さて、今回からストライダーズVSドリームハーツの対決です!ファイナルステージ決勝戦に進めるのはどっちだ!
それではどうぞ!
「
中央会場にライトが照らされ、ドリームハーツと、最後に残ったチームが紹介される。
「ストライダーズVSドリームハーツ!」
チームディフライダーの控室で、カズミ、ベルノ、シルフィが準決勝最後の試合を観戦する。
「どっちが僕たちの相手になるのか、楽しみだよ」
「・・・・・・」
「カズミ君?さっきからどうしたの?」
「・・・いや、何でもない」
カズミのその様子にベルノとシルフィは怪しげな表情をしている。
「先鋒戦は明日川タイヨウ対日下部アン!」
ストライダーズから先鋒はタイヨウが出場し、ドリームハーツからの先鋒はアンが出場する。タイヨウとアンがファイト台に立ち、互いにファイトの準備を進める。
「いけー!タイヨウ!」
「アン!このファイトでも、バッチリ勝っちゃって!」
クロノはタイヨウの、ユイはアンの応援に全力を注いでいる。タイヨウとアンはファイトの準備を完了させる。
「よろしくお願いします、タイヨウ君」
「全力でいきますよ、アンさん」
それぞれの思いを抱えながら、ファイト開始の態勢をとる。そして、いよいよファイナルステージ第3試合が始まろうとしていた。
TURN196「ストライダーズVSドリームハーツ」
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「早天の騎士コエル!」
「門弟の忍鬼ミノスケ!」
早天の騎士コエル PW5000
門弟の忍鬼ミノスケ PW5000
「僕の先攻です!ドロー!ライド!春陽の騎士コナヌス!コエルは移動!ターンエンド!」
春陽の騎士コナヌス PW7000
R コナヌス R
R R コエル タイヨウの手札5枚 山札43枚
「私のターンです!ドロー!ライド!寂滅の忍鬼ヤエガキ!ミノスケは移動!」
寂滅の忍鬼ヤエガキ PW7000
R ヤエガキ R
R ミノスケ R
「ミノスケのブースト、ヤエガキでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『幻夢の六花シラユキ』」
「ダメージチェック『残陽の騎士ヘンリネス』」
「ターン終了です」
PW12000➡PW7000 アンの手札6枚 山札42枚 タイヨウのダメージ1枚
「僕のターンです!ドロー!昼光の騎士キナリウス!さらにキナリウスをコール!」
昼光の騎士キナリウス PW9000
R キナリウス キナリウス
R R コエル
「ヴァンガードのキナリウスでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『忍竜ヒデンスクロール(醒)』」
「ドライブチェック『黄金の聖剣グルグウィント』コエルのブースト、リアガードのキナリウスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!ダメージチェック『報復の忍鬼オオボシ』」
「ターンエンドです」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW14000➡PW9000 タイヨウの手札5枚 山札40枚 アンのダメージ1枚
「私のターンです!スタンド&ドロー!ライド!報復の忍鬼オオボシ!忍竜デュアルウェポンをコール!」
報復の忍鬼オオボシ PW9000
忍竜デュアルウェポン PW9000
デュアルウェポン オオボシ R
R ミノスケ R
「デュアルウェポンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『聖管の奏者ヘリー(醒)』スタンドトリガー!リアガードのキナリウスをスタンド、パワーはヴァンガードに!」
「ミノスケのブースト、オオボシでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『聖管の奏者ヘリー(醒)』」
「ドライブチェック『秘匿の忍鬼タンバ』ターン終了です」
PW9000➡PW9000(+5000)
PW14000➡PW14000+SH10000=24000 アンの手札5枚 山札39枚 タイヨウのダメージ2枚
「僕のターンです!スタンド&ドロー!照らし出せ!新たなる光!ライド!黄金の聖剣グルグウィント!!」
黄金の聖剣グルグウィント PW11000
R グルグウィント キナリウス
R R コエル
「黄金の聖剣グルグウィントでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!」
