提督と桜の木   作:ラシュル

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何時もありがとうございます。

今回は進一さん一人が多いので、読みにくい序盤になっているかと思います。
すみません。

ではどうぞ


アレの準備…

あれからキッチンでゼリーを作っている。

気がついたら果物の缶詰を7缶開けていた

 

と言うのも、考え事をしながら作っていたのだ。

 

内容は彼女達について

基本的に私に過保護なのだが、少し抜けている所がある

まあそこもかわいい所でも有るのだが…

 

彼女達曰く、私は一人にしてはいけないタイプらしい

 

以前までなら確かに危険だったと思う。

今は少し変わって来ていると思う

この2日で、無駄に死ぬつもりは無くなったからだ。

 

そう言っていたのに、先程から妖精さんすら追い出し

女子会?的な物を工厰で始めている

 

その結果、こうして一人になれたから良いのだが…

 

 

そしてもう一つ、彼女達は私に好意を持って接してくれている。

彼女達の事を娘のように感じているので、良いと言えば良いのだが

もう少しおしとやかな方が私は良いと思う。

 

好きな人が出来た時に、好感を持って貰いやすいと思うから

 

千代に関しては幼なじみみたいな感じではあるが、向こうもそうだろう。

ただ、まぁ、ね

その昔ちょっと気になったりはしてたからさ

恥ずかしさはあるよね。

 

イメージでは女子高の先生と生徒みたいな感じかな?

そんな感じで行こう。

勘違い=自意識過剰だと思って。

 

学生時代モテなかったしね

社会人になってやっと彼女出来たくらいだし

勘違いダメ絶対❗

 

 

よし。

気持ちの整理ができた。

 

 

丁度ゼリーも下拵えが出来たので、後は冷やし固めるだけの状態

後は冷凍庫に昨日の夜に忍ばせたシャーベット(ジップロック入りサイダー)と、アレが有れば完成なのだが

今はない❗

 

きっと妖精さんが持っているだろう。

 

 

さて、することも終えたので

妖精さんの所に行き、頼んでいた家に一人分の部屋が増やせるか聞きに行くとしますか

 

 

今いる場所から工厰を挟んだ反対側に目的地がある

 

そこまで少し歩くことにした。

少し痛むが歩けなくは無い

 

向かっている途中、工厰横の脇道でカワラナデシコが咲いていた

もう秋なんだなと感じながら、一つだけ摘んだ。

きっと彼女に似合うだろう。

 

 

こっちに来る前は春だったから、夏が無かったのか

 

少しずつ暑くなっていくと思ってたのに、服どうしようかな?

まだまだ暑いし、少し寒くなってから考えよう

それに私より彼女達の方が薄着だし、

そっちの方が心配だ

 

何て考え、脇道を抜けると

もう家は出来ていた。

 

流石は仕事の速い妖精さんだ。

 

近付き、声をかけた。

 

「やあ、もう作ってくれたのかい?」

 

<それはもう、待ちきれ無くてね>

と、鼻を擦りながら答えてくれた。

 

「そんなに好きなのかい?

お店の方が美味しいよ」

 

<君の作ったのが良いのさ>

間宮さんのも良いけどね 

と付け加えよじ登ってきた

 

「そうだ、ジンジャエールはあるかい?」

 

<もちろん❗中に冷やしてあるよ>

 

「さすがだね❗ありがとう」

 

<早速中に入って、見てくれないかい?>

 

「いや、食堂からゼリーとシャーベットを持ってくるよ」

 

肩で跳び跳ねながら

 

<もう作ってくれてたのかい?>

 

「うん、皆との親睦会も大事かなと思ってね」

と来た道を帰り

 

少し会話の間に

「千代を呼んできてくれて、ありがとう」

 

<助けられなかったんだ>

 

「君はちゃんと救えてたんだよ、きっとね」

と言って、小さな頭を撫でてやった。

 

<君には敵わないや>

少し目が赤くなっていたが、見なかったことにしよう

 

「僕の方こそ、君に助けられてばかりさ」

 

と、そこに港湾さんが前を横切って行くのが見えた

 

「港湾さん❗」

 

気が付いたらしく、笑顔で駆け寄ってきた。

 

<彼女にも手伝って貰ったんだよ?>

 

「そうだったのか」

 

目の前まで来た港湾さんに、先程のカワラナデシコを髪に飾ってあげた

そして、頭を撫でながら

 

「ありがとう、すっごく嬉しかっ…」

話の途中に抱き付かれた

 

【私はこんな事でしか、お返しできないから】

 

なんのことだろうか?

返すもなにも、僕は貰ってばかりだ

 

「僕が返さないといけないことの方が多いよ?」

 

と、諭すように肩に手を添え

 

「君が僕の、いや僕達の希望の一つなんだよ?

だから、一緒に生きてくれるだけで嬉しいんだよ」

 

私の肩の妖精さんも頷いていた。

 

【ありがとう】

 

悩みは解決出来ただろうか?

私じゃなくても、彼女達なら聞いてくれるんじゃないだろうか?

 

「皆とは仲良くできそうかい?」

 

ギュッと掴む力が強くなった

彼女はまだ馴染めていないのか

 

「そうか、まだ時間がかかりそうかな。

じゃあさ、友達とか連れて来ても来なよ?」

 

顔を上げて、少しだけ考えていた

 

「大丈夫❗港湾さんの友達なら、悪い娘はいないと思うから」

 

【本当に良いの?】

 

「うん、お菓子でもご飯でも食べに連れて来なよ」

と笑って答えた

 

【じゃあ、連れてくる❗】

 

と言って、海に駆けていった。

その背中に向けて

 

「ちゃんとここの事を説明するんだよー❗」

 

【はーい】

 

うん

やっぱり良い娘じゃないか❗

 

再び進み始めて

 

「出来れば皆とも仲良くできる娘だと嬉しいかな」

 

<君は凄いね>

 

「凄くなんか無いさ

ここは深海棲艦も艦娘も関係ない、ただ彼女達が幸せになれる場所にしたいんだ」

 

「その為なら、死んでも構わないんだから」

 

<君に死なれたら、僕も彼女達も悲しむことだけは覚えておいて欲しいかな?>

 

「ああ、覚えておくよ」

 

彼女達の笑顔を護れるのであれば、

この世界の人々を敵にまわしたとしても構わないとも思っているんだよ

 

そんなこと言えないけどね

 

「さて、港湾さんがいたって事は大和達も居るかもしれないね」

 

<そうだね>

 

「アレはまだ秘密だからね?」

 

<そうなのかい?>

 

「そうさ❗サプライズの方が楽しいだろう?」

 

<それもそうだね 

じゃあ少しだけ急いだ方がいいよ?>

 

「何でだい?」

 

<それはもうすぐお昼だからさ>

 

「急がないと扶桑が来てしまう❗」

 

少し速く、それでいて楽しげに二人は食堂に向かっていった。




読んでいただいてありがとうございます

どうでしたか?

まさかの千代田さん今回出ずって言うね
書き終えて気が付いた。

港湾さんと言うか、深海棲艦出す布石の回だと思っていただけたらと…

お気に入り100になったら、オレ、何かするんだ❗
と思いながら、なにも思い浮かばない。
なにしたら良いか、教えて偉い人(笑)

感想、誤字脱字報告お待ちしております。
読んで本文にも反映したりしてます。

だって、自分一人だと気が付かないこともあるんだもん。

では、ありがとうございました
次回もよろしくお願いします。
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