ヴァンガード普及協会北米支部の施設がよく見える崖の上でギーゼはじーっと惑星クレイの幻影を見つめている。
「・・・惑星クレイ・・・そしてレリクスも感じているのか・・・楽しみだねぇ・・・」
カオスブレイカーは不敵な笑みを浮かべて、これから起こりえる戦いの時を楽しみにしている。希望から絶望に変わるその瞬間を見るために。
「ギーゼ様、もう間もなく、あなた様をこの世界より解放できます。6体のゼロスドラゴンさえ揃えば・・・」
ダークフェイスが持つ死苑のゼロスドラゴンゾーア
カオスブレイカーとグレイヱンドが持つ星葬のゼロスドラゴンスターク
アガレスが持つ終焉のゼロスドラゴンダスト
ギーゼが持つ極天のゼロスドラゴンウルティマ
現在、ギーゼの陣営が持つゼロスドラゴンは5体。
そして・・・普及協会北米支部には、絶海のゼロスドラゴンメギドがある。このメギドを巡って、決戦の時が、幕を開けようとしていた。
TURN237「決戦の幕開け」
現在この北米支部に集まっているのは、アイチたち、チームQ4のメンバー全員、チーム新ニッポンのアラタとマコト、チームヘヴィNEWパンクのヤイバとカエデ、鬼丸カズミ、さらには今回特別にカズミと共に行動を共にするアリスであった。一同は監視室で特別な部屋で厳重に守られているメギドを見張りつつ、これからやってくるであろう使徒たちが来るまで待機している。
「綺場が奪取したゼロスドラゴン・・・」
「このゼロスドラゴンを餌に、のこのこやってきた使徒たちを一網打尽にするんですね」
「おそらく、ギーゼが世界を滅ぼすためには、6体全てのゼロスドラゴンが必要なんだ」
「綺場のおかげで、1枚奪い取れた。奴らがこれを必要な以上、利用しない手はないぜ」
「ゼロスドラゴンのカードは特殊な部屋で保護されています」
「この部屋のおかげで、実体化したゼロスドラゴンでも破壊できません」
「でも、何事も100%というわけやありません」
「クリスさんの話によると、研究所のシステムがダウンしてしまうようなことがあれば・・・」
ドオオオン!!!ドオオン!!!
『!!』
システムが低下すれば守りが脆くなってしまうと言いかけたところで、突如としてこの支部のどこかから複数の爆発音が聞こえてきた。
「・・・来たか」
そう、この爆発音は爆弾の爆発音で、使徒たちがこの支部に攻めてきたのだ。爆発した場所をモニターに映し出して見ると、カオスブレイカーが爆弾によって開けた大穴を通って入ってきている。
「「ノア・・・」」
別の監視モニターの方を見てみると、カオスブレイカーに続くように、グレイヱンドが入ってきている。
「「イツキ・・・」」
さらに別々のモニターでは、ダークフェイス、
「こっちは若水か・・・」
「
「こちらはアガレス・・・」
「現在確認できたのは5人です」
「5人・・・」
「ギーゼはまだってことか・・・」
ギーゼは使徒たちの後に侵入してくるようで、どのモニターからも姿は現さなかった。
「鬼丸、アリス、準備はいいな」
カズヤの問いかけに、カズミとアリスは首を縦に頷く。自分のやるべきことはきちんと理解できている様子だ。
「作戦を開始してください!!」
アイチの合図によって、使徒たち、及びギーゼを倒す作戦が決行された。
☆
侵入してきた使徒たちはゼロスドラゴンメギドの確保(一部は個人の目的)のために先へと進んでいく。すると、使徒たちが進んできた場所、そして目の前に隔壁を展開し、使徒たちの進行ルートを変更させていく。
「目標地点まで使徒を追いこみます」
この隔壁を操作して、サポート組に回っているのはミサキ、アラタ、マコト、ヤイバ、カエデである。
「あいつらに、ファイトさせてやりたかったなぁ」
「彼らもわかっているんだ。使徒と戦うには、実力不足だって」
「ああ。だからこそ、気持ちを抑えて作戦に集中しているんだ」
「友を思い、友のために戦う」
「ええ。最前線でも、サポートでも、場所は関係ありません」
最前線で使徒とギーゼを迎え撃つのは、アイチ、カズヤ、櫂、リン、カムイ、カズミ、アリスである。
☆
隔壁によって思うように行動できないながらも、それでも先へと使徒たち。その中でもこの隔壁をもろともしていないのは、ダークフェイスであった。
「誰も俺様を止めることなどできないぃ!!!」
ダークフェイスは持ってきていたダイナマイトで隔壁や辺りを爆発させながら先へと進んでいく。
「来るなら来てみろ、葛木カムイぃ!!!女王陛下の仇だぁ!!!お前に・・・復讐してやる・・・!!!」
カムイに対して激しい憎悪を抱いているダークフェイスはたどり着いた部屋でセキュリティ端末の1つを発見する。
「とっ、他とは少し違う立派な端末を発見!!チクチクっと!」
ダークフェイスは何か注射器に似た何かを取り出し、それを端末に差し込み、何かを注ぎ込んだ。その後は辺りを爆破させながら先へと進んでいく。
☆
使徒を迎え撃つために指定されたポイントへと移動していくカムイ、カズミ、アリスの3人。すると、3人の通信機からサポート組の通信が入った。
