この話の次はDAIGOさんの登場の回なのですが・・・私の小説では登場はご遠慮させていただきます!
理由につきましてはこのサイトの禁止事項、芸能人などの実在する人物が登場する作品の投稿がある故です。
だから次のファイトの回は完全なオリジナルです。
対戦カードももう決めております。
というわけで楽しみにしていた方、申し訳ございません!!
で、でも本編と負けないようにやっていきますので応援していただけると嬉しいです!
それでは本編をどうぞ!
本日は週末のGクエスト開催日。そんなズー支部のGクエスト受付カウンターでナオキとシンゴはクエストに参加しようと来ていたのだが・・・
「何ぃ⁉参加できねぇ⁉クエストの休みもらってきたのに・・・」
「申し訳ございません。チームの人数は3人以上と決められておりまして・・・」
そう、ここに来ているのはナオキとシンゴの2人、人数が後1人足りてないのだ。
「ぐぬぬぬ・・・」
「仕方ないのです石田。悪いのはちゃんとルールを確認しなかった我々なのです」
「じゃどうすんだよ⁉今日のクエスト諦めるのか⁉」
「まさか!滅多に会えない海外ファイターと戦えるチャンスなのですよ⁉」
どうやらナオキとシンゴの目的は海外ファイターとのファイトらしい。
「でもお前、後1人メンツが・・・」
後1人のメンバーのことで悩んでいると・・・
「ええええ⁉チームじゃないと参加できないんですか⁉」
向こう側の受付しようとしてる女性が驚きの声を上げた。その人物はハット帽子とメガネで素性を隠してはいるが、どこからどう見てもルーナだ。
「申し訳ありません」
「そうなんですか・・・。どうしよう・・・せっかくオフもらったのに・・・」
ルーナが落ち込んでいると、ナオキがルーナに近づいてルーナの肩に手を置く。
(いこうぜ、ルーナちゃん)
「⁉石田さん⁉」
(クエスト参加のため、ここは我々と手を組むのです)
「え⁉こ、小茂井さん⁉」
ナオキとシンゴは親指を立てて、ルーナを一時的なチームに誘う。
「え?ええ⁉ええええええ!!?」
こうしてここに一時的なチームが結成された瞬間であった。
TURN64「Zoo支部」
一方ちょうど同じ時間、トライフォーは今回挑戦する支部、ズー支部の前まで来ていた。
「来たぞーーー!!ズー支部ーーー!!」
トライフォーの中でトコハは1番気合が入っていた。
「ぐずぐずしない!!今日も気合入れて、絶対優勝するわよ!!」
トコハのかなりの気合の入りように3人は驚いていた。
「テンションたっけぇなぁ、おい」
「気合十分だね。何か心境の変化でもあったのかな?」
「・・・あ!わかった!トコハ=ネオネクタール、ネオネクタール=ズー!だからテンション高いんじゃない⁉」
「いや、それだけは絶対ないだろ・・・」
トコハはずんずんと気合を入れて、3人はトコハについていって、ズー支部の中へと入っていく。
☆
ズー支部の内部に入ったトライフォーは受付を済ませて、集合場所である中央会場に入る。
「ズー支部、八百屋の手伝い以外でここに来るの初めてだなぁ・・・」
「噂だと、ズー支部のクエストはドラエン支部同様、初心者でも参加しやすいらしいよ」
「ズー支部の支部長さんはね、なんかドラエンを意識してるっていうか、ちょっと対抗意識持ってるみたいなの」
「あいつらも何か言ってたなぁ・・・」
クロノは先週トリニティドラゴンが言っていた言葉を思い返す。
『ズー支部クエスト?あんなの楽勝に決まってんだろ!』
『僕たち先週、ぶっちぎりの優勝でしたから!』
『トリドラ、最高・・・』
それを思い出したクロノは何か複雑そうな顔をしていた。
「そういえば、海外から強力なファイターを読んでるって噂が。楽しいだけじゃ終わらないかも」
「誰が来てもぶっ飛ばーーす!!」
「すごい気合いだねトコハ。やっぱりあれ?トコハ=・・・」
「それはもういいから」
