さて、今回はサブタイトルの通り、彼の登場です。
それではどうぞ!
ヴァンガード普及協会本部の本部長室、ここで伊吹、マモル、キョウヤの3人はここで使徒の対策を考えている。するとそこに伊吹のスマホから電話が鳴り響き、通話に出る。その途中で、シルフィが入室してきて、事の状況を説明する。電話の内容とシルフィの報告によって伊吹はしかめた表情になり、その全てをマモルとキョウヤにも共有する。
「なんだって!!?トコハのところにも襲撃があった⁉」
パリでの出来事を聞いたマモルは驚愕し、焦りを生じている。トコハはマモルの妹、兄としてはこの反応は当然のことだと考える。
「ああ。だが、日向シズクのおかげで、事なきを得たようだ」
「ほっ・・・よかった・・・」
トコハは無事だという報告を聞いて、マモルは非常に安堵する。
「・・・それで、天音アリスまで連れ去らわれたというのは本当か?」
「はい。ちょっと目を離したすきに・・・すみません・・・」
「いや・・・こちらも想像していなかったわけではなかった。あり得る話だというのに、間に合えず、申し訳ない」
シルフィは伊吹たちに謝罪するが、シルフィの気持ちを考えれば、1番辛いのはシルフィの方だ。それを理解しているキョウヤはシルフィに頭を下げる。
「しかし・・・
「ああ・・・クロノたちの救出とさらなる改善を急がねばならないな・・・」
これまでの報告を聞いて伊吹たちは一刻の猶予もないと考え、早急の対策を講じるのであった。
TURN218「復讐に燃える竜」
隅田川がよく見える桜橋のベンチでカズマはポテトを食べる。
「・・・勘弁してくんねぇか?」
カズマは少しうんざりした様子で一緒にいた人物にそう告げる。
「何を?」
その人物とは、カズマの実の兄である鬼丸カズミなのである。
「そうやって俺に張り付いてんのだよ」
「新導クロノ君に続き、さらに佐倉ユイさん、明日川タイヨウ君と続々と消息を絶った。お前も間違いなく、使徒たちのターゲットになっているはずだ」
カズミがカズマと一緒にいるのは、襲ってくるであろう使徒から守るためのボディガードだ。
「それはわかってる。でもこうしてる間にも、新導やタイヨウたちは・・・」
「使徒たちは破壊の竜神ギーゼがディフライドするための器を探している。新導君たちは恐らくその候補としてどこかに拉致されているに違いない」
「その場所はわからないのか?」
「今、普及協会の伊吹さんたちが全力で彼らを探している。お前は自分の身を守ることを第一に考えるんだ。俺はお前を、みすみす敵に奪われたくないんだ」
カズミのカズマを思う気持ちに何も言えなくなったカズマはすっと立ち上がり、どこかへ歩こうとする。
「おい・・・」
「トイレ」
どうやらカズマは用を足しに行くようだ。カズミはカズマの背中を見送った後、ポテトを黙々と食べる。
☆
用を足し終えたカズマは顔を俯かせながらクロノたちのことを考えている。
「・・・あいつら、本当に無事なんだろうな・・・。こんな時に何もできないなんて・・・!」
カズマが自分の無力さを嘆いていると・・・
「よう・・・久しぶりだな」
カズマの周りには複数人の男たちに囲まれる。そのうちの1人の男の背後から1人の少年が現れる。
「!!てめえは・・・!!」
「東海林カズマ・・・会いたかったぜ!」
その少年は、かつて鬼丸カズミにディフライドしていたシラヌイと共に
