どうしても先に考えた話を出したくて・・・。
もちろん一話ごとに考えてるんですけど。
それではどうぞ。
八百屋佐倉店、ユイは居間で作業服から私服へと着替える。その顔をかなり不機嫌だ。理由はトコハとクミと一緒に外に出かける予定だったはずが、予定外のシフトが入り、今は出かけることができないからだ。店のシャッターが閉まる音が聞こえる。それは店じまいの合図を表す。シャッターを閉めてきたゲンゾウが入ってくる。
「今日は早めの店じまいだ。悪かったな。予定があったんだろ?」
「・・・まあいいよ。今から行けば多分大丈夫だし」
「・・・大会までいよいよあと1ヶ月だな。どうだ?チームメンバー集めは」
「あと一人ってところまではきてるんだけど、これがなかなか困難で・・・」
ユイのチームにトコハとあと一人というところまできているのだが、その後一人が見つからずにいた。
「聞いた話じゃあチームに入れてほしいと言ってるやつらがいるじゃろ?そいつらの誰かを入れればいいんじゃないか?」
「ダメだよ。全員トコハちゃん目当てで入ろうとしてるんだもん。そんな人たちじゃあやってられないよ」
すでにチームに入れてほしいと願っている人物はいたのだが、トコハ目当てのため、全部断っている。中にはユイ目当ての人物も少なくはないがゲンゾウの前ではそれを言わない。
「だったらほら、クロノやシオンをチームに入れたらどうだ?多分いいチームになるぞ」
「う~ん・・・あの二人は大会の舞台で戦いたいから・・・誘わないかも」
「・・・これはワシのよく当たる勘なんだが、ユイのその願いは叶わんかもしれんぞ」
「え~、ちょっとやめてよ」
ユイがそう言うとゲンゾウは豪快に笑い始めた。
「しかし大会とは懐かしいのぉ。ワシが20代ぐらい若かったころはへヴィパンクというチームで世界を轟かせたもんじゃ」
ゲンゾウが昔に浸っているところにキョウコが居間に入ってくる。
「ユイ、カムイ君から電話がきたんだけど」
「?カムイさんから?」
「用があるから急いでカードキャピタルに来てほしいって言ってたけど、何かあったの?」
「?私は何も聞いてないけど・・・。なんだろう?」
TURN19「まだない名前」
カムイに呼ばれて、カードキャピタル2号店に向かうユイ。ユイが店内に入るとそこにはカウンターにはカムイとシン、トコハが待っており、向こうではクロノが幼稚園児くらいの子供たちと仲良くしてる。
「ユイちゃん、八百屋の方はもういいの?」
「うん。今日は早めに終わったからね。それよりカムイさん、用ってなんですか?」
「ちょっと待ってくれよ。あと一人、すぐ来るからさ」
「こんにちわ」
カムイがそう言うと、タイミングよくシオンが店内に入ってくる。
「「綺場(君)」」
「やあ、佐倉さんに安城さん」
「もしかして、綺場もカムイさんに呼ばれたの?」
「うん。佐倉さんも?」
「うん。電話で呼ばれてきたの」
「後はクロノだな。おい、クロノ」
カムイはクロノを呼び、クロノはカムイのところに来る。
「なんすか?」
そして、カムイは4人に向かって、こう言った。
「お前ら4人で大会にエントリーしといたから」
4人は言っていることが分からないといった表情をする。
「お前らチーム組め」
「「「「・・・はあ?」」」」
噛み砕いて説明したカムイに反論しようとする4人。
「ちょ、ちょっとどういうことですか⁉何でこいつらと⁉」
「ありえない!」
「「無理無理無理無理無理無理」」
「「「「無理です!!」」」」
「おお、息ぴったり!」
「どうしてそうなるんです⁉」
「そうですよ!ちゃんとした理由を教えてください!」
どうして4人がチームを組まなければいけないのか理由を要求するシオンとユイにカムイはきっちりと説明する。
「シオンもトコハちゃんとユイちゃんのコンビもいろいろ誘われているのに決めかねているみたいだったし、クロノはこの様だしなぁ・・・」
カムイは幼稚園児の子供たちの方を向く。クロノはそれに苦い顔になる。
「だからって私たちに何の断りもなしに勝手に・・・そんなの横暴です!断固拒否します!」
トコハがそう言うとカムイは真剣な表情になり、4人に語りかけ、そして、熱く力説する。
