カードファイト!!ヴァンガードG 鋼と宇宙の正義   作:先導

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今回はシオン君覚醒の瞬間の回です。

いやはや、本当にあれは紙一重というかなんというかかみ合いすぎでしょ本当に。

さて、そんな話は置いといて、本編スタートです。

どうぞ!


覚醒のシオン

ドラゴン・エンパイア支部のGクエスト、ハンティングヴァンガードの開催の真最中の中、シオンはチェイサーを発見し、チェイサーとファイトを行っている。

 

「ヴァンガードにアタック!」

 

ファイトの結果はシオンの勝利に収まった。勝利したと同時に、駅からGクエスト参加者たちが逃げるように出てきた。シオンはその駅の中に入り、真相を確かめに行った。そこで目に映ったのは、電車の中に多くのチェイサーたちが乗っていた。

 

「・・・そういう事か」

 

シオンは危険を顧みず、チェイサーの魔境へと入っていった。

 

(このGクエストで僕は新たな自分になる。掴むんだ未来を!)

 

 

 

TURN61「覚醒のシオン」

 

 

 

川の近く、多くの参加者たちは1つの場所に集まっていた。その理由はスーパーチェイサーである櫂トシキがそこにいたからである。

 

「あいつに勝てば、10000トレジャー!」

 

「バカ。あの櫂トシキに勝てるわけないだろ」

 

「・・・・・・」

 

参加者たちは櫂トシキとの実力の差がありすぎて誰もファイトをしようという考えは起きなかった。

 

 

シオンの乗っていた電車が終着駅に辿り着いた。シオンはその場所から降りていく。電車の中には、シオンによって倒されたチェイサーだけが残っていた。

 

 

トライフォーの3人は各地バラバラで行動し、シオンのことを考えながら今回のGクエストに挑んでいる。

 

(仲間なのに、私たちはシオンに何もしてあげられない)

 

(俺たちは俺たちのできることをやるしかねぇ!)

 

(トライフォーの、私たちの未来を掴むために!)

 

 

「サタデーヴァンガード、生放送ー!皆さんこんにちわ!」

 

とある場所で毎週土曜日にやっているヴァンガードのニュース番組、サタデーヴァンガードの生放送の撮影を行っている。キャスターはシオンにインタビューを執り行っていた。

 

「今週からドラエン支部で始まったGクエストの取材に来ています!いかがですか、参加してみて?」

 

「ふ、楽勝ですね」

 

この生放送はファイカに通じて放送もされている。それを理解しているシオンはこれを見ているであろうチェイサーに対して挑発する言葉を述べる。

 

「敵が弱い、とまでは言いませんけど、いまいち手応えがないというか・・・もっと強い人とファイトしたいかな?(フィールドは広大。チェイサーを探すのにも時間がかかる。Gクエストに関わるクエストの発注は禁止。となれば、この方法が1番手っ取り早い!)」

 

シオンはGクエストの難易度を理解し、手っ取り早くトレジャーを獲得するためにあえてわざと挑発するようにしてチェイサーをおびき出そうとしている。

 

「チェイサーのみなさーん、ここで挑戦待ってまーす」

 

そして、数分後、シオンの狙い通りチェイサーが何人かやってきてシオンにファイトを申し込む。

 

「とどめだ!アタック!」

 

結果は全てシオンの勝利。だが・・・

 

ブーッブーッブーッ・・・

 

休む暇もなく、チェイサーたちが次々とシオンの前に現れる。

 

(効果覿面だ!)

 

シオンは冷や汗を浮かべながら、全てのチェイサーたちにファイトを挑んでいく。

 

 

他の参加者の1部はエンジェル役のラミーラビリンスのスペシャルヒント、というより、ラミーラビリンスのファイトを目的に来た人が多く集まっていた。コズミックドライブのケイスケもここに来ていた。そしてケイスケはユキノとファイトしていた。

 

「白蛇の魔女ミントでヴァンガードにアタック!」

 

「ぎゃひぃぃぃん!負けたー!ありがとうございます!」

 

ユキノに負けたケイスケは嬉しそうにデッキを片付けて、そろそろ本格的に動こうとしている。

 

