カードファイト!!ヴァンガードG 鋼と宇宙の正義   作:先導

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今回はシオン君のリベンジ回です。

この話の最後にちょっぴり付け加えを施しました。

後、設定を少し追加しましたのでそちらの方も見てください。

それでは、どうぞ!


シオンVSエース

夜の時間帯のバーのカウンター席で、シオンは1人の男と取引をしていた。男は何かのデータが入っているチップを渡し、シオンがそれを受け取る。

 

「これが例の決算書だ。君の知りたがっていたデータも、全部揃っている」

 

「確かにいただきました」

 

「そんなものが何の役に立つのかね?綺場一族とは、縁もゆかりもない会社だろう?」

 

必要なものを手に入れたシオンはチップを胸ポケットに入れ、その場から立ち去ろうとする。

 

「それで・・・その・・・例の写真の件だがね・・・」

 

「・・・帰られたらポストを確認するとよいですよ。お届け物があるかもしれません」

 

そう言ってシオンは今度こそバーから去っていった。

 

 

 

TURN73「シオンVSエース」

 

 

 

バーを出た後、シオンは現在ある人物を呼び出して話をしている。その人物とは烏森家の御曹司、烏森ユウヤだった。かつては神崎が統一していたユナサン支部でドッグトレーナーとして動いていた時もあった。

 

「ご無沙汰だね、シオン。てっきり君はご両親と一緒に、お引越ししたとばかり思ってたけど、元気そうじゃないか」

 

「変わらないな、ユウヤ」

 

「いやいや、最近は財界人のお付き合いに帝王学の勉強にと、休む暇もなくてね。君みたいな身軽な立場が羨ましいよ、本当」

 

ユウヤはシオンに皮肉な言葉をかけるが、シオンは気にせず口を開く。

 

「綺場のTOBの時には、ずいぶんと荒稼ぎしたみたいだな?」

 

「ああ・・・あれもビジネスさ。悪く思わないでくれよ。それで何だい?君は今さら、そんなことを責めに僕を呼び出したのかい?」

 

「少しお願いがあってね」

 

「お願い?ふふふ、そうか。君もずいぶんしおらしくなったじゃないか。だったらまずは・・・僕の前に・・・跪いてもらおうかな!!」

 

ユウヤは近くにあったバラの根を1つ摘み取り、フェンシングの要領でシオンにつきつけようとしたが、シオンがバラの根でユウヤの根をはじき返し、それをユウヤの首筋に突き付ける。

 

「忙しかったのは確かなようだ。ずいぶん鈍っているな?スピードキング」

 

「くっ・・・!」

 

シオンはバラの根を下ろすと、ユウヤを呼び出した本題に入る。

 

「綺場が売られるという情報を、お前に教えたのは誰だ?」

 

「!」

 

「ああ、勘違いしないでほしい。僕はすでに答えを知っているんだ。然る場所に出すこともできるけれど、その前に、君自身の口から聞いてみたくてね」

 

シオンの問いかけに、ユウヤが言いよどんでいると・・・

 

「それくらいにしておいてくれないかなぁ?」

 

シオンが探している因縁の相手、エースが現れた。シオンはエースを静かに見据えている。ユウヤはその際に、その場から去っていく。

 

「ずいぶん探させちまったみたいだな?」

 

「連絡先を聞き忘れていたからね」

 

「・・・あいつは俺をつり出すエサか」

 

「あれでも幼馴染でね、扱い方は君よりよく知っているつもりだ」

 

「ひっでぇなぁ」

 

シオンの言葉にエースは肩をすくめる。

 

「ほっといてもよかったんだけどな、俺の視界でコバエが飛び回っているのは、やっぱうざいんだ。俺って、きれい好きだから」

 

「決着をつけたい」

 

シオンはそう言って、ファイカを取り出す。

 

「僕が勝ったら、光輝の剣を返してもらいたい」

 

「?」

 

「お前たちにとっては、もう何の価値もない錆びた剣だろう。それでも僕にとっては、あれは綺場の象徴。代々受け継いで、守ってきたものなんだ」

 

シオンの言葉を聞いてエースは皮肉な笑みを浮かべている。

 

「・・・そうか。君はまだ、綺場の後継者なんだね。けど、それだけじゃ勝負にはならないなぁ。俺が勝っても得るものがない」

 