≪若水がこっちに向かっています!!≫
「何っ⁉」
≪システムを停止させて、ゼロスドラゴンのカードを奪うつもりね≫
「戻るぞ!!」
≪お願い≫
ダークフェイスが監視室へと向かっているのがわかった3人は急いで監視室へと戻っていく。
「!・・・この気配・・・」
「・・・来たか・・・」
戻っていく最中に、爆発に生じて、ギーゼも侵入してきたのを感じ取ったカズミとアリスは引き返して、ギーゼが向かっている場所へと移動を開始した。
☆
指定するポイントへと移動をするアイチ。すると、その最中に標的であるカオスブレイカーを発見する。カオスブレイカーは不敵な笑みを浮かべて、誘い込むようにしながら移動を開始する。
「・・・カズヤさん。ノア君がそっちに」
≪おう!こっちもイツキを追い込んでる最中だ!2人で一気に挟み撃ちにするぞ!≫
「はい。でも・・・気を付けてください。まるで・・・捕まりたがっているような」
グレイヱンドを追い込んでいるカズヤに通信を入れて、アイチもカオスブレイカーを追い込むように追いかけていく。カオスブレイカーが入った部屋に入ってみると、そこにはカオスブレイカーとグレイヱンドが待ち構えており、カズヤは別のドアから入ってきた。
「やあ」
「ふん・・・」
アイチとカズヤがカオスブレイカーとグレイヱンドに近づくと、ファイトをするために、そして万が一の被害が最小限で済むようにするために、イメージ空間の檻が現れ、4人はこの檻の中に閉じこもった。そして、この檻が出現したのは何もここだけではない。
指定されたポイントにたどり着いた櫂は静かにここで待っている。まるで・・・ここに誰かがいるのをわかっているかのように。
「拙者はこの時を待ち望んでいた・・・真の強者との戦を」
「・・・来たか・・・」
櫂の背後に姿を現したのは、
さらに別の指定ポイントにアガレスが侵入してきた。そこには、既にリンがアガレスを迎え撃つために待機していた。
「ずいぶん念のいった歓迎だな・・・ギーゼ様が降臨成された今、全てが無駄だというのに」
「・・・・・・」
リンとアガレスが互いに睨みあっていると、イメージ空間の檻が現れ、2人をここに閉じ込めた。ここまでは作戦通りだ。
☆
監視室では、サポート組が4人が使徒と共に檻の中に入り、これからファイトするであろう光景を確認する。
「おっしゃあ!一気に4人も閉じ込めたったで!」
「このまま、4人がファイトに勝てば・・・」
ドオオオン!!!
「「「「「!!」」」」」
サポート組が4人を見守っていると、突如として監視室の壁が爆発した。爆発した先に視線を向けると・・・
「到着、到着・・・終点でぇーす!!!」
「・・・ダークフェイス」
爆弾で強行突破してきたダークフェイスが侵入してきた。
「お前たちも、我が女王陛下の仇だったな。プレゼントを与えてやろう」
そう言ってダークフェイスは鞄からダイナマイトを取り出した。カエデは4人の時と同様に、イメージ空間の檻でダークフェイスを閉じ込めようと動き出した。
「動くなぁ!!!動くと爆発しちゃうよぉ~!!」
だが、ダイナマイトに火がつけられようとして、思うように動くことができなかった。
「待て待てぇ!!」
「あ?」
ドガッ!!
「アーーウチ!!!」
だがそこへカムイが戻ってきて、ダークフェイスに膝蹴りを放ち、ダイナマイトに火をつけさせるのを阻止した。
「今だ!」
ダークフェイスが怯んだすきにカエデは端末を操作し、今度こそイメージ空間の檻を出現させた。檻はカムイとダークフェイスを今まさに囲もうとしている。
「こ、これは!!」
「お前を閉じ込めるんや!!」
「俺様と一緒にな」
「ふん・・・はぁ!!」
だがダークフェイスはカムイを跳ね除け、代わりにミサキの腕を掴んで引っ張り出した。
「お前らの女王はもらっていく!」
「「「「ミサキさん!!」」」」
「・・・任せて」
ミサキは特に慌てた様子はなく、落ち着いた様子でイメージ空間の檻の中に、ダークフェイスと共に入っていく。
☆
監視室で騒ぎが起きている間に、ギーゼはメギドが保管されている特殊な部屋の前までたどり着いた。ギーゼが部屋をあけようと端末に近づいていく。
「カズマ」
そこへ、カズミに声をかけられ、立ち止まるギーゼ。
「悪いけど、君を逃がすわけにはいかない」
さらにアリスも現れる。2人がギーゼと対峙した時、5人と同じ要領で、イメージ空間の檻が3人を囲み、檻の中に閉じ込める。これで、使徒全員とギーゼを閉じ込めることに成功した。後は檻に入った者が使徒とギーゼを倒すだけだ。
☆
監視室では残ったサポート組とミサキの代わりに残ってしまったカムイがモニターで檻に入り、使徒たちとのファイトを見守る。
「これで使徒を隔離できたけど・・・」
「ミサキさんが・・・」
「大丈夫だって。ミサキさん、半端ねぇからな」
カムイの代わりにミサキが連れていかれて、心配する4人にカムイがそう言った。
「とにかくこれで奴らは逃げられねぇ。後はみんながファイトで・・・」
ピピピピピピピピピピ!!!