「渕高サオリ・・・!」
「その名前はとっくに捨てた・・・。今の俺はダムジッド・・・破壊の竜神ギーゼの、使徒だ!!」
「!!?」
サオリ、もとい
「離せ!この野郎!何しやがる!!」
カズマは男たちの手を振り払おうとしたが、男の力が強くてびくともしない。
「やめろ!離せ!!」
「!カズマ!カズマーーー!!」
その様子を見たカズミはすぐにカズマへと駆け寄る。だがその前に男たちはカズマを桜橋から落とす。
「うお・・・うおああああああ!!!」
「カズマーー!!」
カズマが桜橋から落ちた後、男たちは逃げ去り、ダムジッドも自ら桜橋から落ちる。
「カズマ!」
カズミが橋の下を見てみると、船が出航した姿があった。その船の上には、先ほど落ちたカズマとダムジッドがいた。
「カズマ・・・カズマーーーーー!!!」
すでに船と離されているため、今橋に落ちても川に飛び込むだけ。カズミは何とか船に追いつこうと、隅田川の道のりを走っていく。
「ててて・・・てめぇ!」
起き上がったカズマはダムジッドを睨みつける。
「東海林カズマ、邪魔が入らないところで
ダムジッドは自らのデッキを取り出し、ファイトの申し込みをする。
「ふざけんな!やってられっかよ、こんなところで!」
カズマはファイトの申し込みを断ろうとした時、ダムジッドは想定内といった笑みを浮かべる。
「言っとくけど、新導クロノと明日川タイヨウは俺たちの手の内にあるんだぜ?確かに、あいつらは器の候補だけど、とりあえず、生きてさえいれば役に立つんだ。生きてさえいればね」
つまりいうとカズマがファイトを断れば、クロノたちの無事は保証できないということだ。ここでも人質を取られてしまう。
「てめぇ・・・!」
「俺に勝てる自信がないなら、逃げても構わないんだぜ?代わりの候補なんていくらでもいるんだ」
人質を取られてしまうが、そのおかげでカズマは少し冷静になることができた。
(落ち着け・・・これは新導とタイヨウを救えるチャンスかも・・・)
カズマはこれをプラスの方向に考え、ダムジッドの思惑に乗る。
「乗ってやるぜ!そうやってのこのこ現れたことを後悔させてやる!お前をぶっ倒して、俺が新導とタイヨウを助け出す!!」
「ふっ・・・ファイトだ」
カズマとダムジッドは船に設置してあるファイト台に自分のデッキを設置して、ファイトの準備を行う。全ての準備を整えたら、ファイトが始まろうとしている。
「「スタンドアップ・(Z・)ヴァンガード!!」」
「
「ワイバーンキッドディッダ!」
ワイバーンキッドディッダ PW5000
「俺の先攻だ!ドロー!ライド!
R ニーズ R
ルート R R カズマの手札5枚 山札43枚
「俺のターンだ!ドロー!見せてやるよ・・・使徒として生まれ変わった俺の力を!!ライド!ドラゴンナイトターヘル!ディッダは移動!」
R ターヘル R
R ディッダ R
「ディッダのブースト、ターヘルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ!」
「ドライブチェック『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』」
「ダメージチェック『
「ターンエンドだぜ!」
PW12000➡PW7000 ダムジッドの手札6枚 山札42枚 カズマのダメージ1枚
「俺のターンだ!ドロー!ライド!