雪が降っている中、エースは口元をにやりと微笑んだ。

 

「俺が勝ったら・・・お前はデッキを捨てろ。金輪際、カードに触るな」

 

つまりはエースが勝てば、シオンはヴァンガードファイターでなくなってしまうことを意味する。そんな賭けにシオンは・・・

 

「いいだろう」

 

了承をし、ファイトをする条件が成立した。

 

 

ファイト場は場所はガレージの中で行う。シオンとエースは自分のファイカをファイトテーブルに変形して、ファイトの準備を行う。

 

「場所はそちらが指定してくれ。いろいろ気になるだろうからね。僕のテリトリーの中だと」

 

「ふん、お気遣いどうも」

 

お互いの準備を終え、ファイト体制に入る。フィールドはメガラニカの海の上を渡る海賊団の幽霊船だ。

 

「今日はお互い自分のデッキだ。負けても言い訳できないな」

 

「ああ」

 

因縁のファイトが今始まるとしている。

 

「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」

 

「再起の騎士スティウス!」

 

「死せざる死者グルナッシュ」

 

再起の騎士スティウス  PW5000

 

死せざる死者グルナッシュ  PW5000

 

「グランブルー・・・やはりそれか。・・・先攻ドロー。ライド!逆風の騎士セリム!スティウスは移動!ターンエンド!」

 

逆風の騎士セリム  PW7000

 

R  セリム  R

R スティウス R  シオンの手札5枚 山札43枚

 

「俺のターン。ドロー。ライド、パーティング・シェイド。グルナッシュは移動。粉骨の呪術師ネグロボーンをコール」

 

パーティング・シェイド  PW8000

粉骨の呪術師ネグロボーン  PW7000

 

R パーティング ネグロボーン

R グルナッシュ   R

 

「ネグロボーンでヴァンガードにアタック」

 

「ガード!『バーニングメイン・ライオン(☆)』」

 

「グルナッシュのブースト、パーティング・シェイドでヴァンガードにアタック

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック『倦怠の呪術師ネグロレイジー』」

 

「ダメージチェック『規範の騎士オルハン』」

 

「ターンエンド」

 

PW7000➡PW7000+SH10000=17000

PW8000➡PW7000  エースの手札5枚 山札42枚  シオンのダメージ1枚

 

「僕のターン。ドロー。ライド!反攻の騎士スレイマン!ナイト・オブ・ツインソードをコール!」

 

反攻の騎士スレイマン  PW9000

ナイト・オブ・ツインソード  PW9000

 

ツインソード スレイマン R

  R    スティウス R

 

「ツインソードでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『荒海のバンシー(☆)』」

 

「スティウスのブースト、スレイマンでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『月柱の騎士シシルス』」

 

「ダメージチェック『お化けのとみー兄弟』ターンエンド」

 

PW9000➡PW9000+SH10000=19000

PW14000➡PW9000  シオンの手札4枚 山札40枚  エースのダメージ1枚

 

「俺のターン。スタンド&ドロー。ライド!海賊剣士コロンバール!ネグロボーンを移動。コール!倦怠の呪術師ネグロレイジー!」

 

海賊剣士コロンバール  PW9000

倦怠の呪術師ネグロレイジー  PW9000

 

R コロンバール ネグロレイジー

R グルナッシュ ネグロボーン

 

「グルナッシュのブースト、ネグロレイジーでヴァンガードにアタック」

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック『お化けのとみー兄弟』」

 

「ダメージチェック『逆風の騎士セリム』」

 

「ネグロボーンのブースト、ネグロレイジーでヴァンガードにアタック」

 

「ガード!『バーニングメイン・ライオン(☆)』」

 

「ターンエンド」

 

PW14000➡PW9000

PW16000➡PW9000+SH10000=19000  エースの手札4枚 山札39枚  シオンのダメージ2枚

 

「僕のターン。スタンド&ドロー。折れない剣、潰えぬ魂! 鋼の意志を今こそ貫け! ライド! 青天の騎士アルトマイル!!」

 

青天の騎士アルトマイル  PW11000

 

「噂で聞いたよ?あの櫂トシキとやったんだって?」

 

