本当は今年のもう少し早く投稿しようと思っていたんですが、予定外のトラブルが発生してしまって・・・。とりあえずはトラブルは解決しました。
今回は5話分を用意しております。ひとまずは午前に3話を投稿して、夜に残り2話を投稿する段階にあります。ひとまずは投稿後、1時間後に次話を載せます。
後、今回も感想の返信をする暇がなかったため、感想をいただいた方はお詫び申し上げます。このままZ編のラストまでいけたらいいなぁ。
クロノを守るために、自分たちの前に現れたカオスブレイカーとファイトすることになったカズマ。だがそのファイトの最中、カズマの手の甲にギーゼの紋章が現れ、その柱が完成しかかっている。その瞬間からカズマがギーゼになるかどうかのファイトへと変わっていった。そして・・・カズマはファイトに敗北し、使徒たちが持っていたレリクスのデータにより・・・カズマはギーゼにディフライドされてしまった。そして・・・不可思議な光に覆われたこのビルに、カズマとタイヨウを探しに来たクロノが駆け付け、カズマの変わり果てた姿を目の当たりにしているのだ。
「カズマ・・・」
「くくく・・・一足遅かったな、新導クロノ」
ギーゼ復活の光景を目の当たりにした使徒たちは高くから、クロノを見下ろしている。
「我らが神、破壊の竜神ギーゼ様は降臨なされた」
器となったカズマの手の甲にはギーゼの紋章が描かれている。今のカズマはもうカズマではない。正真正銘、今目の前にいるのは、破壊の竜神、ギーゼなのだ。
「カズマさんは・・・クロノさんを守ろうとして・・・それなのに・・・」
一部始終を見ていたタイヨウは顔を俯かせる。すると・・・ギーゼはカズマのデッキをクロノに突きつけた。
「!!これは・・・面白い・・・」
「ファイトを望んでおられるのか・・・ギーゼ様は」
ギーゼがファイトを望んでいることに、使徒たちは多少ながら驚愕しており、カオスブレイカーは面白そうに笑みを浮かべている。
「クロノさん・・・」
「・・・カズマは・・・ギーゼにディフライドされたんだな・・・」
「はい・・・」
クロノは強く拳を握りしめて、堂々とギーゼと対峙する。
「だったらやってやる・・・カズマからギーゼを・・・追い出してやる!!」
クロノは懐から自分のデッキを取り出し、ギーゼに突きつける。
「ファイトだ!!」
クロノはギーゼの望むファイトを了承する。勝って・・・ギーゼからカズマを取り戻すために。
TURN233「終わりの始まり」
互いにファイトの準備を終え、早速ファイトが開始される。
「「スタンドアップ・(Z・)ヴァンガード!!」」
「クロノ・ドラン・G!」
「
クロノ・ドラン・G PW5000
「・・・ドロー。ライド。
R イウハルバ R
ルート R R ギーゼの手札5枚 山札43枚
「俺のターン!ドロー!ライド!クロノエトス・ジャッカル!クロノ・ドラン・Gは移動!コール!ドキドキ・ワーカー!」
クロノエトス・ジャッカル PW7000
ドキドキ・ワーカー(☆) PW4000
R クロノエトス ドキドキ
R R ドラン
「ドランのブースト、ドキドキ・ワーカーでヴァンガードにアタック!」
「ガード『黒翼のソードブレイカー』」
「クロノエトスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『クロノビート・バッファロー』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW7000+SH5000=14000
PW7000➡PW7000 クロノの手札5枚 山札42枚 ギーゼのダメージ1枚
「・・・信じられねぇ・・・お前・・・本当にカズマじゃないのか⁉」
「・・・ドロー。ライド。
ダグザ リア・ファル ソードブレイカー
R R ルート
「おい!聞いてるのか⁉」
「・・・ダグザでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!ダメージチェック『
「リア・ファルでヴァンガードにアタック」
「ガード!『
「ドライブチェック『
「ノーガード」
PW9000➡PW7000
PW9000➡PW7000+SH10000=17000
PW11000➡PW4000 ギーゼの手札3枚 山札40枚 クロノのダメージ1枚
「本当に、ギーゼに乗っ取られちまったのかよ⁉」
クロノはカズマを必死に呼びかけようとしているが、まったく反応を示さない。まるで虚無そのもののように。
「解せぬな。何ゆえギーゼはファイトを?それほどの強い相手なのか」
「強さなど関係ない」
「東海枝カズマを器とし、ギーゼ様のディフライドはなった・・・だがこれは・・・ユニットがこの地に来るためのディフライドとは違う・・・神の降臨・・・受肉だ!!!」
ヴァレオスは自ら崇拝する神を前にし、狂気に満ちた笑みを浮かべている。ダークフェイスが引くぐらいに。
「儀式は惑星クレイとこの星を繋ぐ運命の法則・・・ヴァンガードファイトによって完遂される・・・勝利により、ギーゼ様は!!真にこの世界に降りられるのだ!!!」
(・・・今の東海枝カズマでは、真にギーゼ様を覚醒させるには至らない・・・だが・・・2つの星の扉を開いた特異点・・・なんという・・・相応しい生贄だ・・・!)