「最後までがんばってくださいねー!」

 

「はぁ・・・」

 

ルーナはファイトを終えた後、少しため息をつく。それを見たアムがルーナに注意する。

 

「仕事中」

 

「あ!ご、ごめん・・・」

 

「ま、あの人たちなら大丈夫よ」

 

「え?」

 

「トライフォー、でしょ?」

 

「ええ⁉何でわかったの⁉すごーい!」

 

「あんたの顔を見れば、すぐにわかるわよ」

 

トライフォーを心配するルーナの考えをアムとユキノが察し、それ口にするとルーナは非常に驚いていた。

 

 

ユイは宝箱を探しながら、度胸試しに打つ勝った後に得たゲンゾウの情報を思い返していた。

 

『レアリティ?宝箱に?』

 

『おうよ。それで宝箱の中身が大体わかるってやつよ』

 

ユイは見つかりにくそうな場所から宝箱を発見する。

 

『宝箱を見つけたら、まず宝箱をよーく見てみるこった』

 

ユイが宝箱を見ていくと、レアリティが書いてあった。そこに書かれていたのはパックでいうところのSPだ。

 

『レアリティが高ければ高いほど手に入るトレジャーは高くなると同時に外れる可能性もある。ま、そこはヴァンがれや。開けてくださいと宝箱を目立たせてんのは半分以上トラップだから気をつけろよ?』

 

その宝箱は非常に目立っていた。半分以上はトラップの可能性が高いことを意味している。

 

(引いてみせる!自分の未来の為に!)

 

それでも一向にかまわないという感じに宝箱を開ける。

 

「ジェネレーションゾーン解放!!!」

 

 

ユイが開けた宝箱の中身はドロップゾーン送りにされてしまう片道キップだった。そしてユイは頬にハズレ(♡)と書かれたシールを貼られ、ドロップゾーンに収監されている。

 

「ぎーーー!こんな間抜けな捕まり方嫌だーーー!!」

 

ユイは悲痛の叫びを放っていた。そこに先にドロップゾーン送りになってしまったアンが話しかけてきた。

 

「ユイちゃんもドロップゾーン送りになってしまったんですね」

 

「アン⁉アンも宝箱のトラップにはまっての?」

 

「あ、いえ、お姉ちゃんに負けてドロップゾーン送りに・・・」

 

「きしゃーー!!私もそっちの方で捕まりたかったーーー!!」

 

ユイは残酷な真実を告げられ、悲痛な叫びを繰り返す。その後にトコハもドロップゾーン送りになり、さらにはクロノまでドロップゾーン送りになった。

 

「やったねー、仲間が増えたよー(棒)」

 

「お前は何言ってんだよ⁉つーか出せ!!こんな所に入ってる場合じゃないってのに!!」

 

「本当、あっさり捕まちゃって、情けない」

 

「お前、人のこと言えんのかよ⁉」

 

「そうだそうだ!トコハも捕まってるくせに!」

 

「一番最初に収監されているユイに言われたくないんですけどー⁉」

 

3人はいかにもケンカを始めそうな雰囲気になった。それをガーディアンの三和が仲裁する。

 

「まぁまぁ、お前らチームだろ?仲良くやろうぜ。な?」

 

三和に仲裁され、ケンカすることはなくなった。

 

「・・・ところでさ、クロノとトコハはチェイサーに負けてドロップゾーン送りになったの?」

 

「あ、いや・・・その・・・トラップで・・・」

 

「私も・・・」

 

「私たち揃いも揃って間抜けすぎ!!」

 

 

「これで終わりだ!!」

 

シオンは多くのチェイサーとファイトをし、勝利を収めてきた。そして最後のチェイサーにとどめをさし、その場を去っていこうとすると・・・

 

ピロリピロリピロリ・・・

 

仲間が捕まった時になるアラームが鳴りだす。シオンはファイカを確認する。

 

「⁉クロノとトコハが⁉ユイまで⁉」

 

自分以外のチームメンバー全員が捕まったことを知ったシオンは3人を助けるために急いでドラエン支部に向かおうと駅に向かっていたが、駅に人だかりができていた。

 

(なんだ・・・・?)