「ツインドライブ『曙光の騎士ゴルボドゥク』セカンドチェック『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』クリティカルトリガー!パワーはキナリウスに、クリティカルはヴァンガードに!」
グルグウィント(タイヨウ)はオオボシ(アン)に接近し、太陽の光を帯びている聖剣で斬撃を与える。
「ダメージチェック『秘匿の忍鬼タンバ』『関門の忍鬼アタカ』」
「コエルのブースト、キナリウスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!ダメージチェック『秘事の忍鬼ハギノ(治)』ヒールトリガー!ダメージを1枚回復、パワーはヴァンガードに!」
「ターンエンドです」
PW11000➡PW9000
PW19000➡PW9000(+5000) タイヨウの手札6枚 山札36枚 アンのダメージ3枚
「中々やりますね、タイヨウ君。ですが・・・その快進撃もここまでです!スタンド&ドロー!降り積もる風花の中に輝きしは、美しくも白き六花!ライド!幻夢の六花シラユキ!!」
幻夢の六花シラユキ PW11000
「ストライドジェネレーション!!!艶然氷華シラユキ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『関門の忍鬼アタカ』グレード1+2
艶然氷華シラユキ PW26000 ハーツ『幻夢の六花シラユキ』
「幻夢の六花シラユキ、秘匿の忍鬼タンバをコール!」
秘匿の忍鬼タンバ PW7000
「艶然氷華シラユキのスキル!ハーツがシラユキであれば、カウンターブラスト!Gゾーンのシラユキのカード、淡雪化粧を表に!Gゾーン表のシラユキの数だけ、相手ヴァンガードのパワーマイナス5000!」
(来た!クミさんのファイトに見せた技・・・でも、これくらいのことは想定内!)
デュアルウェポン 艶然氷華 幻夢シラユキ
R ミノスケ タンバ
「デュアルウェポンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!ダメージチェック『春光の騎士ベリーモール』」
「ミノスケのブースト、艶然氷華シラユキでヴァンガードにアタック!」
「・・・ノーガードです」
「トリプルドライブ『夢幻の風花シラユキ』セカンドチェック『薄幸の忍鬼シラサギ(引)』ドロートリガー!パワーは幻夢の六花シラユキに!1枚ドロー!サードチェック『秘事の忍鬼ハギノ(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復!パワーは幻夢の六花シラユキに!」
シラユキ(アン)は大吹雪を発生させ、グルグウィント(タイヨウ)ごと周りを凍らせる。周りにできた氷はシラユキ(アン)の合図と共に砕かせ、グルグウィント(タイヨウ)にダメージを与える。
「ダメージチェック『キュアラブラ・エンジェル(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはヴァンガードに!」
「あっちゃあ、ダメージトリガーでヒールかぁ・・・」
「その調子だぜ、タイヨウ!」
「タンバのブースト、幻夢の六花シラユキでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!聖天祈祷師レイア!!」
ジェネレーションゾーン コスト『キュアラブラ・エンジェル(治)』
聖天祈祷師レイア SH15000
「スキル発動!リアガードが2体以上なら、シールドプラス5000!さらにガード!『曙光の騎士ゴルボドゥク』」
「ターン終了です」
PW9000➡PW6000
PW31000➡PW6000
PW23000➡PW6000+SH20000=26000 アンの手札6枚 山札32枚 タイヨウのダメージ3枚
「(この先鋒戦、勝利して、カズマさんに繋ぐんだ!それが僕の役目!)
僕のターンです!スタンド&ドロー!いきますよ、アンさん。ストライドジェネレーション!!!天道聖剣グルグウィント!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『黄金の聖剣グルグウィント』グレード3
天道聖剣グルグウィント PW26000 ハーツ『黄金の聖剣グルグウィント』
「7ターンが経過し、現在のダメージは2対4で明日川タイヨウが押されておりみゃす!」
「
春光の騎士ベリーモール PW9000
「
天道聖剣グルグウィントのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンの天道聖剣グルグウィントを表に!手札を1枚捨てる!Gゾーン表のグルグウィント1枚につき全ユニットにパワープラス2000!
