さて、今回はタイトルの通りでございます。
それではどうぞ!
『・・・やめるよ・・・。お兄ちゃんには、絶対・・・勝てない、から・・・』
幼き頃のカズマは今でも悲しみが含んだような苦笑いを幼き頃のカズミに浮かべながらデッキを片付け、近くの部屋に入っていく。
『カズマ・・・?』
カズマは自分のデッキを落とし、カズマは声を上げて泣いた。カズミはカズマになんと声をかけたらいいのかわからず、一声もかけずに廊下から去っていった。
「!」
鬼丸家の屋敷の一室のソファで休んでいたカズミ、シラヌイは先ほどのカズミ本人の記憶が自信に流れ込んできて、目を見開いた。
「・・・今のは・・・お前の記憶か?カズミ」
カズミはソファから立ち上がり、部屋から出る。部屋から出ると、ベルノが柱をじっと見つめている姿が確認できた。
「これ何?」
カズミに気付いたベルノは柱についている2つの一直線の傷だった。
「背比べだ。子供たちがその時々の自分の身長を刻んでは、成長の記録を残していくもの」
「へぇ・・・。じゃあ、君たち兄弟が子供の時の・・・」
ベルノの言う通り、この柱の傷はカズミとカズマが子供の時に行った背比べだ。もっとも、それは1回しかできなかったようだが。
「これ1回分しかない」
「1回しかできなかったんだ。どうしてもやりたいって俺がせがんだのに、柱を傷つけたと叱られたのはカズマの方だったから」
ベルノの疑問にカズミはそう答えた。当時のカズミ本人はこの時、いったい何を思っていたのだろうか。それはカズミにしかわからない。
TURN201「ベルノの挑戦」
「何もこんな熱いなか、わざわざ出かけてこなくてもいいのに・・・」
外は夏全開の熱さを誇っている。水分や塩分をとらないと熱中症になってもおかしくないくらいだ。
「今は思いっきりファイトがしたいの。ドラエン支部か・・・キャピタルか。適当に回ってくる!」
「そう?じゃあ・・・もしユイちゃんに会ったら伝言してくれるかしら?お漬物ありがとうって」
「ああ、あれね。OK、わかった。じゃあ、行ってきます!」
トコハは伝言を受け取って外出した。
(私たちの
トコハの脳裏に浮かんできたのは、準決勝の第2試合でのユイとのファイトだった。あの時感じた熱さを、今も感じ取れていた。すると、トコハのスマホからラインのメッセージがとどく。トコハはすぐにラインを確認する。ラインにはシオンとユイのメッセージが届いていた。
「シオンにユイ?」
トコハは内容を確認する。
{トコハ、ユイ、時間ある?}
{どうしたの、シオン?}
{少し話せないか?ディフライダーのこととかも}
{ディフライダーのことなら、いいよ。トコハはどうする?}
トコハは2人に返答を返す。
{いいけど}
返答を返して、返事を待っていると・・・
「安城トコハ」
突然誰かに呼びかけられた。トコハが後ろを振り返ってみると、そこにいたのはチームディフライダーのベルノ・ファーレンハートだった。
「ベルノ・ファーレンハート⁉」
「探した、ずいぶん」
「え?何で?」
どうして自分を探していたのかを尋ねると、ベルノは自分のデッキをつきつける。
「僕とファイトして」
それは突然のファイトの申し込みだった。
☆
ファイトをやる場所は言問橋付近の川原だった。トコハとベルノはそこでファイトの準備を行う。
「ファイナルステージで残ったチームのうち、君たちとだけ最後まで当たらなかったから、どうしても、ファイトしたかった」
確かにベルノはこれまでの
「それはいいけど・・・どういうことですか?鬼丸カズミやシルフィ・フィン・キャメロットが私のファイトを見て動揺してたって」
「・・・わからない」
準決勝の第2試合のユイとトコハのファイトで、2人は確かにトコハを見て動揺していた。その理由はベルノはよくわかってはいない。
「だから確かめたい。君のファイトでカズミとシルフィが何を見たのか、僕自身で」
ベルノの脳裏に浮かんできたのは、サードステージでのアンとのファイトと、準決勝第1試合でのリンとのファイトだった。それを浮かべた時、ベルノはクランマークを隠している手袋を見つめる。
「あまり時間もないしね」
「・・・やるからには、全力でいきます!」
「でなきゃ困る」
