さて・・・今回は、待ちに待ったヴァンガードGの最終章であるZストーリーの開幕となります!この日をどれほど待ち望んだことか・・・Zストーリー、楽しんでもらえるととてもうれしいです!
それでは、記念すべきZストーリー・・・どうぞ!
奪われたクロノ
夜のシンガポールにあるジーニアスコミュニケーションテクノロジーの所有する研究施設、その研究室の中で若き社長であるクリストファー・ロウは本社所属の口元に鉄仮面をつけた研究員と不穏な空気の中でファイトを行っていた。ファイトの方は決着がついた。クリスのダメージが6となり、研究員の勝ちだ。
「ぐっ・・・ど・・・どうして・・・君が・・・」
クリスは視界がぼやけながら、その研究員を信じられないような表情で見つめ、気を失う。ファイトに勝利した研究員は研究所を爆弾などで研究所の至る所を爆殺させ、炎上させていく。
『緊急事態発生。至急、建物の外へ退避してください。緊急事態発生。至急、建物の外へ退避してください』
クリスを含めた複数の研究員は緊急放送に従い、建物の外へ退避していく。研究所を爆破させた張本人である1人の研究員は白衣を脱ぎ、愉快そうに笑いだす。
「ふははははーー!!燃えろ燃えろお!!みんな燃えちまえーーー!!!」
そんな愉快そうに笑っている研究員の前に1人の少年が現れる。蒼の長髪に金色の瞳をし、両手に黒のグローブをはめている少年だ。
「おお!アガレス殿!」
「例のデータはどうした?」
「もちろん・・・」
研究員は自分のポケットから、研究所から盗み出したであろうチップに詰まったデータを取り出す。研究所の片手には青色のグローブ越しにメガコロニーのクランマークが輝いている。
「俺様は完璧なのだ」
「ご苦労だったな、ダークフェイス」
その研究員は、かつて明神リューズ率いるカンパニーの一員であり、現在ではジーテックの研究員である若水ソウソケだった。そしてその若水は今、ディフライドされているのだ。ディフライドしたユニットの名は、威圧怪王ダークフェイス・アルキデス、通称ダークフェイス。
「こちらも別データの集束完了だ。ガスティール猊下の計画通り、次なるプランへと移行する」
少年はダークフェイスからチップを受け取り、そのチップをポケットの中へとしまう。この少年、氷堂リュウトもまた、ディフライドされているのだ。ディフライドされたユニットの名はアモンの瞳アガレス。
「では・・・始めるとしよう」
アガレスの手のダークイレギュラーズのクランマークもグローブ越しに輝いている。
「世界よ、沈黙せよ。我らが神の滅びの前に!」
破壊の竜神ギーゼの復活を目論むガスティール率いる使徒たちがついに動き出し、その姿が表舞台に立ったのだった。
TURN210「奪われたクロノ」
晴海高校の授業、クロノは宇宙飛行士になるために、惑星クレイにいってドランたちに会いに行くために、必死の思いで授業を受けているが、クロノには難しすぎて、頭に全然入ってこなかった。そしてお昼休憩、クロノは勉強を行いながらカズマと共に昼食をとっている。
「あー・・・マジでわかんねぇ・・・」
勉強にほとほと参っているクロノにカズマがからかいを入れてくる。
「俺が教えてやろうか?」
「・・・いい!自分でやる!」
クロノは勉強ができてるカズマに意地を張ってそう言ってのける。
「それよりどうすんだ?ストライダーズ」
「ん?」
「
「ああ・・・でも参加するなら、キャピタルかドラエンだけかな。まだ解決したわけじゃないからな・・・ディフライダーのこと」
「・・・そうだな」
ディフライダーの件がまだ解決していない今、うかつな行動はできないゆえ、参加するのはカードキャピタルかドラエン支部だけに決めているようだ。
「あれからどうなんだ?鬼丸カズミは」
「ディフライドの影響も残ってねぇし、もう大丈夫みたいだ」
「そっか」
シラヌイのディフライドが解除されたカズミは今は何の影響もなく、元気にやっているらしい。
「そういえばお前・・・鬼丸のことなんて呼んでるんだ?」
「んなっ⁉」
急に兄であるカズミの呼び名について触れられたカズマはかなり動揺している。
「兄貴?それともお兄ちゃん?」
「うっ・・・う・・・うるせえ!!///」
クロノのからかいにカズマは顔を真っ赤にして声を荒げたのであった。
☆
