カードファイト!!ヴァンガードG 鋼と宇宙の正義   作:先導

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今はゴールデンウイークの時期ですね。

私は今も平常運転ですので早めにあげられるときはあげちゃいますよ。

さて、今回もオリジナルの話です。

ちょっとわかりにくい表現があるかもですけどご勘弁ください。

それでは、本編をどうぞ!


佐倉スバル

メガラニカ支部の近くにある街で遠出して買い物をしていたキョウコの前に、メガラニカ支部をユキノを使って破壊させた張本人、カンパニーの1員の佐倉スバルが立ちふさがる。

 

「こうしてお前と会うの何年振りかねぇ?身内なのにすごく懐かしく感じるぜ」

 

「スバル・・・」

 

キョウコはスバルに会えて内心では嬉しいことだ。だがユイから事情を聞いていたので素直に喜べないでいた。

 

「・・・自分から会いに来るなんて、一体何か用なのかしら?」

 

「なに、ちょいと退屈しててよ。偶然お前を見かけたんで暇つぶしでもって思っただけよ」

 

スバルはバイクについているサイドカーに親指を指す。

 

「乗れよ。久しぶりにあそこに行こうぜ」

 

キョウコはスバルに従い、サイドカーに乗る。キョウコが乗ったのを確認するとすぐにどこかへとバイクで走っていく。

 

 

 

TURN91「佐倉スバル」

 

 

 

八百屋佐倉店の前、クロノは佐倉店を後にし、自分が住んでいるマンションに戻ろうとする。

 

「本当に何も聞かなくてもいいのか?」

 

「・・・はい。あんなことがあった後ですし、今はあいつらをそっとしておいてやりたいんです」

 

「そうか・・・」

 

「・・・あの、取り乱してすんませんでした。じゃあ、俺はこれで・・・」

 

「・・・クロノ」

 

クロノが帰ろうとした時、ゲンゾウが呼び止める。

 

「ワシがライブのことを黙っていたのは、お前を思ってのことじゃ。それだけは覚えておいてくれ」

 

「はぁ・・・」

 

ゲンゾウの言葉を聞いた後クロノはそのまま佐倉店を去っていく。

 

 

『現時点で動ける者は、支部の復興の手筈を整えておけ。俺は急いで支部長の元へ戻らねばならない』

 

『はい!!』

 

『・・・佐倉ユイ。日下部アンのことはお前が1番よく知っているはずだ。頼んだぞ』

 

『・・・はい』

 

 

アンはユイの部屋で自分の両親に連絡を取りあっている。なぜならアンは今日、ユイの家に泊まることになったからだ。アンは連絡を終えて通話を切る。

 

「お父さんもお母さんも泊まっていいとのことです」

 

「そっか」

 

「・・・そんなことよりユイちゃん、話してくれませんか?全部知っているんですよね?」

 

「・・・本当はアンを巻き込みたくはなかったんだけどね・・・」

 

ユイはアンに知っていることを全て話した。明神リューズのことも、リューズの目的のことを、全て。それらのことを聞いたアンは驚きの表情をしていた。

 

「・・・で、最近わかったのが、その小学生くらいの男の子が、明神リューズだったって、クロノから聞いたよ」

 

「普及協会の名誉会長さんが・・・そんなことを・・・?」

 

「うん。で、2人は最初から計画に参加しているアムのためにあっちに行ったってことを昨日トコハから聞いたんだ」

 

「・・・・・・」

 

アンはその事実を聞いて、顔を俯かせる。

 

「・・・正直、今でも実感がわきません。ラミラビが進んで恐ろしい計画に参加するなんて・・・」

 

「私もだよ。トコハにそんなことを聞かされてもさ、実感しろっていうのが無理だよ」

 

ユイはアンにこんなことを聞く。

 

「トコハは2人の意思を尊重して止めなかったけど、アンはどうするの?ラミラビを止めるってことは、明神やラミラビと戦うってことになるけど・・・」

 

「・・・ユイちゃんはどうするんですか?」

 

ユイの質問にアンは質問で返す。

 

「私は何も変わらない。明神と戦う。例えラミラビと戦うことになったとしても。だって、ユニットを悪用してまでの幸福なんていらないから」

 

「・・・そうですか。・・・私は正直まだわかりません。そんな完全なる未来だとか、ラミラビとも戦わなきゃいけないだとか、まだ何とも・・・」

 

