まだこれの存在を知らない方や、読んでみたいという方が読んでくれると嬉しいです。後感想はそれぞれの話で受け付けますのでGはGの感想を、無印編は無印編の感想を分けてくれるとうれしいです。ややこしくならないから。
さて、それはともかく、今回はクロノ君と伊吹のファイトです。この話は本当に面白かった。
それでは、どうぞ!
スターゲート支部のGクエスト、トライフォーの中堅ユイは日下部リンに挑み、あとわずかのところでユイはリンに敗北し、トライフォーはもう後がなくなってきている。最後の対戦相手である伊吹コウジはファイト会場で静かにクロノを待っている。控室にいるクロノは静かな闘志を宿していた。
「頼んだ、クロノ!」
「決着をつけてきて!」
「おもいきって、ね」
「ああ!」
3人のエールをもらったクロノはファイト会場へと向かっていくのであった。
TURN69「伊吹の誤算」
ファイト会場にクロノが入場してきた。
「あ、クロノさん!」
ラミーラビリンスのもとにスタッフが仕事の連絡をしにきた。
「ラミラビの3人、そろそろお時間です」
「え?でも今から・・・」
これから始まろうとしているファイトが見られないことにルーナは寂しそうな表情をする。
「ルーナ、お仕事はちゃんとしなきゃよ?」
「はぁい・・・」
「すぐに向かいます」
ラミーラビリンスは席から立ち、次の仕事現場へと向かう。
「大丈夫かな?クロノさんたち・・・」
「きっと大丈夫よ。クロノさんを信じましょう?」
「でも、シオンさんやユイさんが決めてたら終わってたのにね」
「まぁね」
「アムそれきついよ」
ラミーラビリンスが去っていった頃、クロノは伊吹と対峙していた。
(俺が負けたら、Gクエスト制覇もここで終わっちまう。トコハもシオンもユイも、俺を信じて託してくれた。負けらんねぇ!チームのために、それに、俺自身のためにも!)
クロノは伊吹に顔を向け、気になっていることをディペンドカードを出して聞き出す。
「聞きたいことがある。カムイさんたちまで巻き込んで、このGクエストで何をしようとしてんだ?こいつの力を使って、クレイからユニットたちをこの世界に呼ぼうとしてる奴がいるんだよな?それに何か関係あるのか?そもそも何で俺にディペンドカードを渡したんだ?」
「・・・ファイトにはその人間の全てが現れる。今この世界で起こっている全てを知る資格があるか、このファイトでお前自身で証明してみせろ」
伊吹はそう言ってデッキにギアースを設置する。
「やっぱそう来るか。上等だ!やってやる!」
クロノもギアースにデッキを設置し、お互いにファイトできる状態になった。そして、ファイトが始まる。
「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」
「クロノ・ドラン!」
「ネオンメサイア」
クロノ・ドラン PW5000
ネオンメサイア PW5000
「俺の先攻!ドロー!ライド!タイムブレイク・ドラゴン!クロノ・ドランは移動!ターンエンド!」
タイムブレイク・ドラゴン PW7000
R タイムブレイク R
R ドラン R クロノの手札5枚 山札43枚
「俺のターン。ドロー。ライド。アスリープ・メサイア。ネオンメサイアは移動。コール、サクリファイス・メサイア」
アスリープ・メサイア PW8000
サクリファイス・メサイア PW7000
サクリファイス アスリープ R
R ネオン R
「サクリファイスでヴァンガードにアタック」
「ガード!『スチームバトラーマシュダ(☆)』」
「ネオンメサイアのブースト、アスリープ・メサイアでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『ブリンクメサイア(☆)』ゲット、クリティカルトリガー。効果は全てアスリープへ」
「ダメージチェック『スチームメイデン・アルリム』『アップストリーム・ドラゴン』」
「ターンエンド」
PW7000➡PW7000+SH10000=17000
PW13000(+5000)➡PW7000 伊吹の手札5枚 山札42枚 クロノのダメージ2枚
「お前らもだけど、伊吹もホント、容赦ねぇなぁ」
「でなければ、意味のないファイトだ」
「同感です」
「まぁ、そうだけど」