モニターを確認していると、突然画面がエラーが発生した。
「なんだなんだ⁉」
「・・・!ウィルスです!!システムがウィルスに侵されています!!」
「ウィルス⁉」
そう、ダークフェイスがこことは別の端末に注射していたものは、システムを破壊するためのウィルスだったのだ。
「システムが破壊されれば、システムの隔離が解除されるだけでなく、ゼロスドラゴンのカードまで奪われて・・・」
「やべぇじゃねぇか!どうすればいい⁉」
「うちらで食い止めて見せます!」
「こんな時の対応を、クリスさんから学んできました!」
「せやけど・・・くっ!全然追いつかへん!」
4人が全力でウィルスに対抗しているが、ウィルスの浸食速度が速すぎて、対応が遅れている。ウィルスの浸食がどんどん進んでいき、ファイトの映像が切断されてしまう。
「あ、向こうの様子が・・・!俺にできることは・・・そうだ!クリスに連絡!」
こういった専門的なことは専門外なカムイはそれでも何とかしようと、クリスに連絡を入れ始める。
「くっ・・・ミサキさんだったら何とかできたかもしれねぇのに・・・」
この状況下は、ダークフェイスが思い描いていたシナリオ通りの展開になっている。
☆
カムイの代わりにイメージ空間の檻に入ったミサキは自分を連れ去ったダークフェイスと対峙している。外の会話はミサキたちにも聞こえているため、状況は把握している。
「ただの女王の下僕じゃなかったみたいね。私に狙いを変えたのは、意図があってのこと」
「察しがいい女性は尊敬に値します!!そう!!頭を使うのは、葛木カムイには向いてない!だからお前を引き込んだ!俺様のウィルス作戦の成果を、確実なものにするために!!」
「女王のためならば、自分の成すべき最善の行動をとることができる・・・」
「それがこの俺様!!ダークフェイス!!!!」
互いに睨みあい、ミサキはダークフェイスを惑星クレイに返すこと、そしてこの状況下を打破するために。ダークフェイスはグレドーラのために。譲れない一戦が今、始まろうとしていた。
☆
一方別のイメージ空間の檻の中、アイチとカズヤはカオスブレイカーとグレイヱンドと対峙していた。
「やっぱりてめぇらは最初から・・・」
「そう・・・先導アイチ・・・橘カズヤ・・・我らの目的はゼロスドラゴンなどではない。貴様ら2人だ」
この作戦ができた時から、2人の目的はアイチとカズヤに絞っていたようだ。そのための利害の一致によって、2人は組んでいるに過ぎない。
「僕らを閉じ込めてくれたお礼に、僕が君たちを閉じ込めてあげよう!!」
カオスブレイカーが手をかざすと、リンクジョーカーのクランマークが床面積に現れ、赤黒い光がこのイメージ空間を包み込む。赤黒い光が収まると、場所は空間が歪みに歪み切った場所へと変化していた。
「ここは・・・」
「レリクスか⁉」
「正確には、レリクスが生んだ亜空間、といったところだ」
この場所はレリクスの力によって誕生した亜空間で、カオスブレイカーのイメージ力によって、この場所を無理やり引き込んだようだ。
「ギーゼの器が決まった以上、レリクスはもう必要ないはず!君たちはレリクスで、何をしようとしているんだ!」
アイチの問いかけには何も答えず、2人はただ不敵な笑みを浮かべるだけだった。
「・・・やっぱギーゼか」
「・・・ここから出るには我らを倒すしかない。貴様らとは、浅からぬ因縁だからな。決着にふさわしい場を用意してやろう」
4人が自身のデッキを取り出すと同時に、ファイトをするためのファイト台が現れる。だがその台は通常のものとは異なっていた。
「これは・・・」
「2人まとめてかかってこい。2対2のタッグファイトだ」
タッグファイト。それは文字通り、2対2で戦うファイトのことだ。ルールも通常のものとは多少異なっている。浅からぬ因縁を持った4人の決着は、このファイトによって決まる。
☆
そして別のイメージ空間の檻の中、ギーゼとカズミとアリスが対峙しあっていた。ギーゼを見つめるアリスが思い浮かんだのは、ここに来る前に伊吹に今作戦の参加を訴える自身の姿だった。
『お願いします!!今回の作戦、僕にも参加させてほしい!!』
『・・・・・・』
『僕の力では確かに及ばないかもしれない。けど、このまま黙って見ているだけなんて、僕にはできない。少なくともあいつとは、多少の因縁はある!そちらが断ったとしても、僕1人でも、ギーゼに引導を渡す!!』
ユイの一件もあり、そこまでのことを言われてしまっては、断るわけにはいかなくなり、仕方なく伊吹は作戦中カズミから離れないようにするという条件下の下で作戦の参加を認めてもらった。もちろん、多少なりとも可能性の方も考えてはいるが。そしてこうしてこの場にいるアリスとカズミにはきちんとした役目を与えられている。
『今回、鬼丸君に来てもらったのは、カズマ君のためだ。最も近い君の呼びかけなら、ギーゼに抑え込まれているカズマ君の意識に届くかもしれない。カズマ君の呼びかけが、君を目覚めさせたように。アリスちゃんも、可能な限り、カズマ君に呼び掛けてほしい。君の強い思いも、もしかしたら、カズマ君の意識を取り戻す鍵なのかもしれない』
己の成すべきことを果たすため、カズミとアリスは自身のデッキを取り出す。
「ファイトだ、カズマ!」
「2対1のタッグファイトで、君を取り戻す!」
ギーゼからカズマを取り戻すための、負けられないファイトが今、始まろうとしていた。
☆