 

「電車、大幅に遅れるってよ」

 

「ええ?マジかよ・・・」

 

電車が遅れており、人が集まっていたようだ。

 

(どうする・・・?)

 

考えているシオンの視線にバイクにまたがって誰かと会話している女性の姿が映った。シオンは1つの考えにいきつき、さっそく女性にさわやかな笑顔を送って話しかける。

 

「すみません・・・」

 

 

ドロップゾーンにて、メンバーの中で早くも脱落したトリニティドラゴンが牢屋越しで三和に泣きついてきた。

 

「お、お代官様~・・・」

 

「なにとぞ・・・なにとぞ容赦を~・・・」

 

「・・・何やってんだかあのトリドラは・・・」

 

「んなことで復活出来たら苦労しねぇって・・・」

 

クロノとユイはトリニティドラゴンに少し呆れていた。

 

「いや、これも仕事・・・じゃなくて、クエストだからさ。悪く思うなよ」

 

三和に正論を言われ、トリニティドラゴンは脱出失敗した。

 

 

シオンは女性に頼んでバイクの後ろに乗せてもらい、ドラエン支部の前に送ってもらっていた。

 

「ありがとうございました」

 

シオンは女性にヘルメットを返し、ドラエン支部に向かおうとしている。

 

「ねぇ、また会える?」

 

「運命が2人を導くなら」

 

シオンの言葉に女性は顔が少し赤くなる。そしてシオンはそのままドラエン支部に入っていく。

 

 

一方のドロップゾーンでは、ユイは何やら不機嫌な表情になる。

 

「どうしたんですか?」

 

「なんか不愉快な気分になった。何でか知らないけど」

 

トリニティドラゴンは脱出を諦めた様子はなく、トライフォーに脱出の協力にとりつこうとしていた。

 

「仕方ない!ここは一時休戦だ!」

 

「共に自由への道を模索しましょう!」

 

「何が仕方なくなのかがさっぱりなんだけど」

 

「というか一緒にしないでよ!うちのチームにはまだ・・・」

 

そんなこんなしているうちに、シオンがドロップゾーンに向かってきた。

 

「「「シオン!」」」

 

「助けに来た」

 

「悪い。俺たち・・・」

 

「足引っ張っちゃって・・・」

 

「構わない」

 

「シオン・・・」

 

3人を助けに来たシオンの前にガーディアンの三和が立ちふさがる。

 

「待ってたぜ。えーと、ファイトでガーディアンである俺に勝てば仲間は解放してやる。ゲットしたトレジャーも元通り。ただし、負ければお前も・・・」

 

「負けません!」

 

「お?へー、じゃあ見せてもらいますか。てなわけで、こっから本気ね」

 

「さっさと始めましょう」

 

三和とシオンはファイトの準備を済ませて、ファイトできる状態になる。その様子を櫂が隠れて見ていた。

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

「閃きの騎士ミーリウス!」

 

「封竜テリークロス!」

 

閃きの騎士ミーリウス  PW5000

 

封竜テリークロス  PW5000

 

「僕の先攻!ドロー!ライド!繊月の騎士フェレックス!ミーリウスは移動!ターンエンド!」

 

繊月の騎士フェレックス  PW8000

 

R フェレックス R

R ミーリウス  R  シオンの手札5枚 山札43枚

 

「俺のターンだな。ドロー。ライド!封竜フランネル!」

 

封竜フランネル  PW7000

 

R フランネル  R

R テリークロス R

 

「テリークロスのブースト、フランネルでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック『封竜ジャカード』」

 

「ダメージチェック『ナイト・オブ・グレートスピア』」

 

「ターンエンドだぜ」

 

PW12000➡PW8000  三和の手札6枚 山札42枚  シオンのダメージ1枚

 

「僕のターン!ドロー!ライド!絶剣の騎士リヴァーロ!変革の騎士ピールをコール!」

 

絶剣の騎士リヴァーロ  PW10000

変革の騎士ピール  PW7000

 

R リヴァーロ ピール

R ミーリウス  R

 

「ピールでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『封竜アートピケ(引)』」

 

「ミーリウスのブースト、リヴァーロでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードだぜ」ドライブチェック『月柱の騎士シシルス』