「俺のターン!ドロー!ライド!ヒストリーメーカー・ドラゴン!もう1体のヒストリーメーカーをコール!」
ヒストリーメーカー・ドラゴン PW9000
R ヒストリーメーカー ヒストリーメーカー
R ドラン R
「クロノ・ドランのブースト、ヒストリーメーカーでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『スチームブレス・ドラゴン』」
「ダメージチェック『サクリファイス・メサイア』」
「リアガードのヒストリーメーカーでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ブリンクメサイア(☆)』」
「ターンエンド!」
PW14000➡PW8000
PW9000➡PW8000+SH10000=18000 クロノの手札4枚 山札39枚 伊吹のダメージ1枚
「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド。アローザル・メサイア。サクリファイスを移動。コール、重力井戸のレディバトラー」
アローザル・メサイア PW9000
重力井戸のレディバトラー PW9000
重力井戸 アローザル R
サクリファイス ネオン R
「ネオンメサイアのブースト、アローザルでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!」
「ドライブチェック『震脚のパルスモンク(☆)』ゲット、クリティカルトリガー。パワーは重力井戸に、クリティカルはアローザルに」
「な⁉ダメージチェック『スチームファイターバリフ』『タイムブレイク・ドラゴン』」
「サクリファイスのブースト、重力井戸でリアガードのヒストリーメーカーにアタック」
「く!ノーガード!」ターンエンド」
PW14000➡PW9000
PW21000➡PW9000 伊吹の手札4枚 山札39枚 クロノのダメージ4枚
「ダメージ4対1・・・」
「圧倒的だ・・・」
「でもここで巻き返せば・・・」
「俺のターン!スタンド&ドロー!ライド!クロノジェット・ドラゴン!!」
クロノジェット・ドラゴン PW11000
「アップストリーム・ドラゴンをコール!」
アップストリーム・ドラゴン PW9000
アップストリーム クロノジェット R
R ドラン R
「いくぜ!クロノ・ドランのブースト、クロノジェットでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ツインドライブ『スチームメイデンアルリム』『キラキラ・ワーカー(治)』ヒールトリガー!ダメージ1回復!パワーはアップストリームに!」
クロノジェットは渾身の1撃をアローザルに与える。
「ダメージチェック『アレスター・メサイア』」
「アップストリームでヴァンガードにアタック!」
「ガード『震脚のパルスモンク(☆)』」ターンエンド!」
PW16000➡PW9000
PW14000➡PW9000+SH10000=19000 クロノの手札5枚 山札34枚 伊吹のダメージ2枚
(くそ!トリガーを引いたってのに、追いつけなかった!)
「・・・俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!信じし未来のため、羽ばたけ、我が翼!オルターエゴ・メサイア」
オルターエゴ・メサイア PW11000
「動くぞ」
「ストライドジェネレーション!創世竜アムネスティ・メサイア」
ジェネレーションゾーン コスト『デスティニー・ディーラー』グレード1+2
創世竜アムネスティ・メサイア PW26000 ハーツ『オルターエゴ・メサイア』
「
重力井戸 アムネスティ アレスター
○ ○ R
「アレスターでヴァンガードにアタック」
「ガード!『ラッキーポッド・ドラコキッド(引)』」アレスター・メサイアのスキル。自らを
これでクロノの盤面はクロノジェット以外いなくなった。
「くっ・・・!」
「・・・チャンスをやるまでもなかったようだな」
「?」
「お前からは・・・何の成長も、感じられない」
「!!?」
「アムネスティでヴァンガードにアタック。スキル発動。
アムネスティのスキルによって、アレスター、サクリファイス、ネオンメサイアが