「・・・コール!ナイト・オブ・ライトオーダー!」

 

ナイト・オブ・ライトオーダー  PW11000

 

ツインソード アルトマイル ライトオーダー

  R    スティウス     R

 

「ツインソードでネグロレイジーにアタック!」

 

「ノーガード。スタゲ支部を突破したチームが初めて出たって、大騒ぎみたいじゃないか」

 

「Gクエストに興味があるとは思わなかったな」

 

「俺もファイターの端くれですから?」

 

「・・・スティウスのブースト、アルトマイルでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ツインドライブ『月柱の騎士シシルス』『夢の運び手べレヌス(☆)』ゲット、クリティカルトリガー!パワーはライトオーダーに、クリティカルはアルトマイルに!」

 

アルトマイル(シオン)はコロンバール(エース)に斬撃を与えたが、コロンバール(エース)は余裕の表情をしている。

 

「ダメージチェック『海賊剣士コロンバール』『倦怠の呪術師ネグロレイジー』」

 

「ライトオーダーでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード『アサルトコマンドカリニャン(☆)』」

 

「ターンエンド」

 

PW9000➡PW9000

PW16000➡PW11000

PW16000➡PW11000+SH10000=21000  シオンの手札4枚 山札36枚  エースのダメージ3枚

 

「君も忙しいね?お友達とGクエストやって、俺の尻も追っかけなくちゃならなくて。ライド!夜霧の吸血姫ナイトローゼ!!」

 

夜霧の吸血姫ナイトローゼ  PW11000

 

「ストライドジェネレーション。暗躍する海賊王バンデッドラム!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『お化けのとみー兄弟』グレード1+2

 

暗躍する海賊王バンデッドラム  PW26000  ハーツ『夜霧の吸血姫ナイトローゼ』

 

超越(ストライド)スキル。カウンターブラストで、ドロップゾーンのネグロレイジーをコール。パワープラス2000。ネグロレイジーを亡霊(ホロウ)に」

 

亡霊(ホロウ)・・・」

 

「ターン終了時に退却するのと引き換えに、スキルを獲得できる。ネグロレイジーのGB(ジェネレーションブレイク)。ヴァンガードがナイトローゼでカウンターブラストとソウルブラストで、ドロップゾーンに置いたグレード2、コロンバールをコール。パワープラス2000」

 

「ドロップゾーンからリアガードを呼び戻す能力か・・・」

 

「殺しても殺しても蘇る。蘇るたびに強くなる。これが俺のグランブルーデッキだ!」

 

ネグロレイジー(亡霊) バンデッドラム コロンバール

     R      グルナッシュ  ネグロボーン

 

「いくぜ。グルナッシュのブースト、バンデッドラムでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「トリプルドライブ『悪霊竜ガストドラゴン』『竜巻のジン』『お化けのじみー(☆)』クリティカルトリガー。パワーはコロンバールに、クリティカルはヴァンガードに」

 

バンデッドラム(エース)の持っていた髑髏から悪霊が現れ、その悪霊はアルトマイル(シオン)を締め上げる。

 

「ぐわああああ!!ダメージチェック『希望の守り手』『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!」

 

「バンデッドラムのスキル発動。ドロップゾーンから荒海のバンシーをコール。パワープラス2000グルナッシュは退却。コロンバールでヴァンガードにアタック。コロンバールのスキル発動。カウンターブラストを払って、ドロップゾーンからグルナッシュをコール。グルナッシュを亡霊(ホロウ)に」

 

「ガード!『夢の運び手べレヌス(☆)』」

 

「グルナッシュのブースト、ネグロレイジーでヴァンガードにアタック。正直驚いたぜ。てっきり俺に勝ったら、綺場を返せって言うと思ってた」

 

「っ!インターセプト!『ナイト・オブ・ツインソード』」

 

「そうだな。言わないんじゃなくて、言えないんだ、君は。頭を挿げ替えても、綺場は今でも順風満帆。会社はちゃーんと回ってる。君たち創業者一族を追い出した以外は、1人のリストラもいない。ここで君がのこのこ出てきて、また全部ひっくり返したら、とんでもない大混乱になる。今度こそ綺場が土台から崩れるようなことになりかねない」

 

エースは不敵にそう告げながら笑みを浮かべる。

 

