周1であげられれば良い方な感じになりそうです。
待っていて下さる方、申し訳無いです。
前回の続きからです。
どうぞー
『進一さんどういうことですか?』
『何故…深海棲姫が…』
と言葉にして、二人ともあることに思い至った。
『『海に行ったんですね‼』』
悪戯がバレた子供のような感じで申し訳なさそうに
「ごめん、考えがあって…」
今にも泣きそうな声で大和が
『何で行ったんですか❗私達を置いてっ❗』
絶望にも近い表情で扶桑が
『もう独りにしないで…』
私の行動でこんなにも彼女達を悲しませてしまったのか。
少しの間、誰も言葉が出なかった。
沈黙を破ったのは、扶桑だった
『貴女に進一さんは渡さないわ』
決意を込めた一言だった。
この中で彼女だけが深海棲艦と戦っていたからなのかも知れない。
とても怯えた感じではあったが、しっかりとした瞳で港湾棲姫を見据えていた。
方や港湾棲姫は少し考えた後近づいて
【大丈夫、大丈夫…】
と言って、扶桑を抱きしめた。
その姿を見て先程の考えが正しいと確信した
「海に行った事は悪かったと思う。
だが、この子とは仲良くしてくれないか?」
大和が落ち着かない表情で
『何を言ってるんですか?深海棲艦なんですよ❗』
「それでもだよ」
と言って大和の顔を真剣に見つめた
「僕を信じてくれないかい?」
顔が真っ赤になったが、譲れないらしい
『貴方の事が、私は心配なんです』
と懸命に訴え掛けてきた
こんなにも想われていたとは思わなかった
でも、港湾さんは良い娘だからなぁ
顔を港湾さんの方に向けると
抱きしめている扶桑の頭を撫でていた
扶桑はパニックになっていた。
「港湾さん、扶桑を離してこっちにおいで」
パッと離してこちらにトコトコやって来て
期待を込めた目で顔を見てきた
多分、私が海でしたことを扶桑にしたのだろう
「港湾さんは優しいね」
と言って、頭を撫でてあげると
フニャッとした顔で
【仲良く出来るかなぁ?】
と聞いてきた。
「大丈夫、扶桑も大和も分かってくれるように、僕がちゃんと話すよ。
だから、先にあそこで休んでおいで」
と工厰に行くように伝える
【うん、また後でね 】
と言い残し手を振りながら歩いていった。
『ちゃんと説明して下さるんですね?』
と扶桑が言ってきたので
「少し長くなるけど良いかな?」
木に腰掛けて貰って
頷いたのを確認して話始めた。
「僕が海に行ったのは、深海棲艦とも仲良く出来ないかなと思ったからなんだ。
もしも聞いていた通り襲われたとしても
死ぬのは僕だけで
君達は無事だろうと思ったからね。
それで海に向かったら、砂浜で女の人が倒れていたんだ。
人だと思って助けてみたら、傷だらけの港湾さんだったんだけどね。」
と言った所で、お茶を一口飲んで真剣な二人の顔を見て、少し微笑んだ。
「これは僕の思い違いだったんだけど
深海棲艦は全部、海に居るあのクジラみたいなものだと思ってたんだ」
二人とも、何かを話そうとしたのを手で制止して
「君達は悪くないよ。
それに僕は今、生きてるし」
と言って、ははっと少し笑ってから
「でね、凄く怯えてたから落ち着かせたら
何故殺さなかったのかって聞かれたからさ。
僕はただ助けたかった、生きて欲しかった。
って答えたら、雰囲気が変わってね
君達も救いたいって言ったらなつかれたんだ」
話の途中で彼女達は泣き始めてしまった。
続けて良いものか考えて止まったところで
『続けて下さい』
と涙を拭きながら言ってくれた。
「で、連れて帰って来て彼女を見てて
ふと思ったんだ、艦娘も深海棲艦も変わらないんじゃないかってね。
違いは
艦娘は愛された記憶を持って産まれて、愛する者を守るために戦っているんじゃないか
深海棲艦は疎まれた記憶を持って産まれて、愛してくれる者を求めて戦っているんじゃないか
と思ったんだ…」
扶桑と大和の手を握って、しっかり目を見てから続きを話した
「もしかしたら考えが違うかもしれない
ただの思い上がった考えかもしれないけどさ
僕が彼女達も受け止めようと思った。
そして、扶桑みたいに悲しむ艦娘を減らしたいと思っている。
だからお願いだ、港湾棲姫とも仲良くしてくれないか?」
これでダメだったら私はどうすれば良いだろうか
どう説得すれば、彼女を受け入れてくれるのだろうか?
なんて考えていたら
扶桑が先に口を開いた
『進一さんの考えはわかりました、ですが私個人としてまだ彼女を完全に信用できません。
ですが、彼女はいつもの深海棲艦とは違いました。
なので少しだけ彼女を受け入れても良いかなと思っています』
嬉しかった。
思わず、扶桑を抱きしめた
「ありがとう、少しずつで良いからお互い分かり合って行ってね」
私を横目で見ながら
『私も彼女と仲良くしていきたいです。
もし進一さんの言った通りなら、悲しすぎます。』
ああ
なんだ、こんなにも優しいじゃないか
ちゃんと伝えれば、キチンと分かってくれる。
僕は彼女達を大事にしないといけないな
『それよりも私は、進一さんがまた一人で何処かに行ってしまいそうで…』
と言って、抱きしめて来た
所謂サンドイッチ状態になった
そして耳元で
『もう私達を置いていかないで下さいね?』
と優しく囁かれた
「うん。ごめん」
としか答えられなかった。
『じゃあ明日はずっと一緒にいてくださいね』
と扶桑から約束された。
「心配掛けてごめんね、もう遅いからなかに入ろうか?」
と言って、3人で仲良く工厰に入っていった。
しばらく4人と妖精さんでこの後の事を話をしてから
各自眠りに着いた。
どうでしたか?
自分の中で今回の話で大きな括りの1つが終了で、
次の話からまた別の括りの予定です。
~編みたいな感じではないので、括ってないですが…
もうすぐUA4000なので、5000とか10000とかになるか
お気に入りが100に到達したら、何かしたいなぁー
と思ってます。
ただし、具体的なものは考えてない
純粋な何かしたいなぁーです(笑)
感想、誤字脱字修正の報告、お待ちしております。
書くモチベーション上がるので、本当にお願いします。