ニーズ リア・ファル モルフェッサ
ルート R R
「モルフェッサでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ!ダメージチェック『ラディエント・ドラゴン』」
「リア・ファルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『マズルフラッシュ・ドラゴン(☆)』」
「ドライブチェック『
「ノーガードだ!ダメージチェック『ドラゴンナイトムブディ』」
「ターンエンドだ」
PW9000➡PW7000
PW9000➡PW7000+SH10000=17000
PW12000➡PW7000 カズマの手札4枚 山札40枚 ダムジッドのダメージ2枚
「俺のターンだ。スタンド&ドロー!ライド!ドラゴンナイトムブディ!ドラゴンナイトシャクールをコール!」
ドラゴンナイトムブディ PW9000
ドラゴンナイトシャクール PW9000
シャクール ムブディ R
R ディッダ R
「シャクールでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ハウルオウル(引)』」
「ディッダのブースト、ムブディでヴァンガードにアタック!」
「ノーガードだ!」
「ドライブチェック『スプリットバーン・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「くっ・・・ダメージチェック『
「ターンエンドだ」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW14000➡PW9000(+5000) ダムジッドの手札5枚 山札38枚 カズマのダメージ3枚
「まだまだ・・・次の俺のターンが本番だぜ・・・!」
ダムジッドは余裕たっぷりの笑みを浮かべる。
☆
一方その頃、福原のヴァンガード部の部活動を終え、自宅への帰路を歩いているアンリは、レリクスに落とされた羽島リンとマサトの安否が気になりながら歩いている。
「早尾アンリさん?」
すると、そんなアンリの目の前に、ノアにディフライドをしているギーゼの使徒の1人、
「君は・・・チーム新ニッポンの星崎ノア君・・・!」
「知っててくれたんだ、うれしいなぁ」
カオスブレイカーは無邪気そうにふるまっているが、どことなく不気味さが出ている。アンリはそんなカオスブレイカーに警戒を施している。
「僕も
「君がディフライダーなのは知っている。羽島先輩たちはどこにいるんだ⁉」
「僕に勝ったら教えてあげてもいいけど・・・」
そう言ってカオスブレイカーはアンリとファイトするように仕向けさせる。すると・・・
「楽しそうなお話じゃないですか~」
カオスブレイカーに1人の男が後ろから声をかけてきた。その男は、フーファイターの総帥であり、ユナイテッド・サンクチュアリ支部の支部長、雀ケ森レンだった。レンの登場にアンリは驚愕する。
「⁉す、雀ケ森先輩⁉」
「お前は・・・先導アイチと橘カズヤと同じ、祈り聞く者か?」
「雀ケ森レンと申します。どうぞよろしく」
レンはカオスブレイカーに礼儀正しく自己紹介をする。
「ファイトをお望みであれば、この僕から先にしていただけませんかね?」
「僕が欲しいのはこっちの彼なんだけど?」
「そんな~。見せてくださいよ・・・かつてこの世を混沌に陥れたという、あなたの力を」
カオスブレイカーはレンのファイトを断ろうとしたが、徐々にレンの言葉に真剣みが現してきた。
「櫂やリリーには悪いですけれど・・・あなたは僕がとらせてもらいますよ・・・カオスブレイカー」
レンが言うリリーという愛称は、今現在櫂と行動を共にしている日下部リンのことを指している。
「・・・ちっ・・・。あー、めんどくさいなぁ・・・パス!」
カオスブレイカーは思わぬ邪魔に舌打ちをし、その場を去っていく。
「逃げられちゃいましたかー」
アンリは助けてくれたレンに頭を下げ、お礼を述べる。
「あ・・・ありがとうございます!」
「いや、お礼を言うのはこちらの方です」
「え?」
レンの言葉にきょとんとするアンリに、レンは事情を説明する。
「僕たちがユナサン支部に活動の拠点を移したことが福原ヴァンガード部の衰退を招く一因になってしまったことは、確かです。でも・・・立場上どうすることもできませんでした」
「先輩・・・」
「
レンの労いの言葉と、ヴァンガード部の後を託されたことによって、アンリは感激し、感涙を流す。
「先輩、そんな・・・。俺・・・先輩に憧れて・・・中学の夏休みに、先輩のファイトをテレビで見て・・・それで・・・それで・・・」
アンリが感涙を流していると、レンは浅草門を懐かしそうに見つめている。その中で絶叫マシンも発見する。
「懐かしいなぁ~。子供のころ、よく遊びに来たものです。どうです?乗りに行きませんか?」
「は・・・はい!」
「その後、もつ煮でも食べにいきましょ~」
「喜んで!」
相変わらずのマイペースぶりを発揮するレン。アンリは憧れの先輩と行動を共にするのであった。
☆
カズマとダムジッドのファイト・・・
「ライド!
