電卓があれば楽なんですが、今はないですからね・・・。
それはさておき、今回は久しぶりのあの人の登場回です。
まぁ言わなくても分かると思いますが。
それではどうぞ!
どこかの公園の滑り台にあるトンネルの中でクロノは一晩をすごした。
「ふわあ~・・・」
クロノはトンネルを出て大きなあくびをする。クロノは自分のスマホを起動させる。そこにはたくさんの電話やメール、メッセージが溜まりに溜まっていた。
「はぁ・・・」
クロノはため息をつき、昨日のリューズの言葉を思い返す。
『クロノ。君の大切な人たちに、真なる未来を捧げたいとは思わないか?』
クロノは自分がどうするべきなのかをずっと悩んでいる。
TURN92「不機嫌な見舞客」
壊されたドラゴン・エンパイア支部の門の前に、カムイとトリニティドラゴンなどといった様々なファイターが集まっていた。中にはドラエン支部の様子をテレビ報道を行っている人もいる。
「こりゃひでぇな・・・」
「俺たち、見たんです。ユニットが本当に現れて、めちゃくちゃに暴れて・・・」
ツネトから事情を聞いたカムイはトリニティドラゴンに笑みを浮かべる。
「ま、お前たちが無事でよかったよ」
「カムイさん・・・!」
カムイは壊されたドラエン支部を見て、悔し気な表情をしている。
(カンパニーの奴ら・・・ユナサンやメガラニカに続いて、ドラエンまで・・・くそっ!)
☆
シオンが住んでいるアパートにユイがお邪魔している。ユイは今日の新聞を見て明らかに怒りがこもった表情になっている。
「・・・原因不明、謎の事故・・・負傷者多数、建物は半壊。ドラエンは完全に支部としての機能を失った・・・」
ユイは今回のドラエンの記事だけを破り、くしゃくしゃに丸めて怒り任せに叩きつける。
「何が幸福の世界だよ!支部をめちゃめちゃにしておいて!そんなんで幸せが訪れるって本気で思ってるの⁉」
「落ち着きなよ。一般の人たちに怪我人が出なかったことが不幸中の幸い、だね・・・」
シオンとユイはそれぞれの思惑を抱えずにはいられなかった。
☆
伊吹とキョウヤ、支部長、そしてマモルが入院している病院、トコハとミサエがマモルのお見舞いに来ていた。
「・・・う・・・うぅ・・・」
あれから気を失っていたマモルが目が覚める。
「兄さん!」
「・・・トコハ・・・ここは・・・?」
「病院よ」
「病院・・・そうか・・・」
マモルはトコハに顔を向ける。
「トコハ・・・大丈夫か?」
「うん・・・兄さんが守ってくれたから・・・」
「よかった・・・」
マモルは安心して眠りに入る。トコハもマモルが無事だったことにひとまずホッとしている。
☆
カンパニーの拠点の安静室のような場所で、ルーナは眠っていた。その様子を別室にいるアムとユキノ、江西が見ていた。
「ルーナ・・・どうして・・・?」
「起動実験の直後から、変調の兆しはあった」
「どういう・・・こと・・・?」
江西はなぜルーナがああなったのかをアムとユキノに説明する。
「ユニットを操るには膨大なストライドフォースを必要とする。常にストライドフォースを供給することをファイターに強いるのだ。ファイターの体はその負荷に耐え切れず、悲鳴を上げる」
一昨日の起動実験でアムとユキノは確かに起動実験を受けた際に、負荷によって悲鳴を上げていた。
「だが、弓月ルーナは違った。その変調が肉体ではなく、精神に訪れたのだ。そして、実際にディペンドカードを使い、力を発現させたことによって、弓月ルーナは自我を失い、ユニットを起動させるだけの存在となってしまった」
「そ・・・それじゃあ・・・まさか・・・」
「彼女は真のピースメイカーとなったのだ」
「「っ!!」」
ルーナが真のピースメイカーとなったと聞いたアムとユキノはショックを受けた。
「くっ・・・!」
「アム⁉」
アムは部屋から飛び出していった。ユキノはアムを追いかけて部屋を飛び出す。アムは廊下で立ち止まり、ユキノもそれに合わせて立ち止まる。
「・・・私に力がないから・・・ルーナが・・・」
「アム・・・」
ユキノはアムを抱きしめ、泣きじゃくるアムをなだめている。ユキノは顔を俯かせ、拳を壁に叩きつける。
(ルーナは私が守ると誓ったのに・・・!私が・・・メガラニカで完全なユニットを召喚していれば、こんなことには・・・!)
