あれ?前回も言ったっけ?
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6月13日加筆しました。
もともとここまでだったのですが、なんか途中で切れちゃってて…。
ご迷惑をおかけしました。
「ひらけ~ゴマ!」
っ!アラジンの言葉で扉が勝手に開いていく。これが…
重い扉が開ききると、そこには辺り一面の白い霧。何も見えねぇ。
とりあえず足を進めてみる。
「二人とも。何か見つけたら言えよ~。」
いやしかしかなり広いな。さっきからだいぶ歩いた気が。
「お…何か影が…?」
一歩踏み出したところで、俺は足を止めた。目の前の光景に圧倒されたからだ。
「………。」
気づくとアラジン、ネギも隣に立って眼下の光景を見下ろしていた。そこにあったのは巨大な都市。未知の古代都市そのもの。
これはすげぇ。これが
さて、宝物庫を探しにいってみますか!
とりあえず一番でっかい塔まで来てみたが…。
「アラジン、ジンの金属器らしきものはあるか?」
「いや、見当たらない…というか、僕はどんな形をしているのかもよく分からないんだ。」
「宝物庫と言ってもかなり広いですから、焦らず探しましょう。」
「いや、君たちにはここで死んでもらう。」
「な…っ!」
咄嗟に振り下ろされた細剣を体をひねって避ける。
そこにいたのは間違えた道に進んだはずの領主様一行だった。
「お前ら…なんで…。間違った道を進んだはずじゃ。」
「ふむ。確かに僕たちはあの秘密の道を見つけられなかったがね。先に進んでいると、モルジアナが人の声が後ろからすると言いだしてね。引き返して君たちのあとを辿ったんだ。においを追ってね。」
つけられていたのか。気づかなかったな。
「と、いうことで君たち。大人しく死んでくれないかね!」
「やなこった!」
この小説初めてのバトルシーンが始まるぜ!
相手の戦力は三人。こっちも三人。相手は最強狩猟民族の末裔と怪力自慢の巨体、そして領主様だ。それに対してこっちは子供二人。
端から見たら明らかにこっちの方が不利だが、今はこいつらの力を信じるしかない。
「いけっ。モルジアナ!」
赤髪の女の子がすごい勢いで突っ込んでくる。俺が咄嗟に避けようとすると
「通しませんよっ!」
ネギが立ちふさがり、少女の蹴りを受け止めた。…受け止めただけで風が吹き荒れたんですけど。どんなキックしてるんですかね汗
「ネギ、大丈夫か?」
「任せてください!そろそろ空気脱却したいんで!」
やっぱ本人も気にしてたんだね。ごめんよ。
「むぅ。よし、つぎはゴルタス君に決めた!」
巨漢がこちらに向かってくるが、アラジンが前に出る。
「こっちにもおっきいお友達がいるんだよ!」
「頑張ろう。ウーゴくん!」
アラジンが笛から青の巨人を召還する。こっちは任せて大丈夫だろう。
こいつらに任せてばかりじゃ年上のプライドが許さねぇ。俺も一仕事しますか。
【モルジアナ】
なんで防がれるっ。この子供に何度も全力の攻撃を仕掛けているのに、すべてガードされている。
いや、ガードというより受け流している…?
「正解です。古老師ととの修行の成果ですね。」
「あなたの力と素早さは古老師をこえるかもしれませんが、気を使えないなら。」
「僕の敵じゃない!」
彼が私の蹴りの衝撃を後ろに流し、そのまま私の懐に入ってきて肘を振るう。軽い衝撃。
懐から追い出そうと膝蹴りをしようとするが。
私の体が崩れ落ちた。
「な…に?これ…は。」
「さっきの肘当ては発頸と言ってカンフーという武術の一つです。衝撃を体内に余すことなく与えることで普通の攻撃の何倍も威力が出るんですよ。」
「解説ありがとう。でも。私は負けられないのよっ。」
体にむち打ち立ち上がる。負けてはいけない。だって。
「領主様の命令なのだから。」
【ゴルタス】
青い巨人を前にして一言。
これは無理だ。
【アリババ】
今相手している領主様。あれだけ怖い噂を聞いていたから実力もそこそこあるんじゃないかと思っていたが…。
なんだ。この程度か。
「甘いぜお坊ちゃん。このレベルで王宮剣術なんて言えねぇよ。」
どうやら王宮剣術をかじった程度のようだが、その程度俺の敵じゃない。こう見えても昔王宮で育てられた俺は、ある程度の剣術の素養はある。
「首。脇、右腕、左足、足払いからの突き。全部お見通しってな!」
相手の攻撃をすべて捌ききって、攻撃に転じる。俺がすべての攻撃を受けきったのがそんなに意外なのか。ボケッとしやがって。
右腕を切り裂くイメージで寸止め。さすがに俺も人殺しにはなりたくない。どんなに嫌なやつでもな。
「モ…モルジアナ!助けに来い!」
必死に叫ぶ領主。呼ばれた少女がいる方に目を向けると、そこでは必死にこちらに向かおうとする少女とうまく通せんぼするネギがいた。
ネギはものすごい攻撃の嵐を避け、受け流ししながら少女の立ち位置をコントロールしていた。あの格闘センスはあんな年で身につけているものじゃないだろ…。
もう一人いた巨体の奴隷がいた方も見てみると、その奴隷の何倍もある青い巨人が彼を引きずってきていた。
どうやら戦いにならなかったようだ。ちょっと同情する。
「お前に助けは来ねぇよ。」
そう言うと観念したのか心が折れたのか、「俺は領主だ偉いんだぞ」とかぶつくさ言いながら俯いてしまった。
これならもう大丈夫だろう。
俺は近づいてくるアラジンと合流しそのままネギの相手を無力化しに向かった。
別にゴルタスさんが嫌いなわけではないのですが、アラジンが元気なまんま、しかも笛付きとなるとこんなバランスになっちゃいます。
ネギは体術だけですね。ぼちぼち魔法も取り戻していきますよ~。