クロノは3人のやり取りを見て笑みを浮かべ、ファイカに入ってる自分のデッキを見る。
(Gクエストも3つ目か。俺はまだ、何も掴んでいない・・・)
クロノがそんなことを考えていると・・・
「お待たせしたわね!!」
中央広場の周りある噴水から、壇上が出現する。その壇上に、ズー支部の支部長が上がってくる。
「ズーーーー!!!」
ズー支部長は両手でZの文字を作り、そう唱えた。参加者全員が啞然になる。
「自然たっぷりの大地の恵み、あたくしたちのクエスト、今日は存分に楽しんでねーー!ズーーー!!!」
ズー支部長は再びZの文字をつくり、そう唱える。
「あれが・・・ズー支部・・・」
「個性的だね・・・」
「あはは・・・」
ズー支部長の個性にトライフォーは苦笑いを浮かべる。そうこうしている内にズー支部スタッフが進行を進める。
「はい!それではまずは、参加者全員で予選を受けてもらいます!予選の種目はルーレットを回してその場で決定します!予選を突破した1チームだけが決勝戦に進めます!決勝戦では、ズーゆかりの強敵とファイト!見事勝てれば優勝です!」
「実質2回勝てば優勝ってことか」
「う~ん、なんか簡単すぎない?」
ユイがそんな疑問を持っている間にルーレットが回りだす。
「それでは、予選の種目を支部長に決定していただきます!」
ズー支部長は弓矢を構えて、ルーレットの的に狙いを定める。そして、矢を的に目掛けて放つ。矢はルーレットの的に当たり、ルーレットが止まる。そして、矢が当たった種目は・・・
「ヴァンガード料理対決!!」
種目が決まり、ズー支部スタッフが5枚のカードを持ってきて、それをズー支部長が1枚引く。引いたカードはヘイヨー・パイナッポーだった。
「パイナッポーを使った料理を1番おいしく作れたチームが予選突破よ!」
「りょ、料理⁉」
「なんだそりゃ⁉ファイトできんじゃねぇのかよ⁉」
トライフォーが声のする方向を見てみるとナオキが予選ルールに対して文句を言っている姿があった。
「落ち着くのです石田!まずは予選突破なのです」
「でもよぉ!」
「石田さん?」
「おお、お前らも来てたのか!」
トコハはナオキとシンゴの後ろにいるハット帽子とメガネをかけたルーナを発見する。
「ん?あれってもしかして・・・」
ルーナはトライフォーの存在に気付いて顔を向ける。
「あ!るー・・・」
「しーーー!!」
ルーナの名前を言いそうになったトコハをルーナが止める。当然だ。ここに人気アイドルが参加しているとわかったら、会場が大騒ぎになるのだから。
☆
中央会場の足場がエレベーターのように上に上がり、足場が止まるとそこには農場とたくさんのキッチンが置かれていた。
「それではこれより、ズー支部の誇るネオネクタールの自然農場、新鮮食材を提供いたします!制限時間は1時間!ですが・・・」
『ズーーーー!!!』
農場のいたるところにメガコロニー戦闘員Aのコスプレをしたスタッフたちが現れる。
「メガコロニーの戦闘員たちが食材を守るべく、いたるところに背任されております!ファイトで彼らを撃退して、必要な食材をゲットしてください!」
(要はファイトして食材を集め、それで料理をしろってことか・・・)
(狙いを絞って攻略しないと後からメニューは作れないかもしれないね)
クロノとシオンが2人で作戦会議をしている間にトコハとユイはルーナと話していた。
「あれから時々、アムやユキノとファイトしてるんですけど、全然勝てなくて。それでこっそり修行に来たんです」
「へ~、アムちゃんとユキノちゃんって強いんだね」
「2人がファイトしたらどっちが勝つのかわかる?」
「えっと、これまでのアムとユキノ戦績は五分五分だった気がします!」
「なるほど、十分に強いという事はわかった!」
「はい!負けてられません!」
「中々の向上心じゃねぇか!」
「今日は一緒にヴァンがりましょう!」
「はい!」