「アムネスティにパワープラス9000、クリティカルプラス1」
「
「しかも3体以上なら、クリティカルプラス1」
「さらに、
「ネオンメサイアの
「完全ガード!『スチームメイデンアルリム』(コスト『キラキラ・ワーカー(治)』)」
アムネスティは神々しい光をクロノジェットに放ったが、アルリムによって防ぎ、光ははじかれる。
「トリプルドライブ『ダークメタル・カメレオン』『中性子星のレディガンナー』『綻びた世界のレディヒーラー(治)』ゲット、ヒールトリガー。パワーはアレスターに。アレスターでヴァンガードにアタック」
「ノーガード!ダメージチェック『クロノジェット・ドラゴン』」
「己の未来さえ描けない輩に俺を超えることなどできない。サクリファイスのブースト、重力井戸でヴァンガードにアタック「ガード!『スチームカラーカー・ランマ(☆)』」ターンエンドだ」
PW11000➡PW11000+SH5000=16000
PW43000➡PW11000(完全ガード)
PW14000➡PW11000
PW16000➡PW11000+SH10000=21000 伊吹の手札5枚 山札33枚 クロノのダメージ4枚
「完全ガードで何とか凌ぎましたか」
「だが、リアガードは
「クロノは前回トリガーに助けられて、何とか勝ったけど・・・」
「少し風向きが違うだけで、こんなに差がつくなんて・・・」
「やっぱり伊吹さんは半端なく強い・・・」
(あいつの言う通り、俺はまだ自分の未来のイメージを掴めていない・・・)
クロノがそう考えていると伊吹が口を開く。
「ファイトにはその人間の全てが現れる」
「!」
「お前はこれまでいったい何をしていた?鼻息荒く乗り込んできてこの様か?」
伊吹の言葉にクロノは何も言えない。
「反論すらできんとはな。少しは骨があるかと期待していたが・・・所詮は子供か」
伊吹の言葉にクロノはだんだんと表情が鋭くなる。
「投了しても構わんぞ」
「!」
「これ以上時間の無駄だ。他の参加者にも迷惑になる」
クロノは顔を俯かせ、拳を強く握りしめる。
「ディペンドカードを置いて去れ。お前にふさわしく・・・」
「うるせえ!!!!」
『!』
そしてついにクロノは声を荒くして言い返した。
「あらら、怒らせちゃった」
「さっきから黙って聞いてりゃ、何様だよてめーは?大体全部お前が悪いんじゃねぇか!!ストライドジェネレーション!!!時空竜クロノスコマンド・ドラゴン!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『スチームブレス・ドラゴン』グレード1+2
時空竜クロノスコマンド・ドラゴン PW26000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン』
「
クロノの本音に伊吹は多少目を見開いていた。ちなみに三和はこの様子を見て笑いをこらえていた。
「俺に何かやらせたいのか?だったらちゃんと説明しやがれ!!アップストリームをコール!」
○ クロノスコマンド アップストリーム
R ○ R
「クロノスコマンドでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「トリプルドライブ『スチームメイデンアルリム』『クロックフェンサー・ドラゴン』『キラキラ・ワーカー(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復し、パワーはアップストリームに!黙ってカードだけ送りつけて、クエストだってだまして、俺の前に現れて、いつも肝心な事は言わないで!それが大人のすることかよ!!」
クロノスコマンドは詠唱を唱え、巨大なサークルを出現させ、オルターエゴ目掛けて光線が発射され、オルターエゴは光線に包まれた。
「ダメージチェック『アローザル・メサイア』」
「お前友達いねぇだろ!!?この、ストーカー野郎があ!!!スキル発動!カウンターブラスト(2)、ソウルブラスト!手札を1枚捨てて、リアガードを山札の下へ!」
時空の穴が現れ、アレスター、サクリファイスはその穴に吸い込まれ、時空の彼方に消し飛んだ。
「アップストリームでヴァンガードにアタック!