「何年もヴァンガードやってるとな、スペシャルなチームかそうじゃねぇチームかわかるんだよ。俺には見える!お前ら4人が頂点とるのがな!聞こえるんだよ!お前らの奏でるハーモニーが!お前ら4人が起こすケミストリーが!ヴァンガード界に、旋風を巻き起こすってなあ!!」
☆
その後4人はなぜか学校の体操服を着せられ、カムイによって近場の公園にいる。
「ん~。お揃いのユニフォームか。一緒に戦うという気持ちがビシビシ伝わってくるぜ!」
「カムイさんが無理やり着せたんじゃないですか」
「学校の体操服なんて恥ずかしい・・・」
「ていうか・・・何で体操服?」
「店抜け出しちゃってバイトは大丈夫なんですか?」
「ああ、今日はもう終わりだ」
カムイは咳ばらいして、本題に入る。
「それじゃあまず、お前たちのチームワークを試すぞ」
「「「「チームワーク?」」」」
「勝利を掴むには、何よりチームワークが大事だからな。手始めにまず、4人5脚をやってもらう!」
4人はカムイに言われるがまま4人5脚をやるためにそれぞれの足にひもを結びつける。並び順は左からクロノ、トコハ、ユイ、シオンとなっている。クロノはトコハの、シオンはユイの肩に手を伸ばそうとするが、お互いが恥ずかしがって戸惑っている。
「どうした?!ぐずぐずするな!」
「ほら、早くしなさいよ!」
「お・・・おう///」
「綺場君もほら、早く!」
「う・・・うん///」
2人はお互いに顔が少し赤くなっているがトコハとユイはお構いなしに進める。
「いい?右、左で行くわよ」
「OK。カムイさん、合図を」
「それじゃよ~いスタート!」
「「「「右、ひだ・・・うわぁ!」」」」
カムイのスタートの合図で一歩踏み出そうとするがなんと最初の一歩だけでバランスを崩してしまった。
「もう何やってんのよ?!右、左って言ったでしょ⁉」
「ちゃんと右出したぞ⁉」
「私が右ならあんたは左でしょ⁉」
「何でお前に合わさなきゃならないんだよ⁉」
「私は左を出したからね!」
「僕だって佐倉さんに合わせて右を出したからね」
「もういい。次、組体操!」
カムイは埒が明かないと思い、次の題目、組体操を4人に告げる。4人の組体操の配置が下がクロノ、シオン、ユイで、上がトコハとなっている。形自体は完成しているが3人とも下の段でプルプルしている。
「ほら、男子2人!ユイちゃんの高さに合わせてよ!危ないでしょ?!」
「お前・・・見かけより重いな・・・。食い過ぎじゃねぇのか・・・?」
「うるさい!」
「新導君・・・女子にそんなこと言うなんて・・・サイテー・・・」
「ちょ・・・うわわわわ・・・」
4人は形を保つことができず、そのまま崩れ落ちてしまった。
「・・・次!!」
☆
次の題目は以心伝心ゲームだ。
「いいか?今から俺が出す質問に4人同時に答えを出すんだ」
4人はスケッチブックとペンを持ち、問題を待つ。
「それじゃいくぞ。」
まずは第一問、かわいい動物は何?4人の回答は・・・
クロノ「猫」
シオン「ウサギ」
トコハ「犬」
ユイ「パンダ」
全員の答えが合わず、不正解。次の第二問、おにぎりの具といえば?4人の回答は・・・
クロノ「鮭」
シオン「キャビア」
トコハ「おかか」
ユイ「梅干し」
これまた全員の答えが合わず不正解。というかシオンの回答のキャビアをおにぎりの具に使うこと自体がおかしいが。続いて第三問、じゃんけんで最初に出すものは?これは一人ぐらいは揃うものなのだが4人の回答は・・・
クロノ「グー」
シオン「チョキ」
トコハ「パー」
ユイ「チョキかグー」
ユイの回答によってまたまた全員答えが会わず不正解。
「お前ら・・・少しは合わせろよ・・・」
☆
次の題目は釣り。川沿いに移動して4人は釣りをする。そんな中シオンの竿が引っ掛かり、魚を釣り上げるが・・・
「何やってんだよ?!4人同時に釣り上げなきゃ意味ねぇだろ」
「んなことできるわけないじゃないですか!!」
カムイの無茶難題にクロノは正論を言う。
「たく・・・さっきからお前ら全然息合ってねぇなぁ。何だったらできるんだ?自信があるもん言ってみろ」
「ていうか今までのこれヴァンガードに関係ないし!」