監視室ではダークフェイスが流し込んだウィルスの対処に悪戦苦闘を繰り広げているアラタとマコト、ヤイバとカエデ。こういう作業が向いていないカムイはクリスに現状を報告している。
「ああ、とにかくやばい感じだぜ、クリス!」
≪わかってるよ。今ウィルスを分析してワクチンプログラムを作っている。完成まで凌いでくれ≫
「システムは必ず守る!」
「ノアを助けるためにも!」
「イツキだって助けるんや!」
「そのためにも持ちこたえて見せる!」
クリスがワクチンプログラムの作成をしている間に4人は何とか持ちこたえようと奮闘する。
「頼むぜ、4人とも!それに・・・みんな・・・」
頭を使う作業では役不足なカムイはウィルス対処をする4人と、前線でファイトをするメンバーの健闘を祈っている。
☆
前線もサポートも自分の戦いを繰り広げる中、ミサキとダークフェイスの方も、ファイトが開始された。
「「スタンドアップ・(
「暁の神器デイライト・エンジェル」
「傑出怪人プロムラーバ!」
暁の神器デイライト・エンジェル PW5000
傑出怪人プロムラーバ PW5000
「俺様の先攻だぁ!!ドロー!ライド!流麗怪人トワイライトマダー!プロムラーバは移動!ターンエンドォ!」
流麗怪人トワイライトマダー PW7000
R トワイライトマダー R
R プロムラーバ R ダークフェイスの手札5枚 山札43枚
「私のターン。ドロー。ライド。霊符の神器エクスペル・エンジェル。恵風の神器フラップ・エンジェルをコール」
霊符の神器エクスペル・エンジェル PW7000
恵風の神器フラップ・エンジェル PW7000
「フラップ・エンジェルのスキル発動。手札にあるグレード3の神器、活性の神器イズンを公開し、山札から叡智の神器アンジェリカを手札に加える。手札に加えたら、手札を1枚捨てる」
フラップ エクスペル R
R ディライト R
「フラップ・エンジェルでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『マシニング・ビザリネス(引)』」
「ディライト・エンジェルのブースト、エクスペル・エンジェルでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『思念の神器フィーリング・エンジェル(醒)』スタンドトリガー。フラップ・エンジェルをスタンドしてパワープラス5000」
「ダメージチェック『ヴァルガー・ブリスター』」
「もう1度フラップ・エンジェルでヴァンガードにアタック」
「ノーガード。ダメージチェック『威圧怪人ダークフェイス』」
「ターンエンド」
PW7000➡PW7000
PW12000(+5000)➡PW7000 ミサキの手札5枚 山札41枚 ダークフェイスのダメージ2枚
「俺様のターン!ドロー!ライド!光角怪人デンジャラスホーン!」
光角怪人デンジャラスホーン PW10000
「デンジャラスホーンのスキルで、手札のダークフェイス・アルキデスを公開!パワーは減少されない!コール!黒槍怪人ボルグワスプ!」
黒槍怪人ボルグワスプ PW9000
R デンジャラスホーン ボルグワスプ
R プロムラーバ R
「ボルグワスプでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『真昼の神器ヘメラ』」
「プロムラーバのブースト、デンジャラスホーンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『マシニング・ツリーホッパー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てデンジャラスホーンに!」
「ダメージチェック『醸成の神器ベンヌ』『思念の神器フィーリング・エンジェル(醒)』スタンドトリガー。パワーはヴァンガードに」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW7000
PW15000(+5000)➡PW7000(+5000) ダークフェイスの手札4枚 山札39枚 ミサキのダメージ3枚
「私のターン。スタンド&ドロー。ライド。潤沢の神器フレイヤ」
潤沢の神器フレイヤ PW9000
「デイライト・エンジェルのスキル。カウンターブラスト。自身をソウルへ。山札の上から3枚公開」
後悔したカード 『神饌の神器オファー・エンジェル(引)』『霊符の神器エクスペル・エンジェル』『恵風の神器 フラップ・エンジェル』
「オファー・エンジェルをソウルへ。残りはドロップゾーンへ。そして神器のユニットがソウルに入った時、1枚ドロー。醸成の神器ベンヌをコール」
醸成の神器ベンヌ PW6000
「ベンヌのスキル。山札の上から2枚見て、1枚をソウルへ『詩章の神器ブラギ』1枚をドロップゾーンへ『奉仕の神器エイル(治)』フラップ・エンジェルを後ろに下げる」
R フレイヤ R
フラップ ベンヌ R
「ベンヌのブースト。フレイヤでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『詩章の神器ブラギ』」
「ダメージチェック『新星怪人リトルドルカス』」
「ターンエンド」
PW15000➡PW9000 ミサキの手札6枚 山札31枚 ダークフェイスのダメージ3枚
「俺様のターン!スタンド&ドロー!