即席チームとトコハとユイはお互いに笑いあった。それを見たクロノは少し微笑んだ後、少し考えるように顔を俯かせた。
「?クロノ?」
クロノは自分の頬を叩き、気合を入れ直す。
「何でもねぇ!とにかくまずはこの予選で確実に勝つ!」
「そう簡単にはやらせねぇぜ?」
トライフォーの前にナオキ、シンゴ、ルーナの即席チームが立ちふさがる。トライフォーはやる気十分だ。
「・・・あ、でも料理って言えば・・・」
「・・・あ、そういえばうちのチームにユイが・・・」
「いるよ!キリッとね!」
不安そうな顔のトコハとクロノとは対照的にユイは自信満々な笑みを浮かべる。
「あああ・・・完全に忘れてた・・・ユイにこれは任せられない・・・」
「ユイ、悪いことは言わねぇ。今回お前は料理はするな」
「何で⁉私だって料理したいよ!!」
「お前それで予選に落ちたらどうする気なんだよ⁉」
「ユイの料理はいまいち信用できないのよね・・・」
「まだ疑ってたの⁉だから大丈夫だって!!」
ユイの料理を信用しきっていないクロノとトコハはユイをキッチンに出すことを止めようとする。そんなユイにシオンが助け舟をだす。
「大丈夫だ。今回のクエスト、ユイがミスを犯さない限り、優勝は揺るぎない」
「「シオン⁉」」
「さすがシオン!わかる人にはわかるね!」
「・・・まぁ、シオンがそう言うなら、いいのか?」
「いいんじゃないかな?前にシオン、ユイのローヤルゼリー食べてたし・・・」
クロノとトコハは不安を抱えながらもユイをキッチンに立たせることを許した。そうこうしている内に、いよいよズー支部のGクエストの予選が始まろうとしていた。
「それでは、スタートです!」
『ズーーーーー!!!』
参加者は食材を求めて農場にいるメガコロニー戦闘員たちにファイトを仕掛ける。
「高級メロンでズー!」
「こっちは和牛3枚でズー!」
「「そいつをよこせーーー!!」」
「「ズーーーー!!!??」」」
ものすごい勢いでメガコロニー戦闘員に向かっていくクロノとナオキに戦闘員たちはかなりビビっていた。他の3人はまだスタート地点にいた。
「みんなすごい勢いで農場に向かっていったけど、私たちも行かなくていいの?」
「そうよ。早くしないといい食材がどんどんなくなっちゃうよ?」
「いや、待った。高級食材にばかり目を奪われていたら、このクエストは失敗する。見て、この食材場には調味料がない!」
「「!!」」
「僕たちは調味料を探そう。ユイは主役であるパイナップルの厳選。よし、これで勝てる!」
「そういう事なら任せてよ!どれが1番新鮮なパイナップルかバッチリ見抜いてあげるよ!」
「ああ、頼むよ。さぁ、僕らも行こうトコハ。時間がないよ」
トコハはシオンの素晴らしいともいえる考えに苦笑いを浮かべていた。こうして3人も行動を開始した。
「ガントレッドバスタードラゴンのスキルでマシニング・マンティスを退却!パワープラス3000、クリティカルプラス1だ!」
ナオキのガントレッドバスター・ドラゴンのアタックでファイトは終了、ナオキの勝ちだ。
「やられた・・・ズー・・・」
「よっしゃあ!メロンゲット!」
和牛をかけてファイトしているクロノはというと・・・
「ストライドジェネレーション!!!クロノドラゴン・ネクステージ!!!」
ネクステージにストライドをし、一気に勝負を決めるつもりだ。
(とにかく勝って、前に進む!今はそれしかねぇ!)
一方即席チームのシンゴやルーナはというと・・・
「ズーー!!このマグロの頭は渡さないズー!」
「ここは私が!」
食材としては微妙なマグロの頭をかけて戦闘員とルーナがファイトを始める。ファイトは着々と進んでいき、終盤戦に向かう。
「いきます!ストライドジェネレーション!!
ルーナはハリーの未来の姿、
「
ダークサイドのアタックはノーガードを宣言。ダメージは4枚。
「ダークサイド・プリンセスはスキルでソウルに!
