ふたりのIS物語   作:ダニエラ♭

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どーも、ダニエラ♭です
ほんとは日曜夜には投稿するつもりだったんですけどね
忘れてました
すいません

前回に続けての4000字越え
これを安定して続けられるようにしたいですね
相変わらず最後が上手く纏められないのは自分の技量不足です
すいません

謝ってばかりなのもあれなので
どうぞ


激動の幕開けの第3話

「なぁ、いつまで怒ってるんだよ」

「別に怒ってなどいない」

 

 絶対に怒っている。

 明らかに顔が不機嫌なのだ。

 現在入学から2日目の朝。

 朝食を摂るため食堂にやって来たところなのだが………

 見ての通り隣にはどう見ても不機嫌な箒が。

 昨晩は色々とあったが同室なのは変えようがない事実のためこうして歩み寄ろうとはしているのだが朝からずっとこの調子なのだ。

 

「織斑くん、隣いいかな?」

 

 顔をあげると昨日昼食を一緒に食べた3人が。

 

「おお、いいぞ」

 

 どうあがいても会話の成立しないこの状況に疲れていた俺は喜んで許可を出す。

 

「織斑くんって朝からいっぱい食べるんだね」

「男子ならみんなこんなもんだろ。俺としては女子がそれしか食べないで平気なのか心配になるんだけどな」

「わ、私たちは、ねぇ」

「うん、平気かな」

「お菓子はよく食べるんだよー」

「ちょっと本音、それは言っちゃダメだよ!」

「お菓子の食べ過ぎは体によくないぞ」

「大丈夫大丈夫。考えて食べてる………よね?」

「俺に聞かれても困るんだが」

 

 そんな風に盛り上がっていると箒が席を立った。

 

「………織斑、私は先にいくぞ」

「ん?ああ、あとでな」

 

 このやり取りを見ていた3人から質問が飛ぶ。

 

「織斑くんって篠ノ之さんと仲いいの?」

「同じ部屋だって聞いたけど」

「ん、まぁ幼馴染みだからな」

「えっ、そうなんだ」

「じゃあじゃあ………」

 

 とここで食堂に実に聞きなれた声が響いた。

 

「いつまで食べている!食事は迅速に効率よく摂れ!遅刻したらグラウンド10周させるぞ!」

 

 千冬姉………否、織斑先生だ。

 この声を聞き食堂がにわかに慌ただしくなる。

 さて、学園生活2日目。

 今日も頑張っていきますか。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 現在授業は3時間目も中盤に差し掛かったところだ。

 教壇では山田先生がISの特徴について話している。

 

「もうひとつ大事なことは、ISには意識に似たようなものがあり、お互いの対話、つまり一緒に過ごした時間で分かり合う………というか、えーと、操縦時間に比例してIS側も操縦者のことを理解しようとします」

「つけ加えるならここが量産機と専用機の最大の違いでもある。じゃあどう違うのか、そうだな………オルコット、説明してみろ」

 

 当てられなくて良かった。

 教科書に書いてある範囲ならどうにかついていけるがこういう応用範囲になるとお手上げになる。

 というか千冬姉、教科書から逸脱しすぎではないのか?

 そんなことを考えている間にオルコットさんが立ち上がる。

 今度戦う相手のISに関する知識量をしる良い機会と思い耳を傾ける。

 

「えっと、専用機は今山田先生がおっしゃったように経験の蓄積がなされますが量産機の場合は乗るたびにその経験がリセットされる………ですか?」

「さすが候補生なだけはあるな。大体あっている」

「ありがとうございます。まあこのくらいはできて当たり前ですわ。そちらの無謀にも私に喧嘩をうってきたおばかさんのことはわかりませんがね」

 

 イラッときたが分からなかったのも事実なので何も言えない。

 

「オルコット、私語は慎め。今の説明に付け加えるなら量産機の場合そもそも経験を蓄積するパーツが組み込まれていないことが多いということだな」

 

 そういってオルコットさんを座らせるとなぜか俺の方に向き直った。

 

「そう言えば織斑、お前のISだが準備まで時間がかかる」

「は?」

「予備機がない。だから、少し待て。学園で専用機を用意するそうだ」

「えっ?」

 

 専用機がこの時期に?

