さて、今回はアンリ君の回です。今回のファイトの相手は・・・
それでは、どうぞ!
『さあ、日下部アンとベルノ・ファーレンハートのファイトで興奮が冷めませんが、こちらの方も目が離せみゃせん!弥富サヤとシルフィ・フィン・キャメロットのファイト!弥富サヤにとってはチームの生き残りをかけた重要なファイトだが、ダメージが5と、後がありませんみゅー!』
「私と笑顔のハーモニーを、一緒に奏でるみゅー!」
(すごいな、この子は)
ローリスの攻撃をシルフィは完全ガードで防御をし、このターンを凌いだ。
「決められなかったみゅ!でもまだ、諦めないんだみゅー!」
(負けている状況なのに、楽しそう。さすが、ローリスさんの先導者さんだね)
シルフィのターン、シルフィはティルアでヴァンガードにアタックさせ、サヤはこれをガード。しかしドライブチェックでダブルトリガーを出し、攻撃はヒット。サヤのダメージは6となり、シルフィの勝利となって、ラミーラビリンスwihtサーヤはここで敗退となってしまった。ファイトを終え、サヤとシルフィは握手を交わす。
「ありがとね、サーヤちゃん。とても楽しかったよ」
「こちらこそだみゅ!負けちゃったけど、おかげでとっても楽しいファイトができたみゅ!」
「うん。でも、悔しくないの?勝負事って、負けちゃうと悔しくなるでしょ?」
「うーん、確かに悔しかったけど・・・でも、ファイトは全力でやりきったら、勝っても負けても絶対楽しいみゅー!ファイターも、見てくれたみんなも絶対笑顔♪サーヤが保証するみゅ♪」
サヤの答えを聞いて、シルフィは首を傾げている。
(見てくれたみんなも笑顔?ライブを見て笑顔になるっていうのと同じことかな?人間って・・・もしかして私たちとあまり変わらない?でも、そんなことって、本当にあるのかな?)
シルフィ、ティルアは首をうんぬん傾げながら人間とは自分たちと同じなのかという事を考えている。
TURN185「福原の選択」
第3階層のAエリアでは、シオンは他ファイターと遭遇し、ファイトを行っている。ファイトはシオンが圧倒しているが、その表情は真剣そのもの、楽しさが微塵も感じられない。
「ヴァンガードにアタック」
「な・・・何なんだお前・・・」
「僕には、負けられない理由がある。ヴァンガードにアタック」
シオンは動じることなく、淡々とファイトに集中していく。全ては福原高校ヴァンガード部の存続のため、福原の栄光のために。
☆
第3階層のCエリアでは、アンリがファイターを探しながら、ファイダーのモニターでシオンのファイトを見て、心配そうな表情をしている。
(シオン君・・・本当にいいのか?君の
今やっているのはシオンの本当にやりたいファイトでないことをわかっているアンリには、このやり方には納得していない。アンリが考えていると、ファイダーに近くにいるファイターの位置情報が現れる。出されたファイターの名にシルフィが上がっている。
「!!シルフィ・フィン・キャメロット⁉チームディフライダーの!」
アンリが柱に隠れながらシルフィを探してみる。このエリアにシルフィが入ってきて、シルフィは階段を上がっていっている。
(でも・・・今の俺じゃ、到底・・・)
アンリがシルフィに気付かれる前にここから去ろうと考えた時、今朝のシオンの言った言葉を思い出す。
『皆、チームディフライダーにやられています』
『福原のためですから』
「・・・俺は・・・」
どうするべきか悩んでいた時、壮行会の時にシオンが放った言葉と笑みを思い出す。
『ヴァンガードだけが僕を自由にする』
それを思い出したアンリは意を決し、柱から出てきて、階段を上っているシルフィにファイダーを突き付け、ファイトの申し込みをする。シルフィのファイダーに承認の文字が浮かび上がる。
「シルフィ・フィン・キャメロット!」
「えっと・・・君は?」
「俺は、福原高校ヴァンガード部の、早尾アンリです!俺と・・・俺と、ファイトしてください!!」
アンリは自身で決断し、シオンが考えた作戦を破ってまで、このような行動に出た。福原のヴァンガード部のために。そして何より、シオンの本当に望むヴァンガードを守るために。
☆
Aエリアで、シオンは圧倒的な実力の差を見せつけ、難なく勝利を手に収める。