プロムラーバのスキル!カウンターブラスト!自身をソウルへ!1枚ドロー!相手のリアガードを全てレスト!ライド!万夫不当!最上無二!威圧怪王ダークフェイス・アルキデス!!」
威圧怪王ダークフェイス・アルキデス PW11000
「コール!デンジャラスホーン!」
デンジャラスホーン アルキデス ボルグワスプ
R R R
「ボルグワスプでヴァンガードにアタック!」
「ガード『恵風の神器フラップ・エンジェル』」
「ダークフェイスでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ツインドライブ!ファーストチェック『威圧怪王ダークフェイス・アルキデス』セカンドチェック『マシニング・スノーウィング(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復、パワーはデンジャラスホーンに!」
アルキデスはフレイヤ(ミサキ)に向かってクワガタ型の腕を振るい、アッパーによる打撃を与えた。
「ダメージチェック『降霜の神器ヨトゥン』」
「デンジャラスホーンでヴァンガードにアタック!」
「ガード『戦巫女ククリヒメ(☆)』」
「ターンエンド!」
PW9000➡PW9000+SH5000=14000
PW11000➡PW9000
PW15000➡PW9000+SH5000=19000 ダークフェイスの手札6枚 山札34枚 ミサキのダメージ4枚(裏1枚)
「ここまで2対4・・・お前に狙いを変えた俺様の頭脳が、正しかったようだな」
「・・・未来を計算できる者はいない。スタンド&ドロー。その身に宿る天壌の力を持って、知力、勇気、正義を探し出し未来に繋ぐ!叡智の神器アンジェリカにライド!!」
叡智の神器アンジェリカ PW11000
「アンジェリカのスキル。ドロップゾーンから神器の名の付くユニットをソウルへ置く。フラップ・エンジェルをソウルへ。1枚ドロー。
全能なる魂よ、未来へと道を示せ!ストライドジェネレーション!!!全能の究極神器ミネルヴァ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『活性の神器イズン』グレード3
全能の究極神器ミネルヴァ PW26000 ハーツ『叡智の神器アンジェリカ』
「アンジェリカの
残りはドロップゾーンに『奉仕の神器エイル(治)』『詩章の神器ブラギ』
イズンのスキル。ストライドのコストで払われた時、ヴァンガードが神器なら、イズンをソウルへ。ミネルヴァにパワープラス10000。
ミネルヴァのスキル。ソウルブラスト『真昼の神器ヘメラ』『霊符の神器エクスペル・エンジェル』『詩章の神器ブラギ』Gゾーンのミネルヴァを表に。パワープラス10000。ドライブプラス1。フレイヤをコール。
フレイヤのスキル。カウンターブラスト。神器のグレード3のヴァンガードがいるなら、1枚ドロー。ドロップゾーンの神器を2枚ソウルへ『霊符の神器エクスペル・エンジェル』『詩章の神器ブラギ』詩章の神器ブラギをコール」
詩章の神器ブラギ PW9000
「ブラギの
思念の神器フィーリング・エンジェル(醒) PW4000
「フィーリング・エンジェルのスキル。自身をソウルへ。ブラギにパワープラス3000ベンヌをコール。
ベンヌのスキル。山札の上から2枚見て、1枚をソウルへ『叡智の神器アンジェリカ』1枚はドロップゾーンへ『叡智の神器アンジェリカ』」
ブラギ ミネルヴァ フレイヤ
フラップ ベンヌ ベンヌ
「フラップ・エンジェルのブースト、詩章の神器ブラギでヴァンガードにアタック!」
「我が頭脳で計算できぬものなどない!!ジェネレーションガード!!夢想怪神スカラベガス!!」
ジェネレーションゾーン コスト『マシニング・スノーウィング(治)』
夢想怪神スカラベガス SH15000
「レストしているリアガード2体以上でシールドプラス5000!」
「完全なりし能力を解放せよ。ベンヌのブースト、全能の究極神器ミネルヴァでヴァンガードにアタック!
