魔法科高校の劣等生 エスペランザ・アルエット 作:イェーレミー
私の最初の記憶は幼なじみの男女二人とガンダムを一緒に見ていた。男の子が勧めてくれたのだが、元からロマンが好きだった私はガンダムにのめりこんだ。
それからは、時間のあるときはずっとガンダムを見続けた。幸いにも、私の父は大事業家だったためお金には困らなかった。映画だけでは飽きたらず、アニメやOVAまで買い探して、気付いた時には自分の部屋の棚にズラリとガンダム作品全てが並んでいた。
一番好きなのは00の刹那・F・セイエイだった。初めて見たときから、「彼のような存在になりたい」と思った。必死で00を見返し、セリフを覚えるようにした。だが、完全記憶なんてものはできなかったため、素直に諦めた。 そもそも、性別が違う時点で少し諦めてはいたが。
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その頃から不思議なことがあった。今まで母に教えてもらっていた魔法がある日突然一回でマスターできたり、自分でCADを作ることができたり・・・・・・・・・・・・・・と。
最初は才能が開花したのか、調子がよかっただけなのかがわからなかった。しかし、あまりにも出来すぎていたため、嬉々としていた感情は恐怖に、疑念に変わっていった。
そして10歳の時、魔法を使っているとき自分の目が金色に光っているように見えた。それも、イノベイターのように。
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それからは一人で魔法を使っているところを軍に見つかり保護され、風間大尉が新たに設立するという独立魔装大隊に組み込まれた。
私は『ソラン・イブラヒム』という偽名を使って行動し、ある時は航空母艦を切り刻み、またある時は敵の本陣に突っ込んで血の雨を降らせた。殺人に対しての忌避
感は最初から無くなっていた。
そんな中学生になったある日、幼なじみの二人から『親の用事で外国に行くことになった』 ことを電話で聞いた。
「また、会えるの?」
拓海とミキと私の三人で遊ぶ事が日常になっていたため、遊べなくなると思うと凄く寂しかった。
『高校に入る頃には戻れるみたいだし、1日一回位は連絡するよ』
そう聞いて安心したのか、当時の私は他愛ない雑談をして、「おやすみ」と言っていつも通りに寝た。
今ではどうして私から連絡しなかったのかと後悔している。
彼らからの連絡は一切なかった。
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その数ヵ月後、大亜連合が沖縄に攻めてきた。私は風間少佐に呼び出され、仲間の活路を開くため単独で敵地のど真ん中に降り立ち、私の持てる力の全てを使って殲滅した。
そして私は、血塗られた身体で戦い続けたせいなのか、「緋色の剣聖」と畏怖されるようになり、非公式ながら戦略級魔法師となった。
後に沖縄海戦と呼ばれる戦いは、戦略級魔法師を何人も投入した日本の圧倒的勝利で幕を閉じた。
初めまして、イェーレミーです。
読んでいただきありがとうございます。
圧倒的遅筆のため、期待しないで待っていてください