「ターンエンド。亡霊(ホロウ)状態のユニットはドロップゾーンへ。ここでスキル発動。グルナッシュはカウンタチャージ(2)。ネグロレイジーはカウンタチャージ、ソウルチャージ『おまじないするバンシー(治)』」

 

PW31000➡PW11000(+5000)

PW21000➡PW16000+SH10000=26000

PW18000➡PW16000+SH5000=21000  エースの手札5枚 山札33枚  シオンのダメージ4枚

 

「これが現実だよ。ま、君もわかっているんだろうけど」

 

「・・・いつまでも・・・」

 

「?」

 

「いつまでも、お前の思惑通りになると思うな!!ストライドジェネレーション!!!飛天の聖騎士アルトマイル!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『月柱の騎士シシルス』グレード1+2

 

飛天の聖騎士アルトマイル  PW26000  ハーツ『青天の騎士アルトマイル』

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!手札から月柱の騎士シシルス、ナイト・オブ・ツインソードをコール!ツインソードとライトオーダーにパワープラス5000!飛天の聖騎士アルトマイルのスキル!Gゾーンの飛天の聖騎士アルトマイルを表に!前列全てのユニットにパワープラス3000!」

 

ツインソード  アルトマイル ライトオーダー

 シシルス   スティウス     R

 

「ライトオーダーでヴァンガードにアタック!「ガード『お化けのじみー(☆)』」ツインソードでヴァンガードにアタック!ツインソードのGB(ジェネレーションブレイク)!カウンターブラストを払い、山札からホープソング・エンジェルをスペリオルコール!ホープソングのスキル発動!カウンターブラスト!ソウルブラスト!山札から勇敢(ブレイブ)能力を持つユニットをコールできる!スカウティング・オウルをスペリオルコール!」

 

ホープソング・エンジェル  PW8000

スカウティング・オウル  PW7000

 

「ノーガード。ダメージチェック『お化けのじみー(☆)』クリティカルトリガー。効果は全部ヴァンガードに。へえー、まだ足搔くんだ?」

 

「・・・そうやって笑っていればいい。お前にはどうせ理解できない。名乗る名前を持たない、何の責任も負う事もない、守るべきものがない人間には!」

 

シオンの後者の言葉にエースは少しだけ反応した。

 

「飛天の聖騎士アルトマイルでヴァンガードにアタック!お前は永遠に、その狭い砂場で、遊んでいろ!!」

 

「完全ガード『竜巻のジン』(コスト『悪霊竜ガストドラゴン』)」

 

アルトマイル(シオン)は双剣でナイトローゼ(エース)を斬りかかるが、ジンがその斬撃を防ぐ。

 

「ああ。理解できないぜ。名前しかすがるもののない、甘ったれ育ちなんざ」

 

「く!トリプルドライブ『しゃいんがる』『ホーリーナイト・ガーディアン』『スカウティング・オウル』スカウティング・オウルのブースト、ホープソングでヴァンガードにアタック!」

 

「インターセプト『海賊剣士コロンバール』いい気になるなよ、お坊っちゃま!」

 

「く!ターンエンド」

 

PW19000➡PW11000+SH10000=21000

PW24000➡PW11000(+5000)

PW34000➡PW11000(完全ガード)

PW18000➡PW11000+SH5000=16000  シオンの手札4枚 山札28枚  エースのダメージ4枚

 

「確かに前とは違うな。少しは現実の痛みってものを味わったのか?けどな、こんなもんじゃないんだよ、本当の絶望ってのは。見せてやるよ、俺の現実を!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『悪霊竜ガストドラゴン』グレード3

 

「絶望を喰らい立ち上がれ!!我は今、ここにある!!ストライドジェネレーション!!!」

 

その海賊姫は羽を広げ、アルトマイル(シオン)を見下す。その姿は、ナイトローゼの未来の可能性の姿だ。

 

「霧幻の海賊王ナイトローゼ!!!」

 

霧幻の海賊王ナイトローゼ  PW26000  ハーツ『夜霧の吸血姫ナイトローゼ』

 

超越(ストライド)スキル。カウンターブラストを払い、ドロップゾーンのコロンバールをスペリオルコール。パワープラス2000。荒海のバンシーをソウルへ。1枚ドロー。パーティング・シェイドをコール」