「ダークサイド・プリンセスでアタック!」
手札じゃ守り切れないためノーガードを宣言。そしてダメージが6となり、ルーナの勝利が確定した。
「ま、参ったでズー・・・」
「やったー!」
「み、見事なのです・・・」
ファイトを見ていたシンゴはルーナの実力に感服していた。一方クロノは次の食材、ハムに手を出そうとしたが、同時にナオキもハムに手を出す。
「俺のだ!」
「俺のです!」
「やんのか?」
「負けませんよ」
「こっちの台詞だ」
戦闘員をほったらかしてクロノとナオキでファイトを始めてしまった。そんなこんなで時間が過ぎていく。
☆
必要最低限の食材をゲットしたトライフォーはキッチンに立ち、料理を作っていく。他のチームもそれぞれの料理を作り始めている。料理ができたところでユイが余ったパイナップルでスイーツをつくっている。それを不安げに見ているクロノとトコハ。スイーツが完成したと同時に他のチームも料理を作り終えたようだ。
「いよいよ各チームの料理が出揃ったようです!それでは、実食です!」
最初の指名はトライフォーだ。トライフォーは作った料理を審査員に出す。そして審査員は作った料理を食していく。
「これは・・・うまい!」
「スパイスの使い方も完璧ネー。隠し味はオイスターソース?」
「とケチャップです」
審査員の評価は好評のようだ。
「さすが」
「伊達に自炊してねぇよ。でも問題は・・・」
「あれよね・・・」
クロノとトコハの不安要素がユイの作ったスイーツだ。作ったのは余ったパイナップルを使ったどら焼きだ。審査員はそれを食べる。クロノとトコハは冷や汗をかいている。
「これは・・・・・・とてもうまい!!」
「何ぃ!!?」
「うそぉ!!?」
審査員に高評価をもらったことに激しく驚いているクロノとトコハ。
「あんこの甘さとパイナップルの甘酸っぱさが見事にマッチしているネ。これは素晴らしい。作ったのは誰?」
「はい!私です!」
ユイはクロノとトコハにニヤついた顔で見つめる。
「・・・どうですか?これが私の成長した料理スキルですよ?まずいまずい連呼してたクロノ君とトコハさん?」
「ご、ごめんなさい・・・」
「わ、悪かったって。お前意外とねちっこいな・・・」
「言っただろ?ミスさえ犯さなければ大丈夫だって」
その後も他のチームも料理を審査員に出していく。審査はかなり厳しく、いい評価をもらえたチームもいれば不評なチームもいる。そして最後にナオキたちの即席チームだ。即席チームの料理を見た審査員は顔を引きつらせていた。
「えっと・・・料理は・・・これかな?」
「はい!」
即席チームは満面な笑みだ。即席チームの料理はそれは料理と呼んでいいのかというくらい禍々しいものだった。何かの葉、ちくわ、骨などが入っているもう何でもありになスープになっている。スープの色も紫だし、パイナップルは入っているのかというくらい疑わしい。まさに物体Xと呼ぶにふさわしい。これを食した審査員は当然気絶してしまう。
「・・・向上していたからよかったけど、ユイの料理が悪化していたらああなっていたのかな・・・?」
「ああ・・・。可能性としては十分にあり得るな・・・」
「・・・まぁ、初めて作ったクッキーの味は何もなかったしね・・・」
「そ、そこまでひどくないやい!!」
☆
全部のチームが出揃ったところでいよいよ結果発表の時間になる。
「それでは発表したします!見事予選を突破し、決勝にコマを進めたのは・・・チームトライフォー!」
『おおおお!』
トライフォーが予選に勝ち抜いて参加者が歓声が上げる。予選を突破したトライフォーは参加者たちの拍手を受け、会場の前に立つ。すると会場が暗くなり、トライフォーに明かりが照らされる。
「それでは、おいでいただきましょう!」
中央広場の周りある噴水が割れ、そこに明かりが照らされる。そこには1人の男が立っていた。
「グレートネイチャーの天才!ジニアスコミュニケーションテクノロジー社長、クリストファー・ロウ!シンガポールから堂々参戦です!」
ジニアスコミュニケーションテクノロジー社長、クリストファー・ロウの登場により、会場はざわめきで広がっていた。
「クリストファー・ロウ?」
「アジアトップクラスのファイターだよ。年は僕たちの少し上みたいだけど・・・」