さらにコエルの
キナリウス グルグウィント キナリウス
ベリーモール(レスト) ビクトリー R
「右のキナリウスでヴァンガードにアタック!」
「思った以上にやりますね。でも・・・ガード!『薄幸の忍鬼シラサギ(引)』」
「左のキナリウスでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『寂滅の忍鬼ヤエガキ』このくらいのことは、想定範囲内です!」
「おし!そのまま相手を翻弄してしまえ!」
「フレイム・オブ・ビクトリーのブースト、天道聖剣グルグウィントでヴァンガードにアタック!
天道聖剣グルグウィントの
ベリーモールの
ベリーモールの
曙光の騎士ゴルボドゥク PW7000
「ジェネレーションガード!!伏魔忍鬼シシユヅキ!!」
ジェネレーションゾーン 『秘事の忍鬼ハギノ(治)』
伏魔忍鬼シシユヅキ SH15000
「スキル発動!相手のヴァンガードが私のヴァンガードにアタックした時、リアガード1体をガーディアンサークルに移動させます!ミノスケをガーディアンサークルに!シールドプラス5000!さらにガード!『妖刀の忍鬼マサムラ(☆)』インターセプト!『忍竜デュアルウェポン』」
グルグウィント(タイヨウ)は黄金の聖剣を振り下ろし、シラユキ(アン)に斬撃を与えようとしたが、シシユヅキが発生させた霧で視界を奪われてしまい、まったく的外れな場所に斬撃が当たる。
「トリプルドライブ『黄金の聖剣グルグウィント』セカンドチェック『キュアラブラ・エンジェル(治)』ヒールトリガー!ヴァンガードにパワープラス5000!ダメージ1回復!サードチェック『春陽の騎士コナヌス』くっ・・・ゴルボドゥクのブースト、ベリーモールでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『関門の忍鬼アタカ』」
「くっ・・・ターンエンドです」
PW15000➡PW11000+SH5000=16000
PW15000➡PW11000+SH5000=16000
PW36000(+5000)➡PW11000+SH40000=51000
PW22000➡PW11000 タイヨウの手札6枚 山札26枚 アンのダメージ3枚
「一気に5点とはいかねぇか」
「ああ。元々アンの実力は高かったし、この
「タイヨウ君、私の艶然氷華シラユキはストライドを重ねれば重ねるほど、より強力なものになります。それを教えてあげます。ストライドジェネレーション!!!艶然氷華シラユキ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『関門の忍鬼アタカ』グレード1+2
「夢幻の風花シラユキ、忍竜ヒデンスクロールをコール!」
夢幻の風花シラユキ PW11000
忍竜ヒデンスクロール(醒) PW4000
「ヒデンスクロールの
艶然氷華シラユキの
(ここまではいい。でも問題は、この次だ)
「艶然氷華シラユキのスキル!ハーツがシラユキであれば、カウンターブラスト!Gゾーンの淡雪化粧を表に!Gゾーン表にあるシラユキは3枚!よって、相手ヴァンガードはマイナス15000!この減少は相手ヴァンガードのパワーはマイナスの値にもなります!さっき言った言葉の意味、これでわかりますね?」
「な、なんという恐るべきスキル!Gゾーン表のシラユキがあればあるほど、ヴァンガードのパワーはどんどん下がっていく!このスキルによって、表のシラユキは3枚!これでパワーが減少され、明日川タイヨウのヴァンガードのパワー、マイナス4000!」
「そんなっ・・・!」
「すごい!すごいよアン!タイヨウ君のヴァンガードのパワーをマイナスまで下げるなんて!」
「このまま一気にぶっ潰してしまえ!」
艶然氷華シラユキの最大の特徴にユイとアリスは興奮している。