 

「ダメージチェック『炎星の封竜騎士』」ターンエンド!」

 

PW7000➡PW7000+SH5000=12000

PW15000➡PW7000  シオンの手札5枚 山札40枚  三和のダメージ1枚

 

「俺のターン!スタンド&ドロー!封竜ジャカードにライド!リアガードのジャカードをコール!」

 

封竜ジャカード  PW9000

 

R ジャカード  ジャカード

R テリークロス   R

 

「この前とは顔つきが違うな」

 

「・・・・・・」

 

「ま、いいんじゃないの?男の子にはいろいろあるさね。リアガードのジャカードでヴァンガードにアタック!ジャカードのスキル!ヴァンガードに封竜がついていれば、パワープラス3000!」

 

「ノーガード!ダメージチェック『ホーリーナイト・ガーディアン』」

 

「テリークロスのブースト、ヴァンガードのジャカードでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック『封竜コーデュロイ』」

 

「ダメージチェック『バーニングメイン・ライオン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」

 

「ターンエンド」

 

PW12000➡PW10000

PW14000➡PW10000  三和の手札5枚 山札39枚  シオンのダメージ3枚

 

「4ターン終わって、ダメージは3対1」

 

「劣勢・・・いや、まだこれからだ」

 

「がんばれシオン!」

 

ドロップゾーンにいる3人はシオンを応援する。

 

「僕のターン!スタンド&ドロー!」

 

シオンがドローで手札に加えたカードはシオンの分身であるアルトマイルだった。

 

『イメージしろ』

 

「(そうだ。僕は君と共に、また新たな道を切り開く!)ライド!青天の騎士アルトマイル!!」

 

青天の騎士アルトマイル  PW11000

 

「ピールを移動!ナイト・オブ・グレートスピアをコール!」

 

ナイト・オブ・グレートスピア  PW11000

 

R アルトマイル グレートスピア

R ミーリウス    ピール

 

「ミーリウスのブースト、アルトマイルヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ツインドライブ『ホーリーナイト・ガーディアン』『ナイト・オブ・ツインソード』スカイノーブル・スラスト!!」

 

アルトマイル(シオン)はジャカードに接近し、剣で一閃する。

 

「ダメージチェック『炎獄封竜ウェザークロス』」

 

「ピールのブースト、グレートスピアでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『封竜の精霊ムルキベル』」

 

「ターンエンド」

 

PW16000➡PW9000

PW18000➡PW9000  シオンの手札6枚 山札35枚  三和のダメージ3枚

 

「あいつに何か言われたか?」

 

三和の言っているあいつとは櫂のことだ。

 

「・・・"イメージしろ"と」

 

「なるほどな。あいつらしい、不親切極まりないアドバイスだぜ。ライド!炎獄封竜ブロケード・インフェルノ!!」

 

炎獄封竜ブロケード・インフェルノ  PW11000

 

「ストライドジェネレーション!」

 

地面から炎が溢れ、炎が晴れると、そこには未来の封印を解き放たれた竜がいた。

 

ジェネレーションゾーン  コスト『封竜ガリサージ』『封竜コーデュロイ』グレード1+2

 

「神獄封竜クロスオリジン!!」

 

神獄封竜クロスオリジン  PW26000  ハーツ『炎獄封竜ブロケード・インフェルノ』

 

「あれが封竜のGユニット・・・」

 

「テリークロスのスキル。カウンターブラストとこいつをソウルに入れてグレートスピアを退却。その代わり、山札から4枚見て、グレード2をコールしていいぜ」

 

「・・・4枚の中から、ナイト・オブ・フラグメントをコール」

 

ナイト・オブ・フラグメント  PW9000

 

「クロスオリジンのスキル発動!封竜のハーツがいるから、カウンターブラストとGゾーンのカードを1枚表に。クロスオリジンを表にするぜ。Gゾーンのクロスオリジンの枚数分、リアガードを退却できるぜ。つーわけで1枚分、ピールを退却!山札の上から4枚を公開!」

 

公開したカード『ホーリーナイト・ガーディアン』『青天の騎士アルトマイル』『夢の運び手べレヌス(☆)』『ナイト・オブ・フラグメント』

 