ユキノの瞳に静かに涙が溢れている。拳は強く握りしめているせいか血が滲んでいた。
☆
クロノはただ1人、街を歩いて、リューズの言葉を1つ1つ思い返していた。
『私はただ・・・みんなに笑顔でいてほしいだけなんだ』
『私は君と真の未来を掴みたい』
『明日のこの時間、この場所で待っている』
(・・・みんなが・・・本当の幸せを手に入る未来が手に入るなら、俺は・・・)
クロノは橋で川を見ながら、リューズの意思に賛成しかけている。
☆
マモルの病室でトコハは顔俯かせながらドラエンが崩壊した時のことを思い返していた。
(何で・・・何でこんなことに・・・)
「トコハ・・・トコハ」
「!」
マモルの声に今気づいたのかトコハは顔を上げる。
「ご、ごめん!お水飲む?」
「いや、大丈夫だよ」
マモルの病室にノック音が聞こえ、病室に伊吹とキョウヤが入ってくる。
「伊吹君・・・一条君・・・」
「・・・私、外の空気を吸ってくる」
トコハはマモルにそう言って病室を後にする。
「・・・相当霧がかかっているようだな。安城トコハは」
「うん・・・。ラミーラビリンスの3人とは、親しくしていたようだし、この現実をどう受け止めていいのか、わからないんだろう・・・」
「・・・・・・」
☆
病院の廊下を飴を口に加えながら歩いている女性がいた。その女性はかつてユナサン支部で活躍していたチームディマイズの元メンバー、羽島リンだ。リンは曲がり角を曲がると、気を落としながら歩いているトコハを偶然目撃する。
(なっ⁉安城トコハ⁉何でいきなり・・・⁉)
トコハを目撃したリンは曲がり角辺りに引き返す。トコハはそのまままっすぐ出口に向かって歩いていく。
「久しぶりね」
先ほどの曲がり角のところでリンがトコハに声をかけるが、トコハは聞こえていないのかそのまままっすぐに歩いていく。
「無視っ⁉」
トコハに無視されたリンは飴をかみ砕いた。
☆
マモルの病室でマモルはやってきた伊吹とキョウヤのケガを聞いてくる。
「一条君、伊吹君、ケガの方は?」
「見ての通り、お前のケガに比べればケガとはいえない程度のものだ」
「なるほどな。俺は少し体があちこち痛むが、大丈夫だ。元々体は丈夫な方だからな」
「さすが伊吹君に一条君だ」
伊吹とキョウヤが対したケガでなくて、少しだけホッとするマモル。
「・・・全ては俺のせいだ。俺の認識の甘さが立て続けに奴らの襲撃を許し、こんな事態に・・・。すまない」
「伊吹・・・」
伊吹は今回の事件のことについてキョウヤとマモルに謝罪する。
「よしてくれ。僕の方こそ大見得をきったのに、みんなを守ることができなかった。君だけの責任じゃない」
「その通りだ。メガラニカの襲撃は、俺が奴らの認識が甘かったゆえに起きたことだ。気に病む必要はない」
マモルとキョウヤは伊吹にフォローを入れている。
☆
病院の中庭のベンチでトコハは1人、顔俯きながら座っていた。
(・・・もしあの時、私が3人を引き止めていたら・・・)
トコハはラミーラビリンスをもし止められていたらという事を考えようとするが頭の回転が回らない。
(ダメだ・・・頭が全然回んない・・・何も考えられないよ・・・)
トコハが顔を上げて空を見上げているとそこにリンがトコハの前に立つ。
「!」
「この羽島リン様を無視するなんて、ずいぶんなめたマネしてくれるじゃない。ジェネレーションマスターになって、調子に乗ってんじゃないの?」
トコハはリンに気が付いたが、再び顔を俯かせる。
「ちょっと!」
リンはトコハの態度が気に食わなかったのかトコハの胸倉をつかむ。
「2度も私を無視するとはね!ファイトでお仕置きしてやるわ!」
リンはファイカをファイトテーブルに変えて、そこに自分のデッキを設置する。トコハも一応は聞こえているのか何も答えずにリンと同じようにして、ファイトができる状態にさせる。
「「スタンドアップ・ヴァンガード!」」
「
「桃園の乙女エルミ」
桃園の乙女エルミ PW5000
「私の先攻!ドロー!
