武林の誉れに恋しなさい!   作:水華

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書きたかった武神 VS 神殺しの為、気の向くままに妄想、そして暴走!!
なんとか収拾を付けようとキャラを投入していたら・・・アレ?

ちょっとカオス!?


武神 VS 剣の王

―武神side―

 

剣を取り出したドニ、その(たたず)まいを目にした百代は内心で冷や汗を流した。

【構えて無いようで構えてる?全然隙が無いじゃ無いか♪】

 

「来ないのかい?なら僕から行こうか」

「!?」

本能に従い横に跳んで回避するといつの間にか接近していたドニの凶刃が横切った。

「へ~なら(これ)はどうかな?」

 

再度接近したドニに反応が遅れた百代は全身を切り刻まれてしまい周りのギャラリーから悲鳴が上がる。

「・・・川神流、瞬間回復!」

全身の細胞を活性化させて新陳代謝(しんちんたいしゃ)(うなが)し、受けたダメージを消し去る。

 

「お~それは?」

「川神流の奥義、瞬間回復だ!」

ドニの疑問にドヤ顔気味に答える百代。

「でもそれ回数制限有りそうだよね?使えなく成るまで切り刻めば僕の勝ちかな?」

「・・・・・・」

確かに百代の瞬間回復は気の総量的に50回、他の技に気を消費してないとの条件は付くが可能で、例え消費したとしても25回以上は可能の本来で有れば絶望的な数値だ。

だが目の前の男にはそれを削り切るだけの技量が備わっている。

 

「でもちまちま刻むのも詰らないし僕も見せてあげるよ」

瞬間回復の弱点とも言えない弱点を言ったドニは面白く無い事を理由に手札を一枚切る事にした。

「ここに誓おう。僕は、僕に斬れぬ物の存在を許さない。この剣は地上の全てを切り裂き、断ち切る無敵の(やいば)だと!」

まるで世界に対して喧嘩(けんか)を売るように宣言すると右手が金属の様に銀色に輝き、その光りが剣に浸透していく、やがて右腕と剣が銀光(ぎんこう)に染まった。

 

【これは!?】

以前の戦いで十勇士の長宗我部宗男(ちょうそかべむねお)や松永燕が使った技、それと同じ物を感じた百代は好奇心を刺激されドニに問い掛けた。

「なんだそれは?」

「翠蓮は斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー)とか言ってたかな?、僕と彼女との(闘争)の証さ♪」

要領(ようりょう)を得ないドニの説明を補足するとまだ権能を知らなかった頃に剣術を(きわ)める為に強者を求め翠蓮に挑んだ、そして追い詰められた時にドニは全てを切り裂く魔剣の権能、斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー)掌握(しょうあく)したのだった。

 

「?なんか良く分からんがヤバそうだ」

右腕、そして剣から感じる威圧感から一先ず考えるのを保留し警戒レベルを上げる百代だった。

 

◆◆◆◆◆◆

 

「!?そ、そんな有り得ない!」

「ど、どうしたのまゆっち?」

右腕と剣に銀光(ぎんこう)(まと)ったドニを見た由紀江が驚愕(きょうがく)しており、それにモロが問い掛ける。

「先程まで(なまくら)だったドニさんの剣が業物の名刀に変わりました。」

『どんな手品を使ったのかオラにもさっぱりだー』

『『『!?』』』

「なぁクリスはドニさんと同級生だったよな?」

「あぁ、でも私はあんなの知らんぞ!」

取敢(とりあ)えず一流の使い手と一流の武器が(そろ)ったて事になるね」

「はいその通りです」

京の確認に由紀江は同意する、一流の使い手が一流の武器を求めるのはその技量に耐えられるのが一流の武器だけだと知っているからだ。

そしてその二つが揃う意味を分からない者は居なかった。

「えっ良い武器になったら何か変わるの?」

『『『・・・』』』

訂正、一人以外分からぬ者は居なかった。

 