ファイトの準備を終え、いつでもファイトできる状態になった。
☆
トコハとのラインのやり取りの後、ユイは走りながらアリスたちとの立ち合いに行けなくなったことをメールした後、もう1度ラインのメッセージを確認する。
{場所はカードキャピタルでいいかな?}
{私は大丈夫だよ}
{トコハ?}
{あれ?トコハ?どうしたの?}
{急用?}
{シオンはちょっと待ってて。探してくる}
あのやり取りの後、トコハからのメッセージは全く来ていない。心配になってユイが探している最中だった。
「メッセージは未読のまま・・・どこにいるんだろ、トコハ?」
ユイが困り果てていると、メールが届いてきた。
「!!トコハ⁉」
メールの差出人をすぐに確認したが、差出人はアリスからだった。
「な、なんだ・・・紛らわしい・・・」
ユイはなんだかんだ言いながらもメールの内容を確認する。その内容を確認した後、ユイは顔が真っ赤になる。
「あ、あ、あ、アンに春が来たあ!!!???」
ユイは親友の恋路の内容に今までにないくらいの慌てっぷりをさらしている。
「ど、どどどど、どうしよう!!?アンの家に行ってお赤飯を届けるべきか、それともがんばれのメールを送るべきか!!?」
「・・・ユイ、君はいったい何をやってるんだ?」
「はぅ⁉し、シオン⁉」
いつの間にかここにやってきたシオンに声をかけられ、ビックリはしたが落ち着きを取り戻したユイ。
「ご、ごめん。ちょっとだけ落ち着いた・・・」
「僕も大声が聞こえたから何事かと思ってびっくりしたよ」
「そ、それはそうと、トコハからメッセージ届いた?」
「いや、未だに未読のままだ」
「トコハ、どうしたんだろう?」
事情を知らないシオンとユイはトコハに何かあったのではと思いだしてしまう。
☆
言問橋付近の川原でトコハとベルノのファイトが開始される。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「萌しの乙女イーダ!」
「源流の女神ナキサワメ」
萌しの乙女イーダ PW5000
源流の女神ナキサワメ PW5000
「僕の先攻だ。ドロー。ライド、泡沫の女神アワナミ。ナキサワメは移動。ターンエンド」
泡沫の女神アワナミ PW7000
R アワナミ R
R R ナキサワメ ベルノの手札5枚 山札43枚
「私のターン!ドロー!ライド!信頼の乙女オデット!イーダは移動!」
信頼の乙女オデット PW7000
R オデット R
R イーダ R
「イーダのブースト、オデットでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『開墾の戦乙女パドミニ』」
「ダメージチェック『戦巫女センリ』」
「ターンエンド!」
PW12000➡PW7000 トコハの手札6枚 山札42枚 ベルノのダメージ1枚
「僕のターン。ドロー。ライド、順風の女神ニンニル」
順風の女神ニンニル PW9000
「ニンニルの天啓。山札の1番上を確認。ソウルへ『ディテクト・エンジェル』ナキサワメをレスト。戦巫女コトノハをコール」
戦巫女コトノハ PW9000
「コトノハの天啓。山札の1番上を確認。ソウルへ『枷の戒めゲルギャ』自身をレスト。
コトノハのスキル。ソウルにカードが入ったので、パワープラス1000。さらに天啓持ちでパワープラス1000。
今入ったソウルのゲルギャのスキル。ソウルのこのカードを山札の下に。コトノハをスタンド、パワープラス3000」
R ニンニル コトノハ
R R ナキサワメ(レスト)
「ニンニルでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『頑強の乙女ノエル』」
「コトノハでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!ダメージチェック『盛運の乙女ディアン』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW7000
PW14000➡PW7000 ベルノの手札5枚 山札39枚 トコハのダメージ2枚