アガレスは至って冷静に分析しているが・・・クロノという生贄を前に、彼もまた、狂気に満ちた静かな笑みを浮かべている。
「俺のターン!スタンド&ドロー!ライド!クロノビート・バッファロー!コール!
クロノビート・バッファロー PW9000
R クロノビート スピアヘッド
R R ドラン
「無視してんじゃねぇぞ!!クロノビートでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ベリアルオウル(☆)』」
「返事しろぉ!!ドライブチェック『
「ノーガード。ダメージチェック『
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH10000=19000
PW14000➡PW9000 クロノの手札4枚 山札39枚 ギーゼのダメージ2枚
「・・・・・・」
「カズマさん・・・」
「スタンド&ドロー。ライド。
「!!
「カズマさんの・・・分身が・・・」
「くくく・・・器の自我は完全に封じられた」
ギーゼによって完全なる闇に堕ちた魔導士ルアードの姿・・・カズマの分身を見て、クロノとタイヨウは目を見開かせて驚愕する。
ダグザ ルアード ソードブレイカー
R R ルート
「ダグザでヴァンガードにアタック」
「インターセプト!『
「僕たち、クロノさんのために何かしたくて・・・カズマさんはクロノさんを守ろうとファイトしたんです・・・必死に・・・。でも・・・そのせいで・・・カズマさんに紋章が現れて・・・それで・・・」
「
「・・・ノーガード」
「ツインドライブ。ファーストチェック『ハウルオウル(引)』ドロートリガー。パワーはソードブレイカーに。1枚ドロー。セカンドチェック『
ルアード(カズマ)は竜化した腕を掲げ、膨大なる闇を腕に纏った。そして、闇を纏った腕をかざし、クロノビートに向けて放った。闇はクロノビートに直撃する。
「ぐわああああ!!くぅ・・・ダメージチェック『
「ルートのブースト、ソードブレイカーでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!ダメージチェック『ドキドキ・ワーカー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW11000➡PW9000
PW16000➡PW9000(+5000) ギーゼの手札5枚 山札35枚 クロノのダメージ3枚
「・・・バカ野郎・・・。・・・ギーゼ!!お前をぶっ倒す!!切り開け!新たなる世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!!」
クロノジェット・ドラゴン・G PW11000
「ストライドジェネレーション!!!
ジェネレーションゾーン コスト『
「
クロノファング・タイガー・G PW11000
「クロノ・ドラン・Gの
ラッキーポッド・ドラコキッド(引) PW4000
「ラッキーポッドのスキル発動!自身をソウルに!右のクロノファングにパワープラス3000!」
クロノファング・G アヴニール クロノファング・G
R R R
「器にされても、ディフライドってことに変わりはねぇ!!だったら!!ファイトに勝つ・・・それだけだ!!左のクロノファングでヴァンガードにアタック!」
「インターセプト『
「アヴニール・フェニックスでヴァンガードにアタック!