ニーズ ルアード モルフェッサ
ルート R R
「
「インターセプト!『ドラゴンナイトシャクール』いい気になってんじゃねぇぞ。今の俺から見れば、お前なんか虫けらみたいなもんだ」
「減らず口は勝ってからにしろ!
「ノーガードでいいよ」
「ツインドライブ!ファーストチェック『イビルリフューザー・ドラゴン』セカンドチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!パワーはニーズに、クリティカルはヴァンガードに!」
ルアード(カズマ)は竜の手をかざし、竜の魔力をムブディ(サオリ)に放つ。ムブディ(サオリ)の竜はよろめくが、ムブディ(サオリ)はまだまだ余裕だ。
「ダメージチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ドロートリガー!パワーはヴァンガードに!1枚ドロー!」
「どうだ!」
「わかってねぇなぁ。俺は前とは違うんだ・・・お前はもう俺には勝てねぇんだよ」
「はっ・・・そういうの、負け犬の遠吠えってんだ!ルートのブースト、ニーズでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』」
「ダメージはあいつが4・・・俺が3か・・・。ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW11000➡PW9000(+5000)
PW17000➡PW14000+SH5000=19000 カズマの手札6枚 山札34枚 ダムジッドのダメージ4枚
「新導クロノも、明日川タイヨウも・・・成す術もなくみじめに負けた・・・お前にも思い知らせてやる・・・使徒の力というものを!!ライド!ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"!!」
ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔" PW11000
「ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』グレード3
「やっぱズィーゲンブルクじゃねぇか。いったい何が違うってんだ?」
「くくく・・・
ズィーゲンブルクのスキル発動!ソウルブラスト『ドラゴンナイトムブディ』Gゾーンのズィーゲンブルクを表に!ルートを退却!」
シャクール ズィーゲンブルク シャクール
R ディッダ ターヘル
「ズィーゲンブルクの
ターヘルの
シャクールの
ディッダの
「お前の戦い方はわかってんだよ」
「へっ・・・今のうちに好きなだけほざいていろ・・・左のシャクールでモルフェッサにアタック!」
「ノーガード!」
「ズィーゲンブルクでヴァンガードにアタック!」
「お前らは何を企んでいる!破壊の竜神ギーゼが復活したら、何が起きるっていうんだ!」
「さあな」
「はぁ?」
ダムジッドの言葉に意味わからないといった表情をするカズマ。
「傭兵である俺にとっては、これもただの仕事だ。ただし・・・憎いてめぇを叩きのめせるんだ・・・こんな楽しい仕事はねぇよお!!」
「ジェネレーションガード!!
ジェネレーションゾーン コスト『アビス・グラール(治)』
「ブロナーハのスキル!山札の上から5枚を公開!」
公開したカード『
「グレード1のカードを全て、ガーディアンサークルにスペリオールコール!」
ズィーゲンブルクは火炎兵装をルアード(カズマ)に向け、兵装から光槍を放つ。迫りくる光槍をブロナーハ、ソードブレイカー2体、ニーズが受け止め、ルアード(カズマ)に貫くことはなかった。
「トリプルドライブ『スピリットバーン・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全て右のシャクールに!セカンドチェック『
「ガード!イビルリフューザー・ドラゴン!
イビルリフューザーの
スキル発動!カウンターブラスト!山札の上5枚でクインテットウォールだ!」
クインテットウォール 『
「よし!ノーダメージで凌ぎ切った!次のターンで決める!」
「防ぎやがったか・・・。まぁいい・・・。
"紅焔"の
PW14000➡PW9000
PW29000➡PW11000+SH30000=41000
PW25000➡PW11000+SH30000=41000 ダムジッドの手札6枚 山札30枚 カズマのダメージ3枚(裏3枚)
「・・・面白いのはこれからだ・・・くくくくく・・・もう少し待っていろ・・・思う存分、暴れさせてやる!」
ダムジッドは自身のGユニットを見て、不敵に笑いだす。
「俺のターン!スタンド&ドロー!
