そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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一方その頃イッセーは、





13裏.誰の為に少年は英雄となる

 

 

 

 

俺は兵藤一誠。

趣味は・・・色々ある。

とりあえず、何処にでもいる普通の男子高校生だった。

 

 

 

あの日、要一と堕天使やら悪魔やらに巻き込まれるまでは。

 

 

 

仮部員となってある日の帰り道だった。

 

「きゃあ!?」

 

「ん?」

 

女の子が転んで倒れていた。

 

「$6×=°×$==♪=××€=」

 

・・・・・俺、英語出来ないんだよ。

 

『やれやれ・・・仕方のない相棒だ』

 

 

「ん!?・・・あれ今のは・・・」

 

耳に一瞬違和感が

 

「うぅ・・・これも主の試練なのでしょうか・・・」

 

「日本語!?・・・大丈夫ですか?」

 

「ふぇ?」

 

俺はその子の手を引っ張りあげたたせるとハンカチを手渡した。

 

「はい、これで拭いて」

 

「え?でも・・・」

 

「良いから良いから・・・ね?」

 

女の子はその後、嬉しそうに笑ってハンカチを受け取ってくれた。

 

「へぇ・・・教会に赴任してきたんだ」

 

「はい!・・・でも道に迷ってしまって」

 

「初めての場所なんだからそういう事もあるさ」

 

彼女はアーシア・アルジェントさん。

この先の教会に赴任してくるシスターさんだった。

そして、道迷ってしまったそうだ。

困ってるみたいだし教会まで案内する事になったんだけど、途中で男の子が転んで倒れていた。

それを見た彼女は男の子の傷を治した。

 

そして、彼女の今までを聞いた。

 

悪魔を助けて教会を追放された事、今も神を信じてる事、友達が欲しかった事、たくさん聞いた。

 

「なら、俺がアーシアの友達になるよ」

 

「え?」

 

「ほら、これでもう一人じゃないだろ?」

 

「イッセーさん・・・」

 

彼女は泣きそうな顔をしていた。

 

 

そんな彼女を見て、俺は要一を思い出した。

俺がイリナと要一と遊んでいる時、時たま寂しそうにしているあいつがいた。

 

理由を尋ねた時、あいつはこう答えた。

 

「なんだか分からないけれど・・・寂しかったんだ・・・いくら進んでも・・・ダメだったから(ガチャをどんなに回しても出なかったんだ、星5鯖)」

 

あいつの表情はすごく寂しそうだった。

この子も、きっと寂しかったんだ。

 

「アーシア・・・」

 

「イッセーさん・・・良いんですか?私が友達になっても」

 

「あぁ!もちろ「それは出来ないわね」!?」

 

黒い翼のあいつらがその場に舞い降りた。

槍をこちらに向けて。

 

「レイナーレ様!?何をなさるんですか!?」

 

「そいつには借りがあるのよ・・・返さないと気が済まない借りが!!!」

 

ヒステリックな声をわめき散らし、奴は槍を投げつけてきた。

ギリギリその場で飛んだが右腕に擦り、激痛がはしる。

 

「ぐぅ!?」

 

「イッセーさん!?レイナーレ様お願いします!やめて下さい!」

 

「・・・・まあ良いわ、アーシア、こっちに来なさい」

 

アーシアは其方へと歩いていく。

 

「・・・・さよならですイッセーさん」

 

彼奴らがアーシアさんを連れ去った時、彼女の顔が見えてしまった。

 

 

 

泣きそうなのを堪える彼女の笑顔を。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

気が付けば、俺の左腕には籠手が来ていた。

 

『ほう・・・何かと共鳴して同調が速まった所為か・・・魔力炉心が出来ているとは』

 

「誰だお前・・・?」

 

籠手から聞こえる声に耳を傾ける。

 

『俺か?俺は赤龍帝ドライグ、お前の神器に宿っているドラゴンだ。よろしくな相棒』

 

「なぁ・・・ドライグ」

 

『なんだ相棒?」

 

「彼女を、助けたい」

 

俺は"願い"を口にした。

今のままではダメなんだ。

このままじゃ、あの子守れないんだ。

 

俺の直感が言ってるんだ・・・このままじゃ彼女が危ない。

 

自分から危険に飛び込むのは馬鹿なんだと思う。

でも・・・・あの笑顔が頭から離れないんだ

・・・!!!

 

『・・・・・良いだろう ならば使い方を直接頭に叩き込む・・・・行け相棒!」

 

頭に強い痛みと振動を感じる。

解る・・・籠手の使い方が・・・

 

解る・・・これが・・・神をも殺す力・・・

 

「・・・・赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

 

『Boosted gear!alternative Revelation!!!」

 

『ほう・・・面白い、面白いぞ相棒!この力!"彼女"と同質の魔力炉心か!』

 

 

「・・・・・絶対に助ける!」

 

『やれるさ!相棒ならば!』

 

 

俺は教会に向けて全力で走って行った。

 

 

 

 

 

 

次回、裏2!まあ、楽しみにどうぞ!

 

 

 

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