R マールート R
R アズライール R リンの手札5枚 山札43枚
「私のターン。スタンド&ドロー。ライド、純潔の乙女カトリーナ。エルミは移動」
純潔の乙女カトリーナ PW7000
R カトリーナ R
R エルミ R
「エルミのブースト、カトリーナでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「ドライブチェック『開墾の戦乙女パドミニ』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW12000➡PW8000 トコハの手札6枚 山札42枚 リンのダメージ1枚
「私のターン!スタンド&ドロー!
R ハールート ハールート
R アズライール R
「リアガードのハールートでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ツッケン・ドーン(☆)』」
「アズライールのブースト、ハールートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『
「ダメージチェック『グリーンショット・エルフ』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW7000+SH10000=12000
PW14000➡PW7000 リンの手札6枚 山札40枚 トコハのダメージ1枚
「私のターン。スタンド&ドロー。ライド、理想の乙女トゥーリア」
理想の乙女トゥーリア PW9000
R トゥーリア R
R エルミ R
「エルミのブースト、トゥーリアでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「ドライブチェック『矢車菊の花乙女イーネス』」
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW14000➡PW9000 トコハの手札6枚 山札39枚 リンのダメージ2枚
☆
クロノはシオンの住むアパートに来て、ドアをノックする。
「はい」
シオンはドアを開けて、クロノの姿を確認すると、驚いた表情をしている。
「クロノ⁉」
「え、クロノ⁉」
先にお邪魔していたユイが出てくる。
「今までどこに⁉連絡も取れないし、学校にも来ないし・・・」
「パパがずっとクロノのこと探してたんだよ⁉ミクルさんだって心配して・・・」
シオンとユイはクロノの表情を見て、これ以上のことは今は言わないことにした。
「・・・とにかく、入りなよ」
「あ、私お茶入れるね」
クロノはシオンの言葉に甘えてシオンの部屋に入る。
☆
一方の病院の中庭でのファイトはリンのライドフェイズに入っていた。
「ライド!
R ガウリール ハールート
R アズライール R
「ハールートでヴァンガードにアタック!」
「ガード『ツッケン・ドーン(☆)』」
「アズライールのブースト、ガウリールでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード」
「ドライブチェック『
ガウリール(リン)はハサミをトゥーリア(トコハ)に向けて、雷撃を放つ。
「ダメージチェック『純潔の乙女カトリーナ』『純潔の乙女カトリーナ』」
「ターンエンド」
PW9000➡PW9000+10000=19000
PW16000➡PW9000 リンの手札7枚 山札36枚 トコハのダメージ3枚
(・・・なんで私・・・ファイトなんかしてんだろ・・・)
(こいつ・・・ファイトが始まってもずっとやる気のないファイト。これがあの安城トコハ?私が相手してやってんのに、なめてんのか⁉)
「・・・ライド。ラナンキュラスの花乙女アーシャ」
ラナンキュラスの花乙女アーシャ PW11000
「ストライドジェネレーション。夢紡ぐラナンキュラスアーシャ」
ジェネレーションゾーン コスト『開墾の戦乙女パドミニ』グレード1+2
夢紡ぐラナンキュラスアーシャ PW26000 ハーツ『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』
「
夢紡ぐアーシャのスキル。Gゾーンのアーシャを表に。エルミを選択してパワープラス5000」
「!(こいつ・・・もしかして落ち込んでいるのか⁉)」
矢車菊の花乙女イーネス PW11000
R アーシャ イーネス
R エルミ エルミ
「エルミのブースト、イーネスでヴァンガードにアタック」
「ガード『
「エルミのブースト、夢紡ぐアーシャでヴァンガードにアタック」
「トリプルドライブ『理想の乙女トゥーリア』『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』『花園の乙女マイリス(☆)』クリティカルトリガー。効果は全部ヴァンガードに」
アーシャ(トコハ)は植物の根を操り、植物の根でガウリール(リン)を薙ぎ払う。
「ダメージチェック『
「ターンエンド」
PW21000➡PW11000+SH20000=31000
PW36000(+5000)➡PW11000 トコハの手札6枚 山札32枚 リンのダメージ4枚
「ドラエン支部、大変なことになってるけど・・・」
「!」
「安城マモルもケガしたって聞いたわよ?・・・もしかして、あんたのせいとか?」
「っ!!」
リンの言葉にトコハは目を見開き、そして、肯定するかのように言葉を紡ぐ・・・。
「・・・そう・・・。兄さんは私をかばって・・・」
「!(・・・当たった)」
トコハの言葉を聞いて、リンは意地の悪い笑みを浮かべる。
「スタンド&ドロー。ストライドジェネレーション!!