アヴニールのスキル!カウンターブラスト!Gゾーンのアヴニールを表に!山札の上5枚を公開!」
公開したカード 『ドキドキ・ワーカー(☆)』『
「Gゾーン表のカード1枚につき、十二支刻獣を2枚まで、スペリオルコール!
クロノクロウ・モンキー PW9000
「クロノクロウのスキル!ヴァンガードが十二支刻獣でカウンターブラスト!クロノクロウにパワープラス5000!」
「ノーガード」
「トリプルドライブ!ファーストチェック『
アヴニールはその嘴から炎を噴出し、それをルアード(カズマ)に放った。ルアード(カズマ)は炎に包まれる。ダメージは負ったものの、ルアード(カズマ)は炎を振り払う。
「ダメージチェック『
「リボルバー・ドラコキッドのブースト、クロノクロウでヴァンガードにアタック!」
「ジェネレーションガード。
ジェネレーションゾーン コスト『救恤の
「ブロナーハのスキル。山札の上から5枚を公開」
公開したカード『デスフェザー・イーグル(☆)』『
「グレード1のカードを全て、ガーディアンサークルにスペリオールコール」
「クロノファング・Gでヴァンガードにアタック!」
「ガード『デスフェザー・イーグル(☆)』」
「ちっ・・・クロノファングの
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW26000➡PW11000
PW21000➡PW11000+SH25000=26000
PW19000➡PW11000+SH10000=21000 クロノの手札4枚 山札30枚 ギーゼのダメージ4枚
「・・・スタンド&ドロー。ストライドジェネレーション」
ジェネレーションゾーン コスト『
ルアード(カズマ)の周りが黒い霧で覆いつくされた。黒い霧の先に、先ほどまでルアード(カズマ)のいた場所が赤く不気味に光った。霧が晴れると、ルアード(カズマ)は邪悪なる暗黒なる竜が姿を現した。これは・・・完全なる竜化を果たしたルアードの・・・ギーゼによって完全なる邪悪な竜へと堕ちた姿である。
「
「
「
「2枚とも
「くっ・・・」
「陣営を整えながら!!相手をズタズタに!!お見事!!」
「ニーズの
アビサルオウルの
「
モルフェッサ ルアード ダグザ
ニーズ アビサル ルート
「ルートのブースト、ダグザでヴァンガードにアタック」
「ガード!『
「アビサルオウルのブースト、
「ノーガード!」
「トリプルドライブ。ファーストチェック『イビルリフューザー・ドラゴン』セカンドチェック『アビサルオウル』サードチェック『ベリアルオウル(☆)』クリティカルトリガー。パワーはモルフェッサに、クリティカルは
「カズマああああああ!!!」
ルアードは4つの魔法陣を展開させる。展開された魔法陣から、膨大な闇があふれ出てきた。溢れ出た闇が重なり合わせ、クロノジェット・Gに向かい、覆いつくした。
「ダメージチェック『スチームテイマーアルカ』『スチームテイマーアルカ』」
「いいですぞ、ギーゼ様ぁ!!」
「はぁ・・・はぁ・・・」
「頑張ってください、クロノさん!カズマさんは最後まで、諦めませんでした!クロノさんのためにって、歯を食いしばって、必死に・・・!!だから・・・クロノさん!!」
「・・・カズマ・・・」
「ニーズのブースト、モルフェッサでヴァンガードにアタック。
モルフェッサの
「ジェネレーションガード!!久遠の時乙女ウルル!!」
ジェネレーションゾーン 『時を刻む乙女ウルル(治)』
久遠の時乙女ウルル SH15000
「久遠の時乙女ウルルの
「ニーズの
PW24000➡PW11000+SH15000=26000
PW44000➡PW11000
PW33000➡PW11000+SH30000=41000 ギーゼの手札5枚 山札23枚 クロノのダメージ5枚
「・・・カズマ!!俺の未来を・・・その可能性の全てをかけて・・・お前を取り戻す!!ヴァンガードと同じカードをコストに!!」
ジェネレーションゾーン コスト『クロノジェット・ドラゴン・G』
「この力で・・・ギーゼ!!貴様を倒す!!!」
クロノのGの中から、禍々しい力が放たれている。たとえ危険なカードなのだとしても、カズマのために・・・クロノはこの力をためらわずに使う。
「!!これって・・・!」
「ま、まさか・・・!!」
