『日本代表候補生の日常』から来た方にはありがとうございますと
それ以外の方にははじめましてと言わせていただきます
まずは当作品を開いていただきありがとうございます
この作品は
1.主人公は織斑一夏
2.ヒロインは更識簪
3.基本のんびり
です
タグにある一部改変とは自分が読んでてここありえねぇよなって思ったところを改変している(する予定である)ことへの注意です
例えば違う国の代表候補生どうしが同室であることとか
普通に考えて国家機密盗み放題じゃないですか
うん、ありえない
みたいな感じです
まあ前書きがあまり長くなるのもあれなので
プロローグ、どうぞ
もう5時近いのだろう。
夕暮れの公園で小学校低学年程度の少年と少女が会話をしていた。
「今日はどうする?」
「今日は………もう帰る。お父さんもお母さんも家にいるはずだし」
「そうか。じゃあ、また明日な!」
少女は寂しそうに下を向き、答えた。
「うん………。また………ね。」
その日以降少女が公園に来ることはなくなり、公園には少年だけが残された。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「………夢、か」
少年の朝は早い。
ベッドから出ると顔を洗い、手早く朝食を作り始める。
本来なら朝は新聞配達のアルバイトがあるために悠長に食事をしている暇はないのだが、そのアルバイトもつい一週間ほど前に辞めている。
完成した朝食-昨日のうちに炊いたご飯に夕食の残りの味噌汁、それに焼いた鮭という純和食-を食卓に運びつつ、つい考えてしまうのは今朝の夢のことだ。
「もう、あれから10年近く経つのか」
10年前、少女がなぜ、公園に来なくなったのかはもう分かっている。
引っ越しだ。
引っ越し、というよりは親の仕事で数ヶ月だけこちらに来ていた、という方が正しいのかも知れないが。
その辺りの事情は少年の姉が語ってくれた。
少年の姉も少女をよくしっており、実の妹のように可愛がっていた。
少女もまた少年の姉によく懐いており、二人は本当の姉妹であるかのようであった。
だからこそ少年は彼女の行方を調べてくれた姉に感謝をしている。
「………っと、ごちそうさま」
朝食を食べ終えた少年はまだ真新しい制服に袖を通す。
まもなく少年は身支度を整え、鞄を手にする。
「忘れ物はないな。………じゃあ、行ってきます」
今日はIS学園始業式。
世界で唯一の
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「………夢、か」
少女はまだ上手く働かない頭で考えた。
もそもそとベッドから起きあがるとまだ覚醒しきっていない体を動かし洗面所へと向かう。
「おはよう、お母さん」
「あら簪ちゃん、おはよう」
顔を洗い終えて食卓へといくと、少女の母親が朝食を準備して待っていた。
普段は母と父、それに姉との4人で朝食を摂るのだが父が長期の仕事で家に居ない上、姉も学校で仕事があるようで先週末には寮生活を始めているためにここ数日は母親と2人での朝食となっていた。
「「いただきます」」
この家の朝食は基本和食である。
父親の意向によるものだが少女も、また母も和食派なので問題はない。
唯一姉だけはパンが良いようで学園では主にパンを食べているーーー
というのは少女の2つ上で自分の従者の姉にあたる姉の従者の話だ。
『世界初のISの男性操縦者である織斑一夏さんが今日、IS学園への入学式をむかえます』
テレビから流れる朝のニュースは相も変わらず男性操縦者について話している。
男がIS学園に入学するということも相まってかここ数日はより報道量が増えている気もする。
IS学園の生徒代表としてコメントをとられたと姉が嬉々として連絡してきたのはいつだっただろうか。
「今日から学校だけど準備はできてるの?」
「大丈夫。大きいものは先週のうちに寮に送ったし今日持ってくものはあんまりないから」
ーーーなどと母親と他愛もない会話をしつつも頭の片隅をよぎるのは今朝の夢のことである。
「(織斑、一夏)」
心の中で呟くのは少女の大切な人の名前。
向こうが少女のことをどう思っているかはわからない。
覚えていない可能性だっておおいにある。
何しろ10年近く前の話だ。
それも15歳の10年前だ。
だからこそ、もし相手も自分のことを覚えてくれているのだとすれば………。
少女ーーー更識簪は、テレビの画面に映る想い人の写真を眺めながら、IS学園の制服に袖を通した。
どうでしょうか
第1話までは書き終わっているのでそちらは明日の同じ時間に予約投稿しておきます
“ここおかしいよ” とか “これどういうこと” 等ありましたら感想欄までお願いします
ではまた