 しかも俺の専用機?

 

「せ、専用機!?1年の、この時期に?」

「いいなぁ。私も専用機欲しいなぁ」

「やっぱり男の子だからかなぁ。あー、私も男に産まれれば専用機もらえたのかなぁ」

 

 俺が盛大に混乱している間クラスは絶賛大盛り上がりだ。

 

「本来ならIS専用機は国家あるいは企業に所属する人間にしか与えられない。だが、お前の場合は状況が状況なためデータ収集を目的に専用機が用意されることになった」

 

 データ取りか………。

 実験動物(モルモット)扱いされているようなのは不本意だが貰えるなら貰っておくにこしたことはない。

 春休みの数日だけでも俺が女性権利団体に狙われているらしいことは痛いほどよくわかったからな。

 最低限の自衛戦力だ。

 まあ乗りこなせなければ意味がないんだけれど。

 そんなことを考えているといつのまにか話題が箒のこととなっていた。

 箒が “あの” 篠ノ之束の妹であることがクラスに知れたようでそのことで盛り上がっているみたいだ。

 

「あの人は関係ない!」

 

 騒ぎの傍観者に徹していると突然箒が大声をあげた。

 箒に群がっていた女子たちも驚いたようで困惑に満ちた静けさが広がっていく。

 

「………大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられるようなことは何もない」

 

 まあ、しょうがないのかもしれないな。

 束さんのせいで箒は家族バラバラになったようだし。

 

「さて、授業を続けますよー」

 

 そう言えばまだ授業中だったのか。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「安心しましたわ。まさか量産機で対戦しようとは思っていなかったでしょうけど」

 

 休み時間が始まった瞬間に捕まった。

 目の前に立つのは腰に手を当てるお得意のポーズを展開中のオルコットさん。

 毎度毎度よく来るよな。

 もはや俺に気があるんじゃないかってレベルだ。

 残念ながら俺は叶わないと知りつつ初恋を追い続けることにしてるから付き合ってやることはできないんだ。

 まあ向こうにはそんな気はカケラもないだろうけど。

 

「ーーー点で専用機を………ってあなた、聞いていますの!?」

「ん?ああ、専用機の話だろ?聞いてる聞いてる」

「それならいいですわ。………つまりわたくしは現時点で専用機を持っているのですわ!」

 

 適当に答えたら当たっていたようだ。

 良かった良かった。

 

「つまりこのクラスで代表にふさわしいのはわたくし、セシリア・オルコットであることをお忘れなく」

 

 そういうと颯爽と去っていくオルコットさん。

 俺も飯にするかと思い辺りを見渡すと所在なさげに立っている箒を発見した。

 

「箒、飯食いにいこうぜ」

「私は………」

「他に誰か一緒に行かないか?」

「はいはいはいっ」

「あ、私もー」

「お弁当あるんだけど行ってもいいかな?」

「全然いいぞ」

「やった!」

 

 大漁大漁、入れ食いだ。

 

「私は………いい」

「えっ?」

 

 突然箒がそんなことをいいだすので説得しようとした矢先に教室の扉が音を立てて開いた。

 思わずそっちを見るとそこにいたのは千冬姉だった。

 

「おい、織斑と篠ノ之はいるか」

 

 っと俺たちを探していたみたいだ。

 

「織斑先生、こっちです」

「まだ教室にいたか。良かった」

「なんですか?」

「2人に話がある。ついてこい」

「わかりました。………ということだから一緒に昼行けなくなった。悪いな」

 

 千冬姉についていく前に女子たちに謝っておく。

 

「了解」

「しょうがないね」

「ほら、早くいかないと怒られるよ」

「ああ、そうだな。じゃあまた今度にでも」

 

 そういって教室の外で待ってくれていた千冬姉と箒の元へと急ぐ。

 

「こっちだ」

 

 行き先を知らされないまま俺と箒は千冬姉に連れられ歩いていくのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 千冬姉に連れてこられたのは食堂だった。

 食事を手に4人掛けのテーブル席に腰を下ろす。

 