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!頑強の乙女ノエル!プルメリアの花乙女シャルルをコール!」
プルメリアの花乙女シャルル PW9000
シャルル ノエル R
R イーダ R
「シャルルでヴァンガードにアタック!」
「ガード『トランスポート・ハービィ(引)』」
「イーダのブースト、ノエルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『花園の乙女マイリス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「ダメージチェック『枷の戒めゲルギャ』セカンドチェック『氷紋の女神スヴァーヴァ』」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW14000(+5000)➡PW9000 トコハの手札6枚 山札38枚 ベルノのダメージ3枚
「いいね。遠慮なく来て」
ベルノはこのファイトを純粋に楽しんでいる。
「カズミから聞いた。君たちは、僕たちが惑星クレイから来たって、知ってるんでしょ?」
「!」
「だったら話が早い。叡智を紡ぎ真実を射貫け。ライド。
「僕は君たち人間のことが知りたくてこの世界に来た。
アマルーダの天啓。山札の1番上を確認。ソウルへ『戦巫女コトノハ』ナキサワメをレスト。
コトノハのスキル。パワープラス2000。コール、順風の女神ニンニル。
天啓。山札の1番上を確認。山札へ」
(トリガーか・・・)
ニンニル アマルーダ コトノハ
R R ナキサワメ(レスト)
「(僕は知った。ヴァンガードは素晴らしいものだって)
コトノハでヴァンガードにアタック」
「ガード!『開墾の戦乙女パドミニ』」
「まだまだ!ニンニルでヴァンガードにアタック!」
「理想の乙女トゥーリアでガード!」
「なら、これはどうかな?アマルーダでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。効果は全部ヴァンガードに。セカンドチェック『ディテクト・エンジェル』いくよ!」
アマルーダ(ベルノ)は弓を構え、2本の光の矢をノエル(トコハ)に狙いを定めて放った。ノエル(トコハ)に光の矢が直撃する。
「ダメージチェック『フラワーキーパー・ドラゴン』セカンドチェック『フラワーキーパー・ドラゴン』」
「ターンエンド」
PW11000➡PW9000+SH5000=14000
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW11000(+5000)➡PW9000 ベルノの手札5枚 山札33枚 トコハのダメージ4枚
「こっちだって、負けない!新たな未来に咲き誇れ!ライド!胸焦がすラナンキュラスアーシャ!!」
胸焦がすラナンキュラスアーシャ PW11000
「ストライドジェネレーション!!!経世の花乙姫セルフィーナ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『胸焦がすラナンキュラスアーシャ』グレード3
経世の花乙姫セルフィーナ PW26000 ハーツ『胸焦がすラナンキュラスアーシャ』
「
中央のイーダの
花園の乙女マイリス(☆) PW4000
「セルフィーナのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンのセルフィーナを表に!プルメリアの花乙女シャルルを選んでパワープラス2000!Gゾーン表のセルフィーナの数だけ、同じ名前のユニットをコールする!シャルルをスペリオルコール!
シャルルの
「いいね。もっともっと見せて」
シャルル セルフィーナ シャルル
マイリス R イーダ
「マイリスのブースト、左のシャルルでヴァンガードにアタック!
シャルルのスキル!ヴァンガードがラナンキュラスなら、山札の上から7枚見て、フィールドと同じ名前のカードを1枚探し、コールする!マイリスをスペリオルコール!」
「ノーガード。ダメージチェック『堅守の女神キビツヒメ』」
「セルフィーナでヴァンガードにアタック!