「・・・だよね。早く理解しろって言われて理解できるものでもないし」

 

「・・・すみません。ちょっと考えさせてください。まだ頭の中が混乱してて・・・」

 

「焦る必要はないよ。ゆっくりでいいから、自分の納得のいく答えを見つけてね。お茶とか持ってくるよ」

 

「はい・・・」

 

ユイは居間からお茶を取りに部屋から離れる。

 

 

どこかのカフェでスバルとキョウコは近くのテーブルで一息ついていた。

 

「ここも変わんないねぇ。昔のまま、気が休める場所だぜ」

 

「そうね。2人でよくここでお茶を飲んでたりしたっけ」

 

キョウコは自分がここに連れてこられた理由を問いかけてみる。

 

「で、私をここに連れてこられたのは思い出に浸るためなのかしら?」

 

「おいおい、あんま警戒すんなって。・・・ま、お前のガキから全部聞いてるんだったら、無理もねぇ話か」

 

「ええ。あなたが明神リューズの理想に賛成していて、カンパニーに所属していることも」

 

「そこまでわかってんなら話は早い。ただ、今日は暇つぶしって言うのはマジな話だぜ」

 

スバルは懐から自分のデッキを取り出し、キョウコに突き付ける。

 

「審判も何も関係ねぇ。久々に、やろうぜ」

 

「・・・他に誰かいるんじゃないでしょうね?」

 

「んなもんいねぇよ。あたしはただお前と誰にも邪魔されねぇファイトがしたい。それだけだ」

 

キョウコは今ここでスバルを逃がせば2度とカンパニーに所属する理由が聞けなくなると思った。

 

「・・・いいわ。あなたには聞きたいことが山ほどあるからね」

 

「へっ、そうこなくちゃな」

 

キョウコはテーブルを操作し、ファイトテーブルとして使えるようにさせる。キョウコとスバルはデッキを設置して、いつでもファイトできる状態になった。

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

「次元ロボダイシュート!」

 

「メカ・アナライザー!」

 

次元ロボダイシュート  PW5000

 

メカ・アナライザー  PW5000

 

「ふーん。次元ロボのディメポか。ネオネクじゃねぇんだな」

 

「まぁ、あの後いろいろあってね。ドロー。次元ロボダイライオンにライド!ダイシュートは移動!ターンエンド!」

 

次元ロボダイライオン  PW7000

 

R ダイライオン R

R ダイシュート R  キョウコの手札5枚 山札43枚

 

「あたしのターンだ。ドロー。フロッグ・レイダーにライド!アナライザーは移動!」

 

フロッグ・レイダー  PW7000

 

R  フロッグ  R

R アナライザー R

 

「アナライザーのブースト、フロッグ・レイダーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『アックスダイバー』」

 

「ダメージチェック『次元ロボダイウルフ(☆)』」

 

「クリティカルトリガー!効果は全部ヴァンガードに!」

 

「ターンエンドだ」

 

PW12000➡PW7000  スバルの手札6枚 山札42枚  キョウコのダメージ1枚

 

「私のターン!スタンド&ドロー!次元ロボカイザードにライド!ダイライオンをコール!」

 

次元ロボカイザード  PW9000

 

R カイザード  ダイライオン

R ダイシュート   R

 

「ダイライオンでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『ムードメイカーにゃんるーく』」

 

「ダイシュートのブースト、カイザードでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『宇宙勇機(うちゅうヒーロー)グランザイル』」

 

「ダメージチェック『メカ・アドバイザー(引)』おっしゃきたぜ!ドロートリガー!パワーはヴァンガードに、1枚ドロー!」

 

「ターンエンドよ」

 

PW7000➡PW7000

PW12000➡PW7000(+5000)  キョウコの手札5枚 山札40枚  スバルのダメージ2枚

 

「あたしのターン。ドロー。コー・ホーにライド!ウィンクキラー・ミザリー、デビル・ウォッチ、アックスダイバーをコール!」

 

コー・ホー  PW9000

ウィンクキラー・ミザリー  PW9000

アックスダイバー  PW9000

デビルウォッチ(醒)  PW4000

 

ミザリー コー・ホー  アックスダイバー

デビル  アナライザー    R

 

「まずはアックスダイバーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!ダメージチェック『次元ロボダイバズーカ』」

 