宮地学園高等部の生徒は全員ただいま林間学校に出かけている。宮地学園生であるユイとアリスももちろん参加している。この林間学校では2日間は自然に囲まれた宿で泊まり、3日目にはそのまま帰宅といったところだ。行事の方はただいま2日目の昼食に入っている。
「はぁ~・・・山の自然に囲まれて食う食事も、通だわ~・・・」
「あ、この焼きおにぎり、結構いい感じにこげがついてきた!おいしそう!」
他の生徒がバーベキューを楽しんでいる中、ユイとアリスのグループも楽しく食事を進めている。
「そういや、今さらなんだけどさ、僕らこんなことしてていいわけ?」
「ん?どういうこと?」
「どういうこと、じゃないよ。ディフライダーの件。まだ解決したわけじゃないんだろ?」
アリスの説明にユイはあー、と納得した表情になる。
「今から動こうにも敵の情報が少なすぎるからね。今は伊吹さんたちの朗報を待たないと」
「そういや今日だっけか?普及協会の対策会議。師匠や一条さんも参加するんだよね?師匠は何て言ってた?」
「自分たちは自分たちのできることをやる。私たちは今まで通り生活しながら警戒を怠らないでくれだってさ」
「何それ?結局はいつも通りやれってこと?」
「そういうことになっちゃうね」
今は動けない中、自分たちはいつも通り生活しながら使徒の動きに警戒してほしいという解釈にアリスは歯がゆさを感じている。
「今は伊吹さんたちに任せようよ。私たちは何もしないってわけでもないんだから。絶対に使徒たちの思い通りになんかさせないんだから!」
「あいつらと戦う時、絶対声かけなよ?どんな奴らかは知らんけど、けちょんけちょんに捻り潰してやるからさ」
「すっごい頼りになるよ、アリス!」
ユイとアリスは来るべき戦いに備えて大きな決意を抱くのであった。
「・・・あっ、このお肉、もう頃合いじゃない?ほら、1番手前の」
「おっ、本当だ。せっかくのただ飯だ。食って食って食いまくるぞー!」
「他の人の分もちゃんと考えてね?」
ユイとアリスはディフライダーの話はいったん忘れて林間学校を存分に楽しむのであった。
☆
福原高校のヴァンガード部の部室、
「
「俺らがちょっと宣伝したら、こんなに来るのも夢みたいだよな!」
「名門福原高校ヴァンガード部、完全復活!もういうことなしだよ!」
「そうですね」
ヴァンガード部に活気が戻ったことにアンリは感激の感情でいっぱいになっている。だがシオンは、ディフライダーの件を思い返し、少し表情が曇る。それを察したマサトとアンリは神妙な表情になる。
「アンから聞いたぜ。ディフライダーって奴らがなんか動いてるそうだな」
「ああ・・・」
「もちろん、ディフライダーのことは忘れてないよ。だからといって・・・俺にできることじゃないと思うけど・・・」
「それは僕も同じですよ」
いったんディフライダーのことを忘れ、3人はリン専用のソファに目を向ける。
「羽島先輩、今日も来ませんね」
「卒業までたっぷりしごてやるって、言ってたくせにな」
「でも、羽島先輩らしいかな」
「「ですね」」
☆
「くしゅん!」
ヴァンガード部で自分の噂をしていることを肌で感じ取ったのかわからないが、リンはくしゃみをした。
「・・・なんかむかつく・・・」
☆
フランスにあるヴァンガード普及協会パリ支部、日本からパリに戻ってきたトコハはパリ支部の支部長に帰還の挨拶をしていた。
「おかえりトコハ!またインタビュー頼むよ!ちなみに次のゲストはカリフォルニアのファイター、暗き闇のフェリト、フェリト・ニールだ」
「はい!よろしくお願いします!」
トコハは支部長に頭を下げ、敬意を払う。
「ほら!さっさと資料持ってきなさい!」
「ここに来てから散々こき使いやがって~・・・覚えてろよ姉ちゃん!」
トコハに近づいてきたのは、この支部のスタッフ、清州アカネとバイトと大学の連日休日を利用して遊びに来たアカネの弟、清州サスケだった。
「ほら、トコハちゃん。頼まれてた資料だぜ」
「ありがとうございます、アカネさん、サスケさん」
「
「じゃあ・・・」
「申請すりゃ、次のシーズンで100パー参戦できるぜ!」
「わぁ・・・」
次シーズンでプロリーグに申請可能と聞いたトコハは目を輝かせる。
「で!こっちのスカウトに売り込もうっていうのかい?」
「ハイメ!」