ジェネレーションゾーン コスト『レクイエム・ペガサス』グレード3
聖霊熾天使ウリエル 26000 ハーツ『
「
マーリクのスキル!ダメージゾーンからコールされた時、スキルを与える!」
R ウリエル ハールート
R アズライール マーリク
「マーリクのブースト、ハールートでヴァンガードにアタック!
ハールートの
ナース・オブ・ブロークンハート PW9000
「ガード『花園の乙女マイリス(☆)』」
「マーリクの
「ダメージを1枚回復して、ダメージチェック『ナース・オブ・ブロークンハート』
ねぇ、ドラエンで何があったの?ニュースじゃ原因不明って言ってるけど・・・実際のとこ、どうなのよ?あんた知ってんでしょ?」
「それは・・・」
「それもあんたのせいだったりして」
「っ!!」
「(また当たりかよ)どうした安城トコハ!びくびくしまくりじゃないか!アズライールのブースト、ウリエルでヴァンガードにアタック!」
「か、完全ガード!『桜吹雪の乙女リルガ』(コスト『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』)」
ウリエル(リン)はアーシャ(トコハ)に近づき、貫こうとしたが、リルガによって防がれる。
「トリプルドライブ『
(・・・私のせい?私が3人を止めていれば・・・こんなことには・・・。でも・・・アムにはアムの事情があって、そんなアムに寄り添う事を、2人は選んだ。だったら私は・・・何も言えない・・・)
トコハは顔を俯かせながら、涙をこぼしている。
「(・・・なに1人で勝手に泣いてんだよ?)・・・つまんねぇ」
面白みがないのかリンはそう呟く。
「ちょっと、まだ私のアタックが残ってんだけど?」
「・・・・・・」
何も答えないトコハに対して、リンが喝を入れる。
「ちゃんとファイトしろ安城トコハ!!顔を上げろ!!ブロークンハートでヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。ダメージチェック『理想の乙女トゥーリア』」
「ターンエンド!」
PW18000➡PW11000+SH10000=21000
PW31000➡PW11000(完全ガード)
PW14000➡PW11000+SH5000=16000 リンの手札8枚 山札27枚 トコハのダメージ4枚
☆
一方その頃、伊吹は1人病院の屋上で青空を見上げていた。
「おい!」
そこにカムイが伊吹を呼び、伊吹に煮干しの入った袋を投げて渡し、伊吹はその袋を受け取る。
「骨、折れてんだろ?それ食って、とっとと直せ!やることが山ほどあるんだ」
「・・・俺は何もできなかった。このままでいいのか?俺は」
「お前・・・」
伊吹はそう言って、カムイに背中を見せる。カムイは伊吹らしくない態度にイラつき、伊吹の背中に蹴りを入れる。
「ふざけんな!お前は俺たちの頭張ってんだ!情けねぇ面見せてんじゃねぇ!!」
カムイはそれだけ言って、この場から立ち去る。伊吹は蹴られた際に落とした煮干しを取り、外の風景を見つめる。
☆
「ストライドジェネレーション。咲き誇るラナンキュラスアーシャ」
ジェネレーションゾーン コスト『開墾の戦乙女パドミニ』グレード1+2
咲き誇るラナンキュラスアーシャ PW26000 ハーツ『ラナンキュラスの花乙女アーシャ』
「ふん、しけた面して・・・」
「
グリーンショットの
咲き誇るアーシャの
Gゾーンの夢紡ぐアーシャ3枚分で、アーシャにパワープラス15000さらに、咲き誇るアーシャにクリティカルプラス1」
「まだ腑抜けてんのか⁉」
アーシャ 咲き誇るアーシャ イーネス
イーネス エルミ エルミ
「エルミのブースト、イーネスでヴァンガードにアタック」
「っんだそのファイトは⁉ジェネレーションガード!!時を超えて我を守れ!!