デビルウォッチのブースト、ミザリーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!ダメージチェック『次元ロボダイレスキュー(治)』ヒールトリガー!ダメージを回復して、パワーをヴァンガードに!」

 

「ちっ、回復しやがったか。アナライザーのブースト、コー・ホーでヴァンガードにアタック!」

 

「ガード!『次元ロボダイバトロス(☆)』

 

「ドライブチェック『逸材ライジング・ノヴァ』ターンエンドだ」

 

PW9000➡PW9000

PW13000➡PW9000(+5000)

PW14000➡PW14000+SH10000=24000  スバルの手札5枚 山札37枚  キョウコのダメージ2枚

 

「私のターン!スタンド&ドロー!ライド!超次元ロボダイカイザー!!」

 

『ダイ・カイ・ザー!!!』

 

超次元ロボダイカイザー  PW11000

 

「カイザードのスキル!ライドされた時、ダイカイザーにパワープラス5000!ダイライオンを移動!次元ロボダイドラゴンをコール!」

 

次元ロボダイドラゴン  PW9000

 

R ダイカイザー ダイドラゴン

R ダイシュート ダイライオン

 

「ダイシュートのブースト、ダイカイザーでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「ツインドライブ『次元ロボ・オペレーターユウカ』『次元ロボダイウルフ(☆)』クリティカルトリガー!パワーはダイドラゴンに、クリティカルはダイカイザーに!」

 

ダイカイザーはカイザーブレードを出現させ、それでコー・ホーを叩き倒していく。

 

「ダメージチェック『ウィンクキラー・ミザリー』『コー・ホー』」

 

「ダイライオンのブースト、ダイドラゴンでヴァンガードにアタック!ダイドラゴンのスキル!次元ロボのヴァンガードでパワープラス3000!」

 

「ノーガード。ダメージチェック『勝利の印(キスマーク)アルマ』」ターンエンドよ」

 

PW21000➡PW9000

PW24000➡PW9000  キョウコの手札5枚 山札35枚  スバルのダメージ5枚

 

「ダメージ5まで追い込んだからって調子に乗んなよ。こっからがあたしの怒涛の攻撃が始まるんだからな!逸材ライジング・ノヴァにライド!!」

 

逸材ライジング・ノヴァ  PW11000

 

「ストライドジェネレーション!!!超重戦車ティーガー・センチュリオン!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『逸材ライジング・ノヴァ』グレード3

 

超重戦車ティーガー・センチュリオン  PW26000  ハーツ『逸材ライジング・ノヴァ』

 

「やっぱヴァンガードはいいねぇ。何にも縛り付けられることなく、ただあたしの思うがままの自分になれるんだからよぉ」

 

「・・・あなたがカンパニーに属するのは、やっぱり、お父さんのこと?」

 

キョウコの言葉でスバルに笑みが消えた。

 

「八百屋佐倉店は結構長く続いてる名店中の名店。お父さんは佐倉店に生まれたことを誇りに持っていて、すごくまじめな人だった。でも、その真面目さが度を過ぎていて・・・」

 

「黙れ」

 

キョウコたちの父親の話をしているとスバルのドスの聞いた声質になる。

 

「あたしの前であんなくそ親父の話をするんじゃねぇ。虫唾が走る」

 

「・・・スバルはお父さんが嫌いだったのよね。佐倉店の恥晒しとか言って、本当にお父さんの態度が悪かった。いくらスバルががさつで乱暴者だからって、たったそれだけの理由で・・・」

 

「黙れっつってんだろうが!!」

 

スバルは声を荒げて怒声を発する。

 

「あのくそ親父は、初めからあたしのことを娘でも何でもねぇって思い込んでいやがった!!あたしはあたしを縛り付けるような奴と一緒ってことが耐え切れなくなってあの場所を離れた!!」

 

「・・・お父さんが思わず発してしまったあの言葉ね。いつまでたっても反省の色が見えなかったからって言ってしまったって、お父さん、すごく後悔してたわよ?自分のせいでって・・・」

 

「今さら許してほしいってか?んなもん許すわけねぇだろうが!!あの後のあたしの人生は無茶苦茶だ!!望んでない意味のねぇケンカの毎日であたしの体はボロボロ。家に戻ろうにもあいつのせいで戻れねぇわでもうあたしの精神がズタズタになるには十分だった!!・・・けど、そんなまいっている時に、あの人・・・リューズ会長と出会った」