「いい考えだ♪」
いつの間にか来たハイメはにこやかな笑みでウィンクする。
☆
夕方のパリの河川敷、トコハとハイメは川を眺めながら話をしている。
「本格的にプロを目指すんだね?」
「私は私自身の道を進む。そのために、この街に戻ってきたの」
トコハの晴れやかな笑みを見て、ハイメは笑みを浮かべている。
「ハイメ!確認しておきたいんだけど・・・」
「おぉ⁉な、なんだい?」
トコハの急な接近にハイメは思わず後ずさる。
「兄さんや伊吹さんから連絡来てないわよね⁉」
「ディフライダーのこと?ないよ。あったらすぐに教えるって約束だろ?」
「隠し事はなしだからね⁉」
「そう!ラフラーンス!」
☆
学校の授業が終わり、クロノはカードキャピタル2号店はバイトとして仕事をこなしながら子供たちにデッキ構築のアドバイスをしていた。そんなクロノに様子を1号店からわざわざ見に来たカムイが話しかけてきた。
「立派な店員さんぶりだな」
「!カムイさん!!」
久しぶりに会ったカムイはクロノに店の屋上で現状報告をする。
「週末、ミサキさんと一緒に香港にいる櫂とリンさんのところに行ってくる。状況確認って奴だ」
「アラタとマコト、ヤイバとカエデも合流するんですよね?じゃあこれを」
クロノは1階のお好み焼き屋のもんじゃ焼き、お持ち帰り用パックをカムイに渡す。
「おっ!差し入れか!」
「ノアとイツキの行方がわかるような手掛かりが掴めるといいけど・・・」
「俺も、いろいろ動いてみるよ」
「気をつけてくださいね!」
「ああ。お前も、無茶すんじゃねぇぞ?」
「わかってますよ!」
カムイは差し入れのもんじゃ焼きのパックを受け取り、1号店へと戻っていく。クロノもカムイを見送った後、休憩を終了して、バイトに戻っていく。
☆
普及協会本部の会議室、伊吹はシラヌイから得た情報を共有するために、各支部長たち、さらにはマモルやキョウヤ、アイチとカズヤも招集した。全員が揃ったところで、対策会議を行う。
「今日集まってもらったのは、普及協会として、ディフライダーにどう対処していくか、それを協議していくためである。安城マモルと一条キョウヤ、先導アイチと橘カズヤにはオブザーバーとして会議に参加してもらう」
「マモマモとキョウヤはいつものこととして、アイチ君とカズヤ君まで引っ張りだすとは・・・まったく困ったものです・・・イブッキーの人使いの荒さは。ねー、アイチ君♪」
ユナイテッド・サンクチュアリ支部の支部長であるレンはにこやかな笑みを浮かべてアイチに視線を向ける。
「いえ・・・僕で役に立てるのなら・・・。よろしくお願いします、レンさん」
「こちらこそ♪」
「レンはいつも通りとして、そろそろ会議始めっか。伊吹、進行よろしく」
カズヤに進行を任され、伊吹は本題に入る。
「数日前、クリストファー・ロウが率いるヴァンガードの研究施設が、1人の研究員によって爆破され、多数のデータが盗まれた」
モニターには研究施設爆破事件のその当時の様子が映し出されている。支部長たちはこれを見て神妙な表情になる。
「その研究員の名は・・・若水ソウスケ。ディフライドされた可能性が高い」
「若水さんが⁉」
若水がディフライドされた可能性、この事態を発生させた原因と知り、元カンパニーの一員である江西は他の誰よりも驚愕に満ちていた。
「皆すでに知っていると思うが・・・忍竜シラヌイがディフライドしていた鬼丸カズミから齎された情報によれば、シラヌイが仕えていたガスティールとその一派は自らを使徒と名乗り、破壊の竜神ギーゼの復活を目論んでいる。シラヌイはギーゼの力によって、この世界のヴァンガードを破壊できると考えていたが・・・その実、ガスティールの狙いは別のところにあるらしい」
「いったい、何を企んでるんだろうねぇ~?」
「そのことを探るため、立凪ノームの元を訪ねたのですが・・・彼の目をもってしても、何も見えないと・・・」
「櫻井インフォメーションのその手のプロたちにも声をかけたが・・・結局何の情報も得られなかった」
ノームにも何も見えず、ワタルの実家の凄腕の情報屋も戦果なしという状況に会議はかなり難航している。
☆
夕方ごろ、バイトを終えたクロノは今日の夕飯は何にしようかと考えながら帰り道を歩いている。
「今日の晩飯、何にしようかな?」