「このファイトに敗北すれば、ジェネレーションゾーンのカードは二度と戻らない」
「・・・・・・」
「我が未来を喰らい顕現せよ!!!ダークゾーンのゼロスドラゴン!!!アルティメットストライド!!!!!」
クロノジェットは暗雲の空を高く舞い、暗雲の雲の中へと入っていった。そして・・・雲の中より、赤い瞳とギーゼの紋章を携えた巨竜が現れた。禁断の破壊兵器、ダストは自らを生んだギーゼを見ろし、甲高い咆哮を上げた。
「終焉のゼロスドラゴンダスト!!!!!」
終焉のゼロスドラゴンダスト PW36000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン・G』
(クロノさん・・・)
「使徒でもない者が、ゼロスドラゴンを使うとは、生意気なぁ!!!」
「「・・・・・・」」
タイヨウはクロノの勝利を信じ、祈りを捧げる。ダークフェイスはゼロスドラゴンを使うクロノに異議を唱え、ヴァレオスもアガレスも怒りを示した顔つきになっている。
(くく・・・どうする、ギーゼ・・・)
「絶対にカズマを助け出す!
ダストのスキル発動!カウンターブラスト(2)!相手の全てのユニットは全能力を失い、グレードとパワーが1になる!そして、ヴァンガードに1ダメージだ!!」
「ダメージチェック『
「後1ダメージ!」
「ムッキーーー!!!!」
「コール!
ルガル・ウレ ダスト R
R R R
「ルガル・ウレでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ベリアルオウル(☆)』
「カズマ・・・」
クロノの脳裏に浮かび上がるのは、今日の昼に話した何気ない会話・・・
☆
『早くファイトしたいよな~。なーんも余計なこと抜きで、頭空っぽにしてさ』
『ま、そん時は俺が勝つけどな』
☆
「俺は・・・お前とファイトがしたい!これからも・・・この先も・・・もっと・・・ずっと!!ダストでヴァンガードにアタック!!」
「ガード。イビルリフューザー・ドラゴン。
スキル発動。カウンターブラスト。クインテットウォール」
クインテットウォール 『ハウルオウル(引)』『
「イビルリフューザーの
ダストはギーゼの紋章から闇のエネルギーを発し、創造主であるギーゼが乗り移ったルアード(カズマ)に向けて放った。だがその闇の攻撃はイビルリフューザーのほかにも、複数のガーディアンによって防がれる。
「ゼロスドラゴンの攻撃を止めたぁ!!!」
「まだだ!トリプルドライブ!ファーストチェック『時を刻む乙女ウルル(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復、パワーはダストへ!セカンドチェック『
「ダブルトリガー!!次もトリガーなら、抜ける!!」
「サードチェック」
これが通れば本当にギーゼのダメージは6となり、カズマを取り戻すことができる。運命の・・・サードチェックは・・・
『クロノファング・タイガー・G』
ノートリガー・・・ガードの突破はできなかった。
「ノートリガー・・・」
「まだ終わりじゃねぇ!!ドライブチェックで十二支刻獣のグレード3が出たので、ルガル・ウレの
「ガード『救恤の
「なっ・・・クロノジェットは山札の下へ・・・ルガル・ウレをコール・・・ターンエンド・・・」
「はーーーっはっはっはっはっはっはぁ!!!ゼロスドラゴンは、惑星クレイの国家に根付いたエレメンタルからギーゼ様が生み出した究極の力ぁ!!!ギーゼ様を倒すことなど、出来るわけないのだ!!!」
クロノのGユニットはゼロスドラゴンの不思議な力によって、自ずとGゾーンから除外していった。
「・・・っ!」
「ジェネレーションゾーンのカードが・・・!!」
PW9000➡PW1+SH10000=10001
PW36000➡PW1+SH50000=50001
PW11000➡PW1+SH15000=15001 クロノの手札3枚 山札24枚 ギーゼのダメージ5枚(裏1枚)
「スタンド&ドロー。
「なっ・・・!」
「なお、このスキルは、ドロップゾーンにあるグレード1の枚数分だけ、カウンターブラストを1減らすことができる」
「カズマさんのドロップゾーンのグレード1は4枚以上・・・実質ノーコストで!!?」
戻したカード 『
「ま・・・まさか・・・」