戻したカード 『争奪の騎士エデルン』『
「コストを支払わずにストライドできる!!ストライドジェネレーション!!!!」
ジェネレーションゾーン コストなし
「我を超え目覚めよ!!真なる力は、この手にある!!
「お前が何を企んでいようが、俺のすることは変わらない!お前に勝って、仲間を救い出すだけだ!モルフェッサ、黒翼のソードブレイカー、
黒翼のソードブレイカー PW6000
「ウスキアスの
ウスキアス ルアード モルフェッサ
R R ソードブレイカー
「ソードブレイカーのブースト、モルフェッサでヴァンガードにアタック!
モルフェッサの
「ノーガード!ダメージチェック『ワイバーンストライクジャーゴ』」
「アタックがヒットした時、モルフェッサのスキル発動!カウンターブラスト!山札からグレード1、黒翼のソードブレイカーをスペリオールコール!
ソードブレイカーのスキル!ソウルブラスト『
「ノーガード」
「お前が前より強くなったんなら、こっちはその上を行く!俺があいつらのためにできることを!俺は俺のヴァンガードを貫いて、お前をぶちのめすだけだ!ソードブレイカーのブースト、
「はっ!馬鹿の一つ覚えみてぇな完全ガード封じ・・・それで勝ったつもりかよ?」
「何⁉」
「ジェネレーションガード!!神龍騎士アブドサラーム!!」
ジェネレーションゾーン コスト『ドラゴンモンクキララ(治)』
神龍騎士アブドサラーム SH15000
「スキル発動!カウンターブラスト!相手の空いているリアガードサークル1つにつき、パワープラス10000!合計でシールドプラス30000!さらにガード!『スピリットバーン・ドラゴン(☆)』」
ルアードの両手に全魔力を纏った魔力弾をブレードマスター"紅焔"に向けて放った。だがそれを予想していたのか、アブドサラームとスプリットバーンが現れ、攻撃を無効化にさせた。
「くっ・・・クワドラプルドライブ!ファーストチェック『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てモルフェッサに!」
「くく・・・無駄にトリガーを引くねぇ・・・。どれだけ引いても通らないけど・・・くくく」
「くっ・・・セカンドチェック『アビス・グラール(治)』ヒールトリガー!パワーをモルフェッサに!サードチェック『アビス・グラール(治)』ヒールトリガー!これもモルフェッサに!」
「スタンドが出ればもう1度アタックできるんじゃねぇの?ま、こっちにはまだ完全ガードが残っているけどな」
「ファイナルチェック『
PW25000➡PW11000
PW18000➡PW9000
PW41000➡PW11000+SH55000=66000 カズマの手札4枚 山札28枚 ダムジッドのダメージ5枚(裏1枚)
「くくくく・・・そこまでかぁ。じゃあそろそろとどめといこう・・・」
「なんだと⁉」
「スタンド&ドロー。ヴァンガードと同じカードをコストに」
ジェネレーションゾーン コスト『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』
「待ちくたびれたろう?今解き放ってやるぞ。俺の未来を賭けて勝負だ。敗北すればGゾーンのカードは二度と戻らない!ま、敗北なんてするはずないんだけどなぁ」
「どういうことだ⁉」
「こういうことさ!!我が未来を喰らい顕現せよ!!!ドラゴン・エンパイアのゼロスドラゴン!!!アルティメットストライド!!!!!」
影の領域の地面奥深くから、地獄より吹き荒れし荒々しい獄炎が一面を覆いつくし、ブレードマスター"紅焔"も包み込んだ。その獄炎の中から、巨大で禍々しい巨竜が姿を現し、口元から炎を吐き出した。またここに、ギーゼが生み出した禁断の破壊生物兵器の1体が降臨してしまった。
「獄炎のゼロスドラゴンドラクマ!!!!!」
獄炎のゼロスドラゴンドラクマ PW36000 ハーツ『ドラゴニック・ブレードマスター"紅焔"』
「これが・・・ゼロスドラゴン⁉」
「ドラクマのスキル発動!カウンターブラスト(2)!相手のユニット全てを退却させバインド!ヴァンガードもだ!!」
「なんだと⁉」
ドラクマが繰り出した獄炎によって、ソードブレイカー、モルフェッサ、さらにはルアード(カズマ)まで焼き尽くされ、一面は何もなくなった。
「さらに相手は手札から3枚選び、2枚をドロップゾーンに、1枚をヴァンガードサークルに置け」
「くっ・・・手札2枚を捨て、
「おやおや・・・グレード2になっちまったかぁ。これじゃあジェネレーションガードもできねぇなぁ?コール!