ジェネレーションゾーン コスト『ナース・オブ・スイートハート(治)』
「スリエルの
ブロークンハートの
ダメージゾーンのカードを入れ替えることでダメージトリガーを狙いながらエンジェルフェザーの能力をフルに発揮する。これが
「エルミのブースト、咲き誇るアーシャでヴァンガードにアタック!」
「完全ガード!『
アーシャ(トコハ)はガウリール(リン)に接近し、1撃を決めようとするが、イスラフィールによって阻まれる。
「トリプルドライブ『グリーンショット・エルフ』『メイデン・オブ・ディモルフォーセ(☆)』クリティカルトリガー。効果は花乙女アーシャへ。『メイデン・オブ・ディモルフォーセ(☆)』クリティカルトリガー。これも花乙女アーシャへ」
「だから、全然面白くないんだよ!」
「花乙女アーシャでヴァンガードにアタック!」
「(こいつ・・・ずっと目の前のカードを見てファイトしてる・・・)ふざけんなよ。何があったのか知らないけど、そんな現実逃避みたいなファイトで勝てるほど、羽島リン様は甘くないんだよ!!
ガード!『
「はぁ・・・はぁ・・・ターンエンド・・・」
PW16000➡PW11000+7000+SH15000=33000
PW31000➡PW18000(完全ガード)
PW36000➡PW18000+SH20000=38000 トコハの手札6枚 山札26枚 リンのダメージ3枚
「ジェネレーションゾーン解放!!!」
ジェネレーションゾーン コスト『
「脆弱なりし者よ、天の理を以って消え失せろ!!ストライドジェネレーション!!!」
天の光を浴びて、ガウリールは新たなる力と姿を得た。この力と姿は、ガウリールの未来における姿だ。
「
「ガウリールの
ブロークンハートのスキル。ブロークンハートとガウリールにパワープラス2000。ブロークンハートをコール。
ブロークンハート ガウリール ブロークンハート
マーリク アズライール マーリク
「左のマーリクのブースト、ブロークンハートでヴァンガードにアタック!」
「ガード!『メイデン・オブ・ディモルフォーセ(☆)』」
「マーリクのスキル。レスキューチェック『
ブロークンハートのスキル!自身と
もう1体のブロークンハートのスキル!自信と
さらにガウリールのスキル!自信と右のブロークンハートにパワープラス2000!
アズライールのブースト、ガウリールでヴァンガードにアタック!合計パワー41000!情けないファイトしやがって!負け虫が!!」
「邪魔ぁ!リルガ!(コスト『理想の乙女トゥーリア』)」
ガウリール(リン)はアーシャ(トコハ)に自身の羽を飛ばし、視界を奪わせてから、ハサミで斬撃を与えようとしている。羽を振り払ったアーシャ(トコハ)の前にガウリール(リン)がいて、斬撃が当たる直前でリルガがアーシャ(トコハ)を守る。
「トリプルドライブ『サージェリィ・エンジェル(醒)』スタンドトリガー!効果は全て左のブロークンハートへ!『切り拓く開創サラカエル』『ナース・オブ・デンジャーハート(☆)』クリティカルトリガー!こっちも効果は左のブロークンハートに!