「ユナイテッド・サンクチュアリのゼロスドラゴン。アルティメットストライド」
ジェネレーションゾーン コストなし
暗かった暗雲が晴れ、快晴の曇り空へと変わり、ルアード(カズマ)共々飲み込んだ。そして・・・神々しい光が暗黒の地を照らし出し、空から天から神々しくも禍々しい、禁断の破壊兵器、ウルティマが現れる。
「極天のゼロスドラゴンウルティマ」
極天のゼロスドラゴンウルティマ PW36000 ハーツ『
「ユナサンのゼロスドラゴン・・・!」
「ユイさんが退けたゼロスドラゴンが・・・今度は・・・クロノさんの前に・・・!」
ユイが苦労して退けたゼロスドラゴンウルティマ・・・それが、このような形で再び自分たちの前に現れ、戦慄を覚えるクロノとタイヨウ。
「使徒イフディエルが散々振り回し、クラレットソードも使用するはずだったユナサンのゼロスドラゴン・・・それが、こんな形で再び使われるとはな・・・」
「期せずして、東海枝カズマがシャドウパラディンの使い手だったから可能だったこと。そして!!その東海枝カズマは!!計らずもギーゼ様の器となったぁ!!!」
「本来これは、予想すらしていなかったこと・・・何たる偶然!!何たる必然かぁ!!!やはり全ては、ギーゼ様の采配によって決まる!!!そうともぉ・・・世界は・・・紛れもなく破滅を望んでいるのだぁ!!!!」
本来このような結果は使徒側も完全なる予想外・・・しかし、それゆえに、ギーゼはこうして、カズマを器として、復活を遂げたのだ。
「猊下ぁ・・・我々の悲願は成就されたぁ!!!!!」
「
「お願いします、クロノさん!!勝ってください!!勝ってカズマさんを・・・お願いです!!!」
「絶対・・・絶対負けるわけにはいかない・・・!」
「ウルティマのスキル。カウンターブラスト(2)。山札から好きなカードを4枚選んで、そのうち2枚をコールできる。
「残る2枚を山札の上に。そしてこのターン中、ヴァンガードのトリガー効果は全てのユニットが得ることができる」
「イフディエルと対峙した貴様らなら理解できるであろう。全てのユニットにパワープラス5000し、スタンドトリガーならば、全リアガードがスタンドし、クリティカルならば、全てのユニットが与えるダメージが倍になる。そして・・・トリガーが出ることは確定である。もはや貴様に勝ち目などない」
「そ・・・そんな・・・」
「・・・それでも負けられない・・・!どんなことをしても・・・何があっても・・・このファイトだけは・・・絶対に・・・!カズマぁーーーーー!!!」
クロノはカズマを取り戻す一心で、必死にカズマに呼び掛けようと試みる。そしてギーゼは・・・クロノに宇宙空間でのイメージを見せつけた。
☆
宇宙空間のイメージの中にいるのはクロノ・・・
『ここは・・・』
そして、クロノの前に現れるのは、カズマに乗り移ったギーゼ。
『カズマ!!』
カズマの肉体はクロノから離れていき、そして、ギーゼ本来の姿を現す。そして・・・クロノに見せる。この星と、惑星クレイの星を。その2つの星が・・・跡形もなく、破壊されていくイメージを。
『う・・・うわああああああああ!!!!』
☆
「はっ!!い・・・今のは・・・」
元の現実に戻ったところで・・・ギーゼのアタックが始まる。
リア・ファル ウルティマ ルアード
ニーズ アビサル ルート
「アビサルオウルのブースト、ウルティマでヴァンガードにアタック」
「・・・これにかける!ノーガード!お前はすぐ目の前にいる・・・手を伸ばせば、すぐ届く・・・!だから・・・」
「トリプルドライブ『デスフェザー・イーグル(☆)』クリティカルトリガー。効果は全てのユニットに。セカンドチェック『アビサルオウル(☆)』クリティカルトリガー。効果は全てのユニットに。サードチェック『
「カズマあああああああああああ!!!!!」
ウルティマは剣先に帯びた光のエネルギーを余すことなくクロノジェット・Gに向けて放った。クロノジェットは耐えようとするが・・・凄まじい力の前では成す術もなく、あえなく光に包まれてしまったのであった。
PW44000(+10000)➡PW11000
ダメージチェック『クロノファング・タイガー・G』『クロノジェット・ドラゴン・G』
クロノのダメージ6枚 ギーゼのダメージ5枚 勝者、ギーゼ
「クロノさんが・・・負けた・・・」
クロノが敗北したその瞬間・・・
ぼぉっ!!!