クリスは会場に入ってき、そしてトライフォーの前に立つ。
「君たちが噂のトライフォーか」
「俺たちのことを知ってるんですか?」
「まぁ、いろいろとね」
クリスはクロノに手を差し伸べ、クロノも手を出して握手を交わす。
「ここからは、僕の世界」
「!」
「僕の前に立った以上、全力で叩き潰してあげる。そのつもりでかかってよね」
クリスの言葉を聞いたクロノは笑みを浮かべ、握手していた手に少しだけ力を入れる。
「よろしくお願いします」
3人もクロノと同じようにクリスに向けて笑みを浮かべていた。
「それでは、休憩を挟みまして決勝戦です!」
☆
休憩時間となり、トライフォーは観客席でクリスの情報をまとめていた。
「ジニアスコミュニケーションテクノロジーは通信技術においては世界トップクラスで、確かファイカにもその技術が使われている」
「へ~、私たちの使ってるこれが・・・」
「代表のクリストファー・ロウはSITの大学院在学中に友人と共にジー特区を立ち上げる一方、ファイターとしてもアジア各所で実績を残している。文字通りの天才エリートだよ」
「生半可のことじゃ勝てないか」
「けど、勝たなきゃ先へは進めない」
「うん!それじゃあ、あれいっときますか!」
ユイのあれというのはグレードジャンケンのことだ。このグレードジャンケンでグレードが高かったものがクリストファイトできる権利が与えられるということだ。
「「「「グレードジャンケン、ジャンケンポン!!」」」」
トコハ グレード3
シオン グレード2
ユイ グレード1
クロノ グレード0
「やったぁ♪それじゃあ私がトライフォーの代表ってことで!」
自分たちが外れたことで3人、特にクロノは悔しがっていた。
「絶対勝てよ!へぼいファイトしたら許さねぇからな!」
「私も目標決めたから、立ち止まっていられないよ」
トコハの言葉を聞いたクロノは少しキョトンとなった。そうしているとナオキがトライフォーに話しかけてきた。
「よお!決勝進出おめでとさん!」
「ありがとうございます」
「・・・あれれ?ルーナと小茂井さんは?」
ユイの言う通り、シンゴとルーナがいない。
「ああ、それがさ・・・」
ここからはシンゴとルーナの回想・・・
『例えいかなる物体でも、これは僕たち3人の努力とイメージの結晶なのです!お残しは許されないのです!』
そしてシンゴは物体Xを一口食し、そして気絶する。
『し、シンゴさーん!!』
そして現在今に至る。
「・・・んで、いま医務室・・・」
「そ、そうですか・・・」
事情を聞いたトライフォーは苦笑いを浮かべる。
「それよりお前らにはやられたぜ。正直完敗だ。俺も料理にはそこそこ自信あったんだけどよぉ・・・」
「あれで・・・?」
「・・・正直料理がうまくなってよかったと思ってる自分がいる・・・」
「ああ・・・でも俺がうまくなりたいのは料理の方じゃなくて・・・」
「ああ?ファイトの方はもっと大丈夫だろ?俺に勝ったんだからよぉ」
「すみませーん、決勝戦出るの私なんですけどー?」
「おお、すまんすまん。ま、お前らなら大丈夫だろ。今回も、その先も。何かいろいろあるみてぇだけどよ」
ナオキの言葉を聞いたトライフォーは笑みを浮かべる。
「俺が言うのもなんだけど、応援してるぜ」
「ナオキさん・・・」
「強くなりてぇんだろ?俺もそうだった」
そう言ってナオキは自分の昔話を語る。
「昔さ、強くなりたい。でなきゃ大事なものは守れない。わかってんのに、いつも自分の力不足ばっか思い知らされて、焦って、もがいて・・・」
ナオキの話をトライフォーは真剣に聞く。
「クレイに関わる連中はいつまでも待っちゃくれなかったからな」
「クレイ?」
「そっか、お前ら知らねぇんだな。惑星クレイってのはカードの中の話だけじゃねぇんだ。あるんだよ、本当に」
「「「「え⁉」」」」
惑星クレイがカードの世界だけでなく、実際に実在していると聞いたトライフォーは驚きの表情をしていた。
「いきなり言われてもって感じだよな。詳しい話は・・・そうだな・・・カムイ先輩にでも聞いてくれ」
トライフォーはお互いに顔を合わせ合っていた。
「とにかく今は目の前のファイトだ!絶対に勝てよな!」
バシンッ!