フレイヤの
「ノーガード!」
「クワドラプルドライブ。ファーストチェック『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。パワーはフレイヤに、パワーはミネルヴァに!セカンドチェック『醸成の神器ベンヌ』サードチェック『思念の神器フィーリング・エンジェル(醒)』スタンドトリガー。ブラギにパワーを、そしてスタンド。ファイナルチェック『戦巫女ククリヒメ(☆)』クリティカルトリガー。パワーはブラギに、クリティカルはミネルヴァに」
ミネルヴァ(ミサキ)は槍を構え、アルキデスに接近して槍突いた。アルキデスはダメージを受け、後ずさる。
「ふん!ダメージチェック『バッドラック・スター』『流麗怪人トワイライトマダー』『新星怪人リトルドルカス』」
「このスタンドは計算できていた?ブラギでヴァンガードにアタック!」
「計算できていたか・・・だと?当然だ!!ジェネレーションガード!!七星怪神レリッシュ・レディ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『マシニング・スノーウィング(治)』
七星怪神レリッシュ・レディ SH15000
「レリッシュ・レディの
「・・・レストしない」
「レストしなければ、1枚ドロー。カウンターチャージ・・・はできずとも、ソウルチャージできる!『墨守怪人ブラックウィーヴィル』そしてインターセプト!『黒槍怪人ボルグワスプ』」
「ベンヌのブースト、フレイヤでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『マシニング・ツリーホッパー(☆)』『流麗怪人トワイライトマダー』5ダメージも、全て計算通り」
「ターンエンド」
PW22000➡PW11000+SH20000=31000
PW53000➡PW11000
PW28000➡PW11000+SH20000=31000
PW23000➡PW11000+SH15000=26000 ミサキの手札6枚 山札17枚 ダークフェイスのダメージ5枚
「我が復讐!!最初の獲物はお前だぁ!!チームQ4!お前らは、俺様の大事な研究データを奪っただけではない!葛木カムイは、我が女王陛下グレドーラ様を倒し、惑星クレイに送り返したぁ!!」
ダークフェイスが憎々しげに思い返すのは、カムイとグレドーラとのファイトで、カムイがグレドーラに勝利した光景だ。
「お前らは・・・俺様の大切なものを・・・唯一無二の輝ける存在を汚し、傷つけた!!俺様のような奇天烈なはみ出し者を受け入れてくれたのは、女王陛下だけ!慈愛に満ち、意欲深い心で、包み込んでくれた!俺様は、この命の全てを賭けて、女王陛下に尽くすと決めた!そんな女王陛下を傷つけたお前らは万死に値する!!」
「・・・・・・」
「俺様は、ギーゼ様の復活には興味がない!だが、グレドーラ様の宿願は、ギーゼ様による全ての破壊!!ならばそれを叶えることこそが、女王陛下への誠!!!」
つまりダークフェイスは、ギーゼへの信仰心は全くないが、グレドーラの目的のためにギーゼの完全復活を目論んでいたのだ。全ては女王陛下、グレドーラのために。
「お前らが奪ったゼロスドラゴンを捧げ、ギーゼ様を完全体として覚醒させる!!そのために、我が熱き愛を持って、お前らを叩き潰す!!グレドーラ様から預かった、ゼロスドラゴンで!!ヴァンガードと同じカードをコストに!!」
ジェネレーションゾーン コスト『威圧怪王ダークフェイス・アルキデス』
「我が未来を喰らい顕現せよ!!!ズーのゼロスドラゴン!!!アルティメットストライド!!!!!」
強烈な風によって花びらが飛び交い、アルキデスを包み込む。そして、花びらを払うように強い風が吹き荒れ、花びらは辺りに飛び交う。今再び、禁断の破壊兵器、ゾーアが現れる。
「死苑のゼロスドラゴンゾーア!!!!!」
死苑のゼロスドラゴンゾーア PW36000 ハーツ『威圧怪王ダークフェイス・アルキデス』
「ゾーアのスキル!カウンターブラスト(2)!1枚ドロー!手札より1枚スペリオルコール!威圧怪王ダークフェイス・アルキデス!クインテットナイン!」
クインテットナイン 威圧怪王ダークフェイス・アルキデス PW99999
「このユニットはあらゆる効果で選ばれず、さらに、このユニットのアタックでダメージを与えた時、お前は敗北する!!」
「!」
ミサキはダークフェイスの姿を見て、僅かながらに目を見開かせる。なぜなら、一瞬だけ、グレドーラの姿がダークフェイスと重なって見えたからである。
「威圧怪王ダークフェイス・アルキデスのスキル!カウンターブラスト!ソウルブラスト『流麗怪人トワイライトマダー』左列をパラライズ!!縦一列、リアガードはレストされ、次のスタンドフェイズ、スタンドしない!!
デンジャラスホーンのスキル!ダークフェイスでグレード4のヴァンガードがいれば、スタンドしているリアガード1枚以下でパワープラス6000!バッドラック・スターを2体コール!」
バッドラック・スター PW6000
「バッドラックのスキル!ソウルブラスト『光角怪人デンジャラスホーン』相手のレストしているユニットが3体以上で1枚ドロー!