「私たち、なにやってんだろう・・・」
「ファイトなら・・・ファイトなら自信があります!」
シオンがカムイに堂々とそう宣言する。
「ファイトねぇ・・・」
「ヴァンガードの為に組むチームです!ファイトで試すのが当然でしょ!」
「・・・だったら・・・」
☆
「「「トリニティ・ドラゴン!参上!!」」」
5人がカードキャピタルに戻り、カムイが4人にファイトしてもらうのが奇妙なポーズでおなじみのトリニティ・ドラゴンの3人だった。
「・・・なんだ、お前らかよ。ツネトたちが相手なら楽勝だぜ」
「チッチッチ・・・そいつはどうかな?」
余裕の発言にカムイが遮る。それもそのはず、これからやるファイトは一味違うのだから。
「今からやるのは、1ターンごとにファイターが変わる、変則ファイトだ!」
「1ターンごとにファイターが変わる?」
「どうしてそんなファイトを?大会のルールとは違うじゃないですか」
「これは、チームワークを量るためのファイトだ。ファイトなら自信があるんだろ?」
カムイが「ああ、そうそう・・・」と何かをつけ足そうとする。
「お前らのチームは4人だからな。特別に4人目のファイターが交代の時に、次にどのファイターが出るかを決めていいことにするからな。こういう時こそ、チームワークだぜ?」
つまりは4人目のターンが終了した時に次に出る順番の組み合わせを決めて、また4人目のターンが終了したらまた順番を変えるといった特別変則ルールだ。
「いいじゃない。いつも勝ってる相手だし」
「うん!それに面白そう!」
「負ける気がしねぇぜ」
4人とトリニティ・ドラゴンはお互いに睨み合っている。
「・・・ところで、何で体操服着てるんだ?流行ってんの?それ」
「・・・それはスルーで・・・」
☆
4人とトリニティ・ドラゴンの3人はファイト台に立ち、ファイトの準備を進め、お互いに準備を整えた。審判はカムイが務める。
「それじゃあ、始めるぜ。先攻はオラクルシンクタンクのトリニティ・ドラゴン、後攻はギアクロニクルの・・・えっと・・・お前らチーム名は?」
「え⁉」
「名前だよ。チームの名前」
「ああ、"名前はまだない"」
チーム名がまだ決まっていないため、クロノがそう言うが・・・
「ぷっ!名前はまだない・・・だって!ダセーチーム名!」
名前はまだないをチーム名と認識したトリニティ・ドラゴンの3人は笑いだす。クロノは慌てて否定する。
「ち、違う!そうじゃなくて・・・」
「後攻はチーム名前はまだない!」
「だから違うって!」
カムイまでチーム名として認識してしまっている。3人は呆れた顔をしている。
「今日のところはいいじゃねぇか。フィールドは、ユナイテッド・サンクチュアリの荘厳なる神殿だ」
「・・・叩き潰してやる!」
「やれるもんならやってみな!」
そんなこんなでようやくファイトが開始される。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「神宮衛士ハヒキ!」
「ガンナーギア・ドラコキッド!」
神宮衛士ハヒキ PW5000
ガンナーギア・ドラコキッド PW5000
「はい!交代!」
「めくるだけかよ⁉」
最初の人の出番がスタンドアップの掛け声だけということに声を荒げてそう言うクロノ。
「ナイススタンドアップです!」
「なんだよこのファイト?!」
カルはツネトにナイスを送り、クロノは愚痴をこぼしながらトコハに手札を渡す。
「僕のターンです!ドロー!神宮衛士ツナガイにライドです!ハヒキは先駆で移動!ターンエンドです!」
神宮衛士ツナガイ
R ツナガイ R
R ハヒキ R PW8000 トリドラの手札5枚 山札43枚
「はい交代!」
「ええ?!私何もやってない!」
後攻のトコハ何もできないことに文句を言う。
「ナイスライド!」
「はい、綺場のターン。あんたはめくっただけマシよ」
「・・・なんか・・・このルールでやっていく自信がなくなってきた・・・」
ツネトはカルにナイスを送り、カルはケイに手札を渡す。トコハも愚痴りながらシオンに手札を渡す。ユイはこの変則ルールについていけてない。それはクロノもトコハも同じだ。