◆◆◆◆◆◆

 

「さて百代、(これ)は何でも切り裂くが、それだけじゃない!」

ドニの持つ剣が纏っていた光が銀から紫へと変わる。

「行くよ百代」「!?」

次の瞬間には目の前にいるドニの斬撃を直感を頼りに(かわ)す事で致命的なダメージは回避するも完全に避け切る事は出来なかった。

 

「くっ!!だが、瞬間回復!...なっ!?」

いつも通り瞬間回復でダメージを消そうとした百代、だが発動し気を消費しているにも関らずダメージが消える事は無かった。

「僕の剣は何でも切り裂くだけじゃない、能力を付与する事も可能なんだ。」

「何だと?」

「例えば今みたいに簡単に治癒(ちゆ)しない傷だったり」

ドニは百代に向かって剣を振り下ろす、しかし今までと違って予備動作の有る通常の唐竹割(からたけわり)だった為、百代は簡単に躱す、そして地面に剣先が触れると地面が(はぜ)ぜた。

「くっ!?」

その爆風に(あお)られて後退する。

「こんな感じで爆発させたりね」

そう言ったドニの剣は赤く発光していた。

 

「フフ、ハハハ、面白いぞ!、こんなあっさり破られるなんて♪」

奥義が破られ追い詰められる、でもソレが嬉しくて(たまら)らない戦闘狂は歓喜(かんき)するだけだった。

 

「それならコレはどうだ?、かわかみ波!」

両手を合わせて(ぼう)戦闘民族の様なエネルギー砲を放つ、斬られたらヤバイのなら近付かずに倒せば良いと考えた百代だった。

「甘いよ!」

しかし『剣の王』は伊達(だて)ではない、(せま)り来るエネルギーの奔流(ほんりゅう)を銀色に輝く魔剣で切裂いた。

 

ただ、位置関係が悪く百代が川側、ドニが土手側だった為に切裂かれて2本になったエネルギー砲は観戦していたギャラリー、川神の生徒や風間ファミリーに向う。

迫り来る暴力に悲鳴が上がる、逃げる者、唖然と立ち尽くす者でパニックに成る生徒達。

 

そして直撃する寸前。

「川神流、無双正拳突き!」

(かな)でろイル・マエストロ!」

片方を川神鉄心の拳、もう片方をサーベルだが()が異様に長い薙刀(なぎなた)のような得物(えもの)を持った銀髪の乙女がそれぞれ弾いた。

 

「リリィ!」

「久しぶりクリス、間に合って()・・・」

 

銀髪の乙女はクリスの友達、リリアナ・クラニチャールだった。

「?どうしたのだリリィ?」

「えっと愛し合うのは素晴らしい事だと思うぞ!うん、だが時と場合は考えた方が私は良いと思う///」

顔を赤くするリリィの視線の先には風間ファミリーの面々が居るのだが、迫り来る百代のエネルギー砲に対してモロは立ち尽くしクリスとワン子は腰を落として防御体制をとり、そんな彼等を由紀江は一歩前に出て守る様に立っていたが、モロと同じく唖然としていた大和を京がドサクサで押し倒し抱き着いていた。

「もう、大和ったら大胆(だいたん)なんだから♪でも大和が望むなら私は何時(いつ)でも良いよ♪」

「!?み、(みやこ)?ちょっと待て!顔を近づけるな!!」

再起動した大和はキスしようとしていた京を押し退けて退避する。

どうやら貞操(ていそう)(まも)れたようだ。

 

