こっちは設定が色々難しくしたので、続きが………
とりあえずどうぞ
時刻は2100
外もすっかり暗くなり波の音だけが聴こえる
歓迎会の片付けも終わり自室に帰っている頃だろう
私は一人海岸に来た。
何かあったわけでもなくただ、海を眺めに来たのだ。
いや、少し考え事をしに来た。
今まで信じたものを失ってここに来た私に、彼女達を心から笑顔にすることが出来るのだろうか?
失った物を数えて生きてきた人間が、こんな役目を負っても良いものだろうか?
彼女達の笑顔や行動を見て、ここで起きたであろう事を聞き、心が揺らぐ
彼女たちから自由を奪っているのは他ならぬ人間なのでは無いか?
彼女達は優しい
その優しさが、今は苦しい。
彼女達を縛る鎖を絶ち切るにはどうすれば良い?
人が敵を決め戦い傷つく
ここでは敵はなく笑って過ごしている。
これは誰かが描いた夢の形なのかもしれない
それ故、脆く儚く砕けることもあるだろう。
ならばせめて私だけは彼女達の、夢幻の世界の住人でいても良いのではないか?
その為に犠牲が必要なら受け入れる準備だけはしておこう
それにまだ伝えていない事も……
『だーれだ?』
突然視界が暗くなった。
音もなく近づいて来ていた為少しビックリしたがこの声は…
「大和かな?」
手を離しながら
『ふふふ、何かお悩みですか?』
「少し寂しいなと思ってね、さっきまでが楽しかったから。それに私だけ楽しんでしまった様で申し訳無いなと思ってね」
『私達も楽しかったですよ?』
私の肩にそっと触れ
『あの娘達を、よろしくお願いしますね?』
と言い手を離した
あの娘達?
終わる前に遠くから
『進兄ぃー何してるのー?』
と言いながら千代田が来たので
「んー?大和と話してるだけだー」
『はぁ?大和さんはあっちにいるでしょ?』
少しむくれた声で言ってきたので
「ああ?いや今までそこに…」
居ない
『もう、しっかりしてよね❗』
隣に座って
『何か心配なことがあるの?』
顔を下から覗きこんで声かけてきた
『わたしでよければ聞くよ?』
「いや、大丈夫だ」
笑って返したが千代田には通じなかった。
『その顔をしてる時って、大丈夫じゃ無い時だって知ってるよ?
だって、何回も何回も見てきたから……
私じゃダメかな?』
少し心が締め付けられた気がして、俯いてしまった
「ダメじゃないんだけど…」
『私の目を見てよ…』
顔を上げるまで時間がかかってしまったが、その間何も言わず待ってくれていた。
しっかりと瞳を見つめると、そこにはしっかりとした意思で見つめてくれていた。
ああ、やっぱり自分はダメだなぁ
また彼女達に負担をかけようとしている
ゆっくりと口を開いていった
「自分も君達を苦しめた奴等と同じ人間でさ、こうして此処に居ることで皆に負担とか、嫌なことを思い出させたりしてしまっているんじゃないかと思ってね」
何かにすがるような声で言ってしまった。
『そんな事無いよ?居なくならないで?』
君たちは優しいから
「うん。ありがとう。
大和達にもいて欲しいと言われたんだけどね…
私がね。
いや、
人間が嫌なんだ、信じられない。
いや信じたくないんだ…
だから、自分の事も……」
私の手をぎゅっと握って
『私は?私の事も信じられない?』
首をふって
「信じてるよ、もちろん扶桑も大和も港湾さんもね?
でも…」
その先を言わせないように、さらに強く握って
『なら!
私達を信じてる、進兄ぃは…
貴方だけはどうか此処にいて?』
ドキッとした。
「自分は…」
『貴方じゃない❗』
真剣な目で、何処までも澄んだ瞳でこちらを射ぬく
『ずっと思ってた。たまに出てくる「自分」って誰だろう?って。
それは進兄ぃじゃないから、だよね?』
「自分は、川上進一だよ?」
首をゆっくりとふって
『進兄ぃなら「私は」って言うから貴方は違う』
手をすっと離し
『貴方は誰?』
自分は………
自分でかいた内容ながら、中途半端に切ってたんだなぁーと思いますが
期待せずにお待ち下さい。
批判は要りませんが、感想はお待ちしております。
よろしくお願いします。