「ヴァンガードのパワーがマイナスにされちまったら、大量のガードが必要になっちまう!最悪の場合、このターンで決められちまうかもしれねぇ!」
「マジかよ⁉」
「幻夢の六花シラユキとタンバを後列と前列に移動!」
それとは対照的にクロノとカズマはこのスキルに戦慄を覚えてしまう。
幻夢シラユキ 艶然氷華 タンバ
風花シラユキ 風花シラユキ 幻夢シラユキ
「(タイヨウ君とは、ストライドゲートで共に戦ったり、特訓で競い合ったりもした。今年の夏の海だって同じです。こうやって競い合えるファイトというのは、いつだって楽しいものです)
左の幻夢の六花シラユキでヴァンガードにアタック!」
「くっ・・・!ガード!『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』『フレイム・オブ・ビクトリー(☆)』」
「(でも・・・私には負けられない理由は存在します!ユイちゃんの望む、楽しいヴァンガードを広めるお手伝いのために!アリスちゃんが、シルフィさんとファイトできる時間をつくるために!そして何より・・・大好きなお姉ちゃんに一歩近づくために!)
タンバの影縫い発動!ドロップゾーンにあるヤエガキを山札の下に!タンバ自身にパワープラス3000!艶然氷華シラユキでヴァンガードにアタック!」
「(・・・ここは・・・)
ノーガードです!」
「トリプルドライブ!ファーストチェック『夢幻の風花シラユキ』セカンドチェック『薄幸の忍鬼シラサギ(引)』ドロートリガー!パワーは後列真ん中の夢幻の風花シラユキに!1枚ドロー!サードチェック『忍獣キャットデビル(☆)』クリティカルトリガー!パワーは右後列の幻夢の六花シラユキに、クリティカルはヴァンガードに!」
シラユキ(アン)はまず、大吹雪を発生させ、グルグウィント(タイヨウ)の身動きをとれなくさせる。続いては吹雪と共に、氷のつららを作り、グルグウィント(タイヨウ)に放つ。つららの攻撃がヒットし、グルグウィント(タイヨウ)がよろよろしたところに、とどめに氷で作った薙刀を生成し、グルグウィント(タイヨウ)に容赦なく斬撃を与える。大きな大ダメージを喰らったグルグウィント(タイヨウ)は膝をつく。
「うわああああ!!・・・くっ・・・ダメージチェック『神聖魔道士プイス』『昼光の騎士キナリウス』」
「明日川タイヨウ4ダメージ!パワーはマイナス4000のまま!しかし日下部アンにはまだ後列からアタックできるシラユキと合わせて4回の攻撃が残っている!明日川タイヨウ絶体絶命!」
「アン!いいぞ!そのまま攻めていっちゃえー!」
「これで6点目もいただきだね」
「せめてトリガーが出ればマシなったかもしれねぇのに・・・」
「ふんばれタイヨウ!」
カズマはタイヨウのこの状況の苦い表情をし、クロノは一生懸命応援する。
「まだ終わりませんよ!左後列の夢幻の風花シラユキでヴァンガードにアタック!」
「(僕だって、この後のカズマさんやクロノさんのために・・・)
負けるわけにはいかないんだぁ!!インターセプト!『春光の騎士ベリーモール』
さらに、黄金の聖剣グルグウィントの
「タンバの影縫い!ドロップゾーンにあるデュアルウェポンを山札の下に!パワープラス3000!真ん中後列の夢幻の風花シラユキでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!黄金獣すれいみー・フレア!!」
ジェネレーションゾーン コスト『キュアラブラ・エンジェル(治)』
黄金獣すれいみー・フレア SH15000
「スキル発動!ゴルボドゥクを山札の下に!山札の上から5枚見て、ジェフリー、プイスをガーディアンサークルにスペリオルコール!さらに、キナリウスでインターセプト!」