マイリスのスキル!ヴァンガードがラナンキュラスなら、自身をソウルへ。1枚ドロー。パワープラス5000!もう1体のマイリスのスキル!ソウルへ!1枚ドロー!さらにパワープラス5000!」
「僕だって!完全ガード!『堅守の女神キビツヒメ』(コスト『戦巫女コトノハ』)」
セルフィーナ(トコハ)は虹色の輝きを放ち、アマルーダ(ベルノ)に接近し、剣による斬撃を繰り出す。だがその斬撃は、キビツヒメによる防御で防がれてしまう。
「天啓。山札の上を確認。ソウルへ『春眠の女神ターロ(醒)』」
「トリプルドライブ。ファーストチェック『プルメリアの花乙女シャルル』セカンドチェック『花園の乙女マイリス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全て右のシャルルへ!サードチェック『ツッケン・ドーン(☆)』クリティカルトリガー!こっちも全部、右のシャルルへ!イーダのブースト、右のシャルルでヴァンガードにアタック!」
「これが君の情熱・・・ジェネレーションガード!綾織の女神タグウッタ!」
ジェネレーションゾーン コスト『ティーブレイク・エンジェル(治)』
綾織の女神タグウッタ SH15000
「ターンエンド」
PW17000➡PW11000
PW36000➡PW11000(完全ガード)
PW24000➡PW11000+SH15000=26000 トコハの手札8枚 山札28枚 ベルノのダメージ4枚
「やっぱりヴァンガードは最高だよ!」
「鬼丸たちはそうじゃないみたいだけど?」
「!!」
トコハの放った言葉にベルノは目を見開き、驚愕する。そして、少し悲しく、寂しそうな表情になる。
「・・・そうだね。カズミがどうしてあんなに頑ななのか、僕にはわからない」
「あなたは、鬼丸たちとは、仲間じゃないんだね?」
「・・・そう、だね。多分、カズミを仲間と思ってないのは・・・シルフィも同じ思う」
「シルフィ・フィン・キャメロットのこと?」
「・・・そう。僕たちに体を貸してくれたベルノとカズミ、シルフィはチームメイトだったけど」
ベルノの話をトコハはしっかりと聞く。
「僕たちディフライダーはお互いの正体を名乗らない。惑星クレイも平和な世界というわけじゃない。あれこれの因縁をこちらの世界まで持ち込まないよう、暗黙の了解でね。けど・・・カズミとサオリは、2人は恐らくお互いの正体を知ったうえで、何らかの目的を共にしている。僕とシルフィはあまり気にしていなかった。こちらの世界に来た僕たちは、なんの力も持たない無力な存在。たいしたことは何もできない」
「でも・・・」
「カズミは頑なまでに、人間の力を認めようとしない。サオリもどんどん、人を寄せ付けなくなって・・・。でも、シルフィは違った。シルフィは人間の話をする時、とっても笑顔だった。その答えはきっと、君たちとのファイトの中にある。ストライドジェネレーション!!究明の女神イシュタル!!」
ジェネレーションゾーン コスト ソウルブラスト『順風の女神ニンニル』『戦巫女コトノハ』『ディテクト・エンジェル』
究明の女神イシュタル PW26000 ハーツ『
「僕は確かめに来たんだ。君たちとのファイトでサオリが、シルフィが、カズミが何を見出したのか」
「だったら私は、あなたのファイトに全力で応える!!」
「イシュタルの天啓。山札の上を確認。山札へ。
さらにコトノハのスキル。パワープラス2000。コール、ディテクト・エンジェル」
ディテクト・エンジェル PW7000
「天啓。山札の上を確認。ソウルへ『トランスポート・ハービィ(引)』コトノハをレスト。
ニンニルの
コトノハのスキル。パワープラス2000。
ディテクトの
ナキサワメの
コトノハはスキルでパワープラス1000。さらにディテクト、戦巫女ククリヒメをコール」
戦巫女ククリヒメ(☆) PW4000
「ディテクトの天啓。山札の上を確認。ソウルへ『順風の女神ニンニル』ククリヒメをレスト。
コトノハはスキルでパワープラス2000。
コールされたディテクトはスキルでパワープラス4000。
ククリヒメのスキル。自身をソウルへ。コトノハにパワープラス3000。
コトノハはスキルでパワープラス1000。さあ、これが僕の全てだ」
(右の合計、35000、左の合計、33000・・・おそらく後で、スタンドもしてくる!)