ブロークンハートのスキル!2回分、パワープラス4000!」
ブロークンハートのパワーは右は21000、左は36000となった。
「まぐれでも偶然でも奇跡でも、たった1回ぽっきりでも、私に勝ったファイターがなんて様⁉右のマーリクのブースト、ブロークンハートでヴァンガードにアタック!」
「やられるかあ!!ガード!『メイデン・オブ・ディモルフォーセ(☆)』『開墾の戦乙女パドミニ』」
「マーリクの
ブロークンハートのスキル!パワープラス2000!左のブロークンハートでヴァンガードにアタック!これじゃあ私の価値が下がんだろお!!」
「はあああああああ!!」
ブロークンハートはアーシャ(トコハ)に向かっていき、電気ショックを与える。アーシャ(トコハ)は真正面から受けて立ち、電撃を喰らう。
PW19000➡PW11000+SH10000=21000
PW41000➡PW11000(完全ガード)
PW21000➡PW11000+SH15000=26000
PW38000➡PW11000
ダメージチェック『桜吹雪の乙女リルガ』『グリーンショット・エルフ』
トコハのダメージ6枚 リンのダメージ4枚 勝者リン
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
トコハは息を整えながら、青い空を見上げている。
「空が・・・青い・・・」
「何を今さら。今日は朝から快晴、空はずっと青いわよ」
「・・・そっか・・・」
「・・・今日のファイトは貸しにしといてあげるわ」
「・・・あの・・・」
リンはこの場が去ろうとすると、トコハが声をかけてくる。
「何?文句ある?」
「いえ、そうじゃなくて・・・リンさん、何で病院にいるんですか?」
「なっ!そ、それは・・・///そんなのどうだっていいでしょ⁉」
トコハの質問にリンは急に顔を赤らめる。それに対してトコハはキョトンとなっている。
☆
その後トコハは支部長たちが入院している病室に入る。そこには先に見舞いに来ていたキョウコがいた。支部長たちは自分たちのやるべき仕事に打ち込んでいた。
「よかった。思ったより支部長さんたち元気そうで」
「普及協会・・・いえ、ヴァンガードの一大事よ。1日も早く退院して、ビシバシいかなきゃねぇ」
「そのためにもたっぷり栄養を取りなさいよ?野菜が足りなかったら、いつでも届けてあげるからね」
キョウコは親友であるズー支部長に向けて笑みを浮かべている。テツはレンたちのラインを確認していた。
『テツ~、大丈夫ですか~』
『怪我の具合はどうなの?』
テツはレンたちにメッセージを返す。
『心配ナシ。捜査を続行してくれ』
『了解』
『(^▽^)』
「僕ちんには、ドラエン支部を復興するという大仕事があるしね!トコハちゃんにもバッチシ手伝ってもらうからね!」
「・・・はい」
ドラエン支部長はトコハに向けて笑みを浮かべ、トコハも微笑みを見せる。
☆
マモルの病室で、リンは今は眠っているマモルの見舞いに来ている。
「・・・こんな大けがして、いい気味」
リンはそれだけを言い残して病室から退室する。退室したと同時に、マモルが起きる。
「・・・誰かいたような気がしたんだけどな・・・」
椅子にはリンが置いていったであろう飴が置いてあった。
☆
夕方、クロノはシオンとユイに連れられて、現在は壊されたドラエン支部の前にいた。
「これをカンパニーとラミラビが・・・?」
「ああ。彼らが下した裁きだ」
「この裁きのせいでマモルさんや支部長、一条さんや伊吹さんもけがをして病院にいるよ」
「!!」
その事実を聞いたクロノは怒りを覚え、拳をぎゅっと握りしめる。
☆
安静室で眠っているルーナを別室にいる江西がずっと見ている。
「!」
彼女の顔を見た時、病院で過ごした少女の顔と重なって見えた。江西は目を大きく見開いている。
『じゃあ、また明日・・・』
『・・・明日って・・・いつまでやってくるんだろう?私たちに、幸せの未来ってあるのかな?』
『・・・あるよ。絶対ある。大丈夫。僕が君を守るから』
『・・・私にはね、妹がいるの。私の自慢の妹が。もしよかったら・・・その子も守ってくれるかな?』
『・・・うん。約束するよ』
江西はそれを思い返し、顔を俯かせている。
「・・・そうか。そうだったんだ。君が・・・彼女だったんだね」
江西はこの時、より一層に完全なる未来の実現を望む心が大きくなっていく。
「なら今度こそ、僕が君のナイトになろう。君の大切な人も、僕が守ろう」
江西は決意と共に、拳を強く握りしめる。
「君が望む未来を、私が手にする」
☆
夜の待ち合わせ場所、リューズは1人、クロノを待っている。待ち合わせ場所にクロノがやってくる。
「待っていた。よく来てくれた、クロノよ。君の決断を嬉しく思う」
クロノはリューズに自分のデッキを突き出す。
「俺とファイトしろ。明神リューズ」
クロノは真剣な表情でリューズにファイトの申し込みをするのであった。
to be continued…
トコハ「ところでリンさん、何でここに?」
リン「どうだっていいでしょ?負け虫のあんたに関係ない」
トコハ「な、なんですかその言い方⁉あったまきた!」
リン「・・・それでいいの、あんたは。うじうじしてたらホントの負け虫だ」
トコハ「リンさん・・・」
リン「ほら、いったいった。邪魔だよ邪魔」
TURN94「クロノの記憶」