「ぐあっ、がふっ!」
痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い今僕の頭の中にあるのはこの2つの感覚だけだった。
胸を見ると化け物のまるで槍のように尖った腕に貫かれているのをしっかりと確認できた、なぜこんなに深々と貫かれているのにまだ意識がありこんなに冷静に今の状況を分析できているのかはわからないが、この状況をなんとかできるのは今しかない!
そう思い僕は、激痛を耐えながら体を前へと進め無理やり体から化け物の腕を引き抜いた。
「くっ!痛い痛い痛い!けど!ここで殺されるわけにはいかないんだ!」
痛みを紛らわせるために叫びながら数メートル先の山からの出口まで走り出す。
しかし化け物も逃がす気はないようでまるで楽しんでるかのように満面の笑みを浮かべ追いかけてきた。
「ハァハァ、あと、一分張り!」ガクッ
「キィィィィィィィィ!」ヒュッ ガスッ
「うっ、危かった…」
僕の膝がとうとう限界に達し膝をついた瞬間僕の頭の上を化け物の腕が突き抜けていった。
そしてその先にあった大木に深々と突き刺さった。
(よし、今がチャンスだ!)
「動けぇぇぇぇ!」
最後の力を振り絞りついに山の外すなわち人の往来がある所まで出た。
が、そこにいつもの人の往来はなくとても静かだった。
「え、そんな…」ヒュッ ズドッ
「クカカカカカカカ!」
(くそ、またこの感覚か…)
(きっと、後ろではあの化け物は嬉しそうにしてるんだろうな)
(嫌だな…まだ死にたくないな…)
そしてどんどん意識が遠のきそれを手放そうとした時その声は急に飛び込んできた。
「グアッ、やめろ!カーネイジ!」
『まったく、貴様には失望したぞ俺が眠ってる間にヴェノムに挑んで返り討ちに会うわ、こんな子供に八つ当たり、しかもこんなに時間をかけて…』
「なぁ、やめろよ!ずっと一緒に殺しをしてきたパートナーだろ?なぁ!」
『パートナー?もうそんな事はどうでもいい、それに今まで殺してきた奴らは皆犯罪者達であってなんの罪もない子供ではない』
「くそっ!だが、俺を殺したらお前は誰に寄生して生きていくつもりだ?俺ほどお前と相性のいいやつはいないんだろう?」
『その事なら心配いらない、貴様よりも相性のいい人間をたった今見つけたところだ』
「なんだと!?いったい誰なんだそいつは!」
『だからいってるだろう?たった今見つけた、と』
「たった今って、まさか!?」
『そう、この子供だ』
(クソ!まずい、俺より相性がいいということはもう、カーネイジは平気で俺を殺せる…
ならば、俺より相性がいい奴を消せばいいだけのこと!)
「死ね!」ヒュッ
『させると思うか?』ザクッ
「ぐあぁっ!」ドサッ
(うぅ、いったい何があったんだ、)
そして段々意識を取り戻して視界がしっかりした僕の目に飛び込んだものは
『どうやら意識はハッキリしているようだが、大丈夫か?少年』
さっきとはまったく違う感じの化け物だった。
さて、今回カーネイジが出てきましたが他にも2,3キャラスパイダーマンの原作から出す予定です。
お気に入り登録をしてくださった神崎 蒼衣さん
感想をくださったスパイダーマソさん
ありがとうございました!