『さすがは福原の貴公子!計算されたファイト展開で勝利を呼び寄せました!そして、この時を持って、第4階層へのゲートが開きみゃす!』
第4階層の門が開かれたことによって、全てのファイターのファイダーに指定時間以内に移動するようにとの警告が出る。
『ファイターの皆さんは、定められた時間内に、第4階層へと移動してください』
「よし・・・」
シオンが第4階層に向かおうとした時、ファイダーから知らせが届く。その知らせは、アンリがチームディフライダーのシルフィとファイトすることの知らせだ。
「!!?なぜ⁉」
自らファイトを申し込んだこと、それは自らが考えた作戦を破ったことを意味する。シオンは当然この知らせには驚いていた。
『なんとなんと!サードステージ中無敗を守ってきた福原高校ヴァンガード部!ここで賭けに出た!』
シオンはどういう事かを知るためにアンリのいるエリアへと向かう。
そして別エリアにいるリンにもアンリがシルフィに挑んだ知らせが届く。
「・・・ちっ、ざけんなよ」
悪態をつきながらも、リンその表情は笑みを浮かべていた。
☆
Cエリアでは、アンリとシルフィがファイトの準備を終え、いつでもファイトできる状態になっている。
『勝負を挑んだのは、部長、早尾アンリ!対するは、ファーストステージから未だ無敗を守ってきているシルフィ・フィン・キャメロット!』
準備が万端になっているところで、ファイトが開始される。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「アセティック・ドラコキッド!」
「
アセティック・ドラコキッド PW5000
「私の先攻だね。ドロー。ライド!
R クレネス R
R サーシャ R シルフィの手札5枚 山札43枚
「俺のターンです!ドロー!ライド!トレイニーモンク・ドラゴン!アセティックは移動!」
トレイニーモンク・ドラゴン PW7000
R トレイニー R
R R アセティック
「トレイニーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『マイティボルト・ドラグーン』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW7000➡PW7000 アンリの手札6枚 山札42枚 シルフィのダメージ1枚
「私のターン!ドロー!ライド!
アヤナ リステラ R
R サーシャ R
「アヤナでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『マイティボルト・ラグーン』」
「サーシャのブースト、リステラでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『ロッククライム・ドラグーン』」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW14000➡PW9000 シルフィの手札5枚 山札40枚 アンリのダメージ1枚
「俺のターン!スタンド&ドロー!ライド!マーシャルアーツ・ドラゴン!」
マーシャルアーツ・ドラゴン PW9000
「マーシャルアーツのスキル!カウンターブラスト!ソウルブラスト『トレイニーモンク・ドラゴン』前列にいるアヤナを退却し、バインド!魔竜戦鬼チャトゥラをコール!」
魔竜戦鬼チャトゥラ PW8000
「チャトゥラのスキル!自身にパワープラス3000!」
R マーシャルアーツ チャトゥラ
R R アセティック
「マーシャルアーツでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『響き渡る雷槍ジャリル』」
「ダメージチェック『
「アセティックのブースト、チャトゥラでヴァンガードにアタック!
アセティックの雷激!パワープラス2000!」
「ガード!『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000
PW18000➡PW9000+SH10000=19000 アンリの手札5枚 山札39枚 シルフィのダメージ2枚
「私のターン!スタンド&ドロー!いくよ。海域に奏でるハーモニーは、全てを魅了させる。ライド!
