オリキャラが複数出ていますがモデルとなったキャラとの共通点もそれなりに残ってる・・・かな?
ロザリオとバンパイアを知ってる方には何と無く伝わると思います。
中国の
【あれ?ここどこ?取り敢えず・・・】
起き上がって周りを確認しようとするも意志に反して体が言うこと聞かなかった。
【あ、あれ?起き上がれない、だ、誰か~】
「あう、だ~」
【!?い、今のは?】
人を呼ぼうとして声を出したつもりが舌足らずな幼い声が聞こえてきた。
【まさか...】
視線を下に下げるとそこには小さな赤子の手が有りグッパと握ったり開いたりを思うとその通りに動いてしまった。
【な、なに~~~~】
「ダダ~~~~オギャーーー」
ショックの余りパニックに陥ってしまい心は混乱、体は大絶叫をあげた。
「まぁ、どうしたのスイちゃん?」
そこに母親らしき人物が現れた。
チャイナドレスの様な服に艶の在る黒髪をお団子に纏め、黒曜石の様な綺麗な目をした絶世の美女だった。
【だ、誰~】
「ウギャ~」
「お~よしよし大丈夫でちゅよ~」
女性は赤子を抱き上げ、背中をさすり安心させようとする。
【うっ、眠気が...】
◆◆◆◆◆◆
暫くたってパニックも治まった主人公はまず現状についての考察を始めた。
【う~ん、二次小説等で良くある神様転生ってやつだよな?でも俺、神様に会って無いしそもそも俺は誰だ?】
自身が転生者で在ることには気付いたが、神様に会った記憶が無く、そもそも自身の名すらも失われていた。
唯一男だった事と前世の知識のみ覚えていた。
【そして今は・・・】
次に今の体について考える、まずは男の象徴が無かった、
両親について考える、母親の名が
【うん、まだ決め付けるには早いよね】
母が武術家で父が方術使い・・・
【ま、まだ大丈夫・・・】
そして
【はいアウト!
「う、あ、う、だ~」
【はぁ~まつろわぬ神と闘うのか~てか神殺ししないと第二?の人生終了かな・・・よし!鍛えよう!!幸い羅濠教主ってとんでもなく武術の才能が在ったよね】
現状の考察を終えて、主人公
◆◆◆◆◆◆
そして時は経ち6年後、六歳になった翠蓮は母の武術と父の方術を学んでいた。
「母上~!」
「何です
「は、はい失礼しました、老師!」
「フム、それでどうしたのです?」
「はい、
「良いでしょう、
「はい!」
その後、一通りの套路を終えた翠蓮に翠鈴は評価を下す。
「確かにそれなりに功夫を積んだようですが、全然なってません!羅家のひいては
お手本として披露した翠鈴の套路は翠蓮と比べ動作の細部に至るまでが洗練され、全体的に舞っているかの様な
【・・・・・・】
「こんな所ですか、翠蓮に合せて加減はしました、しかと目に焼き付け3日以内に修めなさい良いですね?」
「・・・っえ?」
演舞に見とれていた翠蓮は突然の宣言に思考が追い付かずに呆けてしまう。
「師に二度も言わせようとは何事ですか!」
「!?」
翠蓮の体が宙を舞う、自然な動作でいつの間にか隣にいた翠鈴に投げられていたようだ。
【ス、スパルタ過ぎる!てか母上が原作の教主の様だ・・・母上もツンデレ?】
「・・・今変なことを考えましたね?」
「い、いやえ~と」
「問答無用!」
またも投げられ宙を舞う事になってしまった。
必死に功夫を重ね3日目に何とか及第点を貰えたが、翠蓮の中で強く成る為には母上や原作教主のように成らなければとの間違った認識が生まれてしまった。
◆◆◆◆◆◆
方術の修行をしている時の何気ない疑問から翠蓮は蓮明に質問を投げ掛けた。
「父上、まつろわぬ神ってどのような感じでしょうか?」
「ん?、まつろわぬ神とはなんだ、まったく聞いた事無いが」
【あ、あれ?まつろわぬ神が居ない?中国での名称が違うのかな・・・】
「え~と、神話から抜け出して災害を振り撒く感じの存在だったと思います?」
「・・・聞いた事は無いな、でも面白い考えだその定義だと武神がまつろわぬ神だったりしてな」
冗談だと笑う
【まつろわぬ神が居ないって事はカンピオーネの世界じゃないのか...じゃあ何の世界だ?父上の話で出て来た武神ってそもそも何だ?】
「あの父上聞いても良いでしょうか?」
「なんだね翠蓮?」
「武神ってなんですか?」
「おや、翠蓮はまだ知らなかったか、日本国の川神院総代川神鉄心のことだ」
【川神・・・鉄心・・・!?マジ恋かー!】
修行が終った後に情報収集と整理をした翠蓮は此処がマジ恋の世界で在る事を確信し、まつろわぬ神々と言う死亡フラグが回避出来たことを密かに喜んでいた。