ニンニル イシュタル コトノハ
ディテクト R ディテクト
「さっきのターン、君が増やした手札を全部、削り取って追い詰める!ディテクトのブースト、コトノハでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『モンキーポッド・ドラゴン(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」
「ディテクトのブースト、ニンニルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ツッケン・ドーン(☆)』『花園の乙女マイリス(☆)』」
「よく止めた!なら今度も受け止めてみせて!イシュタルでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード!!秋景の花乙姫ヴェルナ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『フェアリーライト・ドラゴン(治)』
秋景の花乙姫ヴェルナ SH15000
「スキル発動!シャルルを選んで、他の同名のカード1枚につき、シールドプラス5000!」
イシュタル(ベルノ)は両槍をアーシャ(トコハ)に投げ、貫いてとどめをさそうとする。そしてそこに未来からヴェルナが現れ、彼女の両鎌で両槍を受け止める。
「トリプルドライブ!ファーストチェック『氷紋の女神スヴァーヴァ』
グレード1以上が出たので、イシュタルのスキル!ソウルブラスト『トランスポート・ハービィ(引)』『泡沫の女神アワナミ』『ティーブレイク・エンジェル(治)』Gゾーンのイシュタルを表に。Gゾーン表のイシュタルの数だけ、ユニットを選択。コトノハにパワープラス2000。スヴァーヴァは天啓を持つのでスタンド。
アワナミの
コトノハのスキル。パワープラス2000。セカンドチェック『順風の女神ニンニル』
同じスキルをもう1度。ソウルブラスト『堅守の女神キビツヒメ』『伸展の女神アウクセシア(☆)』『源流の女神ナキサワメ』Gゾーンのイシュタルを表に。ニンニルと左のディテクトにパワープラス3000。そしてスタンド。サードチェックスタンドトリガー!効果は全て右のディテクトへ!さあ、行くよ!」
ベルノの純粋な思いにトコハは笑みを浮かべ、その思いに応える。
「ディテクトのブースト、ニンニルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ツッケン・ドーン(☆)』『コスモスの妖精リズベット(醒)』『プルメリアの花乙女シャルル』
(そうだ・・・私たちと、何も変わらない!)」
「ジェネレーションガード!!秋景の花乙姫ヴェルナ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『フェアリーライト・ドラゴン(治)』
「スキル発動!シャルルを選んで、他の同名のカード1枚につき、シールドプラス5000!さらにインターセプト!『プルメリアの花乙女シャルル』『プルメリアの花乙女シャルル』
(こんなにも、熱い!!)」
「ターンエンド。削り切れなかった」
PW35000➡PW11000(+5000)
PW33000➡PW16000+SH20000=36000
PW26000➡PW16000+SH20000=36000
PW39000➡PW16000+SH25000=41000
PW44000➡PW16000+SH35000=46000 ベルノの手札5枚 山札20枚 トコハのダメージ5枚(裏3枚)
「・・・ありがとう」
「?」
「ディフライダーにもヴァンガードを愛する人が他にもいてくれた」
「他にも?」
「あなたなら、信じられる」
トコハはベルノを信じ、カズミの正体と目的を話しだした。
「鬼丸カズミにディフライドしているのは、ぬばたまの忍竜シラヌイ。彼は鬼丸カズミの意識を奪い、完全に支配している」
「!!」
「・・・ヴァンガードを破壊する。それが、シラヌイの目的だって」
「なっ・・・!!?」
「クロノとファイトした時、本人がそう言ったって。ユイからは渕高サオリと何かやっていたって言っていた」
ベルノはあまりの衝撃的事実に身震いし、思わず崩れ落ちそうになったが、ファイト台の手すりで何とか維持する。
「大丈夫ですか⁉」
「・・・・・・ああ」
ベルノは少し落ち着きを取り戻し、トコハと向き合う。
「最後まで続けよう。君の全てを僕に見せてくれ。人間の輝き・・・ヴァンガードの煌めきを!」
「ストライド・・・ジェネレーション!!!!盛夏の花乙姫リエータ!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『開墾の戦乙女パドミニ』グレード1+2
盛夏の花乙姫リエータ PW26000 ハーツ『胸焦がすラナンキュラスアーシャ』
「惑星クレイの事は、私にはわからない。でも!
リエータのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンのリエータを表に!手札のカトリーナをソウルへ!このユニットは、ソウルにある全てのユニットの名前を得る!このユニットと同じ名前のユニットを
純潔の乙女カトリーナ PW7000
「
理想の乙女トゥーリア PW9000
「トゥーリアの
カトリーナの
スペリオルコールしたカトリーナと、さっきコールしたトゥーリアによる合計12回の
「お互いに影響し合って、お互いに変わっていく。一緒に強くなっていく!それがヴァンガード!私の望む世界!!」
「3体のカトリーナの
「あの人はもういない・・・けれど、私は戦い続ける!」
トゥーリア リエータ トゥーリア
カトリーナ カトリーナ カトリーナ
「カトリーナのブースト、トゥーリアでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『戦巫女センリ』」
「カトリーナのブースト、リエータでヴァンガードにアタック!世界へ、未来へ、挑む強さを忘れない限り消えない!ヴァンガードと共に、思いはここにある!!」
「!!」
ベルノが顔を上げると、トコハの後ろの階段に、ある人物がイメージとしてそこに立っていた。
(ミゲル!)
そう、そこにいたのは、トコハをここまで導いてくれた、自分たちと同じチームメイトのミゲルだった。
(そう・・・君も魅せられたんだね。この輝き・・・)
ミゲルの思いに気づいたベルノがもう1度ふと見ると、いつも通りの風景に戻っており、ミゲルの姿はなかった。
「・・・ノーガード。君を導いた、君のヴァンガードを愛したユニットの魂にかけて誓う」
「!」
「僕がこの世界で見出した輝き・・・この限りなき可能性を、誰にも奪わせはしない!」
「トリプルドライブ『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』セカンドチェック『開墾の戦乙女パドミニ』サードチェック『盛運の乙女ディアン』いっけええええええええ!!」
リエータ(トコハ)はアマルーダ(ベルノ)に2つのレーザー銃を向け、大自然エネルギーのレーザー砲を放つ。アマルーダ(ベルノ)は穏やかな表情をして、レーザー砲に包まれていった。
PW115000➡PW11000
PW81000➡PW11000
ダメージチェック『
トコハのダメージ5枚 ベルノのダメージ6枚 勝者トコハ
「ありがとう。素晴らしいファイトだった」
ベルノが熱いファイトに対する礼を言った時、ベルノのディフライダーの証であるクランマークに蒸発する激しい痛みが襲う。
「いっ・・・つぅ・・・!」
「ベルノさん⁉」
トコハがベルノに駆け寄ると、ベルノは手袋を外し、クランマークをトコハに見せる。そのクランマークは薄れていっており、消えかけている。
「ヴァンガードと同じなんだ。ダメージゾーンに重ねられたダメージによって君たちの霊体が惑星クレイに追い返されるように。後1回・・・それが限界かな」
「!!」
ディフライダーの避けられないルールにトコハは目を見開く。痛みが治まったベルノはトコハに支えられながらも立ち上がる。
「決勝戦では全力で戦うよ。全部終わったら、惑星クレイの仲間たちに、シラヌイの陰謀を知らせにいく」
「クロノたちは強いよ」
「楽しみにしてる」
ベルノはトコハに笑みを浮かべて、その場を去っていった。今日のいろいろな出来事にトコハは一息つく。
「ディフライダーの方にもいろいろあるみたいだね」
「お疲れさま、トコハ」
「あっ、シオン、ユイ⁉」
トコハは階段を上がろうとした時、いつの間にか来ていたシオンとユイがいて、驚愕する。