「うわぁ⁉」
ナオキはトコハの背中を叩いて気合を入れさせた後、その場を後にした。
☆
時間がたち、いよいよ決勝戦の時間となった。中央会場ではすでにトコハとクリスがギアースにデッキを設置していつでもファイトできる状況だ。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」
「春待ちの乙女オズ!」
「ペンシル・コアラ!」
春待ちの乙女オズ PW5000
ペンシル・コアラ PW5000
クリスの使用クランは司会者が言っていたようにグレートネイチャーだ。グレートネイチャーはリアガードにパワーを上げてターン終了時にはそのリアガードを退却させるドーピングを得意としている。そして退却させた後の補助を行うなど、とても計算高いクランとなっている。
「僕の先攻だ。ドロー。ぐるぐるダックビルにライド!ペンシル・コアラは移動。ターンエンド」
ぐるぐるダックビル PW7000
R ダックビル R
R コアラ R クリスの手札5枚 山札43枚
「私のターン!ドロー!萌芽の乙女ディアンにライド!オズは移動!」
萌芽の乙女ディアン PW8000
R ディアン R
R オズ R
「オズのブースト、ディアンでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『早咲きの乙女ピア』」
「ダメージチェック『矛盾教官シェル・マスター』」
「ターンエンド!」
PW13000➡PW7000 トコハの手札6枚 山札42枚 クリスのダメージ1枚
「僕のターン。スタンド&ドロー。ジオグラフ・ジャイアントにライド」
ジオグラフ・ジャイアント PW10000
R ジオグラフ R
R コアラ R
「ペンシル・コアラのブースト、ジオグラフでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『チクタク・フラミンゴ』」
「ダメージチェック『開墾の戦乙女パドミニ』」
「ターンエンド」
PW15000➡PW8000 クリスの手札6枚 山札40枚 トコハのダメージ1枚
「私のターン!スタンド&ドロー!開花の乙女ケラにライド!メイデン・オブ・グラジオラス、早咲きの乙女ピアをコール!」
開花の乙女ケラ PW10000
メイデン・オブ・グラジオラス PW9000
早咲きの乙女ピア PW7000
グラジオラス ケラ R
ピア オズ R
「ピアのブースト、グラジオラスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『カッター・ファルコン(☆)』」
「オズのブースト、ケラでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『ダンガン・マロン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
「ダメージチェック『特別名誉助手みけさぶろー』『カスタネット・ドンキー(引)』ドロートリガー。パワーはヴァンガードに、1枚ドロー」
「ターンエンド!」
PW16000➡PW10000+SH10000=20000
PW15000(+5000)➡PW10000(+5000) トコハの手札5枚 山札39枚 クリスのダメージ3枚
「僕のターン。スタンド&ドロー。特別名誉博士シャノアールにライド!」
特別名誉博士シャノアール PW11000
「さらにジオグラフ・ジャイアントをコール」
ジオグラフ シャノアール R
R コアラ R
「ジオグラフでグラジオラスにアタック」
「ガード!『萌芽の乙女ディアン』」ペンシル・コアラのブースト、シャノアールでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ツインドライブ『ひたむき助手ミニベリー』『トライアングル・コブラ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」
シャノアールは持っていた本を開きそこに自然の光の草が生え、その草がケラ(トコハ)を襲い、ケラ(トコハ)はケガを負ってしまう。
「くぅぅ!ダメージチェック『メイデン・オブ・グラジオラス』『ウィステリアナイト』」
「ターンエンド」
PW10000➡PW9000+SH5000=14000
PW16000(+5000)➡PW11000 クリスの手札7枚 山札34枚 トコハのダメージ3枚
「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!ラナンキュラスの花乙女アーシャ!!」
ラナンキュラスの花乙女アーシャ PW11000
「ストライドジェネレーション!!!春色の花乙姫アルボレア!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『開墾の戦乙女パドミニ』グレード1+2
春色の花乙姫アルボレア PW26000 ハーツ『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』
「アーシャの
グラジオラス アルボレア グラジオラス
ピア R ピア
「右のグラジオラスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『トライアングル・コブラ(☆)』」
「ピアのブースト、左のグラジオラスでヴァンガードにアタック!グラジオラスの
「ノーガード。ダメージチェック『カスタネット・ドンキー(引)』ドロートリガー。パワーをヴァンガードに上げて1枚ドロー」
「アルボレアでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード『矛盾教官シェル・マスター』(コスト『名物博士ビッグベリー』)」
