僕は昔から平凡な人間だった、勉強も運動も人並み、クラスでも目立つ存在ではなくましてや何か隠れた才能があるわけでもない、どこにでもいる人、だけど僕には死ぬまで隠し通そうと決めている秘密がある、その秘密ができたのは僕、結城和馬が音ノ木坂学院に転校する3日ほど前の日の出来事。
「今日でこの学校や町ともお別れか、まぁクラスに友達と呼べる人がいなかったし思い出の場所とかもなかったからなのか不思議と寂しくはないけどね」
この日僕は、この町で過ごす最後の日だというのにいつもの日課である昆虫観察をしに近くの山まで来ていた。
「さて、今日は何か珍しい虫に会えるかな~♪」
今日はこの町で過ごす最後の日という事で入ってはいけないといわれている狂蜘蛛山まで来た。
「せっかくまたこんな所まで来たんだ、なんとしてでもあの事を教えてもらわなくては!」
僕が住んでいるこの蜘蛛糸村にはある言い伝えがある、それは『狂蜘蛛山にいる赤黒い蜘蛛に触れてはならない』というものだった、僕が小さい頃、祖母に言われた時ふと疑問に思った『なんで触っちゃだめなんだろう』この時はまだ小さかった僕にとっては素朴な疑問だった、そしてその日の夕方僕は一人で狂蜘蛛山へと向かった。
そして、僕は言い伝えの蜘蛛に出会ってしまった。言い伝えに出ていた蜘蛛は蜘蛛というよりかは人の形をした化け物と呼んだ方がわかりやすいなにかで、そしてその化け物は1匹ではなく2匹いた、片方は赤く体が武器に変わっている化け物、もう片方は黒く筋骨隆々で特徴的な舌を持つ化け物、その2体の化け物はただひたすら自らの強さを主張するかのように戦っていた。幼かった僕はその光景を見てあとずさりしたがその時に運悪く枯れ枝を踏み折ってしまった。
パキッ
「「!?」」
終わった・・・
枯れ枝を踏み折り、乾いた音がすると同時に2匹の化け物はこちらに気づいた、マズい、今逃げなくては確実に死んでしまう、僕がそう強く感じた時にはもう脇目もふらず逃げ出していた。
早く、早く逃げなくちゃ、あの化け物達から少しでも遠ざかるんだ!なるべく人気のある所へ!
逃げ始めてから3分程したが後ろから化け物達の声が聞こえてこないのでスピードを落とし後ろを確認した。
そこに化け物達の姿はなかった。
そこで、僕はずっと走り続けていたせいかかなりの体力を使ったのともう山から出られるという安心感からか不意に上を見た、いや見てしまった。
ッッ!?
確かに後ろにはいなかった、だが上は確認していなかった。人間は基本前を見ながら後ろを見る事はできない、そのせいか幼い頃の僕は、後ろを確認しただけで‘‘上,,を確認するのをわすれていた、そう、赤の化け物が潜んでいた‘‘上,,を。
「ウァァァァァァ!」
今度もまた脇目もふらずに逃げ出そうとした、が時すでに遅し逃げ出そうとしたその時には
ザグッ
化け物の腕が僕の胸に深々と突き刺さっていた。
最初の投稿いかがでしたでしょうか、スパイダーマンを本当に愛してるという方々にとってはこれからオリジナルの設定を追加していきますのでそこは目を瞑っていただきますようよろしくお願いいたします。
あとは読んでくれた方へ、今回は読んでいただきありがとうございます!これから頑張って続けていくつもりですのでよろしくお願いします!