シャクール ドラクマ ダムジッド
ダムジッド R ターヘル
「ダムジッドのスキルでドラクマを
シャクールとターヘルにパワープラス2000!ターヘルのブースト、ダムジッドでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『アビス・グラール(治)』」
「今こそ見せてやるぜ!使徒としての力を得たこの俺の強さを!!てめえら人間がどんなにちっぽけで、つまらない生き物だってことを!!獄炎のゼロスドラゴンドラクマでヴァンガードにアタック!!」
「くっ・・・ノーガード・・・!」
「くくく・・・!トリプルドライブ『マズルフラッシュ・ドラゴン(☆)』クリティカルトリガー!パワーはシャクールに、クリティカルはヴァンガードへ!セカンドチェック『
「くっ・・・!」
「ははははは!!滅びちまえ!!世界もてめえも全部だ!!くらええ!!!」
ドラクマは自身が纏う獄炎をリア・ファル(カズマ)に放って向かってあたり一面ごと焼き尽くす。
「ぐわああああああああ!!!」
リア・ファル(カズマ)は成す術もなく獄炎に包まれ、あたり一面ごと焼き尽くされ、無に帰された。
PW15000➡PW9000+SH10000=19000
PW36000➡PW9000
ダメージチェック『
カズマのダメージ6枚 ダムジッドのダメージ5枚 勝者ダムジッド
「くくく・・・はははは!!どうだ!これで
ダムジッドは笑い出すと共にドラクマのカードを取り出し、空に放り投げる。
「世界よ、沈黙せよ!!獄炎のゼロスドラゴンドラクマ!!」
放り投げられたドラクマのカードは突如、獄炎に包まれ、獄炎から隅田川に着地するようにドラクマが現実のものとして降臨した。ドラクマが隅田川に着地すると、川の水は桜橋のあたりまであふれ出していく。そしてドラクマは空に向かって獄炎を口から放つ。その獄炎で雲は霧散していく。
「すげぇ・・・すげぇぜ!!これがゼロスドラゴン!!この力がある限り、俺たちに敵はねぇ・・・なんでも思い通りだ!!世界をぶっ潰すことも!!」
「てめぇ・・・なんてことを!!」
ダムジッドはまがまがしい笑みを浮かべながら拳を握る。すると、かげろうのクランマークが浮かび上がる。
「使徒とのファイトに敗北せし者、魂の牢獄レリクスへ至れ!!」
そうすることによって、カズマの頭上に、ギーゼの紋章が浮かび上がり、紋章から時空の穴、レリクスの入り口が開かれる。
「うおああああああ!!!」
カズマはレリクスの入り口に吸い込まれていき、入り口にカズマが入ると、入り口は閉じ、紋章も消えていく。それと同時にドラクマは元のGカードに戻り、ダムジッドの手元にわたる。
「ざまあみやがれ!!ははははははは!!」
船に残ったダムジッドの、愉快そうな笑いは、隅田川中に響いたのであった。
☆
レリクスに入れられたカズマの視線にまず最初に広がったのは、この迷宮の内装、それに、迷宮にはかなり場違いな扉だった。
「なんだここは?」
カズマはここがどこなのか知るために扉を開けると、そこには目を疑う光景があった。
「えっ⁉」
その光景とは、これまでレリクスに落とされた者たちがここに集まり、のんきにファイトを楽しんでいる姿だった。
「新導⁉」
「!カズマ⁉」
カズマに気が付いた一同はカズマに視線を向ける。