 

「明神リューズ・・・」

 

スバルはリューズに対して尊敬を込めて語っている。

 

「リューズ会長に助けられ、よくしてくれた。そして、あたしに完全なる未来について話してくれた。それを聞いた時、あたしは感動したね。あの人についていけば、不幸の連鎖を断ち切ってくれる。もう昔みたいな暴力をしなくて済むし、幸せだけが訪れる!あたしの行動理念は、それで十分だよ」

 

「・・・スバル。私たちが小学生だった時のことを思い出してごらん?あの時のお父さんは・・・憎まれ口をたたくような人だったかしら?」

 

「・・・あくまでキョウコはあいつの味方になるんだな」

 

「そうじゃない!ただあの時のお父さんは本当に私たちを・・・」

 

「・・・ぶっ潰す!!!」

 

スバルはキョウコを鋭く睨み付け、メインフェイズに入る。

 

「ティーガー・センチュリオンのスキル!カウンターブラストで、突撃(チャージ‼)能力を持つユニットを5体まで選んで、突撃(チャージ‼)状態にできる!デビル・ウォッチを突撃(チャージ‼)!それ以外のリアガードはパワープラス2000!」

 

 ミザリー   センチュリオン アックスダイバー

デビル(突撃) アナライザー     R

 

「アックスダイバーで、ダイドラゴンにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「デビル・ウォッチのブースト、ミザリーでヴァンガードにアタック!ミザリーのGB(ジェネレーションブレイク)!カウンターブラストを払って、手札のメカ・アドバイザーをソウルに!山札からデビル・ウォッチをスペリオルコール!パワープラス5000!突撃(チャージ‼)!デビル・ウォッチのGB(ジェネレーションブレイク)突撃(チャージ‼)状態でパワープラス3000!カウンターチャージ!ソウルチャージ!『サイレント・ジョーカー(☆)』」

 

「ガード!『次元ロボダイウルフ(☆)』」

 

突撃(チャージ‼)によってデビルウォッチは山札の下に!メカ・アナライザーのGB(ジェネレーションブレイク)!あたしのリアガードが山札に戻った時、!こいつをソウルに入れ、アックスダイバーをバインド!そしてバインドしたこいつをスペリオルコール!パワープラス3000!突撃(チャージ‼)!アックスダイバーのGB(ジェネレーションブレイク)!ライジングのヴァンガードがいるなら、カウンターブラストとソウルブラストで、ミザリーをバインド!そしてミザリーをスペリオルコール!さらに突撃(チャージ‼)状態でミザリーとアックスダイバーにパワープラス5000!ティーガー・センチュリオンでヴァンガードにアタック!ライジング・ノヴァの超越(ストライド)スキル!カウンターブラストと、手札のフロッグ・レイダーをソウルに!デビル・ウォッチをスペリオルコール!突撃(チャージ‼)!」

 

「ノーガード!」

 

「トリプルドライブ『アクロバット・ベルディ』『勝利の印(キスマーク)アルマ』『マジカル・マネージャー(治)』ヒールトリガー!ダメージを1回復、パワーをミザリーに!」

 

センチュリオンはダイカイザーに向けて強力なパンチを喰らわせる。パンチを喰らったダイカイザーは少しよろめく。

 

「くぅ!ダメージチェック『真・究極次元ロボグレート・ダイカイザー』」

 

「デビル・ウォッチのブースト、アックスダイバーでヴァンガードにアタック!デビル・ウォッチのスキル!パワープラス3000!カウンターチャージ、ソウルチャージ『アクロバット・ベルディ』」

 

「ノーガード!ダメージチェック『超次元ロボダイカイザー』」

 

「デビル・ウォッチトアックスダイバーは山札の下に!デビル・ウォッチのブースト、ミザリーでヴァンガードにアタック!デビル・ウォッチのスキル!パワープラス3000!カウンターチャージ、ソウルチャージ!『アクロバット・ベルディ』」

 

「ノーガード!ダメージチェック『次元ロボダイバズーカ』」

 

「デビル・ウォッチは山札の下に!ターンエンド!」

 

PW11000➡PW9000

PW16000➡PW11000+SH10000=21000

PW26000➡PW11000

PW34000➡PW11000

PW26000➡PW11000  スバルの手札5枚 山札31枚  キョウコのダメージ5枚

 