「まぁカップルの事は良いとして、そこの彼は大丈夫か?完全に防いだと思ったんだがすまないクリス」

防ぎ切れなかったと勘違いをするリリィにクリスは(あわてて)てて説明する。

「違うぞ!リリィのせいでは無い、ガクトはアレだ団子の串にやられたのだ!」

「?クシって串団子(くしだんご)の串?」

「そうだ!」

リリィは可哀相(かわいそう)な者を見る目でガクトを見ながら(つぶや)く。

「そうか、人は見掛けに()らないとも言うが彼は見掛けと違って貧弱なのだな、倒れないよう気にかけておこう。」

「そうなのか?、うむ騎士として私も気にかけよう!」

「いやいやクリス、ちゃんと説明してやれよ、それとカップルじゃ無いからな!」

天然を発揮(はっき)する二人に大和がツッコミつつも京との仲を否定するが、(むし)ろ事態は悪化した。

 

「!?なんと、付き合っても居ない女性を押し倒すとは野蛮な、騎士として見過ごせんぞ!」

剣呑(けんのん)な雰囲気でいつの間にか通常の柄の長さになったサーベルを構えるリリィに慌てて弁明する大和、このままでは婦女暴行犯と言う無実の罪で成敗されそうだから必死だ。

「それも違う!誓って押し倒して等いない!!」

「......」

「本当だって!あれは京から襲って来たんだ!!」

「そうなのか?」

リリィは襲われた(※と思っている)女性、椎名京に問い掛けた。

「大和、私が欲しいなら素直に言って!大和になら押し倒されても私は受け入れるよ?」

「や、やっぱり有罪(ギルティ)でわないか!なんと破廉恥(はれんち)な!」

「だから違う!」

 

「なに、このカオス?」

百代のエネルギー砲によるショックからようやく立ち直ったモロだったがあまりにも混沌(こんとん)とした状況にツッコミのキレが()える事は無かった。

 

―鉄心side―

 

同じ頃、闘っていた二人の所には川神鉄心が乱入していた。

「何をやっとるんじゃモモ!(あや)うく生徒達に死傷者を出すとこだったんじゃぞ!」

「うっ、だがジジイがいれば大丈夫だろ?さぁドニ続きをやろう♪」

「たわけ!許すわけないじゃろう!」

「また邪魔をするかジジイ」

戦いを邪魔された百代は鉄心を(にら)み付ける。またもや御預(おあず)けかと思われた時、ドニが言葉を発した。

「なぁ百代、この元気なジイさんは誰?」

「あっああ、ジジイは川神院の総代だ。」

「へ~僕は構わないよ、三つ(どもえ)ってのも楽しそうだしね♪」

「なんじゃと!?」

「!?成程、それも良いな♪」

 

ドニの言葉に驚愕するのも一瞬、百代は獰猛(どうもう)な笑みを浮べた。

「やれやれ、困ったのぉ」

闘気を(みなぎ)らせる二人にをどう説得するか思案する鉄心だったが、案が思いつかなず、嘆息(たんそく)するのだった。

 

―リリィside―

 

「はっ!こんな問答をしている場合ではないクリス!」

闘気の高まりを感じてある事を思い出たリリィはクリスに声を掛けた。

「なんだリリィ?」

「ちょっと待ってくれ君は誤解している!」

尚も誤解を解こうと必死な大和だがソレよりも優先する事が有るリリィは一喝(いっかつ)して話を進める。

「ええい、その話は後だ!クリスここの人々の避難を手伝ってくれ、このままではあの二人の戦いに巻き込まれる!」

「!?市民を守るのも騎士の務め!分った協力するぞ」

戦いに巻き込まれない様に避難させようとしたリリィとクリス、しかし其処に待ったを掛ける者が。

「ちょっとクリ、避難ってもう戦いは終わりでしょ?」

「そ、そうだよね、いくらモモ先輩でも流石にね」

「「・・・」」

ワン子は鉄心も来た事で単純に終るものと思っておりモロも周りを巻き込む事は無いのではと言うが、気を扱える京と由紀江は終る(どころ)(むし)ろ激しさを増しそうなことを感じとっていた。

 

「いえ、リリアナさんの言う通りです。二人の闘気が高まっているので恐らく続くかと。」

『ありゃ、止まりそうにねぇわ』

「姉さん...」

由紀江の分析により風間ファミリーも事態を把握(はあく)し、リリィの指示に従って生徒達を避難させ始めた。

 

◆◆◆◆◆◆

 

河川敷では3人が一定の距離を保ち三つ巴の様相(ようそう)(てい)してはいるが、闘気を高めているのが二人だけの直にでも崩れそうなものだった。

そして最初に動いたのはドニ!