アルボレア(トコハ)は桜を操り、シャノアール目掛けて放ったが、シャノアールに包まれる前にシェル・マスターの甲羅の盾によって防がれてしまう。
「トリプルドライブ『桜吹雪の乙女リルガ』『開墾の戦乙女パドミニ』『花園の乙女マイリス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部右のグラジオラスに!ピアのブースト、右のグラジオラスでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ブロードキャスト・ラビット(治)』」
「ターンエンド!」
PW11000➡PW11000+SH10000=21000
PW16000➡PW11000(+5000)
PW26000➡PW16000(完全ガード)
PW21000➡PW16000+SH10000=26000 トコハの手札6枚 山札31枚 クリスのダメージ4枚
「ズー支部クエスト決勝戦!安城選手の1回目のストライドが終了し、ダメージゾーンは3対4!安城選手が一歩ロード!」
「ここまでは予想通りだね。悪くない。けど僕の前に立つ以上、その程度では困るんだよね。ストライドジェネレーション!!全智竜キャスパリーグ!!」
ジェネレーションゾーン コスト『ひたむき助手ミニベリー』グレード1+2
全智竜キャスパリーグ PW26000 ハーツ『特別名誉博士シャノアール』
「これは僕からの試験だよ。答えの出せない者は去りゆくのみ」
トコハはより一層に身構える。
「クレヨン・タイガー、ぐるぐるダックビル、チクタク・フラミンゴをコール!ダックビルとフラミンゴの登場時スキル!ジオグラフを選んでそのスキルを与える!」
クレヨン・タイガー PW9000
チクタク・フラミンゴ PW7000
ジオグラフ キャスパリーグ クレヨン
フラミンゴ コアラ ダックビル
「フラミンゴのブースト、ジオグラフでヴァンガードにアタック。キャスパリーグのスキル。ハーツが特別名誉博士なら、カウンターブラストを払って、リアガードがアタックしたなら、リアガードを選んでパワープラス4000。ジオグラフにパワープラス4000」
「ノーガード!ダメージチェック『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』」
「ダックビルのブースト、クレヨンタイガーでヴァンガードにアタック!再びキャスパリーグのスキルでカウンターブラストを払って、ジオグラフにパワープラス4000。さらにクレヨン・タイガーの
「これはすごい!リアガードが攻撃するたびにリアガードをパワーアップさせるキャスパリーグ!リアガードをパワーアップし、リアガードをスタンドさせるクレヨン・タイガー!ジオグラフ・ジャイアントを着々とパワーアップさせています!」
「トコハ・・・」
トコハとクリスのファイトを心配げながらも見守るトライフォーの3人。
「ガード!『メイデン・オブ・ディモルフォーセ(☆)』」
「ペンシル・コアラのブースト、キャスパリーグでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『桜吹雪の乙女リルガ』(コスト『開墾の戦乙女パドミニ』)」
キャスパリーグの本が開き、その本から魔力が噴き出し、魔力がアーシャ(トコハ)に向かってきてたが、リルガが駆け付けてきて魔力から守る。
「僕の試験はまだ終わっていないよ!トリプルドライブ『ジオグラフ・ジャイアント』『特別名誉助手みけさぶろー』『ルーラー・カメレオン(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てジオグラフへ!ジオグラフでヴァンガードにアタック!キャスパリーグのスキルでカウンターブラストを払って、パワープラス4000!」
「ガード!『花園の乙女マイリス(☆)』『ダンガン・マロン(☆)』そしてインターセプト!『メイデン・オブ・グラジオラス』」
「凌いだーーー!!」
『おおおお!!』
怒涛の攻撃を凌ぎきったことにより、観客は歓声を上げる。トコハは安堵の表情を浮かべる。
「ふぅ・・・」
「どうにか落第は免れたようだね。ターン終了時、ジオグラフは退却。キャスパリーグ、クレヨン・タイガー、ダックビルのスキルで5枚ドロー。さらにフラミンゴのスキルでカウンターチャージ」
PW21000➡PW11000
PW16000➡PW11000+SH10000=21000
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW31000➡PW11000+SH25000=36000 クリスの手札9枚 山札23枚 トコハのダメージ4枚(裏3枚)
「どうにか守った安城選手ですが、これでクリス選手の手札は9枚!果たして、次のターン、攻撃は通るのか⁉」
「私はあなたに勝ちます!」
クリスはトコハの言葉を聞いて少し目を見開かせる。
「ストライドジェネレーション!!!!夢紡ぐラナンキュラスアーシャ!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『クリスタルウィング・ドラゴン』グレード3
夢紡ぐラナンキュラスアーシャ PW26000 ハーツ『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』
「花乙女アーシャのスキル!カウンターブラストを払って、ピアをスペリオルコール!パワープラス2000!夢紡ぐアーシャのスキルでGゾーン裏の夢紡ぐアーシャを表にして、もう1体ピアをスペリオルコール!パワープラス2000!さらに前列ユニットにパワープラス5000!」
(Gクエストで全優勝する。それができれば、卒業後は海外に行くって約束を取り付けた!)