「おら、こんなもんじゃねぇだろ?お前の実力は。もっと楽しませろよ」

 

スバルはキョウコに挑発的な発言をしている。

 

 

一方のユイの部屋では、ユイは作りかけのプラモデルをつくっており、アンは自分のデッキを調整しながら自分はどうするべきなのかを考えている。

 

(違う。これも違う。デッキを調整すれば、何か掴めるかもって思いましたけど・・・やはりそう簡単に導き出せませんか・・・。私は・・・どうすれば・・・)

 

アンが少し行き詰っている時、ゲンゾウがおやつを持って部屋に入ってきた。

 

「おーい、おやつを持ってきたから適当に取って食ってくれ。なんか用があったらいつでも呼べよ」

 

「あ、ありがとうパパ」

 

「わざわざすみません」

 

ゲンゾウはおやつを部屋において、そのまま部屋から出ていく。ユイはさっそくおやつに手を取ろうとすると、おやつ以外にも、カードが置いてあるのに気づく。

 

「あれ?これ・・・むらくものカードだ!」

 

「あ、手紙もありました」

 

アンは出された手紙を読んでみる。

 

『そのカードは持ってても宝の持ち腐れだからアンちゃんにやるよ。それと、何に悩んでるのか知らんが、自分の信じた道を突き進むこそが、アンちゃんだとワシは思う』

 

「私の・・・信じた道・・・」

 

アンは手紙を読んだ後、むらくものカードを見て、自分のデッキに次々と採用させていく。その表情には、どこか笑みが浮かばれていた。それを見たユイも笑みを浮かべる。

 

 

一方、カフェで行われているファイトでキョウコがストライドフェイズに入る。

 

「ストライドジェネレーション!!!第99代次元ロボ司令官グレートダイアース!!!」

 

『第99代次元ロボ司令官・・・グレート・・・ダイアース!!!』

 

ジェネレーションゾーン  コスト『宇宙勇機(うちゅうヒーロー)グランザイル』グレード1+2

 

第99代次元ロボ司令官グレートダイアース  PW26000  ハーツ『超次元ロボダイカイザー』

 

「グレートダイアースのスキル!Gゾーンのグレートダイアースを表に!カウンターブラスト(2)を払って山札からグレード2と3のユニットをコールできる!次元ロボダイドラゴンと超次元ロボシャドウカイザーをスペリオルコール!次元ロボ・オペレーターユウカを2体コール!ユウカのGB(ジェネレーションブレイク)!ダイドラゴンにパワープラス4000!もう1体のユウカにも同じスキルを!ダイドラゴンにパワープラス4000!」

 

ダイドラゴン ダイアース  シャドウカイザー

 ユウカ   ダイシュート   ユウカ

 

「ユウカのブースト、シャドウカイザーでヴァンガードにアタック!にアタック!」

 

「ノーガードだ。ダメージチェック『アックスダイバー』ちっ」

 

「ダイシュートのブースト、ダイアースでヴァンガードにアタック!」

 

「完全ガード!『勝利の印(キスマーク)アルマ』(コスト『ハイブ・メイカー』)」

 

ダイアースはライジング(スバル)に向けて剣を大きく振りかざしたが、アルマが投げたボールが剣に当たり、軌道がずれて直撃することができなかった。

 

「くっ!トリプルドライブ『次元ロボダイライオン』『宇宙勇機(うちゅうヒーロー)グランガード』『次元ロボダイバトロス(☆)』クリティカルトリガー!効果は全部ダイドラゴンに!ユウカのブースト、ダイドラゴンでヴァンガードにアタック!ダイドラゴンのスキルでパワープラス3000!」

 

「未来より来たりてあたしを守りやがれ!!ジェネレーションガード!!エクセレントチアリーダーエイリー!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『マジカル・マネージャー(治)』

 

エクセレントチアリーダーエイリー  SH15000

 

「エイリーのスキル!あたしのリアガードが3体以下の時、こいつのシールドプラス5000!さらにインターセプト!『ウィンクキラー・ミザリー』」

 

「ターンエンド。やっぱりリアガードを狙うべきだったかしら・・・」

 

PW17000➡PW11000

PW31000➡PW11000(完全ガード)

PW32000➡PW11000+SH25000=36000  キョウコの手札5枚 山札28枚  スバルのダメージ5枚

 