「ガード『綻びた世界のレディヒーラー(治)』」
「アタックが終了したら山札の下に置き、グレード1のユニットをレスト状態でスペリオルコール!タイムブレイク・ドラゴン!ターンエンド!」
PW26000➡PW11000
PW18000➡PW11000+SH10000=21000 クロノの手札2枚 山札29枚 伊吹のダメージ3枚(裏1枚)
「・・・スタンド&ドロー。・・・調子に乗るな、クソガキが!」
「!」
「ジェネレーションゾーン・・・解放!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『オルターエゴ・メサイア』グレード3
「混沌を切り裂き、白き翼で描け未来!!ストライド・・・ジェネレーション!!!!創世竜エクセリクス・メサイア!!!」
創世竜エクセリクス・メサイア PW26000 ハーツ『オルターエゴ・メサイア』
「ダークメタル・カメレオン、中性子星のレディガンナーをコール。レディガンナーの
中性子星のレディガンナー PW11000
ダークメタル・カメレオン PW7000
アレスター エクセリクス 中性子星
R R ○
「アレスターでヴァンガードにアタック」
「させねぇよ!ガード!『キラキラ・ワーカー(治)』」
「・・・俺の苦労も知らずに・・・。アレスターを
伊吹の
「言うに事を欠いてストーカーだと・・・?」
クロノの暴言に対して伊吹はかなりの怒りを示している。
「うわぁ・・・マジで怒らせちゃった・・・」
「あれだけ言えば当然だ・・・」
「ていうか・・・ストーカーて・・・」
「叩き潰す!!!」
「上等だ!!やってみやがれ!!」
「はぁ・・・あれじゃまるで子供のケンカです・・・」
「ムキになってどうする・・・」
「あの2人、意外と似た者同士なんじゃあ・・・」
クロノと伊吹のやり取りに櫂とリンは呆れ、三和は苦笑いをする。
「混沌よりいでし、創世の光、全ての罪を浄化せよ!ジ・アポリカプス!!」
エクセリクスは疑似太陽を生成し、浄化の太陽をクロノジェットにぶつける。大爆発の後、クロノジェットは何とか立っている。
トリプルドライブ『アレスター・メサイア』『サクリファイス・メサイア』『重力井戸のレディバトラー』
「ダメージチェック『スチームスカラージジ』『変革を呼ぶギアイーグル』」
「ダメージ5・・・」
「しかもあと2回アタックがくる!」
「それに加えてクロノの手札は1枚・・・」
2回のアタックが残っており、クロノに残された手札は1枚。凌ぎきるにはヒールトリガーに賭けるほかない。
「生意気な!!アレスターでヴァンガードにアタック!」
「面白れぇ!ガード!『クロックフェンサー・ドラゴン』ほら、もっと来いよ、おっさん!」
「・・・お、俺はまだ・・・二十歳だああああ!!!」
「だからおっさんじゃん」
クロノの問題発言に会場全体は沈黙になった。
「そっか、中坊から見れば俺ら・・・もう立派なおっさんか・・・」
「・・・・・・」
「20でおじさんという事は、私はあと1歳でおばさんですか・・・」ショボーン・・・
「いや、それは考えすぎだろ・・・」
クロノの発言に櫂と三和は苦い顔になり、リンは先のことを想像して相当落ち込んでいる。
「黙れクソガキ!!」
「あんたも相当大人げねぇだろ!!」
「うるさい!!ダークメタルのブースト、中性子星でヴァンガードにアタック!」
中性子星の赤黒いビームがクロノジェットを襲う。このダメージチェックが運命を決める分岐点となる。
「守ろうにも手札がないか」
「6点目、ここでヒールを引かなければそこで終わりです」
「ダメージチェック・・・」
そして運命のダメージチェック・・・
「・・・やっぱてめーは、気に食わねえええええ!!!」
『キラキラ・ワーカー(治)』
「ヒールトリガー!!」
6点目ヒール。これによってクロノのダメージは回復し、このターンを凌ぎきった。伊吹は目を見開いていた。
PW11000➡PW11000+SH10000=21000