「クロノさーん!」
そんな時に、クロノに声をかけたものが道路の先にいた。クロノは遠くにいる声の主を目を通して確認する。その正体に目を見開いて驚く。
「⁉ノア⁉」
声の主はチーム新ニッポンに所属していた、星崎ノアだった。ノアは無邪気な笑顔を浮かべながらクロノに手を振り、誘導するかのようにその場から離れる。
「!ノアー!!」
クロノは慌ててのあの後を追いかけていく。
☆
コンビニで雑誌を読んで時間を潰していたカズマに1つのラインメッセージが届いた。
「ん?」
カズマはスマホを取り出し、ラインの内容を確認する。ラインの着信者はクロノだった。
「ノアがいた。追う?・・・!!あいつ!1人で!」
カズマは慌てて雑誌を戻し、クロノを探しに走り出した。
☆
ノアを追いかけてクロノがたどり着いたのは電車の音が鳴り響く人気のない河川敷。クロノを誘導したノアは不敵な笑みを浮かべている。
「ノア・・・じゃないんだな」
ノアの不敵な笑みを見て、クロノは確かな怒りが湧きたってくる。
(今のこいつは・・・カオスブレイカーにディフライドされた・・・破壊の竜神ギーゼの使徒!)
そう、クロノの目の前にいるのは、本当のノアではなく、ノアにディフライドした破壊の竜神ギーゼの使徒の1人、
(けど!ファイトして勝てば・・・ユニットをクレイに追い返すことができる!本当のノアを取り戻せる!)
「そうだよぉ」
「!!」
ノア・・・否、カオスブレイカーは全てを見透かしたような声を出し、無邪気な笑みを浮かべてデッキを取り出す。
「僕ならいいよ。やってみる・・・クロノさん?」
「・・・っ!ファイトだ!ノア!」
カオスブレイカーはファイト台を出現させ、そのファイト台にデッキを設置させる。クロノもデッキを取り出し、デッキを設置して、ファイトの準備をする。準備が終えたところで、クロノにとって負けられない1戦が始まる。
「「スタンドアップ・(Z・)ヴァンガード!!」」
「クロノ・ドラン・G!」
「
クロノ・ドラン・G PW5000
「俺の先攻だ!ドロー!ライド!クロノエトス・ジャッカル!ドランは移動!ターンエンド!」
クロノエトス・ジャッカル PW7000
R クロノエトス R
R R ドラン・G クロノの手札5枚 山札43枚
「僕のターンだね。ドロー。ライド!
R メトンアクス R
R プランク R
「プランクのブースト、メトンアクスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『クロノエトス・ジャッカル』」
「ターンエンド」
PW11000➡PW7000 カオスブレイカーの手札6枚 山札42枚 クロノのダメージ1枚
「俺のターン!ドロー!ライド!クロノビート・バッファロー!コール!クロノエトス・ジャッカル!」
クロノビート・バッファロー PW9000
R クロノビート クロノエトス
R R ドラン・G
「(このファイト・・・絶対に勝つ!)
ドランのブースト、クロノエトスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『
「クロノビートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW7000 クロノの手札5枚 山札40枚 カオスブレイカーのダメージ1枚
「僕のターン。スタンド&ドロー。ライド!
混濁の
アイアン ストレンジ R
R プランク R
「アイアンでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『スチームメイデンメスキア』」
「プランクのブースト、ストレンジでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW13000➡PW9000 カオスブレイカーの手札5枚 山札39枚 クロノのダメージ3枚
「俺のターン!スタンド&ドロー!切り開け!新たなる世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!!」
クロノジェット・ドラゴン・G PW11000
「コール!
(でも・・・どうしてこいつが日本に・・・?海外にいるんじゃねぇのか・・・?)