「僕のターン!ドロー!スチームブレス・ドラゴンにライド!ガンナーギアは移動!メーザーギア・ドラゴンをコール!」
スチームブレス・ドラゴン PW7000
メーザーギア・ドラゴン PW8000
メーザーギア スチームブレス R
R ガンナーギア R
「あのバカ・・・!」
「メーザーギアでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『アサルトダイブ・イーグル(☆)』」
「ガンナーギアのブースト、スチームブレスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『クロノジェット・ドラゴン』」
「ダメージチェック『神剣アメノムラクモ』」ターンエンドだ!」
PW8000➡PW8000+SH10000=18000
PW12000➡PW8000 名前の手札5枚 山札42枚 トリドラのダメージ1枚
「交代!」
「何でメーザーギア・ドラゴンにライドしねぇんだよ!」
「僕には僕のやり方がある!」
クロノはシオンに文句を言い、シオンはそう言ってユイに手札を渡す。
「俺のターンだ!スタンド&ドロー!神宮衛士アスハにライド!神凪クエビコを2体コール!」
神宮衛士アスハ PW10000
神凪クエビコ PW7000
クエビコ アスハ クエビコ
「右のクエビコでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『スチームメイデン・アルリム』っく!新導君の言う通り、メーザーギアにライドしてたら・・・」
「左のクエビコでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ラッキーポッド・ドラコキッド(引)』」
「ハヒキのブースト、アスハでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『覇天戦人スサノオ』」
「ダメージチェック『スチームバトラー(☆)』クリティカルトリガー・・・。効果は全部ヴァンガードに・・・」
「ターンエンドだ!」
PW7000➡PW7000
PW7000➡PW7000+SH10000=17000
PW15000➡PW7000(+5000) トリドラの手札4枚 山札40枚 名前のダメージ2枚
「交代!」
「ナイスアタックです!」
「もう!綺場君のせいでパワー7000のグレード1にまで殴られたじゃんか!」
「な⁉君までそういうのかい?!僕は確率的に有利なる戦略をしたまでだ!」
カルはツネトにナイスを送り、ツネトはカルに手札を渡す。穏健のはずのユイもシオンの選択に愚痴を出しながらトコハに手札を渡す。
「私のターン!スタンド&ドロー!グリマーブレス・ドラゴンにライド!」
グリマーブレス・ドラゴン PW9000
メーザーギア グリマーブレス R
R ガンナーギア R
「そこはスモークギア・ドラゴンだろ?!」
「引けなかったんだからしょうがないじゃない!」
「引けよ!」
「無茶言わないでくれる?」
「クロノ!ファイトの進行を邪魔するな!」
クロノはトコハに文句を言うがカムイの一喝によって渋々引き下がる。
「グリマーブレス・ドラゴンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!」
「ドライブチェック『スチームメイデン・ウルル(治)』ヒールトリガー!ダメージを回復してパワーをメーザーギアに!」
「ダメージチェック『神凪シナツヒコ』」
「メーザーギアでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードです!ダメージチェック『神凪スクナヒコナ(治)』ヒールトリガーです!ダメージを回復してパワーをヴァンガードに振ります!」
「くっ!ターンエンド!」
PW14000➡PW10000
PW13000➡PW7000 名前の手札5枚 山札38枚 トリドラのダメージ2
「交代!」
「ナイスヒールトリガー!」
「トコハちゃん、私このファイトもうやだよ!抜けてもいいでしょ?!」