「時間もあまりないから食べながら話すぞ。………なんで呼ばれたか心当たりはあるか?」

「いえ、ありません」

 

 即答する箒。

 

「織斑はどうだ」

「あるにはあります」

「なんだ、言ってみろ」

「えっと、俺が男だからですか?」

「馬鹿野郎。それだと篠ノ之を呼ぶ必要がないだろう」

 

 あ、そうか。

 

「他にはないか?」

「………ありません」

「そうか………。寮の扉、と言えばわかるか」

 

 俺の首筋に汗が一筋流れ落ちる。

 横目に見ると箒も青白い顔をしている。

 

「その反応を見る限り心当たりはあったようだな」

「すいませんでした」

「あれほど問題をおこすなと言っただろうが馬鹿共め。………まあ起こってしまったことは仕方がない。この件についてはおいおい罰するとして」

 

 やっぱり罰があるのか。

 

「今重要なのはお前らの今後についてだ」

「どういうことですか?」

「このままだと何枚のドアが壊されるか分からないからな。IS学園の予算だって無尽蔵な訳ではないんだ。ドアの修理にばかり使ってはいられないからな」

「はぁ」

「じゃあどうするんですか?」

「今朝の会議でお前たちの部屋を変更することが決まった。もちろん2人は別室だ」

「ま、待ってください!昨日はたまたま喧嘩になっただけでもうこんなことにはなりません!大体昨日は一夏が悪いんです。一夏がデリカシーのないことを………」

「昨日はたまたまと言ったな。じゃあ聞くが昨日は同室になって何日目だ?これが数ヶ月で初めてならまだしも初日からとなると我々も今後のことを考える必要がある」

「っ………。一夏、いつまで黙っているんだ。お前からも何か言うんだ」

「何かっていわれてもなぁ。俺は別に部屋が変わってもいいと思ってるしな」

「なんだと。一夏は私と同室が嫌だと言うのか!」

「別にそうは言ってないだろ」

 

 実際半分くらいはその気持ちも含まれてるんだけどな。

 流石に毎日のように木刀を振るわれるのは勘弁だ。

 千冬姉は知らないようだが朝食前にも一騒ぎ起こしてるからな。

 確実に今後も部屋は壊れるだろう。

 

「じゃあ私と暮らすのが不服だと言うのか!」

「そこまでにしておけ、篠ノ之。お前は少し感情的すぎる。もっと落ち着け」

「千冬さん、でも!」

「織斑先生だ馬鹿者め。まあこのことは学園としての決定事項だ。今さら何を言おうが変更はない。篠ノ之は今の部屋を1人で使え。織斑は放課後に私のところにこい。荷物をまとめるのを手伝う」

「わかりました」

「う………わかりました」

「では私は行くぞ。お前たちも授業に遅れないようにな」

 

 まさか2日目から部屋が変わるとはな。

 箒はともかく新しい同室の人には悪いことをしたかもな。

 事前に了承していたとしてもまさかここまで早く部屋が変わるとは思ってないだろうし。

 そう思いつつふと時計を見るともう1時を10分も過ぎていた。

 5時間目は15分からだから………

 

「おい箒、急ぐぞ!」

「なんだいきなり。大体お前が千冬さんに何も言わないからーーー」

「そんなことより時計見ろ時計!」

 

 そこまで言ってようやく箒もことの重大性に気づいたようで物凄い勢いで箸を動かし始めた。

 

「「ごちそうさまでした!」」

 

 食べ終わったのはほぼ同時。

 時計を見ると………まだ間に合う!

 

 こうして慌ただしい2日目の午後が始まっていった。




はい、どうでしたか?
そろそろ簪さんをだしたかったりする
多分次では出せるんじゃないかなとは思いつつも自信がない
ほんとは今回で出すつもりだったし
もっといえば前回で出すつもりだったし

さて、一夏君の新しい相部屋の相手は誰になるのかな(すっとぼけ)

まあ色々とと言うべきことはあるかもしれませんがとりあえずはここまでで
では感想評価誤字脱字その他質問等ありましたら感想欄までよろしくお願いします
ではでは
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