 

R ナイトローゼ コロンバール

R パーティング ネグロボーン

 

「ネグロボーンのブースト、コロンバールでヴァンガードにアタック。コロンバールのGB(ジェネレーションブレイク)。カウンターブラストを払い、ドロップゾーンの悪霊竜ガストドラゴンをスペリオルコール。ガストドラゴンを亡霊(ホロウ)に」

 

悪霊竜ガストドラゴン  PW11000

 

「そらそら!こんなんじゃ綺場の栄光は2度と取り戻せないぜ!!」

 

「ガード!『しゃいんがる』『スカウティング・オウル』」

 

「それとも、もうあきらめたのかなぁ?欲しいのは綺場じゃなくって、あのおんぼろの剣なんだもんなぁ?ガストドラゴンでヴァンガードにアタック!ガストドラゴンのGB(ジェネレーションブレイク)。山札の上2枚をドロップゾーンに『おまじないするバンシー(治)』『海賊剣士コロンバール』パワープラス3000。亡霊(ホロウ)状態ならさらにプラス5000」

 

「く・・・。ノーガード。ダメージチェック『ナイト・オブ・フラッシュ(☆)』クリティカルトリガー!効果は全てヴァンガードに!」

 

「なーんの役にも立たない錆びた剣と、落ちた御曹司かぁ・・・。確かにお似合いだぜ!ま、ここまでよく頑張ったよ。諦めたって誰も君を責めたりしない」

 

「・・・るな・・・」

 

「?」

 

「ふざけるな!!お前のしたことへの報いは必ず受けさせてやる!!」

 

「くく、とうとう仮面も外れちゃったか。パーティング・シェイドのブースト、ナイトローゼでヴァンガードにアタック。ナイトローゼのGB(ジェネレーションブレイク)(2)。カウンターブラスト(2)と、Gゾーンのナイトローゼを表に。お化けのとみー兄弟とガストドラゴンをドロップゾーンからスペリオルコール。用済みの奴は退却。ガストドラゴンは亡霊(ホロウ)に」

 

「完全ガード!『ホーリーナイト・ガーディアン』(コスト『月柱の騎士シシルス』)」

 

ナイトローゼ(エース)は羽を広げ、両手に持っているカットラスでアルトマイル(シオン)に襲い掛かるが、ホーリーナイトが斬撃を防ぐ。

 

「トリプルドライブ『腐海の呪術師ネグロルーク』『夜霧の吸血姫ナイトローゼ』『荒海のバンシー(☆)』クリティカルトリガー。これが君だよ、綺場シオン。肝心なところでいつも勝てない。櫂トシキにも君は負けた。勝ったのは君のお友達。君は友達の尻馬に乗っただけだ」

 

シオンは顔を俯かせる。

 

「効果は全てガストドラゴンに。とみー兄弟のブースト、ガストドラゴンでヴァンガードにアタック!スキルで山札の上2枚をドロップゾーンに『荒海のバンシー(☆)』『アサルトコマンドカリニャン(☆)』パワープラス3000!さらにパワープラス5000!」

 

「スカウティング・オウルのGB(ジェネレーションブレイク)勇敢(ブレイブ)!」

 

勇敢(ブレイブ)とは自分の手札が3枚以下なら発動することができるロイヤルパラディンの新しい能力だ。手札が4枚以上なら無効だ。あくまでも3枚だ。シオンの手札は0枚。十分に発動する条件が揃っている。

 

「手札が3枚以下で、このユニットをガーディアンサークルへコール!さらにシールドプラス5000!さらにツインソードとホープソングでインターセプト!」

 

「ターンエンド。ガストドラゴンは亡霊(ホロウ)で退却」

 

PW18000➡PW11000+SH10000=21000

PW19000➡PW11000(+5000)

PW34000➡PW16000(完全ガード)

PW31000➡PW16000+SH20000=36000  エースの手札4枚 山札24枚  シオンのダメージ5枚(裏3枚)

 

「否定しないんだな?そうだなぁ、君自身が1番よくわかってることだ。そう、これが現実だ」

 

ガレージのドアの外から寒い風が雪と共に入ってきた。

 

「・・・そうだな。これが現実だ」

 