もう1体のバッドラックのスキル!ソウルブラスト『傑出怪人プロムラーバ』1枚ドロー!」
デンジャラスホーン ゾーア アルキデス
バッドラック バッドラック R
「バッドラックのブースト!無慈悲なる生と死の羽ばたきをを聞け!ゾーア!ヴァンガードにアタック!!この一撃を、グレドーラ様に捧げる!!!」
☆
監視室ではそれなりの時間が経ったが、サポート組は未だにウィルスとの戦いに悪戦苦闘を繰り広げていた。
「くっ・・・追いつかれへん・・・!」
「このままじゃシステムが・・・!」
≪もう少し・・・もう少し耐えてくれ!≫
「お前ら、ノアとイツキを助けるんだろう⁉」
「「ノア・・・!」」
「「イツキ・・・!」」
劣勢に追いやられたとしても、4人はノアを、イツキを助けるために、必死になってウィルスに抵抗を続ける。ワクチンシステムが完成するその時まで。
☆
ダークフェイスとミサキのファイト・・・イメージではゾーアが自然のエネルギーを放ち、今まさに、アンジェリカ(ミサキ)に迫ろうとしていた。
(・・・大事なもののために・・・)
危機的状況化の中、ミサキはそっと目を閉じる。
「バカめ!諦めたか!」
無論、ミサキはこの状況下でも諦めるようなことはしない。今ミサキが思い浮かべるのは、ミサキの両親が残してくれた店、カードキャピタルである。
(カードキャピタル・・・両親が残してくれた店・・・。大事なもの・・・。でも、それは店自体が大事なんじゃない。私が仲間に出会ったように、誰かと誰かが出会う場所だから。私はヴァンガードが生み出す人と人との繋がり・・・その人たちが生み出す全てのことが、愛おしく、大切に思えるようになった。今ならわかる。両親が私に形見としてカードを残したんじゃない。次の世代が繋げるように、思いを残したんだと。戦う理由はそれぞれ・・・それ自体は否定しない。でも、自分の大切なものに悪意が向けられた時、私は黙ってはいない。ヴァンガードの次の世代に向かうためにも!!)
人と人との繋がりを、ヴァンガードの次の世代に繋げるためにも、ミサキは迫りくるゾーアの攻撃を冷静に対処する。
「ジェネレーションガード!!慈愛の究極神器エイル!!」
ジェネレーションゾーン コスト『奉仕の神器エイル(治)』
慈愛の究極神器エイル SH15000
「エイルのスキル。ドロップゾーンからグレードが異なるカードをソウルへ『叡智の神器アンジェリカ』『奉仕の神器エイル(治)』『詩章の神器ブラギ』『恵風の神器 フラップ・エンジェル』2枚でシールドプラス5000。4枚でさらにプラス10000!さらにガード!『戦巫女ククリヒメ(☆)』インターセプト!『潤沢の神器フレイヤ』」
アンジェリカ(ミサキ)に迫ったエネルギーは未来から来たエイルとフレイヤとククリヒメによって全て凌ぎきった。
「トリプルドライブ!ファーストチェック『威圧怪人ダークフェイス』セカンドチェック『鋏弾怪人ボムシザー(☆)』クリティカルトリガー!」
「でもダブルトリガーでも届かない」
「ならば効果の全てをデンジャラスホーンに!サードチェック『鋏弾怪人ボムシザー(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てデンジャラスホーンに!バッドラックのブースト、デンジャラスホーンでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『戦巫女ククリヒメ(☆)』『思念の神器フィーリング・エンジェル(醒)』インターセプト!『詩章の神器ブラギ』」
「よくぞ凌いだ!だが、ここまでだ!お前の手札は残り2枚!インターセプトもできない!それに比べ、こちらはパワー99999!勝負あったな!ダークフェイス・アルキデスでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード『降霜の神器ヨトゥン』(コスト『醸成の神器ベンヌ』)」
「何だとぉ!!?」
ダークフェイスが驚いている間にも、ターンが終了し、ゾーアがGゾーンに戻り、ゾーアの力によってダークフェイスのGユニットが全て除外される。
「おわああああ!!?Gゾーンがあ!!こんなことがぁ!!」
PW42000➡PW11000+SH45000=56000
PW32000➡PW11000+SH25000=36000
PW99999➡PW11000(完全ガード) ダークフェイスの手札6枚 山札24枚 ミサキのダメージ4枚(裏3枚)
「私は、みんなの、未来のために!!ストライドジェネレーション!!!全能の究極神器ミネルヴァ!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『活性の神器イズン』グレード3
「
イズンのスキル!自身をソウルに!ミネルヴァにパワープラス10000!
ミネルヴァのスキル!ソウルブラスト『叡智の神器アンジェリカ』『奉仕の神器エイル(治)』『詩章の神器ブラギ』Gゾーンのミネルヴァを表に!パワープラス10000!ドライブプラス1!フレイヤをコール!フラップとベンヌを前列へ移動!」
フラップ ミネルヴァ ベンヌ(パラライズ)
R ベンヌ R
「仲間の協力を得て、全てを解放せよ!
ベンヌのブースト、ミネルヴァでヴァンガードにアタック!