「もうすぐリューズ会長が掲げる未来が訪れる!その時こそ、あたしの目的は果たされる!みんな平等に幸福になれるんだ!無駄なものを排除してなぁ!」

 

「・・・まるでお父さんが無駄って思ってるみたいな言い方ね」

 

キョウコはスバルと面と向かって真剣みな表情で話す。

 

「よく聞いてスバル。お父さんはね・・・過労死で死んでしまったのよ」

 

それを聞いたスバルは目を見開く。

 

「お父さんはあなたとの和解を望んでいた。それも果たせずに死んでしまった。だから、うちに戻って来いとはいわない。せめてお父さんのお墓でお父さんと・・・」

 

キョウコは必死にスバルを説得しようとしているが、スバルは笑みを浮かべてこういった。

 

「ざまぁねぇな!これで見たくもねぇ面を見なくて済むって話だろ?好都合だぜ!」

 

「っ!!スバル・・・あなた・・・」

 

「今さら和解なんざいらねぇ。あたしは自分のやりてぇことをやる!もう縛られるだけの人生も、不幸なだけの人生もまっぴらごめんなんだよ!!」

 

スバルは戻ってこようという気配は全く見られない。

 

「そろそろ終わりにすっか。十分に楽しめたよ。こっからは圧倒的パワーでねじ伏せてやるぜ!!ストライドジェネレーション!!!大悪党ダーティ・ピカロ!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『アクロバット・ベルディ』グレード1+2

 

大悪党ダーティ・ピカロ  PW26000  ハーツ『逸材ライジング・ノヴァ』

 

「ライアー・リップをコール!」

 

ライアー・リップ(☆)  PW4000

 

R ダーティ R

R ライアー R

 

「ダーティ・ピカロでヴァンガードにアタック!ライアーのスキル!ヴァンガードがライジングなら、こいつをソウルに入れて、1枚ドロー!パワープラス5000!超越(ストライド)スキル!カウンターブラスト!手札のライジング・ノヴァをソウルに!そしてムードメイカーにゃんるーくをスペリオルコール!パワープラス5000!突撃(チャージ‼)!ダーティ・ピカロのGB(ジェネレーションブレイク)(3)!カウンターブラスト(2)、Gゾーンのダーティ・ピカロを表に!手札のにゃんるーくをソウルに入れ、Gゾーンの表の枚数分、スペリオルコール!フロッグ・レイダー、ブルドーザー・ドーブを2体スペリオルコール!ブルドーザー・ドーブの突撃(チャージ‼)!ブルドーザー・ドーブのGB(ジェネレーションブレイク)突撃(チャージ‼)状態ならこいつはパワープラス10000だ!!」

 

ブルドーザー・ドーブ  PW11000

 

「完全ガード!『宇宙勇機(うちゅうヒーロー)グランガード』(コスト『次元ロボダイライオン』)」

 

ダーティ・ピカロは強力なビーム砲をダイカイザーに目掛けて放ち、ダイカイザーを守ろうとグランガードが障壁でビーム砲を防ぎきる。

 

「トリプルドライブ『勝利の印(キスマーク)アルマ』『メカ・アドバイザー(引)』ドロートリガー!パワーは右のブルドーザー・ドーブに!1枚ドロー!『ライアー・リップ(☆)』クリティカルトリガー!パワーは右のブルドーザー・ドーブに、クリティカルは左のブルドーザー・ドーブに!にゃんるーくのブースト、左のブルドーザー・ドーブでヴァンガードにアタック!」

 

「ジェネレーションガード!!超宇宙勇機(ちょううちゅうヒーロー)エクスカリヴー!!エクスカリヴーのスキル!相手のパワーが30000以上で、シールドプラス10000!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『次元ロボダイレスキュー(治)』

 

超宇宙勇機エクスカリヴー  SH15000

 

「ちっ!にゃんるーくとブルドーザー・ドーブを山札の下に!にゃんるーくのスキル!山札に置かれた時、ブルドーザー・ドーブにパワープラス4000!フロッグ・レイダーのブースト、ブルドーザー・ドーブでヴァンガードにアタック!これでとどめだ!!」

 

「もう1度ジェネレーションガード!!超宇宙勇機(ちょううちゅうヒーロー)エクスカリヴー!!エクスカリヴーのスキルでシールドプラス10000!さらにガード!『次元ロボダイバトロス(☆)』」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『次元ロボダイレスキュー(治)』