「ドロップゾーンに置かれた数だけ、グレード2のユニットをコールしろ」

 

「フラグメントをコール」

 

「相手のグレード2のリアガードが2枚以上なら、クリティカルプラス1!」

 

(グレード2・・・)

 

グレード2を呼ばれたことでシオンは渋い顔になる。

 

「相手のグレード2の数だけ強くなるだ・・・」

 

「!ねぇ、それって・・・」

 

「「!!」」

 

「封竜ガリサージをコール!」

 

封竜ガリサージ  PW7000

 

R クロスオリジン ジャカード

R  ガリサージ    R

 

「ガリサージのブースト、クロスオリジンでヴァンガードにアタック!ガリサージのスキル!カウンターブラストで相手ユニットは全てインターセプトできない!」

 

「⁉インターセプト封じ⁉」

 

「それだけじゃないぜ?相手のグレード2の数だけ、ブーストされたユニットにパワープラス2000!」

 

「完全ガード!『ホーリーナイト・ガーディアン』(コスト『ナイト・オブ・ツインソード』)」

 

クロスオリジンは神獄の刃でアルトマイル(シオン)を切伏せようとしたが、ホーリーナイト・ガーディアンによって防がれる。

 

「トリプルドライブ『封竜シャーティング(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復!パワーはジャカードへ!『炎獄の封竜騎士』『封竜ブロケード』ジャカードでヴァンガードにアタック!パワープラス3000!」

 

「ノーガード!ダメージチェック『月柱の騎士シシルス』」

 

「ターンエンド」

 

PW37000➡PW11000(完全ガード)

PW17000➡PW11000  三和の手札5枚 山札33枚  シオンのダメージ4枚

 

「くっ・・・!」

 

「当然気付いてるよな?俺たちのデッキはかみ合うんだ」

 

「やっぱり・・・自分のグレード2が増えるほどパワーアップするロイヤルパラディン」

 

「相手のグレード2があるほど強くなるかげろうの封竜・・・」

 

「シオンの力を発揮すれば発揮するほど、同時に相手も強くなっちゃう・・・」

 

そう、グレード2を呼べばシオンの盤面がパワーアップすると同時に三和のユニットたちがパワーアップするといった、お互い条件がほぼ同じなのだ。

 

「ストライドジェネレーション!!!朧の聖騎士ガブレード!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『月柱の騎士シシルス』グレード1+2

 

朧の聖騎士ガブレード  PW26000  ハーツ『青天の騎士アルトマイル』

 

「アルトマイルの超越(ストライド)スキル!カウンターブラストを払い、フラグメント2体にパワープラス5000!フラグメントのGB(ジェネレーションブレイク)!グレード2のユニットが2体以上でパワープラス2000!ピールをコール!」

 

フラグメント ガブレード フラグメント

  R    ミーリウス  ピール

 

「ミーリウスのブースト、ガブレードでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「トリプルドライブ『ナイト・オブ・フラグメント』『ナイト・オブ・グレートスピア』『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』クリティカルトリガー!パワーは右のフラグメントへ!クリティカルはガブレードへ!」

 

ガブレードはブロケード・インフェルノを剣で切り裂くがブロケード・インフェルノはまだ動ける。

 

「ダメージチェック『プロテクトオーブ・ドラゴン』『封竜ブロケード・インフェルノ』」

 

シオンはアタックをヒットさせたときに発動するガブレードのスキルを使用するかどうか悩んでいる。

 

(これで山札からグレード2以上のユニットをコールできる。でも・・・)

 

グレード2を増やすという事は三和のユニットを強くさせることを意味する。

 

「どうする?逃げてもいいんだぜ?」

 

シオンは目をつむってどうするべきかをイメージする。そして目を開き、シオンが出した答えは・・・

 

「ガブレードのスキル!てっくがるをスペリオルコール!」

 

てっくがる  PW8000

 

「ピールのGB(ジェネレーションブレイク)!グレード2のユニットが登場した時、前後列にパワープラス2000!左のフラグメントでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『封竜シャーティング(治)』ヒールトリガー!ダメージを回復してパワーはヴァンガードに!」

 

「ピールのブースト、フラグメントでヴァンガードにアタック!