PW26000➡PW11000
PW12000➡PW11000+SH5000=16000
PW23000➡PW11000(+5000) 伊吹の手札4枚 山札28枚 クロノのダメージ5枚(裏1枚)
「俺だって、今まで何もしてこなかったわけじゃねぇ!すげぇファイターと戦って、仲間の背中見て、こいつらと一緒にやってきたんだ!Gクエストのファイト全部!!」
クロノジェットの後ろにはどういう訳かほかのギアクロニクルのユニットたちが見えていた。それに対して伊吹は目を見開いていた。
「あいつに俺たちの力を思い知らせてやろうぜ!スタンド&ドロー!ジェネレーションゾーン・・・解放!!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『変革を呼ぶギアイーグル』グレード3
その姿はクロノスコマンドで間違いはない。だが、その姿は今までのクロノスコマンドとは一味も二味も違っていた。これこそがクロノスコマンドの進化した姿だ。
「時空竜クロノスコマンド・レヴォリューション!!!!」
時空竜クロノスコマンド・レヴォリューション PW26000 ハーツ『クロノジェット・ドラゴン』
「
時空の穴が現れ、アレスター、ダークメタル、中性子星がその穴に吸い込まれてしまった。
「攻撃がヒットしなくても、リアガードを全滅させられるのか」
「本来なら自分のリアガードも山札に戻っちゃうけど、Gゾーン表にはクロノスコマンド・ドラゴンがあるから2体は山札に戻らなくてすむ・・・」
「これがクロノスコマンドの進化形・・・」
R レヴォリューション R
R ドラン R
「クロノ・ドランのブースト、クロノスコマンド・レヴォリューションでヴァンガードにアタック!見せてやる!俺を!!」
「やってみろ!!」
「トリプルドライブ『スチームカラーカー・ランマ(☆)』『スチームメイデンメラム』『ドキドキ・ワーカー(☆)』」
「きたぁ!」
「ダブルクリティカル!」
「これで伊吹さんのダメージは6に!」
「効果は全てレヴォリューションに!!」
クロノスコマンド・レヴォリューションは力を溜めている。そんな中、ギアースに何やらノイズが聞こえてくる。
「ノイズ?」
「え?まさかの故障?」
「こんな時に・・・」
「おいおい、まだ早いんじゃないの?」
「超えろ、至れ!!真に望む未来へ!!昇華爆進!!」
クロノスコマンド・レヴォリューションは時空の雷撃をつくりその雷撃をオルターエゴに向けて放った。オルターエゴはその雷鳴に包まれていった。
☆
クロノの意識はいつのまにか惑星クレイのイメージの中にいた。クロノが目を開けるとそこは・・・
「ここは・・・」
ダークゾーンの古代遺跡が映っていた。クロノがあっけをとられているとクロノの頭上から何かがぶつかった。クロノにぶつかったものは何やら歯車のような耳をしたネズミだった。ネズミがクロノに手を差し伸べると、クロノは差し伸べられた手をそっと握ると、そこから光が発せられた。
☆
クロノは意識が現実に戻ると、伊吹のダメージを確認する。伊吹のダメージは6枚となっている。つまりはスターゲート支部のGクエストクリアということになる。
PW31000(+10000)=41000
ダメージチェック『真空に咲く花コスモリース』『アステロイド・ウルフ(☆)』『ブリンクメサイア(☆)』
クロノのダメージ5枚 伊吹のダメージ6枚 勝者クロノ
「・・・見せてもらったぞ」
『おおお!!』
「勝者、新導クロノ!」
クロノが伊吹に勝ったことによって、観客は歓声の声が聞こえる。控室にいる3人は安堵し、お互いに笑みを浮かべる。
「いや~、面白かったわ~。伊吹にしては珍しく楽しそうだったし」
「伊吹先輩、途中ムキになってましたけどね」
「これが本当の始まりか」
クロノは自分のポケットからディペンドカードを取り出す。他の2枚はまだ何も書かれていなかったが、もう1枚にはクロノがイメージで出会ったネズミが白黒で描かれていた。