「
アヤナ ティルア R
プレア サーシャ R
「サーシャのブースト、ティルアでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『
ティルア(シルフィ)は両腕に渦潮を纏わせ、マーシャルアーツに目掛けた放つ。渦潮はマーシャルアーツの体を切りさいていく。
「ぐぅ!ダメージチェック『ドラゴンダンサーアナスタシア』」
「プレアのブースト、アヤナでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『アナラブルモンク・ドラゴン(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」
「ターンエンド!」
PW16000➡PW9000
PW21000➡PW9000 シルフィの手札5枚 山札35枚 アンリのダメージ3枚(裏1枚)
『5ターン目を終え、現在のダメージはシルフィ・フィン・キャメロットが2に対し、早尾アンリが3!6ターン目、早尾アンリはこのファイトをどう展開していくのでしょうか⁉』
「すぅ・・・はぁ・・・。スタンド&ドロー!ライド!ドラゴニック・ヴァンキッシャー!!」
ドラゴニック・ヴァンキッシャー PW11000
「(後でみんなに怒られるかもしれない。それでもいい!俺は、シオン君に思いきり、自分のヴァンガードをしてもらいたい!そして福原を勝利に導くためにも、ここで・・・)
全力を出し切る!ストライドジェネレーション!!!征天覇竜ドラゴニック・ヴァンキッシャー"
ジェネレーションゾーン コスト『響き渡る雷槍ジャリル』グレード3
征天覇竜ドラゴニック・ヴァンキッシャー"
「
マーシャルアーツの
マーシャルアーツ ヴォルテージ チャトゥラ
R R アセティック
「マーシャルアーツ・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「
「ノーガードだよ」
「トリプルドライブ『マーシャルアーツ・ドラゴン』セカンドチェック『トレイニーモンク・ドラゴン』サードチェック『毒心のジン(☆)』パワーはチャトゥラへ、クリティカルはヴァンガードへ!うおおおりゃああ!!」
ヴァンキッシャー"
「ううぅ!!ダメージチェック『
「ヴァンガードに攻撃がヒットしたことにより、
「サーシャを退却」
「さらに、ドロップゾーンのサーシャとセーラをバインド!」
『これは見事な展開!最初のストライドから一気にこのターンで3枚をバインド!着々と雷激の布石を打っていきます!』
「よし!いくぞ!アセティックのブースト、チャトゥラでヴァンガードにアタック!
アセティックの雷激!パワープラス2000!」
「(!!この個性は・・・!)
ジェネレーションガード!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「スキル発動!こっちの手札が3枚以上なら、シールドプラス5000!」
「ターンエンド!」
PW12000➡PW11000+SH5000=16000
PW26000➡PW11000
PW23000➡PW11000+SH20000=36000 アンリの手札7枚 山札32枚 シルフィのダメージ5枚
(この個性・・・そして感覚・・・サーヤちゃんとあの子によく似てる・・・)
シルフィが感じ取ったものは、アリスとのファイトの時と、サーヤとのファイトの時とよく似ていた。
「1つ聞いてもいい?君はこのファイトでいったい何を求めているのかな?」
「それは、福原の栄光・・・そして、俺と、俺の大切な仲間の未来を求めます」
「それが君の答え?じゃあ、その思いを、もっとよく見せてよ。
ティルアの
「なっ・・・!」
『ああっと!スキルによってリアガードを退却させたものの、シルフィ・フィン・キャメロットはそれを利用して手札を減らさずにストライド!!』
「ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コストなし
(負けるな・・・俺は定められた運命を変えるためにここにいるんだ!)
「ティルアの
「シルフィ・フィン・キャメロット、
「頼むぞ・・・俺のなるかみ・・・」
ミュリッツ ラプリア リステラ
クレネス ピッテ マール
「リステラでヴァンガードにアタック!
リステラの
「インターセプト!『マーシャルアーツ・ドラゴン』」
「クレネスのブースト、ミュリッツでヴァンガードにアタック!
ミュリッツの
「1度攻撃を終えたリアガードが山札に戻って・・・手札からの入れ替え⁉ガード!『毒心のジン(☆)』」
「マールのブースト、プレアでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『凱旋の雷レシェフ(☆)』」
「じゃあこれはどうかな?ラプリアでヴァンガードにアタック!ラプリアのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンのラプリアを表に!Gゾーンの表の数でリアガードを2体山札の下に置く!ミュリッツ、クレネス、プレア、マールを山札の下に!戻した枚数分と、ハーツが
「そんな!またリアガードの入れ替えを・・・!」
「さあどうするの?ここを守る?それとも通す?」
「くっ・・・ノーガード」
「トリプルドライブ『
ラプリア(シルフィ)は海の水を利用し、水の槍を作り上げる。ラプリア(シルフィ)の詠唱と同時に、水の槍はヴァンキッシャーに向けて直進し、そのままヴァンキッシャーを貫く。
「うわあああああああ!!」
ダメージチェック『魔竜戦鬼チャトゥラ』『魔竜戦鬼チャトゥラ』
「どうしたの?もう終わっちゃうの?」
(シルフィ・フィン・キャメロット・・・隙のないファイト展開だ・・・。シオン君の作戦通り、チームディフライダーには手を出しちゃいけなかったのか⁉)
シルフィの実力の高さに戦慄していると、今朝のリンが放った一言を思い出す。
『ウザ。形だけのくせに』
(いや!ここで終わらせてたまるか!もうあの時の俺じゃない!弱気だった俺を、シオン君が変えてくれた!全部・・・全部!シオン君のおかげで!俺はずっと、シオン君に頼りきりだった!)