 

「ガード!『封竜シャーティング(治)』『封竜ビエラ(☆)』ターンエンド」

 

PW31000➡PW11000

PW29000➡PW11000(+5000)

PW27000➡PW16000+SH20000=36000  シオンの手札6枚 山札27枚  三和のダメージ4枚(裏1枚)

 

「4対4・・・さっきの局面、いつものシオンならもう少し慎重にいくところじゃない?」

 

「そうだね。わざわざ自分を危険にさらしてるようなものだからね」

 

「ああ。けど、今のあいつは冷静だ。ものすごく」

 

クロノの言う通り、シオンは慌てた様子はなく、冷静そのものだ。

 

「俺のターンだ。スタンド&ドロー。もう1度クロスオリジンにストライドだ!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『封竜ブロケード』グレード3

 

「炎獄の封竜騎士をコール!封竜騎士のスキル!カウンターブラストとソウルブラストを払って、このターン中、お前のユニットはインターセプトできない!さらに相手のグレード2、1体につきパワープラス2000!クロスオリジンのスキル!カウンターブラストと、もう1度クロスオリジンを表にして、クロスオリジンの枚数分退却!ピール、ミーリウス、てっくがるを退却!」

 

「Gゾーンのクロスオリジンの数だけ退却、今度は3体!」

 

「そして山札の上から4枚公開し、退却した数だけグレード2をコール!」

 

公開したカード『夢の運び手べレヌス(☆)』『ヒーリング・ペガサス(治)』『ホーリーナイト・ガーディアン』『ヒーリング・ペガサス(治)』

 

「あらら、残念。全部ハズレか」

 

グレード2をコールできないことに3人は安堵の表情を浮かべる。

 

「相手のグレード2がなければ、相手のクリティカルは上がらないけど、退却させられたユニットの補充もできない」

 

封竜騎士 クロスオリジン ジャカード

 R    ガリサージ    R

 

「ガリサージのブースト、クロスオリジンでヴァンガードにアタック!」

 

「完全ガードだ!『ホーリーナイト・ガーディアン』(コスト『ナイト・オブ・フラグメント』)」

 

クロスオリジンは前と同じようにアルトマイル(シオン)を切伏せようとしたが、またもやホーリーナイトによって防がれる。

 

「トリプルドライブ『プロテクトオーブ・ドラゴン』『炎獄封竜ウェザークロス』『封竜ターポリン・ドラコキッド(☆)』クリティカルトリガー!効果は全て封竜騎士へ!いけぇ!封竜騎士でヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』

 

「もういっちょ!ジャカードで左のフラグメントにアタック!パワープラス3000!」

 

「ノーガード!」ターンエンド」

 

PW33000➡PW11000(完全ガード)

PW20000➡PW11000+SH10000=21000

PW12000➡PW9000  三和の手札5枚 山札26枚  シオンのダメージ4枚(裏1枚)

 

「乗り切ったな?けど、お前のユニットは2体だけ。かといって仲間を呼べば、俺の竜の餌食になる。さあどうする?何もわざわざ危ない橋を渡って敵の懐に飛び込まなくたっていいんだぜ?ここで焦って、全部なくしちまうことはないんじゃないの?」

 

三和はシオンにそう問いかける。ちなみこのファイトを途中からリンも隠れて観戦していた。

 

(・・・いや、もうこれ以上失おうものはない。全て失ってわかった。僕は、これまでいろいろな人に守られていたんだと。その優しい世界の中で綺場の名誉と誇りを支えに僕は誠心誠意やってきた。でも、それじゃ勝ちない相手がいる。どんなリスクを犯してでも、前に進む!)