シオンは口元に笑みを浮かべ、それを見たエースは怪訝な顔になる。それと同時に風が強くなる。

 

「ゲームはそろそろ終わりにしよう。ひれ伏せ!我が剣の前に!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『青天の騎士アルトマイル』グレード3

 

「今こそ刻め、新たなエピック!! 我が望む世界を掴み取れ!!ストライド・・・ジェネレーション!!!!」

 

アルトマイル(シオン)は空間を切りさき、その空間から1人の騎士が現れる。これこそが、飛天の聖騎士アルトマイルトとは別の、アルトマイルのもう1つの可能性だ。

 

「天元超克アルトマイル!!!!」

 

天元超克アルトマイル  PW26000  ハーツ『青天の騎士アルトマイル』

 

「新しいユニット⁉」

 

超越(ストライド)スキル!カウンターブラストを払い、アルトマイルとシシルスにパワープラス5000!シシルスを移動!天元超克アルトマイルのGB(ジェネレーションブレイク)(2)!カウンターブラスト、Gゾーン裏のカード、飛天の聖騎士アルトマイルを表に!Gゾーンの飛天の聖騎士アルトマイル1枚につき前列全てにパワープラス2000!合計でパワープラス6000!」

 

シオンは1枚の紙を取り出し、それをエースに突き付ける。その紙を見てエースは驚愕した。その紙に記されている地図のいたるところの×印が書かれている。

 

「お前の活動拠点についてはもうずいぶん前からわかっていた。どうでもいい。僕が知りたいのは・・・お前の後ろにいる奴だ!」

 

「!!」

 

シシルス アルトマイル R

 R   スティウス  R

 

「シシルスでヴァンガードにアタック!

 

「ガード!『荒海のバンシー(☆)』」

 

「どれほど強かろうが、切れ者だろうが、あれだけの金や人を動かすのはお前のような子供では不可能だ。必ず後ろに誰かいる。それが僕の敵、真の敵だ」

 

「くっ・・・!」

 

「スティウスのブースト、天元超克アルトマイルでヴァンガードにアタック!スキル発動!山札からグレード2のユニット、しゃいんがるをスペリオルコール!パワープラス5000!さらにプラス6000!」

 

しゃいんがる  PW9000

 

「ウツギ叔父さん?あの人にそんな力がないことは僕が1番知っている」

 

「ノーガード・・・」

 

「僕は全てを失った。でもね、生まれた時から見ていて知ってるんだ。この世界を動かす連中のやり方を。笑われ、見下され、泥にまみれる覚悟さえあれば、いくらでも手立てはある。これが僕の現実だ」

 

「くっ・・・!」

 

シオンは自分のポケットから複数のチップをエースの足元に放り投げる。

 

「新体制に入った綺場は、今まで取引のなかった企業と取引を始めた。かなり複雑の流れだけど、追いかけていくと、意外なところに辿り着いてね」

 

「・・・っ」

 

「トリプルドライブ『さるーがる(醒)』ヴァンガード普及協会だよ」

 

「・・・っ!!」

 

「シシルスをスタンド、パワープラス5000。『ホープソング・エンジェル』『ホーリーナイト・ガーディアン』クリーググロウ・インモータル!!」

 

アルトマイル(シオン)は双剣に光を宿らせ、そしてその光を双剣を振るってナイトローゼ(エース)に向けて解き放つ。

 

「ダメージチェック!『海鳴りのバンシー』お前・・・初めから!!剣の取引を持ち掛けたのは、俺を油断させるためのブラフ!」

 

「しゃいんがるでヴァンガードにアタック。しゃいんがるのGB(ジェネレーションブレイク)勇敢(ブレイブ)。しゃいんがるにパワープラス2000!」

 

「(これを守っても、スタンドした奴の攻撃は防ぎきれない。もうトリガーに賭けるしか・・・)ノーガードだ!」

 

「普及協会の関連組織と、その創始者である明神リューズに送られていた綺場の金。彼には壮大な野望があるらしいね。綺場はその資金源として狙われた。お前の背後にいるのは、明神リューズ。違うか?」

 

「・・・・・・っ!!」

 

しゃいんがるは光を帯びて、ナイトローゼ(エース)に向かって猛突進してきた。ナイトローゼ(エース)はしゃいんがるの帯びていた光に包まれる。

 