「まだ防ぎますか・・・。ならば、タンバの影縫い!ドロップゾーンのアタカを山札の下に戻し、タンバにパワープラス3000!右後列の幻夢の六花シラユキでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!ダメージチェック『旭光の騎士グルグウィント』」
「これで終わりです!タンバでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『神聖魔道士アレッシア』(コスト『春陽の騎士コナヌス』)」
「くっ・・・これを見越して完全ガードを温存してましたか・・・。ターン終了です。
このターンでコールした夢幻の風花シラユキと幻夢の六花シラユキは山札の下に」
PW11000➡PW-4000+SH20000=16000
PW26000➡PW-4000
PW11000➡PW-4000+SH20000=16000
PW21000➡PW-4000+SH30000=26000
PW21000➡PW-4000
PW16000➡PW-4000(完全ガード) アンの手札4枚 山札29枚 タイヨウのダメージ5枚(裏2枚)
「し、凌ぎましたぁ!!パワーがマイナスされながらも、怒涛の攻撃を凌ぎきりました!まさに危機一髪!」
「しかし、ダメージは3対5、明日川タイヨウの不利は変わらん。そして、艶然氷華はこれで2枚。もし次の日下部アンのターンにも艶然氷華が出れば、明日川タイヨウの負けは確定される」
「いいぞアン!防がれたけどナイスアタック!これタイヨウ君の手札は1枚!」
「次のターンで凌ぎきって、今度こそ6点目はいただきだ」
「私の心は常に、ユイちゃんや、アリスちゃんと共にあります!故に私は負けません!」
(これがアンさんのヴァンガード・・・。伝わってきた・・・仲間を思う強い気持ち・・・!)
タイヨウはアンの強さに冷や汗が出てきた。
「タイヨウ!」
「!クロノさん」
「負けんなよ!絶対勝とうぜ!」
「カズマさん・・・はい!」
クロノとカズマの応援にタイヨウはこのターンで決める思いが強くなった。
「ストライドジェネレーション!!!!天道聖剣グルグウィント!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『黄金の聖剣グルグウィント』グレード3
「掴むんだ!今度は僕の・・・ヴァンガードを!」
「ダメージは3対5!なんとしてもこのターンで決めたい明日川タイヨウ!見事勝利し、先鋒戦をものにすることができるでしょうか!」
(チームを信じ続けてくれるカズマさん・・・そして、ここまでチームを引っ張ってくれたクロノさんのためにも・・・このターン・・・)
(私を信じてくれるユイちゃんとアリスちゃんのためにも・・・このターン・・・)
「決めてみせる!」
「守ってみせる!」
「ダメージは5の状態、リアガードも0と、大ピンチの明日川タイヨウ!」
「
神聖魔道士アレッシア PW6000
「ベリーモールの
さらにベリーモールのスキル!カウンターブラスト!山札の上3枚を見て、聖管の奏者ヘリーをスペリオルコール!」
聖管の奏者ヘリー(醒) PW4000
「ヘリーの
さらに天道聖剣グルグウィントのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンの天道聖剣グルグウィントを表に!手札を1枚捨てる!Gゾーン表のグルグウィントは3枚!全ユニットにパワープラス6000!」
「しゃあ!!ぶっこめえ!!」
「いけえ!!タイヨウ!!」
(掴んでみせる・・・このチームだからこそ掴むことができた・・・僕の目標!)
タイヨウの脳裏に浮かんできたのは、サードステージで見せたクロノとシオンとのファイトだった。
(実現するんだ・・・僕もクロノさんのように自分で未来を切り開き、そして導く・・・先導者に!)
R グルグウィント ベリーモール
アレッシア(レスト) R ヘリー
「天道聖剣グルグウィントでヴァンガードにアタック!