 

シオンはそのような思いを掲げ、そして・・・

 

「ファイナルターン!!」

 

堂々とファイナルターン宣言をした。これには3人は驚愕した。途中で見ていたリンも多少は目を見開いていた。櫂は少しだけ目を細めてファイトを観戦する。

 

「・・・へぇ・・・」

 

「ストライドジェネレーション!!!飛天の聖騎士アルトマイル!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『ナイト・オブ・グレートスピア』グレード3

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラストを払い、ピールをコール!フラグメントとピールにパワープラス5000!飛天の聖騎士アルトマイルのスキル!Gゾーン裏のアルトマイルを表にし、前列すべてにパワープラス3000!グレード2のユニットをスペリオルコール!風雅の騎士ベニゼールをスペリオルコール!パワープラス5000!グレード2が2体揃ったことでフラグメントにパワープラス2000!ピールのスキル!グレード2がコールされた時、パワープラス2000!ベニゼールのGB(ジェネレーションブレイク)!カウンターブラストとソウルブラストを払い、グレード2をスペリオルコール!てっくがるをスペリオルコール!パワープラス2000!再びピールのスキル!パワープラス2000!」

 

風雅の騎士ベニゼール  PW9000

 

「グレード2の仲間を呼んで怒涛のパワーアップ」

 

「でも、これだけグレード2を並べて決められなかったら・・・」

 

「文字通り封竜にやられる・・・本当にファイナルターンだ!けどシオンなら・・・」

 

(スキルやブーストで後列のパワーが加われば、アタック時には・・・)

 

ブーストを加われば、フラグメントはパワー29000、ベニゼールは39000、そしてアルトマイルは29000となる。

 

「逃げずに向かってきただけあって、すげぇパワーだぜ。こいつを守りきるには無理かもな」

 

ベニゼール アルトマイル フラグメント

 ピール    R    てっくがる

 

「飛天の聖騎士アルトマイルでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「トリプルドライブ『青天の騎士アルトマイル』『青天の騎士アルトマイル』『夢の運び手べレヌス(☆)』クリティカルトリガー!パワーはフラグメントに、クリティカルはアルトマイルに!はああああああ!!」

 

アルトマイル(シオン)はブロケード・インフェルノにまずは剣を突き刺す。さらにもう1つの剣を突き刺していく。

 

「(掴みたい未来がある!)僕は綺場を取り戻すために、綺場を捨てる!」

 

アルトマイル(シオン)は突き刺した双剣を手放す。

 

「これが僕のイメージした、新たな、僕だあああああ!!」

 

そしてアルトマイル(シオン)は傷のついた箇所に拳で一撃を与え、ブロケード・インフェルノを拳で貫いた。それによってフィールドは大爆発を起こす。

 

PW29000➡PW11000

 

ダメージチェック『炎獄封竜ブロケード・インフェルノ』『リザードソルジャーコンロー』

 

シオンのダメージ4枚  三和のダメージ6枚  勝者シオン

 

「僕の、勝ちだ」

 

ドロップゾーンにいる参加者たちはこの光景に驚きを隠せないでいた。リンは少し笑みを浮かべて見つからないようにその場を去る。

 

「あーあ、負けちった」

 

そう呟くと同時に三和は隠れていた櫂を発見する。櫂はすぐにその場を立ち去った。それに気づいたシオンは後ろを振り向くが、もう櫂の姿は見えなかった。そしてドロップゾーンの扉が開かれ、クロノ、トコハ、ユイが脱出する。それと同時に・・・

 

ウーーーー・・・

 

ハンティングヴァンガード終了のお知らせのサイレンが町中に響く。

 

「もう終わり⁉」

 

「ちょっと!まだトレジャーが!」

 

「やべぇ!」

 

「大丈夫だ。ほら」

 

シオンは3人にファイカに記録されているトレジャーを見せる。トレジャーは440と書かれている。これはチェイサーを3回や4回倒したくらいじゃ集まらない数値だ。

 

「うそ!すごーい!」

 

「これだけトレジャーがあれば、シオン1人でも優勝できるんじゃあ・・・」

 

「何をどうやったらこんなに稼げるんだよ⁉」

 

「イメージした。それだけさ」

 

これだけトレジャーを集めたシオンは3人の疑問をそう答えた。

 

 

ドラエン支部Gクエストの閉会式、トライフォーの優勝が決まり、支部長がトライフォーのファイカにスタンプを押す。そして、閉会式後、トライフォー、カードキャピタル1号店のメンバー、ラミーラビリンスが集まっていた。

 

「これで2つ目か」

 

「皆さんすごいですー!」

 

ルーナの純粋な笑みを浮かべてそう言ったが3人は苦笑いだ。

 