 

「くそ!ブルドーザー・ドーブは山札の下に!ターンエンドだ」

 

PW31000➡PW11000(完全ガード)

PW33000➡PW11000+SH25000=36000

PW42000➡PW11000+SH35000=46000  スバルの手札4枚 山札24枚  キョウコのダメージ5枚(裏2枚)

 

「・・・スバルの言いたいことはよくわかった。でもね、姉としての意地があるのよ。間違った道に行こうとする妹を絶対に止めるわ!ストライドジェネレーション!!!」

 

ジェネレーションゾーン  コスト『宇宙勇機(うちゅうヒーロー)グランザイル』グレード1+2

 

ダイカイザーは空高く飛んでいった。そして空から神々しい光が溢れだし、そこに1機の機体が現れる。まさに伝説といっても過言ではないほどに輝いていた。

 

「伝説の次元ロボダイカイザー・レオン!!!!」

 

『ダイカイザー・・・レオン!!!』

 

伝説の次元ロボダイカイザー・レオン  PW26000  ハーツ『超次元ロボダイカイザー』

 

「ダイシュートのGB(ジェネレーションブレイク)!ダイシュートをソウルに!次元ロボのヴァンガードにパワープラス4000!アタックがヒットすればリアガードを1体退却できる!ダイカイザー・レオンのGB(ジェネレーションブレイク)(2)!カウンターブラストと、Gゾーンのダイカイザー・レオンを表に!ハーツにカイザーの名のつくヴァンガードがいるなら、このユニットはドライブチェックでグレード3が出たらユニットを1退却でき、完全ガードを無効にする!」

 

ダイドラゴン ダイカイザー・レオン シャドウカイザー

 ユウカ       R        ユウカ

 

「ダイカイザー・レオンで、ヴァンガードにアタック!」

 

「そんな簡単にグレード3なんて出るわけねぇだろ!完全ガード!『勝利の印(キスマーク)アルマ』(コスト『コー・ホー』)」

 

「出す!出して見せる!トリプルドライブ『次元ロボダイバズーカ』『次元ロボカイザード』『究極次元ロボダイユーシャ』ダイカイザー・レオンのスキル!グレード3が出たため、アルマを退却!完全ガードを無効に!」

 

「な、なんだとぉ!!?」

 

ダイカイザー・レオンは神々しい光を拳に載せる。そしてその拳をライジング(スバル)に解き放つ。アルマも守りに入ったが、アルマはライジング(スバル)ごと神々しい光に包まれたのであった。

 

PW30000➡PW11000(完全ガード➡無効)

 

ダメージチェック  『ブルドーザー・オーブ』

 

キョウコのダメージ5枚  スバルのダメージ6枚  勝者キョウコ

 

「・・・スバル・・・」

 

バシンッ!

 

キョウコはスバルの肩に手を置こうとするが、スバルがその手をはねのける。

 

「・・・認めねぇ」

 

「スバル・・・?」

 

「あたしは絶対、親父のことなんか認めねぇぞ!!」

 

スバルはそう言って自分のバイクに乗り込む。

 

「スバル!」

 

「あたしは絶対完全なる未来を実現させてみせる!全ての不幸をなくしたその時こそ、あたしの第2の人生が始まるんだ!!」

 

スバルはゴーグルをかけ、バイクでカフェから去っていく。

 

「待ちなさい!スバル!」

 

キョウコはスバルを追いかけようとしたが、もうスバルの姿はどこにもいなかった。

 

「スバル・・・」

 

キョウコはただ1人、寂しそうな表情でスバルが去っていった場所を見つめる。

 

 

ユイの部屋でユイとアンはお互いにファイトしあっていた。状況はアンの方が有利だった。

 

「リアガードでヴァンガードにアタック!」

 

「ダメージチェック。・・・あ~あ、負けちゃった」

 

「勝てた・・・。これさえあれば・・・」

 

ユイはちょっぴり残念そうな表情をし、勝利したアンはすごい自信にあふれていた。

 

「・・・ユイちゃん。私、決めました」

 

「うん?」

 

「私も、リューズさんの計画を止めます。自分の目的のために、私たちの友達であるラミラビを利用するなんてこと、やっぱりどうしても許せない」

 

「・・・ラミラビと戦うことになったとしても?」

 

「はい。でなければ、大切な人は誰1人として守れないから」

 