「カズマさん!」
「お前まで・・・!」
「それはこっちのセリフだ!お前ら何やってんだよ⁉お前らがいなくなって・・・探そうとしたけど・・・手がかりもなくて・・・!俺がどれだけ・・・!」
「まぁまぁ東海林君落ち着いて・・・」
カズマの慌てっぷりを見てユイがなだめる。
「別に遊んでばかりいたわけじゃねぇよ。俺たちもこっから出ようといろいろやってみたんだ。今はその・・・休憩中というか・・・」
「休憩?」
カズマは今現在ファイトとしているリンとタイヨウをみる。するとふと、リンに椅子変わりされているツネトを発見する。
「ううぅ・・・屈辱ぅ~・・・でも・・・悪くない・・・」
「多度?」
「見ないでやってくれ」
「たく・・・心配して損したぜ・・・」
カズマはかなりあきれた様子で頭を抱える。
「!カズマ、その手・・・」
「手?」
カズマが自分の利き手を見ると、やはりギーゼの紋章が浮かび上がっていた。
「うお⁉なんだこれ⁉」
「やっぱお前もか・・・」
「やっぱ?」
「他のみんなにもあるんです」
「ユイちゃんやタイヨウ君、アリスちゃん、羽島リンさん・・・そして私にも・・・」
「なぜか俺やツネトにはないけどな」
ここに落とされたメンバー全員、自分の利き手を見せる。ツネトとマサト以外は全員きっちりとギーゼの紋章があった。
「新導いわく、この光ってる柱みたいなのが6本全部光った時、その人間はギーゼにディフライドされるんどとさ」
「何っ⁉」
この緊迫した空気に一同は重苦しい表情をしている。
「次は俺が~・・・」
その空気をぶち壊すかのようなツネトが上がるのであった。
☆
飛行機がよく見える空港でシオンは海外の香港にいる櫂たちと連絡を取っている。
「送っていただいた情報の裏が取れました。後で詳細なデータを送ります」
≪わかった。後は任せろ≫
「では」
シオンはそれだけ言って通話を切る。それと同時にパリからトコハとハイメが帰ってきた。
「ただいま!」
「おかえり。向こうで使徒に襲われかけたと聞いたけど、大丈夫だったかい?」
「そうじゃなかったら今頃帰ってないっての」
「マサトのお姉さんのシズクがトコハを助けてくれたんだ!」
「マサトにお姉さんが?今までそんな話1度もしなかったから、初耳だ・・・」
シオンはマサトに姉がいるという話を聞いてなかったので、少なからず驚いている。
「何はともあれ、無事でよかった。これでメンバーが揃ったね」
「今までいいようにやられた分、お返ししてもらわなきゃね!」
「ああ。このままでは絶対に終わらせない」
シオンたちは使徒たちへの反撃の狼煙の準備を着々と進めていくのであった。
to be continued…
カズマ「いなくなったお前たちがまさかこんなところにいたなんてな」
タイヨウ「出られないことを除けば、そんなに居心地がないわけでもないんですよ。暇を持て余したらファイトもできるし」
クロノ「いや・・・一刻も早く出ないとまずいだろ?」
カズマ「そうか・・・確かに、早く出ないと、俺たちもいつあの女王様の椅子にされるかわからないからな」
タイヨウ「ファイトで負けなきゃいいんじゃないですか?」
カズマ「あ、そっか」
クロノ「そういう問題じゃねぇよ!」
ツネト「次は俺が~・・・」
TURN219「粛清のオーバーロード」