「何言ってんのよ?!私だって嫌なんだから我慢しなさいよ!」
ユイはファイトに不満がいっぱいで八つ当たりに近い愚痴でファイトを抜けようとするがトコハが怒鳴り、それを阻止し、ユイに手札を渡す。
「僕のターン!スタンド&ドロー!覇天戦人スサノオにライド!2体のクエビコは移動!スサノオと神凪クロイカヅチをコール!」
覇天戦人スサノオ PW11000
神凪クロイカヅチ PW9000
スサノオ スサノオ クロイカヅチ
クエビコ ハヒキ クエビコ
「左のクエビコのブースト、リアガードのスサノオでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ドキドキ・ワーカー(☆)』」
「ヴァンガードのスサノオでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『調停者アメノサギリ』『バトルシスターみるふぃーゆ』」
イメージ内でスサノオ(ケイ)が剣の斬撃でグリマーブレスに攻撃した。
「ダメージチェック『スモークギア・ドラゴン』」
「右のクエビコのブースト、クロイカヅチでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『スチームメイデン・ウルル(治)』ターンエンド」
PW18000➡PW9000+SH10000=19000
PW16000➡PW9000
PW16000➡PW9000+SH10000=19000 トリドラの手札4枚 山札35枚 名前のダメージ2枚
「まだ2ダメージなんだから、ガードしなくてもよかったのに!」
「だよなー。最初の時もガードしてたし、もったいねー」
「交代!」
「無駄に手札使ってんじゃねぇよ」
「だったら説明するけど、あれは必要最低限のことだよ!ファイトが進めばストライドで手札は増やせるし、私みたいにレギオンが使えるならそれに越したことはないでしょ?!」
クロノがユイに愚痴り、ユイも反論しながらクロノに手札を渡す。
「ファイターの交代は速やかに!」
カムイに速やかな行動をするように指摘し、クロノもファイト台に上がる。
「俺のターン!スタンド&ドロー!導くぜ未来!切り開け世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン!!」
クロノジェット・ドラゴン PW11000
「ジェネレーションゾーン・・・解放!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『次元放逐の
「・・・手札1枚でガードできるなら、序盤から積極的にガードする。それが最近のトレンドだ。君たちのファイトスタイルは現状に対応していない。まったく勉強不足だよ」
「はあ?」
「何それ?私たちがバカって言いたいの?」
シオンの挑発的な発言に怒りを覚えるトコハとユイ。
「時空竜クロノスコマンド・ドラゴン!!!!」
時空竜クロノスコマンド・ドラゴン PW26000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン』グレード3
「次元放逐の
次元放逐の
メーザーギア クロノスコマンド 次元放逐
R ガンナーギア R
「あいつらなんかに任せてられるか!俺のターンで決める!ガンナーギアのブースト、クロノスコマンドでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『調停者アメノサギリ(コスト『神宮衛士ハヒキ』)』」
クロノスコマンドの出した強力な光線はアメノサギリによって防がれてしまった。
「何やってんのよ!」
「あんな強引な攻撃、通るはずない」
「しかも相手のドライブチェック見てた?完全ガード引いたじゃん!」
「まだだ!トリプルドライブ『ラッキーポッド・ドラコキッド(引)』ドロートリガー!カードを1枚引いてパワーをメーザーギアに!『ドキドキ・ワーカー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部次元放逐に!『スチームバトラーダダシグ(☆)』クリティカルトリガー!パワーはガンナーギア、クリティカルは次元放逐に!メーザーギアでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ネビュラウィッチ ノノ(醒)』」