アンの決意を見てユイは微笑みを見せた。

 

「トコハはラミラビの意思を尊重してあげたけど、アンはその逆だね。でも、友達を思う気持ちは、十分に伝わったよ」

 

「ユイちゃん・・・」

 

「一緒に戦おう!必ず明神を止めるんだ!」

 

「はい!」

 

ユイとアンはお互いに手を取りあっていた。

 

 

夕方、ゲンゾウは居間で呑気にテレビを見ていた。そこに、キョウコが帰ってきた。

 

「ただいま・・・」

 

「おかえり。どうしたキョウコ?元気がないぞ?」

 

キョウコは今日起こったことをゲンゾウに話す。

 

「・・・今日、偶然スバルと出くわしたのよ」

 

「スバル?お前が言ってた双子の妹って奴か?」

 

「ええ。あの子は、明神リューズのところにいて、完全なる未来を実現させるって言ってた。私はスバルを止めようとした。でも、勝つには勝ったけど、私の思いは届かなかった。姉として失格よね、私・・・」

 

顔を俯かせるキョウコにゲンゾウは優しく抱きしめてあげた。

 

「お前はいつだってお節介焼きだ。それはお前のいいところなんじゃ。ワシはお前のそのお節介に惚れて、あの頑固者の義父ちゃんに許しを得て、お前と結婚したんじゃ」

 

「ゲン・・・」

 

「お前はそのままでいいんじゃ。それに、思いを託してくれるものがおるじゃろう?全て、ユイに託そう。お前の思いを、全部ユイに」

 

それを聞いたキョウコは微笑みをみせる。

 

「ゲン、娘離れでもしたの?いつもいつもユイを心配をしてたあなたが」

 

「うるせぇ!ワシは今でも心配しとるわ!だが、言ったところで立ち止まらないのは、親譲りじゃからな」

 

「・・・そうね。全て、ユイに託しましょう」

 

そう言ってキョウコはキッチンの方に向かっていく。

 

「ああキョウコ、今日はアンちゃんが泊まるから食事1人分の追加を頼む」

 

「わかったわ。腕によりをかけて作るわ」

 

「・・・愛しとるぞ、キョウコ」

 

「・・・私もよ、ゲン」

 

時間が経ち、今日の夕飯で、佐倉家とアンは楽しそうに食事をしていくのであった。

 

 

クロノの住むマンションで、クロノはスマホでこれまでのことを伊吹に報告しょうとしていた。

 

≪今は手が離せない。明日の支部長会議の後、改めて聞かせてくれ。・・・その時に、新導ライブのことも話す≫

 

「・・・わかった」

 

スマホの通話が切れる。そんな時に、ドアにノックがかけ、ミクルが部屋に入ってくる。

 

「ちょっと早いけど、夕飯にしようか」

 

クロノはリビングに入り、ミクルと共に夕飯をとる。

 

「・・・ミクルさん。あのさ・・・」

 

「ん?」

 

「もし・・・もしもなんだけどさ・・・父さんが今も生きてるんだとしたら・・・どうする?」

 

「っ!!」

 

クロノの質問を聞いたミクルは驚愕な表情をし、箸を落としてしまう。

 

「・・・えっ?」

 

この時、クロノは察してしまった。ミクルも、ライブが生きているという事を。それを知ったクロノは思わずマンションを出ていってしまう。

 

「クロノ⁉」

 

ミクルはクロノを呼び止めようとしたがクロノはそのまま走り去ってしまう。クロノは橋の真ん中で息を整えている。

 

(ミクルさんも知ってた!みんな知ってて俺に隠してた!)

 

そんなクロノの前に、いつの間にか来ていたリューズがいた。

 

to be continued…




ユイ「今日のご飯のからあげ、おいしかったね」

アン「はい。なんというか、誰かの思いがこもったような。そんな味がしました」

ユイ「ママも今日何かいろいろあったみたいだけど、きっと大丈夫だよね!世界のお母さんなんだもん!」

アン「はい。ゲンゾウさんのフォローのおかげ、なのかもしれませんね」

ユイ「そうだといいね。さて、明日もバリバリ忙しくなりそうだし、今日はもう寝よっか」

アン「はい。おやすみなさい、ユイちゃん」

ユイ「おやすみ、アン」

TURN92「ドラゴン・エンパイア支部崩壊」
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