「ケラをコール!ピアの
戻したカード 『萌芽の乙女ディアン』『開墾の戦乙女パドミニ』『メイデン・オブ・グラジオラス』『桜吹雪の乙女リルガ』『開墾の戦乙女パドミニ』『メイデン・オブ・グラジオラス』『クリスタルウィング・ドラゴン』『メイデン・オブ・グラジオラス』
「こ、これは⁉安城選手、怒涛のパワーアップです!」
ケラ アーシャ ピア
ピア ピア ピア
「もう立ち止まらないと決めた!私は私らしく、ただまっすぐに進む!!」
「それで僕を超えられるのかな?」
「超えてみせます、絶対に!ピアのブースト、ケラでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『トライアングル・コブラ(☆)』『ルーラー・カメレオン(☆)』『ジオグラフ・ジャイアント』」
クロノは拳を強く握りしめながらファイトを見守る。
(あいつも何か掴んだんだ。シオンも・・・トコハも。みんな前に進んでいく。だったら俺は・・・。いつかじゃダメだ。進むには見つけなきゃならないんだ!俺が掴むべき未来を!それが多分、あいつが俺に残した謎の意味!)
「ピアのブースト、アーシャでヴァンガードにアタック!」
「・・・ノーガードだ」
「トリプルドライブ!ここで、決める!『ウィステリアナイト』『萌芽の乙女ディアン』『花園の乙女マイリス(☆)』クリティカルトリガー!パワーは右前列ピアに、クリティカルはアーシャに!これが、私の掴む未来!!」
アーシャ(トコハ)はたくさんのラナンキュラスの花びらを操り、その花びらをシャノアール目掛けて放つ。シャノアールはその花びらに包まれていった。
PW34000➡PW11000+SH25000=36000
PW47000➡PW11000
ダメージチェック『特別名誉博士シャノアール』『ジオグラフ・ジャイアント』
トコハのダメージ4枚 クリスのダメージ6枚 勝者トコハ
「やりましたーーー!!クリストファー・ロウ選手を敗り、ズー支部クエストを制したのは、安城選手とトライフォー!」
『おおおおおおおおお!!』
トコハがクリスに勝利したことにより、会場が大歓声で広がっていた。クリスは笑顔でトコハに敬意の拍手を送っている。これによって、トライフォーの優勝が確定した。
☆
授与式、優勝したトライフォーは会場に上がり、ズー支部制覇のメダルを受け取ろうとしていた。
「優勝したトライフォーには、勝利の証のメダルが授与されます!」
ズー支部長がトライフォーのメンバーに優勝メダルをかけてあげようと、手に取ろうとした瞬間、そこに戦闘員のコスプレをしたスタッフがムチを使って優勝メダルを奪ってしまった。そこにスタッフがカンペを持ってきた。
「きゃあああ、大切なメダルがー(棒)」
「あなたたちはいったい何者ですかー⁉」
「我々は犯罪結社メガコロニー!世界征服の手始めに、この支部を支配してやるでズー!」
いきなりの展開にトライフォーは何が何だかわからない状況になっていた。
「ここからが、新のズー支部クエストの始まりでズー!」
『ズーーー!!!』
どうやらこのズー支部のGクエストはまだこれで終わったわけではないようだ。
to be continued…
クロノ「クリスさんって、ものすごく頭がいいですよね?」
クリス「それほどでもないよ。でもまぁ、何かを学ぶことは嫌いじゃない」
クロノ「そうすか?俺、ちょっと勉強は苦手で・・・」
クリス「何も机にかじりつくことが勉強じゃない。実際にいろいろと体験する中で、何かを得ることも大事な勉強だ」
クロノ「なるほど・・・。そういう考え方もあるんですね」
クリス「昔、いろいろとあってね、そこから得た教訓さ」
TURN65「戦え!カード戦士ヴァンガマン!!」