ミネルヴァの
「ガード!『鋏弾怪人ボムシザー(☆)』『鋏弾怪人ボムシザー(☆)』『マシニング・ツリーホッパー(☆)』『マシニング・ツリーホッパー(☆)』インターセプト!『光角怪人デンジャラスホーン』」
「クワドラプルドライブ。ファーストチェック『潤沢の神器フレイヤ』セカンドチェック『活性の神器イズン』サードチェック『奉仕の神器エイル(治)』ヒールトリガー。パワーはミネルヴァに。ファイナルチック『神饌の神器オファー・エンジェル(引)』ドロートリガー。パワーはミネルヴァに。1枚ドロー」
ミネルヴァ(ミサキ)はアルキデスに向かって槍を投げ放った。槍はアルキデスを守る複数のガーディアン全てを貫き、見事に直撃。アルキデスはよろめく。
「まだ終わらぬ・・・終わらせぬ!!ダメージチェック『マシニング・スノーウィング(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復!パワーはヴァンガードに!」
「そう、まだ終わっていないわ。アタックが終了した時こそ、ミネルヴァの真価が発揮される!スキル発動!アタック終了時、神器の名のつく全てのユニットをスタンド!ベンヌのブースト、ミネルヴァでヴァンガードにアタック!」
「くっ・・・ノーガード!」
「ドライブチェック『降霜の神器ヨトゥン』次の世代へ、繋げるために!!」
ミネルヴァ(ミサキ)はアルキデスから引き抜いた槍をもう1度構え、光を纏わせて槍を放ち、直撃させた。
「女王陛下あああああああああああああああ!!!!!!」
アルキデスは貫かれた槍の光に包まれ、神殿内から消滅していった。
PW53000(+10000)➡PW11000+SH45000=56000
PW63000➡PW11000
ダメージチェック『威圧怪王ダークフェイス・アルキデス』
ミサキのダメージ4枚 ダークフェイスのダメージ6枚 勝者ミサキ
「ぐっ・・・うおおおお!!」
ファイトの敗北によって、クランマークから強烈な痛みがダークフェイスを襲う。
「くぅ・・・お、俺様をクレイに送り返せたとしても、ウィルスによるシステムダメージは防ぐことはできまい!」
ファイトが終了したことによって、イメージ空間の檻は解除され、空間は監視室に戻っていく。
☆
ウィルス攻撃に必死に耐えてきた4人だが、もうすでに限界が達しかけており、絶体絶命のピンチに陥っている。
「頑張れ!お前ら!!」
「「ノア・・・!」」
「「イツキ・・・!」」
最後の最後まで諦めない4人はそれでも必死に耐え抜こうとする。
「さあ、もうひと踏ん張りよ!!」
「「「「「ミサキさん!!」」」」」
ファイトに勝ったミサキの加入によって、ウィルスの進行が少しだけ弱まった。そうやってウィルスに耐えていくと、画面は通常の画面に少しずつ戻っていっている。
「これは・・・」
「ひょっとして・・・」
≪どうやら間に合ったようだね≫
そう、クリスたちが作り上げたワクチンプログラムが完成し、それを北米支部全体に流しているのだ。これでウィルスによる脅威はひとまずは去ったのだ。
≪これでウィルスの活動は停止した。後は破壊されたシステムを再構築すれば・・・≫
「よくもよくもよくもおおおおおお!!!!」
安堵しているカムイたちの背後に、怒りを纏っているダークフェイスが立っていた。ダークフェイスの魂は、今にも惑星クレイに返されようとしていた。
「俺様が消えても、まだ呪いは消えぬ!!お前らは永遠に呪われ続けるううううう!!!」
不穏な言葉を残し、ダークフェイスの魂は惑星クレイへと返された。それによって、ディフライドされていた若水は倒れる。
「おい、大丈夫か⁉」
ボウッ!!
カムイが若水を支えるのと同時に、若水の持つGユニットは緑の炎に焼かれ、消滅する。炎がなくなり、残ったゼロスドラゴンゾーアのカードをミサキが拾い上げる。
「・・・死苑のゼロスドラゴンゾーア・・・」
「・・・やったぜ!」
若水のGユニットが失ったものの、ダークフェイスを惑星クレイに返し、さらにはゾーアのカードを手にしたことによって、一同はひとまずは喜びに浸る。
≪・・・おかえり、若水ソウスケ≫
クリスは仲間である若水がようやく自分たちの元に帰ってきて、笑みを浮かべたのであった。
☆
時間は遡り、イメージ空間の檻の中にいるアガレスはリンを見て肩をすくめる。
「破壊の神ギーゼ様はすでに降臨成された。貴様らの敗北はすでに決まっている。そんな状況下の中、貴様らにいったい何ができようものか。大人しく貴様らが奪ったゼロスドラゴンを・・・」
「・・・ふふ」
「ん?」
突然としてリンは口元に笑みを浮かべ、それを見たアガレスは首をかしげる。
「よかった。あなたがまだ残っていて。なぜなら私が・・・こうしてアンの仇を討つことができるのですから」
リンの顔つきはいつも通りの冷静だ。だが・・・その身にはアガレスに対する確かな怒りが身にまとっていたのであった。
to be continued…
アラタ「ダークフェイスを倒しちゃうなんて、さすがミサキさん!」
マコト「でも、女王様って呼ばれてたけど、どんな攻撃を・・・」
カムイ「俺の口からは言えねぇ・・・。あんなえげつねぇマネ、俺にはできねぇ・・・」
カエデ「そ、そんなに⁉」
ヤイバ「そりゃとんでもないやろうなぁ・・・」
ミサキ「私がえげつない?」
4人「み、ミサキさん!!?」
ミサキ「カムイ?」
カムイ「い、いや!えげつねぇ記憶力の持ち主だって・・・」
ミサキ「あんた、紛らわしいんだよ!」
カムイ「ご、ごめんなさーい!」
TURN238「表裏一体の忍び奥義」