スピアヘッド クロノジェット・G クロノエトス
R R ドラン・G
「ドランのブースト、クロノエトスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『
「クロノジェット・Gでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ツインドライブ『スチームテイマーアルカ』セカンドチェック『ラッキーポッド・ドラコキッド(引)』ドロートリガー!パワーはスピアヘッドに!1枚ドロー!」
クロノジェット・Gは背中のブーストで起動速度を増し、ストレンジに渾身の1撃の拳をつつきつける。
(何で俺の前に現れた・・・?)
「ダメージチェック『混濁の
「スピアヘッドでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『反転の
「ターンエンド!」
PW12000➡PW9000+SH5000=14000
PW11000➡PW9000
PW14000➡PW9000 クロノの手札6枚 山札33枚 カオスブレイカーのダメージ3枚
クロノはカオスブレイカーに対し様々な疑問を抱きながらファイトを進めていく。
☆
一方の普及協会本部の対策会議は続いており、今はまだ情報供給を続けている。
「シラヌイはギーゼがディフライドできる器を
バタンッ!
伊吹が各支部長に指示を出そうとした時、会議室の扉が勢いよく開かれた。その扉の先には、誰かがいた。
「なんだ貴様は⁉会議中だぞ⁉」
その扉の先にいたのは、チームヘヴィNEWパンクの黒峰イツキだ。
「!!君はチームヘヴィNEWパンクの・・・!」
「黒峰イツキ・・・」
「その名と存在はとっくにデリートした・・・」
イツキは不敵な笑みを浮かべながら伊吹たちに近づく。
「我の真の名は・・・グレイヱンド・・・遊星ブラントの使者であり、破壊の竜神ギーゼの使徒だ!!」
イツキ・・・否、
☆
クロノのラインを見た後、カズマはクロノを探しにカードキャピタル2号店の道のりを走ってきている。すると、ちょうど店からタイヨウとアンが出てくる。
「!タイヨウ!日下部!」
「カズマさん!」
「カズマ君!」
「お前ら、新導のメッセージ・・・」
「見ました。それでここに・・・」
どうやらタイヨウとアンも同じメッセージが届いたようでクロノを探しにここに来ていたようだ。
「で、新導は?」
「アルバイトが終わって、少し前に帰ったってシンさんが・・・」
「まだ近くにいるはずだ!!探すぞ!!」
「「は、はい!」」
3人は引き続きクロノを探しに街中を走っていった。
☆
河川敷にいるクロノとカオスブレイカーのファイト・・・
「ライド。
「どう、クロノさん?これが新しい僕だよ」
「・・・っ!!」
「カオスブレイカー・クライシスのスキル。カウンターブラスト(
「くっ・・・ドランを
「ストライドジェネレーション!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「新しいGユニット・・・」
「カオスブレイカー・クライシスの
「くっ・・・クロノエトスを
「グルーボール・ドラゴンのスキル。ソウルブラスト『
「ぐっ・・・」
「コール!メトンアクス、ストレンジ」
アイアン グルーボール ストレンジ
メトンアクス プランク R
「プランクのブースト、グルーボールでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『スチームテイマーアルカ』(コスト『クロノファング・タイガー・G』)」
グルーボールは巨大なレーザーバズーカ砲をクロノジェット・Gに狙いを定め、最大火力でレーザーバズーカを放った。バズーカはクロノジェット・Gに当たる直前でアルカの時計型の盾で止められた。
「トリプルドライブ『
アイアンのスキル。カオスのヴァンガードがいれば、パワープラス2000。
メトンアクスの
「ノーガード!ダメージチェック『クロノクロウ・モンキー』」
「メトンアクスのスキル発動。アタックがヒットしたので、スピアヘッド・ユニコーンは次のターンが終了しても
「くっ!」
「これがギーゼの使徒たる僕の力だ。ストレンジでヴァンガードにアタック!
ストレンジのスキル。ヴァンガードがカオスであれば、リアガード1体を
「違う!!ジェネレーションガード!!遡る時乙女ウルル!」
ジェネレーションゾーン コスト『時を刻む乙女ウルル(治)』
遡る時乙女ウルル SH15000
「スキル発動!ドロップゾーンのノーマルカードとトリガーカートを山札の下に!」
戻したカード『時を刻む乙女ウルル(治)』『スチームテイマーアルカ』
「シールドプラス5000!」
「ターンエンド」
PW30000➡PW11000(完全ガード)
PW22000➡PW11000
PW24000➡PW11000+SH20000=31000 カオスブレイカーの手札4枚 山札33枚 クロノのダメージ4枚
「使徒だと⁉ギーゼだと⁉ふざけるな!!ノアはそんな奴じゃねぇ!!ストライドジェネレーション!!!クロノドラゴン・ギアネクスト!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『クロノファング・タイガー・G』グレード3
クロノドラゴン・ギアネクスト PW26000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン・G』
「(こいつが何を企もうと、関係ねぇ!!勝手ユニットをクレイに叩き返せば・・・本当のノアを取り戻せる!!)
