トニー・スターク が あらわれた ! 作:クレイジー松本キヨシ
プロローグではトニー視点と第三者視点。
プロローグ以降は第三者視点になる予定です。
何年か時が経ち、僕は12歳になったわけだが……。
とりあえず、前世と同じように生きてみることにした。
ただし、軍事兵器は造らないという方向性でだ。
軍事兵器を造っても碌な事にならないのは明白だし、身を持って知っている。それが原因かはわからないままだが、間違いなく僕が死ぬ要因にはなっているし。
なので、4歳で集積回路基盤を組み立て、5歳でエンジンを制作。
何?エンジンを造る歳が早い?
当たり前だ。材料さえ調達できれば、一度造ったことのある物を造るのなんて簡単な事だ。
材料やその資金はどこから調達した?僕がブログの広告、FXや株で金を儲けているんだよ。この時ほど前世の知識が役に立ったと思った事はない。
ブログの広告はFXや株に比べれば微々たる程度の物だがね。
その資金で材料は調達してる。
わかる通り、こんな事をしていれば周りから天才と呼ばれるようになる。
そんな周りからの評価に脇目も振らずに、僕は人工知能制作に手をつけていた。
そして、今。家の地下に僕の部屋兼研究室を造ってもらい、そこで幾度の試作を重ね、最新鋭の人工知能が完成した。
「よし……F.R.I.D.A.Y.気分はどうだ?」
『おはようございます、トニー様。問題無く稼働しています』
「そうか、それは良かった。これでやっとアレが造れる」
僕はディスプレイに映し出されている1つの設計図を見る。
……アイアンマンのスーツだ。
僕のスーツ依存症は、前世から引き継がれているみたいだ。僕はこれに関して苦笑する他なかった。
そして、そこから僕はアイアンマンのスーツに着手するのであった。
ああ、その前にブログに届いてる
○○○
日本。
とある家のとある部屋。
『不思議の国のアリス』を思わせるような服装を纏っている彼女――篠ノ之束はパソコンのモニターに釘付けであった。
モニターには英語で『トニー・スタークの開発日記』と銘打ったブログを読んでいる。
彼女も天才である故に、一々翻訳せずとも読めるのだ。
「――すごいなぁトニー・スタークは。私とそう年齢は変わらないのに、もう人工知能の開発を終わらせちゃったんだ」
束は楽しそうに、嬉しそうにブログを読む。
ちなみに、束よりもトニーの方が年齢は1つ上だ。
「私も頑張らなきゃ!」
束はトニーのブログを閉じ、フォルダを開く。
フォルダ名は『インフィニット・ストラトス』と書かれていた。
やっぱりプロローグはもうちょっとだけ続くんじゃ。