クロノのGユニット全ては炎に包まれ、全てが焼き尽くされてしまう。残ったのは終焉のゼロスドラゴンダスト・・・ただ1枚のみ。
「新導クロノ・・・お前の未来は全て失われた。そして・・・」
クロノが呆然と立ち尽くす間に・・・ギーゼは、ウルティマを上空に掲げる。
「世界よ、沈黙せよ・・・」
ウルティマのカードは自らの意志があるかのように動き出し、そしてカードが輝きだす。そして・・・辺り一面を晴天で覆いつくし、神々しい光が辺りを照らす。そして・・・その光より・・・ウルティマが現実のものとなって現れた。
「6国家全てのゼロスドラゴンは、既に覚醒を果たしている。今の器では、これが限界・・・。しかし・・・これもギーゼ様の糧となる!!さあ・・・我らが神の生贄となれ!!!特異点、新導クロノ!!!!」
ウルティマは徐々にビルに近づいていき、その巨大な剣をビルに突き刺していく。ただただ茫然と立ち尽くすクロノに、大きな瓦礫が迫ってきている。
「危ない!!!」
近づいてきた瓦礫からクロノを守ろうとタイヨウが後ろから抱き留めて飛んだ。これによって、直撃は免れた。その間にもウルティマは剣を徐々に突き刺し・・・そして・・・光がビル全体を覆いつくした。
☆
破壊されたビルはもはや見る影すらない。破壊された後は残っており、クロノとタイヨウは、ウルティマによって気を失っている。カードに戻ったウルティマを回収したギーゼはダストのカードも回収をした。
「まいりましょう・・・ギーゼ様」
アガレス率いる使徒たちはギーゼの前に跪いている。そして、ギーゼは使徒たちを従えて・・・この場から去っていくのであった。
☆
「・・・ん・・・んん・・・」
気を失っていたクロノが目を覚まして、見えた景色は天井だった。そしてクロノは今、ベッドで横になっていた状態であった。
「新導君!!気が付いたかい」
ベッドの横には、椅子に座ってクロノが起きるのを待っていたカズミがいた。
「安心していい。病院だ」
「病院・・・」
気を失っていたクロノとタイヨウはカズミたちによってこの病院に運ばれてきたらしい。意識がだんだん回復していくと、思い出したかのように自分のデッキを確認するクロノ。デッキのカードを1枚1枚確認していくが・・・Gユニットだけが存在しなかった。記憶に残るのは・・・Gゾーンのカードがゼロスドラゴンによって焼かれる光景であった。
「・・・カズマ・・・」
これが夢や幻などではなく・・・現実であると認識したクロノは・・・ただ茫然とするしかなかった。
to be continued…
アガレス「かつてガスティール猊下は言った。連綿たる生命の営み、その全てが虚しく、無意味な繰り返しに過ぎないと。故に全てを終わらせ、解放すると。道理である。
今、この地に神が降り立った。今この時こそが!終わりの始まりなのだ!
世界よ、沈黙せよ!我らが神の滅びの前に!」
TURN234「誓いのファイト」