「クリティカルの乗った次元放逐でヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『ネビュラウィッチ ノノ(醒)』スタンドトリガー!クロイカヅチをスタンドしてパワーをヴァンガードに!『神宮衛士アスハ』『神剣アメノムラクモ』」
「ターンエンドだ・・・」
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW16000➡PW11000(+5000) 名前の手札5枚 山札32枚 トリドラのダメージ5枚
「交代!」
「俺のターンで決める!って決まってませんけど~?」
「うるせぇな!クリティカルトリガーがもう1枚引けてたらいけてたんだよ!」
「引けてないじゃん!」
「もう黙れお前ら!ほらよ綺場!さっさといけよ!」
「言われなくてもいくさ」
4人の喧嘩は収まることを知らない。まさに最悪のチームといっても過言ではない。
「悪い。5ダメージになっちまった。しかも手札は1枚きりだ」
「大丈夫です!勝負はこれからです!」
そう言ってカルとケイは両手でTやらDやら何やら暗号なようなものをつくる。
「カル、ケイ・・・。おう!」
ツネトもカルとケイと同じものをつくる。まさに最高のチームといえるだろう。
「僕のターン!スタンド&ドロー!ジェネレーションゾーン・・・解放!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『バトルシスターみるひぃーゆ』グレード3
「ストライドジェネレーション!!!天翔ける瑞獣麒麟!!!」
天翔ける瑞獣麒麟 PW26000 ハーツ『覇天戦人スサノオ』
「スサノオの
スサノオ 麒麟 クロイカヅチ
クエビコ ツナガイ クエビコ
「右のクエビコのブースト、スサノオでヴァンガードにアタックです!」
「ガード!『ドキドキ・ワーカー(☆)』」
「ツナガイのブースト、麒麟でヴァンガードにアタックです!」
「ノーガード!」
「トリプルドライブ『神凪スクナヒコナ(治)』ヒールトリガー!ダメージを回復してパワーをクロイカヅチに!『神剣アメノムラクモ』『サイキック・バード(☆)クリティカルトリガー!パワーをクロイカヅチに、クリティカルを麒麟に!」
麒麟の口から吐く光線によってクロノジェットはよろめく。
「くっ!ダメージチェック『グリマーブレス・ドラゴン』『メーザーギア・ドラゴン』」
「麒麟のスキルにより山札の上から2枚見て1枚を手札に入れ、残りを山札の下に置きます!左のクエビコのブースト、クロイカヅチでヴァンガードにアタックです!クロイカヅチの
「ガード!『スチームバトラーダダシグ(☆)』『スチームメイデン・ウルル(治)』ターンエンドです!」
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW31000➡PW11000
PW27000➡PW11000+SH20000 トリドラの手札7枚 山札24枚 名前のダメージ4枚
「交代!」
「クリティカルトリガーで2ダメージ与えた上にヒールトリガーで回復、さらにスサノオと麒麟、クロイカヅチのスキルで手札まで増やして、すごいぞカル!」
「ツネトさんのデッキが最高だからですよ!」
「へへ、この調子で次のターンも頼むぞ!ケイ!」
「うん」
カルはケイに手札を託し、ケイはファイト台に上がる。
「1枚ぐらいトリガー引けよ!」
「君は本当に無茶ばかり言うね!」
「もう何でもいいよ!次のターンがラスト・・・つまりはファイナルターンなんだから!」
ユイはシオンに手札を受け取るとファイナルターン宣言をする。
「私のターン!スタンド&ドロー!ジェネレーションゾーン・・・解放!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『スチームブレス・ドラゴン』グレード1+2