ラッキーポッド・ドラコキッド(引) PW4000
「ラッキーポッド・ドラコキッドを
スチームメイデン・メスキア PW7000
「(絶対にこいつを倒す!!そしてもう1度、あのノアを・・・!)
ギアネクストの
● ギアネクスト 〇
R メスキア(レスト) 〇
「ギアネクストでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「聞け、ノア!アラタとマコトは今もお前を探してる!ずっとお前を待ってる!トリプルドライブ『クロノエトス・ジャッカル』セカンドチェック『クロノボレー・ラビット(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ギアネクストに!サードチェック『
「ダブルクリティカル・・・」
「ノアーーーー!!!」
ギアネクストは体に時空エネルギーを溜め、エネルギー波をカオスブレイカー・クライシス目掛けて放った。カオスブレイカー・クライシスは何の抵抗もせずに、ギアネクストのエネルギー波に包み込まれる。
☆
クロノの声が届いたのか、クロノは宇宙空間に立つイメージに連れ込まれた。視線の先にはカオスブレイカーに囚われていたノアがいた。
『!ノア!』
『クロノさん・・・うわっ⁉』
ノアは宇宙空間に引きずり込まれるかのように、クロノから離れていってしまう。
『助けて!!』
☆
「ぐああ・・・!」
先ほどのイメージを見せられたせいかノアは苦し気に頭を抑える。クロノはこれを見て、あた少しで助けられると確信した。
ダメージチェック『混迷の
「ギアネクストのスキル発動!手札か、リアガードの十二支刻獣を3体、山札の下へ!手札3枚を山札の下へ!』
戻したカード『クロノエトス・ジャッカル』『クロノビート・バッファロー』『クロノクロウ・モンキー』
「ギアネクストをスタンド!ドライブマイナス2!もう1度ギアネクストでヴァンガードにアタック!」
「う・・・うぅ・・・」
「俺はここにいる!戻ってこい!ノア!!」
クロノは必死になってノアに対して呼びかけるが・・・
「・・・ジェネレーションガード。
ジェネレーションゾーン コスト『
「さらにガード『
カオスブレイカーはギアネクストの攻撃を守り通す。ギアネクストのエネルギー波をデモンマクスウェル、マグネター、ストレンジとアイアンが受け止めた。
「くっ・・・ドライブチェック『ラッキーポッド・ドラコキッド(引)ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」
「・・・その程度の力で我を倒せると?この人間を救えると思ったか?」
「・・・ターン・・・エンド。メスキアは山札に戻し、ラッキーポッド・ドラコキッドを場に戻す・・・。ドランとクロノエトスを
「カオスブレイカー・クライシスのスキル発動。
PW30000➡PW11000
PW40000➡PW11000+SH35000=46000 クロノの手札5枚 山札27枚 カオスブレイカーのダメージ5枚(裏1枚)
「・・・クロノ?」
河川敷の道のりを歩いていたトリニティドラゴンは偶然遠くからクロノを確認した。
「・・・ストライド・・・ジェネレーション!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『
カオスブレイカー・クライシスは突如として、黒輪の中へと包まれていった。カオスブレイカー・クライシスを包み込んだ黒輪はやがてヒビが入り、割れてしまう。破壊された黒輪から、先ほどまでとは比べ物にならないほどの巨大な道化の竜が大鎌をもって、クロノジェット・Gを見下ろす。これが・・・カオスブレイカーのあってはならない未来の姿だ。
「
「カオスブレイカーの・・・Gユニット・・・」
カオスブレイカーのGユニットを見てクロノは冷や汗を流す。
「こいつは
「
「ラッキーポッドを
「ストレンジを2体コール。
プランク・ドラコキッドのスキル。カウンターブラスト。自身を退却。山札の上から7枚見て、カオスの名を含むカードを1枚手札に。カオスブレイカー・ドラゴンを手札に。相手は自分のリアガードを1体
「なっ・・・ドランを
「カオスブレイカー・デリュージの
(くっ・・・手札まで・・・)
「さらに相手のダメージゾーンが4枚以下なので、相手の
「なっ・・・!」
「クロノ・ドランをダメージゾーンへ」
「くっ・・・」
「これでダメージ5・・・」
ストレンジ デリュージ ストレンジ
メトンアクス R R
「右のストレンジでヴァンガードにアタック。
スキル発動。パワープラス5000」
「それでも・・・負けられねぇ!!ガード!『クロノボレー・ラビット(☆)』」
「メトンアクスのブースト、左のストレンジでヴァンガードにアタック。
スキル発動。パワープラス5000
メトンアクスのスキル。パワープラス4000」
「絶対に、ノアを取り戻す!!アラタやマコトのためにも!!ガード!『
クロノはそう意気込むが、ダメージは5の状態、手札は0、さらにリアガード全ては
(あと少しで・・・ノアを取り戻せるのに・・・!)