「あはは・・・私たちは何も・・・ねぇ?」

 

「今回はほとんどシオンのおかげだよ」

 

当のシオンは笑った様子はない。

 

「あれ?嬉しくないんですか?」

 

「うれしいけど、通過点だから。僕らはまだまだ先に行く」

 

シオンはそう言ってのけた。3人は少し呆然となった。そんなトライフォーの前に櫂が現れる。

 

「・・・スターゲートで待つ」

 

櫂はそれだけを言い残してその場から去っていった。

 

「あ!櫂先輩、待ってくださいよー!」

 

リンはそんな櫂の後をついていく。

 

「あ、あの・・・」

 

「いいから、もらっときなって」

 

三和にそう言われてシオンは去っていく櫂に深くお辞儀をする。

 

「スターゲート?」

 

「どういうこと?」

 

「リン姉さんも櫂さんについていったけど、関係してるのかな?」

 

櫂の残したスターゲートの言葉を聞いて3人は疑問を抱いている。そんな疑問を三和が答える。

 

「あいつとリンと伊吹はスターゲート支部のGクエストで敵をやってんのさ」

 

「伊吹⁉Gクエストに関わってるんですか⁉」

 

「そりゃああいつは普及協会側の人間なんだし、裏でもいろいろやってるみたいよ」

 

伊吹がGクエストに関わっていることを知ったクロノは心底複雑な気持ちを抱いていた。

 

 

夜、ドラエン地方を渡る船の中で、櫂、三和、リン、伊吹が集まり、宴会のようなことを開いていた。

 

「んじゃあお疲れさん!カンパーイ!」

 

櫂、三和、伊吹はビールで、リンはお茶で乾杯して、4人は飲み始める。

 

「ぷはー!くぅぅぅ、大人になったって感じ!」

 

「うまいな」

 

「・・・・・・」コクッ

 

「先輩たちはおいしそうにお酒を飲んで羨ましい限りです」

 

リンは3人より、1歳年下で未成年のため、お酒はNGなのだ。

 

「小学生のガキだった俺たちがこんなことになるなんて、あの頃は思いもよらなかったぜ」

 

「今日はご苦労だった」

 

「伊吹先輩もお疲れ様です」

 

「ああ。トライフォーはどうだ?」

 

伊吹は3人にトライフォーについて聞いてきた。

 

「俺は結構気に入ったぜ?」

 

「私はまだ漠然としか・・・」

 

「全てはこれからだ」

 

「ふ~ん。の割には目をかけてるみたいじゃん?」

 

「私も最初は驚きましたよ。シオンって子が櫂先輩のジャケットを着ていたんですから」

 

「・・・あいつの目が、強くなりたいと言っていた」

 

櫂の言葉を聞いた3人は笑みを浮かべる。

 

「櫂先輩、もう一杯いかがですか?三和先輩も伊吹先輩もどうぞ」

 

「お?いいのか?悪いね」

 

「いただこう」

 

リンはビール瓶を持ち、3人のコップにビールを注いでいった。

 

 

どこかの実験施設、ギアースにあった結晶がストライドフォースを集め、この装置の中へと流れ込んでいた。装置に置かれたディペンドカードはストライドフォースを吸収していった。装置の奥にはウサギらしきユニットが召喚された。ウサギは何もわからず左右を見回している。すると、ディペンドカードが徐々に柄が浮かび上がってきた。それと同時にウサギは苦しそうに頭を抱える。ウサギは何とか脱出しようとするが、周りが装置に囲まれているため、装置にぶつかることしかできなかった。それらを繰り返したウサギは気絶して、下へと落ちていった。それと同時にディペンドカードには白黒で描かれたウサギのユニットが描かれていた。

 

to be continued…




三和「よ!お疲れさん!」

シオン「負けられない勝負だったので、必死でした」

三和「お前変わったよな。前の印象と全然違うわ」

シオン「そうですか?」

三和「男子三日会わずすれば、刮目してみよってやつだろ?何あったか知らないけど、いいと思うぜ?」

シオン「ありがとうございます」

三和「いろいろあると思うけど、負けんなよ」

TURN62「進みたい道」
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