「ストライドジェネレーション!!!時空竜フェイトライダー・ドラゴン!!!」
時空竜フェイトライダー・ドラゴン PW26000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン』
「クロノジェットの
グリマーブレス フェイトライダー 次元放逐
R ガンナーギア R
「次元放逐でヴァンガードにアタック!」
「ガード!『神凪シナツヒコ』」
「ガンナーギアのブースト、フェイトライダーでヴァンガードにアタック!全てを吹き飛ばせ!!」
「完全ガード!『調停者アメノサギリ(コスト『神剣アメノムラクモ』)』スキルでドロップゾーンにあるアメノサギリがいるためダメージを1枚表に!」
「まだまだ!トリプルドライブ『スチームメイデンエルル』『スチームメイデンエルル』『クロノジェット・ドラゴン』そ・・・そんなぁ!」
トリプルドライブで引いたカードは何の奇跡か全部グレード3だ。グレード3はシールド値がないため、ガードとして使用するのは不可能だ。ケイはニッと笑った。白い歯が輝いて見えた。
「まだだよ!グリマーブレスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!ダメージチェック『調停者アメノサギリ』」
「うう・・・ターンエンド・・・」
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW17000➡PW11000 名前の手札4枚 山札26枚 トリドラのダメージ5枚(裏1枚)
「交代!」
「トリガーゼロ、しかも全部グレード3とは、ある意味才能だね」
「うるさい!ほら、新導君がいきなよ!」
「ガードユニットが少ない手札で交代なんて俺嫌だからな!」
「でっかい声で何言ってんの!決めた順番なんだからさっさといきなさいよ!」
「責任もって佐倉がまたいけよ!」
「新導君のターンで決められなかったんからこんなことになったんだからね!」
「綺場がしっかり守ってればよかったんだよ!」
「僕のせいだっていうのかい?!横暴だね、君は!」
罪の擦り付け合いという醜い争いをする4人。
「お前らいい加減にしろ!!次のファイター、早く位置へ!」
カムイに怒鳴られ、ファイト台に立つクロノ。
「・・・っち!やってらんねぇぜ」
「それはこっちのセリフだよ!なんなの?!このチーム!」
「・・・安城さんは気付いているんだろ?これはカムイさんのブラフだよ。新導クロノと佐倉ユイはまだグレード2、このチームは大会にエントリーすることはできない」
「・・・そうね」
「だけど、カムイさんのチームを組めという言葉を聞いたあの瞬間、僕は何かを感じたんだ。今まで、誰に誘われても感じなかった何かを。だからいった」
「私たちもそう。でもそれは間違いだった!ダメ!こんなチーム全然ダメ!!」
「同感だ」
2人がそんな会話をしていると、そろそろファイトに決着がつく。
「いくぞ!ジェネレーションゾーン・・・解放!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『神剣アメノムラクモ』グレード1+2
「未来の扉をこじ開けろ!!ストライド・・・ジェネレーション!!!!」
雷鳴が鳴り響き、その雷を纏った剣を手に持ち、タケミカヅチは次元より現れた。
「神鳴りの剣神タケミカヅチ!!!!」
神鳴りの剣神タケミカヅチ PW26000 ハーツ『覇天戦人スサノオ』
「スサノオの
クロイカヅチ タケミカヅチ クロイカヅチ
クエビコ ツナガイ クエビコ
ツネトは両手を上にして、TやらDやらの暗号をつくる。
「「あ・・・あれは、勝利のサイン!」」
ツネトはカルやケイに笑いかけると、カルとケイもトリニティ・ドラゴンの勝利のサインをつくる。
「ツナガイのブースト、タケミカヅチでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード・・・」