「あんたたち、いつから見てたの⁉」
「まぁ・・・」
「ずっと⁉隠れて⁉何それ、どういうことよ⁉」
「文句を言うんだったら一言メッセージ入れてから言ってよ。心配したんだから」
「それは・・・ごめん・・・」
ずっと隠れて見ていたシオンとユイに怒るが、ユイの一言でバツは悪い表情になる。
「もうこれからこんなスタンドプレーはやめてよね?ディフライダーの1人と会うなんて」
「あぁ・・・」
さらなるユイの正論にトコハは苦笑いを浮かべる。
「何もなかったからよかったけど、クロノの無茶を笑えないよ?」
「・・・あんたほんと強くなったわ」
「それはどうも」
トコハのシオンに対する皮肉に、シオンは軽く笑って受け流す。
「決勝戦が最後の戦い・・・か・・・」
「うん・・・」
「クロノたちのファイト、鬼丸の心に届くかな?」
3人は遠くを見つめて、もうすぐ始まる決勝戦で戦うストライダーズとディフライダーに対して、そう思わずにはいられなかった。
「あ、そうだ。お母さんから伝言。お漬物ありがとうだって」
「それ今言うの⁉雰囲気ぶち壊しだよ⁉」
「あ、じゃあ僕からも。お漬物ありがとう」
「シオンまで⁉場の空気を汚さないでってー!」
3人はたわいない話をしながら帰路を辿っていく。
☆
電車の中、ベルノは自身の精神の中で、ディフライドによってベルノの精神に入っている
『いいファイトだったわね』
『もう少しだけ君を貸して』
『ええ。最後まで悔いのないよう頑張って』
護国寺駅に到着のアナウンスが流れたと同時に会話が終わる。現実に戻ったベルノは席に立ち、電車から降りようとすると、
「あぁ、あんた大丈夫かい?」
「いつものことだから」
心配して駆け寄ってくれたおばあちゃんにベルノは笑顔でそう返すのであった。
☆
ひぐらしの声が鳴いている夕方の鬼丸家の屋敷の一室、カズミはただ1人、じっとデッキを見つめている。そんな時に、カズミ、シラヌイにカズミ本人の記憶が流れ込んできた。
『ここでだったら、同じ場所に立てる。鬼丸の家、お互いの立場、大人たちの声・・・何も関係ない。けど・・・。わざと負けてやるなんて、カズマ自身が望んでいない。ヴァンガードですら、傷つけるなら・・・俺が存在しているだけで、カズマを苦しめるなら・・・俺はもう・・・何も・・・』
カズミの記憶から意識が戻り、カズミ、シラヌイはハッと息をのむ。
「この世界には、己が力のみでは絶対に叶わぬことがある・・・か・・・」
カズミは己自身である魔忍竜シラヌイ"朧"のカードを1枚手に取る。
「否。俺が証明してやろう。カズミ・・・我が無力なる先導者・・・運命を己が手に掴むために、世界の法を変えてやるのだ」
カズミの独白を部屋の外でこっそりと聞いていたのは、カズミと行動を共にしていたサオリだった。この時サオリ、ダムジッドはその様子に何を思ったのであろう。
to be continued…
トコハ「ベルノさん・・・ヴァンガードにかける思いは、私たちと全然変わらなかった」
ユイ「惑星クレイと私たちは、ヴァンガードで繋がってるからね」
シオン「僕たちの思いが届く相手も、他にいるのかもしれないね」
トコハ「うん。・・・ところでシオン、私がここにいるって、どうしてわかったの?」
シオン「ドキッ・・・いやま、それはいろいろ・・・いいじゃないか、細かいことは!あっはは、あはははははっ」
トコハ「誤魔化さないで教えなさいよ!ユイなら知ってるでしょ?」
ユイ「えっ⁉あー、うん・・・その・・・ごめん!ノーコメントってことで!忙しいから帰るよ!じゃあね!」
トコハ「こら!2人して逃げるな~!!」
TURN202「輝きの果てに」