「そうだ!どうせだったら皆参加させてバトルロイヤルにでもするかな」

流れるような動きで右手の剣を左肩に(かつ)ぐように持上げると袈裟懸(けさが)けに緑色に(かがや)く刀身を振り下ろし、その射線上、に有った変態橋の一部を切裂いた。

「おっ、やっぱり居たね」

切裂かれ場所より2つの人影が飛び出した。

「ファック、あぶねぇなこのヤロウ!」

隠行(いんぎょう)には自信が有ったのですが」

 

人影は九鬼の従者で序列15位、金髪ポニーテイルのメイドさん?なステイシー・コナーと同じく序列16位、黒髪短髪のメイドさん李 静初(リー・ジンチュー)だった。

 

「ん~なんとなくかな?」

「勘ですか勘弁してください。」

「ハハハ、ごめんね」

「...ステイシー笑って貰えました♪」

「...おい何もこんな時に駄洒落(だじゃれ)を言わなくても、てか気付いてないだろあいつ!」

ギャグが趣味の李 静初(リー・ジンチュー)が笑って貰えた事に喜んでいるが、ドニはギャグに気付いた分けではない。

 

「おぉ九鬼の従者は精鋭って話しだし私は良いぞ♪」

「橋まで壊しおって・・・」

「おっ!百代あと一人追加だ♪」

元気にドニがそう宣言すると学園側より超高速で飛来する何かが。

「やり過ぎだ小僧、ジェノサイド・チェーンソー!」

飛んで来たのは序列0位、ヒューム・ヘルシングだった、そのままドニに雷を纏った蹴りを叩き込むが、ドニは黄色に輝く魔剣で防いだ。

 

「相変らず元気なジイ様だ」

「おい、あのクレイジー野郎ヒュームのじじいの蹴り防いだぞロックだぜ!」

「えぇ初めて見ました。」

 

「おいおい、ドニだけ楽しんでずるいぞ私も()ぜろ♪」

その様子を見ていた百代が我慢出来なくなって突っ込む。

 

此処(ここ)にバトルロイヤルの火蓋(ひぶた)がが切って落とされた。

 




岳人が気絶して終っていたので起すのも面倒臭いとそのまま進めたら何か可哀想な人になってしまった。

武神は原作より少しだけ強化しています。

設定集よりドニの権能の設定は下記になります。
斬り裂く銀の腕(シルバーアーム・ザ・リッパー)
右腕が銀色に輝き、握った物体に気を纏わせ全てを斬り裂く必殺の魔剣へと変える。
気の具現化で超重量(300kg以上)を持つ刃渡り8m弱の大剣に変形できる。
刃に様々な能力を込めることができ、下記の様な剣技の枠を超越(ちょうえつ)した芸当が可能となる。
 ・銀色:効果なし。
 ・紫色:簡単に治癒しない魔性の傷を与える。
 ・黄色:気で編まれた技を斬り裂く。
 ・青色:一太刀で対象を八つ裂きにする。
 ・赤色:斬りつけただけで敵を爆発させる。
 ・緑色:遠くの塔や50m先の軍勢に斬撃飛ばしてまとめて一刀両断する。

能力付与中の色は弱体化の一環で達人なら付与された能力が分れば対処も可能かな?との理由です。

収拾が付かなくなったので次回は大乱闘に為りそうです。
・・・久々に大乱闘スマッシュブラザーズやりたいな
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