「トリプルドライブ『オブリゲイト・ロビン』『サイキック・バード(☆)』『アサルトダイブ・イーグル(☆)』ダブルクリティカルトリガー!パワーはそれぞれのクロイカヅチに、クリティカルはタケミカヅチだ!目覚めろ、荒ぶる神の剣よ! 必殺、爆雷稲妻斬り!!」
タケミカヅチ(ツネト)の轟雷を剣にのせ、クロノジェットを一閃した。その直後、クロノジェットに雷鳴が体を駆け巡り、爆発を起こした。
PW31000➡PW11000
ダメージチェック『スチームメイデンアルリム』『ドキドキ・ワーカー(☆)』
トリドラのダメージ5枚 名前のダメージ6枚 勝利チームトリニティ・ドラゴン
「勝利チーム、トリニティ・ドラゴン!」
「やったーー!!」
「見事なフィニッシュです!」
「さすがツネトさん」
勝利に喜ぶツネトにツネトを敬うカルとケイ。
「お前らがお膳縦してくれたおかげだよ!おれはただ決めただけで、勝利の主役じゃない!このチームの主役は、この3人だ!!」
「「ツネトさん!」」
「チームトリニティ・ドラゴンの勝利だ!!」
そう言って3人は両手を上に掲げ、勝利のサインをつくる。これらを見ていると、最高のチームであることがわかる。一方の最悪チームはというと・・・
「なんだよ!チームチームって・・・」
思い通りにいかないファイトでそれぞれが怒りで拳を握っていた。
「・・・ないな」
「「「「!」」」」
「このチームはない」
するとカムイが4人のチームを批判した言葉を言う。当然これには反論する4人。
「ないってどういうことですか?!カムイさん!俺たちが頂点とるって!」
「ヴァンガードを長年やってるとスペシャルなチームかそうでないチームがわかるって言ってましたよね?!あれは嘘だったんですか?!」
「確か、ヴァンガード界に、旋風を巻き起こすっとも言ってましたよ?!」
「ふん、笑わせるな。何が頂点だ!何が旋風だ!ケミストリー?ハーモニー?ふざけるのも大概にしとけ!!」
「全部カムイさんが言ったんじゃないですか!何ですかその手のひら返し?!信じられない!」
「自分勝手で独りよがりなファイト、傲慢で、自信過剰で、誰一人としてチームのことを思いやらねぇ!チームワークのかけらもねぇ!」
カムイの言葉に悔しそうに拳を握る4人。
「・・・俺が見たのは幻だった。お前らは・・・終わってる」
カムイのさらにきつい一言で4人の心情は悔しさでいっぱいだった。
「あー、時間の無駄だったぜ!お前らとっとと帰れ!で、歯磨いて便所いって寝ろ」
カムイが4人を置いてカウンターに戻ろうとする。
「「「「・・・やってやる!!」」」」
「あ?」
4人は大声でそう言い、カムイは4人の方に向き直る。
「「「「このチームで、やる!!!」」」」
カムイの言葉に火がついた4人はチームを結成することを宣言する。その顔もやる気に満ち溢れている。
「・・・好きにしろよ」
カムイはそう一言いい、カウンターのところへ向かう。
「だいたい、あんたたちが自己中すぎるのよ!」
「お前だってわがままじゃねぇかよ!」
「あんたに言われたくないんですけどー?」
「2人とも、冷静さが足りない。すぐに熱くなる。よくないね」
「そういう綺場君だって大人げないじゃんか!なにがよくないね、だよ!」
「お前だって楽観的過ぎるんだよ!」
4人は反省会という名の口喧嘩を始めてしまった。
「一応、反省会ですかね」
「さあ、どうなんですかね?」
こうして、4人は前途多難だがチーム結成するのであった。
「やっぱお前ら気に入らねぇ!」
「気に入らない」
「気に入らない!」
「気に入らない!!」
「「「「気に入らない!!!」」」」
to be continued…
ユイ「まさか、トリドラの3人に負けるなんて・・・」
シオン「いや、彼らは間違いなく強かった。もちろん、僕たちのミスもあるけど」
クロノ「あいつらの強さの秘密ってなんだろうな?」
トコハ「ひょっとしたら、あのポーズなんじゃない?団結力を高める効果があるのかも!私たちもやってみる?」
シオン「僕はいいかな」
クロノ「俺もパス」
ユイ「私もやだ。だってあれダサいんだもん」
トコハ「たく、あんたたち強くなりたくないわけ?・・・とか言いつつ、私もご遠慮したい・・・」
TURN20「偽りのファイト」