『そのバッジは、あなたに相応しい』
(今度は俺が部長として、シオン君の背中を押してあげる番!)
アンリは胸ポケットにつけているヴァンガード部部長のバッジを胸に、堂々と構える。
「(恐れるな、立ち向かえ!それこそ、俺が目指すべき福原のヴァンガード!)
来い!俺は福原の部長、早尾アンリだ!!」
「!!
(この個性は・・・とても輝いてる!!)」
アンリの堂々と立ち向かう姿勢に、シルフィは輝きを感じ取り、感動を覚える。
「すごいよ・・・もっと、もっと見せて。君が私の探してるものの答えがあるというのなら!ティルアでヴァンガードにアタック!」
「(逃げるな)
ガード!『アナラブルモンク・ドラゴン(引)』」
「マールのブースト、ブランシェでヴァンガードにアタック!」
「(立ち向かえ!)
ジェネレーションガード!!護天覇竜ブルワーク・ドラゴン!!」
護天覇竜ブルワーク・ドラゴン SH15000
「ブルワーク・ドラゴンの雷激(3)!シールドプラス10000!さらに、バトル終了時、相手バインドゾーンが4枚につき、前列のレストしているリアガードを1体退却する!ブランシェを退却!」
「マールの
ブランシェの
「失う事を恐れるな!ガード!『マーシャルアーツ・ドラゴン』『トレイニーモンク・ドラゴン』
「きれい・・・」
「絶対に守ってみせる!シオン君のヴァンガード、そして福原のヴァンガードを、部長の俺が!!」
「ターンエンド」
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW26000➡PW11000
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW21000➡PW11000+SH25000=36000
PW18000➡PW11000+SH10000=21000 シルフィの手札5枚 山札29枚 アンリのダメージ5枚(裏2枚)
「そっか・・・やっとわかった。これが・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・なんとか、守り切った」
「早尾先輩!」
アンリが息を整えていると、そこにシオンがこのエリアにやってきた。
「・・・いけ!シオン君!」
「え・・・?」
突然アンリの言ったことにシオンは困惑する。
「行け!福原のヴァンガードは、俺が必ず守ってみせる!だから君は、君自身のヴァンガードを守れ!ヴァンガードは、君を自由にするものじゃなかったのか⁉」
「!」
「今の君は自由どころか、そのヴァンガードに縛られている!」
「・・・・・・」
「戦いたい人がいるんだろ?だったら、自分自身から逃げちゃダメだ。俺はいつも君に、助けてもらってばっかりだった。だから今度は俺が、君を助けてみせる」
「早尾・・・先輩・・・」
「いけ!綺場シオン!これは部長命令だ!!」
「・・・はい!」
アンリの言葉にシオンは吹っ切れ、アンリに感謝の気持ちを抱え、走ってその場を去っていった。本当に戦いたい人物の元に向かって。
(そうだ・・・それでいいんだよ。それでこそシオン君だ)
「今の子は?」
「はい。俺の大切な仲間です」
「そっか・・・大切な仲間か」
「ヴァンガードは人と人、そして心と心を繋ぐもの。それを今、俺が証明してみせます。スタンド&ドロー」
「いいよ・・・おいで!」
「いくぞ!ストライド・・・ジェネレーション!!!!征天覇竜ドラゴニック・ヴァンキッシャー"
ジェネレーションゾーン コスト『ドラゴニック・ヴァンキッシャー』グレード3
征天覇竜ドラゴニック・ヴァンキッシャー"
「素敵・・・」
「
マーシャルアーツの雷激(2)!パワープラス3000!」
マーシャルアーツ VMAX チャトゥラ
R R アセティック
「マーシャルアーツでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『
「スキルでGゾーン表のヴァンキッシャーの数だけ、相手リアガードを選んで同時にアタックできる!
「(胸が熱い・・・心臓が高鳴るのがわかる・・・。この感覚、もっと味わいたい!だから絶対、ここで守ってみせる!)