「どうしたのぉ?この人間を、目覚めさせたとでも思ったの?」
「何?」
全てを見透かしたような言動にクロノはどういう事かわからなくなってきた。
「・・・お前の声が、お前の思いが、この人間に届いたとでも?」
カオスブレイカーの言葉にクロノは嫌な予感を募らせる。
「あれは我が見せたもの・・・我が与えた・・・幻だ」
そう、先ほど見たイメージはカオスブレイカーがクロノに見せた幻だったのだ。つまりノアを助けられる可能性はクロノには初めからなかったのだ。あったとすればそれは、カオスブレイカーが与えた偽物だ。
「そ・・・そんな・・・」
そんな事実にクロノに絶望の顔色が漂わせる。
「その顔が見たかった!!希望を与え、絶望に落とし、希望を見せ、それを砕く・・・それこそが、我の悦楽!!」
カオスブレイカーは歪んだ笑みをクロノに浮かべている。
「本当にかわいいなぁ・・・お前は・・・。・・・カオスブレイカー・デリュージでヴァンガードにアタック」
「ノー・・・ガード・・・」
「トリプルドライブ『
カオスブレイカー・デリュージは大鎌を構え、歪んだ笑みを浮かべながらクロノジェット・G目掛けて振り下ろした。抵抗できなくなったクロノジェット・Gは大鎌によって引き裂かれてしまった。
PW14000➡PW11000+SH10000=21000
PW25000➡PW11000+SH20000=31000
PW26000➡PW11000
ダメージチェック『クロノジェット・ドラゴン・G』
クロノのダメージ6枚 カオスブレイカーのダメージ5枚 勝者カオスブレイカー
「使徒とのファイトに敗北せし者、魂の牢獄レリクスへ至れ!!」
勝利したカオスブレイカーが手をかざすと、クロノの足元に、見たこともない紋章が浮かび上がった。
「!!?な、なんだよこれ!!?」
「勝った僕へのご褒美だよ!」
紋章が輝きだすと突然、クロノの足元に不気味な大穴が開いた。
「うわぁ!!」
紋章の足元にいたクロノは穴に落ちそうになるが、どうにか落ちまいとするが・・・
「うわあああああ!!」
手の力に限界が来てしまい、落ちてゆく。
ガシッ!
落ちそうになったクロノの手を掴んだのは、たまたまそこに通りがかったツネトだった。
「!ツネト⁉」
「何やってんだよお前⁉」
ツネトは必死でクロノを助けようとしたが、一緒に大穴に落ちてしまう。
「「うわああああああ!!」」
「「ツネトさん⁉」」
クロノとツネトが落ちてしまい、カルとケイが駆け寄ったと同時に大穴は紋章と共に消えてしまった。
「・・・ゴミが混じったか・・・」
カオスブレイカーは特に気にした様子はなく、その場を去っていった。果たして、クロノとツネトは無事なのであろうか・・・?
to be continued…
カズマ「
タイヨウ「心配していたことが現実になってしまいました・・・でも、まさかギーゼの使徒がいきなりクロノさんを狙ってくるなんて・・・」
カズマ「くそっ・・・あいつらいったい何企んでんだ⁉」
タイヨウ「お願いします、クロノさん!絶対無事でいてください!」
TURN211「使徒からの挑戦状」