(そういえば・・・前にもあった・・・)
☆
閉会式でトライフォーはスターゲート支部の優勝スタンプをスターゲート支部長からもらおうとしていた。
「いやぁ実に素晴らしい。我が支部のGクエストで初の快挙ですよ」
スターゲート支部長はトライフォーのファイカにスタンプを押す。
「おや!君たち次の支部で優勝したらスタンプ50点でジェネレーションマスターじゃないですか!」
『おおおおお!!』
トライフォーはこれでスタンプ40点。次の支部で優勝を果たしたら確実にジェネレーションマスターになれる。トライフォーはお互いに顔を合わせて笑みを浮かべる。
☆
閉会式後の夕方、トライフォーは川が見える場所のベンチで覚醒したディペンドカードを眺めていた。そこには伊吹たちもいた。その白黒のカードにはグレードもパワーも、名前も描かれていない。
「グレードもパワーも書かれていない。デッキには入れられないか・・・」
「いつか使える日がくるのかなぁ?」
「お前たちのいう事はおおむね当たっている」
「じゃあ・・・」
トライフォーは伊吹たちに顔を向け、伊吹はトライフォーの疑問に答える。
「明神リューズ。奴の目的は惑星クレイからユニットを召喚し、自分の野望の道具にすることだ。呼ばれたユニットは自由意思を奪われ、完全に奴の傀儡に成り下がる。その力が世に放たれれば、大変なことになるだろう」
「クレイはある。ユニットも存在する。俺は今まで、何度もリアルに感じた。今日だって・・・」
「ヴァンガードは僕の世界を広げてくれた大事なものだ」
「許せない!そんなの!」
「私だってそんなの許せないよ!ユニットだって、ちゃんと生きてるんだから!」
明神リューズの目的を聞いたトライフォーはリューズの目的を否定する。
「忌まわしい計画を実現するのも、打ち砕くのも、ファイターが受け持つイメージ力だ。故に俺は友を集め、プランGを発動した。このGクエストを通じて、奴の野望を阻止するために」
「プランG?」
「いったい何する気なんだ?」
「今はそれを話すことはできない。お前たちはまだ子供だ。そして弱い」
「じゃあ強くなればいいという事ですね!」
「ディペンドカードは本来クレイのユニットがこちらの世界に存在するだけのカギであり、ファイターとの絆の証だ。明神は代わりに何らかの強引な方法を行っているようだ。が、我々の元にはそれしかない。覚醒させてみろ。それが奴を止めるカギになる」
伊吹はクロノに顔を向け、笑みを浮かべる。
「大人になれ、クソガキ」
「あんたもな、おっさん」
クロノも伊吹に笑みを浮かべてそういう。伊吹は仲間と共にその場を去ろうとする。
「!待てよ!何でこいつを俺に?」
「それは元々、お前の父が、お前のために残したものだからだ」
「親父が?」
「その遺志を継ぐだけの力が、お前にはあるのか?」
伊吹はクロノにたいしてそう問いかけるのであった。
☆
どこかの実験施設、ユニットの召喚の為に必要なストライドフォースを集めていた。男が操作すると、スターゲート支部で活躍したファイターたちが映し出された。男は口元に笑みを浮かべる。
そして実験施設のなにかのカプセルらしきものに、蛇のような姿をしたユニットが入っていた。カプセルは全部で12個あり、その中には今まで召喚されたユニットもその中に入っていたのであった。その場所にエースがおり、エースはそのユニットを眺めていた。
「待ってたよ。俺の望みを、叶えてくれ」
エースはそう一言呟いたのであった。
to be continued…
ユイ「クロノ、おっさんはひどいよ!後、ストーカー野郎もね。しかもいろんな人の前で・・・伊吹さんがかわいそうでしょ?」
クロノ「でもあいつだって・・・」
ユイ「でもも何もない。マナーは守らなきゃ」
クロノ「はいはい、以後気をつけまーす。・・・たく、おっさんの方が絶対あうはずじゃ・・・」
ユイ「クロノ?聞こえてるよ」
クロノ「・・・わかったよ」
TURN70「カードキャピタル1号店」