ガード!『
"
『シルフィ・フィン・キャメロット、この攻撃を耐えます!さあ、早尾アンリ、運命のドライブチェックだ!』
「ここで決めてみせる!トリプルドライブ『ドラゴニック・ヴァンキッシャー』セカンドチェック『アナラブルモンク・ドラゴン(引)』ドロートリガー!1枚ドロー!パワーはヴァンガードに!サードチェック『毒心のジン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!いっけええええええええ!!」
『抜いたーーーー!!』
"
(鼓動が・・・高鳴る・・・。とっても気持ちいい・・・これが・・・人間の思いの力・・・)
「仲間の思いを繋ぎ、そして力に変える。シルフィさん、これが俺のヴァンガードです」
「まだ終わりたくないよ・・・もっと、もっとこの気持ちを感じたい・・・」
「シルフィさん・・・」
「私も君の気持に全力で応えるよ。ダメージチェック『
『シルフィ・フィン・キャメロット!ここでヒールトリガー!これでチャトゥラの攻撃は届かない!打つ手なしかー⁉』
「とっても楽しかった!こんなに気持ちのいい気分は初めて!でも残念だけどこれで終わっちゃうね。さあ、遠慮はいらないよ。さあ、君の全力を!」
「シルフィさん・・・」
「おいで」
「・・・はい。"
"
(これが人間の思い・・・これが、ヴァンガード・・・)
PW12000➡PW11000+SH5000=16000
➡PW7000
PW26000(+10000)➡PW11000+SH25000=36000
➡PW7000
ダメージチェック『
アンリのダメージ5枚 シルフィのダメージ6枚 勝者アンリ
『き、決まったーーー!!大金星!福原の部長がその名に相応しいファイトで、大勝利です!!』
「あ・・・や、やったぁ!!やったぞ!!」
アンリがディフライダーに勝利したことに喜んでいる。シルフィがその様子ににこにこと笑っていると、ディフライダーの証であるクランマークに激しい痛みが襲う。
「いっ・・・!」
「し、シルフィさん⁉」
シルフィが痛みで床に座り込むと、アンリが心配して駆け寄る。
「大丈夫ですか⁉もしかして、ファイト中にケガを・・・?」
「だ、大丈夫大丈夫。ちょっとした癖みたいなものだよ」
痛みが引いた後、シルフィはアンリに手を差し出す。
「貴重なファイトをありがとう、早尾君。とっても楽しかった。君のおかげで、学ぶことができたよ」
「えっ・・・?」
「個性も、人との絆も、全部繋がってるんだ・・・ヴァンガードというとっても素敵なもので!」
「シルフィさん・・・ありがとうございました」
アンリは笑みを浮かべ、シルフィの手を握り、互いに握手を交わす。握手の後、シルフィはチームディフライダーの控室に戻っていく。
(何とか勝てた・・・これでシオン君は・・・)
「下僕の分際で、中々やるじゃない」
「羽島先輩!」
アンリがホッと安心していると、そこにちょうどリンがこのエリアにやってきた。
「やりましたよ!羽島先輩!俺・・・勝てたんです!あの、あのチームディフライダーに!」
「あっそ。別にあんたがやらなくても、私がやってたけど」
「あの、羽島先輩。後はシオン君が自分自身のファイトができるように、俺たちで頑張りましょうよ」
「はああああ⁉」
ゲシッ!
アンリの言葉に癪に障ったのかリンはアンリに蹴りを入れる。
「いいいいっ⁉」
「てめぇ調子乗んなよ!下僕の分際で!」
「うぅ・・・」
「たくっ。・・・形だけってのは撤回してあげる」
「えっ・・・?」
リンの言葉からして、アンリをちゃんとした部長として認めてくれたのだろう。その意図を聞いたアンリは笑みを浮かべた。
☆
第4階層、シオンは過去の出来事を振り返りながら、戦いたいファイターの元へと走っていく。共にチームを組んで様々な困難を共に乗り越えたり、笑いあったり、時に競い合ったりしたライバルの元へ。そのファイターはもう間もなく、目の前に。
「クロノー!」
「!シオン?」
シオンは息を整え、クロノをまっすぐに見つめ、ファイダーを突き付け、ファイトの申し込みをする。
「!」
「クロノ・・・僕と勝負だ!!」
シオンのその行動に迷いなどは一切なかった。
to be continued…
MCミヤ「いやー、やりましたね、早尾さん。あのシルフィ・フィン・キャメロットに堂々の勝利でした!今の気持ちを」
アンリ「いや、部長として福原のためにがんばった結果ですから。これも全部、シオン君の・・・」
リン「ギロリ」
アンリ「・・・と、常に俺に特訓してくれている、羽島先輩のおかげです・・・」
MCミヤ「なるほど!チーム力に磨きをかける福原ヴァンガード部!優勝への期待がさらに高まりみゃす!」
アンリ「・・・うぅ・・・」
TURN186「俺たちのヴァンガード」