◆◆◆◆◆◆
そして時は流れて8歳になった翠蓮は父に連れられて
【わ~原作殆ど覚えて無いけど梁山泊にも原作キャラ居たよね?会えるかな~】
本人はミーハーな事を考えていたりするが、梁山泊と
「へ~あれが
そんな翠蓮を木の上から見下ろす影があった。
「ようこそ梁山泊へ、案内を務めさせて頂く天英星が
門を
「
「して、そちらは?」
花栄は蓮明の横に居た翠蓮に視線を向けながら問う。
「始めまして羅翠蓮と申します。」
翠蓮も包拳礼をしながら返答した。
「ほぉ、噂の次期総帥筆頭ですか・・・なかなかの功夫ですね」
「
「それでは蓮明総帥、翠蓮殿参りましょうか」
一通りの雑談を終えた3人は花栄の案内で応接の間へと通された。
「よう来てくださった蓮明総帥!」
「お元気そうでなによりです、
梁山泊の総頭領を勤める白髪を頭頂部で
「始めまして羅翠蓮と申します。」
「なるほど翠鈴によう似とる」
「母上をご存知なので?」
「なんじゃ蓮明総帥、娘に教えておらんのか?」
突然母の名前が出た為、疑問に思って問い掛けると宋江は驚いた顔をして蓮明に問い掛けた。
「宋江総頭領、教えないのでは無く話す機会が無かっただけですよ」
「そうか、ならば問題ないな」
蓮明の回答に宋江は頷き改めて翠蓮へと向き直った。
「
カミングアウトされた内容に翠蓮は驚きを隠せずに唖然とした表情になってしまった。
【えっ?】
「まぁ早い話し、禁断のと言う奴じゃな今では和解して両組織の橋渡しになっとるが当時は大変じゃったわい」
そう言って宋江は朗らかに笑った。
「ではこちらも紹介するかのぉ、花栄よ
宋江の言葉を遮り柱の陰から何者かが飛び出して来て、手にしていた
「!?」
しかし、流れるような連続技にも関らず何者かは見切っていたようで肘で防ぎ反動を利用して距離をとった。
「ハハハ、我の見込んだ通りなかなかの手錬じゃ♪」
距離が開き動きを止めた事で何者かの
「これ、止めぬか猿よ!」
嬉しそうに笑う何者かを宋江が注意するが反省の色は見えない。
「良いではないかジジイ、我と互角に渡合える者等めったに居らんて、体が疼いて仕方が無いんじゃ」
【な、なんなんだこの子!?戦闘狂かよ!てか何処かで見たような・・・】
いきなりの戦闘で混乱しながらも冷静に相手を観察する翠蓮、どうやら翠鈴の
「全く、後で舞台を調えてやるから今は我慢しとれ」
「・・・絶対だからなジジイ!!」
溜め息を付きながら提案した宋江に渋々従い、構えを解いた。
「あれ、えっ?何事ですか!!」
「また
「あっ!可愛い子が居る」
其処に遅れて
「おお、来たか!蓮明総帥そして小翠蓮、紹介しよう次代の梁山泊を担う者達じゃ、林冲から挨拶せぇ」
「え~と、天雄星の林冲と申します。」
次にリボンを使い髪を左右で纏めた女の子が前に出る。
「わっちは天微星の史進、ところでこいつらだれよ?」
自己紹介をしながらも気になっていた事を問う史進に悪戯を思いついた顔で馬鹿猿と呼ばれていた少女が声を掛けた。
「ククク、まぁ慌てるな猪娘、直に分かるから待て」
少し、ムッとした史進だったが、部外者の手前我慢した。
「次はアタシだね、天暗星の楊志、そこの子の名前が気になるかな・・・あとパンツも」
髪を後で1房に纏めた女の子が挨拶をして翠蓮に視線を送り、最後はボソッと呟いたが近くに居た面々には聞こえていたらしく変態にうんざりとしていた。
「最後は我じゃな、よう聞けい!
芝居がかった口調で紹介をした孫悟空に翠蓮は別の意味で驚いていた。
【孫悟空って水滸伝に全く関係ないじゃん!!、って言うか見た事在ると思ったら万里谷ひかりに憑依した時の斉天大聖じゃん、まつろわぬ神じゃなくて人?マジ恋だけじゃなくてカンピオーネも混ざった世界?】
表情には出さずに内心でひたすら混乱を続ける翠蓮を他所に自己紹介が続く。
「よろしく頼む梁山泊の若き武侠達よ、
「えっと、娘の翠蓮と申します。」
翠蓮の中で折合いが付き混乱が収まった事で問題なく自己紹介が出来たが、別の所でも混乱が発生していた。
「え?え~飛鳳門の総帥と娘~!」
「ククク、史進よ他所の組織とは言え総帥をこいつ呼ばわりして良いのかな~」
慌てる史進を悟空が意地の悪い笑みを浮べながら
同じ中国なので梁山泊と絡めてみました。
それと強く成る為には良い師と
次回はバトルメインで行きたいと考えてます。