コナヌスの
「幻夢の六花シラユキのスキル発動!手札をグレードが3になるように捨てる!グレード3の夢幻の風花シラユキ!場に出ているシラユキの数だけ、相手のヴァンガードのパワーマイナス10000!場には2体のシラユキ!合計でパワーマイナス20000!さらにガード!『忍獣キャットデビル(☆)』」
「トリプルドライブ!ファーストチェック『旭光の騎士グルグウィント』セカンドチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』効果は全てヴァンガードに!」
タイヨウのパワーは12000、アンのシールドは21000、ここでもう1枚クリティカルトリガーさえ出れば、タイヨウの逆転勝利となる。
「サードチェック『スカーフェイス・ライオン(☆)』」
「なっ・・・!」
「クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!
(次の
シラユキ(アン)は吹雪と氷でグルグウィント(タイヨウ)の動きを鈍らせるが、グルグウィント(タイヨウ)は太陽の光で吹雪、降り積もった雪と氷を溶けさせ、シラユキ(アン)の前まで接近し、聖剣で一閃する。そしてさらにとどめの一閃。これを受けたシラユキ(アン)は溶け行く雪と共に静かに消えていった。
PW32000(-10000)➡PW11000+SH10000=21000
ダメージチェック『遺恨の忍鬼ソデハギ』『狂恋の忍鬼タマノイ』『夢幻の風花シラユキ』
タイヨウのダメージ5枚 アンのダメージ6枚 勝者タイヨウ
「やりましたぁ!!先手を取ったのは、ストライダーズ、明日川タイヨウ!」
タイヨウの大逆転に観客は大歓声で盛り上がっている。タイヨウとアンは互いの健闘に評して握手を交わす。
「とても楽しく、素晴らしいファイトでした。ありがとうございます、タイヨウ君」
「アンさん・・・ありがとうございました!」
握手を交わした後、アンとタイヨウはそれぞれの待機室に戻っていく。
「ごめんなさい、ユイちゃん。アリスちゃん。油断してたわけじゃないんですが・・・」
「気にすんな。グッジョブグッジョブ」
「そうだよ。まだ1敗しただけ。この雪辱はアリスが晴らしてきてくれるよ」
「・・・はい!」
ユイとアリスはアンに労いの言葉をかけてあげている。
「アリス!絶対勝ってきてね!」
「誰にものを言ってるんだい?僕は・・・」
「不思議の国のドラゴンさんだったよね?よく言ってるもんね」
「先にあだ名を言うんじゃない。ちっとは空気読めよ」
「アリスちゃん・・・ご武運を」
「・・・任しときな。絶対に勝ってきてやる」
ユイとアンのエールを受け取り、アリスは会場に入場する。
「やったなタイヨウ!パワーを下げられながらも、よく頑張ったぜ!」
「はは!」
「カズマ!この勢いのまま頼むぜ!」
「中堅戦、がんばってきてくださいね!カズマさん!」
「たく、勝ったからって調子乗んな。中学生が」
「だから僕は・・・えっ?」
いつもならここでカズマはタイヨウのことを小学生といってからかっていたが、今中学生と正しいことを言われ、唖然となるタイヨウ。
(言われるまでもねぇ。目の前であんなファイト、見せられたんじゃな)
カズマはそんな思いを抱えながら会場に入場していく。カズマとアリス、互いに似たような目標を抱えている者同士が対立しあっているのであった。
to be continued…
アン「すみません、せっかくここまでやってきたのに、負けちゃって・・・」
ユイ「気にしない気にしない!むしろいいファイトだったよ!ほら、こういう時、リン姉さん言ってたじゃん。下を見ず、前を見ろって。そうすれば道は開けるって」
アン「そうでしたね。すみません、ちょっと気にし過ぎてました」
ユイ「アリスが中堅戦絶対勝ってくれるから、私たちは応援がんばろうね!」
アン「はい!」
TURN197「互いの目標」