、彼の分身なのかな?
あの不思議な感覚を出せるディフライダー・・・それに、彼は鬼丸のことをシラヌイって呼んでたけど・・・まさかね?
明日鬼丸を探し出して問い詰めればいいか。それよりも今は、アンたちと合流しないと!」
TURN181「兄との再会」