「俺が・・・答えるとでも・・・?」

 

「勘違いしないでほしい。僕はすでに答えを知ってるんだ。ただ・・・君自身の口から聞いてみたいだけさ」

 

髪で隠れていて気付かなかったが、シオンの耳には小型の録音機がついていた。そう、これまでのは全て、シオンの思惑通りだったのだ。

 

PW18000➡PW11000+SH10000=21000

PW42000➡PW11000

PW22000➡PW11000

 

ダメージチェック『夜霧の吸血姫ナイトローゼ』

 

シオンのダメージ5枚  エースのダメージ6枚  勝者シオン

 

シオンの勝利が決まったところに、バイクの音が聞こえてきた。シオンはその場を振り向いた。そこにはバイクに乗って、ヘルメットをしている人物がいた。バイクに乗った人物はシオン目掛けてバイクで突進した。

 

「くぅ!」

 

シオンは咄嗟にバイクを避けた。その際にファイトテーブルが崩れ、エースの帽子が取れた。バイクに乗った人物はエースにヘルメットを渡し、エースはヘルメットを受け取る。エースはバイクに乗り込み、バイクの人物と一緒にその場を去っていった。

 

「ま、待て!つぅ!」

 

シオンは追いかけようとしたが、立ち上がろうとした時腕の痛みがはしった。先ほどのバイクの突進から避けた時にけがをしてしまったようだ。

 

「・・・!」

 

シオンは耳に違和感を持ち、耳に触れてみる。手を触れてみると小型の録音機がなかった。ファイトテーブルの方を見てみると、そこには壊れてしまった録音機があった。

 

「くっ・・・」

 

それと同時にエースがつけていた帽子と、鬘が置いてあった。鬘の色を見る限り、エースの毛とよく似ていた。あの時、シオンは見ていた。

 

(あれは・・・)

 

ヘルメットをかぶっていたのは、ラミーラビリンスの蝶野アムだという事を。そう、エースの正体は、アムだったのだ。

 

 

あの後、どこかの病院でアムは2人の気を失っている患者を悲しそうな表情で見ていた。この2人は、アムの両親である。

 

「お父さん・・・お母さん・・・」

 

両親のお見舞の後、アムが病室を出て廊下を歩いていると・・・

 

「あら、アムじゃない」

 

お見舞用の果物を持ったユキノと鉢合わせになった。

 

「ユキノ?何でここに?忙しいんじゃなかったの?」

 

「私があんたの両親に会いに来ちゃいけないわけ?お世話になってたんだから、顔くらいは出してあげないと」

 

「そう・・・」

 

アムがすれ違おうとした時、ユキノが口を開く。

 

「・・・アム、こそこそ隠れて、一体何をやらかそうとしているの?」

 

「!!?」

 

「気づいてないとでも思った?伊達に何年もあんたの幼馴染やってないわよ。そんな変な格好をして、エースとやらを名乗って、さらには協会の人と一緒に綺場の買収まで仕掛けて。あんたはどこに行こうとしているの?」

 

「・・・・・・」

 

ユキノの問いかけにアムは答えようとしない。

 

「・・・まぁ、言いたくないなら深く追求したりはしないわ。でもね、これだけは言わせてほしい」

 

ユキノはアムに微笑みを見せて、口を開く。

 

「何があっても、私はアムの味方よ。だから、あんまり心配かけさせるんじゃないわよ」

 

そう言い終えた後、ユキノはアムの両親の病室へと入っていく。

 

「・・・ありがとう、ユキノ。幼馴染だからこそ、あんたを巻き込ませたくない。ユキノは・・・私が守ってみせる」

 

アムは誰もいない廊下でそう呟き、病院から去っていくのであった。

 

to be continued…




ユウヤ「この屈辱、絶対に忘れないからな!」

シオン「君の好きなようにすればいい」

ユウヤ「どんなに足搔こうと、綺場の栄光は戻らない!絶望の日々は終わらない!」

シオン「そうかもね。ご忠告ありがとう」

ユウヤ「な、何⁉」

シオン「ああ。もういいだろう?今の僕に君にさける時間はないんだ」

TURN74「トライフォーVSAL4」
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