トニー・スターク が あらわれた !   作:クレイジー松本キヨシ

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短い上に前回の一秋視点なので話は進んでいません。
許してください、何でもしますから!(何でもするとは言ってない)


誤字報告してくださっている方、いつもありがとうございます。


我思うゆえに我あり

僕の名前は織斑一秋。

 

歳は16。誕生日は9月27日。

 

趣味は機械弄り。

 

好きな食べ物はサンドウィッチ。嫌いな食べ物は特にない。

 

家族構成は父、母、姉、双子の兄、自分、妹。

両親と妹は蒸発。現在は姉と兄と自分のみ。

 

小学生の頃は剣道を習い、中学の時はパソコン部に所属。

 

高校受験の際、兄と共にISに乗れることが確認され、強制的にIS学園に入学。今に至る。

 

「こんなところかな」

 

僕は背筋を伸ばし、姿勢を崩す。

 

朝、起きた時は必ず自己確認することを心がけている。

 

こうでもしなければ、()()()()()が分からなくなってしまう。

 

「あの()()()さえ見なければなぁ……」

 

()()()というのは、僕がちょうど中学に入る前々日くらいに、知恵熱を出してから見るようになった夢だ。

 

夢、というよりかは()()()()の人生の追体験かもしれない。

その夢を見ている時はまるで、その人物として生きているかのような錯覚に陥る。

だから自己確認をしなければ、自分という存在が保てなくなる、かもしれないからだ。

 

ちなみに今日はIT関連の本を読んでいる夢だった。

 

このことは千冬姉と一夏には言っていない。

ただでさえ大変なのに、これ以上苦労をかけたくないのだ。

 

「おーい、一秋」

「今行く!」

 

朝食当番の一夏が声を掛けてきた。

 

僕はIS学園の制服に袖を通し、リビングに向かう。

 

 

夢のことを相談できるのは、僕に機械弄りの技術を教えてくれる束師匠か――

 

――()()()()()()だけだろう。

 

○○○

 

「はぁ……」

「一夏、それで溜め息何度目?」

 

朝食を済ませ、僕と一夏はIS学園に向かっていた。

 

IS学園の制服を着ているせいか、周りの人からの視線が集まる。

 

「まるで動物園の動物みたいだ」

「それには同意」

 

なるべく気にせずにしているが、ここまで視線が多いと嫌でも気にしてしまう。

 

「本当だったら藍越学園に行ってたんだけどな」

「一夏が試験会場を間違わなければね」

「ぐっ……!け、けど一秋が道を覚えてれば!」

「確かにそれは悪いと思ってるけど、一夏が絶対こっちだ!とか今日は俺に任せろ、とかって言ってたから信用して付いて行ったんだよ」

「す、すみません」

 

一夏は落ち込んで、肩を落とす。

 

「僕はIS……というか機械に触れられるから、IS学園でも良いんだけどね」

「一秋は本当に機械が好きだな。やっぱり束さんのお陰か?」

「そうかな?」

 

一夏が言った通り、師匠――束さんが随分と僕に技術を仕込んでくれたのも要因だろう。

 

「そんなことより、もうそろそろモノレールに乗らないと遅刻するぞ」

「やべっ!千冬姉に怒られる!」

 

時間を確認した僕達は駆け足で駅まで走った。

 

○○○

 

僕達は無事、遅刻せずにIS学園に着き、自分達のクラスへと入った。

 

僕は廊下側の1番後ろ。

不幸にも、一夏は1番前の真ん中の座席だった。

 

僕は一夏に「ドンマイ」と言って肩を叩いた。

 

一夏は泣く泣く、席へと向かった。

 

座った途端、隣の席の女子生徒と話しかけてきた。

 

確か、布仏本音さんだったかな?

丈の長い服を着て小柄な女の子だった。

 

独特なニックネームを付けるようで、最初は「オリムー」と呼ばれたが、一夏もいる為、僕は「アッキー」と呼ばれるようになった。そして一夏は「オリムー」になった。

 

謎の優越感。

 

本音さんは整備科を希望しているらしく、話の馬が合った。

ISの事も聞けたので、先生が来るまでの間、有意義な時間を過ごせた。

 

 

 

 

そして、先生が来て、自己紹介が始まる。

 

そこで僕は、アイアンマン宣言をしたトニー・スタークと再会した。

 

 




裏設定集

・織斑一秋
一夏の双子の弟。
双子の為、一夏と顔がそっくり。目が垂れ目くらいの違い。
一人称は僕。一夏ほどではないが、モテる。あっちが爽やか系ならば、一秋は癒し系だろう。運動能力では一夏に劣るが、知識面では圧倒的に一秋が勝る。束の弟子である為、技術者としての腕も高い。
中学に入学する前々日に知恵熱を出してから、謎の夢を見るようになる。
専用機:不明

厳密言えば、一秋君は転生者じゃないです。
トニーがいた前世の誰かの人生を追体験しているだけです。

今回、あるヒントを出しました。映画を見ていて、勘の良い人は気付くでしょう。
勘の良いガキは嫌いだよ!(掌返し)

そしてさりげなく妹。
一体誰なんだ……!
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